JPH076401B2 - オゾナイザのエネルギ回収方法及びそのエネルギ回収装置 - Google Patents
オゾナイザのエネルギ回収方法及びそのエネルギ回収装置Info
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- JPH076401B2 JPH076401B2 JP3338577A JP33857791A JPH076401B2 JP H076401 B2 JPH076401 B2 JP H076401B2 JP 3338577 A JP3338577 A JP 3338577A JP 33857791 A JP33857791 A JP 33857791A JP H076401 B2 JPH076401 B2 JP H076401B2
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- JP
- Japan
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- gas
- ozonizer
- hydrogen
- hydrogen gas
- ozone
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/36—Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/10—Process efficiency
Landscapes
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オゾナイザのエネルギ
回収方法及びそのエネルギ回収装置に関し、特に、水電
解オゾナイザから高濃度で発生するオゾンガス及び水素
ガスを共に有効利用するための新規な改良に関する。
回収方法及びそのエネルギ回収装置に関し、特に、水電
解オゾナイザから高濃度で発生するオゾンガス及び水素
ガスを共に有効利用するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的に用いられていた放電式オ
ゾナイザから発生するオゾンガスの濃度は2〜7重量%
であり、濃度が低いため、オゾン応用の範囲が限られて
いた。そこで、最近、水を電気分解してオゾンガスを得
るオゾナイザとして、固体高分子電解質を用いた水電解
オゾナイザが開発された。この水電解オゾナイザは、純
水を用い、陽極からオゾンガス(O3)と酸素(O2)と
を有する酸素含有オゾンガスを、陰極では水素ガス(H
2)を発生する。陽極から発生するオゾンガスは、通常
10〜14重量%の高濃度であり、従来の放電式のオゾ
ナイザに比べ2倍の濃度をもっており、高濃度オゾン水
の製造、オゾンによる急速殺菌、オゾン漂白、オゾン酸
化、脱臭等に用いるオゾン応用装置に利用されつつあ
る。オゾナイザから発生する水素ガスは、そのまま放出
すると爆発する危険があるので、触媒を用いて酸化さ
せ、水に戻して排出したり、また、燃料電池技術の応用
例としてのイオン交換膜型固体電解質の燃料電池に、水
素ガスを導入し、空気中の酸素と電気化学的に反応させ
て水に戻して排出したりして、水素ガスを安全な状態に
変換して装置外に排出している。
ゾナイザから発生するオゾンガスの濃度は2〜7重量%
であり、濃度が低いため、オゾン応用の範囲が限られて
いた。そこで、最近、水を電気分解してオゾンガスを得
るオゾナイザとして、固体高分子電解質を用いた水電解
オゾナイザが開発された。この水電解オゾナイザは、純
水を用い、陽極からオゾンガス(O3)と酸素(O2)と
を有する酸素含有オゾンガスを、陰極では水素ガス(H
2)を発生する。陽極から発生するオゾンガスは、通常
10〜14重量%の高濃度であり、従来の放電式のオゾ
ナイザに比べ2倍の濃度をもっており、高濃度オゾン水
の製造、オゾンによる急速殺菌、オゾン漂白、オゾン酸
化、脱臭等に用いるオゾン応用装置に利用されつつあ
る。オゾナイザから発生する水素ガスは、そのまま放出
すると爆発する危険があるので、触媒を用いて酸化さ
せ、水に戻して排出したり、また、燃料電池技術の応用
例としてのイオン交換膜型固体電解質の燃料電池に、水
素ガスを導入し、空気中の酸素と電気化学的に反応させ
て水に戻して排出したりして、水素ガスを安全な状態に
変換して装置外に排出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の水電解オゾナイ
ザは、以上のように構成されていたため、次のような課
題が存在していた。すなわち、水電解オゾナイザから発
生した水素ガスは、上述したいずれの場合でも、単に化
学反応させて水に変換しているだけであり、貴重な電力
を利用して純水から電気分解されて得られた高純度の水
素ガスを単に水に変換して外部に捨てており、水素ガス
の有効利用とはほど遠いものとなっている。なお、前記
水電解オゾナイザから発生するオゾンは高濃度であるか
ら利用範囲が広く、将来的に水電解オゾナイザは広範囲
な利用が予測され、それに伴って、消費される電力量も
大きくなり、ランニングコストも高くなるという問題が
でてくる。また、高濃度のオゾンガスの利用範囲が広が
ると、排出される水素ガスの量が多くなり、結果的に、
前述した触媒の量が増えたり、燃料電池が大型化したり
するといった問題点が予測される。
ザは、以上のように構成されていたため、次のような課
題が存在していた。すなわち、水電解オゾナイザから発
生した水素ガスは、上述したいずれの場合でも、単に化
学反応させて水に変換しているだけであり、貴重な電力
を利用して純水から電気分解されて得られた高純度の水
素ガスを単に水に変換して外部に捨てており、水素ガス
の有効利用とはほど遠いものとなっている。なお、前記
水電解オゾナイザから発生するオゾンは高濃度であるか
ら利用範囲が広く、将来的に水電解オゾナイザは広範囲
な利用が予測され、それに伴って、消費される電力量も
大きくなり、ランニングコストも高くなるという問題が
でてくる。また、高濃度のオゾンガスの利用範囲が広が
ると、排出される水素ガスの量が多くなり、結果的に、
前述した触媒の量が増えたり、燃料電池が大型化したり
するといった問題点が予測される。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、水電解オゾナイザから高濃
度で発生するオゾンガス及び水素ガスを共に有効利用す
るようにしたオゾナイザのエネルギ回収方法及びそのエ
ネルギ回収装置を提供することを目的とする。
めになされたもので、特に、水電解オゾナイザから高濃
度で発生するオゾンガス及び水素ガスを共に有効利用す
るようにしたオゾナイザのエネルギ回収方法及びそのエ
ネルギ回収装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるオゾナイザ
のエネルギ回収方法は、水電解オゾナイザから発生した
水素ガスを燃焼器により燃焼させ、その燃焼ガスにより
ガスタービンを駆動させるオゾナイザのエネルギ回収方
法において、前記水電解オゾナイザから発生した酸素含
有オゾンガスを大気中の空気と混合させて混合気体と
し、この混合気体と前記水素ガスとを混合させて前記燃
焼器で燃焼させるようにした方法である。
のエネルギ回収方法は、水電解オゾナイザから発生した
水素ガスを燃焼器により燃焼させ、その燃焼ガスにより
ガスタービンを駆動させるオゾナイザのエネルギ回収方
法において、前記水電解オゾナイザから発生した酸素含
有オゾンガスを大気中の空気と混合させて混合気体と
し、この混合気体と前記水素ガスとを混合させて前記燃
焼器で燃焼させるようにした方法である。
【0006】さらに詳細には、前記水電解オゾナイザか
ら発生した前記水素ガスを、水素貯蔵合金が充填された
水素貯蔵容器内に導入し、前記水素貯蔵容器が水素ガス
の吸収/放出を行うことにより、前記水素ガスの流量を
調節する方法である。
ら発生した前記水素ガスを、水素貯蔵合金が充填された
水素貯蔵容器内に導入し、前記水素貯蔵容器が水素ガス
の吸収/放出を行うことにより、前記水素ガスの流量を
調節する方法である。
【0007】さらに詳細には、前記酸素含有オゾンガス
が物品の酸化に利用された後に発生する排オゾンガスを
前記空気と混合させる方法である。
が物品の酸化に利用された後に発生する排オゾンガスを
前記空気と混合させる方法である。
【0008】本発明によるオゾナイザのエネルギ回収装
置は、水電解オゾナイザと、この水電解オゾナイザから
発生した水素ガスを案内する水素ガス管路と、前記水電
解オゾナイザから発生した酸素含有オゾンガスを案内す
るオゾンガス管路と、このオゾンガス管路に接続され且
つ前記オゾンガス管路から供給される前記酸素含有オゾ
ンガスと大気中の空気とを混合させて混合気体を発生さ
せる混合器と、前記水素ガス管路及び前記混合器に接続
され且つ前記水素ガス管路から供給される前記水素ガス
と前記混合器から供給される前記混合気体とを燃焼させ
る燃焼器と、この燃焼器から発生する燃焼ガスにより駆
動されるガスタービンとを備えた構成である。
置は、水電解オゾナイザと、この水電解オゾナイザから
発生した水素ガスを案内する水素ガス管路と、前記水電
解オゾナイザから発生した酸素含有オゾンガスを案内す
るオゾンガス管路と、このオゾンガス管路に接続され且
つ前記オゾンガス管路から供給される前記酸素含有オゾ
ンガスと大気中の空気とを混合させて混合気体を発生さ
せる混合器と、前記水素ガス管路及び前記混合器に接続
され且つ前記水素ガス管路から供給される前記水素ガス
と前記混合器から供給される前記混合気体とを燃焼させ
る燃焼器と、この燃焼器から発生する燃焼ガスにより駆
動されるガスタービンとを備えた構成である。
【0009】さらに詳細には、前記水電解オゾナイザと
前記燃焼器との間に、前記水素ガス管路と連通し且つ水
素貯蔵合金を充填した水素貯蔵容器を備えた構成であ
る。
前記燃焼器との間に、前記水素ガス管路と連通し且つ水
素貯蔵合金を充填した水素貯蔵容器を備えた構成であ
る。
【0010】さらに詳細には、前記オゾンガス管路の途
中に、物品の酸化を行うオゾン作用部を連結し、このオ
ゾン作用部から発生する排オゾンガスを前記混合器に供
給する構成である。
中に、物品の酸化を行うオゾン作用部を連結し、このオ
ゾン作用部から発生する排オゾンガスを前記混合器に供
給する構成である。
【0011】
【作用】本発明によるオゾナイザのエネルギ回収方法及
びそのエネルギ回収装置においては、水電解オゾナイザ
から発生した水素ガスと、前記水電解オゾナイザから発
生した酸素含有オゾンガスを大気中の空気と混合させた
混合気体と、を燃焼器内で燃焼させ、その燃焼ガスのエ
ネルギでガスタービンを駆動させることにより、このタ
ービンの駆動で得られた出力で、例えば発電機を回すこ
とにより新たな電力を発生させることができ、この電力
を水電解オゾナイザの電力として再利用することも可能
となる。
びそのエネルギ回収装置においては、水電解オゾナイザ
から発生した水素ガスと、前記水電解オゾナイザから発
生した酸素含有オゾンガスを大気中の空気と混合させた
混合気体と、を燃焼器内で燃焼させ、その燃焼ガスのエ
ネルギでガスタービンを駆動させることにより、このタ
ービンの駆動で得られた出力で、例えば発電機を回すこ
とにより新たな電力を発生させることができ、この電力
を水電解オゾナイザの電力として再利用することも可能
となる。
【0012】
【実施例】以下、図面と共に本発明によるオゾナイザの
エネルギ回収方法及びそのエネルギ回収装置の好適な実
施例について詳細に説明する。
エネルギ回収方法及びそのエネルギ回収装置の好適な実
施例について詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の第1実施例を示す図であ
る。図1において、直流電源2を有する水電解オゾナイ
ザ1には、発生した酸素含有オゾンガスが導かれるオゾ
ンガス管路3と、発生した水素ガス(H2)が導かれる
水素ガス管路10が接続されている。また、使用される
純水は、純水供給弁34を介して水電解オゾナイザ1に
導入される。
る。図1において、直流電源2を有する水電解オゾナイ
ザ1には、発生した酸素含有オゾンガスが導かれるオゾ
ンガス管路3と、発生した水素ガス(H2)が導かれる
水素ガス管路10が接続されている。また、使用される
純水は、純水供給弁34を介して水電解オゾナイザ1に
導入される。
【0014】発生した水素ガスが導かれる前記水素ガス
管路10は、第1水素ガス管路10aと第2水素ガス管
路10bとに分岐されている。前記第1水素ガス管路1
0aは、水素ガス処理用弁11を経由して水素ガス処理
装置12に導かれ、前記第2水素ガス管路10bは、水
素ガス締切弁16を経由した後、減圧弁24と、コント
ローラ32により制御されたマスフローコントローラ2
6とを経由して、水素ガスタービンシステムの燃焼器2
9に導かれている。
管路10は、第1水素ガス管路10aと第2水素ガス管
路10bとに分岐されている。前記第1水素ガス管路1
0aは、水素ガス処理用弁11を経由して水素ガス処理
装置12に導かれ、前記第2水素ガス管路10bは、水
素ガス締切弁16を経由した後、減圧弁24と、コント
ローラ32により制御されたマスフローコントローラ2
6とを経由して、水素ガスタービンシステムの燃焼器2
9に導かれている。
【0015】前記水電解オゾナイザ1から発生した酸素
含有オゾンガスが導かれる前記オゾンガス管路3は、オ
ゾン作用部4に接続されている。このオゾン作用部4
は、オゾンの酸化作用を利用して、物品のオゾン殺菌、
オゾン漂白、オゾン酸化脱臭等を行うオゾン応用装置を
構成している。前記オゾン作用部4で消費されて残った
酸素含有オゾンガス(以下排オゾンガスという)は、第
1オゾンガス管路3aにより外部へ排出される。この第
1オゾンガス管路3aは、第2オゾンガス管路3bと第
3オゾンガス管路3cとに分岐され、前記第2オゾンガ
ス管路3bは、排オゾンガス処理用弁6を介して排オゾ
ンガス処理装置7に、前記第3オゾンガス管路3cは、
混合器用弁8を介して後述する混合器27に各々接続さ
れている。
含有オゾンガスが導かれる前記オゾンガス管路3は、オ
ゾン作用部4に接続されている。このオゾン作用部4
は、オゾンの酸化作用を利用して、物品のオゾン殺菌、
オゾン漂白、オゾン酸化脱臭等を行うオゾン応用装置を
構成している。前記オゾン作用部4で消費されて残った
酸素含有オゾンガス(以下排オゾンガスという)は、第
1オゾンガス管路3aにより外部へ排出される。この第
1オゾンガス管路3aは、第2オゾンガス管路3bと第
3オゾンガス管路3cとに分岐され、前記第2オゾンガ
ス管路3bは、排オゾンガス処理用弁6を介して排オゾ
ンガス処理装置7に、前記第3オゾンガス管路3cは、
混合器用弁8を介して後述する混合器27に各々接続さ
れている。
【0016】前記混合器27は、前記オゾン作用部4か
ら排出された排オゾンガスと大気中の空気とを任意の割
合で混合し、水素ガスとの燃焼に必要な混合気体を発生
させるための装置であると共に、圧縮機28を経由して
前記燃焼器29と接続されている。
ら排出された排オゾンガスと大気中の空気とを任意の割
合で混合し、水素ガスとの燃焼に必要な混合気体を発生
させるための装置であると共に、圧縮機28を経由して
前記燃焼器29と接続されている。
【0017】前記圧縮機28で圧縮され前記燃焼器29
に送り込まれた前記混合気体は、燃焼器29内で前記水
素ガスと燃焼反応し、ここで生成された高圧の燃焼ガス
は、ガスタービン30へ導かれ、ガスタービン30を回
転させた後、系外へ排出される。このとき得られたガス
タービン30の軸出力は、発電機31、プロペラ機械
(図示せず)の駆動などに用いることができる。例え
ば、このガスタービン30の回転軸30aに発電機31
を接続し、得られた電力を整流器33を経由して、水電
解オゾナイザ1の直流電源2へ導けば、電気分解で消費
される電力の一部とすることができるので、エネルギの
回収ができる。なお、符号25で示されるものはテスト
弁である。
に送り込まれた前記混合気体は、燃焼器29内で前記水
素ガスと燃焼反応し、ここで生成された高圧の燃焼ガス
は、ガスタービン30へ導かれ、ガスタービン30を回
転させた後、系外へ排出される。このとき得られたガス
タービン30の軸出力は、発電機31、プロペラ機械
(図示せず)の駆動などに用いることができる。例え
ば、このガスタービン30の回転軸30aに発電機31
を接続し、得られた電力を整流器33を経由して、水電
解オゾナイザ1の直流電源2へ導けば、電気分解で消費
される電力の一部とすることができるので、エネルギの
回収ができる。なお、符号25で示されるものはテスト
弁である。
【0018】前述した構成に基づき、以下に、その作動
を図1と共に説明する。まず、電気分解に用いられる純
水は、純水供給弁34を経由して、水電解オゾナイザ1
に導かれる。ここで直流電源2からの電流により水電解
オゾナイザ1が作動して純水を電気分解すると、陽極か
らオゾンガス(O3)と酸素ガス(O2)とを有する酸素
含有オゾンガスが、陰極から水素ガス(H2)が発生す
る。発生した水素ガスの流路は、水素ガス処理用弁11
及び水素ガス切換弁16の切換動作により、必要に応じ
て、水素ガス処理装置12側又は燃焼器29側に切換え
ることができる。
を図1と共に説明する。まず、電気分解に用いられる純
水は、純水供給弁34を経由して、水電解オゾナイザ1
に導かれる。ここで直流電源2からの電流により水電解
オゾナイザ1が作動して純水を電気分解すると、陽極か
らオゾンガス(O3)と酸素ガス(O2)とを有する酸素
含有オゾンガスが、陰極から水素ガス(H2)が発生す
る。発生した水素ガスの流路は、水素ガス処理用弁11
及び水素ガス切換弁16の切換動作により、必要に応じ
て、水素ガス処理装置12側又は燃焼器29側に切換え
ることができる。
【0019】次に、前述の作動により発生した水素ガス
を化学反応により水に変換したい場合には、弁11を開
き、水素ガス締切弁16を閉じて、水素ガス処理装置1
2内に水素ガスを送り込む。これに対して、燃焼器29
内で水素ガスを処理したい場合には、弁11を閉じ、水
素ガス締切弁16を開けて、水素ガスを、減圧弁24で
所定の圧力に調整した後、マスフローコントローラ26
に送り込む。そして、コントローラ32の制御下で水素
ガスは所定のガス流量に調整されて、水素ガスタービン
システムの燃焼器29内に導かれる。
を化学反応により水に変換したい場合には、弁11を開
き、水素ガス締切弁16を閉じて、水素ガス処理装置1
2内に水素ガスを送り込む。これに対して、燃焼器29
内で水素ガスを処理したい場合には、弁11を閉じ、水
素ガス締切弁16を開けて、水素ガスを、減圧弁24で
所定の圧力に調整した後、マスフローコントローラ26
に送り込む。そして、コントローラ32の制御下で水素
ガスは所定のガス流量に調整されて、水素ガスタービン
システムの燃焼器29内に導かれる。
【0020】また、水電解オゾナイザ1から発生した酸
素含有オゾンガスは、オゾンガス管路3を通ってオゾン
作用部4へ導かれ、このオゾン作用部4内で任意の物品
のオゾン殺菌、オゾン漂白、オゾン酸化脱臭等を行う。
殺菌等が行われ残った酸素含有オゾンガス(排オゾンガ
ス)は第1オゾンガス管路3aを通って排出される。こ
こで発生した排オゾンガスを、活性炭や触媒等により構
成された排オゾンガス処理装置7により処理したい場
合、例えば、ガスタービン30の回転が停止した場合に
は、排オゾンガス処理用弁6を開き、混合器用弁8を閉
じて混合器27への排オゾンガスの供給を止め、前記排
オゾンガス処理装置7で排オゾンガスを酸化処理する。
素含有オゾンガスは、オゾンガス管路3を通ってオゾン
作用部4へ導かれ、このオゾン作用部4内で任意の物品
のオゾン殺菌、オゾン漂白、オゾン酸化脱臭等を行う。
殺菌等が行われ残った酸素含有オゾンガス(排オゾンガ
ス)は第1オゾンガス管路3aを通って排出される。こ
こで発生した排オゾンガスを、活性炭や触媒等により構
成された排オゾンガス処理装置7により処理したい場
合、例えば、ガスタービン30の回転が停止した場合に
は、排オゾンガス処理用弁6を開き、混合器用弁8を閉
じて混合器27への排オゾンガスの供給を止め、前記排
オゾンガス処理装置7で排オゾンガスを酸化処理する。
【0021】また、ガスタービン30の運転を再開させ
たい場合には、排オゾンガス処理用弁6を閉じ、混合器
用弁8を開いて、混合器27へ排オゾンガスを供給し、
この排オゾンガスと大気中の空気と任意の割合で混合す
る。その結果、この混合気体は、酸素含有量が高められ
た状態で圧縮機28に送られ、ここで圧縮された後、燃
焼器29内に導かれる。
たい場合には、排オゾンガス処理用弁6を閉じ、混合器
用弁8を開いて、混合器27へ排オゾンガスを供給し、
この排オゾンガスと大気中の空気と任意の割合で混合す
る。その結果、この混合気体は、酸素含有量が高められ
た状態で圧縮機28に送られ、ここで圧縮された後、燃
焼器29内に導かれる。
【0022】前記マスフローコントローラ26を経由し
て送り込まれた水素ガスと、前記圧縮機28を経由して
送り込まれた前記混合気体とを燃焼器29内で燃焼させ
る。ここで生成された燃焼ガスは、ガスタービン30へ
導かれ、そのガス圧によりガスタービン30を回転さ
せ、軸出力を生じた後、系外へ排出される。
て送り込まれた水素ガスと、前記圧縮機28を経由して
送り込まれた前記混合気体とを燃焼器29内で燃焼させ
る。ここで生成された燃焼ガスは、ガスタービン30へ
導かれ、そのガス圧によりガスタービン30を回転さ
せ、軸出力を生じた後、系外へ排出される。
【0023】前記軸出力により前記発電機31を駆動さ
せた場合に得られた電力は、コントローラ32の制御の
もとで整流器33を経由して直流電源2へ導かれ、電気
分解の電力の一部に役立てることができる。
せた場合に得られた電力は、コントローラ32の制御の
もとで整流器33を経由して直流電源2へ導かれ、電気
分解の電力の一部に役立てることができる。
【0024】さらに、図2は、水電解オゾナイザ1と水
素ガス締切弁16の間の第2水素ガス管路10bの途中
に、水素貯蔵合金が充填され水素貯蔵容器14を備え
た、本発明の第2実施例を示す図である。なお、図1と
の共通部分には同一符号を付し、構成上の相違点のみ以
下説明する。
素ガス締切弁16の間の第2水素ガス管路10bの途中
に、水素貯蔵合金が充填され水素貯蔵容器14を備え
た、本発明の第2実施例を示す図である。なお、図1と
の共通部分には同一符号を付し、構成上の相違点のみ以
下説明する。
【0025】水素ガスを導く水素ガス管路10は、水素
ガス処理用弁11を経由して水素ガス処理装置12に導
かれる第1水素ガス管路10aと、水素貯蔵用弁13を
経由して水素貯蔵容器14を経由し、その後、燃焼器2
9に導かれる第2水素ガス管路10bとに分岐されてい
る。
ガス処理用弁11を経由して水素ガス処理装置12に導
かれる第1水素ガス管路10aと、水素貯蔵用弁13を
経由して水素貯蔵容器14を経由し、その後、燃焼器2
9に導かれる第2水素ガス管路10bとに分岐されてい
る。
【0026】前記水素貯蔵容器14には、水素貯蔵合金
が充填されており、また水素貯蔵合金を冷却または加熱
するための冷水または加熱水の通る冷温水管路18が設
けられている。さらに、水素貯蔵容器14内の圧力を下
げるために、真空ポンプ(図示せず)が排気管35によ
り、真空引き用弁15を介して水素貯蔵容器14に接続
されている。また、冷温水管路18の一方は、冷温水入
口弁17及びポンプ21を介して冷温水タンク20に接
続され、他方は、冷温水出口弁19を介して冷温水タン
ク20に接続されている。前記冷温水タンク20内には
ヒータ22が配置され、このヒータ22には温度調節器
23が接続されている。なお、符号25で示されるもの
は、テスト弁である。
が充填されており、また水素貯蔵合金を冷却または加熱
するための冷水または加熱水の通る冷温水管路18が設
けられている。さらに、水素貯蔵容器14内の圧力を下
げるために、真空ポンプ(図示せず)が排気管35によ
り、真空引き用弁15を介して水素貯蔵容器14に接続
されている。また、冷温水管路18の一方は、冷温水入
口弁17及びポンプ21を介して冷温水タンク20に接
続され、他方は、冷温水出口弁19を介して冷温水タン
ク20に接続されている。前記冷温水タンク20内には
ヒータ22が配置され、このヒータ22には温度調節器
23が接続されている。なお、符号25で示されるもの
は、テスト弁である。
【0027】前記した構成に基づき、以下に、その作動
を図2と共に説明する。まず、電気分解に用いられる純
水は純水供給弁34を経由して、水電解オゾナイザ1に
導かれる。ここで直流電源2の電流により水電解オゾナ
イザ1が作動して純水を電気分解すると、陽極からはオ
ゾンガス(O3)と酸素ガス(O2)とを有する酸素含有
オゾンガスが、陰極からは水素ガス(H2)が発生す
る。発生した水素ガスは、水素ガス処理用弁11を閉鎖
し水素貯蔵用弁13を開放した状態で、第2水素ガス管
路10bを通り水素貯蔵容器14に導入される。
を図2と共に説明する。まず、電気分解に用いられる純
水は純水供給弁34を経由して、水電解オゾナイザ1に
導かれる。ここで直流電源2の電流により水電解オゾナ
イザ1が作動して純水を電気分解すると、陽極からはオ
ゾンガス(O3)と酸素ガス(O2)とを有する酸素含有
オゾンガスが、陰極からは水素ガス(H2)が発生す
る。発生した水素ガスは、水素ガス処理用弁11を閉鎖
し水素貯蔵用弁13を開放した状態で、第2水素ガス管
路10bを通り水素貯蔵容器14に導入される。
【0028】前記水素貯蔵容器14内部の空気は、排気
管35を通り、真空引き用弁15を介して真空ポンプ
(図示せず)で真空に引かれる。次に真空引き用弁15
を閉じ、水素貯蔵容器14内へ水素ガスを導入すれば、
水素貯蔵容器14内に予じめ充填された水素貯蔵合金に
より水素ガスが吸着される。水素貯蔵容器14内の水素
貯蔵合金が吸着ガス量を超えた場合、この余剰な水素ガ
スは、開放された水素ガス締切弁16を経由し、減圧弁
24で所定の圧力に調整された後、マスフローコントロ
ーラ26で所定の流量にコントロールされ、その後、水
素ガスタービンシステムの燃焼器29へ導入され、そし
て、圧縮機28を経由して燃焼器29へ導入された混合
気体によって燃焼させられる。
管35を通り、真空引き用弁15を介して真空ポンプ
(図示せず)で真空に引かれる。次に真空引き用弁15
を閉じ、水素貯蔵容器14内へ水素ガスを導入すれば、
水素貯蔵容器14内に予じめ充填された水素貯蔵合金に
より水素ガスが吸着される。水素貯蔵容器14内の水素
貯蔵合金が吸着ガス量を超えた場合、この余剰な水素ガ
スは、開放された水素ガス締切弁16を経由し、減圧弁
24で所定の圧力に調整された後、マスフローコントロ
ーラ26で所定の流量にコントロールされ、その後、水
素ガスタービンシステムの燃焼器29へ導入され、そし
て、圧縮機28を経由して燃焼器29へ導入された混合
気体によって燃焼させられる。
【0029】前記燃焼器29で生成された燃焼ガスはガ
スタービン30へ導かれ、ガスタービン30を回転さ
せ、タービンの軸出力を得た後、系外へ排出される。こ
のとき得られたタービンの軸出力は、発電機31、プロ
ペラ機械(図示せず)の駆動などに用いることができ
る。例えば、前記ガスタービン30の回転軸30aに発
電機31を接続し、得られた電力を整流器33を経由し
て、水電解オゾナイザ1の直流電源2へ導けば、電気分
解で消費される電力の一部となりエネルギを効率よく回
収することができる。
スタービン30へ導かれ、ガスタービン30を回転さ
せ、タービンの軸出力を得た後、系外へ排出される。こ
のとき得られたタービンの軸出力は、発電機31、プロ
ペラ機械(図示せず)の駆動などに用いることができ
る。例えば、前記ガスタービン30の回転軸30aに発
電機31を接続し、得られた電力を整流器33を経由し
て、水電解オゾナイザ1の直流電源2へ導けば、電気分
解で消費される電力の一部となりエネルギを効率よく回
収することができる。
【0030】ここで、水電解オゾナイザ1により発生す
る水素ガスに負荷変動が生じている場合、特に、水素ガ
ス管路10の一部をなす第2水素ガス管路10b内の水
素ガスが不足している場合には、水素貯蔵容器14内の
冷温水管路18に、温水を流すことによって、水素貯蔵
合金に吸着されている水素ガスを放出し、第2水素ガス
管路10b内の水素を補う。一方、前記第2水素ガス管
路10b内の水素が過剰の場合は、冷温水管路18に冷
水を流すことによって、余分な水素ガスを水素貯蔵合金
に吸着させる。これによって、水素ガスの負荷変動に対
応して安定した量の水素ガスを水素ガスタービンシステ
ムに供給することができる。その結果、安定したガスタ
ービン軸出力を得ることができるので、例えば、発電機
31をタービン回転軸に接続した場合、安定した電力が
得られることになる。
る水素ガスに負荷変動が生じている場合、特に、水素ガ
ス管路10の一部をなす第2水素ガス管路10b内の水
素ガスが不足している場合には、水素貯蔵容器14内の
冷温水管路18に、温水を流すことによって、水素貯蔵
合金に吸着されている水素ガスを放出し、第2水素ガス
管路10b内の水素を補う。一方、前記第2水素ガス管
路10b内の水素が過剰の場合は、冷温水管路18に冷
水を流すことによって、余分な水素ガスを水素貯蔵合金
に吸着させる。これによって、水素ガスの負荷変動に対
応して安定した量の水素ガスを水素ガスタービンシステ
ムに供給することができる。その結果、安定したガスタ
ービン軸出力を得ることができるので、例えば、発電機
31をタービン回転軸に接続した場合、安定した電力が
得られることになる。
【0031】さらに、2つ以上の水素貯蔵容器14を用
いれば、繰返し水素ガスを吸着させて水素を分離貯蔵す
ることができるので水素ガスの負荷変動に対して、より
平滑化が可能となり、安定したガスタービン軸出力を得
ることができる。
いれば、繰返し水素ガスを吸着させて水素を分離貯蔵す
ることができるので水素ガスの負荷変動に対して、より
平滑化が可能となり、安定したガスタービン軸出力を得
ることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によるオゾナイザのエネルギ回収
方法及びそのエネルギ回収装置は、以上のように構成さ
れているため、次のような効果を得ることができる。
方法及びそのエネルギ回収装置は、以上のように構成さ
れているため、次のような効果を得ることができる。
【0033】すなわち、従来のように、水電解オゾナイ
ザから発生する水素ガスを単に水に変換するのではな
く、また、水電解オゾンガスから発生する酸素含有オゾ
ンガスを単に殺菌等に利用するだけでなく、余剰のオゾ
ンガスを、混合器を用いて大気中の空気と混合させ、酸
素濃度が高められた混合気体として燃焼に利用するの
で、余剰のオゾンガスは、従来、単に酸化させて酸素と
して捨てていたものを燃焼用の酸素源として利用するこ
とができ、水素ガスの燃焼効率を更に向上させることが
できる。
ザから発生する水素ガスを単に水に変換するのではな
く、また、水電解オゾンガスから発生する酸素含有オゾ
ンガスを単に殺菌等に利用するだけでなく、余剰のオゾ
ンガスを、混合器を用いて大気中の空気と混合させ、酸
素濃度が高められた混合気体として燃焼に利用するの
で、余剰のオゾンガスは、従来、単に酸化させて酸素と
して捨てていたものを燃焼用の酸素源として利用するこ
とができ、水素ガスの燃焼効率を更に向上させることが
できる。
【0034】また、その混合気体と前記水素ガスとの燃
焼により発生する燃焼ガスを利用して、出力発生手段と
して最も有益なタービンを駆動させ、出力を取り出すこ
とで、将来的に予想される水電解オゾナイザの広範囲な
利用に対応して、例えば発電機を回わし新たな電力を発
生させることができ、この電力を水電解オゾナイザの電
源として再利用することができるので、水電解オゾナイ
ザのトータルコストやランニングコストを下げることが
できる。
焼により発生する燃焼ガスを利用して、出力発生手段と
して最も有益なタービンを駆動させ、出力を取り出すこ
とで、将来的に予想される水電解オゾナイザの広範囲な
利用に対応して、例えば発電機を回わし新たな電力を発
生させることができ、この電力を水電解オゾナイザの電
源として再利用することができるので、水電解オゾナイ
ザのトータルコストやランニングコストを下げることが
できる。
【0035】さらに、水素貯蔵容器を設けることによ
り、水電解オゾナイザから発生する水素ガスの負荷変動
に対し、水素ガスの発生が過剰の時には前記容器内に水
素ガスを吸収させ、水素ガスの不足時には水素ガスを放
出させることによって、燃焼器内へ送り込まれる水素ガ
スの量を常に一定にすることができ、その結果、ガスタ
ービンの駆動も常に安定するので、質の良い出力エネル
ギを得ることができる。
り、水電解オゾナイザから発生する水素ガスの負荷変動
に対し、水素ガスの発生が過剰の時には前記容器内に水
素ガスを吸収させ、水素ガスの不足時には水素ガスを放
出させることによって、燃焼器内へ送り込まれる水素ガ
スの量を常に一定にすることができ、その結果、ガスタ
ービンの駆動も常に安定するので、質の良い出力エネル
ギを得ることができる。
【0036】また、オゾン作用部を利用し、ここから生
じる排オゾンガスを処理するための排オゾンガス処理装
置を設けた場合、混合器に排オゾンガスを供給する必要
のないときだけ前記排オゾンガス処理装置を作動させれ
ばよいので、この処理装置を小型にすることができると
いった効果を有する。
じる排オゾンガスを処理するための排オゾンガス処理装
置を設けた場合、混合器に排オゾンガスを供給する必要
のないときだけ前記排オゾンガス処理装置を作動させれ
ばよいので、この処理装置を小型にすることができると
いった効果を有する。
【図1】本発明によるオゾナイザのエネルギ回収方法に
適用したエネルギ回収装置の第1実施例を示す概略図で
ある。
適用したエネルギ回収装置の第1実施例を示す概略図で
ある。
【図2】本発明によるオゾナイザのエネルギ回収方法に
適用したエネルギ回収装置の第2実施例を示す概略図で
ある。
適用したエネルギ回収装置の第2実施例を示す概略図で
ある。
1 水電解オゾナイザ 3 オゾンガス管路 4 オゾン作用部 10 水素ガス管路 14 水素貯蔵容器 27 混合器 29 燃焼器 30 ガスタービン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 秋夫 千葉県四街道市鷹の台一丁目3番 株式会 社日本製鋼所内 (72)発明者 相原 道尚 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 株 式会社日本製鋼所内 (56)参考文献 特開 昭50−61548(JP,A)
Claims (6)
- 【請求項1】 水電解オゾナイザ(1)から発生した水
素ガスを燃焼器(29)により燃焼させ、その燃焼ガス
によりガスタービン(30)を駆動させるオゾナイザの
エネルギ回収方法において、 前記水電解オゾナイザ(1)から発生した酸素含有オゾ
ンガスを大気中の空気と混合させて混合気体とし、この
混合気体と前記水素ガスとを混合させて前記燃焼器(2
9)で燃焼させることを特徴とするオゾナイザのエネル
ギ回収方法。 - 【請求項2】 前記水電解オゾナイザ(1)から発生し
た前記水素ガスを、水素貯蔵合金が充填された水素貯蔵
容器(14)内に導入し、前記水素貯蔵容器(14)が
水素ガスの吸収/放出を行うことにより、前記水素ガス
の流量を調節することを特徴とする請求項1記載のオゾ
ナイザのエネルギ回収方法。 - 【請求項3】 前記酸素含有オゾンガスが物品の酸化に
利用された後に発生する排オゾンガスを前記空気と混合
させることを特徴とする請求項1記載のオゾナイザのエ
ネルギ回収方法。 - 【請求項4】 水電解オゾナイザ(1)と、この水電解
オゾナイザ(1)から発生した水素ガスを案内する水素
ガス管路(10)と、前記水電解オゾナイザ(1)から
発生した酸素含有オゾンガスを案内するオゾンガス管路
(3)と、このオゾンガス管路(3)に接続され且つ前
記オゾンガス管路(3)から供給される前記酸素含有オ
ゾンガスと大気中の空気とを混合させて混合気体を発生
させる混合器(27)と、前記水素ガス管路(10)及
び前記混合器(27)に接続され且つ前記水素ガス管路
(10)から供給される前記水素ガスと前記混合器(2
7)から供給される前記混合気体とを燃焼させる燃焼器
(29)と、この燃焼器から発生する燃焼ガスにより駆
動されるガスタービン(30)とを備えたことを特徴と
するオゾナイザのエネルギ回収装置。 - 【請求項5】 前記水電解オゾナイザ(1)と前記燃焼
器(29)との間に、前記水素ガス管路(10)と連通
し且つ水素貯蔵合金を充填した水素貯蔵容器(14)を
備えたことを特徴とする請求項4記載のオゾナイザのエ
ネルギ回収装置。 - 【請求項6】 前記オゾンガス管路(3)の途中に、物
品の酸化を行うオゾン作用部(4)を連結し、このオゾ
ン作用部(4)から発生する排オゾンガスを前記混合器
(27)に供給することを特徴とする請求項4記載のオ
ゾナイザのエネルギ回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3338577A JPH076401B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | オゾナイザのエネルギ回収方法及びそのエネルギ回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3338577A JPH076401B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | オゾナイザのエネルギ回収方法及びそのエネルギ回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05171953A JPH05171953A (ja) | 1993-07-09 |
JPH076401B2 true JPH076401B2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=18319486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3338577A Expired - Lifetime JPH076401B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | オゾナイザのエネルギ回収方法及びそのエネルギ回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076401B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7381659B2 (ja) * | 2021-09-30 | 2023-11-15 | 三菱重工業株式会社 | ガスタービン設備 |
TWI846023B (zh) | 2021-09-30 | 2024-06-21 | 日商三菱重工業股份有限公司 | 燃氣輪機設備 |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP3338577A patent/JPH076401B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05171953A (ja) | 1993-07-09 |
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