JPH0763856A - 車両用障害物検知装置 - Google Patents

車両用障害物検知装置

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JPH0763856A
JPH0763856A JP5269403A JP26940393A JPH0763856A JP H0763856 A JPH0763856 A JP H0763856A JP 5269403 A JP5269403 A JP 5269403A JP 26940393 A JP26940393 A JP 26940393A JP H0763856 A JPH0763856 A JP H0763856A
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JP
Japan
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obstacle
vehicle
light
detection device
reference value
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Pending
Application number
JP5269403A
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English (en)
Inventor
Shigeru Kimura
茂 木村
Kiyomitsu Ishikawa
清光 石川
Tomohiro Yamaguchi
智広 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のこの種光学的な車両用障害物検知装置
においては、例えば排気管の水蒸気などで誤動作したと
きにも、その誤動作の判定手段がなく、信頼性が低下す
る問題点を生じていた。 【構成】 本発明により、制御部4に障害物20が検出
されたときの測定経過時間tに対応する反射光量Rの基
準値Sが設定され、受光器3に基準値Sと異なる変化量
が検出されたときには異常検出と判断して異常警報を出
力する警報機能を有する車両用障害物検知装置1とした
ことで、排気管から発生する水蒸気などの存在で正常な
測定が行われない状態では、受光器3が受光する反射光
量および変化量から異常を検知し異常警報を出力して運
転者に告知して課題を解決するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は後退時などに死角と成り
易い部分の障害物の検出を容易にするために車両に設け
られる障害物検知装置に関するものであり、詳細にはそ
の検知時における適正でない動作の警報手段に係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の障害物検知装置90の構
成の例を示すものが図6であり、例えばリアコンビネー
ションランプ91などと一体化されて赤外線を投射する
投光器92と、前記した赤外線の障害物20での反射光
を受光する受光器93とが設けられ、前記投光器92か
ら投射された赤外光が受光器93で受光される迄の時間
差を制御部94で計測して測距し、後退時などには死角
に成り易い後方の障害物20の存在あるいは距離の告知
を運転者に行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の障害物検知装置90においては、例えば図7に
示すように冬季などの排気管95から水蒸気81が放出
されるような状態においては、この水蒸気81で投光器
92からの赤外線が反射して受光器93に受光されるも
のとなり、このときに前記水蒸気81は車体から比較的
に近い距離に生じるものであるので恰も障害物20が近
距離に在るかのような誤動作を生じるものとなり、前記
障害物検知装置90の信頼性を低下させる問題点を生
じ、この点の解決が課題とされるものとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、投光器と受
光器と制御部とからなり前記投光器で投射された光が障
害物に反射し前記受光器に受信されるときの時間差を前
記制御部で演算して前記障害物までの距離を計測する車
両用障害物検知装置において、前記車両用障害物検知装
置には前記制御部に前記障害物が検出されたときの測定
経過時間に対応する反射光量の基準値が設定され、前記
受光器に前記基準値と異なる変化量が検出されたときに
は異常検出と判断して異常警報を出力する警報機能を有
することを特徴とする車両用障害物検知装置を提供する
ことで課題を解決するものである。
【0005】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本発明に
係る車両用障害物検知装置(以下に障害物検知装置1と
略称する)であり、この障害物検知装置1は基本的に投
光器2と受光器3と制御部4とで構成され、例えば車両
21の後面にリアコンビネーションランプ22と一体に
設けられて、前記投光器2から投射された赤外線の障害
物20での反射光を受光器3で受光し、この間の時間差
から障害物20迄の距離を測定して後退時に障害物20
の接近を運転者に警報などにより告知を行うものである
点は従来例のものと同様である。
【0006】図2に示すものは前記障害物検知装置1の
構成を示すブロック図であり、前記投光器2は赤外発光
ダイオード2a、ドライバ2b、発振器2cで構成さ
れ、発振器2cで発振された特定の周波数で赤外線ダイ
オード2aを点灯させる。また、ドライバ2bは制御部
4からの信号により例えば10回/秒など適宜な間隔で
間欠的に赤外発光ダイオード2aを点灯させる。
【0007】また、受光器3はホトダイオード3a、プ
リアンプ3b、同調回路3c、平滑回路3dで構成さ
れ、前記赤外発光ダイオード2aから放射された光は障
害物20で反射してホトダイオード3aで受光され、プ
リアンプ3bで後の処理が容易となるように適宜なレベ
ルまで増巾が行われる。
【0008】このときに、前記ホトダイオード3aで受
光された光には太陽光など外部光も含まれているもので
あるので、前記同調回路3cで赤外発光ダイオード2a
からの光を分別し、その後に平滑回路3dで直流に変換
し、しかる後にマイクロコンピュータなどによる制御部
4に入力し障害物20までの距離を演算するなど必要な
処理が行われるものとなる。
【0009】ここで、本発明においては前記制御部4に
従来例でも説明した排気管から立ち昇る水蒸気などに起
因する誤動作の警報機能を設けるものであり、その警報
機能は前記投光器2により投射される赤外線の障害物2
0に反射し、受光器3に受光される反射光量Rの経過時
間に対応する光量の変化として検出するものとされてい
る。
【0010】図3に示すものは、車両に正常な後退が行
われているときに障害物20から反射される赤外線の受
光器3に受光される反射光量R1の変化を示すものであ
り、障害物20迄の距離が近付くに従って反射光量R1
は原理的には距離の二乗に反比例する二次曲線として暫
増するものとなる。よって後退時には測定の経過時間t
に従って反射光量R1は増加するものとなる。
【0011】一方、上記した水蒸気などによる不正反射
光が受光器3に受光されたときの状態を示すものが図4
であり、このときには測定が行われる経過時間tに対し
測定される距離が大きく変化することはなく反射光量R
2は一定の出力レベルを保つものとなり、更には前記し
た水蒸気の揺らぎにより出力レベルは細かな増減を繰り
返すなど極めて安定性に欠けるものとなる。また、一般
的に前記した水蒸気は反射率が低く、制御部4により得
られる障害物20迄の距離に比較して反射光量が極度に
少ない傾向にある。
【0012】従って、障害物20に例えば人体の反射率
などを参考にして適宜な範囲、例えば10%〜100%
の反射率を設定し、この反射率により得られる距離に対
応する反射光量の範囲を計算し前記制御部4中に基準値
Sとして保持させておく。そして、図5にフローチャー
トで示すように前記障害物検知装置1が動作したときに
得られた距離に基づき前記基準値Sを読みだし、これを
実際の受光器3における反射光量Rとの比較を行い、若
しも基準値S>反射光量Rであるならば、制御部4は異
常検出を行ったものとして、例えば警報ランプ4aの点
灯などにより異常警報を行う。
【0013】以上に説明した構成で殆どの場合に障害物
検知装置1は異常検出を行ったときにのみ異常警報を行
うものとなるが、前記障害物20が例えば暗色の壁であ
り前記した基準値Sよりも反射率が低い場合には正常な
検出が行われている場合でも異常警報を行う可能性があ
る。
【0014】本発明はこのような場合にも対処可能なも
のであり、上記障害物20の反射率が低い場合でも、正
常な検出が行われている場合には受光器3で受光される
反射光量R1は図3に示すように経過時間tと共に暫増
する曲線が得られるものとなる。従って、第一回目の測
定の反射光量R1を制御部4内に保持させ、これと第二
回目の測定の結果とを比較するというように順次に比較
を繰り返し、その結果が暫増的であるならば障害物20
の反射率に係わらず正常な測定との判断が行えるものと
なる。
【0015】また、若しも第一回目の測定の反射光量R
2が基準値S内であったとしても、上記のように比較を
繰り返したときに図4に示すように比較の結果が不変あ
るいは上下変動を伴うようであれば、このときには異常
検出を行ったものとしての判定が可能となり異常警報が
行えるものとなる。
【0016】尚、このときに車両21が停止していると
上記比較を行った場合には不変の結果が得られ異常警報
が行われるものとなるが、前記制御部4に車両21に速
度計用として設けられている車速センサ5の信号を入力
(図2参照)し、この車速センサ5に出力を生じている
ときのみに異常警報を出力するものとしておけば、この
状態での不正確な異常警報の出力は防止される。
【0017】また、この種の障害物検知装置1において
は後退時の障害物20の検知用として設けられる場合が
大部分であり、そのような場合には運転席で後退ギアが
選択されたとき、即ち、後退灯の点灯と同時に動作を開
始するものとしておけば無用の警報を生じることはな
い。
【0018】更に言えば、例えばハンドルを操作した状
態で後退を行う時には障害物20は必ずしも接近するも
のとはならず、このときには異常警報は出力される場合
もあるなど、車両21の運行状態は極めて多様であって
予測不能な部分もある。従って、異常検出が行われてい
る全期間に異常警報を行わせることは煩わしさを生じる
ものとなるので運転者が認識するのに充分な時間だけ警
報を行わせることが好ましく、発明者の試験では5秒以
下とすることが確認と煩わしさを生じさせない面とから
の最適値であった。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、制
御部に障害物が検出されたときの測定経過時間に対応す
る反射光量の基準値が設定され、受光器に前記基準値と
異なる変化量が検出されたときには異常検出と判断して
異常警報を出力する警報機能を有する車両用障害物検知
装置としたことで、例えば排気管から発生する水蒸気な
どの存在で正常な測定が行われない状態では、受光器が
受光する反射光量および変化量から異常を検知し異常警
報を出力して運転者に告知し、この種の車両用障害物検
知装置の信頼性の向上に極めて優れた効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用障害物検知装置の一実施
例を示す説明図である。
【図2】 同じく本発明に係る車両用障害物検知装置の
回路構成を示すブロック図である。
【図3】 同じく車両用障害物検知装置の正常動作時の
反射光量の状態を示すグラフである。
【図4】 同じく車両用障害物検知装置の異常動作時の
反射光量の状態を示すグラフである。
【図5】 同じく車両用障害物検知装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】 従来例を正常動作時の状態で示す説明図であ
る。
【図7】 同じく異常動作時を示す説明図である。
【符号の説明】
1……車両用障害物検知装置 2……投光器 2a……赤外発光ダイオード 2b……ドライバ 2c……発振器 3……受光器 3a……ホトダイオード 3b……プリアンプ 3c……同調回路 3d……平滑回路 4……制御部 4a……警報ランプ 5……車速センサ 20……障害物 21……車体 22……リアコンビネーションランプ S……基準値 R、R1、R2……反射光量

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光器と受光器と制御部とからなり前記
    投光器で投射された光が障害物に反射し前記受光器に受
    信されるときの時間差を前記制御部で演算して前記障害
    物までの距離を計測する車両用障害物検知装置におい
    て、前記車両用障害物検知装置には前記制御部に前記障
    害物が検出されたときの測定経過時間に対応する反射光
    量の基準値が設定され、前記受光器に前記基準値と異な
    る変化量が検出されたときには異常検出と判断して異常
    警報を出力する警報機能を有することを特徴とする車両
    用障害物検知装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部には車速センサの出力が入力
    され、前記車速センサに出力を生じているときに異常検
    出が行われることを特徴とする請求項1記載の車両用障
    害物検知装置。
  3. 【請求項3】 前記車両用障害物検知装置は後退灯の点
    灯と連動して前記警報機能の動作が開始されることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の車両用障害物検
    知装置。
  4. 【請求項4】 前記警報機能は前記後退灯の点灯後の5
    秒間以内で前記警報機能の動作が停止されることを特徴
    とする請求項1、請求項2または請求項3記載の車両用
    障害物検知装置。
JP5269403A 1993-08-27 1993-08-27 車両用障害物検知装置 Pending JPH0763856A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014055925A (ja) * 2012-09-14 2014-03-27 Omron Corp 画像処理装置、オブジェクト検出方法、およびオブジェクト検出プログラム
JP2014066602A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Omron Corp 画像処理装置、周囲環境推定方法、および周囲環境推定プログラム
WO2023100598A1 (ja) * 2021-12-02 2023-06-08 株式会社デンソー 異常判定装置、異常判定方法、及び異常判定プログラム

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