JPH0766088B2 - 光導波路ディバイス - Google Patents

光導波路ディバイス

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JPH0766088B2
JPH0766088B2 JP60260300A JP26030085A JPH0766088B2 JP H0766088 B2 JPH0766088 B2 JP H0766088B2 JP 60260300 A JP60260300 A JP 60260300A JP 26030085 A JP26030085 A JP 26030085A JP H0766088 B2 JPH0766088 B2 JP H0766088B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の概要〕 本発明は、交叉する光導波路に溝を設け、この溝にCVD
膜を付け側壁の凹凸を平滑化することにより、この溝先
壁上に効率的な反射面、フィルタ等の形成を可能とし、
光分岐器、光分波器を構成した。さらにSiゴムで溝を充
填し、これを加熱する手段を設けることにより光分波と
光スイッチの機能を合わせ持つ光回路ディバイスを構成
するものである。
〔発明の技術分野〕
本発明は、光を伝搬する光導波路が形成された光導波路
ディバイスに関する。
〔従来技術〕
近年、光学手段を用いた装置、例えば,レーザディスク
や光通信において、レーザ光パワーのモニタやレーザ光
(レーザ信号)の分離技術が要求されている。
従来、レーザ光のパワーモニタ、およびレーザ光の分離
には光カプラ、および光分波器が使用されている。例え
ば、レーザ光パワーの検出には光カプラ内の半透明板に
レーザ光を照射し、その反射光または透過光を検知して
行っている。また、レーザ光の分離には第5図に示すレ
ーザ光分離器を用い、半導体レーザ1から発振された、
例えばλ1の波長を有するレーザ光を集光レンズ2
を介して干渉フィルタ3に照射し、干渉フィルタ3で
は、反射する波長(特定の波長)λを分離し、フィル
タ4を介して光検出器5で波長λのレンズ光を検出す
る。一方、干渉フィルタ3を透過した波長λの光はフ
ィルタ6を介して光検出器7で検出する。
このように、従来の光分岐器および光分波器はレンズ2
や干渉フィルタ3等の多数の光学素子で構成されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述のように従来の光導波路には,多数の光学素子が使
用されているため,コストアップの原因となっている。
また、光分岐器や光分波器を1つのモジュールとして構
成するために光軸の誤差や、レンズの焦点誤差は通常10
μm〜50μm程度の範囲でなければならない。しかしな
がら、従来の光導波路ではレンズや干渉フィルタが多
く、さらにこれらの光学素子を精度よく構成しなければ
ならないため、光学装置の製造が困難であった。
本発明は、上述の従来の欠点に鑑み、光導波路に交叉型
の光導波路を用い、しかもその交叉部に溝を設けること
により、装置がコストアップすることがなく、かつ光学
精度のすぐれた光導波路ディバイスを提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、本発明によれば、光導波路を互いに所定の
交叉角、典型的には10゜以下の交叉角で交叉させて設
け、その交叉部に溝を設け、この溝の側壁をCVD等の回
り込み良い成膜方法で覆い、側壁の凹凸を平滑化した
後、干渉フィルタ、異種物質の充填などの手段により達
成される。
〔作用〕
上述のような光導波路ディバイス内の光導波路に光を入
射させることにより、入射された光を所望の比率に分岐
させ、同時に入射された異なる波長の光を分波させ、入
射光を電気信号により異なる線路に切換える等の作用を
生じさせることができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を添付図面にしたがって詳述す
る。
本実施例は本発明の光導波路を光分岐、光分波器および
光スイッチとして使用する例を示すものである。第1図
は本実施例の光分岐器および分波器の構成図である。
同図において,光導波路ディバイス8内には互いに交叉
する光導波路9a,9bが設けられている。この光導波路9a
と9bの交叉角θは2゜〜10゜に構成されている。また、
この導波路9aと9bの交叉部には溝10が両導波路9a,9bを
共に中央で垂直に切断するように設けられている。この
ため,導波路9a,9bは各々導波路9a−1,9a−と、9b
1,9b−に分離されている。また、光導波路ディバイ
ス8は、第2図(第2図は第1図のA−A断面)に示す
ように、基板11上に3層で構成されている。光の光路と
なるガイド層(光導波路9a,9bを構成する層)12はTiを
添加したスパッタSiO2(SixTirxO2)で構成され、光の
屈折率は1.51である。またガイド層12の外側にはクラッ
ド層13a,13bが形成され,このクラッド層13a,13bはシリ
コンを高温で酸化させることにより形成されたSiO2(酸
化シリコン)で構成されている。このSiO2の光屈折率1.
45である。
また,前述の溝10はこのようにして形成された光導波路
9a,9b上で溝10を形成する部分以外をレジストしてリア
クティブイオンエッチング(RIE)により形成されたも
のである。RIEによりエッチングされた側壁は通常凹凸
が生じる。この凹凸は光を乱反射して導波光の損失を生
じさせるため好ましくない。この対策として本発明では
エッチング後CVD法でエッチング側壁を数千から数万Å
の厚さでガイド層12に近い屈折率の物質で覆い、平滑な
側壁としている。
このような対策によりこの側壁に干渉フィルタを設けた
り、Siゴムを充填し、光を有効に反射又は透過させる機
能を持たせる事ができる。
以上のように光導波路ディバイス8を構成することによ
り、光導波路9a−1に矢印方向から出力パワーP0の入射
光16を照射すると、この入射光16はガイド層12にそって
溝10が形成され、Siゴム15が充填された位置へ達する。
この時Siゴム15とガイド層12の屈折率は異なるため、屈
折率差に対応した光の反射が生じる。光導波路ディバイ
ス8では光導波路9a−1から入射した光が溝10で反射さ
れた時反射光が進む方向に光導波路9b−1が設けられて
いるため、反射光は光導波路9b−1へ導波する。又、Si
ゴム15が充填されず空気の状態の場合には空気とガイド
層12の反射率に対応した分岐比に分岐される。さらに、
他の物質で充填した場合にはその物質と導波路層の屈折
率差に対応した比率に分岐される。しかし、このような
手段で分岐できる範囲は0〜20%であり1対1の分岐な
どは実現できない。このような分岐比の領域に対しては
次に示すような誘電体多層膜17による反射膜を設けるこ
とが有効である。すなわち、第3図に示すように溝10の
側壁に誘導体多層膜17が多層に形成されている。この誘
電体多層膜17は,CVD(化学蒸着法)、スパッタ等の回り
込みの良い成膜方法を用いて形成した。このような誘電
体多層膜17を用いることで一般に任意の反射率を持つ多
層膜を形成できることが知られている。このため、この
誘電体多層膜17を用いることで入射光16を任意の分岐比
に分岐させて一方を光導波路9b−1へ他方を光導波路9a
−2へと分岐、導波させることができる。
また、この誘導体多層膜17を波長λとλを分離する
干渉フィルタとすることにより、分波器を構成すること
ができる。
波長λの光に対しては反射、波長λの光に対しては
透過させる干渉フィルタを溝10の側壁に形成することに
より入射したλ1の波長の入射光16は溝10で反射又
は透過されてλは光導波路9b−1へ、λは光導波路
9b−2導波して分離される。
上述の方法では溝の両面に干渉フィルタが設けられるた
め、溝の幅が狭い時又は溝の両面の平行度が良い場合に
は両面での反射光が干渉したフィルタとしての特性が向
上したり劣化したりそのフィルタ特性が不安定となる。
このため溝の相対する二面の内、後方の面をわずかに傾
けて平行度を劣化させることがフィルタ特性に対して有
利であるこのような構成を取ることにより、特に透過光
に対してはフィルタを2枚通過するため、その分離度は
確実に向上する。このような改善により、フィルタ特性
は安定し、再現性が良くなる。
次に本発明のディバイスを光スイッチとして用いる場合
の実施例を示す。
この場合には第1図の構成は前述と同様であるが、第4
図に示すように溝10の下方にはヒータ14が配設されてい
る。このヒータ14は図示しない制御回路が接続されてお
り、制御回路の電流制御に従ってヒータ14の加熱温度が
変化できる構成である。
さらにこの溝10の相対する2面は充分平行に形成されて
おり、それぞれの面に誘導体多層膜17から成る反射膜が
形成されている。またこの溝10にはSiゴム15を充填して
ある。
このような構成を取ることによりヒータ14でSiゴム15を
加熱することでその屈折率が変化し溝10の間の光学的距
離が変化する。
反射膜の反射率を充分大きくとれば相対する2つの反射
膜間の光学的距離(n*d)が位相に換算してπ/2の偶
数倍の時すべての光は溝10で反射し9b−1に進み奇数倍
の時すべての光は透過して9a−2に進む。
このためヒータ14でSiゴム15を加熱し、その屈折率を変
化させることで位相関係をπ/2の偶数倍から奇数倍へと
変化させることができ、この切換えで光スイッチを構成
することができる。このSiゴム15は温度変化により大き
く屈折率が変化する材料であり、また数百度の高温に耐
える材料である。本発明の構成では波長1.3μmの光に
対し溝10を10μmとし、約100℃の温度変化を与えるこ
とでスイッチ作用を実現できた。
またこの反射膜を干渉フィルタで構成すればフィルタと
スイッチの両方の機能を合わせ持つ新素子を構成するこ
とができる。つまり、この干渉フィルタに対しλは反
射、λは透過の作用を持つとすると、λはスイッチ
のON、OFFに関係せず、常に透過し、λはスイッチのO
N、OFFで9b−1に出射したり、9a−2に出射したり、そ
の光路を切換えることができる。
尚、上記誘電体多層膜17がSi、Geなどの半導体とSiO2
どから構成された多層膜である場合もあり得る。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明によれば,交叉型の光
導波路の交叉部中央に溝を設け,溝側壁に凹凸を平滑化
するための膜を形成した後、溝を異種物質で充填した
り、溝先壁に干渉フィルタ、反射膜を設けたり、またSi
ゴムを充填し、さらにこれを加熱するヒータを設けるこ
とにより、光の分岐器、分波器および光スイッチさらに
光スイッチとフィルタの機能を合わせ持つ新素子を構成
できる。また、従来のレンズや干渉フィルタ等の多数枚
の光学素子を用いる必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の光導波路の構成図、 第2図は本実施例の光導波路内の溝の構成図、 第3図も本実施例の光導波路内の溝の構成図、 第4図は本実施例光導波路の溝に充填物を入れた構成
図、 第5図は従来の光導波路の構成図である。 8……光導波路ディバイス、 9a−1,9a−2,9b−1,9b−……光導波路、 10……溝、 11……基板、 12……ガイド層、 13a,13b……グラッド層、 14……ヒータ、 15……Siゴム、 16……入射光、 17……誘導体多層膜.

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の交叉角を有して互いに交叉し、該交
    叉部に溝が形成されている導波路を有し、該溝の側壁に
    は反射膜が形成されていることを特徴とする光導波路デ
    ィバイス。
  2. 【請求項2】前記所定の交叉角は、10゜以下の交叉角で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光導
    波路ディバイス。
  3. 【請求項3】前記溝の側壁に、前記反射膜が形成される
    以前に、CVD法などの回り込みの良い成膜方法で導波路
    層に近い屈折率の膜を形成し、溝側壁の凹凸を平滑化し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光導波
    路ディバイス。
  4. 【請求項4】前記反射膜は誘導体の多層膜であって、化
    学蒸留法またはスパッタリング法により形成されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光導波路
    ディバイス。
  5. 【請求項5】前記誘導体多層膜上に温度により屈折率が
    大きく変化する熱光学素子を充填し、該熱光学素子を加
    熱する加熱手段を設けたことを特徴とする特許請求の範
    囲第4項記載の光導波路ディバイス。
  6. 【請求項6】前記熱光学素子はシリコーン(有機ケイ素
    化合物の重合体)であることを特徴とする特許請求の範
    囲第5項記載の光導波路ディバイス。
  7. 【請求項7】入射光の分岐回路を構成したことを特徴と
    する特許請求の範囲第3項記載の光導波路ディバイス。
  8. 【請求項8】分岐路を構成したことを特徴とする特許請
    求の範囲第4項記載の光導波路ディバイス。
  9. 【請求項9】波長分離とスイッチングの機能を合わせ持
    つことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第8項
    のいずれか記載の光導波路ディバイス。
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