JPH04289015A - スリッタナイフの超硬チップ固定方法 - Google Patents
スリッタナイフの超硬チップ固定方法Info
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- JPH04289015A JPH04289015A JP5094291A JP5094291A JPH04289015A JP H04289015 A JPH04289015 A JP H04289015A JP 5094291 A JP5094291 A JP 5094291A JP 5094291 A JP5094291 A JP 5094291A JP H04289015 A JPH04289015 A JP H04289015A
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Landscapes
- Shearing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は薄鋼板などの金属板を
走行させながら上下の円板状スリッタナイフで切断する
スリッタマシンに用いるスリッタナイフの超硬チップ固
定方法に関する。
走行させながら上下の円板状スリッタナイフで切断する
スリッタマシンに用いるスリッタナイフの超硬チップ固
定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4(a)、(b)は従来のスリッタナ
イフ1を示すものである。図4(a)において、2は冶
金鋼材からなるリング状の本体でその外周に焼結合金か
らなるリング状の超硬チップ3をはめ、銀ローなどの硬
ロー4により両者を一体に結合している。
イフ1を示すものである。図4(a)において、2は冶
金鋼材からなるリング状の本体でその外周に焼結合金か
らなるリング状の超硬チップ3をはめ、銀ローなどの硬
ロー4により両者を一体に結合している。
【0003】また、図4(b)に示すものは本体2の外
周の片側に全周に亘る凹所5を設け、この凹所5に超硬
チップ3をはめてその側面を凹所5の側面に硬ロー4で
一体に結合しているが、この場合、チップ3の内周面と
、これに対向する凹所5の周面の間に約1mm〜2mm
の隙間Sを設けている。
周の片側に全周に亘る凹所5を設け、この凹所5に超硬
チップ3をはめてその側面を凹所5の側面に硬ロー4で
一体に結合しているが、この場合、チップ3の内周面と
、これに対向する凹所5の周面の間に約1mm〜2mm
の隙間Sを設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例に用いてい
る超硬チップ3は粉末材料を圧縮加熱して製造するので
外圧による圧縮には強いが内圧に弱く、膨脹係数が小さ
い。これに対して本体2を構成する鋼材、例えばSS材
やS45C〜S55Cなどは膨脹係数が大きい。
る超硬チップ3は粉末材料を圧縮加熱して製造するので
外圧による圧縮には強いが内圧に弱く、膨脹係数が小さ
い。これに対して本体2を構成する鋼材、例えばSS材
やS45C〜S55Cなどは膨脹係数が大きい。
【0005】このため、図4(a)のような構造にする
と、ロー付けの際の高温(銀ローで800℃)による両
者の膨脹の差によりチップ3が割れてしまう。
と、ロー付けの際の高温(銀ローで800℃)による両
者の膨脹の差によりチップ3が割れてしまう。
【0006】このため、チップ3を肉厚の大きいもの、
例えば直径250mmの場合チップの肉厚を20mm程
度にしなければならない。
例えば直径250mmの場合チップの肉厚を20mm程
度にしなければならない。
【0007】また、上記のスリッタナイフ1は図5のよ
うに上下の軸6に取付金具7を介して固定し、この両ス
リッタナイフ1を上下にかみ合せて鋼板などの被切断材
9を切断している。
うに上下の軸6に取付金具7を介して固定し、この両ス
リッタナイフ1を上下にかみ合せて鋼板などの被切断材
9を切断している。
【0008】従って、スリッタナイフ1は切断時の反力
で矢印のように厚さ方向にずれようとするので、ロー付
けしていても長時間使用しているとチップ3が本体2に
対してずれてくる。従って、頻繁に切削して修正する必
要があり、このため本体2を硬度の低い材質にして削り
易いようにしている。
で矢印のように厚さ方向にずれようとするので、ロー付
けしていても長時間使用しているとチップ3が本体2に
対してずれてくる。従って、頻繁に切削して修正する必
要があり、このため本体2を硬度の低い材質にして削り
易いようにしている。
【0009】また、厚さ全部を修理して使い切ることは
なくむだである。
なくむだである。
【0010】図4(b)のものは上記の図4(a)を改
良したものである。すなわち、本体2の膨脹の影響を受
けないように凹所5の周面とチップ3の内周面の間に隙
間Sを設けたものであるが、チップ3には面圧も加わり
、外径方向からの圧力もあるのでこの場合もずれが生じ
てくる。
良したものである。すなわち、本体2の膨脹の影響を受
けないように凹所5の周面とチップ3の内周面の間に隙
間Sを設けたものであるが、チップ3には面圧も加わり
、外径方向からの圧力もあるのでこの場合もずれが生じ
てくる。
【0011】上記、図4(a)、(b)の何れもが板状
のロー材をスリッタナイフの寸法に合せて加工したもの
を用いるので、加工賃も高く、ロー材も高価である。ま
た、前記のように高い熱を加えて接合するときに、ロー
材が溶融して流れてしまい、接合がうまくいかない場合
も多く、溶融時にガスが発生して、ピンホールを作る原
因となるおそれがある。
のロー材をスリッタナイフの寸法に合せて加工したもの
を用いるので、加工賃も高く、ロー材も高価である。ま
た、前記のように高い熱を加えて接合するときに、ロー
材が溶融して流れてしまい、接合がうまくいかない場合
も多く、溶融時にガスが発生して、ピンホールを作る原
因となるおそれがある。
【0012】それを防ぐために、ロー付けの際に、接合
部に圧力を加えながらチップと本体とを動かす作業をし
なければならないので、図4(b)に示すような隙間S
を正確に作ることが困難である。
部に圧力を加えながらチップと本体とを動かす作業をし
なければならないので、図4(b)に示すような隙間S
を正確に作ることが困難である。
【0013】この発明の課題は上記のような従来方法の
問題点を解決して、接着剤を用いて加熱することなくス
リッタナイフ本体にチップを固定する方法を提供するこ
とである。
問題点を解決して、接着剤を用いて加熱することなくス
リッタナイフ本体にチップを固定する方法を提供するこ
とである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は冶金により製作した鋼材などからなる
円形リング状の本体の外周に、その一側面から凹入する
凹所を全周に亘って設け、焼結合金からなるリング状の
超硬チップを上記凹所にはめ込んで接着剤により接着し
、上記凹所と上記チップの対向面に互に係合する係止部
を設けたスリッタナイフの超硬チップ固定方法を提供す
る。
めに、この発明は冶金により製作した鋼材などからなる
円形リング状の本体の外周に、その一側面から凹入する
凹所を全周に亘って設け、焼結合金からなるリング状の
超硬チップを上記凹所にはめ込んで接着剤により接着し
、上記凹所と上記チップの対向面に互に係合する係止部
を設けたスリッタナイフの超硬チップ固定方法を提供す
る。
【0015】
【実施例】図1ないし図3に示す実施例において、スリ
ッタナイフ11は冶金鋼材からなるリング状の本体12
と焼結合金からなるリング状の超硬チップ13からなる
もので、本体12の外周の片側に全周に亘る凹所14を
形成し、この凹所14に上記チップ13をはめ、接着剤
10で固定するものである。
ッタナイフ11は冶金鋼材からなるリング状の本体12
と焼結合金からなるリング状の超硬チップ13からなる
もので、本体12の外周の片側に全周に亘る凹所14を
形成し、この凹所14に上記チップ13をはめ、接着剤
10で固定するものである。
【0016】そして、図2(a)および図3(a)の場
合は本体12の凹所14の周面とチップ13の内周面の
数個所に円弧状の凹溝15、16を相対向するよう軸方
向にそれぞれ形成し、鋼材などからなる複数の丸棒状係
止ピン17を各凹溝15、16に跨がるように打ち込む
。
合は本体12の凹所14の周面とチップ13の内周面の
数個所に円弧状の凹溝15、16を相対向するよう軸方
向にそれぞれ形成し、鋼材などからなる複数の丸棒状係
止ピン17を各凹溝15、16に跨がるように打ち込む
。
【0017】また、図2(b)および図3(b)の実施
例は凹溝15、16がV溝となり、係止ピン17が角棒
状となった点が異なる。
例は凹溝15、16がV溝となり、係止ピン17が角棒
状となった点が異なる。
【0018】図2(c)および図3(c)の実施例は本
体12の凹所14の周面の数個所に軸方向の山形の突条
19を設け、超硬チップ13の内周面には上記突条19
に適合するV形の凹溝20を形成する。
体12の凹所14の周面の数個所に軸方向の山形の突条
19を設け、超硬チップ13の内周面には上記突条19
に適合するV形の凹溝20を形成する。
【0019】図2(d)および図3(d)の実施例は突
条19が半丸横断面となり、凹溝20が横断面半丸形と
なっている。
条19が半丸横断面となり、凹溝20が横断面半丸形と
なっている。
【0020】凹溝15、16と係止ピン17の場合、凹
溝15、16を図2(b)の鎖線のように図示例以外の
角形などにしてもよい。また、突条19と凹溝20の場
合も図2(c)の鎖線のように角形の突条19と角形の
凹溝20にするなど任意の形状にできる。
溝15、16を図2(b)の鎖線のように図示例以外の
角形などにしてもよい。また、突条19と凹溝20の場
合も図2(c)の鎖線のように角形の突条19と角形の
凹溝20にするなど任意の形状にできる。
【0021】
【効果】この発明方法は前記のように冶金により製作し
た鋼材などからなる円形リング状の本体の外周に、その
一側面から凹入する凹所を全周に亘って設け、焼結合金
からなるリング状の超硬チップを上記凹所にはめ込んで
接着剤により接着するものであるから、従来方法のよう
に接合時に高温に加熱する必要がない。従って接合後直
ちに仕上加工ができ、チップの肉厚もロー付けという作
業面での限界肉厚でなく、チップ製作そのものの限界に
挑戦できる。
た鋼材などからなる円形リング状の本体の外周に、その
一側面から凹入する凹所を全周に亘って設け、焼結合金
からなるリング状の超硬チップを上記凹所にはめ込んで
接着剤により接着するものであるから、従来方法のよう
に接合時に高温に加熱する必要がない。従って接合後直
ちに仕上加工ができ、チップの肉厚もロー付けという作
業面での限界肉厚でなく、チップ製作そのものの限界に
挑戦できる。
【0022】スリッタナイフはチップの肉厚を使用する
のではなく、外周のエッジを使用するものである。従っ
て、この発明方法により例えば直径150mmのもので
、肉厚3mmの非常に肉の薄いチップをもつものが製作
でき、仕上後2mmの肉厚のものも製作できる。
のではなく、外周のエッジを使用するものである。従っ
て、この発明方法により例えば直径150mmのもので
、肉厚3mmの非常に肉の薄いチップをもつものが製作
でき、仕上後2mmの肉厚のものも製作できる。
【0023】チップのずれが生じないので切削による修
正の必要がなくなる。従って、本体の硬度を上げること
ができ、被切断物が本体にすれて通過しても疵が付かな
いので長期間に亘り高い精度が維持できる。
正の必要がなくなる。従って、本体の硬度を上げること
ができ、被切断物が本体にすれて通過しても疵が付かな
いので長期間に亘り高い精度が維持できる。
【0024】さらに、本体の凹所の周面とチップの内周
面の隙間は従来のように1mm〜2mmもとる必要はな
く、0.03mm〜0.05mm程度で接着できるので
接着後は本体とチップが一体となったものと変わらない
。例えば巾5mmで、本体の直径90mm、チップを含
む全体の直径100mmのスリッタナイフで面だけの接
着で1000kgの荷重に耐えることが実験の結果明ら
かとなっている。
面の隙間は従来のように1mm〜2mmもとる必要はな
く、0.03mm〜0.05mm程度で接着できるので
接着後は本体とチップが一体となったものと変わらない
。例えば巾5mmで、本体の直径90mm、チップを含
む全体の直径100mmのスリッタナイフで面だけの接
着で1000kgの荷重に耐えることが実験の結果明ら
かとなっている。
【0025】また、この発明の方法は本体に設けた凹所
と上記チップの対向面に互に係合する係止部を設けたも
のであるから、接着剤により本体と超硬チップが相当強
固に結合しているうえに、係合部により本体と超硬チッ
プとをあたかもキー止めのように回り止めするので本体
とチップの固定の効果は絶大であり、接着剤が劣化して
もキー止め効果でチップは動かない。
と上記チップの対向面に互に係合する係止部を設けたも
のであるから、接着剤により本体と超硬チップが相当強
固に結合しているうえに、係合部により本体と超硬チッ
プとをあたかもキー止めのように回り止めするので本体
とチップの固定の効果は絶大であり、接着剤が劣化して
もキー止め効果でチップは動かない。
【0026】また、接着剤として熱硬化製のものを用い
ると、高温部での使用も可能となる。
ると、高温部での使用も可能となる。
【0027】接着剤を用いるものであるから本体の材質
を選ぶ必要がなく、高価なロー材やロー付設備が不要と
なるなどの効果がある。
を選ぶ必要がなく、高価なロー材やロー付設備が不要と
なるなどの効果がある。
【図1】実施例の拡大縦断側面図
【図2】各実施例の一部切欠正面図
【図3】図2(a)、(b)、(c)、(d)の各A−
A、B−B、C−C、D−D線に沿う縦断側面図
A、B−B、C−C、D−D線に沿う縦断側面図
【図4
】各従来例の拡大縦断側面図
】各従来例の拡大縦断側面図
【図5】スリッタナイフの作用を示す正面図
10 接着剤
11 スリッタナイフ
12 本体
13 超硬チップ
14 凹所
15 凹溝
16 凹溝
17 係止ピン
19 突条
20 凹溝
Claims (1)
- 【請求項1】 冶金により製作した鋼材などからなる
円形リング状の本体の外周に、その一側面から凹入する
凹所を全周に亘って設け、焼結合金からなるリング状の
超硬チップを上記凹所にはめ込んで接着剤により接着し
、上記凹所と上記チップの対向面に互に係合する係止部
を設けたスリッタナイフの超硬チップ固定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5094291A JPH04289015A (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | スリッタナイフの超硬チップ固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5094291A JPH04289015A (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | スリッタナイフの超硬チップ固定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04289015A true JPH04289015A (ja) | 1992-10-14 |
Family
ID=12872879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5094291A Pending JPH04289015A (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | スリッタナイフの超硬チップ固定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04289015A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH076703U (ja) * | 1993-07-05 | 1995-01-31 | 株式会社第一測範製作所 | リングゲージ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02106214A (ja) * | 1988-10-13 | 1990-04-18 | Daito Koki Kk | ディスク型切断具 |
-
1991
- 1991-03-15 JP JP5094291A patent/JPH04289015A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02106214A (ja) * | 1988-10-13 | 1990-04-18 | Daito Koki Kk | ディスク型切断具 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH076703U (ja) * | 1993-07-05 | 1995-01-31 | 株式会社第一測範製作所 | リングゲージ |
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