JPH0763807B2 - コールドボックス法造型用金型 - Google Patents

コールドボックス法造型用金型

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JPH0763807B2
JPH0763807B2 JP63308375A JP30837588A JPH0763807B2 JP H0763807 B2 JPH0763807 B2 JP H0763807B2 JP 63308375 A JP63308375 A JP 63308375A JP 30837588 A JP30837588 A JP 30837588A JP H0763807 B2 JPH0763807 B2 JP H0763807B2
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JP
Japan
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switching valve
mold
molding
triethylamine gas
gas
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JP63308375A
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JPH02211935A (ja
Inventor
悦郎 浅原
Original Assignee
旭テック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コールドボックス法造型用金型に関する。
(従来の技術) 有機粘結剤自硬性鋳型のウレタン樹脂鋳型の一つとして
ガス硬化鋳型がある。この鋳型は珪砂にフェノール樹脂
およびポリイソシアネートを添加してマブシた鋳砂を用
い、造型後、トリエチルアミンガスを通じ、ウレタン化
反応を生じさせて硬化させた鋳型で、この鋳型はコール
ドボックス法鋳型と称される。
(発明が解決しようとする課題) この鋳型は、トリエチルアミンガスと自硬性鋳砂とが接
触することにより樹脂が硬化反応を起すのであるから、
トリエチルアミンガスと鋳砂との接触量および接触時間
が均整でないと鋳型の硬化が不均一となるものである。
このために鋳型の硬化し過ぎを防ぐためある程度でガス
と鋳型との接触を中断すると、部分的に鋳型強度が弱く
なり、注湯の際に湯漏れを起すこともある。
一方、造型用金型の中に鋳砂を充填するとき鋳砂をエヤ
で送入するのであるが、空気と異なり比重の大きい鋳砂
は金型の造型空所に均一に充填することが難しい。
そこで造型用金型の各所にエヤベントを設けて鋳砂の廻
りを良くする構造にされる。この構造でトリエチルアミ
ンガスを通気すると、各所にエヤベントからもガスが進
入してその部分の硬化反応が著しく進行する。そしてそ
れに合せてガッシングを中断すれば、他の部分の鋳型強
度が低下して注湯時に破壊することもある。
このような欠陥を是正するために、実開昭58−51852号
公報に記載されたように、金型にエヤベントとチェック
プラグとを設け、鋳砂の充填時、すなわちブローイング
時には開放して通気を良好にし、ガッシング時には閉鎖
してエヤベントからはガスを進入させず、ブローイング
ヘッド開口から注入したガスを造型用キャビティ内に封
入してキャビティ内各所にガスがいきわたるのを待って
ガス抜きをする造型用金型がある。
このような造型用金型を用いても、トリエチルアミンガ
ス送気時にチェックプラグを閉じるだけで、造型用キャ
ビティ内にトリエチルアミンガスが充満して鋳型の隅々
まで浸透するのを待たなければならないし、鋳砂が密な
ときにはトリエチルアミンガスが鋳型の隅々まで浸透し
ないことがあり、そうなると造型不良となる。
またチェックボールのようなプラグであると、上下方向
の動作は確実であるが、水平方向に取付けると動作が不
確実になる恐れがある。
このようなことから、トリエチルアミンガスを鋳型の隅
々まで均整に浸透させ、しかも弁の動作が確実で、エヤ
ベントの清掃も可能な造型用金型を得たいという課題が
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明のコールドボックス法造型用金型は、上記のよう
な課題を一挙に解決するために発明されたもので、コー
ルドボックス法造型用金型の造型用キャビティの周囲の
金型内に連通孔を穿ち、この造型用キャビティと連通孔
とをエヤベントを介して連通させ、連通孔には第1切換
弁と第2切換弁を分岐して設け、造型用キャビティ内へ
のブローヘッドによる鋳砂ブロー時には第1切換弁を開
き第2切換弁を閉じて排気し、トリエチルアミンガス噴
射時には第1切換弁、第2切換弁をともに閉じてトリエ
チルアミンガスを造型用キャビティ内に充満させる一
方、造型用金型を取り巻く排気装置でトリエチルアミン
ガスを排気する。また、造型用金型のエヤベントの目詰
まりを清掃する時には第1切換弁を閉じ第2切換弁を開
いてエヤを送り清掃可能な構造としたコールドボックス
法造型用金型である。
(作用と実施例) 造型用キャビティの周囲の金型(1)内に穿った連通孔
(2)とエヤベント(3)とを連通させ、金型(1)を
組立て、連通孔(2)の開口部に、分岐して設けられた
第1切換弁(4)と第2切換弁(5)の第1切換弁
(4)を開き、第2切換弁(5)を閉じて造型用キャビ
ティ(6)の吹込口(7)までスライドさせたブローノ
ズル(8)から珪砂にフェノール樹脂およびポリイソシ
アネートを添加してマブシた造型材すなわち鋳砂を造型
用キャビティ(6)内に注入充填する。(第1図参照) ついでブローノズル(8)に代えて、ガッシングヘッド
(9)を当てトリエチルアミンガスを送り、第1切換弁
(4)と第2切換弁(5)をともに閉じてトリエチルア
ミンガスを造型用キャビティ内に充満させる一方、造型
用金型から漏洩してくるトリエチルアミンガスを、造型
用金型を取り巻く排気装置(図示しない)で排気するほ
か、第1切替弁(4)の開度を調節しながら弁を開弁し
て吸引し、排気または吸引したトリエチルアミンガス
は、排気処理装置で処理する。鋳砂なウレタン化反応を
生じて硬化する。(第2図参照) トリエチルアミンガスの浸透具合を良くするために、状
態に応じて、第1切替弁(4)の開度を調節しながら弁
を開弁して、トリエチルアミンガスの均整浸透を図るこ
ともする。
造型用キャビティ(6)内に注入充填された鋳砂は造型
用キャビティ(6)内に充満したトリエチルアミンガス
によりどの個所も均一に硬化する。
エヤベント(3)は経験則により必要と考えられる個所
に開けておき、試行の結果で不要となる個所は栓を詰め
て閉塞する。
鋳砂が硬化した後に、ガッシングヘッド(9)からエヤ
を送りトリエチルアミンガスをパージし、金型(1)を
解型して、造型用キャビティ(6)内から自硬性砂鋳型
を取り出す。
造型作業が終了して、エヤベントの目詰まりを清掃する
時には、第1切換弁(4)を閉じ第2切換弁(5)を開
いてエヤを送り、エヤベント(3)を清掃する。
(発明の効果) 以上に詳細に説明したように本発明のコールドボックス
法造型用金型は、コールドボックス法造型用金型の造型
用キャビティの周囲の金型内に連通孔を穿ち、この造型
用キャビティと連通孔とをエヤベントを介して連通さ
せ、連通孔には第1切換弁と第2切換弁を分岐して設
け、造型用キャビティ内へのブローヘッドによる鋳砂ブ
ロー時には第1切換弁を開き第2切換弁を閉じて排気
し、トリエチルアミンガス噴射時には第1切換弁、第2
切換弁をともに閉じとトリエチルアミンガスを造型用キ
ャビティ内に充満させる一方、造型用金型を取り巻く排
気装置でトリエチルアミンガスを排気する。また、造型
用金型のエヤベントの目詰まりを清掃する時には第1切
換弁を閉じ第2切換弁を開いてエヤを送り清掃可能な構
造としたから、トリエチルアミンガス送気時に造型用キ
ャビティ内にトリエチルアミンガスを充満させて鋳砂が
密なときでも鋳型の隅々まで均整に浸透させることが可
能となるという利点の他に、弁の動作が確実で、エヤベ
ントの清掃も可能な造型用金型を得ることができる利点
があって、本発明は業界の発達に寄与するところ極めて
大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の実施例の動作の説明図で
ある。 1……金型; 2……連通孔; 3……エヤベント; 4……第1切換弁; 5……第2切換弁; 6……造型用キャビティ; 7……吹込口; 8……ブローノズル; 9……ガッシングヘッド.

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コールドボックス法造型用金型の造型用キ
    ャビティの周囲に金型内に連通孔を穿ち、この造型用キ
    ャビティと連通孔とをエヤベントを介して連通させ、連
    通孔には第1切替弁と第2切替弁を分岐して設け、造型
    用キャビティ内へのブローヘッドによる鋳砂ブロー時に
    は第1切替弁を開き第2切替弁を閉じて排気し、トリエ
    チルアミンガス噴射時には第1切替弁、第2切替弁をと
    もに閉じてトリエチルアミンガスを造型用キャビティ内
    に充満させる一方、造型用金型を取り巻く排気装置でト
    リエチルアミンガスを排気し、造型用金型のエヤベント
    の目詰まりを清掃する時には第1切替弁を閉じ第2切替
    弁を開いてエヤーを送り清掃可能な構造としたことを特
    徴とするコールドボックス法造型用金型
JP63308375A 1988-12-06 1988-12-06 コールドボックス法造型用金型 Expired - Lifetime JPH0763807B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP63308375A JPH0763807B2 (ja) 1988-12-06 1988-12-06 コールドボックス法造型用金型

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JPH02211935A JPH02211935A (ja) 1990-08-23
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