JPH0721326B2 - 石炭・水スラリ−バ−ナの噴霧方法 - Google Patents

石炭・水スラリ−バ−ナの噴霧方法

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JPH0721326B2
JPH0721326B2 JP60165796A JP16579685A JPH0721326B2 JP H0721326 B2 JPH0721326 B2 JP H0721326B2 JP 60165796 A JP60165796 A JP 60165796A JP 16579685 A JP16579685 A JP 16579685A JP H0721326 B2 JPH0721326 B2 JP H0721326B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、石炭・水スラリー(以下CWMと称す)を燃焼
するバーナに係り、特に、燃焼時に発生するNOxを低減
するのに好適な石炭・水スラリーバーナの噴霧方法に関
する。
〔発明の背景〕
微粉炭燃焼に代わる石炭の燃焼方法として、微粉炭と水
を混合したCWM燃焼が石炭ボイラに利用されている。CWM
は、石炭を従来の石油燃料と同様に、ポンプでバーナま
で供給することができるために、微粉炭の空気搬送と比
較して、流量制御の簡便さと燃料管径の縮少などの輸送
面の利点がある。また、ボイラ用の燃料としてCWMを考
えると、燃料の発電量を高くする必要性から、CWMに含
まれる石炭の濃度を62〜70%にまで高くした高濃度CWM
がボイラ用燃料として用いられている。
さて、このように輸送面で利点を有するCWMを燃焼する
際には、微粉化して噴霧にする必要がある。CWMのよう
に比較的粘度の高い流体の噴霧には、一般に二流体アト
マイザーが使用されている。二流体アトマイザーは、高
流速の気体(噴霧用媒体)をCWMに衝突させ、霧化を行
なうものである。霧化に高流速の気体を使用するため、
噴出後のCWM気流の速度は極めて大きく、空気搬送によ
る微粉炭の場合の5倍程度にもなる。さらに、噴霧され
たCWMは、その着火に先立ち水分の蒸発域を必要とす
る。噴出速度が速く、かつ水分の蒸発時間を必要とする
結果、CWMの着火位置はバーナ面から大幅に遠ざかるこ
とになる。事実、CWMの燃焼火災の最高温度域は微粉炭
の場合よりもバーナ面から後続側に移り、その温度も10
0〜200℃程度低いことが知られている。このような着火
位置の後退は、CWMの燃焼率が低いことの大きな原因と
なつている。
この着火位置の後退は、燃焼率ばかりでなく、NOxの発
生量に対しても大きな影響を及ぼしている。
CWMと微粉炭の燃焼はどちらも石炭の燃焼ではあるが、N
Oxの発生量はCWMの方が多い。これは上記した着火位置
の後退による火炎構造の相違に大きな原因があると考え
られる。微粉炭は空気比0.2〜0.3程度の条件で20〜30m/
s程度の噴出速度で火炉内に搬送される。このため、バ
ーナから噴出する燃焼用空気の混合を遅らせた、わゆる
低NOxバーナにて燃焼を行なえば、微粉炭はバーナから
火炉内に噴出された直後に着火してNH3等のNOx還元性物
質を生成し、NOxをN2へ還元した後に燃焼用空気が混合
するという火炎を構成する。これに対して、CWMの火炎
は前述の着火位置の後退のために、着火位置の空気比が
1付近となつてNOx還元性物質を生成しない火炎構造と
なる。
このように、CWM燃焼では着火位置の後退が、燃焼率、N
Ox発生量の双方に悪影響を及ぼしていると考えられる。
そこで、CWMの着火位置を可能な限りバーナ近傍に引き
寄せることが、燃焼率を上げ、NOx発生量を抑制するこ
とにつながる。しかし、着火位置を引き寄せる方法のす
べてがCWMの燃焼特性改善に有効であるわけではない。
例えば、燃焼用空気に強力な旋回を与えていけば、その
着火位置はバーナ側に近づいてくることはCWM燃焼にお
いても既に知られている。しかしこの方法では、燃焼率
は著しく向上するものの、NOx発生量はむしろ増加して
しまう。
このような問題点を解決するバーナとして、例えば特開
昭59−145405号公報に示されるように、アトマイザーと
火炉の間にバーナタイルを配した蒸発室を設け、蒸発室
の火炉と反対側から理論空気量の20〜30%程度の空気を
混合して燃焼するものが知られている。この方法は、蒸
発室内で噴霧粒子と空気を混合してガス化燃焼を行なわ
しめ火炉内に噴出し、しかる後に再び燃焼用空気を混合
して完全燃焼する方法がある。しかしながら、この方法
をそのまま、CWMに適用すると、蒸発室のバーナタイル
にCWM噴霧粒子が付着し流路を妨げて流れが安定せず、
火炎が非常に不安定となる問題がある。さらにまた、CW
Mを良好に蒸発室内で着火させるため、蒸発室の壁温は5
00〜700℃以上に保持しなければならない。ところがCWM
は水が蒸発した後に始めて着火するので、上記壁温を維
持するためには、蒸発室に混合する空気量の増加又は混
合する空気の酸素富化が考えられる。しかし、前記の空
気量増加は蒸発室内でのガス化燃焼を困難にする。また
酸素富化は、実機ボイラー適用上、酸素プラントの設置
が必要となり経済的に不利になる。
〔発明の目的〕
本発明は上記欠点を改善しようとしてなされたもので、
その目的とするところは、CWMを燃焼する際に生成されN
Oxを良好に低減するバーナを提供するところにある。
〔発明の概要〕
即ち、本発明の特徴とするところは、石炭・水スラリー
に噴霧用媒体を衝突させて霧化する二流体アトマイザー
の外周に同心円状に燃料用空気を噴出する空気ノズルを
備えた石炭・水スラリーバーナの噴霧方法において、前
記アトマイザーにより石炭・水スラリーを末拡がり状に
噴霧し、前記空気ノズルを同心円状に2つ設けると共に
ノズル内出口近傍にスワラを設け、燃焼用空気を1次空
気と2次空気及び3次空気とに分けて該1次空気を石炭
・水スラリーの噴霧用媒体として用い、前記2次空気を
前記2つの空気ノズルのうちの内周側の空気ノズルから
旋回流として噴出し前記3次空気を外周側の空気ノズル
から旋回流として噴出し、前記2次空気の空気比を0.3
以上にすると共にその噴出方向を直進方向又はバーナの
中心軸方向に向けることにより石炭・水スラリーの噴霧
角度よりも小さい噴出角度として石炭・水スラリーの噴
霧中に混合させるようにした石炭・水スラリーバーナの
噴霧方法にある。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図より説明する。第1図
は本発明によるバーナの一例の断面図である。本実施例
のバーナは、CWMを噴霧するアトマイザーと、燃焼用空
気を噴出する2つの空気ノズルから構成される。バーナ
の中心部には、CWMを噴霧するアトマイザー11が設けら
れている。アトマイザー11は高速の気体でCWMを噴霧す
る二流体アトマイザーである。このアトマイザー11の噴
霧媒体G1は1次空気であり、全空気流量の2.5%を使用
している。アトマイザー11の外周にはアトマイザー11と
同心円をなすようにして、2次空気ノズル14が配置され
ている。2次空気ノズル14は出口に軸流式の2次空気ス
ワラ12を有し、噴出する2次空気G2の旋回強度を変えら
れる。さらに、2次空気ノズル14の外周に2次空気ノズ
ル14と同心円をなすようにして、3次空気ノズル15が配
置されている。3次空気ノズル15はレジスタタイプの3
次空気スワラ13を有し、3次空気G3の旋回強度を変えら
れる。また16はバーナスロート、17はバーナタイルを示
す。
第2図は、本実施例のバーナで使用したアトマイザー11
の断面図である。第3図は第2図のII−II矢視図であ
る。アトマイザー11は2重円管の流路と火炉側先端部の
ノズルチツプ部からなる。2重円管の中心の内管22はCW
Mを供給する。内管と外管で構成された円環状流路21は
噴霧媒体G1を供給する。噴霧媒体G1はノズルチツプ26に
開けられた噴出口23を通り、CWMに高速で衝突し微粒化
する。このとき、噴出口23は内管22の接続方向でかつ内
管22の端面をねらう角度で設けられているので、噴霧媒
体G1は内管22の中で旋回流を形成し、旋回力と媒体の有
する運動エネルギーによつてCWMを良好に霧化する。噴
霧媒体G1は旋回流を形成する結果、噴霧の流量分布はホ
ロコーンの形状をなし、前記第1図に記した噴霧角αは
80゜である。また、CWMアトマイザーはCWMの噴霧粒子が
高速でアトマイザー内壁に衝突する。このため、アトマ
イザーは高速の噴霧粒子による摩耗を防止するため、ノ
ズルチツプ部先端にセラミツク24を配し、保持具25でノ
ズルチツプ26に取り付けられている。
第4図に、第1図で示したバーナによりCWMを燃焼した
時の燃焼特性を示す。4図の横軸は、燃焼用空気全量に
対する2次空気流量の割合である2次空気空気比λ
ある。縦軸は、燃焼排ガス中のNOx濃度、CO濃度及び、
燃焼灰中の未燃成分の重量割合である灰中未燃分であ
る。実験は、炉の断面が600mm角の角形で、炉長6mの燃
焼炉で行なつた。実験条件は、CWMの供給量が4kg/h、燃
焼炉壁の最高度1200℃で平均温度が1000℃,2次及び3次
空気の空気温度が160℃、燃焼炉出口の空気比が1.14で
ある。また、NOx発生量サンプル位置が燃焼ガスの滞留
時間約3秒である。ここで、空気比とは、燃料を完全燃
焼するに必要な理論空気量に対する実空気量である。実
験に使用したCWMの粒径分布は、74μm以下の石炭重量
割合が70%で、10μm以下の石炭重量割合が23%であ
る。またCWMの石炭濃度は65%であり、せん断速度90S-1
における粘度が1000mPa・Sである。空気量配分は、G1
が2.5%であり、2次空気G2と3次空気G3の割合を変化
して2次空気空気比λを変えた。
実験結果41は、3次スワラーの旋回強度を示すスワ−ル
数が4,4の条件でCWMを燃焼した結果である。実験結果42
は3次スワラーのスワ−ル数が2.3、実験結果43は3次
スワラーのスワ−ル数が1.7条件でCWMを燃焼した結果で
ある。このときの3次空気の旋回方向は、アトマイザー
の1次空気G1が成す旋回方向と逆である。ここで3次ス
ワラーのスワ−ル数はSは次式(1),(2)で規定さ
れる。
(1),(2)式中のβはスワラーの羽根角度であつ
て、半径と羽根のなす角度である。Zは羽根の枚数であ
り、tは羽根の厚さである。R1はスワラーの案内羽根の
吹き出し側の端点を結んだ仮想円の半径である。一方、
2次スワラーのスワ−ルは0に固定した。すなわち2次
空気G2は直進流で噴出した。第4図から、2次空気空気
比λが0.3以上になれば、NOxは低減し、かつまたCO及
び灰中未燃分も低減することがわかる。すなわち、2次
空気空気比を0.3以上にすれば、NOxの低減及び燃焼率の
高効率を同時に達成できることがわかる。
第5図は、第1図で示したバーナによりCWMを燃焼した
時の燃焼特性を示す。第5図の横軸は燃焼炉出口の空気
比である。縦軸は、燃焼排ガス中のNOx濃度、CO濃度、
及び灰中未燃分である。実験は、3次空気のスワ−ル数
が4.1,2次空気のスワ−ル数が0の条件で行なつた。実
験結果51は2次空気空気比が0.23の条件であり、実験結
果は2次空気空気比が0.43の条件である。この実験結果
からも明らかなように、2次空気空気比を0.3以上にし
た効果が表われており、NOxの低減と燃焼率の向上が同
時に達成できていることがわかる。
第6図は、第1図で示したバーナによつてCWMを燃焼し
た時の燃焼特性を示す。第6図の横軸は2次空気のスワ
−ル数であり、2次空気の旋回強度を示す。2次空気ス
ワラ12は軸流型のスワラであり、旋回強度を示すスワ−
ル数Sは次式(3)で定まる。
ここでRhは、2次空気ノズル14の円環状の流路の内径で
あり、Rは円環状流路の外径である。またβは軸流スワ
ラーの羽根角度であつて、バーナの中心軸と羽根のなす
角度である。この実験結果から、2次空気スワラーのス
ワ−ル数は0.5以下にする必要がある。これは2次空気
の主流とCWM噴霧の主流束が交差した時に、NOx濃度が下
がり、燃焼効率が高くなることを意味する。すなわち、
第1図において、CWM噴霧主流束の軌跡Aと、2次空気
の主流G2が交差することを意味しており、CWMの噴霧角
より小さな角度で2次空気を噴出することと同等であ
る。
本実施例によれば、NOxを良好に低減するとともに、CO
や灰中未燃分を低減して燃焼効率を向上することができ
る。
第2の実施例の一例を第7図により説明する。第7図は
本発明によるバーナの他の実施例の断面図である。第2
の実施例のバーナは、CWMを噴霧するアトマイザーと、
燃焼用空気を噴出する2つの空気ノズル、及び2次空気
の流れ方向を変える目的で使用される保炎板76から構成
される。バーナの中心には、CWMを噴霧するアトマイザ
ー71がある。アトマイザー71は高速の気体でCWMを噴霧
する二流体アトマイザーである。アトマイザー71と同心
円をなすようにして、2次空気ノズル74が配置されてい
る。2次空気ノズル74出口に軸流式の2次空気スワラ72
を有し、2次空気の旋回強度を変える。さらに、2次空
気ノズル74の出口には、保炎板76がある。2次空気ノズ
ル74と同心円をなすようにして、3次空気ノズル75が配
置されている。3次空気ノズル75はレジスタタイプの3
次スワラ73を有し、3次空気の旋回強度を変える。アト
マイザー71の噴霧角αは、例えばYジエツト型アトマイ
ザーのように20゜〜60゜程度であつて、第1の実施例の
バーナで使用したアトマイザー11の噴霧角より小さく噴
霧の流速は速い。保炎板76は、円板の中心を円形に開け
た開口部を有するドーナツ状の形状をしている。開口部
の直径は、2次空気ノズルの外径より小さくなつてい
る。この保炎板76は2次空気G2の流れ方向が、CWMの噴
霧角より小さくなるようにして、2次空気とCWM噴霧を
良好に混合することを目的としている。
第8図に、第7図で示したバーナによりCWMを燃焼した
時の燃焼特性を示す。第8図の横軸は燃焼用空気全量に
対する2次空気流量の割合である2次空気比λであ
る。縦軸は、燃焼灰ガス中のNOx濃度、CO濃度、及び灰
中未燃分である。実験は第1の実施例で示した鎖実験条
件並びにCWM性状で行なつた。実験における空気量配分
は、1次空気が2%であり、2次空気G2と3次空気G3
配分割合を変化して2次空気空気比λを変えた。
実験結果81は、(1),(2)式で定義される3次空気
のスワ−ル数が2.3であり、(3)式で定義される2次
空気のスワ−ル数がの条件で行なつた。第8図から、2
次空気空気比が0.3以上になれば、NOxは低減し、かつま
たCO及び灰中未燃分も低減することがわかる。すなわ
ち、2次空気空気比を0.3以上にすれば、NOxの低減及び
燃焼率の向上を同時に達成できる。第8図は3次空気ス
ワラーのスワ−ル数が2.3の結果であるが、3次空気ス
ワラーのスワ−ル数を0.3から4.5まで変化しても同等の
結果を得ることがでた。
第9図は、第7図で示したバーナによつてCWMを燃焼し
た時の燃焼特性を示す。第9図の横軸は2次空気のスワ
−ル数であり、2次空気の旋回強度を示す。縦軸は、燃
焼排ガス中のNOx濃度、CO濃度、及び、灰中未燃物であ
る。実験結果91から、2次空気スワラーのスワ−ル数
は、0.5から1.25の範囲にあれば、良好にNOxを低減でき
ることがわかる。CO及び灰中未燃分に関しては、2次空
気スワラーのスワ−ル数を増加するにしたがつ減少する
傾向にある。しかしながら、CO濃度は高くても20ppm以
下、灰中未燃も高くても4%以下であり、実用上でこの
傾向は問題にならない。2次空気のスワラー数が0.5か
ら1.25の範囲では、2次空気は保炎板76の円形状の開口
部から噴出するまでに、良好にCWM噴霧と混合すること
ができる。さらに、2次空気は保炎板76の円の開部から
噴出し後に、旋回力によつてCWMの噴霧流速を低減する
ことができる。一方、2次空気のスワラー数を1.25以上
にすると、2次空気とCWM噴霧の混合気は、保炎板76の
開口部から噴出した後に、迅速に3次空気G3と混合す
る。すなわち、2次空気の主流G2と3次空気の主流G
3は、バーナの近傍で明瞭に分離されない。このため
に、2次空気スワ−ル数が1.25以上の条件は、NOxが増
加するのである。
第2図の実施例によれば、CWMの噴霧速度を低減し、様
らに、CWM噴霧と2次空気を良好に混合することによつ
て、NOx濃度を効果的に減少することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、CWMの噴霧の中に2次空気を良好に混
合し、2次空気空気比を0.3以上にすれば、着火をバー
ナ側へ近づけることができるので、良好にNOxを低減す
るとともに燃焼効率を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の石炭・水スラリーの噴霧に用いるバー
ナの一実施例の断面図、第2図は第1図アトマイザー部
分の断面図、第3図は第2図のII−II線断面図、第4図
は第1図のバーナによるNOx濃度とCO濃度と灰中未燃分
の2次空気空気比による影響を示した特性図、第5図は
第1図のバーナによるNOx濃度とCO濃度と灰中未燃分の
空気比による影響を示した特性図、第6図は第1図のバ
ーナによるNOx濃度とCO濃度と灰中未燃分の2次空気ス
ワラーのスワ−ル数の影響を示した特性図、第7図は本
発明の石炭・水スラリーの噴霧に用いるバーナの他の実
施例を示す断面図、第8図は第7図のバーナによるNOx
濃度とCO濃度と灰中未燃分の2次空気空気比による影響
を示した特性図、第9図は第7図のバーナによるNOx濃
度とCO濃度と灰中未燃分の2次空気スワラーのスワ−ル
数の影響を示した特性図である。 11……アトマイザー、12……2次空気スワラー、13……
3次空気スワラー、14……2次空気ノズル、15……3次
空気ノズル、71……アトマイザー、72……2次空気スワ
ラー、73……3次空気スワラー、74……2次空気ノズ
ル、75……3次空気ノズル、65……保炎板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嵐 紀夫 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 楢戸 清 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 稲田 徹 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 相馬 憲一 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 東山 和寿 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 大塚 馨象 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 政井 忠久 広島県呉市宝町6番9号 バブコツク日立 株式会社呉工場内 (56)参考文献 特開 昭56−162311(JP,A) 特開 昭59−71921(JP,A) 米国特許4519322(US,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】石炭・水スラリーに噴霧用媒体を衝突させ
    て霧化する二流体アトマイザーの外周に同心円状に燃焼
    用空気を噴出する空気ノズルを備えた石炭・水スラリー
    バーナの噴霧方法において、前記アトマイザーにより石
    炭・水スラリーを末拡がり状に噴霧し、前記空気ノズル
    を同心円状に2つ設けると共にノズル内出口近傍にスワ
    ラを設け、燃焼用空気を1次空気と2次空気及び3次空
    気とに分けて該1次空気を石炭・水スラリーの噴霧用媒
    体として用い、前記2次空気を前記2つの空気ノズルの
    うちの内周側の空気ノズルから旋回流として噴出し前記
    3次空気を外周側の空気ノズルから旋回流として噴出
    し、前記2次空気の空気比を0.3以上にすると共にその
    噴出方向を直進方向又はバーナの中心軸方向に向けるこ
    とにより石炭・水スラリーの噴霧角度よりも小さい噴出
    角度として石炭・水スラリーの噴霧中に混合させるよう
    にしたことを特徴とする石炭・水スラリーバーナの噴霧
    方法。
JP60165796A 1985-07-29 1985-07-29 石炭・水スラリ−バ−ナの噴霧方法 Expired - Lifetime JPH0721326B2 (ja)

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