JPH0765551B2 - 燃料噴射弁のニ−ドル弁と可動コアの結合方法 - Google Patents

燃料噴射弁のニ−ドル弁と可動コアの結合方法

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JPH0765551B2
JPH0765551B2 JP61111716A JP11171686A JPH0765551B2 JP H0765551 B2 JPH0765551 B2 JP H0765551B2 JP 61111716 A JP61111716 A JP 61111716A JP 11171686 A JP11171686 A JP 11171686A JP H0765551 B2 JPH0765551 B2 JP H0765551B2
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JP
Japan
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movable core
needle valve
fuel injection
raised portion
valve
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JP61111716A
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JPS62267566A (ja
Inventor
王夫 土屋
榮 杉浦
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日本電装株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関用の燃料供給装置に使用される燃料
噴射弁のニードル弁と可動コアの結合方法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来の燃料噴射弁のニードルと可動コアの結合は、ニー
ドル弁の端部の周りに形成されていくつかの環状溝が設
けられた隆起部を可動コア内に挿入し、可動コアにおけ
るこの隆起部に位置する外周に形成された膨出部をしご
くことにより、可動コアの内壁部における材料の一部を
環状溝内へ浸入させることによりなされている(例え
ば、特公昭56−11071号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記環状溝はニードル弁の隆起部の側壁
部分に位置しているため、隆起部の両端から強い力で挟
まれている訳ではなく、即ち、ニードル弁の可動コアの
結合体が作動する軸方向への衝撃力に対しての結合力が
弱かった。このためニードル弁が作動を繰返すうちに可
動コアとの結合が緩んできて、その作動特性に悪影響を
及ぼしていた。
本発明では、ニードル弁の作動方向に対する結合力を強
化できる結合方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで上記目的を達成するために、本発明では燃料噴射
弁の略円筒形状部を有する可動コア内にニードル弁の一
端部を挿入して、両者を結合する方法において、 前記ニードル弁の前記一端部の回りに形成された隆起部
を前記可動コア内に挿入して前記隆起部の一端を軸方向
に対して前記可動コア内に当接させる工程と、 前記ニードル弁の他端部を支持する支持冶具に前記他端
部を挿入して、前記支持冶具内に当接させるとともに、
前記可動コアと前記支持冶具の可動コア側端面とは可動
コアの軸方向に微小間隔を介して対向させる工程と、 前記隆起部の一端と前記可動コア内との当接及び前記ニ
ードル弁の前記他端部と前記支持部材内との当接を維持
しながら、前記円筒形状部の外径とほぼ等しい内径の内
周面を有する引き抜き冶具を前記支持冶具方向にずらし
て、前記可動コアの外周に形成された前記円筒形状部の
外径よりやや大きい径を有する膨出部を圧縮する工程を
有し、 この引き抜き方向に押し出された前記可動コアの部材を
前記隆起部の他端にまわりこませたことにより、前記ニ
ードル弁を、その前記隆起部の両端が前記可動コアの内
壁に挟みこまれた形態でこの可動コアに対して固定する
ことを特徴とする燃料噴射弁のニードル弁と可動コアの
結合方法という技術的手段を採用する。
前記隆起部は、ローレット溝が形成されていてもよい。
〔作用〕
可動コアと支持冶具との間の微小間隔が引き抜き冶具の
引き抜き方向に設けられているので、隆起部の一端と可
動コア内との当接及びニードル弁の他端部と支持冶具内
との当接の両当接状態を支持したまま、引き抜き冶具に
より膨出部を圧縮せしめ、引き抜き方向に押し出された
可動コアの部材を引き抜き冶具内周面及び支持冶具の可
動コア側端面より拘束して隆起部の他端にまわりこませ
ることが容易にできるとともに可動コアの長さが決定で
きる。この結果、ニードル弁と可動コアは作動方向に対
しての結合力が強化され、繰返し安定した作動特性が得
られる燃料噴射弁となる。
〔実施例〕
第1図(a)およびその−断面を示した第1図
(b)は、引き抜き加工によりニードル弁1に可動コア
2を結合する状態を示し、ニードル弁1は筒状支持リン
グA内に支持せしめてある。ニードル弁1には当接部30
が設けられている。また、支持リングAの内部には内壁
端A2が設けられており、当接部30と内壁端A2が当接して
いる。
ニードル弁1の後端部外周に形成された隆起部をなす基
端12は支持リングA上方に突出しており、基端12の外周
部122には、燃料通路を確保するため2つの面取り部121
が形成され、この基端12には、可動コア2が上方により
覆着してある。この可動コア2は下方へ開口する開口部
に基端12を配した筒体であり、可動コア2の上部端面を
貫通して下流側の径が大きい二段形状の燃料流通孔21が
穿設されている。前記燃料通路に連通され、そして前記
開口部の側壁には可動コア2の下端まで及んで全周を外
方へ大径となした膨出部22が形成してある。ニードル弁
1の基端12は、前記開口部内に位置しており、基端12の
上端部13に形成された円錐面を、燃料流通孔21の下端よ
り下方に広がる円錐面が形成された可動コア2内の傾斜
壁面24に接触させている。また、支持リングAの上方端
面A1と可動コア2の下方端面26間には、極微小の隙間S
が介されている。
この状態で、可動コア2の外周にほぼこれと同一径の内
径をもつ内周面B1の引き抜き治具たる引き抜きリングB
を上方より嵌装し軸方向下方へ引き抜くと、そのとき膨
出部22は圧縮されて可動コア2の外周と等しい径にな
り、かつ下端のコア材は下方へ押し出されるため、その
内壁がニードル弁1の基端12の外周部122に圧接され、
その下端部が塑性変形せしめられる。またさらに可動コ
ア2内の傾斜壁面24に基端12の上端部13が当接してお
り、この傾斜壁面24にてこのしごき加工時、可動コア2
が下方に押される際のかなり強い力が支えられる為、双
方の円錐面を一層強力に圧接させることができる。ま
た、下方に押し出された前記コア材は、前記隙間Sを埋
め、さらにそのコア材の移動は支持リングAの上方端面
A1にくい止められ、基端12の下端部14を包むようにし
て、この下端部14に形成された傾斜面を伝わり内側方向
にまわりこむ。これにより、ニードル弁1と可動コア2
とは軸方向、周方向のいずれにも、強固に結合される。
このように結合が完了した後支持リングAから取り外さ
れ、一部が切削加工されたニードル弁1と可動コア2が
第2図(a)及びその−断面を示した第2図(b)
に示されている。
ここにおいて、可動コア2のしごき加工時、押し出され
るコア材を確実に支持リングAの上方端面A1にくい止め
させることで可動コア2の長さが決定され、また、ニー
ドル弁1の基端12の下端部14に押し出されたコア材が確
実に内側にまわりこみ、その後下端部14を下方から押圧
することで、基端12が軸方向両端から強固に挟み込まれ
た形態で可動コア2内に固定され、また、膨出部22にお
けるコア材が剪断破壊等を生じずに確実に下端部14にま
わりこむことで引き抜きリングBが途中で引っ掛かるこ
となく、可動コア2の下方へ抜かれている。そして、上
記の状態が実現されるように、可動コア2の外径d、そ
の膨出部22の外径D、隙間S、可動コア2の肉厚等が設
定され、かつ基端12の下端部14に前記傾斜面が形成され
ているものである。また、ニードル弁1の基端12と、そ
の下部に形成されたフランジ部15との間にスペーサ3等
を嵌合したい時は、特に隙間S等を管理して、結合後の
可動コア2の下方端面とフランジ部15との距離が変化し
ないようにすべきである。
また、第3図のようにニードル弁1の基端12の外周部12
2に、ローレット溝が形成してあれば、ニードル弁1と
可動コア2とは一層強力に結合される。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明の方法により、ニードル弁
は、その隆起部の両端が可動コアの内壁に強い力で挟み
込まれた状態で可動コアに結合されることになる。よっ
てニードル弁の作動方向に対しての結合力が強化され、
作動特性を長期間に亘って安定させることのできる燃料
噴射弁が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明方法の一実施例に係る燃料噴射弁
のニードル弁と可動コアの結合前の縦断面図、第1図
(b)は第1図(a)の−線に沿う横断面図、第2
図(a)は第1図(a)および第1図(b)図示のニー
ドル弁と可動コアの結合後の縦断面図、第2図(b)は
第2図(a)の−線に沿う横断面図、第3図は本発
明方法の他の実施例に係るニードル弁と可動コアの結合
部分の縦断面図である。 1……ニードル弁,2……可動コア,12……隆起部をなす
基端,22……膨出部,B……引き抜き治具たる引き抜きリ
ング。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料噴射弁の略円筒形状部を有する可動コ
    ア内にニードル弁の一端部を挿入して両者を結合する方
    法において、 前記ニードル弁の前記一端部の回りに形成された隆起部
    を前記可動コア内に挿入して前記隆起部の一端を軸方向
    に対して前記可動コア内に当接させる工程と、 前記ニードル弁の他端部を支持する支持冶具に前記他端
    部を挿入して、前記支持冶具内に当接させるとともに、
    前記可動コアと前記支持冶具の可動コア側端面とを前記
    軸方向に微小間隔を介して対向させる工程と、 前記隆起部の一端と前記可動コア内との当接及び前記ニ
    ードル弁の前記他端部と前記支持部材内との当接を維持
    しながら、前記円筒形状部の外径とほぼ等しい内径の内
    周面を有する引き抜き冶具を、前記支持冶具方向にずら
    して前記可動コアの外周に形成された前記円筒形状部の
    外径よりやや大きい径を有する膨出部を圧縮する工程と
    を有し、 この引き抜き方向に押し出された前記可動コアの部材を
    前記隆起部の他端にまわりこませたことにより、前記ニ
    ードル弁を、その前記隆起部の両端が前記可動コアの内
    壁に挟みこまれた形態でこの可動コアに対して固定する
    ことを特徴とする燃料噴射弁のニードル弁と可動コアの
    結合方法。
  2. 【請求項2】前記隆起部にローレット溝が形成されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の燃料噴
    射弁のニードル弁と可動コアの結合方法。
JP61111716A 1986-05-14 1986-05-14 燃料噴射弁のニ−ドル弁と可動コアの結合方法 Expired - Lifetime JPH0765551B2 (ja)

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