JPH0765731B2 - 結合窒素を含む燃料を燃焼させるための方法 - Google Patents
結合窒素を含む燃料を燃焼させるための方法Info
- Publication number
- JPH0765731B2 JPH0765731B2 JP2130422A JP13042290A JPH0765731B2 JP H0765731 B2 JPH0765731 B2 JP H0765731B2 JP 2130422 A JP2130422 A JP 2130422A JP 13042290 A JP13042290 A JP 13042290A JP H0765731 B2 JPH0765731 B2 JP H0765731B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- oxidant
- flow
- angle
- momentum
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23C—METHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN A CARRIER GAS OR AIR
- F23C7/00—Combustion apparatus characterised by arrangements for air supply
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は、燃料及び酸化体が燃焼領域に別々に噴射され
た後に混合され、前記燃焼領域内部で燃焼される先混合
燃焼に関する。
た後に混合され、前記燃焼領域内部で燃焼される先混合
燃焼に関する。
先混合燃焼の分野での近年の著しい進歩を示したもの
は、米国特許第4,378,205号及び第4,541,796号に記載さ
れるアスピレータバーナ及び方法である。これらの技法
は、非常な高温及び酸素燃焼の混合特性を低下させる必
要無く、酸素或は酸素富化空気を使用しての燃焼を実行
可能とし、従って高水準での窒素酸化物(NOx)発生並
びに燃焼領域内部での局部的なホットスポットの発生の
無い燃焼が実現される。これは、燃料及び酸化体射出ポ
イント間の距離を大きく取り、混合及び燃料を使用して
の燃焼に先立って炉ガスを酸化体内に吸引することによ
り達成される。
は、米国特許第4,378,205号及び第4,541,796号に記載さ
れるアスピレータバーナ及び方法である。これらの技法
は、非常な高温及び酸素燃焼の混合特性を低下させる必
要無く、酸素或は酸素富化空気を使用しての燃焼を実行
可能とし、従って高水準での窒素酸化物(NOx)発生並
びに燃焼領域内部での局部的なホットスポットの発生の
無い燃焼が実現される。これは、燃料及び酸化体射出ポ
イント間の距離を大きく取り、混合及び燃料を使用して
の燃焼に先立って炉ガスを酸化体内に吸引することによ
り達成される。
多くの燃料は結合窒素を含む。そうした燃料の燃焼で
は、NOx形成源となり得る窒素は燃料以外から供給され
得るが、殆どの窒素は燃料自体からのものである。従っ
て、燃料以外から窒素が供給される状況で燃料を低NOx
排出状況下で燃焼させるための方法は一般に、結合窒素
を含む燃料を低NOx排出状況下で燃焼させるためには有
効ではない。
は、NOx形成源となり得る窒素は燃料以外から供給され
得るが、殆どの窒素は燃料自体からのものである。従っ
て、燃料以外から窒素が供給される状況で燃料を低NOx
排出状況下で燃焼させるための方法は一般に、結合窒素
を含む燃料を低NOx排出状況下で燃焼させるためには有
効ではない。
加うるに、酸化体及び燃料を偏向状態で流動させる既知
の低NOx燃焼方法は、分出角度が例え僅かに過剰であっ
ても燃焼或はブローオフが不安定になる。
の低NOx燃焼方法は、分出角度が例え僅かに過剰であっ
ても燃焼或はブローオフが不安定になる。
従って本発明の目的は、結合窒素を含む燃料を低NOx排
出状況下で燃焼させるための方法を提供することにあ
る。
出状況下で燃焼させるための方法を提供することにあ
る。
本発明に従えば、結合窒素を含む燃料を低NOx排出状況
下で燃焼させるための方法であって、 結合窒素を含む燃料を燃焼領域に軸線方向流れ状態で射
出すること、 純酸素或は酸素富化空気を含む酸化体を、燃料流れの軸
線を中心として該燃料流れの周囲に形成される角度と酸
化体流れの散開角度との合計角度に等しい或はそれより
も大きい角度に於て、その合計運動量を燃料流れの運動
量の少なくとも3倍とする状態で前記燃料の射出位置か
ら流れ一本分離間した位置から燃料領域に射出するこ
と、 燃料流れからの燃料を単数或は複数の酸化体流れ中に連
行し該連行した燃料を酸化体と共に燃焼すること を包含してなる結合窒素を含む燃料を低NOx排出状況下
で燃焼させるための方法が提供される。
下で燃焼させるための方法であって、 結合窒素を含む燃料を燃焼領域に軸線方向流れ状態で射
出すること、 純酸素或は酸素富化空気を含む酸化体を、燃料流れの軸
線を中心として該燃料流れの周囲に形成される角度と酸
化体流れの散開角度との合計角度に等しい或はそれより
も大きい角度に於て、その合計運動量を燃料流れの運動
量の少なくとも3倍とする状態で前記燃料の射出位置か
ら流れ一本分離間した位置から燃料領域に射出するこ
と、 燃料流れからの燃料を単数或は複数の酸化体流れ中に連
行し該連行した燃料を酸化体と共に燃焼すること を包含してなる結合窒素を含む燃料を低NOx排出状況下
で燃焼させるための方法が提供される。
本発明の方法を図面を参照して詳しく説明する。
第1図を参照するに、結合窒素を含む燃料1がバーナ3
から燃焼領域2へと軸線方向流れ状態で射出されてい
る。“結合窒素”とは、化学的に結合された少なくとも
1つの窒素原子を含む分子窒素を除いた任意の化学的化
合物を意味する。そうした化合物の幾つかの簡単な例は
アンモニア、シアン化水素及びピリジンである。結合窒
素を含む燃料は代表的に油及び石炭を含む。こうした燃
料では窒素は複雑な分子形態で化学的に結合しており、
しばしばアミン或は複素環の形で組み込まれている。燃
焼領域へと射出される燃料はその質量及び速度の積であ
る特定の運動量を有する。一般に、前記燃料は毎秒約3
から60m(10から200ft)の範囲の速度で燃焼領域に射出
される。
から燃焼領域2へと軸線方向流れ状態で射出されてい
る。“結合窒素”とは、化学的に結合された少なくとも
1つの窒素原子を含む分子窒素を除いた任意の化学的化
合物を意味する。そうした化合物の幾つかの簡単な例は
アンモニア、シアン化水素及びピリジンである。結合窒
素を含む燃料は代表的に油及び石炭を含む。こうした燃
料では窒素は複雑な分子形態で化学的に結合しており、
しばしばアミン或は複素環の形で組み込まれている。燃
焼領域へと射出される燃料はその質量及び速度の積であ
る特定の運動量を有する。一般に、前記燃料は毎秒約3
から60m(10から200ft)の範囲の速度で燃焼領域に射出
される。
燃料流れがインジェクタチューブ9から射出されるに際
し、流れは概略円錐態様に散開し、従って燃料流れの周
囲部分4は燃料流れの中心軸5に対して角度aを形成す
る。この角度は一般に、ストレートラウンドインジェク
タからのガス状燃料流れのためには5から10度の範囲内
にある。散開する燃料流れの角度を大きくするために、
しばしば切頭円錐状の燃料流れデフレクタが使用され
る。油バーナーのためには、噴霧される燃料液滴流れの
角度は油噴霧ノズルの設計形状により変化し、代表的に
はその角度は5から30度の範囲内である。微細な油液滴
を創出するために、噴霧用ガスがしばしば油噴霧器に於
て使用される。空気及び流れは最も普通に使用される噴
霧用ガスであり、一方、酸素及び燃料ガスは時々使用さ
れる。空気、酸素富化空気或は酸素が噴霧用ガスとして
使用される場合は、該噴霧用ガス中に含まれる酸素の流
量は燃料の完全燃焼のために必要な酸素流量の20%未
満、好ましくは10%未満とすべきである。好ましい油噴
霧器は米国特許第4,738,614号に記載される。
し、流れは概略円錐態様に散開し、従って燃料流れの周
囲部分4は燃料流れの中心軸5に対して角度aを形成す
る。この角度は一般に、ストレートラウンドインジェク
タからのガス状燃料流れのためには5から10度の範囲内
にある。散開する燃料流れの角度を大きくするために、
しばしば切頭円錐状の燃料流れデフレクタが使用され
る。油バーナーのためには、噴霧される燃料液滴流れの
角度は油噴霧ノズルの設計形状により変化し、代表的に
はその角度は5から30度の範囲内である。微細な油液滴
を創出するために、噴霧用ガスがしばしば油噴霧器に於
て使用される。空気及び流れは最も普通に使用される噴
霧用ガスであり、一方、酸素及び燃料ガスは時々使用さ
れる。空気、酸素富化空気或は酸素が噴霧用ガスとして
使用される場合は、該噴霧用ガス中に含まれる酸素の流
量は燃料の完全燃焼のために必要な酸素流量の20%未
満、好ましくは10%未満とすべきである。好ましい油噴
霧器は米国特許第4,738,614号に記載される。
酸化体7は、燃料及び酸化体が燃焼領域に別々に射出さ
れそれらが共に燃焼領域内部に至るまで燃焼性混合物を
形成しないよう、燃料射出位置から離間して射出され
る。酸化体は酸素富化空気或は99.5%を越える酸素濃度
を有する技術的純酸素であり得る。好ましくは酸化体は
30%を越える酸素濃度を有する。
れそれらが共に燃焼領域内部に至るまで燃焼性混合物を
形成しないよう、燃料射出位置から離間して射出され
る。酸化体は酸素富化空気或は99.5%を越える酸素濃度
を有する技術的純酸素であり得る。好ましくは酸化体は
30%を越える酸素濃度を有する。
酸化体は一般に、毎秒約60から300m(200から1000ft)
の範囲内の速度で燃焼領域に射出される。酸化体が燃焼
領域内に射出されるに従い、酸化体流れの周辺部分は酸
化体流れの中心軸からある角度を形成する。この散開角
度は一般に5から10度の範囲内にある。
の範囲内の速度で燃焼領域に射出される。酸化体が燃焼
領域内に射出されるに従い、酸化体流れの周辺部分は酸
化体流れの中心軸からある角度を形成する。この散開角
度は一般に5から10度の範囲内にある。
酸化体は少なくとも1本、好ましくは3から16本の流れ
として燃焼領域に射出される。1つの好ましい配列構成
では燃料流れが中心位置から燃焼領域に射出され、複数
本の酸化体流れが燃料流れを中心とする円形或は環状態
様で燃焼領域に射出される。円形に配置された酸化体流
れの数は好ましくは3から16本の範囲内である。
として燃焼領域に射出される。1つの好ましい配列構成
では燃料流れが中心位置から燃焼領域に射出され、複数
本の酸化体流れが燃料流れを中心とする円形或は環状態
様で燃焼領域に射出される。円形に配置された酸化体流
れの数は好ましくは3から16本の範囲内である。
酸化体は燃料流れから角度bで燃焼領域に射出される。
この角度bは、燃料流れの軸線を中心としてこの燃料流
れの周囲に形成される角度、即ち角度aと酸化体流れ
の、第1図で角度cとして示される散開角度との合計角
度(a+c)と等しいか或はそれ以上である。一般には
酸化体の射出角度bは15から40度の範囲内にある。
この角度bは、燃料流れの軸線を中心としてこの燃料流
れの周囲に形成される角度、即ち角度aと酸化体流れ
の、第1図で角度cとして示される散開角度との合計角
度(a+c)と等しいか或はそれ以上である。一般には
酸化体の射出角度bは15から40度の範囲内にある。
酸化体は燃焼領域内に対し、各独立酸化体流れの合計運
動量が燃料の運動量の少なくとも3倍に等しい状態でも
って射出される。好ましくは酸化体の合計運動量は燃料
運動量の10から30倍の範囲内である。好ましくは、独立
した酸化体流れの少なくとも50%は燃料の運動量と少な
くとも等しい運動量を有し、最も好ましくは各独立酸化
体流れは燃料流れ運動量と少なくとも等しい運動量を有
する。
動量が燃料の運動量の少なくとも3倍に等しい状態でも
って射出される。好ましくは酸化体の合計運動量は燃料
運動量の10から30倍の範囲内である。好ましくは、独立
した酸化体流れの少なくとも50%は燃料の運動量と少な
くとも等しい運動量を有し、最も好ましくは各独立酸化
体流れは燃料流れ運動量と少なくとも等しい運動量を有
する。
より大きな酸化体流れ運動量は大量の炉ガス循環模様を
確立し、それにより炉ガス及び燃料は酸化体流れのジェ
ット吸引効果により酸化体流れ中に進行される。酸化体
流れが燃料流れから離間する位置から射出されまた燃料
流れの運動量が酸化体流れのそれよりも弱いことから、
酸化体と燃料との混合は酸化体ジェットの吸引効果によ
り遅延され且つ制御される。燃料は先ず、酸素含有レベ
ルの小さい高温炉ガスと混合され燃焼を完了するには不
十分な酸素を使用しての燃焼が行なわれる。燃焼は燃料
及び燃料富化燃焼による不完全燃焼生成物が酸化体流れ
中に連行され、完全燃焼のために追加的酸素が提供され
るに従い完了される。
確立し、それにより炉ガス及び燃料は酸化体流れのジェ
ット吸引効果により酸化体流れ中に進行される。酸化体
流れが燃料流れから離間する位置から射出されまた燃料
流れの運動量が酸化体流れのそれよりも弱いことから、
酸化体と燃料との混合は酸化体ジェットの吸引効果によ
り遅延され且つ制御される。燃料は先ず、酸素含有レベ
ルの小さい高温炉ガスと混合され燃焼を完了するには不
十分な酸素を使用しての燃焼が行なわれる。燃焼は燃料
及び燃料富化燃焼による不完全燃焼生成物が酸化体流れ
中に連行され、完全燃焼のために追加的酸素が提供され
るに従い完了される。
また酸素を、1つ以上の真直な流れとして或は先に定義
された合計角度(a+c)未満の角度を有する流れとし
て燃焼領域に導入し得る。この場合、全酸化体流れの少
なくとも50%を、先に定義した大きな散開角度、即ち、
燃料流れの軸線を中心としてこの燃料流れの周囲に形成
される角度aと酸化体流れの、第1図で角度cと示され
る散開角度との合計角度(a+c)と等しいか或はそれ
以上の角度を有するものとすべきである。
された合計角度(a+c)未満の角度を有する流れとし
て燃焼領域に導入し得る。この場合、全酸化体流れの少
なくとも50%を、先に定義した大きな散開角度、即ち、
燃料流れの軸線を中心としてこの燃料流れの周囲に形成
される角度aと酸化体流れの、第1図で角度cと示され
る散開角度との合計角度(a+c)と等しいか或はそれ
以上の角度を有するものとすべきである。
本発明を更に例示するため及びそれにより入手され得る
改善された結果を示すために以下の例及び比較例が実行
された。これらの実行例は例示目的上示されるものであ
り、これに限定されるものではない。
改善された結果を示すために以下の例及び比較例が実行
された。これらの実行例は例示目的上示されるものであ
り、これに限定されるものではない。
バーナーが568,000BTU/HRの燃焼速度で燃焼された。燃
料は約0.54重量%の結合窒素を含むNo.6燃料であった。
燃料は、毎時150標準立方フィート(SCFH)の空気を毎
秒約24m(約79ft)の速度の噴霧用ガスとして、従って
その運動量が0.94lb−ft/sec2である空気を使用して毎
時31.7ポンドの流量でバーナーから燃焼領域中に射出さ
れた。燃料流れの周囲には、燃料流れの中心を軸として
約10度の角度が形成された。99.5%酸素を含む酸化体
が、燃料射出位置から離間したバーナー部分から燃焼領
域内に射出された。酸化体は中心に位置付けされた燃料
流れの周囲に円形状に配列された8本の流れとして燃焼
領域中に射出され、合計流量は1130SCFHであった。酸化
体は毎秒約184m(614ft)の速度で射出され、従って合
計酸化体流れ運動量は16.2lb−ft/sec2であり、各酸化
体流れの運動量は約2lb−ft/sec2であった。各酸化体流
れは燃料流れから30度離間した位置から燃焼領域中に射
出された。噴霧用空気を考慮するに、燃焼領域に提供さ
れた酸化体全体の酸素濃度は約90%であった。燃焼が実
行され燃焼領域の燃料でのNOx放出量が測定された。手
順が反復されそして2つの例の結果が第2図にデータポ
イント1及び2として示された。
料は約0.54重量%の結合窒素を含むNo.6燃料であった。
燃料は、毎時150標準立方フィート(SCFH)の空気を毎
秒約24m(約79ft)の速度の噴霧用ガスとして、従って
その運動量が0.94lb−ft/sec2である空気を使用して毎
時31.7ポンドの流量でバーナーから燃焼領域中に射出さ
れた。燃料流れの周囲には、燃料流れの中心を軸として
約10度の角度が形成された。99.5%酸素を含む酸化体
が、燃料射出位置から離間したバーナー部分から燃焼領
域内に射出された。酸化体は中心に位置付けされた燃料
流れの周囲に円形状に配列された8本の流れとして燃焼
領域中に射出され、合計流量は1130SCFHであった。酸化
体は毎秒約184m(614ft)の速度で射出され、従って合
計酸化体流れ運動量は16.2lb−ft/sec2であり、各酸化
体流れの運動量は約2lb−ft/sec2であった。各酸化体流
れは燃料流れから30度離間した位置から燃焼領域中に射
出された。噴霧用空気を考慮するに、燃焼領域に提供さ
れた酸化体全体の酸素濃度は約90%であった。燃焼が実
行され燃焼領域の燃料でのNOx放出量が測定された。手
順が反復されそして2つの例の結果が第2図にデータポ
イント1及び2として示された。
比較的目的上、先に説明された手順が、約35から100%
の範囲内である酸素濃度を有する酸化体を使用して7回
反復された。この場合、前記酸化体が燃料流れの中心線
と実質的に平行状態で燃焼領域に射出された。つまり、
酸化体は燃焼領域に対して角度を成しては射出されなか
った。燃焼が実行され燃焼領域燃料でのNOx放出量が測
定された。その結果は第2図で線Aとして示される。
の範囲内である酸素濃度を有する酸化体を使用して7回
反復された。この場合、前記酸化体が燃料流れの中心線
と実質的に平行状態で燃焼領域に射出された。つまり、
酸化体は燃焼領域に対して角度を成しては射出されなか
った。燃焼が実行され燃焼領域燃料でのNOx放出量が測
定された。その結果は第2図で線Aとして示される。
第2図に示される結果から明瞭に理解されるように、本
発明の方法は、結合窒素を含む燃料の燃焼を、本発明を
使用しない方法で可能である以上にNOx放出水準を著し
く低減しつつ、実行可能とするものである。
発明の方法は、結合窒素を含む燃料の燃焼を、本発明を
使用しない方法で可能である以上にNOx放出水準を著し
く低減しつつ、実行可能とするものである。
酸化体が、燃料流れから30度の角度で離間された真直な
4本のノズルを通して射出されたことを除き、前記手順
が6回反復されNOx放出量が測定された。その結果が第
2図で線Bとして示される。理解されるように、本発明
の方法を実行しなかった場合(線A)よりもNOx放出は
幾分改善されたが、本発明をその好ましい形態に於て
(データポイント1及び2)実行した場合にはNOx放出
は著しく改善された。
4本のノズルを通して射出されたことを除き、前記手順
が6回反復されNOx放出量が測定された。その結果が第
2図で線Bとして示される。理解されるように、本発明
の方法を実行しなかった場合(線A)よりもNOx放出は
幾分改善されたが、本発明をその好ましい形態に於て
(データポイント1及び2)実行した場合にはNOx放出
は著しく改善された。
1)酸化体の運動量が大きいこと及び酸化体中の酸素水
準が高いこととにより、従来からの射出角度を大きく上
回る射出角度の創出が可能となりこれが、燃料が酸化体
中に引き続き連行されることと相俟って、分出角度が例
え僅かに過剰であっても燃焼或はブローオフが不安定に
なると言う、単に酸化体及び燃料を偏向状態で流動させ
る既知の低NOx燃料方法に固有の問題を回避させる一方
で、NOx発生の極めて低い状況下での燃焼を可能とす
る。
準が高いこととにより、従来からの射出角度を大きく上
回る射出角度の創出が可能となりこれが、燃料が酸化体
中に引き続き連行されることと相俟って、分出角度が例
え僅かに過剰であっても燃焼或はブローオフが不安定に
なると言う、単に酸化体及び燃料を偏向状態で流動させ
る既知の低NOx燃料方法に固有の問題を回避させる一方
で、NOx発生の極めて低い状況下での燃焼を可能とす
る。
2)燃料及び酸化体の燃焼領域への別々の、しかし好ま
しくは同一のバーナーからの射出、即ちバーナーフェー
ス8の如き軸線方向に於て概略同一の開始点位置からの
射出が、燃焼生成物の如き炉ガスの、燃料中への吸引及
びそれに引き続く単数或は複数の酸化体流れ中への連行
による燃焼性混合物の形成を可能とする。
しくは同一のバーナーからの射出、即ちバーナーフェー
ス8の如き軸線方向に於て概略同一の開始点位置からの
射出が、燃焼生成物の如き炉ガスの、燃料中への吸引及
びそれに引き続く単数或は複数の酸化体流れ中への連行
による燃焼性混合物の形成を可能とする。
以上本発明を具体例を参照して説明したが、本発明の内
で多くの変更を成し得ることを理解されたい。
で多くの変更を成し得ることを理解されたい。
第1図は本発明の方法を実行し得る具体例の単純化した
断面図である。 第2図は本発明を使用して実行される燃焼でのNOx放出
及び既知の燃焼方法を使用して実行される燃焼でのNOx
放出を表すグラフである。 尚、図中主な部分の名称は以下の通りである。 2:燃焼領域 3:バーナー 8:バーナーフェース 9:インジェクタチューブ
断面図である。 第2図は本発明を使用して実行される燃焼でのNOx放出
及び既知の燃焼方法を使用して実行される燃焼でのNOx
放出を表すグラフである。 尚、図中主な部分の名称は以下の通りである。 2:燃焼領域 3:バーナー 8:バーナーフェース 9:インジェクタチューブ
Claims (3)
- 【請求項1】結合窒素を含む燃料を低NOx排出状況下で
燃焼させるための方法であって、 結合窒素を含む燃料を軸線方向流れ状態で燃焼領域に射
出すること、 純酸素或は酸素富化空気を含む酸化体を、燃料流れの軸
線を中心として該燃料流れの周囲に形成される角度と酸
化体流れの散開角度との合計角度に等しい或はそれより
も大きい角度に於て、その合計運動量を燃料流れの運動
量の少なくとも3倍とする状態で前記燃料の射出位置か
ら流れ一本分離間した位置から燃料領域に射出するこ
と、 燃料流れからの燃料を単数或は複数の酸化体流れ中に連
行し該連行した燃料を酸化体と共に燃焼すること を包含してなる結合窒素を含む燃料を低NOx排出状況下
で燃焼させるための方法。 - 【請求項2】酸化体の合計運動量は燃料流れの運動量の
3から30倍の範囲内である特許請求の範囲第1項記載の
結合窒素を含む燃料を低NOx排出状況下で燃焼させるた
めの方法。 - 【請求項3】1本以上の酸化体を、燃料流れの軸線を中
心として該燃料流れの周囲に形成される角度と酸化体流
れの散開角度との合計角度よりも少い角度に於て酸化体
流れとして燃焼領域中に射出することを含み、全酸化体
流れの少なくとも50%を、燃料流れの軸線を中心として
この燃料流れの周囲に形成される角度と酸化体流れの散
開角度との合計角度と等しいか或はそれ以上の角度を有
するものとすることを含む特許請求の範囲第1項記載の
結合窒素を含む燃料を低NOx排出状況下で燃焼させるた
めの方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/355,451 US4946382A (en) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | Method for combusting fuel containing bound nitrogen |
US355451 | 1989-05-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0331604A JPH0331604A (ja) | 1991-02-12 |
JPH0765731B2 true JPH0765731B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=23397476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2130422A Expired - Lifetime JPH0765731B2 (ja) | 1989-05-23 | 1990-05-22 | 結合窒素を含む燃料を燃焼させるための方法 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4946382A (ja) |
EP (1) | EP0399462B1 (ja) |
JP (1) | JPH0765731B2 (ja) |
KR (1) | KR950013955B1 (ja) |
CN (1) | CN1023345C (ja) |
AT (1) | ATE92172T1 (ja) |
BR (1) | BR9002371A (ja) |
CA (1) | CA2017258C (ja) |
DE (1) | DE69002393T2 (ja) |
MX (1) | MX172404B (ja) |
Families Citing this family (35)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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