JPH0766621A - アンテナ反射鏡面用メッシュ材料 - Google Patents

アンテナ反射鏡面用メッシュ材料

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JPH0766621A
JPH0766621A JP21140493A JP21140493A JPH0766621A JP H0766621 A JPH0766621 A JP H0766621A JP 21140493 A JP21140493 A JP 21140493A JP 21140493 A JP21140493 A JP 21140493A JP H0766621 A JPH0766621 A JP H0766621A
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JP
Japan
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mirror surface
mesh
support points
mesh material
around
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Pending
Application number
JP21140493A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruyoshi Okamoto
照喜 岡本
Mitsuaki Ogasa
光明 織笠
Tatsuyoshi Aisaka
達吉 逢坂
Kyoko Tokunaga
恭子 徳永
Koichi Furukawa
功一 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENKYUSHO KK
Toshiba Corp
Original Assignee
UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENKYUSHO KK
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENKYUSHO KK, Toshiba Corp filed Critical UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Publication of JPH0766621A publication Critical patent/JPH0766621A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、鏡面調整作業の簡略化を図り得、
且つ信頼性の高い折畳み展開動作を実現に寄与し得るよ
うにすることにある。 【構成】、導電性線材10aを略六角形状の編目に織込
んた導電性メッシュ10を形成して、この導電性メッシ
ュ10の編目の頂点を支持点として鏡面形状に張架する
ことにより、その支持点回りの弾性率の均一化を図り、
所期の目的を達成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば人工衛星に搭
載される鏡面アンテナの反射鏡面を形成するのに用いる
アンテナ反射鏡面用メッシュ材料に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、鏡面アンテナにおいて
は、その特性の向上を図る手段として、アンテナ反射鏡
面の大口径化が不可欠である。このように大口径の反射
鏡面を得る方法としては、柔軟性と共に、弾力性に富ん
だメッシュ材料を用いたアンテナ反射鏡面を形成するの
が有利とされている。このメッシュ材料を用いたアンテ
ナ反射鏡面は、その支持構造体を小さくすることが可能
であることにより、自重による変形が小さい。また、高
い建物や山間僻地への運搬・設置が容易なうえ、雨水や
融雪水の反射鏡面からの排水が容易であるという利点を
有する。そして、このような鏡面アンテナは宇宙空間に
構築する場合、そのアンテナ反射鏡面の折り畳み展開が
容易なことから、打上げ用フェアリングスペースの確保
が容易となるという利点を有する。
【0003】図3はこのような鏡面アンテナを示すもの
で、メッシュ材料が展張されたメッシュ鏡面1が支持構
造体2を介して配設され、このメッシュ鏡面1には給電
部3が給電支持部材4を介して対向配置される。このメ
ッシュ材料は、支持構造体2が組立てられた状態で、展
張されて所望の鏡面精度に設定されるために、柔軟性及
び弾性力に富み、所望の電気的特性を有した導電性繊維
等の導電性線材が編目状に織込まれて形成される。
【0004】ところで、最近の通信分野においては、通
信衛星の多様化にともないマルチバンド化、マルチビー
ム化が進められている。このような鏡面アンテナとして
は、そのアンテナ反射鏡面の大形化と共に、高精度化が
要求されることから、メッシュ鏡面1を構成する場合に
は、外力や熱による変形を受けにくく、鏡面調整が容易
なメッシュ材料が有利である。
【0005】このような従来のメッシュ材料としては、
米国特許(US Patent Nunber:4,609,923 、Date of Pate
nt :Sep.2,1986) 、特開昭64ー39103号公報、及
び特開平2ー219307号公報等に記載されていると
ころの金メッキモリブデン線またはタングステン線を用
いたものがある。そして、このメッシュ材料は、基線と
なるモリブデン線またはタングステン線の導電性繊維が
材質上、酸化し易いために、金メッキ処理が施された
後、ループ状に一重、または二重に織込んだトリコット
編みや、二重インレイ織り等で織込まれ、図3に示すメ
ッシュ鏡面1として用いられる。
【0006】ところで、このようなメッシュ材料を所望
の鏡面形状に張架し、調整する手段としては、そのメッ
シュ材料の力学的特性、特に弾性率が織込み組織に依存
して、方向性を有するために、その弾性率の方向性を考
慮して、編目上の所定の位置を正確に支持する支持構造
を用いて形成される。
【0007】しかしながら、上記メッシュ材料では、鏡
面形状に張架する場合、その編目の所定の位置を正確に
支持しないと、鏡面全体の複数の支持点回りの力の分布
が不均一となり、その鏡面調整作業が非常に複雑とな
り、高精度な鏡面精度を確保するのが困難となるため
に、高精度な支持構造が要求される。
【0008】また、上記メッシュ材料では、張架する際
の支持点を鏡面形状に基づいて設定した場合、その織込
み構造との関係から支持点回りの弾性率が異なり易く、
支持点回りの弾性率が異なると、各支持点回りの力の分
布が不均一となり、その鏡面調整作業が非常に面倒とな
るという問題を有する。
【0009】さらに、これによると、支持点回りの弾性
率が異なっている状態おいて、展開式のアンテナ反射鏡
を構成した場合には、鏡面全体が支持点からの負荷力を
受けて展開する際に、支持点毎に力の分布が不均一とな
り、支持点の展開動作に悪影響を及ぼしす妨害する力が
働いて、安定した展開動作が困難となる虞を有する。係
る問題は、高周波用を構成する場合には、メッシュ材料
の編目形状が非常に細かくなることで、さらに正確な支
持構造を実現するのが困難となる。
【0010】
【発明が解決しようと課題】以上述べたように、従来の
アンテナ反射鏡用メッシュ材料では、支持点での弾性率
を均一に設定するのが困難で、鏡面調整作業が非常に面
倒であると共に、展開動作制御の信頼性が劣るという問
題を有する。
【0011】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、構成簡易にして、鏡面調整作業の簡略化を図り
得、且つ信頼性の高い折畳み展開動作を実現し得るよう
にしたアンテナ反射鏡面用メッシュ材料を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するため手段及び作用】この発明は、導電
性線材を織込んでなるアンテナ反射鏡面用メッシュ材料
において、前記導電性線材を織込んだ編目を略六角形状
に形成するように構成した。上記構成によれば、略円形
状の鏡面形状に張架して、その編目の頂点を支持点とす
ると、支持点の弾性率は、該支持点回りにおいて均一化
される。従って、支持点回りの力の分布が均一化され、
簡便な鏡面調整作業が可能となると共に、信頼性の高い
折畳み展開動作が可能となる。
【0013】また、この発明は、略六角形状の編目を少
なくとも2色の導電性材料を用いて織込んで所定の編目
間隔おきに色模様を形成するように構成した。上記構成
によれば、鏡面形状に張架した状態で、色模様を基準に
して、弾性率の方向性を考慮して支持点を設定して、支
持点回りの力の分布が均一化される。従って、支持点回
りの力の分布が均一化され、簡便な鏡面調整作業が可能
となると共に、信頼性の高い折畳み展開動作が可能とな
る。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係
るアンテナ反射鏡面用メッシュ材料を示すもので、前記
メッシュ鏡面1を構成する導電性メッシュ10である。
すなわち、導電性メッシュ10は、例えば線径が20μ
mの金メッキモリブデンの導電性線材10aを複数、例
えば4本(撚り回数:1回/25mm)で撚って束が形
成され、この束をトリコット編み機を用いて略六角形状
の編目に織込んで形成し、例えば直径2.5mの略円形
状に切断されて前記メッシュ鏡面1(図3参照)が形成
される。
【0015】ここで、導電性メッシュ10は、導電性線
材10aを織込んだ編目の頂点が支持点として所定の鏡
面形状に形成されて前記メッシュ鏡面1が形成される。
これにより、メッシュ鏡面1は、その支持点と鏡面形状
とが略対称となり、導電性メッシュ10の各支持点回り
の弾性率が均一となり、支持点回りの力の分布が均一化
される。この結果、メッシュ鏡面1は、導電性メッシュ
10の張架状態において、その鏡面調整作業を行うこと
により、その反射率が14GHZ において、所望の電気
特性を確保することができる98%〜99%まで設定す
ることが可能となる。これは、実験的に確認される。
【0016】また、例えばメッシュ鏡面1を折畳み展開
自在に構成した場合には、折畳み状態から展開される際
に、導電性メッシュ10の各支持点の弾性率が均一に設
定されていることにより、該支持点回りに展開を妨害す
る負荷力が働くことなく、安定した展開動作が行われ
る。
【0017】このように、上記アンテナ反射鏡面用メッ
シュ材料は、導電性線材10aを略六角形状の編目に織
込んた導電性メッシュ10を形成して、この導電性メッ
シュ10の編目の頂点を支持点として鏡面形状に張架す
るように構成した。これによれば、導電性メッシュ10
を鏡面形状に張架した状態で、支持点と鏡面形状が略対
称となり、該支持点回りの弾性率が略均一に設定され
て、支持点回りの力の分布が均一化され、その鏡面調整
が容易に実現可能となる。また、これによれば、メッシ
ュ鏡面1を折畳み展開する場合、支持点の弾性力が均一
に形成されることにより、折畳み展開を妨害する力の発
生が効果的に防止され、信頼性の高い折畳み展開動作が
実現される。
【0018】なお、この発明は、上記実施例に限ること
なく、例えば図2に示すように導電性メッシュ20を織
込み形成しても良い。即ち、金メッキモリブデン及び白
金メッキモリブデン等の彩色の異なる少なくとも2色の
導電性線材20a,20bをそれぞれ束ねたものを織込
んで、所定の編目間隔おきに、例えば縞状の色模様21
を形成するようにして、この色模様21を基準として、
支持点を設定するように構成しても良い。これによれ
ば、メッシュ鏡面1の支持点を色模様21を基準にし
て、弾性率の方向性を考慮して設定することが可能とな
ることにより、その張架作業の簡略化が図れるという効
用を有する。この実施例においても、実験的に前記実施
例と略同様にメッシュ鏡面の反射率を98&〜99%に
設定することが、極めて容易に可能となることが確認さ
れる。
【0019】上記色模様21としては、上記縞状に限る
ものでなく、例えば格子状等の各種の形状の色模様が構
成可能である。さらに、上記実施例では、導電性線材1
0a,20,20bとしてモリブデン金属合金を用いて
構成したが、これに限ることなく、タングステン、ピア
ノ、ステンレス、ニオブ線等の金属合金線や、炭素繊
維、sic 繊維、B 繊維、si3N4 繊維、BN繊維、Al203 繊
維、sio2繊維等の無機質繊維、アラミッド繊維、ポリイ
ミド繊維等の高分子繊維等の表面層に導電体を形成可能
なものであれば適用可能で、同様の効果が期待される。
よって、この発明は上記実施例に限ることなく、その
他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実
施し得ることは勿論のことである。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構成簡易にして、鏡面調整作業の簡略化を図り得、
且つ信頼性の高い折畳み展開動作を実現し得るようにし
たアンテナ反射鏡面用メッシュ材料を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るアンテナ反射鏡面用
メッシュ材料を拡大して示した図。
【図2】この発明の他の実施例を示した図。
【図3】この発明の適用されるメッシュ材料を用いた鏡
面アンテナを示した図。
【符号の説明】
1…アンテナ反射鏡面、2…支持構造体、3…給電部、
4…給電部支持部材、10,20…導電性メッシュ、1
0a,20a…金メッキモリブデン、20b…白金メッ
キモリブデン、21…色模様。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 逢坂 達吉 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝小向工場内 (72)発明者 徳永 恭子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝小向工場内 (72)発明者 古川 功一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝小向工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性線材を織込んでなるアンテナ反射
    鏡面用メッシュ材料において、 前記導電性線材を織込んだ編目を略六角形状に形成した
    ことを特徴とするアンテナ反射鏡面用メッシュ材料。
  2. 【請求項2】 前記略六角形状の編目を少なくとも2色
    の導電性材料を用いて織込んで所定の編目間隔おきに色
    模様を形成したことを特徴とする請求項1記載のアンテ
    ナ反射鏡面用メッシュ材料。
JP21140493A 1993-08-26 1993-08-26 アンテナ反射鏡面用メッシュ材料 Pending JPH0766621A (ja)

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JP21140493A JPH0766621A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 アンテナ反射鏡面用メッシュ材料

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JP21140493A JPH0766621A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 アンテナ反射鏡面用メッシュ材料

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JPH0766621A true JPH0766621A (ja) 1995-03-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006319424A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> メッシュ展開アンテナおよび格子状メッシュ反射鏡面の製造方法

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