JPH0766126A - 半導体製造装置及びその制御方法 - Google Patents

半導体製造装置及びその制御方法

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JPH0766126A
JPH0766126A JP21620693A JP21620693A JPH0766126A JP H0766126 A JPH0766126 A JP H0766126A JP 21620693 A JP21620693 A JP 21620693A JP 21620693 A JP21620693 A JP 21620693A JP H0766126 A JPH0766126 A JP H0766126A
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JP
Japan
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wafer
sensor
semiconductor wafer
infrared radiation
heater
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JP21620693A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Nozaki
義明 野▲崎▼
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH0766126A publication Critical patent/JPH0766126A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ウェハ10の中心部よりの赤外線17を検知
するセンサ16と、周辺部よりの赤外線11を検知する
センサ12とを設け、該2つのセンサの出力強度比が最
適値(ウェハが平坦な場合の強度比)になるように、ヒ
ータ14,15の温度制御を行う。 【効果】 エピタキシャル成長時のウェハの反りが防止
でき、結晶欠陥発生を防げるため、エピタキシャル層中
に形成するパワーMOS,IGBT等の素子の歩留まり
を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置及びそ
の制御方法に関するもので、特にシリコン等の半導体ウ
ェハ上にシリコン等のエピタキシャル成長を行う際に、
ウェハの反りに起因する結晶欠陥を防止する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パワーMOSFET,IGBT等の大電
流を制御する半導体素子を形成するためには、厚さ40
〜100μm の結晶欠陥の少ないエピタキシャル層を
半導体ウェハ上に形成する必要がある。
【0003】半導体ウェハ上にエピタキシャル層を形成
する方法として、一般に半導体ウェハを加熱し、例えば
水素ガス雰囲気中で四塩化ケイ素ガスを半導体上に流
し、四塩化ケイ素を水素で還元することで、ウェハ上に
シリコンのエピタキシャル層を形成する方法が用いられ
る。
【0004】エピタキシャル装置として、図4の様な縦
型エピタキシャル成長装置や、図5の様なバレル型エピ
タキシャル装置が用いられている。
【0005】図4の縦型エピタキシャル成長装置の場
合、高周波コイル41で誘導加熱したサセプタ42から
の熱伝導で半導体ウェハ43を加熱し、ウェハの温度は
センサ44で感知していた。なお、45はチャンバー、
46はガス導入口、47はガス排気口である。また、図
5のバレル型エピタキシャル成長装置の場合、サセプタ
51上に載せた半導体ウェハ52を赤外線ヒータ53で
加熱し、サセプタ51の内側に位置するセンサ54でウ
ェハの温度を感知していた。なお,55はチャンバー、
56はガス導入口、57はガス排気口である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す縦型エピタ
キシャル成長装置の場合、ウェハ43をサセプタ42か
らの熱伝導で加熱するため、ウェハのサセプタと接触し
ている部分が、その反対面より熱膨張し、ウェハが凹型
に反るため、エピタキシャル層が厚くなると、ウェハに
スリップライン等の結晶欠陥が発生するという問題があ
つた。
【0007】また、図5に示すバレル型のエピタキシャ
ル成長装置の場合、サセプタ51に載せたウェハ52を
赤外線ヒータ53で加熱するため、ウェハとサセプタが
同様に加熱されるため、図4の縦型のエピタキシャル成
長装置よりウェハの反りが少ない。しかし、ウェハのヒ
ータ側の温度が高くなることは避けられないため、サセ
プタ上で凸型に反りが発生し、スリップライン等の結晶
欠陥が発生するという問題があった。
【0008】これらの問題を解決する方法として、図6
の様な枚葉式のエピタキシャル成長装置を使用するとい
う方法がある。
【0009】図6の枚葉式のエピタキシャル成長装置
は、半導体ウェハ61の両方の面から赤外線ヒータ6
2,63で加熱することで、ウェハの両方の面間の温度
差を少なくし、ウェハの熱膨張に起因する反りを少なく
している。ところが、図6の枚葉式のエピタキシャル装
置は、ウェハ61の温度を、ウェハから放射される赤外
線64をセンサ65で感知するのみで、反りを検知して
いないため、例えば、ヒータ63の側のウェハ61の面
の表面状態が他方の面と異なり、ウェハ61のヒータ6
3からの赤外線の吸収が減少した場合、ウェハの両方の
面間の温度差が生じ、ウェハが反り、ウェハにスリップ
ライン等の結晶欠陥が発生するという問題があった。な
お、66はサセプタ、67はチャンバー、68はガス導
入口、69はガス排気口である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体製造装置
は、半導体ウェハを加熱し、該半導体ウェハ上に半導体
層をエピタキシャル成長させる半導体製造装置におい
て、上記半導体ウェハの周辺部からの赤外線の輻射と、
上記半導体ウェハの中心部からの赤外線の輻射とを検知
するセンサと、上記半導体ウェハの両方の面から加熱す
る2以上のヒータと、上記センサよりの出力に基づい
て、上記2以上のヒータの温度を個別に制御する制御手
段とを設けてなることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明は、上記半導体製造装置の制
御方法であって、上記センサの出力により、上記半導体
ウェハの周辺部からの赤外線の輻射の強度と、上記半導
体ウェハの中心部からの赤外線の輻射の強度の比が所定
値より大きい場合は、上記センサの位置する側とは反対
側のヒータの温度を相対的に上昇させ、上記半導体ウェ
ハの周辺部からの赤外線の輻射の強度と、上記半導体ウ
ェハの中心部からの赤外線の輻射の強度の比が上記所定
値より小さい場合は、上記センサの位置する側のヒータ
の温度を相対的に上昇させることを特徴とするものであ
る。
【0012】
【作用】半導体ウェハ上にエピタキシャル層を形成する
際のウェハの反りを低減し、ウェハへの反りに起因する
スリップライン等の結晶欠陥を低減できる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明によるエピタキシャル成長装
置の略断面図である。
【0014】図6の従来のエピタキシャル成長装置と異
なるのは、半導体ウェハ10周辺部からの赤外線11の
輻射を検知するセンサ12を具備していることである。
その他の構成は、図6の装置と同様である。すなわち、
13はサセプタ、14はウェハ表面側の赤外線ヒータ、
15は裏面側の赤外線ヒータ、16はウェハ10の中心
部からの赤外線17の輻射を検知するセンサ、18はチ
ャンバ、19はガス導入口、20はガス排気口である。
【0015】本発明による、図1のエピタキシャル成長
装置で、エピタキシャル層を半導体ウェハ上に形成する
際のウェハの反りを防止する方法について説明する。
【0016】1)図7に示すように、例えば、センサ1
2,16の反対側のヒータ15の温度を一定にして、セ
ンサ側のヒータ14の異なる温度での、結晶欠陥の発生
状況に対するウェハ周辺からの赤外線の輻射を感知する
センサ12とウェハ中心からの赤外線の輻射を感知する
センサ16の信号強度の比をとり、最も結晶欠陥の少な
い時の、ウェハ周辺からの赤外線の輻射を感知するセン
サ12と、ウェハ中心からの赤外線の輻射を感知するセ
ンサ16の信号強度比Aを求める。
【0017】この方法で、ウェハが平坦な場合の上記セ
ンサ12とセンサ16の信号強度比の最適値がわかる。
【0018】2)図2に示すように、エピタキシャル成
長の際に、センサ側のヒータ14の温度が高すぎる場合
は、ウェハ10が凹型に反り、ウェハ周辺からの赤外線
の輻射が増加するため、ウェハ周辺の赤外線を感知する
センサ12の信号強度が増加し、ウェハ中心からの赤外
線の輻射を感知するセンサ16の信号との強度比が大と
なり、上記1)の結果から、半導体ウェハが凹に反って
いることが検知できる。その場合は、ウェハの温度が変
化しないように、ウェハ中心からの赤外線を感知するセ
ンサ16の値が変化しない状態で、センサ側のヒータ1
4の温度を下げつつ、センサと反対側のヒータ15の温
度を上げて、上記信号強度比が最適値となるように制御
する。
【0019】3)図3に示すように、エピタキシャル成
長の際に、センサ側のヒータ14の温度が低すぎる場合
は、ウェハ10が凸型に反り、ウェハ周辺からの赤外線
の輻射が減少するため、ウェハ周辺の赤外線を感知する
センサ12の信号強度が減少し、ウェハ中心からの赤外
線の輻射を感知するセンサ16の信号との強度比が小と
なり、上記1)の結果から、半導体ウェハが凸に反って
いることが検知できる。その場合は、ウェハの温度が変
化しないように、ウェハ中心からの赤外線を感知するセ
ンサ16の値が変化しない状態で、センサ側のヒータ1
4の温度を上げつつ、センサと反対のヒータの温度を下
げて、上記信号強度比が最適値となるように制御する。
【0020】以上の方法を用いることで、エピタキシャ
ル成長の半導体ウェハの反りが防止できる。
【0021】
【発明の効果】本発明により、エピタキシャル成長時の
ウェハの反りが防止でき、エピタキシャル層のスリップ
ライン等の結晶欠陥発生を防げるため、エピタキシャル
層中に形成するパワーMOS,IGBT等の素子の歩留
まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエピタキシャル成長装置の略断面
図である。
【図2】ウェハが凹型に反っている状態を示す略断面図
である。
【図3】ウェハが凸型に反っている状態を示す略断面図
である。
【図4】従来の縦型エピタキシャル成長装置の略断面図
である。
【図5】従来のバレル型エピタキシャル成長装置の略断
面図である。
【図6】従来の枚葉式のエピタキシャル成長装置の略断
面図である。
【図7】結晶欠陥密度と、センサ信号強度比との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
10 半導体ウェハ 11 ウェハ周辺部からの赤外線 12 ウェハ周辺部からの赤外線の輻射を検知するセン
サ 14,15 赤外線ヒータ 16 ウェハ中心部からの赤外線の輻射を検知するセン
サ 17 ウェハ中心部からの赤外線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハを加熱し、該半導体ウェハ
    上に半導体層をエピタキシャル成長させる半導体製造装
    置において、 上記半導体ウェハの周辺部からの赤外線の輻射と、上記
    半導体ウェハの中心部からの赤外線の輻射とを検知する
    センサと、上記半導体ウェハの両方の面から加熱する2
    以上のヒータと、上記センサよりの出力に基づいて、上
    記2以上のヒータの温度を個別に制御する制御手段とを
    設けて成ることを特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体製造装置の制御
    方法であって、上記センサの出力により、上記半導体ウ
    ェハの周辺部からの赤外線の輻射の強度と、上記半導体
    ウェハの中心部からの赤外線の輻射の強度の比が所定値
    より大きい場合は、上記センサの位置する側とは反対側
    のヒータの温度を相対的に上昇させ、上記半導体ウェハ
    の周辺部からの赤外線の輻射の強度と、上記半導体ウェ
    ハの中心部からの赤外線の輻射の強度の比が上記所定値
    より小さい場合は、上記センサの位置する側のヒータの
    温度を相対的に上昇させることを特徴とする、半導体製
    造装置の制御方法。
JP21620693A 1993-08-31 1993-08-31 半導体製造装置及びその制御方法 Pending JPH0766126A (ja)

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