JPH0763515B2 - 廃棄物収容ピットにおける火災検出方法 - Google Patents

廃棄物収容ピットにおける火災検出方法

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JPH0763515B2
JPH0763515B2 JP34155789A JP34155789A JPH0763515B2 JP H0763515 B2 JPH0763515 B2 JP H0763515B2 JP 34155789 A JP34155789 A JP 34155789A JP 34155789 A JP34155789 A JP 34155789A JP H0763515 B2 JPH0763515 B2 JP H0763515B2
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waste
pit
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temperature
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秀男 酒井
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Hitachi Zosen Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、廃棄物収容ピットにおける火災検出方法に関
する。
従来の技術 従来、廃棄物収容ピットすなわちごみ収容ピット(以
下、ごみピットという)内の火災を監視するために、工
業用テレビカメラが使用されており、この工業用テレビ
カメラを介して監視員が目で監視を行っていた。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記のように、工業用テレビカメラを介して目
視により、ごみピット内を監視する場合、ごみの表面下
で火種がくすぶっており、単に表面温度が異常に上昇し
ている状態では、そのことを把握できないという問題が
あった。
そこで、本発明は上記課題を解消し得る廃棄物収容ピッ
トにおける火災検出方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明の廃棄物収容ピットに
おける火災検出方法は、廃棄物収容ピット内上方に配置
された赤外線カメラから得られた画像データを画像解析
処理装置に入力してピット内表面全域の温度分布を演算
するとともに、設定温度よりも高い地域部の赤外線カメ
ラに対する角度データを演算処理装置に出力し、この演
算処理装置により、赤外線カメラからの距離を変化させ
ながら温度の高い地域部の高さを演算するとともに、こ
の高さの演算値と廃棄物の表面高さの実測値とがほぼ一
致した値となるような廃棄物の表面から赤外線カメラま
での距離を演算し、この演算された距離に基づいて廃棄
物の高温部の3次元座標を演算する方法である。
作 用 上記の火災検出方法によると、赤外線カメラ、画像解析
処理装置および演算処理装置を使用しているため、廃棄
物の温度の高い部分すなわち火災発生位置を正確に求め
ることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図に基づき説明
する。
第1図において、1は廃棄物の収容ピット(以下、ごみ
ピットという)で、その上方においては、複数台例えば
2台の赤外線カメラ2がごみピット1内の全域に亘って
監視できるように配置されている。上記各赤外線カメラ
2からの入力信号すなわち画像データは、それぞれカメ
ラコントローラ3を介して画像解析処理装置4に入力さ
れ、ここで解析されて温度分布が演算される。すなわ
ち、ごみピット1内の表面が複数個にブロック化(分
割)されて、それぞれブロック(分割された地域部)ご
とに平均温度が出され、ここで各ブロックごとの平均温
度とあらかじめ設定された温度値との比較が行なわれ
る。そして、平均温度が設定値より高い温度のブロック
の位置データaが演算処理装置5に出力される。この演
算処理5には、ごみピット1内のごみ表面のレベル分布
データbが入力されており、ここで画像解析処理装置4
から入力された高い温度のブロックの位置データとごみ
のレベル分布データ(高さのデータ)との交わる点が演
算され、この演算値に基づく座標データが火災発生位置
として出力されるとともに火災報知信号cが所定箇所例
えば監視室に出力される。なお、図中、6は赤外線カメ
ラ2からの画像データを温度別に色分け表示するモニタ
ーテレビである。
ところで、一般的に、第2図に示すように、カメラ11か
ら見てA点の座標(x,y,z)は下記の式により求めら
れる。
但し、rはOAの距離、α,β,γは直線OAおよびその投
影線とのなす角度を示す。
したがって、上記式に基づき、ごみピット内のA点の
絶対座標(X,Y,Z)を求めると、下記式のようにな
る。
但し、XC,YC,ZCはカメラの絶対位置座標、 aijはカメラの取付角度により定まる定数である。
そして、上記rはごみ分布データにおける高さ(ごみピ
ット1の底面をM×Nに区分けした各ブロックにおける
ごみの高さ)Lに基づき求められ、そしてこのrを式
に代入することにより火災発生位置(X,Y,Z)が求めら
れる。この演算方法を第3図のフローチャートに基づき
説明する。
すなわち、ステップ102に示すように、まずriを設定
し、次にステップ103に進み、ここでriを式に代入し
てXi,Yi,Ziを演算する。次に、ステップ104に進み、区
分けされたブロックのX,Y座標がXi,Yiである点のLiと上
記演算されたZiとを比較する。ZiがLiより大きい場合に
は、riの先端位置がごみの表面に一致していないので、
さらにステップ201でiが増加されて再びステップ102に
戻る。これに対して、ZiがLiと等しいかまたは小さい場
合には、Ziがごみの表面に少なくとも一致していること
になり、したがってステップ105に進み、riとri-1との
平均値rが演算され、そしてステップ106で上記平均値
rが式に代入されてX,Y,Zが演算される。この座標デ
ータすなわち座標位置が火災発生位置となる。
このように、赤外線カメラ2、画像解析処理装置4およ
び演算処理装置5により、温度の高い部分すなわち火災
発生位置を正確に求めることができる。
発明の効果 以上のように本発明の火災検出方法によると、従来の工
業用テレビカメラによる目視とは異なり、赤外線カメ
ラ、画像解析処理装置および演算処理装置を使用してい
るため、廃棄物の温度の高い部分すなわち火災発生位置
を正確に求めることごできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はごみピ
ットにおける火災検出装置の概略構成を示すブロック
図、第2図は赤外線カメラから所定の座標位置までの関
係を説明するための斜視図、第3図は火災発生位置の演
算方法を説明するためのフローチャート図である。 1……収容ピット、2……赤外線カメラ、3……カメラ
コントローラ、4……画像解析処理装置、5……演算処
理装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃棄物収容ピット内上方に配置された赤外
    線カメラから得られた画像データを画像解析処理装置に
    入力してピット内表面全域の温度分布を演算するととも
    に、設定温度よりも高い地域部の赤外線カメラに対する
    角度データを演算処理装置に出力し、この演算処理装置
    により、赤外線カメラからの距離を変化させながら温度
    の高い地域部の高さを演算するとともに、この高さの演
    算値と廃棄物の表面高さの実測値とがほぼ一致した値と
    なるような廃棄物の表面から赤外線カメラまでの距離を
    演算し、この演算された距離に基づいて廃棄物の高温部
    の3次元座標を演算することを特徴とする廃棄物収容ピ
    ットにおける火災検出方法。
JP34155789A 1989-12-27 1989-12-27 廃棄物収容ピットにおける火災検出方法 Expired - Lifetime JPH0763515B2 (ja)

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