JPH0763673B2 - 振動装置 - Google Patents

振動装置

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JPH0763673B2
JPH0763673B2 JP62202366A JP20236687A JPH0763673B2 JP H0763673 B2 JPH0763673 B2 JP H0763673B2 JP 62202366 A JP62202366 A JP 62202366A JP 20236687 A JP20236687 A JP 20236687A JP H0763673 B2 JPH0763673 B2 JP H0763673B2
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光宏 岸
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株式会社彦間製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンクリート打設工事やコンクリート二次製
品の製造に好適な振動装置に関し、特にコンクリートに
振動を与える際に振動開始時を自動的に判定して振動を
開始できるようにした振動装置に関する。
〔従来の技術〕 コンクリート打設時の締固め作業は、型枠の壁面にハン
マー等で振動を与えるか、或いは竹棒等の棒状のものを
型枠内に打ち込んだコンクリート中に差し込んで振動を
与えるようにしていた。
しかしながら、このような締固作業では、作業者の員数
が多数必要となる不都合があった。
このような不都合を解消するものとして、第1図及び第
2図に示すものが提案されている。
第1図は従来例を示すもので、型枠1が横方向支持部材
4に固定されており、この型枠1内にコンクリートを打
ち込み、当該型枠1の壁面に振動装置5を当接してコン
クリートに振動を与えるものであった。
第2図は同様に従来例を示すもので、型枠1内に打ち込
んだコンクリート内に棒振動装置6の先端部7を挿入し
てコンクリートに振動を与えるものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
第1図に示す従来例の場合には確かに型枠1をハンマー
等で叩く必要はなくなるものの、振動装置5は人手によ
り持たなくてはならず、作業人数の低減を図れなかっ
た。
また、第2図に示す従来例も同様に人手が必要であり、
作業人数の低減という意味では十分ではなかった。
また、両者とも自動化することができないという問題点
があった。
本発明は、上述した問題点を解消し、作業人数の低減を
図ると共に、自動化できるようにした振動装置を提供す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の振動装置は、振動
を発生させる振動駆動源及び振動を検出する音響検出器
を有し型枠指示部材に設置可能な形状とした振動発生機
と、前記振動駆動源を低い周波数及び高い周波数で駆動
するインバーター装置と、前記インバーター装置の運転
状態を制御できる運転制御装置とを備えた振動装置であ
って、上記インバーター装置と、このインバーター装置
に接続された振動発生機とを一組として当該組を複数台
設け、かつ前記運転制御装置は、前記複数のインバータ
ー装置を順次あるいはランダムに低い周波数出力を出す
ように運転指令を出し、その指令を出したインバーター
装置の振動発生機の音響検出器からの検出信号を取り込
み、当該検出信号を一時記憶させ、再び前記複数のイン
バーター装置を順次あるいはランダムに低い周波数出力
を出すように運転指令を出し、その指令を出したインバ
ーター装置の振動発生機における音響検出器からの検出
信号を取り込み、前記一時記憶させていた値と比較して
一定値以上に変化があった時に前記インバーター装置に
高い周波数の出力を出し、変化がないときに当該検出信
号を一時記憶させるように構成したことを特徴とするも
のである。
〔作用〕 複数の振動発生機は、型枠とそれの支持部材との間であ
って、かつその枠型の所望の場所に設置される。振動発
生機の外形は、上記位置関係で設置できる形状となって
いる。ついで、運転制御装置は、複数のインバーター装
置に順次あるいはランダムで低い周波数で運転させる運
転指令を出力する。これにより、当該インバーター装置
は、低い周波数の交流電力を出力する。すると、当該振
動発生機の振動発生源は、前記交流電力で動作して振動
発生機が動作して振動を発生する。
当該音響検出器は、この振動を電気信号に変換して運転
制御装置に与える。運転制御装置は、音響検出器からの
検出信号を一旦記憶させる。
再び、運転制御装置は、複数のインバーター装置に順次
あるいはランダムで低い周波数で運転させる運転指令を
出力する。これにより、当該インバーター装置は、低い
周波数の交流電力を出力する。すると、当該振動発生機
の振動発生源は、前記交流電力で動作して振動発生機が
動作して振動を発生する。
当該音響検出器は、この振動を電気信号に変換して運転
制御装置に与える。運転制御装置は、音響検出器からの
検出信号を、前記一時記憶させていた記憶値と比較す
る。その比較結果、最新の検出信号の強度に変化がある
かを判断する。
型枠内にコンクリートが打設されてくると音響検出器か
らの検出信号に変化が起きる。この変化の幅が一定値以
上であれば、高い周波数で振動させてよいので、運転制
御装置は、当該インバーター装置に高い周波数の運転指
令を与える。これにより、インバーター装置は、高い周
波数の電力を出力する。したがって、当該振動発生機
は、コンクリートに与える振動に最適な高い周波数で運
転されることになる。
そして、運転制御装置は、複数のインバーター装置を順
次あるいはランダムで低い周波数で運転しては、当該音
響検出器からの検出信号が一定以上変化のあったインバ
ーター装置をそれぞれ高い周波数の運転に変化させて、
全部のインバーター装置が高い周波数の運転状態になる
まで、これらを繰り返す。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図乃至第5図は、本発明の実施例で用いる振動発生
機の外観を示したものであり、第3図は斜視図、第4図
は正面図、第5図は側面図である。
これらの図において、符号10は振動発生機であり、この
振動発生機10は、振動部11、接触部12、コネクト部13と
大きく3つの要素に分けられており、これら3つの要素
が結合して一体となって構成されている。この振動部11
は、円筒形状をしており、内部には交流によって振動す
る振動モータ19が内蔵されている。そして、接触部12
は、この振動部11の下方に連結して設けられていて、断
面が四角形をしており、かつ図示下方に向かってテーパ
ー状をなした形状をしている。この接触部12の一つの側
面は、前記振動部11の外周に接するように形成されてい
る。また、他方の面は、前記振動部11の円筒形となった
外周面の下部に続くように構成されている。この接触部
12の内部のほぼ中央には、振動音を検出して電気信号に
変換する音響検出器20を収納させてある。そして、コネ
クト部13は、四角形状をした箱状をしており、振動部11
の側面に連結して設けられている。このコネクト部13の
下面には電源及び信号を伝達するためのケーブル15が接
続されている。また、コネクト部13の上部と振動部11の
頂部との間にはややU字状に曲げられてこの振動発生機
10を持ち運ぶことができる把手14が取り付けてある。
尚、この振動部11、接触部12、コネクト部13は、アルミ
ニュームなどを注入して一体となって形成することがで
きる。
前記振動モータ19は、140〜240ヘルツ及び50〜60ヘルツ
の交流が印加されることにより回転し、振動部全体を振
動させることができる。音響検出器20は、振動音を検出
して、これを電気信号に変換する素子である。
第6図は本発明の実施例を示すブロック図である。
第6図において、各振動発生機10-1、10-2、10-3、…10
-n(ここで、nに任意の整数である。)に内蔵する振動
モータ19-1、19-2、19-3、…19-nは、インバーター装置
21-1、21-2、21-3、…21-nの各出力端に接続されてお
り、各インバーター装置21-1、21-2、21-3、…21-nから
出力される交流により各振動発生機10-1、10-2、10-3
…10-nを振動させることができるようになっている。イ
ンバーター装置21は、電源22からの交流を一旦直流に変
換する順変換器23と、この順変換部23の直流を他の周波
数(例えば、50〜60(低い周波数)ヘルツまたは140〜2
40(高い周波数)ヘルツに変換して振動発生機10の振動
モータ19に供給できるサイリスタ変換器24と、前記順変
換器23及びサイリスタ変換器24の点弧角を制御する周波
数電圧制御回路25と、この周波数電圧制御回路25に低い
周波数の交流を出力させる指令を与える第1周波数指令
26L、及び高い周波数の交流を出力させる指令を与える
第2周波数指令26Hと、前記第1周波数指令26Lまたは第
2周波数指令26Hの何れか一方を選択して周波数電圧制
御回路25に接続する選択スイッチ27とからなる。そし
て、インバーター装置21は、運転制御装置30からの運転
指令信号によって、選択スイッチ27の選択と、周波数電
圧制御回路25の運転停止とが制御されるようになってい
る。
運転制御装置30は、低い周波数で動作させる運転指令を
各インバーター装置21-1、21-2、21-3、…21-nに与え、
しかる後に各音響検出器20-1、20-2、20-3、…20-nから
の検出信号を取り込み、それら検出信号の個々を処理
し、その処理結果に基づいて各インバーター装置21-1
21-2、21-3、…21-nを個々に運転制御するようになって
いる。すなわち、運転制御装置30は、各音響検出器2
0-1、20-2、20-3、…20-nからの各検出信号をそれぞれ
基準値と比較し、それら検出信号で基準値を超えた検出
信号を出力した音響検出器20-nの振動発生機10-nを接続
するインバーター装置21-nに対して第2周波数指令26H
が選択されるように選択スイッチ27を切り換える運転指
令を出し、かつ周波数電圧制御回路25に運転指令を出力
するようになっている。尚、この運転制御装置30には操
作盤31が接続されており、必要な操作を行って操作指令
を与えられるようになっている。
第7図は、運転制御装置30の構成例を示すブロック図で
ある。
図7において、運転制御装置30は、各音響検出器20-1
20-2、20-3、…20-nからの各検出信号をそれぞれ取り込
み増幅する増幅器32-1、32-2、32-3、…32-nと、各増幅
器32-1、32-2、32-3、…32-nからの各出力信号をそれぞ
れ取り込み一定の周波数(例えば100ヘルツ)以下の周
波数の信号を出力するローパスフィルタ33-1、33-2、33
-3、…33-nと、各ローパスフィルタ33-1、33-2、33-3
…33-nからの信号のうちの一つを選択して出力するマル
チプレクサ34と、このマルチプレクサ34からの信号をデ
ジタル信号に変換するアナログデジタル変換器(ADC)3
5と、所定の処理プログラムや基準値等を記憶するリー
ドオンリメモリー(ROM)36と、このROM36に記憶された
処理プログラムにより、演算、その他の処理を実行する
セントラルプロセッシングユニット(CPU)37と、各種
データや演算中の値を記憶するランダムアクセスメモリ
(RAM)38と、インバーター装置21-1、21-2、21-3、…2
1-nに運転指令を出力するデジタル出力ポート(DO)39
と、操作盤31からの操作信号(スタート、ストップ)を
受け付ける割込回路(IR)40とからなの要素で構成され
ている。
操作盤31には、スタート釦41と、ストップ釦422が設け
てある。スタート釦41と、ストップ釦422とは、それぞ
れスイッチと、ランプとを備えている。スタート釦41及
びストップ釦42の各スイッチはIR40に接続され、それら
のランプはDO39に接続されている。スタート釦41及びス
トップ釦42のの何れか一つが押下されてIR40を介してCP
U37に受け付けられると、そのスタート釦41またはスト
ップ釦42のランプはDO39からの出力で点滅するようにな
っている。
第8図はRAM38のデータ記憶エリア及びその必要なエリ
アのマップを示す説明図であり、同図(1)はデータ格
納エリアを、同図(2)はその他必要なエリアを、同図
(3)はフラッグエリアを、それぞれ示したものであ
る。
第8図(1)に示すRAM38内の所定のエリアには、各音
響検出器20-1、20-2、20-3、…20-nからの各検出信号の
デジタル値が格納されている。
第8図(2)に示すRAM38内のエリアM,N、一時メモリ部
Rと、第8図(3)に示すRAM38のフラッグエリアF
は、主として、運転制御に使用される。
第9図は、本実施例の振動発生機10を枠型1と横方向支
持部材2との間隙に挿設した状態を示すものである。
この枠型1は、横方向支持部材2がボルト3に螺着され
ることにより、単管等の縦方向支持部材4に固定されて
おり、この図ではコンクリート50の打ち込み状態が振動
させるに良い状態であることを示している。
次に、本実施例の使用法を説明する。
第9図のような状態にするには次のような手順で行う。
すなわち、振動発生機10の把手14を持ち、第10図に示す
ように接触部12の一側が枠型1に当接するように接触部
12の先端を枠型1と横方向支持部材2との間に挿入し、
接触部12が枠型1と横方向支持部材2の間にIするよう
に嵌入させる。このように、横方向支持部材2により振
動発生機10を枠型1と横方向支持部材2の間に嵌入させ
た状態が第11図であり、これを斜視図で示すと第9図の
ようになる。
この後、運転制御装置30から各インバーター装置21-1
21-2、21-3、…21-nに対して順次低い周波数の交流を出
力するように切り換え信号を出すとともに、運連指令を
出力する。すると、前記周波数電圧制御回路25には第1
周波数指令26Lが入力されるとともに運転指令が入力さ
れるので、周波数電圧制御回路25は指令に従った運転を
開始し、各インバーター装置21-1、21-2、21-3、…21-n
からは低い周波数の交流が出力される。これにより、各
振動発生機10-1、10-2、10-3、…10-nは交流が印加され
る前に低い周波数で振動することになる。これら振動
は、音響検出器20-1、20-2、20-3、…20-nで検出されて
運転制御装置30に入力される。運転制御装置30は、音響
検出器20-1、20-2、20-3、…20-nからの検出信号と過去
の検出信号とを比較して、現在の検出信号に変化があっ
たときに、コンクリート50の打ち込み状態が振動を与え
るのに良いタイミング(第9図のようなコンクリートの
打ち込み状態)であると判定し、当該振動発生機10-n
対して第2周波数指令26Hに切り換える指令を出力す
る。これにより、当該インバーター装置21-nから高い周
波数の交流が出力されるので、当該振動発生機10-nは第
12図に示すように振動することになる。
それでは、本実施例の動作を詳細に説明する。先ず、振
動発生機10-1、10-2、10-3、…10-nは、それぞれ枠型1
と横方向支持部材2との間に第11図に示すように設置さ
れているものとする。また、RAM38のエリアMには、操
作盤31の操作釦(図示せず)を介して振動させる機械の
数M(例えば、M=n台とする)を記憶させる。
操作盤31のスタート釦41を押すと、まず必要なエリア
(第8図(1)、(2)、(3))をクリアして(ステ
ップS100)、RAM38のエリアNに1を記憶させる(ステ
ップS101)。
次に、CPU37はDO39を介してRAM38のエリアNに相当する
振動発生機10-1の選択スイッチ27を低い周波数の指令で
ある第1周波数指令26Lに切り換え(ステップS102)、
前記周波数電圧制御回路25を作動させる(ステップS10
3)。この時、時刻t1の如く振動発生機10-1を振動させ
るための交流AC1がインバーター装置21-1から出力され
る。次に、マルチプレクサ34を、RAM38のエリアNに相
当する機器の音響検出器20(上記の如くN=1と設定さ
れたので、振動発生機10-1に内蔵された音響検出器2
0-1)に接続する(ステップS104)。
この処理が終了したところで、ADC35によるデジタル化
の処理がなされる(ステップS105)。これは、音響検出
器20-1からの検出信号が増幅器32-1で増幅され、次いで
ローパスフィルタ33-1で不要な成分を取り除かれ信号S1
をADC35でデジタル化する処理のことである(ステップS
105)。このようにして得られたデジタル信号は、RAM38
の一時メモリ部Rに一時記憶させる(ステップS106)。
次いでCPU37からの停止指令がDO39を介して前記周波数
電圧制御回路25に与えられるので、前記周波数電圧制御
回路25が停止して振動発生機10-1に与えられていた交流
AC1が時刻t2で停止される(ステップS107)。そして、
フラッグF(第8図(3))が“1"が立っているかを判
定し(ステップS108)、“1"でないときには(ステップ
S108;No)、ステップS109に移る。
ステップS109では、一時メモリRのデータをエリアNに
記憶されている数値(ここでは、現在、N=1となって
いる)に相当するRAM38のエリア(第8図(1)では
「(20-1)」と表示されている部分)に格納した後、ス
テップS110に移行する。
そして、RAM38のエリアM内の記憶値(n)と、エリア
N内の記憶値(N=1)とを比較する(ステップS11
0)。この場合には、当然、M≠Nであるので(ステッ
プS110;No)、ステップS111に移行する。このステップ1
10での判断は、振動発生機10を1台から設定台数(ここ
では、n台と設定した)まで運転したかを判断するため
のものである。
次いで、エリアNをインクリメント(N←N+1、すな
わちN=1+1=2)して(ステップS111)、一定時間
後(その時限処理については図示せず)、ステップS102
に移行する。
これにより、振動発生機10-2、インバーター装置21-2
動作することになり、第14図の時刻t3に移行することに
なる。
そして、再び、ステップS102〜ステップS103までの処理
が運転制御装置30において実行されることにより、時刻
t3以降インバーター装置21-2から交流AC2が出力されて
振動発生機10-2を振動させる。ついで、ステップS104〜
ステップS108までの処理が運転制御装置30内において実
行されることにより、音響検出器20-2、増幅器32-2、ロ
ーパスフィルタ33-2と経て得られた信号S2がデジタル化
されてRAM38のエリアRに一時記憶された後、時刻t4
インバーター装置21-2を停止する。
次いで、ステップS109では、一時メモリRに記憶された
データをエリアNに記憶されている数値(ここでは、現
在、「2」となっている)に相当するRAM38のエリア
(第8図(1)において「(20-2)」と表示されている
部分)に格納する。
その後、RAM38のエリアM内の記憶値(n)と、エリア
N内の記憶値(N=2)とを比較する(ステップS11
0)。この場合には、当然、M≠Nであるので(ステッ
プS110;No)、ステップS110に移行する。ステップS111
では、エリアNをインクリメント(N=2+1=3)し
て、再び一定時限後にステップS102に移行する。
これにより、振動発生機10-3、インバーター装置21-3
動作することになり、第14図の時刻t5に移行することに
なる。
そして、再び、ステップS102〜ステップS103までの処理
が運転制御装置30において実行されることにより、時刻
t5以降インバーター装置21-3から交流AC3が出力されて
振動発生機10-3を振動させる。ついで、ステップS104〜
ステップS108までの処理が運転制御装置30において実行
されることにより、音響検出器20-3、増幅器32-3、ロー
パスフィルタ33-3と経て得られた信号S3がデジタル化さ
れてRAM38のエリアRに一時記憶された後、時刻t6でイ
ンバーター装置21-2が停止する。
次いで、一時メモリRに記憶されたデータをエリアNに
記憶されている数値(ここでは、現在、「3」となって
いる)に相当するRAM38のエリア(第8図(1)におい
て「(20-3)」と表示されている部分)に格納する(ス
テップS109)。
その後、RAM38のエリアMの記憶値(n)と、エリアN
内の記憶値(N=2)とを比較する(ステップS110)。
この場合には、当然、M≠Nであるので(ステップS11
0;No)、ステップS111に移行する。ステップS111では、
エリアNをインクリメント(N=3+1=4)して、再
び一定時限後にステップS102に移行する。
これにより、振動発生機10-4、インバーター装置21-4
動作することになり、第14図の時刻t6に移行することに
なる。
このようにして順次処理してインバーター装置21を1台
目からn−1台目まで運転される。
これにより、振動発生機10-n、インバーター装置21-n
動作することになり、第14図の時刻tm-1に移行すること
になる。
そして、再び、ステップS102〜ステップS103までの処理
が運転制御装置30において実行されることにより、時刻
tm-1以降インバーター装置21-2から交流ACnが出力され
て振動発生機10-nを振動させる。ついで、ステップS104
〜ステップS108までの処理が運転制御装置30内において
実行されることにより、音響検出器20-n、増幅器32-n
ローパスフィルタ32-nと経て得られた信号Snがデジタル
化されてRAM38のエリアRに一時記憶された後、時刻tm
でインバーター装置21-nを停止する。
次いで、ステップS109で、一時メモリRに記憶されたデ
ータをエリアNに記憶されている数値(ここでは、現
在、「n」となっている)に相当するRAM38のエリア
(第8図(1)において「(20-n)」と表示されている
部分)に格納する。
その後、RAM38のエリアM内の記憶値(n)と、エリア
N内の記憶値(N=n)とを比較する(ステップS11
0)。この場合には、M=Nであるので(ステップS110;
Yes)、ステップS112に移行する。
これらの処理により、振動発生機10は、1台目からn台
目まで運転されることになる。
このようにインバーター装置21が順次運転されて、最後
のインバーター装置21-nが運転されると、エリアM(M
にはnを設定した)がN(インクリメントされてN=n
となっている)と同値と判定されるので(ステップS11
0;Yes)、フラッグFに“1"を立てる(F←1、ステッ
プS112)。次いで、エリアNに“1"を記憶させて(N←
1、ステップS113)、ステップS102に戻して最初のイン
バーター装置21-1が運転されるようにする。
これら一連の処理により、RAM38のエリア(第8図
(1))は、音響検出器20-1、20-2、20-3、…20-nの検
出信号がデジタル化して格納されることになり、信号の
大小比較が可能になる。
ところで、コンクリート50の打ち込みが小さいと、音響
検出器20-1、20-2、20-3、…20-nから検出されの音の成
分は高い周波数成分が大きいので、ローパスフィルタ33
-1、33-2、33-3、…33-nを通した信号は小さな値を示す
ことになる。これをADC35でデジタル化して上述したよ
うにRAM38のエリア(第8図(1))に格納しておい
た。
一方、ステップS112、S113の処理が終了した後に、ステ
ップS102〜ステップS103までの処理が運転制御装置30に
おいて実行されると、時刻t11以降インバーター装置21
-1から交流AC1が出力されて振動発生機10-1を振動させ
る。ついで、ステップS104〜ステップS108までの処理が
運転制御装置30内において実行されることにより、音響
検出器20-1、増幅器32-1、ローパスフィルタ33-1と経て
得られた信号S1がデジタル化されてRAM38のエリアRに
一時記憶された後、時刻t12でインバーター装置21-1
停止する。
ところで、第14図の時刻t11以降についてはコンクリー
ト50の量が振動を与える最適レベルより上側になる。そ
のようになった状態を音響検出器20で検出した信号の周
波数で検出する。すなわち、コンクリート50の量が振動
を与える最適レベルより上側になると、音響検出器20で
検出した検出信号の周波数は、所定の値(これは、ロー
パスフィルタ33の遮断周波数に相当する)より低くな
る。
そして、運転制御装置30のCPU37は、フラッグFが“1"
となっているのを確認し(ステップS108;Yes)、一時メ
モリRの値と、エリアNの値(N=1となっている)に
相当する第8図(1)のエリア(「20-1」に相当)の値
とを比較する(ステップS115)。上述したように、コン
クリート50の打ち込みレベルが既に振動をさせるのに最
適レベルとなっているため、R>N(第8図(1)「20
-1」の値)となっており(ステップS115;Yes)、ステッ
プS116に移行する。
そして、CPU37はDO39を介してインバーター装置21-1
して高い周波数指令を出力するとともに(ステップS11
6)、運転指令を出力する(ステップS117)。これによ
り、インバーター装置21-1の選択スイッチ27は、第2周
波数指令26H側に切り換わり、かつ周波数電圧制御回路2
8が運転を開始する(時刻t13)。これにより、インバー
ター装置21-1から高い周波数の交流AC1が出力されるこ
とから、振動モータ19-1が回転して振動発生機10-1を振
動させる。次には、エリアM内の値(n)とエリアN内
の値(n=1)とを比較して(ステップS118)、M≠N
なので(ステップS118;No)、エリアNをインクリメン
ト(N=N+1=2として(ステップS111)、ステップ
S102に戻す。
再び、ステップS102〜ステップS103までの処理が運転制
御装置30において実行されると、時刻t13以降インバー
ター装置21-2から交流AC2が出力されて振動発生機10-2
を振動させる。ついで、ステップS104〜ステップS108ま
での処理が運転制御装置30内において実行されることに
より、音響検出器20-2、増幅器32-2、ローパスフィルタ
33-2と経て得られた信号S2がデジタル化されてRAM38の
エリアRに一時記憶された後、時刻t14でインバーター
装置21-2を停止する。
また、この時期(時刻t13〜t14)における音響検出器20
で検出した信号の周波数は、既に説明したように、所定
の値(これは、ローパスフィルタ33の遮断周波数に相当
する)より低くなる。
そして、運転制御装置30のCPU37は、フラッグFが“1"
となっているのを確認し(ステップS108;Yes)、一時メ
モリRの値と、エリアNの値(N=2となっている)に
相当する第8図(1)のエリア(「20-2」に相当)の値
とを比較する(ステップS115)。上述したように、コン
クリート50の打ち込みレベルが既に振動をさせるのに最
適レベルとなっているため、R>N(第8図(1)「20
-2」の値)となっており(ステップS115;Yes)、ステッ
プS116に移行する。
そして、CPU37はDO39を介してインバーター装置21-2
して高い周波数指令を出力するとともに(ステップS11
6)、運転指令を出力する(ステップS117)。これによ
り、インバーター装置21-2の選択スイッチ27は、第2周
波数指令26H側に切り換わり、かつ周波数電圧制御回路2
5が運転を開始する(時刻t15)。これにより、インバー
ター装置21-2から高い周波数の交流AC2が出力されるこ
とから、振動モータ19-2が回転して振動発生機10-2を振
動させる。次には、エリアM内の値(n)とエリアN内
の値(n=2)とを比較して(ステップS118)、M≠N
なので(ステップS118;No)、エリアNをインクリメン
ト(N=N+1=3して(ステップS111)、ステップS1
02に戻す。
同様に、再び、ステップS102〜ステップS103までの処理
が運転制御装置30において実行されると、時刻t15以降
インバーター装置21-3から交流AC3が出力されて振動発
生機10-3を振動させる。ついで、ステップS104〜ステッ
プS108までの処理が運転制御装置30内において実行され
ることにより、音響検出器20-3、増幅器32-3、ローパス
フィルタ33-3と経て得られた信号S3がデジタル化されて
RAM38のエリアRに一時記憶された後、時刻t16でインバ
ーター装置21-3を停止する。
また、この期間(時刻t15〜t16)における音響検出器20
で検出した信号の周波数は、既に説明したように、所定
の値(これは、ローパスフィルタ33の遮断周波数に相当
する)より低くなる。
そして、運転制御装置30のCPU37は、フラッグFが“1"
となっているのを確認し(ステップS108;Yes)、一時メ
モリRの値と、エリアNの値(N=3となっている)に
相当する第8図(1)のエリア(「20-3」に相当)の値
とを比較する(ステップS115)。上述したように、コン
クリート50の打ち込みレベルが既に振動をさせるのに最
適レベルとなっているため、R>N(第8図(1)「20
-3」の値)となっており(ステップS115;Yes)、ステッ
プS116に移行する。
そして、CPU37はDO39を介してインバーター装置21-3
して高い周波数指令を出力するとともに(ステップS11
6)、運転指令を出力する(ステップS117)。これによ
り、インバーター装置21-3の選択スイッチ27は、第2周
波数指令26H側に切り換わり、かつ周波数電圧制御回路2
5が運転を開始する(時刻t17)。これにより、インバー
ター装置21-3から高い周波数の交流AC3が出力されるこ
とから、振動モータ19-3が回転して振動発生機10-3を振
動させる。次には、エリアM内の値(n)とエリアN内
の値(n=3)とを比較して(ステップS118)、M≠N
なので(ステップS118;No)、エリアNをインクリメン
ト(N=N+1=4して(ステップS111)、ステップS1
02に戻す。
このように運転制御装置30は、エリアNの値をステップ
S111でインクリメントし、ステップS118でM=Nと判断
されると、全部の振動発生機10-1、10-2、10-3、…10-n
が運転状態になったので(ステップS119)、後は操作盤
31のストップ釦42が押下されるまで運転が継続されるこ
とになる。尚、スタート釦41、ストップ釦42はIR40に接
続されているため、これらが押下されると当該処理を優
先的に実行する。
また、運転制御装置30ではフラッグFに“1"が立ってい
ても、R<N(第8図(1)「20-X」(ここで、X=1,
2,3,…n)の値)となっている場合には(ステップS11
5;No)、ステップS109に移行させて、以後の処理を実行
させる。
本実施例は、低い周波数で振動発生機10を運転して、そ
の振動状態を音響検出器20で検出し、振動部で変動があ
ったときには本来の振動を与えるに適した状態となった
と判定して、振動発生機10に当該周波数で運転するもの
である。
尚、上記実施例では、インバーター装置21-1、21-2、21
-3、…21-nより振動発生機10-1、10-2、10-3、…10-n
ポーリング形式で低い周波数の交流を与えていたが、こ
れに限らずランダムに低い周波数で振動発生機10-1、10
-2、10-3、…10-nを振動させて判断し、当該振動発生機
10-1、10-2、10-3、…10-nを運転するようにしてもよ
い。
〔発明の効果〕
本発明は、複数のインバーター装置を順次あるいはラン
ダムで低い周波数で運転しては、当該音響検出器からの
検出信号が一定以上変化のあったインバーター装置をそ
れぞれ高い周波数の運転に変化させて、全部のインバー
ター装置が高い周波数の運転状態になるまで、これら動
作を継続するようにしたので、複数の振動発生機につい
て個々に自動的にコンクリート打ち込み状態が判定でき
るとともに振動を与えることができ、振動を与えるため
に必要な人員を大幅に削減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来例を示す図、第3図は本発明の
実施例に用いる振動発生機を示す斜視図、第4図は第3
図の正面図、第5図は第3図の側面図、第6図は本発明
の実施例を示すブロック図、第7図は同実施例で用いる
運転制御装置の構成例を示すブロック図、第8図は同実
施例で用いる記憶エリアの説明図、第9図は振動発生機
を枠型と横方向支持部材との間に設置した状態を示す説
明図、図10図乃至第12図は振動発生機を使用するための
説明図、第13図は同実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャート、第14図は同実施例の動作を説明するための
タイムチャートである。 10……振動発生機、19……振動モータ、20……音響検出
器、21……インバーター装置、25……周波数電圧制御回
路、30……運転制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動を発生させる振動駆動源及び振動を検
    出する音響検出器を有し型枠指示部材に設置可能な形状
    とした振動発生機と、 前記振動駆動源を低い周波数及び高い周波数で駆動する
    インバーター装置と、 前記インバーター装置の運転状態を制御できる運転制御
    装置とを備えた振動装置であって、 上記インバーター装置と、このインバーター装置に接続
    された振動発生機とを一組として当該組を複数台設け、 かつ前記運転制御装置は、前記複数のインバーター装置
    を順次あるいはランダムに低い周波数出力を出すように
    運転指令を出し、その指令を出したインバーター装置の
    振動発生機の音響検出器からの検出信号を取り込み、当
    該検出信号を一時記憶させ、再び前記複数のインバータ
    ー装置を順次あるいはランダムに低い周波数出力を出す
    ように運転指令を出し、その指令を出したインバーター
    装置の振動発生機における音響検出器からの検出信号を
    取り込み、前記一時記憶させていた値と比較して一定値
    以上に変化があった時に前記インバーター装置に高い周
    波数の出力を出し、変化がないときに当該検出信号を一
    時記憶させるように構成したことを特徴とする振動装
    置。
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