JPH0766195A - シリコンウェーハの表面酸化膜形成方法 - Google Patents

シリコンウェーハの表面酸化膜形成方法

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JPH0766195A
JPH0766195A JP5186596A JP18659693A JPH0766195A JP H0766195 A JPH0766195 A JP H0766195A JP 5186596 A JP5186596 A JP 5186596A JP 18659693 A JP18659693 A JP 18659693A JP H0766195 A JPH0766195 A JP H0766195A
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oxide film
water
film thickness
thickness
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JP5186596A
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Hiroshi Horie
浩 堀江
Yasuko Tanizoe
泰子 谷添
Harumi Nonaka
治美 野中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェーハ表面の保護膜形成方法として、一般
的な熱酸化、CD処理に代わる保護膜の形成方法、特
に膜厚を正確に制御して形成できる方法野提供。 【構成】 シリコンウェーハを過酸化水素水、水酸化ア
ンモニウムと過酸化水素水、及び塩酸と過酸化水素水の
いずれかの希釈水溶液中に浸漬してその表面に酸化膜を
形成するものであり、処理液の組成、温度を一定に保
ち、処理時間を選定するか、あるいは処理液の温度、処
理時間を一定に保ち、水で希釈する液組成を選定して自
然酸化膜厚を制御することにより、任意の膜厚の酸化膜
を形成できるとともに、面内の膜厚分布が±1Åと極め
て均一な酸化膜を形成できる。 【効果】 酸化膜面内の膜厚分布が±1Åで50Å以下
の種々の酸化膜厚を有する標準試料を用いることで、従
来できなかったエリプソメーターによる50Å以下の薄
膜の膜厚測定が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリコンウェーハ表
面に生成させる自然酸化膜厚を制御する方法に係り、シ
リコンウェーハを水酸化アンモニウムあるいは塩酸と過
酸化水素水との水溶液中に浸漬処理し、例えば処理液の
液組成、処理温度を一定に保持し、処理時間を変化させ
て膜厚15Å以上の膜厚分布が±1Åの面内均一な自然
酸化膜を形成するシリコンウェーハの表面酸化膜形成方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンウェーハの洗浄方法として、1
970年よりRCA洗浄と呼ばれる浸漬式洗浄装置が使
用されて一般化されている。RCA洗浄は複数の洗浄槽
を並べて順番にウェーハを浸漬して一連の洗浄を行うも
ので、まず、APM(水酸化アンモニウム/過酸化水素
水)槽で微粒子や有機物を除去し、水洗槽(QDR槽)
で洗浄液を除去し、APM処理で発生した自然酸化膜及
び酸化膜に取り込まれた金属を、希フッ酸やバッファー
ドフッ酸のHF槽で除去し、水洗槽で洗浄液を除去した
後、HPM(塩酸/過酸化水素水)槽で表面の重金属の
除去を行い、再度水洗槽、最終水洗槽(FR槽)を経
て、遠心乾燥(SD)で乾燥を行う。従来、シリコンウ
ェーハの最終洗浄ではAPMで表面パーティクルを除去
した後に、ウェーハ表面の重金属を除去するためにHP
Mと呼ばれる酸洗浄が行われる。この洗浄は高純度の塩
酸、過酸化水素水、超純水を一定の割合に混合した溶液
を用いて行われる。一般に重金属は、酸性溶液に対して
高い溶解度を示すために、ウェーハ上の重金属を除去す
ることができる。この作用を用いてHPM洗浄が行われ
ている。
【0003】シリコンウェーハの典型的な洗浄液での洗
浄効果として、パーティクル除去、金属不純物除去、有
機物除去、マイクロラフネスの維持、表面の親水化が挙
げられる。よってこれらの液による洗浄の最適化は、こ
れらの効果を指針として決定されている。また、従来の
洗浄液に浸漬してシリコンウェーハ表面に生成される自
然酸化膜はその浸漬時間や温度にかかわらず一定であ
り、10Å〜15Åの膜厚を有するものであった。
【0004】ウェーハ表面の酸化保護膜の形成を考える
と、上記のAPM洗浄やHPM洗浄で形成される膜厚は
10Å〜15Åでこれ以上厚い酸化膜を形成することは
できず、ウェーハ表面の保護膜形成方法として一般的な
熱酸化、CVD処理方法では、酸化膜の面内均一度を考
慮すると、50Å以下の薄い膜厚では高精度な均一度が
得られないものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、エリプソメータ
ーによるシリコン酸化膜厚測定は非破壊、非接触、およ
び簡便さからよく使われている。しかしながら、酸化膜
厚が薄くなると、その原理から測定値の信頼性が低くな
る。従って、50Å以下の薄い酸化膜の膜厚測定は光電
子分光(XPS)法が一般的によく使われる。しかしな
がらXPS法は超高真空(〜10-10torr)下での
測定で、かつ破壊分析となる。よって簡便な薄膜のシリ
コン酸化膜厚測定を行うには、0〜50Åの酸化膜付ウ
ェーハをいくつか作製し、XPS法等で酸化膜厚を測定
し、そのウェーハをエリプソメーターの校正用試料とし
て用いる必要がある。しかしながら約50Åのシリコン
酸化膜を面内均一に熱酸化、CVD処理で形成するのは
非常に困難であった。
【0006】この発明は、ウェーハ表面の保護膜形成方
法として、一般的な熱酸化、CVD処理に代わる保護膜
の形成方法、特に膜厚を正確に制御して形成できる方法
を提案することを目的とし、少なくともAPM洗浄やH
PM洗浄で形成される10Å〜15Åの膜厚以上の膜厚
を有する酸化膜の形成、熱酸化やCVD処理で膜面内を
均一厚みに形成困難な50Å以下の酸化膜の形成を可能
にするシリコンウェーハの表面酸化膜の形成方法の提供
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明者は、ウェーハ表面
の保護膜形成方法として、一般的な熱酸化、CVD処理
に代わる保護膜の形成方法を目的に種々検討した結果、
APM洗浄やHPM洗浄で形成される10Å〜15Åの
膜厚を有する酸化膜に着目した。該APM、HPM洗浄
液は洗浄を目的とした場合は、前述のパーティクル除
去、金属不純物除去、有機物除去、マイクロラフネスの
維持、表面の親水化の効果を指針としているが、ウェー
ハ表面の保護膜形成として考えた場合には、これらの効
果を指針としただけでは解決できない。すなわち、自然
酸化膜厚を効果の一つとして見る必要があり、自然酸化
膜厚を水酸化アンモニウム−過酸化水素水−水、塩酸−
過酸化水素水−水および過酸化水素水−水で制御するこ
とが課題となることから、さらに検討を加えたところ、
従来選定されていた液組成をさらに水で希釈したとこ
ろ、10Å〜15Å以上の膜厚を有しかつ極めて均一度
が高い酸化膜を形成することができ、さらに処理温度、
処理時間、水希釈濃度を選定することにより、極めて正
確に生成膜厚を制御できることを知見し、この発明を完
成した。
【0008】すなわち、この発明は、シリコンウェーハ
を過酸化水素水、水酸化アンモニウムと過酸化水素水、
及び塩酸と過酸化水素水のいずれかの希釈水溶液中に浸
漬して表面に酸化膜を生成させる際に、処理液の組成、
温度を一定に保ち、処理時間を選定するか、あるいは処
理液の温度、処理時間を一定に保ち、水で希釈する液組
成を選定することにより、浸漬処理にて生成させる自然
酸化膜厚を制御することを特徴とするシリコンウェーハ
の表面酸化膜の形成方法である。
【0009】この発明において、過酸化水素水、水酸化
アンモニウムと過酸化水素水、及び塩酸と過酸化水素水
のいずれかの希釈水溶液は、ウェーハの洗浄方法として
採用されているAPM洗浄やHPM洗浄で従来選定され
ていた液組成をさらに水で希釈したことを特徴とする。
希釈水には純水が好ましい。過酸化水素水の場合は、過
酸化水素水:水が1:6以上に希釈されることが必要
で、1:6〜1:2000が好ましく、最も好ましい範
囲は1:50〜1:2000である。水酸化アンモニウ
ムと過酸化水素水の場合は、水酸化アンモニウム:過酸
化水素水:水が1:1:5以上に希釈されることが必要
で、1:1:5〜1:1:2000が好ましく、最も好
ましい範囲は1:1:50〜1:1:2000である。
塩酸と過酸化水素水の場合は、塩酸:過酸化水素水:水
が1:1:5以上に希釈されることが必要で、1:1:
5〜1:1:2000が好ましく、最も好ましい範囲は
1:1:50〜1:1:2000である。
【0010】この発明において、過酸化水素水、水酸化
アンモニウムと過酸化水素水、及び塩酸と過酸化水素水
のいずれかの希釈水溶液は、後述するごとく、シリコン
表面への酸化力が温度に依存するため、目的とする酸化
膜厚並びに液組成や処理時間等に応じて室温以上を適宜
選定するとよい。また、処理液の組成、温度を一定に保
ち、処理時間を選定して酸化膜厚を制御する際に、目的
とする酸化膜厚が比較的薄い場合は、例えば酸化力が穏
やかに作用するような条件を選定して制御精度を向上さ
せたり、逆に酸化力が強く作用するように条件を設定し
て厚い酸化膜を迅速にかつ精度よく設ける等、種々の制
御方法を採用することができる。さらに、処理液の温
度、処理時間を一定に保ち、水で希釈する液組成を選定
して酸化膜厚を制御する場合は、処理液の温度、処理時
間と液組成並びに生成される酸化膜厚の相関関係が予め
求められているため、酸化膜厚を極めて高精度で制御す
ることが可能となる。
【0011】
【作用】従来、APM洗浄やHPM洗浄に使用される洗
浄液は、液の温度や浸漬時間にかかわらず酸化力が飽和
して生成される酸化膜の厚みは常に一定であるため、か
かる洗浄液で積極的に酸化膜を形成することは何ら行わ
れていなかった。この洗浄液をウェーハ表面の保護膜形
成に用いることを考えた発明者らは、従来組成より希釈
すると酸化膜形成が制御できることを知見し、さらに、
水酸化アンモニウム−過酸化水素水−水(1:1:
5)、塩酸−過酸化水素水−水(1:1:5)および過
酸化水素水−水(1:6)の処理液を処理時間10分で
処理温度を30℃、50℃、80℃に変化させて、その
時に形成された酸化膜厚の測定を行った。測定結果を図
1のA,Bに示すように、酸化膜厚の処理温度依存性が
確認された。すなわち、過酸化水素水のシリコン表面へ
の酸化力は、温度に依存することがわかる。次に、水酸
化アンモニウム−過酸化水素水−水の系において、処理
温度80℃、処理時間10分で液組成を種々変えて処理
を行い、その時に形成された酸化膜厚の測定を行った。
測定結果を図2のA,Bに示すように、水の希釈率の増
大に伴い酸化膜厚が増えていることがわかる。すなわ
ち、過酸化水素水の希釈に伴い、シリコン表面への過酸
化水素水による酸化力が強くなることが示された。ま
た、酸化膜面内の膜厚分布を測定すると±1Åであり、
これは測定機の測定誤差内であった。すなわち、ウェー
ハ面内の反応の均一性が示された。
【0012】すなわち、この発明は、シリコンウェーハ
を過酸化水素水、水酸化アンモニウムと過酸化水素水、
及び塩酸と過酸化水素水のいずれかの希釈水溶液中に浸
漬してその表面に酸化膜を形成するものであり、処理液
の組成、温度を一定に保ち、処理時間を選定するか、あ
るいは処理液の温度、処理時間を一定に保ち、水で希釈
する液組成を選定して自然酸化膜厚を制御することによ
り、任意の膜厚の酸化膜を形成できるとともに、実施例
に示す如く、面内の膜厚分布が±1Åと極めて均一な酸
化膜を形成できることを特徴とする。
【0013】
【実施例】水酸化アンモニウム−過酸化水素水−水の組
成を、従来のAPM洗浄液より希釈した1:1:5〜
1:1:1001の範囲で選定した種々の処理液を作成
し、各処理液に処理温度80℃、処理時間10分の条件
でシリコンウェーハを浸漬して種々の膜厚を有する酸化
膜を形成した。処理液組成と生成酸化膜厚みとの関係を
図2に黒丸で示す。これらの酸化膜面内の膜厚分布を測
定すると±1Åであった。得られた種々の酸化膜の膜厚
を測定し、光電分布法(XPS)により求めたシリコン
酸化膜強度と、エリプソメーターから求めたシリコン酸
化膜厚の相関を図3に示す。図3より明らかなようにX
PSとエリプソメーターに直線関係があることにより、
40Å以下の薄い酸化膜でも、この発明方法による酸化
膜面内の膜厚分布が±1Åであり種々の酸化膜厚を有す
る標準試料があれば、厚さ測定が可能であることが示さ
れた。
【0014】また、塩酸−過酸化水素水−水の組成を、
従来のHPM洗浄液より希釈した1:1:5〜1:1:
1001の範囲で選定した種々の処理液を作成し、各処
理液に処理温度80℃、処理時間10分の条件でシリコ
ンウェーハを浸漬して種々の膜厚を有する酸化膜を形成
した。処理液組成と生成酸化膜厚みとの関係を図2に白
丸で示す。これらの酸化膜面内の膜厚分布を測定すると
±1Åであった。このように、水酸化アンモニウム−過
酸化水素水−水系の希釈処理液、あるいは塩酸−過酸化
水素水−水系の希釈処理液による浸漬処理で、自然酸化
膜厚の制御が可能であることが示された。なお、過酸化
水素水−水系の希釈処理液での処理においても同様の結
果が得られた。
【0015】
【発明の効果】この発明は、シリコンウェーハを過酸化
水素水、水酸化アンモニウムと過酸化水素水、及び塩酸
と過酸化水素水のいずれかの希釈水溶液中に浸漬して、
処理液の組成、温度を一定に保ち、処理時間を選定する
か、あるいは処理液の温度、処理時間を一定に保ち、水
で希釈する液組成を選定して自然酸化膜厚を制御するこ
とにより、任意の膜厚の酸化膜を形成できるとともに、
面内の膜厚分布が±1Åと極めて均一な酸化膜を形成で
きる。さらに、この発明方法で得られた酸化膜面内の膜
厚分布が±1Åで50Å以下の種々の酸化膜厚を有する
標準試料を用いることで、従来できなかったエリプソメ
ーターによる50Å以下の薄膜の膜厚測定が可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】水酸化アンモニウム−過酸化水素水−水(1:
1:5)(SC1)、塩酸−過酸化水素水−水(1:
1:5)(SC2)および過酸化水素水−水(1:6)
の処理液で10分間、温度を変えてシリコンウェーハを
処理した後の酸化膜厚を示すグラフであり、Aは横軸が
温度、縦軸がエリプソメーターによる膜厚を示す、Bは
横軸が温度、縦軸が光電子分光法(XPS)によるSi
2強度を示す。
【図2】処理温度、時間が一定の場合、水酸化アンモニ
ウム−過酸化水素水−水の配合比変化と酸化膜厚との関
係を示すグラフであり、Aは横軸が配合比、縦軸がエリ
プソメーターによる膜厚を示す、Bは横軸が配合比、縦
軸が光電子分光法(XPS)によるSiO2強度を示
す。
【図3】シリコン酸化膜厚に関するエリプソメーターと
光電子分光法(XPS)の相関を示すグラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、エリプソメータ
ーによるシリコン酸化膜厚測定は非破壊、非接触、およ
び簡便さからよく使われている。しかしながら、酸化膜
厚が薄くなると、その原理から測定値の信頼性が低くな
る。従って、50Å以下の薄い酸化膜の膜厚測定はX線
光電子分光(XPS)が一般的によく使われる。しか
しながらXPSは超高真空(〜10-10torr)下で
の測定で、かつ破壊分析となる。よって簡便な薄膜のシ
リコン酸化膜厚測定を行うには、0〜50Åの酸化膜付
ウェーハをいくつか作製し、XPSで酸化膜厚を測定
し、そのウェーハをエリプソメーターの校正用試料とし
て用いる必要がある。しかしながら約50Åのシリコン
酸化膜を面内均一に熱酸化、CVD処理で形成するのは
非常に困難であった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】この発明において、水酸化アンモニウムと
過酸化水素水、及び塩酸と過酸化水素水のいずれかの希
釈水溶液は、ウェーハの洗浄方法として採用されている
APM洗浄やHPM洗浄で従来選定されていた液組成を
さらに希釈したことを特徴とする。希釈水には純水が好
ましい。過酸化水素水の場合は、過酸化水素水:水が
1:6以上に希釈されることが必要で、1:6〜1:2
000が好ましく、最も好ましい範囲は1:50〜1:
2000である。水酸化アンモニウムと過酸化水素水の
場合は、水酸化アンモニウム:過酸化水素水:水が1:
1:5以上に希釈されることが必要で、水酸化アンモニ
ウム(28wt%)と過酸化水素水(31wt%)の体
積比(過酸化水素水/水酸化アンモニウム)をXとした
場合、Xが1〜20の範囲においてX:水がX:5以上
に希釈されることが必要で、X:5〜X:2000が好
ましく、最も好ましい条件はX:50〜X:2000で
ある。塩酸と過酸化水素水の場合は、塩酸:過酸化水素
水:水が1:1:5以上に希釈されることが必要で、塩
(35wt%)と過酸化水素水(31wt%)の体積
比(過酸化水素水/塩酸)をYとした場合、Yが1〜2
0の範囲においてY:水がY:5以上に希釈されること
が必要で、Y:5〜Y:2000が好ましく、最も好ま
しい条件はY:50〜Y:2000である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【実施例】水酸化アンモニウム−過酸化水素水−水の組
成を、従来のAPM洗浄液より希釈した1:1:5〜
1:1:1001の範囲で選定した種々の処理液を作成
し、各処理液に処理温度80℃、処理時間10分の条件
でシリコンウェーハを浸漬して種々の膜厚を有する酸化
膜を形成した。処理液組成と生成酸化膜厚みとの関係を
図2に黒丸で示す。これらの酸化膜面内の膜厚分布を測
定すると±1Åであった。得られた種々の酸化膜の膜厚
を測定し、X線光電分布法(XPS)により求めたシリ
コン酸化膜強度と、エリプソメーターから求めたシリコ
ン酸化膜厚の相関を図3に示す。図3より明らかなよう
にXPSとエリプソメーターに直線関係があることによ
り、40Å以下の薄い酸化膜でも、この発明方法による
酸化膜面内の膜厚分布が±1Åであり種々の酸化膜厚を
有する標準試料があれば、厚さ測定が可能であることが
示された。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】水酸化アンモニウム−過酸化水素水−水(1:
1:5)(SC1)、塩酸−過酸化水素水−水(1:
1:5)(SC2)および過酸化水素水−水(1:6)
の処理液で10分間、温度を変えてシリコンウェーハを
処理した後の酸化膜厚を示すグラフであり、Aは横軸が
温度、縦軸がエリプソメーターによる膜厚を示す、Bは
横軸が温度、縦軸がX線光電子分光法(XPS)による
SiO2強度を示す。
【図2】処理温度、時間が一定の場合、水酸化アンモニ
ウム−過酸化水素水−水の配合比変化と酸化膜厚との関
係を示すグラフであり、Aは横軸が配合比、縦軸がエリ
プソメーターによる膜厚を示す、Bは横軸が配合比、縦
軸がX線光電子分光法(XPS)によるSiO2強度を
示す。
【図3】シリコン酸化膜厚に関するエリプソメーターと
X線光電子分光法(XPS)の相関を示すグラフであ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコンウェーハを過酸化水素水、水酸
    化アンモニウムと過酸化水素水、及び塩酸と過酸化水素
    水のいずれかの希釈水溶液中に浸漬して表面に酸化膜を
    生成させる際に、処理液の組成、温度を一定に保ち、処
    理時間を選定し浸漬処理にて生成させる自然酸化膜厚を
    制御することを特徴とするシリコンウェーハの表面酸化
    膜形成方法。
  2. 【請求項2】 シリコンウェーハを過酸化水素水、水酸
    化アンモニウムと過酸化水素水、及び塩酸と過酸化水素
    水のいずれかの希釈水溶液中に浸漬して表面に酸化膜を
    生成させる際に、処理液の温度、処理時間を一定に保
    ち、水で希釈する液組成を選定し浸漬処理にて生成させ
    る自然酸化膜厚を制御することを特徴とするシリコンウ
    ェーハの表面酸化膜形成方法。
JP5186596A 1993-06-29 1993-06-29 シリコンウェーハの表面酸化膜形成方法 Pending JPH0766195A (ja)

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