JPH076473A - ミニディスクプレーヤーのディスクカートリッジフロントローディング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は前方から挿入されたディスク
カートリッジをターンテーブル上にローディングする
か、或いは再び挿入位置にエゼクトするミニディスクプ
レーヤーのディスクカートリッジフロントローディング
装置を提供することにある。 【構成】 本発明の構成はターンテーブル、ディスクカ
ートリッジを収納して支持するためのディスクカートリ
ッジトレー、ディスクカートリッジをターンテーブルに
固定させるためのディスクカートリッジ押し板、ディス
クカートリッジを保持しトレーにローディングするか、
或いはエゼクトするためのディスクカートリッジ案内板
及び上記ディスクカートリッジ押し板を押してディスク
カートリッジ案内板にディスクカートリッジをローディ
ング及びエゼクトするよう動力を提供する駆動手段で構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はミニディスクプレーヤー
のディスクカートリッジローディング装置に関するもの
で、特に、前方から挿入されたディスクカートリッジを
ターンテーブル上にローディングするか、或いは再び挿
入位置にエゼクトするミニディスクプレーヤーのディス
クカートリッジフロントローディング装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】一般的に、ミニディスクプレーヤーはコ
ンパクトディスクプレーヤー（ＣＤＰ）やレーザディス
クプレーヤー（ＬＤＰ）のように相対的に大きく、１箇
所に固定された状態で使用するのではなく、携帯用オー
ディオカセットのように任意でその場所を移しながら、
どんな状況でも使用可能でなければならないのでディス
クカートリッジのローディング動作をより安定的に行う
ことが特別に要求される。

【０００３】ミニディスクにおいて、従来にはアメリカ
特許第４，４９８，１６１号に開示されたようにピボッ
ト回転されるリードにディスクカートリッジローダを装
着してディスクカートリッジを挿入させるか、或いはエ
ゼクトし、リードを開けてディスクカートリッジを挿入
又はエゼクトする方式が一般的である。

【０００４】このような方式のミニディスクプレーヤー
はディスクカートリッジを挿入、引き出す都度リードを
開けたり閉めたりする不便さがあった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はミニデ
ィスクプレーヤーにおいてリードを開けたり閉めたりし
ないで前方でディスクカートリッジを挿入、エゼクトし
得るディスクカートリッジのフロントローディング装置
を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明においてのディス
クプレーヤーのディスクカートリッジフロントローディ
ング装置はターンテーブル、ディスクカートリッジを収
納して支持するためのディスクカートリッジトレー、上
記ディスクカートリッジトレー内に設置されてディスク
カートリッジトレーに挿入されたディスクカートリッジ
を押してディスクカートリッジを上記ターンテーブルに
固定させるためのディスクカートリッジ押し板、上記デ
ィスクカートリッジ押し板と上記駆動手段の間に設置さ
れディスクカートリッジを保持して上記トレーにローデ
ィングするか、或いはエゼクトするためのディスクカー
トリッジ案内板、上記ディスクカートリッジ押し板を押
してディスクカートリッジ案内板にディスクカートリッ
ジをローディング及びエゼクトするように動力を提供す
る駆動手段で構成される。

【０００７】

【作用】このような構成を有する本発明においてのディ
スクカートリッジのフロントローディング装置はディス
クカートリッジが外部からトレーに挿入されれば上記デ
ィスクカートリッジはディスクカートリッジ案内板と結
合される。この時、上記駆動手段が駆動されて上記ディ
スクカートリッジ案内板をトレー内側に移送させディス
クカートリッジをターンテーブル上にローディングさせ
る。この時、上記駆動手段ギヤーの移送動作が終わった
ら突出係止部を有するギヤーが回動するようになって突
出係止部がディスクカートリッジ押し板を押すことにな
る。これによって、ターンテーブル上にローディングさ
れたディスクカートリッジが押されディスクカートリッ
ジがターンテーブル上に固定される。

【０００８】上記ディスクカートリッジをエゼクトする
時には突出係止部を有するギヤーが上記回動方向とは反
対方向に回動されディスクカートリッジ押し板の押すこ
とを解除する時、他のギヤーがディスクカートリッジ案
内板の移送ラックと歯合される。従って、移送ラックと
歯合されたギヤーの回動でディスクカートリッジ案内板
はディスクカートリッジを挿入方向とは反対方向に移動
させるようになって、結局ディスクカートリッジがエゼ
クトされる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明を図面を参照して詳細に説明す
る。

【００１０】図１は本発明においてのミニディスクプレ
ーヤーのディスクカートリッジフロントローディング装
置の分解斜視図である。図面に示すように、本発明にお
いてのディスクプレーヤーのディスクカートリッジフロ
ントローディング装置はターンテーブル９０、ディスク
プレーヤーのハウジング１０内側面に設置され、駆動モ
ーター２９、上記駆動モーター２９とベルトで連結され
たベルトプーリ２１、上記ベルトプーリ２１と軸結合さ
れ下段に突出係止部２６を有する第１ギヤー２２及び上
記第１ギヤー２２と歯合されるように設置された第２ギ
ヤー２４で構成される駆動手段２０、上面に上記第２ギ
ヤーと歯合される移送ラック３２を有し、中間に切開部
３４が形成され、上記切開部３４の両側下面に案内突起
３９が形成された上板３０ａ、上記上板３０ａと直角に
切曲された後壁３０ｂ及び上記後壁３０ｂの両端に上記
上板３０ａと平行に設置され内側に結合突起３８が形成
された結合片３６で構成されるディスクカートリッジ案
内板３０、両側面及び後側面に突出部４６ａ，４６ｂ，
４６ｃを有し両側に案内溝４２が形成され中央に孔４４
を有する正方形のディスクカートリッジ押し板４０、上
記ディスクカートリッジ押し板４０の突出部４６ａ，４
６ｂを支持する突出部支持片６６ａ，６６ｂ、ガイド孔
５８及びディスクカートリッジ支持片５６が各々形成さ
れ、外側に二つずつの案内リング５９が各々設置された
側壁５０ｂ，５０ｃと、上記ディスクカートリッジ押し
板４０の突出部４６ｃを支持する突出部支持片６６ｃが
形成された後壁５０ａで形成されたディスクカートリッ
ジトレー５０で構成される。

【００１１】一方、上記側壁５０ａ，５０ｃの一側には
シャッター開放突起５２及びシャッター固定片５４が形
成され、上記各案内リング５９はシャシ（図示せず）に
固定され、コイルスプリング６４が挿入されたガイド棒
６０に挿入されて上記コイルスプリング６４によって支
持される。上記案内リング５９が挿入されたガイド棒６
０にはストッパ６２が挿入固定される。又、上記突出部
支持片６６ａ，６６ｂ，６６ｃにはコイルスプリング６
７ａ，６７ｂ，６７ｃが固定設置される。

【００１２】他方、上記ディスクカートリッジ押し板４
０は上記ディスクカートリッジトレー５０に挿入され、
上記押し板４０の突出部４６ａ，４６ｂ，４６ｃが各々
上記トレーのコイルスプリング６７ａ，６７ｂ，６７ｃ
が設置された突出部支持片６６ａ，６６ｂ，６６ｃが挿
入されることで支持される。

【００１３】この時、上記押し板４０は上記トレー５０
のコイルスプリング６７ａ，６７ｂ，６７ｃが設置され
た突出部支持片６６ａ，６６ｂ，６６ｃが上記押し板４
０の突出部４６ａ，４６ｂ，４６ｃを支持することで上
記トレー５０内で支持される。

【００１４】このような状態で、上記ディスクカートリ
ッジ案内板３０はその上板３０ａが上記押し板４０を被
せるようにし、上記案内板３０の結合突起３８を上記ト
レー５０のガイド孔５８に結合させる。この時、上記押
し板４０の孔４４は上記案内板３０の切開部３４に置か
れるようになる。一方、上記駆動手段２０のギヤー２４
は上記案内板３０の移送ラック３２と歯合するように
し、ギヤー２２は上記案内板３０の切開部３４内に来る
ように設置する。

【００１５】このように構成された本発明においてのミ
ニディスクプレーヤーのディスクカートリッジフロント
ローディング装置の作動を説明すれば次の通りである。

【００１６】図２は本発明においてのミニディスクプレ
ーヤーのディスクカートリッジフロントローディング装
置においてディスクカートリッジの挿入、ローディング
及びエゼクト動作を説明するための図面であり、図３は
ディスクカートリッジのローディング及びエゼクト作動
時ギヤーの作動を説明するための図面である。

【００１７】図１乃至図３に示すように、ディスクカー
トリッジ８０をハウジング１０内部のトレー５０内に押
し入れれば（矢印Ａ方向）、トレー５０の一側壁５０ｂ
に設置されたシャッター開放突起５２がディスクカート
リッジ８０の一側内面に設置されているシャッター８４
を保持しているロッカ８２を解体させることでシャッタ
ー８４が開放され、このように開放されたシャッター８
４はシャッター固定片５４によって固定されてその開放
された状態を維持すると共にディスクカートリッジ８０
の先端部左右側面に形成された結合孔７０にディスクカ
ートリッジ案内板３０上の結合片３６内側に突設された
結合突起３８が嵌められる。このようにディスクカート
リッジ８０がディスク案内板３０と結合されると同時に
駆動モーター２９が回転され、これによってディスクカ
ートリッジ案内板３０上に設置された移送ラック３２と
歯合されたギヤー２４が回動されて（図３Ａの矢印Ｅ方
向）ディスクカートリッジ案内板３０をハウジング１０
内側に移送させる時（図３Ａの矢印Ｂ′方向）ディスク
カートリッジ８０も一緒に内側に移送される（図３Ａの
矢印Ａ′方向）。このようにしてディスクカートリッジ
８０がトレー５０内に挿入完了された状態で駆動手段２
０のギヤー２４とディスクカートリッジ案内板３０上の
移送ラック３２の間の歯合状態が解除され、ギヤー２４
は空回転するようになり、ディスクカートリッジ押し板
４０の孔４４内側にあったギヤー２４の突出係止部２６
（図３Ａ）がディスクカートリッジ押し板４０上に上が
ることによって（図３Ｂ）ディスクカートリッジ押し板
４０を下に押すようになる（図２の矢印ｄｏｗｎ方
向）。この時、ガイド棒６０に挿入されてコイルスプリ
ング６４によって弾性的に支持されるトレー５０の案内
リング５９がガイド棒６０に沿って下向移動することに
なるのでトレー５０に挿入されたディスクカートリッジ
８０を押して正確で安定的にターンテーブル９０上に固
定させる。

【００１８】一方、ディスクカートリッジ８０をエゼク
トさせようとする時駆動モーター２９が逆回転されギヤ
ー２２の突出係止部２６が再びディスクカートリッジ押
し板４０上（図３Ｂ）からディスクカートリッジ押し板
４０の孔４４に位置することになって（図３Ａ）ディス
クカートリッジ８０を押していた力が除去されると同時
に、コイルスプリング６４の復元力によって案内リング
５９が上昇するようになるのでトレー５０が上昇するよ
うになる（図２のｕｐ方向）。

【００１９】上記トレー５０の上昇動作が完了された状
態ではディスクカートリッジ案内板３０上の移送ラック
３２と駆動手段２０のギヤー２４が再び歯合されて回動
（図３のＥ′方向）することによってディスクカートリ
ッジ案内板３０が前方に移動して（図２のＢ方向）ディ
スクカートリッジ８０をエゼクトするようになる（図２
のＡ方向）。この状態で使用者がディスクカートリッジ
８０を引き出せばシャッター固定片５４が解除されると
同時にディスクカートリッジ８０のシャッター８４が再
び閉まることになる。

【００２０】

【発明の効果】上述のように本発明の構成でディスクカ
ートリッジの挿入、ローディング及びエゼクト動作が別
途のディスクカートリッジ案内板とディスクカートリッ
ジ押し板の作用によって行われることでカートリッジの
挿入、ローディング及びエゼクト動作をより安定的に行
うことができ、ディスクカートリッジのシャッターが挿
入及びエゼクト動作によって自動的に開閉されることで
使用が便利になるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明においてのミニディスクプレーヤーのデ
ィスクカートリッジフロントローディング装置の分解斜
視図。

【図２】本発明におけるミニディスクプレーヤーのディ
スクカートリッジフロントローディング装置においてデ
ィスクカートリッジの挿入、ローディング及びエゼクト
動作を説明するための図面。

【図３】本発明におけるミニディスクプレーヤーのディ
スクカートリッジフロントローディング装置においてデ
ィスクカートリッジのローディング及びエゼクト動作時
ギヤーの作動を説明するための図面。

【符号の説明】

１０：ハウジング、２０：駆動手段、３０：ディスクカ
ートリッジ案内板、４０：ディスクカートリッジ押し
板、５０：ディスクカートリッジトレー、６０：ガイド
棒、８０：ディスクカートリッジ。

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ミニディスクプレーヤーのディスクカー
   トリッジフロントローディング装置において、 ターンテーブル；ディスクカートリッジを収納し支持す
   るためのディスクカートリッジトレー；上記ディスクカ
   ートリッジトレー内に設置されてディスクカートリッジ
   トレーに挿入されたディスクカートリッジを押してディ
   スクカートリッジを上記ターンテーブルに固定させるた
   めのディスクカートリッジ押し板；上記ディスクカート
   リッジ押し板と上記駆動手段の間に設置され、ディスク
   カートリッジを保持して上記トレーにローディングする
   か、或いはエゼクトするためのディスクカートリッジ案
   内板；上記ディスクカートリッジ押し板を押してディス
   クカートリッジ案内板にディスクカートリッジをローデ
   ィング及びエゼクトするように動力を提供する駆動手段
   で構成されることを特徴とするミニディスクプレーヤー
   のディスクカートリッジフロントローディング装置。
2. 【請求項２】 上記ディスクカートリッジ押し板は両側
   面及び後側面に各々突出部が形成され、上面の両側に一
   定の長さの案内溝が形成され、中央に孔が形成されたこ
   とを特徴とする請求項１記載のミニディスクプレーヤー
   のディスクカートリッジフロントローディング装置。
3. 【請求項３】 上記ディスクカートリッジ押し板は長方
   形で構成されたことを特徴とする請求項２記載のミニデ
   ィスクプレーヤーのディスクカートリッジフロントロー
   ディング装置。
4. 【請求項４】 上記ディスクカートリッジトレーは上記
   ディスクカートリッジ押し板の突出部を支持するための
   支持片、上記ディスクカートリッジ案内板の結合片に形
   成された結合突起が挿入されるガイド孔及びディスクカ
   ートリッジ支持片が各々形成され、外側に二つずつの案
   内リングが各々設置された二つの側壁と、突出部支持片
   が形成された後壁で形成されたことを特徴とする請求項
   １記載のミニディスクプレーヤーのディスクカートリッ
   ジフロントローディング装置。
5. 【請求項５】 上記突出部支持片には弾性部材が設置さ
   れたことを特徴とする請求項４記載のミニディスクプレ
   ーヤーのディスクカートリッジフロントローディング装
   置。
6. 【請求項６】 上記トレーの側壁一側にはディスクカー
   トリッジのシャッターを開放させるためのシャッター開
   放突起と開放されたシャッターを固定させるためのシャ
   ッター固定片を含めることを特徴とする請求項４記載の
   ミニディスクプレーヤーのディスクカートリッジフロン
   トローディング装置。
7. 【請求項７】 上記駆動手段はディスクプレーヤーのハ
   ウジング内側面に設置され、駆動モーター、上記駆動モ
   ーターとベルトで連結されたベルトプーリ、上記ベルト
   プーリと軸結合され下段に突出係止部を有する第１ギヤ
   ー及び上記第１ギヤーと歯合される第２ギヤーで構成す
   ることを特徴とする請求項１記載のミニディスクプレー
   ヤーのディスクカートリッジフロントローディング装
   置。
8. 【請求項８】 上記ディスクカートリッジ案内板は上面
   に上記第２ギヤーと歯合される移送ラックを有し、中間
   に切開部が形成され、上記切開部の両下面に案内突起が
   形成された上板、上記上板と直角に切曲された後壁及び
   上記後壁の両端に上記上板と平行に設置され、内側に結
   合突起が形成された結合片で構成されたことを特徴とす
   る請求項１記載のミニディスクプレーヤーのディスクカ
   ートリッジフロントローディング装置。
9. 【請求項９】 上記各案内リングはシャシに固定された
   ガイド棒に挿入され、ガイド棒に挿入された弾性部材に
   よって支持されたことを特徴とする請求項４記載のミニ
   ディスクプレーヤーのディスクカートリッジフロントロ
   ーディング装置。
10. 【請求項１０】 上記ガイド棒の先端部にはストッパが
    装着されたことを特徴とする請求項９記載のミニディス
    クプレーヤーのディスクカートリッジフロントローディ
    ング装置。