JPH0765493B2 - アルコ−ルエンジンの潤滑装置 - Google Patents

アルコ−ルエンジンの潤滑装置

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JPH0765493B2
JPH0765493B2 JP19777286A JP19777286A JPH0765493B2 JP H0765493 B2 JPH0765493 B2 JP H0765493B2 JP 19777286 A JP19777286 A JP 19777286A JP 19777286 A JP19777286 A JP 19777286A JP H0765493 B2 JPH0765493 B2 JP H0765493B2
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JP
Japan
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alcohol
engine
oil
emulsion
oil pan
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JP19777286A
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JPS6355317A (ja
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信一 岩本
佳栄 若崎
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/10Lubricating systems characterised by the provision therein of lubricant venting or purifying means, e.g. of filters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B1/00Engines characterised by fuel-air mixture compression
    • F02B1/02Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ガソリンの代用として80〜100%の高濃度
のアルコールを燃料として用いるアルコールエンジンの
潤滑装置に関する。
(従来技術) 近年、アルコールを燃料とするアルコールエンジンが開
発されている。
このアルコールエンジンは、メタノール(CH3OH、沸点6
4.51℃)、エタノール(CH3,CH2OH、沸点78.32℃)、TB
A(タージャリーブチルアルコール、沸点82.8℃)、MTB
E(メチル・テトラ・ブチル・エーテル、沸点55.3℃)
等のアルコールを燃料として用いるエンジンであるが、
次のような問題点を有している。
すなわち、ブローバイ(blow−by)等と共に、水を含ん
だアルコールがオイルパン内に入るが、上述の各種アル
コールは、エンジンオイルに溶解することなく、油中水
滴型エマルジョン(water in oil type emulsion.乳濁
液のこと)を形成し、このエマルジョンがエンジンオイ
ル中の各種添加剤を抽出したり或はエンジン・インター
ナルでの摩耗、腐食などの要因となり、エンジン寿命が
低下する問題点があった。
このような問題点を解決するために、従来、例えば、特
開昭59−34411号公報に記載の如き、アルコールエンジ
ンの潤滑油劣化防止装置が既に発明されている。
この装置は、シリンダライナ下端のブローバイ部に回収
リングを設け、この回収リングで回収したエンジンオイ
ルをシリンダブロック内の導管を介してシリンダブロッ
ク外の分離器に導く一方、排気管からの熱をヒートポン
プを介して分離器に導びいて、この排熱を利用して上述
の分離器のエンジンオイルを加熱し、アルコールを分離
するように構成した装置である。
しかし、この従来装置においては、次のような問題点が
あった。
すなわち、アルコールはブローバイガスと混入するた
め、上述の回収リングから回収される量と比較して、オ
イルパン内に直接入る量が多くなり、回収率が悪いばか
りでなく、エマルジョンとなるため上述の導管内で詰
り、さらには構造的にも複雑となる問題点があった。
加えて、前述の排気管からの熱をヒートポンプを介して
分離器に導く構造であるから、排熱導管などの取付けが
難しく、また加熱効果も悪い問題点を有していた。
(発明の目的) この発明は、簡単な構造でありながら、エマルジョンに
よるエンジンの摩耗、腐食を確実に防止することができ
るアルコールエンジンの潤滑装置の提供を目的とする。
(発明の構成) この発明は、エンジンオイルを貯溜するエンジンオイル
貯め部と、上記エンジンオイル貯め部内に配設し、水、
アルコールエマルジョンを回収するフッ素繊維フィルタ
と、上記フッ素繊維フィルタを加熱して、水、アルコー
ル気化分離する加熱手段とを備えたアルコールエンジン
の潤滑装置であることを特徴とする。
(発明の効果) この発明によれば、アルコールがエンジンオイルと混合
して生ずるエマルジョンを上述のフッ素繊維フィルタで
捕え、かつ、このエマルジョンを上述の加熱手段で加熱
することにより、アルコール蒸気、水蒸気とエンジンオ
イルとに分離し、上述のアルコール蒸気および水蒸気を
除去するので、エマルジョンによるエンジンの摩耗、腐
食を防止することができる効果がある。
(実施例) この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はアルコールエンジンの潤滑装置を示し、第1図に
おいて、シリンダブロック1のシリンダ2内にはピスト
ン3を配設し、このピストン3のピストンピン4とクラ
ンクシャフト5とをコンロッド6で連結して、4行程の
繰返しによるピストン3の往復動が上述のコンロッド6
を介してクランクシャフト5に伝達されることで、この
クランクシャフト5をバランスウエイト7と共に回転す
べく構成している。
上述のシリンダブロック1の上部にはシリンダヘッド
(図示せず)を取付ける一方、シリンダブロック1の下
部にはガスケット8を介してオイルパン9を取付けてい
る。
このオイルパン9は潤滑油としてのエンジンオイル10を
貯溜する油容器で、上述のオイルパン9の外部近傍には
連通路11を介してオイルパン9内と連通する外部オイル
パン12を配設している。
この外部オイルパン12における連通路11よりも下域部に
は、水、アルコールエマルジョンを回収するフッ素繊維
フィルタ13を取付けている。このフッ素繊維フィルタ13
としては疎水性で150〜65メッシュ(目開き0.1〜0.2mm
程度)のものを用いる。
また、上述の外部オイルパン12の下部にはドレンプラグ
14を螺設すると共に、外部オイルパン12の底部とオイル
ポンプ(図示せず)との間を連通するオイル吸引管15を
設けている。
さらに、上述のフッ素繊維フィルタ13の配設部位におけ
る外部オイルパン12を外部から囲繞する熱交換器16を設
け、この熱交換器16の入口17と出口18とに、それぞれエ
ンジン冷却水導入管、エンジン冷却水導出管(図示せ
ず)を連結し、ウォータジャケット19からのエンジン冷
却水を上述の熱交換器16内に導いて、このエンジン冷却
水の熱たとえば100℃によりフッ素繊維フィルタ13を加
熱して、該フッ素繊維フィルタ13で捕えたエマルジョン
(アルコール、水、オイル)をアルコール蒸気、水蒸気
とエンジンオイルとに分離すべく構成している。
また上述の外部オイルパン12の上部にはアルコール除去
路20を連通接続し、このアルコール除去路20の上端を例
えばキャブレタやインレットマニホルドなどの吸気系
(図示せず)に接続して、アルコール除去路20で回収し
たアルコール蒸気を燃料として再使用すべく構成してい
る。
なお、上述の外部オイルパン12の油面上部に、アルコー
ル蒸気、水蒸気排出用の空気を供給する空気導管(図示
せず)の一端を臨設し、この空気導管の他端をエアクリ
ーナに連通させてもよい。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。
いま、上述のアルコールエンジンを駆動すると、燃料と
して用いる高濃度メタノール等のアルコールがブローバ
イ等と共に水を含んだ状態でオイルパン9内に入り、エ
マルジョンが発生する。
このエマルジョンは連通路11を介して外部オイルパン12
内に流動した後に、フッ素繊維フィルタ13で捕えられ
る。
このフッ素繊維フィルタ13で捕えられたエマルジョン
は、熱交換器16内を流動する高温のエンジン冷却水によ
り加熱されるので、アルコール蒸気、水蒸気とエンジン
オイルとに分離され、気化分離した上述のアルコール蒸
気、水蒸気はアルコール除去路20を介して外部オイルパ
ン12外へ除去される。
しかも、上述のアルコール、水、エマルジョンを含まな
いエンジンオイル10のみが外部オイルパン12底部のオイ
ル吸引管15から吸引され、潤滑油としてエンジン・イン
ターナルに供給されるので、エンジンの摩耗、腐食を防
止することができる効果がある。
また、従来の回収リングおよび導管による回収手段と異
なり、フッ素繊維フィルタ13で捕えたエマルジョンを分
離し、気化したアルコール蒸気をアルコール除去路20よ
り除去するので、この除去路20がエマルジョンによって
詰ることはない。
第2図は他の実施例を示し、上述の外部オイルパン12
を、複数の仕切板21,22によりフッ素繊維フィルタ13を
介して連通する第1流路23と第2流路24とに区画し、フ
ィルタ13後位の第2流路24内にオイル吸引管15を浸漬す
る一方、上述のフッ素繊維フィルタ13の上下に加熱手段
としてのヒータ25,25を配設している。
上述のヒータ25としては、例えば、面状格子のヒータを
用い、この実施例では第2図の矢印方向に流動するエン
ジンオイル10中のエマルジョンを上述のフッ素繊維フィ
ルタ13で捕え、かつ上述のヒータ25への通電によりフッ
素繊維フィルタ13を加熱して、エマルジョンをアルコー
ル蒸気、水蒸気とエンジンオイルとに分離すると共に、
気化分離させたアルコール蒸気および水蒸気を外部オイ
ルパン12上部のアルコール除去路20から同オイルパン12
外へ除去すべく構成している。
このように構成しても、第1図の実施例とほぼ同様の作
用・効果を奏するので、第2図において第1図と同一の
部分には同一番号を付して、その詳しい説明を省略す
る。
第3図はさらに他の実施例を示し、この実施例では上述
の第1流路23と第2流路24との間に、フィルタ機能およ
び加熱機能を兼備したフッ素繊維ヒータ26を配設し、第
3図の実線矢印方向に流動するエンジンオイル10中のエ
マルジョンを上述のフッ素繊維ヒータ26で捕え、かつ該
ヒータ26への通電によりエマルジョンを加熱して、アル
コール蒸気、水蒸気とエンジンオイルとに分離すると共
に、気化分離させたアルコール蒸気および水蒸気を外部
オイルパン12上部のアルコール除去路20から同オイルパ
ン12外へ除去すべく構成している。
このように構成しても、第2図の実施例とほぼ同様の作
用・効果を奏するので、第3図において第2図と同一の
部分には同一番号を付して、その詳しい説明を省略す
る。なお、上述のフッ素繊維ヒータ26に代えて、多孔質
体ヒータを用いてもよいことは云うまでもない。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、 この発明のエンジンオイル貯め部は、実施例の外部オイ
ルパン12に対応し、 以下同様に、 加熱手段は、第1実施例の熱交換器16、第2実施例のヒ
ータ25および第3実施例のフッ素繊維ヒータ26に対応す
るも、 この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、 第1図はアルコールエンジンの潤滑装置を示す断面図、 第2図は他の実施例を示す断面図、 第3図はさらに他の実施例を示す断面図である。 10……エンジンオイル、12……外部オイルパン 13……フッ素繊維フィルタ 16……熱交換器、25……ヒータ 26……フッ素繊維ヒータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンオイルを貯留するエンジンオイル
    貯め部と、 上記エンジンオイル貯め部内に配設し、水、アルコール
    エマルジョンを回収するフッ素繊維フィルタと、 上記フッ素繊維フィルタを加熱して、水、アルコールを
    気化分離する加熱手段とを備えた アルコールエンジンの潤滑装置。
JP19777286A 1986-08-22 1986-08-22 アルコ−ルエンジンの潤滑装置 Expired - Lifetime JPH0765493B2 (ja)

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JP7126596B1 (ja) * 2021-10-06 2022-08-26 株式会社三井E&Sマシナリー 多種燃料の利用可能な燃料供給装置

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