JPH076703U - リングゲージ - Google Patents

リングゲージ

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JPH076703U
JPH076703U JP3661193U JP3661193U JPH076703U JP H076703 U JPH076703 U JP H076703U JP 3661193 U JP3661193 U JP 3661193U JP 3661193 U JP3661193 U JP 3661193U JP H076703 U JPH076703 U JP H076703U
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groove
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頴助 藤本
和子 関口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゲージ部2に台金部3を被嵌止着する製作時
に於いても、台金部3の経年変化が発生しても、焼き入
れ鋼或いは超硬であるゲージ部2にまで影響が及ばず、
ゲージ部2の精度を確保し続けることができ、ゲージ部
2と台金部3との接着強度も著しく向上するリングゲー
ジを提供すること。 【構成】 検査孔や検査用螺子孔などの検査部1を設け
た硬度の高い焼き入れ或いは超硬のゲージ部2の外周
に、台金部3を接着剤4で被嵌止着したリングゲージに
おいて、前記台金部3を樹脂で形成し、接着面となる前
記ゲージ部2の外周面5に接着剤4が入り込む凹溝6を
形成し、この接着面と対面する接着面となる樹脂製台金
部2の内周面7に接着剤4が入り込む対向凹溝8を前記
凹溝6と対向状態に配される位置に形成したリングゲー
ジ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、栓ゲージやネジゲージなど外径精度などを検査するのに用いられる リングゲージに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
リングゲージは、図6に示すように一般に中央に精度の高い検査孔1(或いは 検査用螺子孔)などの検査部1を設けたリング状のゲージ部2の外周に、リング 状の台金部3を接着剤4で被嵌止着した構成である。このゲージ部2は検査部分 であるため高い精度が要求されることから、硬度の高い金属製の超硬材或いは焼 入れ鋼で製作し、台金部3も硬度の高いSKSなどの金属で製作されていた。
【0003】 従って、台金部3を被嵌止着する製作時や、製作後の台金部3の経年変化の影 響をうけ、ゲージ部2の精度が変化する傾向があった。
【0004】 よって、ゲージ部2に影響を与えない台金部3の材質とその台金部3をゲージ 部2に確実に一体化する手法がもとめられていた。
【0005】 本考案は、このような技術的課題を解決するリングゲージを提供することを目 的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
【0007】 検査孔や検査用螺子孔などの検査部1を設けた硬度の高い金属製のゲージ部2 の外周に、台金部3を接着剤4で被嵌止着したリングゲージにおいて、前記台金 部3を樹脂で形成し、接着面となる前記ゲージ部2の外周面5に接着剤4が入り 込む凹溝6を形成し、この接着面と対面する接着面となる樹脂製台金部2の内周 面7に接着剤4が入り込む対向凹溝8を前記凹溝6と対向状態に配される位置に 形成したことを特徴とするリングゲージに係るものである。
【0008】
【作用】
ゲージ部2は硬度の高い金属製で、これに被嵌止着される台金部3は樹脂製で ある。
【0009】 従って、樹脂は金属に比して柔らかいため、台金部3をゲージ部2に被嵌止着 して製作する際や、台金部3が経年変化しても、ゲージ部2にはその影響が与え られず、ゲージ部2の精度が保持される。
【0010】 また、単にフラット面で対向当接する接着面同志を接着剤4で止着するのでは なく、互いに対向する凹溝6と対向凹溝8とに接着剤4が入り込んだ状態でゲー ジ部2と台金部3とは接着されるため、接合強度は著しく高くなる。
【0011】 図5は、接着面に対して平行なスライド荷重が加わったときのゲージ部2に対 する台金部3のズレ移動の変位を測定した試験結果を示すもので、図5(a)は後 述する実施例における構成であるが、凹溝6や対向凹溝8が全くない接着面が単 なるフラット面であるもので、図5(b)は実施例に係るもので凹溝6と対向凹溝 8とを対向状態に接着面全周に一条形成したものである。この試験結果から著し く接着強度が向上することが確認された。
【0012】
【実施例】
本実施例ではリング状のゲージ部2は金属製の超硬材或いは焼入れ鋼で構成し 、これに被嵌止着するリング状の台金部3は硬度が比較的柔らかく、油性に強い デルリンで構成している。
【0013】 リングゲージを使用するときは、使用者は台金部3を固定して被測定物と検査 孔や検査用螺子孔などの検査部1との嵌合若しくは螺合状態をみるので、ゲージ 部2と台金部3との接着強度が十分で無ければならない。
【0014】 本実施例では、図2に示すように接着面となる前記ゲージ部2のリング外周面 5に接着剤4が入り込む凹溝6を形成し、この接着面と対面する接着面となる樹 脂製台金部2の内周面7に接着剤4が入り込む対向凹溝8を前記凹溝6と対向状 態に配される位置に形成している。
【0015】 本実施例では、凹溝6とこれと対向凹溝8とに入り込む接着剤4によりくさび 効果が得られ、前述した図5に示す試験結果に示すように単にフラット面での接 合によるものよりも強固に支持できる。
【0016】 更に、超硬など加工の困難な材料でも簡単な凹溝の切削加工で良いので容易に 製作できる。
【0017】 図1,図2は、ゲージ部2の中心に検査孔1を設けた栓ゲージに本考案を適用 した第1実施例を示す。
【0018】 本実施例のような栓ゲージの場合は、ゲージ部2に対して主に軸方向の力が加 えられるので以下の構造とする。
【0019】 ゲージ部2と台金部3の接合面5・7に、それぞれ互いに対向した位置に凹溝 6と対向凹溝8とを全周に円周状にして一条設ける。
【0020】 この凹溝6・8の数は強度を求められる時は複数本(複数対)としても良い。
【0021】 凹溝6・8の軸方向の位置は外面に均等になる位置に設ける(1ケの時はほぼ 中央)ことによってどちら側の面からも被測定物の挿入に対して均一な強度が得 られる。
【0022】 通常使用では凹溝6・8は1本(一対)で十分な強度を有する。
【0023】 図3は、ゲージ部2の中心に検査用螺子孔1を設けたネジゲージに本考案を適 用した第2実施例を示す。
【0024】 ネジゲージの場合は、ゲージ部2に対して主に軸方向の力と、軸中心を中心と するねじり方向の力との両方がかかるので以下の構造とする。
【0025】 ゲージ部2と台金部3の接合面5・7に第一の凹溝6と対向凹溝8とを第1実 施例のようにそれぞれ対向した位置に接合面に沿った円周状に設けると共に、第 2の凹溝6'と対向凹溝8'とを軸方向に平行で接合面に沿った一ケ所に直線状に 設ける。
【0026】 第1第2の凹溝6,6'・8,8'は複数本としても良いし、その位置も第一の実 施例と同様に適宜設計し得る。ただし第2の凹溝6'・8'を複数本(複数対)設け る場合には軸対称の位置に設ける。
【0027】 通常使用では凹溝は各1本(各一対)づつで十分な強度を得られる。
【0028】 この本数を余り増やす事は加工工数増加で好ましく無い。
【0029】 第1第2の実施例に於いて、図4に示すようにゲージ部2側の凹溝6,6'より も台金部3側の対向凹溝8,8'の幅を、図(a)に示すように同一とせず、図4(c) のように多少大として製作することが望ましい。接合時のズレにより図4(b)の ように対向接着するくさび作用を果たす部分が細くなり強度が劣化することが妨 げることとなるからである。
【0030】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成したから、台金部をデルリンなどの比較的柔らかい 材料である樹脂で構成されるため、被嵌止着製作時に於いても台金部の経年変化 が発生しても、超硬材や焼入れ鋼であるゲージ部にまで影響が及ばず、ゲージ部 の精度を確保し続けることができ、精度向上がはかれる。また、台金部の接着後 にゲージ部を再加工して精度調整をする必要もなくなる。
【0031】 更に、台金部に外力が加わってもゲージ部にまで影響を与えない。
【0032】 また、台金部が樹脂で有るため成形も比較的容易にでき、また「止まり」「通し」 や「検工」の種別などの用途別を樹脂の色彩で分ける事も容易となり使用者の管理 が楽になる。
【0033】 更に、刻印作業も容易になる。樹脂を使用できるので製作コストを廉価にでき る。
【0034】 また、上述のようにゲージ部と台金部との被嵌止着強度が著しく向上し、実用 性に秀れたリングゲージとなる。
【提出日】平成5年11月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高精度に加工された品物の外径精度を検査するのに用いられるリン グゲージに関するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
リングゲージは、図6に示すように一般に中央に精度の高い検査孔1(或いは 検査用螺子孔)などの検査部1を設けたリング状のゲージ部2の外周に、リング 状の台金部3を接着剤4で被嵌止着した構成である。このゲージ部2は検査部分 であるため高い精度が要求されることから、硬度の高い超硬或いは焼入れ鋼で製 作し、台金部3も硬度の高いSKSなどの金属で製作されていた。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 図5は、接着面に対して平行なスラスト荷重が加わったときのゲージ部2に 対する台金部3のズレ移動の変位を測定した試験結果を示すもので、図5(a)は 後述する実施例における構成であるが、凹溝6や対向凹溝8が全くない接着面が 単なるフラット面であるもので、図5(b)は実施例に係るもので凹溝6と対向凹 溝8とを対向状態に接着面全周に一条形成したものである。この試験結果から著 しく接着強度が向上することが確認された。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 本実施例のようなリングゲージの場合は、ゲージ部2に対して主に軸方向の力 が加えられるので以下の構造とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の平面図及び側断面図である。
【図2】第1実施例の接着部の拡大正断面図である。
【図3】第2実施例の平面図及び側断面図である。
【図4】第1及び第2実施例における接着部の構造例を
示す説明図である。
【図5】本実施例の接着強度の比較試験結果を示すグラ
フである。
【図6】従来例の平面図及び側断面図である。
【符号の説明】
1 検査部 2 ゲージ部 3 台金部 4 接着剤 5 外周面 6 凹溝 7 内周面 8 対向凹溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査孔や検査用螺子孔などの検査部を設
    けた硬度の高い金属製のゲージ部の外周に、台金部を接
    着剤で被嵌止着したリングゲージにおいて、前記台金部
    を樹脂で形成し、接着面となる前記ゲージ部の外周面に
    接着剤が入り込む凹溝を形成し、この接着面と対面する
    接着面となる樹脂製台金部の内周面に接着剤が入り込む
    対向凹溝を前記凹溝と対向状態に配される位置に形成し
    たことを特徴とするリングゲージ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013015171A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Aron Kasei Co Ltd リング装着軟質樹脂パイプ及びその製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5460028A (en) * 1977-10-20 1979-05-15 Kazuyoshi Sakai Elliptical drawing instrument
JPS59793A (ja) * 1982-06-28 1984-01-05 Nec Corp 座標整合量決定装置
JPH04289015A (ja) * 1991-03-15 1992-10-14 Masao Oda スリッタナイフの超硬チップ固定方法

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