JPH0765605B2 - 締付け用バンド - Google Patents

締付け用バンド

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JPH0765605B2
JPH0765605B2 JP62288745A JP28874587A JPH0765605B2 JP H0765605 B2 JPH0765605 B2 JP H0765605B2 JP 62288745 A JP62288745 A JP 62288745A JP 28874587 A JP28874587 A JP 28874587A JP H0765605 B2 JPH0765605 B2 JP H0765605B2
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band
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば円筒状のゴムブーツの取付け部やホー
スとパイプの継ぎ部などを締付けるために使用される締
付け用バンドに関する。
〔従来の技術〕
自動車の駆動系や懸架機構系あるいは操向系などには、
目的に応じて各種のゴムブーツが使われることがある。
例えば駆動系を構成するドライブシャフトの等速ジョイ
ント部分には、ジョイントに砂塵や泥水などが入り込ん
だり潤滑用グリスが流出することを防ぐなどの目的か
ら、円筒状ないし蛇腹状のゴムブーツが使われている。
このゴムブーツは、ジョイント部分を構成している第1
の部材と第2の部材との連接部分を覆うものであり、ゴ
ムブーツの一端は第1の部材に固定されるとともに、ゴ
ムブーツの他端側は第2の部材に固定されるようになっ
ている。
こうしたゴムブーツを相手側の部材に固定するには、第
16図に例示されたような締付け用バンド1が適してい
る。この種のバンド1は、展開された状態において、所
定の長さを有する帯状の金属製バンド本体2の一端2a側
に少なくとも1つの係止孔3を設けるとともに、他端2b
側にはこのバンド本体2をリング状に丸めて両端側を互
いに重ね合わせた状態において上記係止孔3に係合可能
な突起4を設けている。更にバンド本体2の長手方向中
間部位すなわち両端2a,2b間には、バンド本体2の外面
側に立上がる締付け耳部5が設けられている。この締付
け耳部5は、一対の脚部6,7と、これら脚部6,7間にわた
るつなぎ部8とからなる。
この種のバンド1は、バンド本体2をゴムブーツやホー
ス等の被締付け面にわたって巻付け、係止孔3に突起4
を引掛けた状態で、治具を用いて耳部5を図示矢印方向
に押圧し、2点鎖線で示されるような形状に耳部5を塑
性変形させることによって、リングの径Dを縮めて被締
付け面を締付けるようになっている。このような構成の
バンド1は、構造が簡単で軽量であるばかりでなく、耳
部5を塑性変形させるだけの簡単な作業によって強い締
付け力を維持できるという利点がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記構成のバンド1は、バンド本体2の外
面側に耳部5が突出するため、締付け後に耳部5が何ら
かの障害物にぶつかって耳部5が変形する可能性があ
る。この場合、バンド本体2の締付けが弛む方向に耳部
5が変形すると、ゴムブーツと相手側の部材との締付け
が弛んだり、甚だしくはゴムブーツの脱落を生じるおそ
れがある。特にドライブシャフトのように路面に近くし
かも回転する部材に使われるゴムブーツの場合は、走行
中に車輪が跳ね上げた石や路面側の障害物等が耳部5に
当たる可能性が大きい。また、寒冷地における氷雪路走
行後などには車体の下面側に氷柱ができることがあり、
こうした氷柱が走行中にバンド1に衝撃的に当たると、
当たり所によってはバンド1が弛む原因になる。
従って本発明の目的は、バンド本体を保護できるような
カバーの取付け手段をもつ締付け用バンドおよび保護カ
バーを備えた締付け用バンドを得ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を果たすために本発明は、両端を有する帯状の
金属製バンド本体の一端側に係止孔を設けるとともに他
端側にはこのバンド本体をリング状に丸めて両端側を互
いに重ね合わせた状態において上記係止孔に係合可能な
突起を設け、更に上記バンド本体の両端部間にはバンド
本体の外面側に立上がる締付け耳部を設けた締付け用バ
ンドにおいて、上記バンド本体の周方向の一部には上記
耳部とは別に位置に、バンド本体の外面側に突出するカ
バー動き止め用凸部を設けたものである。
更に第2の本発明のバンドは、上記バンド本体の外周面
側に、例えばゴム状弾性材などからなりかつバンド本体
の少なくとも上記締付け耳部を覆うことの可能なリング
状の保護カバーを設けるとともに、バンド本体の周方向
の一部には上記耳部とは別の位置に、バンド本体の外面
側に突出することによって上記保護カバーの一部に係合
するカバー動き止め用凸部を設けたものである。
〔作用〕
上記構成の締付けバンドにおいては、バンド本体に設け
られている締付け耳部が保護カバーの一部に嵌合すると
ともに、この耳部とは円周方向の別の位置に設けられて
いるカバー動き止め用凸部が保護カバーの一部に係合す
るため、保護カバーはバンド本体に対する回転方向と軸
方向の動きが拘束され、バンド本体に確実に固定してお
くことができる。そして、バンド本体の締付け耳部が上
記保護カバーによって覆われるので、バンド取付け後の
外的要因によって耳部が変形するような力を受けること
を防止できる。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例につき、第1図および第2図を
参照して説明する。
第1図に示された締付け用バンド10のバンド本体11は、
展開された状態において、所定の長さを有しかつ両端11
a,11bが解放された帯状をなしている。このバンド本体1
1は、例えばステンレス鋼などの金属板からなり、その
ほぼ全長にわたって等幅であり、しかもリング状に丸め
やすいように湾曲した形状に形成されている。
バンド本体11の一端11a側には少なくとも1つの係止孔1
2が設けられているとともに、他端11b側にはバンド本体
11をリング状に丸めて両端側を互いに重ね合わせた状態
において、係止孔12に係合可能な突起13が設けられてい
る。更にバンド本体11の長手方向中間部位すなわち両端
11a,11b間には、バンド本体11の外面側に立上がる締付
け耳部14が設けられている。この締付け耳部14は、一対
の脚部15,16と、これら脚部15,16間にわたるつなぎ部17
とからなる。
また、バンド本体11の長手方向の2カ所にカバー動き止
め用凸部20,20が設けられている。これら凸部20,20は、
バンド本体11をリング状にした状態において耳部14との
なす角度θがバンド本体11の円周方向をおおむね三等分
する位置(θ≒120°)に設けられている。上記凸部20,
20は、第2図に一方を代表して示すように、バンド本体
11の幅方向の一部分の縁20a,20bを互いに平行に立上が
るように外面側にほぼ直角に折曲したものである。従っ
て、縁20a,20bを折曲げた分だけ、この部位の板幅B1
他の部位の板幅B2よりも狭くなっている。
上記バンド10を用いて、ゴムブーツ等と相手側の部材と
を円周方向に締付ける場合、バンド本体11を被締付け面
に巻回するとともに、突起13を係止孔12に引掛ける。こ
の状態で、図示しない治具を用いて耳部14を図示矢印方
向からクランプし、2点鎖線で示すごとく脚部15,16間
の距離が狭まるような形状に耳部14を塑性変形(座屈)
させる。このすることにより、リング状に丸められてい
るバンド本体11の径が縮まるため、被締付け面が強くク
ランプされる。このバンド本体11には、第3図に例示さ
れるような保護カバー25を取付けることができる。
第3図に示された本発明の第2実施例においては、上記
実施例で述べたと同様の構造のバンド本体11の外面側
に、ゴム等の弾性材料からなる保護カバー25が被着され
ている。この実施例は、金属製の管体26の外側にゴムブ
ーツ27を嵌込み、その外側をバンド本体11で締付けるよ
うにした例である。
この実施例における保護カバー25は、バンド本体11の全
周を覆うことができるようなリング状に一体成形されて
いる。カバー25の内径は、ゴムブーツ27の外径よりもや
や小さい位がよい。第4図ないし第7図に示されるよう
に、カバー25の内周面には、バンド本体11の幅B2と同等
の幅をもちかつカバー25の周方向に連続する溝30が設け
られている。溝30の深さは、おおむねバンド本体11の板
厚と同じである。カバー25の周方向の一部には、前述の
ようにしてクランプされた耳部14を丁度嵌合させること
のできる大きさの孔31が開設されている。カバー25の肉
厚Tは、クランプされた状態の耳部14の突出高さよりも
大きさ寸法、すなわち孔31の内側に耳部14が完全に隠れ
るような厚みにするのが望ましい。但しこの孔31は、図
示例のように貫通している代りに、図示上端側が塞がっ
ていてもよい。
更にカバー25の内周面側には、前述した凸部20,20と合
致した位置に、凸部20,20が入り込むことのできる大き
さの凹部32,32が設けられている。これら凹部32,32の底
には、第8図に一方を代表して示したように、折曲され
た凸部20の縁20a,20b間に嵌合可能なリブ35が設けられ
ている。
上記構成のカバー25は、前述した第1実施例の場合と同
様に耳部14をクランプして座屈させることによりバンド
本体11をゴムブーツ27の被締付け面に固定させたのち
に、カバー25自身のもつ弾性を利用してカバー25を広げ
つつ、耳部14が孔31に嵌合するように位置を合わせてバ
ンド本体11に嵌合させる。こうすることにより、溝30に
バンド本体11が入り込むとともに、凸部20の折曲縁20a,
20b間にリブ35が嵌合し、しかも耳部14が孔31に嵌合す
る。第9図に例示されるように、バンド本体11と溝30と
の嵌合深さはそれ程深くないため、図示矢印方向の力が
加わるとカバー25がバンド本体11から外れる可能性があ
るが、上述したように凸部20,20が凹部32,32に対して充
分な深さで嵌合しているとともに耳部14と孔31とが互い
に嵌合しているため、カバー25は周方向および軸線方向
のいずれにも充分拘束された状態となり、外力が加わっ
ても簡単に外れることはない。
そして、バンド本体11の全周を覆う保護カバー25を設け
たことにより、特に耳部14や突起13が保護される。この
ため、耳部14に何らかの障害物がぶつかることによりバ
ンド本体11が弛む方向に耳部14が変形したり、突起13が
係止孔12から外れるような衝撃が加わることを防止する
上で有効である。
なお、凸部20は必ずしも2箇所設ける必要はなく、少な
くとも1箇所設けられていれば所期の目的を達成でき
る。場合によっては、凸部20を3箇所以上に設けてもよ
い。但し、凸部20と耳部14の配置関係は、バンド本体11
の円周方向に互いにほぼ等間隔であるとが望ましい。
なお、第10図および第11図に示されるように、バンド本
体11の一部分を絞り出すことによって凸部20を形成して
もよし、あるいは第12図および第13図に示されるよう
に、バンド本体11の一部を切起こすことによって形成さ
れた凸部20を使用してもよい。更にまた、第14図および
第15図に例示されるような部品37をバンド本体11に溶接
することによって凸部20を設けることもできる。
〔発明の効果〕
上述したように本発明によれば、バンド本体の外側を覆
う保護カバーをバンド本体の締付け耳部と動き止め凸部
とを利用して確実に固定することができる。そしてバン
ド本体に保護カバーを被着した場合には、締付け耳部を
保護できるのは勿論のこと、バンド本体の係止孔に嵌合
している突起を保護できるため、締付け耳部が何らかの
障害物にぶつかって変形することによりバンド本体の締
付けが弛んだり、係止孔と突起との係合が外れることな
どを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を一部断面で示す締付け用
バンドの正面図、第2図は第1図中のII−II線に沿う断
面図、第3図は本発明の第2実施例を示す締付け用バン
ドの断面図、第4図は第3図に示された保護カバーの正
面図、第5図は第3図に示された保護カバーの一部の平
面図、第6図は第3図に示された保護カバーの一部を示
す正面図、第7図は第4図中のVII−VII線に沿う断面
図、第8図は第4図中のVIII−VIII線に沿う断面図、第
9図は第3図中のIX−IX線に沿う断面図、第10図は動き
止め凸部の変形例を示す正面図、第11図は第10図中のa
−a線に沿う断面図、第12図は凸部の他の変形例を示す
正面図、第13図は第12図中のb−b線に沿う断面図、第
14図は凸部の更に別の変形例を示す正面図、第15図 は
第14図中のc−c線に沿う断面図、そして第16図は従来
の締付け用バンドを一部断面で示す正面図である。 10…締付け用バンド、11…バンド本体、11a…一端、11b
…他端、12…係止孔、13…突起、14…締付け耳部、20…
動き止め用凸部、25…保護カバー、30…溝、31…孔、32
…凹部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端を有する帯状の金属製バンド本体の一
    端側に係止孔を設けるとともに他端側にはこのバンド本
    体をリング状に丸めて両端側を互いに重ね合わせた状態
    において上記係止孔に係合可能な突起を設け、更に上記
    バンド本体の両端部間にはバンド本体の外面側に立上が
    る締付け耳部を設けた締付け用バンドにおいて、 上記バンド本体の周方向の一部には上記耳部とは別の位
    置に、バンド本体の外面側に突出するカバー動き止め用
    凸部を設けたことを特徴とする締付け用バンド。
  2. 【請求項2】両端を有する帯状の金属製バンド本体の一
    端側に係止孔を設けるとともに他端側にはこのバンド本
    体をリング状に丸めて両端側を互いに重ね合わせた状態
    において上記係止孔に係合可能な突起を設け、更に上記
    バンド本体の両端部間にはバンド本体の外面側に立上が
    る締付け耳部を設けた締付け用バンドにおいて、 上記バンド本体の外周面側に、バンド本体の少なくとも
    上記締付け耳部を覆うことの可能なリング状の保護カバ
    ーを設け、更に上記バンド本体の周方向の一部には上記
    耳部とは別の位置に、バンド本体の外面側に突出しかつ
    上記保護カバーの一部に係合するカバー動き止め用凸部
    を設けたことを特徴とする締付け用バンド。
  3. 【請求項3】上記保護カバーがゴム状弾性体からなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の締付け用バ
    ンド。
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