JPH0764700B2 - 口腔内温度で時効硬化する歯科用金合金 - Google Patents
口腔内温度で時効硬化する歯科用金合金Info
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- JPH0764700B2 JPH0764700B2 JP4260075A JP26007592A JPH0764700B2 JP H0764700 B2 JPH0764700 B2 JP H0764700B2 JP 4260075 A JP4260075 A JP 4260075A JP 26007592 A JP26007592 A JP 26007592A JP H0764700 B2 JPH0764700 B2 JP H0764700B2
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- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
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- C22C5/00—Alloys based on noble metals
- C22C5/02—Alloys based on gold
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/80—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth
- A61K6/84—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising metals or alloys
- A61K6/844—Noble metals
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐食性のある単相組織を
もち口腔内温度(37℃)で時効硬化する歯科用金合金
に関するものである。本発明の合金の産業上の利用分野
は歯科鋳造用金合金、ADA規格タイプ3及びタイプ4
相当歯科鋳造用金合金、加工用合金等である。
もち口腔内温度(37℃)で時効硬化する歯科用金合金
に関するものである。本発明の合金の産業上の利用分野
は歯科鋳造用金合金、ADA規格タイプ3及びタイプ4
相当歯科鋳造用金合金、加工用合金等である。
【0002】
【従来の技術】従来鋳造体による歯科修復物又は合金
は、それが口腔内に装着されたときに数十ミクロンのオ
ーダーでその患者の咬合状態に適合せねばならず、たと
え精密鋳造によって作製されたとしても、仕上げ研摩の
後試適、調整を行う必要がある。そこで、調整時には軟
らかく、また装着後の機能時には咬合圧による変形に十
分耐える程度に硬くなるように、軟化熱処理(溶体化処
理、例えば700℃で10分間加熱後水中に急冷)及び
硬化熱処理(時効処理、例えば400℃の炉中に入れ、
200℃まで徐冷)を施すことがメーカーにより指定さ
れている。
は、それが口腔内に装着されたときに数十ミクロンのオ
ーダーでその患者の咬合状態に適合せねばならず、たと
え精密鋳造によって作製されたとしても、仕上げ研摩の
後試適、調整を行う必要がある。そこで、調整時には軟
らかく、また装着後の機能時には咬合圧による変形に十
分耐える程度に硬くなるように、軟化熱処理(溶体化処
理、例えば700℃で10分間加熱後水中に急冷)及び
硬化熱処理(時効処理、例えば400℃の炉中に入れ、
200℃まで徐冷)を施すことがメーカーにより指定さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし実際の臨床にお
いては、このような煩雑な熱処理が行われることはほと
んどない。そこで、実際には鋳放しのままで十分な強度
を持つように合金組成が工夫されているが、その結果実
用合金は四〜五元合金となり、その組織も多相共存の複
雑なものとなっている。このような組織は、歯科用合金
の所要性質として最も重要な耐食性の立場からは非常に
不利である。
いては、このような煩雑な熱処理が行われることはほと
んどない。そこで、実際には鋳放しのままで十分な強度
を持つように合金組成が工夫されているが、その結果実
用合金は四〜五元合金となり、その組織も多相共存の複
雑なものとなっている。このような組織は、歯科用合金
の所要性質として最も重要な耐食性の立場からは非常に
不利である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、耐食性
の立場から有利な単相組織を持ち、口腔内温度(37
℃)で時効硬化する歯科用金合金を開発することであ
る。歯科修復用合金に低温、例えば口腔内温度で時効硬
化する性質が備わっていれば、咬合調整時に軟らかく、
そのまま硬化熱処理を施さずに装着しても患者が咬合に
慣れるにしたがって時間の経過とともに強度が増大し、
目的にかなった強度を発現することになる。
の立場から有利な単相組織を持ち、口腔内温度(37
℃)で時効硬化する歯科用金合金を開発することであ
る。歯科修復用合金に低温、例えば口腔内温度で時効硬
化する性質が備わっていれば、咬合調整時に軟らかく、
そのまま硬化熱処理を施さずに装着しても患者が咬合に
慣れるにしたがって時間の経過とともに強度が増大し、
目的にかなった強度を発現することになる。
【0005】本発明の合金は重量%で金67〜82重量
%、銅18〜33重量%からなる金合金に、時効硬化促
進用元素としてガリウム1〜4重量%またはアルミニウ
ム0.4〜2重量%または亜鉛1〜5重量%より選択し
た何れか1種又は2種以上の合計で2〜8原子%添加し
た三元又は多元合金である。
%、銅18〜33重量%からなる金合金に、時効硬化促
進用元素としてガリウム1〜4重量%またはアルミニウ
ム0.4〜2重量%または亜鉛1〜5重量%より選択し
た何れか1種又は2種以上の合計で2〜8原子%添加し
た三元又は多元合金である。
【0006】歯科用金合金の時効硬化は金−銅規則格子
(AuCuI型規則格子)の形成によるが、この時効硬
化温度が比較的高いので金合金が低温で時効硬化するに
は、溶体化処理を施した結晶中に規則格子の核がすでに
存在していることと、結晶内での原子の拡散が低温でも
十分に起こることが必要である。そこで、等原子比の金
−銅合金(75重量%Au−25重量%Cu)を基本と
し、これに規則化反応を促進する元素を添加し、試験研
究の結果、本発明の口腔内温度で時効硬化する歯科用金
合金を知見し、本発明の合金の開発に成功したものであ
る。
(AuCuI型規則格子)の形成によるが、この時効硬
化温度が比較的高いので金合金が低温で時効硬化するに
は、溶体化処理を施した結晶中に規則格子の核がすでに
存在していることと、結晶内での原子の拡散が低温でも
十分に起こることが必要である。そこで、等原子比の金
−銅合金(75重量%Au−25重量%Cu)を基本と
し、これに規則化反応を促進する元素を添加し、試験研
究の結果、本発明の口腔内温度で時効硬化する歯科用金
合金を知見し、本発明の合金の開発に成功したものであ
る。
【0007】
【作用】本発明は新しい機能を持つ合金に関するもので
あるから、最も重要な要件は合金の構成成分、化学組成
及び熱処理法である。以下にその要点を示す。
あるから、最も重要な要件は合金の構成成分、化学組成
及び熱処理法である。以下にその要点を示す。
【0008】(1)基本となる合金は等原子比の金−銅
合金(75重量%Au−25重量%Cu)であるが、A
uCuI型規則格子が形成される組成範囲であることが
必要であり、また等原子比からずれるにしたがって時効
硬化速度が低下することが考えられるので、金と銅の組
成比は原子比でそれぞれ40〜60原子%(82重量%
Au−18重量%Cu〜67重量%Au−33重量%C
u)の範囲とする。
合金(75重量%Au−25重量%Cu)であるが、A
uCuI型規則格子が形成される組成範囲であることが
必要であり、また等原子比からずれるにしたがって時効
硬化速度が低下することが考えられるので、金と銅の組
成比は原子比でそれぞれ40〜60原子%(82重量%
Au−18重量%Cu〜67重量%Au−33重量%C
u)の範囲とする。
【0009】(2)時効硬化促進のための添加元素とし
ては、ガリウム(1〜4重量%)、アルミニウム(0.
4〜2重量%)及び亜鉛(1〜5重量%)で合計量で2
〜8原子%とする。
ては、ガリウム(1〜4重量%)、アルミニウム(0.
4〜2重量%)及び亜鉛(1〜5重量%)で合計量で2
〜8原子%とする。
【0010】(3)ガリウム、アルミニウム、亜鉛の添
加量合計は最低2原子%、最高8原子%とする。添加量
の下限は、実用上添加効果の現れる最低添加量である。
また上限は、これ以上の添加によってもその効果は大き
くならないことと、これ以上添加すれば第2相の析出な
どによって組織が複維となり、耐食性を低下させる恐れ
があるためである。従って、時効硬化促進元素は2〜8
原子%とした。
加量合計は最低2原子%、最高8原子%とする。添加量
の下限は、実用上添加効果の現れる最低添加量である。
また上限は、これ以上の添加によってもその効果は大き
くならないことと、これ以上添加すれば第2相の析出な
どによって組織が複維となり、耐食性を低下させる恐れ
があるためである。従って、時効硬化促進元素は2〜8
原子%とした。
【0011】(4)溶体化処理は、700℃以下(65
0〜700℃)の炉中で2〜3分間加熱後、水中に投入
する。
0〜700℃)の炉中で2〜3分間加熱後、水中に投入
する。
【0012】(5)本発明合金は室温で放置しても時効
硬化するので、溶体化処理後は3〜4時間以内に咬合調
整等を終え、患者の口腔内に装着する必要がある。もし
も長時間放置したために合金が硬化した場合には、再度
溶体化処理を施せばよい。
硬化するので、溶体化処理後は3〜4時間以内に咬合調
整等を終え、患者の口腔内に装着する必要がある。もし
も長時間放置したために合金が硬化した場合には、再度
溶体化処理を施せばよい。
【0013】(6)溶体化処理後、長期間にわたって合
金を軟らかい状態のまま保ちたい場合には、合金を冷蔵
庫または冷凍庫中に保管する。
金を軟らかい状態のまま保ちたい場合には、合金を冷蔵
庫または冷凍庫中に保管する。
【0014】
【実施例】規則化を促進する元素としては、実験の結果
ガリウム(Ga)、アルミニウム(Al)、亜鉛(Z
n)が有効であろことがわかった。
ガリウム(Ga)、アルミニウム(Al)、亜鉛(Z
n)が有効であろことがわかった。
【0015】金及び銅の組成範囲は、Au−Cu二元状
態図中でAuCuI型規則格子の形成される組成範囲で
なければならないので、原子比でそれぞれ40〜60%
(重量比で金82〜67重量%、銅18〜33重量%)
として実験した。ガリウム、アルミニウム及び亜鉛の添
加量は、原子比で2〜8%とした。これは、状態図上で
ほぼ単相となる範囲として選択したためである。
態図中でAuCuI型規則格子の形成される組成範囲で
なければならないので、原子比でそれぞれ40〜60%
(重量比で金82〜67重量%、銅18〜33重量%)
として実験した。ガリウム、アルミニウム及び亜鉛の添
加量は、原子比で2〜8%とした。これは、状態図上で
ほぼ単相となる範囲として選択したためである。
【0016】図1に金−銅−ガリウム合金(74.4重
量%Au−24.0重量%Cu−1.6重量%Ga;7
3.1重量%Au,23.6重量%Cu−3.3重量%
Ga)、図2に金−銅−アルミニウム合金、図3に金−
銅−亜鉛合金をそれぞれ650℃で30分間溶体化処理
後水中に急冷し、37℃で時効したときのマイクロビッ
カース硬さの変化を、市販のADA現格タイプ4鋳造用
金合金の結果と比較して示す。図4は、6原子%のガリ
ウム、アルミニウム、亜鉛を含む合金の37℃時効にお
ける硬化率(硬さ値の増加量の溶体化処理後の値に対す
る割合)を、市販タイプ4金合金の結果と比較して示
す。図1〜図4から、いずれの合金も市販合金にはない
十分な低温時効硬化性を持つことが明らかである。図4
から、各合金とも口腔内に装着後約10日間で硬さが
1.7〜2.3倍になることがわかる。各合金の溶体化
処理後の硬さ値Hv(120〜150)及び時効処理後
の硬さ値Hv(280〜300)はADA規格タイプ3
及びタイプ4鋳造用金合金の硬さ値の範囲内である。
量%Au−24.0重量%Cu−1.6重量%Ga;7
3.1重量%Au,23.6重量%Cu−3.3重量%
Ga)、図2に金−銅−アルミニウム合金、図3に金−
銅−亜鉛合金をそれぞれ650℃で30分間溶体化処理
後水中に急冷し、37℃で時効したときのマイクロビッ
カース硬さの変化を、市販のADA現格タイプ4鋳造用
金合金の結果と比較して示す。図4は、6原子%のガリ
ウム、アルミニウム、亜鉛を含む合金の37℃時効にお
ける硬化率(硬さ値の増加量の溶体化処理後の値に対す
る割合)を、市販タイプ4金合金の結果と比較して示
す。図1〜図4から、いずれの合金も市販合金にはない
十分な低温時効硬化性を持つことが明らかである。図4
から、各合金とも口腔内に装着後約10日間で硬さが
1.7〜2.3倍になることがわかる。各合金の溶体化
処理後の硬さ値Hv(120〜150)及び時効処理後
の硬さ値Hv(280〜300)はADA規格タイプ3
及びタイプ4鋳造用金合金の硬さ値の範囲内である。
【0017】現在一般に使用されている歯科用金合金の
熱処理は次のような方法で行われている。すなわち、軟
化熱処理と呼ばれる溶体化処理は、700〜800℃に
5〜10分間保持した後水中に急冷する。また、硬化熱
処理と呼ばれる時効処理は次のいづれかの方法がとられ
ている。
熱処理は次のような方法で行われている。すなわち、軟
化熱処理と呼ばれる溶体化処理は、700〜800℃に
5〜10分間保持した後水中に急冷する。また、硬化熱
処理と呼ばれる時効処理は次のいづれかの方法がとられ
ている。
【0018】 焼き入れした後、350〜400℃に
10〜15分保持し冷却する。 焼き入れした後、450℃に5〜10分保持し、2
50℃まで炉中で徐冷した後空中放冷する。
10〜15分保持し冷却する。 焼き入れした後、450℃に5〜10分保持し、2
50℃まで炉中で徐冷した後空中放冷する。
【0019】本発明において溶体化処理は、後の時効処
理によって合金が硬化するためには必須の処理である。
すなわち、合金を高温にしばらく保持した後水中に急冷
することによって、室温で過剰な原子空孔が合金中に導
入され、この過剰空孔が後の時効処理において原子の拡
散に寄与し、結晶構造の変化をもたらすために合金は硬
化するのである。したがって、本発明による合金につい
ても時効硬化のためには必要な熱処理である。しかし、
本発明による合金では図5に示すように、煩維な時効処
理は必要としない。これが本発明の最も重要で新規特徴
とする効果である。図5は6原子%ガリウムを含む合金
と市販タイプ4合金の300℃及び37℃の時効での硬
化率を示す。図5から、市販合金は300℃程度の高温
に加熱しなければ時効硬化はしないが、本発明の6原子
%ガリウムを含むAuCu合金は口腔内温度で十分な硬
化性を示すことがわかる。
理によって合金が硬化するためには必須の処理である。
すなわち、合金を高温にしばらく保持した後水中に急冷
することによって、室温で過剰な原子空孔が合金中に導
入され、この過剰空孔が後の時効処理において原子の拡
散に寄与し、結晶構造の変化をもたらすために合金は硬
化するのである。したがって、本発明による合金につい
ても時効硬化のためには必要な熱処理である。しかし、
本発明による合金では図5に示すように、煩維な時効処
理は必要としない。これが本発明の最も重要で新規特徴
とする効果である。図5は6原子%ガリウムを含む合金
と市販タイプ4合金の300℃及び37℃の時効での硬
化率を示す。図5から、市販合金は300℃程度の高温
に加熱しなければ時効硬化はしないが、本発明の6原子
%ガリウムを含むAuCu合金は口腔内温度で十分な硬
化性を示すことがわかる。
【0020】図6は鋳造した6原子%ガリウム合金を6
80℃で0.5〜4分間加熱後水中に急冷した後37℃
で時効した時の硬化率の変化を示す。鋳放しのままでは
十分な硬化を示さないが、溶体化処理を施すと37℃で
も十分な時効硬化性を示すようになること、溶体化処理
時間は2分間で十分であることがわかる。
80℃で0.5〜4分間加熱後水中に急冷した後37℃
で時効した時の硬化率の変化を示す。鋳放しのままでは
十分な硬化を示さないが、溶体化処理を施すと37℃で
も十分な時効硬化性を示すようになること、溶体化処理
時間は2分間で十分であることがわかる。
【0021】一般に金合金の鋳造においては、原型のワ
ックスを焼却し鋳型を膨張させるために鋳型を700℃
で加熱する。したがって、鋳造後鋳型から鋳造体を取り
出した時点でワックス焼却炉の温度はまだ700℃付近
に保たれているので、溶体化処理はこの炉中に約2分問
いれた後、水中に投入すればよい。この程度の熱処理
は、わざわざ温度調節をした炉を用意するわけでないの
で、臨床の現場においても特に煩維と感じることなく行
われ得る。
ックスを焼却し鋳型を膨張させるために鋳型を700℃
で加熱する。したがって、鋳造後鋳型から鋳造体を取り
出した時点でワックス焼却炉の温度はまだ700℃付近
に保たれているので、溶体化処理はこの炉中に約2分問
いれた後、水中に投入すればよい。この程度の熱処理
は、わざわざ温度調節をした炉を用意するわけでないの
で、臨床の現場においても特に煩維と感じることなく行
われ得る。
【0022】図7に6原子%ガリウム合金、6原子%ア
ルミニウム合金、6原子%亜鉛合金及び市販タイプ4金
合金の1%食塩中における陽分極曲線を示す。いずれの
合金も24%もの銅を含有するにもかかわらず、単相組
織を有するため、市販合金とほぼ同等の耐食性を示すこ
とが確かめられた。
ルミニウム合金、6原子%亜鉛合金及び市販タイプ4金
合金の1%食塩中における陽分極曲線を示す。いずれの
合金も24%もの銅を含有するにもかかわらず、単相組
織を有するため、市販合金とほぼ同等の耐食性を示すこ
とが確かめられた。
【0023】
【実施例】実施例1 歯科用金合金の時効硬化は、Au−Cu系での規則格子
の形成によっている。そこで本発明では化学量論組成
(等原子比)のAuCuを基本合金とし、これに数種の
元素を添加した合金についてその低温時効硬化性を調べ
た。等原子比合金においては、ある程度の長範囲規則化
が高温からの焼き入れ中に生じ、それ以上の規則化は原
子の短範囲の拡散によって達成される。長範囲規則化核
の生成の容易さは伝導電子濃度(electron/a
tom比)と密接に関係しており、また金属中での拡散
係数はその金属の融点と関係する。そこで、添加元素の
選択に当たっては融点と伝導電子濃度を考慮した。表1
に本発明で用いた合金の化学組成を示す。
の形成によっている。そこで本発明では化学量論組成
(等原子比)のAuCuを基本合金とし、これに数種の
元素を添加した合金についてその低温時効硬化性を調べ
た。等原子比合金においては、ある程度の長範囲規則化
が高温からの焼き入れ中に生じ、それ以上の規則化は原
子の短範囲の拡散によって達成される。長範囲規則化核
の生成の容易さは伝導電子濃度(electron/a
tom比)と密接に関係しており、また金属中での拡散
係数はその金属の融点と関係する。そこで、添加元素の
選択に当たっては融点と伝導電子濃度を考慮した。表1
に本発明で用いた合金の化学組成を示す。
【0024】
【表1】
【0025】PdとNiは融点が高く、伝導電子濃度は
ゼロである。一方、GaとAlの融点は低く、それらの
金属の伝導電子濃度は1より大きい。これらの元素の添
加量は、耐食性の立場から考えて単相組織となるように
6原子%以下とした。合金の溶製には純度99.99%
の金属を石英管に真空封入し、高用波溶解炉を用いて行
った。溶製した合金にハンマリングと圧延による冷間加
工を施し、さらに650℃で30分間加熱後氷塩水中に
急冷し均質化した。これらの試料を37℃に保たれた乾
燥器中に入れて時効処理を行った。マイクロビッカース
硬さは、急冷直後(溶体化処理後)及び37℃で5時間
(または8時間)、1,3,10日間時効後に測定し
た。測定結果を表2及び図8に示す。
ゼロである。一方、GaとAlの融点は低く、それらの
金属の伝導電子濃度は1より大きい。これらの元素の添
加量は、耐食性の立場から考えて単相組織となるように
6原子%以下とした。合金の溶製には純度99.99%
の金属を石英管に真空封入し、高用波溶解炉を用いて行
った。溶製した合金にハンマリングと圧延による冷間加
工を施し、さらに650℃で30分間加熱後氷塩水中に
急冷し均質化した。これらの試料を37℃に保たれた乾
燥器中に入れて時効処理を行った。マイクロビッカース
硬さは、急冷直後(溶体化処理後)及び37℃で5時間
(または8時間)、1,3,10日間時効後に測定し
た。測定結果を表2及び図8に示す。
【0026】
【表2】
【0027】図8は本発明のAuCu合金にGa,A
l,Ni,Pdを3〜6原子%添加した場合の硬さの増
加量と時効時間の関係を示す特性図である。溶体化処理
後のビッカース硬さ値Hvは140(6Ga)から17
5(6Ni)の範囲であった。得られた主な結果は表2
及び以下に示す通りである。
l,Ni,Pdを3〜6原子%添加した場合の硬さの増
加量と時効時間の関係を示す特性図である。溶体化処理
後のビッカース硬さ値Hvは140(6Ga)から17
5(6Ni)の範囲であった。得られた主な結果は表2
及び以下に示す通りである。
【0028】(1)等原子比AuCu合金は、低温時効
硬化性を有する。 (2)GaとAlの添加は、低温時効硬化を促進する。
これらの元素を添加した合金の硬化速度は、添加量の増
加とともに増加する。 (3)PdとNiは、規則化の発達を阻害する。これら
の元素を添加した合金の硬化速度は、添加量の増加とと
もに減少する。結論として、口腔内で時効硬化する歯科
用金合金の有用性が確かめられた。
硬化性を有する。 (2)GaとAlの添加は、低温時効硬化を促進する。
これらの元素を添加した合金の硬化速度は、添加量の増
加とともに増加する。 (3)PdとNiは、規則化の発達を阻害する。これら
の元素を添加した合金の硬化速度は、添加量の増加とと
もに減少する。結論として、口腔内で時効硬化する歯科
用金合金の有用性が確かめられた。
【0029】実施例2 実施例1と同様に化学量論組成(等原子比)のAuCu
に6原子%Gaと、6原子%Alとを添加した合金を市
販金合金(55原子%Au−Cu)とを比較するため
に、実施例1と同様に試料を製造し、試験した結果を表
3及び図9ないし図11に示す。
に6原子%Gaと、6原子%Alとを添加した合金を市
販金合金(55原子%Au−Cu)とを比較するため
に、実施例1と同様に試料を製造し、試験した結果を表
3及び図9ないし図11に示す。
【0030】
【表3】
【0031】以上の試験により本発明の合金は歯科修復
用合金として、咬合などによる摩耗に対して極めて有効
な合金であることが確かめられた。
用合金として、咬合などによる摩耗に対して極めて有効
な合金であることが確かめられた。
【0032】
【発明の効果】本発明の合金は規則格子を造り易いAu
−Cu合金として原子比で40〜60原子%すなわちA
u82〜67重量%、Cu18〜33重量%に選択し、
時効硬化促進のための元素として、Ga1〜4重量%、
Al 0.4〜2重量%、Zn1〜5重量%の何れか1
種又は2種以上を合計で2〜8原子%添加含有させたの
で、従来合金では300℃の比較的高温で熱処理しない
と、時効硬化しなかったが、本発明の合金は口腔内温度
である37℃で時効硬化が可能であると共に、従来合金
(タイプ4合金)に比して硬化率も50%以上で20〜
50倍も早く硬化し、ビッカース硬度Hvも300〜3
20となり、口腔内の低温で十分時効硬化するので、歯
科用金合金として極めて有用である。
−Cu合金として原子比で40〜60原子%すなわちA
u82〜67重量%、Cu18〜33重量%に選択し、
時効硬化促進のための元素として、Ga1〜4重量%、
Al 0.4〜2重量%、Zn1〜5重量%の何れか1
種又は2種以上を合計で2〜8原子%添加含有させたの
で、従来合金では300℃の比較的高温で熱処理しない
と、時効硬化しなかったが、本発明の合金は口腔内温度
である37℃で時効硬化が可能であると共に、従来合金
(タイプ4合金)に比して硬化率も50%以上で20〜
50倍も早く硬化し、ビッカース硬度Hvも300〜3
20となり、口腔内の低温で十分時効硬化するので、歯
科用金合金として極めて有用である。
【0033】また、本発明の歯科用金合金は金−銅合金
を基合金としているので、口腔内に使用しても十分な耐
食性があり、これにガリウム(Ga)、アルミニウム
(Al)及び亜鉛(Zn)を添加した三元系又は多元系
合金としても十分な耐食性が得られ、口腔内の温度(3
7℃)で時効硬化によりビッカース硬度Hvを300〜
320まで硬化させられることは従来の歯科用金合金に
例を見ない画期的発明として、工業上極めて有用であ
る。
を基合金としているので、口腔内に使用しても十分な耐
食性があり、これにガリウム(Ga)、アルミニウム
(Al)及び亜鉛(Zn)を添加した三元系又は多元系
合金としても十分な耐食性が得られ、口腔内の温度(3
7℃)で時効硬化によりビッカース硬度Hvを300〜
320まで硬化させられることは従来の歯科用金合金に
例を見ない画期的発明として、工業上極めて有用であ
る。
【0034】また本発明合金は保存に当り、室温で放置
しても時効硬化するので、溶体化処理後は3〜4時間以
内に咬合調整等を終え、患者の口腔内に装着する必要が
ある。もし長時間放置したために合金が硬化した場合に
は、再度溶体化処理を施せば再使用が可能である利点が
ある。
しても時効硬化するので、溶体化処理後は3〜4時間以
内に咬合調整等を終え、患者の口腔内に装着する必要が
ある。もし長時間放置したために合金が硬化した場合に
は、再度溶体化処理を施せば再使用が可能である利点が
ある。
【0035】また溶体化処理後、長時間にわたって本発
明合金を軟らかい状態のまま保ちたい場合には合金を冷
蔵庫または冷凍庫中に保管することにより即時使用が可
能である工業上大なる利点がある。
明合金を軟らかい状態のまま保ちたい場合には合金を冷
蔵庫または冷凍庫中に保管することにより即時使用が可
能である工業上大なる利点がある。
【図1】図1は本発明の金−銅−ガリウム合金(74.4重
量%Au−24.0重量%Cu−1.6 重量%Ga合金及び7
3.1重量%Au−23.6重量%Cu−3.3 重量%Ga合
金)及び市販タイプ4金合金(76重量%Au,Pt,P
d−8重量%Ag−16重量%Cu)の37℃における時効
硬化曲線図である。
量%Au−24.0重量%Cu−1.6 重量%Ga合金及び7
3.1重量%Au−23.6重量%Cu−3.3 重量%Ga合
金)及び市販タイプ4金合金(76重量%Au,Pt,P
d−8重量%Ag−16重量%Cu)の37℃における時効
硬化曲線図である。
【図2】図2は本発明の金−銅−ガリウム合金(75.1重
量%Au−24.3重量%Cu−0.6 重量%Al合金及び7
4.6重量%Au−24.1重量%Cu−1.3 重量%Al合
金)と市販タイプ4金合金の37℃における時効硬化曲線
図である。
量%Au−24.3重量%Cu−0.6 重量%Al合金及び7
4.6重量%Au−24.1重量%Cu−1.3 重量%Al合
金)と市販タイプ4金合金の37℃における時効硬化曲線
図である。
【図3】図3は本発明の金−銅−亜鉛合金(74.5重量%
Au−24.0重量%Cu−1.5 重量%Zn合金及び73.3重
量%Au−23.6重量%Cu−3.1 重量%Zn合金)と市
販タイプ4金合金の37℃における時効硬化曲線図であ
る。
Au−24.0重量%Cu−1.5 重量%Zn合金及び73.3重
量%Au−23.6重量%Cu−3.1 重量%Zn合金)と市
販タイプ4金合金の37℃における時効硬化曲線図であ
る。
【図4】図4は本発明の6原子%のガリウム、アルミニ
ウム、亜鉛を含む金−銅合金と市販タイプ4金合金の37
℃時効処理における硬化率の変化特性曲線図である。
ウム、亜鉛を含む金−銅合金と市販タイプ4金合金の37
℃時効処理における硬化率の変化特性曲線図である。
【図5】図5は本発明の含6原子%ガリウム−金−銅合
金と市販タイプ4金合金の37℃及び300 ℃における時効
硬化特性曲線図である。
金と市販タイプ4金合金の37℃及び300 ℃における時効
硬化特性曲線図である。
【図6】図6は本発明の含6原子%ガリウム金合金鋳造
体の37℃における時効硬化率と溶体化処理時間の関係を
示す特性曲線図である。
体の37℃における時効硬化率と溶体化処理時間の関係を
示す特性曲線図である。
【図7】図7は本発明の含6原子%ガリウム−金−銅合
金、含6原子%アルミニウム−金−銅合金、含6原子%
亜鉛−金−銅合金及び市販タイプ4金合金の1%食塩水
中における動的陽分極特性曲線図である。
金、含6原子%アルミニウム−金−銅合金、含6原子%
亜鉛−金−銅合金及び市販タイプ4金合金の1%食塩水
中における動的陽分極特性曲線図である。
【図8】図8は金属Ga,Al,Ni,PdをAuCu
合金に添加した合金のビッカース硬さの増加量と時効時
間の関係を示す特性図である。
合金に添加した合金のビッカース硬さの増加量と時効時
間の関係を示す特性図である。
【図9】図9は本発明の金属Ga,AlをAuCu合金
に添加した合金のビッカース硬さと時効時間の関係を示
す特性図である。
に添加した合金のビッカース硬さと時効時間の関係を示
す特性図である。
【図10】図10はAuCu及び本発明の金属GaをAu
Cu合金に添加した合金のビッカース硬さと時効時間と
の関係を示す特性図である。
Cu合金に添加した合金のビッカース硬さと時効時間と
の関係を示す特性図である。
【図11】図11はAuCu及び本発明の金属AlをAu
Cu合金に添加した合金のビッカース硬さと時効時間と
の関係を示す特性図である。
Cu合金に添加した合金のビッカース硬さと時効時間と
の関係を示す特性図である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−55724(JP,A) 特開 昭53−48023(JP,A) 特開 昭52−138457(JP,A) 特開 昭64−62296(JP,A) 特開 昭64−57997(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 重量%で金82〜67重量%、銅18〜
33重量%、時効硬化促進用元素としてガリウム1〜4
重量%、アルミニウム0.4〜2重量%、亜鉛1〜5重
量%の何れか1種又は2種以上の合計で2〜8原子%を
含有する合金を650〜700℃に加熱し急冷する溶体
化処理したものよりなることを特徴とする口腔内温度で
時効硬化する歯科用金合金。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4260075A JPH0764700B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 口腔内温度で時効硬化する歯科用金合金 |
US08/051,299 US5338378A (en) | 1992-09-29 | 1993-04-23 | Dental gold alloy with age-hardenability at intraoral temperature |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4260075A JPH0764700B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 口腔内温度で時効硬化する歯科用金合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06107515A JPH06107515A (ja) | 1994-04-19 |
JPH0764700B2 true JPH0764700B2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=17342960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4260075A Expired - Lifetime JPH0764700B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 口腔内温度で時効硬化する歯科用金合金 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5338378A (ja) |
JP (1) | JPH0764700B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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KR100291901B1 (ko) * | 1998-06-09 | 2001-09-17 | 이아영 | 치과용보철합금의제조방법 |
DE19834858C2 (de) * | 1998-08-01 | 2003-01-02 | Hafner C Gmbh & Co | Goldlegierung für Schmuckzwecke |
EP1103637A1 (en) * | 1999-11-29 | 2001-05-30 | ENTHONE-OMI, Inc. | Method of producing AuCuGa alloy coating using electrolysis, and alloys produced by such a method |
US20090142725A1 (en) * | 2007-12-03 | 2009-06-04 | Paul Bryant | Dental matrix band |
EP2402467B1 (fr) * | 2010-06-30 | 2015-06-17 | The Swatch Group Research and Development Ltd. | Alliage d'or à dureté améliorée |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB257891A (en) * | 1925-09-04 | 1927-08-18 | Gen Plate Co | Improvements in and relating to alloys containing gold and to methods of making the same |
US3861455A (en) * | 1972-01-27 | 1975-01-21 | Williams Gold Refining Co | Method of investment casting a bright gold alloy |
US3769006A (en) * | 1972-01-27 | 1973-10-30 | Gold Refining W Co | Bright cast alloy, and composition |
JPS515338A (en) * | 1974-07-02 | 1976-01-17 | Takeo Nojima | Tosomisutono jokyosochi |
JPS5155724A (en) * | 1974-11-12 | 1976-05-17 | Tokuriki Shoten Goshi | Shikayokingokin oyobi sonoseizohoho |
US4014690A (en) * | 1976-05-14 | 1977-03-29 | Howmedica, Inc. | Gold-colored alloy solders |
JPS5348023A (en) * | 1977-09-09 | 1978-05-01 | Seiko Epson Corp | Age hardenable gold alloy |
JP2549387B2 (ja) * | 1987-08-29 | 1996-10-30 | 株式会社 徳力本店 | 金ろう合金 |
JPS6457997A (en) * | 1987-08-29 | 1989-03-06 | Tokuriki Honten Kk | Gold alloy filler metal |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP4260075A patent/JPH0764700B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-04-23 US US08/051,299 patent/US5338378A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5338378A (en) | 1994-08-16 |
JPH06107515A (ja) | 1994-04-19 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |