JPH0763465B2 - 超音波プローブ - Google Patents

超音波プローブ

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JPH0763465B2
JPH0763465B2 JP61094239A JP9423986A JPH0763465B2 JP H0763465 B2 JPH0763465 B2 JP H0763465B2 JP 61094239 A JP61094239 A JP 61094239A JP 9423986 A JP9423986 A JP 9423986A JP H0763465 B2 JPH0763465 B2 JP H0763465B2
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JP
Japan
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lens
acoustic lens
ultrasonic
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converging
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博 佐々木
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は主として超音波診断装置の超音波プローブに関
する。
(従来の技術) 一般に超音波診断装置においては、得られる画像の分解
能を向上させる目的で、従来より音響レンズが用いられ
ている。この音響レンズは、生体に対して超音波ビーム
を収束するために音波の伝播速度(以下、音速ともい
う)が生体の音速v0よりも遅い音速v1の材料をレンズ材
料として用いた場合にはその形状が第4図(a)の如く
凸形状となり、生体の音速v0よりも速い音速v2の材料を
用いた場合には第4図(b)の如く凹形状となる。しか
し生体表面に直接接触させて用いる超音波プローブ用の
音響レンズとしては、その表面が凹面形状であると生体
への密着性が悪くなり良好な断層像が得られない。従っ
て生体表面に直接接触させる超音波プローブ用の音響レ
ンズとしては表面形状が凸形状のものが広く使用されて
いる。表面形状が凸形状となる音響レンズ材料としては
その音速が生体の音速よりも十分遅いことが要求され、
更に、音速以外には音響インピーダンスができるだけ生
体のそれに近いこと、超音波の減衰が少ないことなどの
性質が要求される。そして現在このような凸レンズ材料
として、音速がおよそ1000m/sと生体の音速(1530m/s程
度)よりも十分に遅く、音響インピーダンスも生体の音
響インピーダンスに近いシリコーンゴムが広く用いられ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、シリコーンゴムは減衰がかなり大きく、例え
ば周波数5MHzの超音波では1mm当り3〜4dBの減衰となり
超音波診断装置のS/Nを劣化させる原因の1つになって
いる。またシリコーンゴムは水分の透過が大きく、シリ
コーンゴムを通じて水分が超音波プローブの内部に侵入
して振動子等内部材料の劣化が引き起こし、超音波プロ
ーブの感度劣化を引き起す原因の1つにもなっている。
本発明の目的は以上のような従来技術の問題点を解決
し、S/N比が改善され、使い易く、かつ長期的信頼性に
優れた超音波プローブを提供することにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明の超音波プローブは、
生体に向けて超音波を送波し、かつ、その反射エコーを
受波する超音波振動子と、この超音波振動子の送受波面
側に配設された音響レンズとを備えた超音波プローブに
おいて、前記音響レンズは、超音波の伝播速度が生体中
の伝播速度よりも遅い材料から成る凸面状の第1の収束
用音響レンズを前記超音波振動側子に配置し、超音波の
伝播速度が生体中に伝播速度より速い防水性材料から成
る凹面状の第2の収束用音響レンズを生体当接面側に配
置し、前記凸面,凹面を接合して複合一体化した複合音
響レンズで構成したことを特徴とするものである。
(作 用) 本発明は上記の構成としたので、次のように作用する。
即ち、音速が生体の音速よりも遅い材料からなる第1の
収束用音響レンズは、その形状が凸形状となり、音速が
生体の音速よりも速い材料からなる第2の収束用音響レ
ンズは、その形状が凹形状となる。従って、これら両レ
ンズの凹凸面を合せて合体させることにより、一枚のほ
ぼ平坦状の複合音響レンズ(以下、複合レンズとも略記
する)を形成することができる。この場合において、第
1,第2、両レンズとも収束作用を有するため、複合レン
ズ一枚の厚さは小さくなり、これによって超音波の減衰
が小さくなる。また、第2の収束用音響レンズを形成す
る音速が生体の音速よりも速い材料としては、例えばプ
ラスチックのように防水性の材料があるため、この第2
の収束用音響レンズを合体せしめた複合レンズは、水分
の透過を少なくすることができる。
また、このような複合レンズを用いた超音波プローブ
は、複合レンズの超音波減衰が小さいのでS/Nが良く、
またレンズ面の形状がほぼ平坦状であるため体表への密
着性が良くて使い易く、そして複合レンズの第2の収束
用音響レンズは防水性を有するので水分が超音波プロー
ブの内部に侵入して振動子等内部材料の劣化を引き起す
ということがなく、従って長期的信頼性に優れたものと
なる。
(実施例) 以下図示の実施例について説明する。
第1の発明に係る複合音響レンズの実施例を第1図に示
す。この実施例は本発明をシリンドリカルレンズに適用
したものであり、その構造は第1図(b)に示す如く凸
レンズと凹レンズとを組合せて一体化した構造となって
いる。10は音速が生体の音速よりも遅い材料(例えばシ
リコーンゴム)によって形成された凸面状の第1の収束
用音響レンズであり、11は音速が生体の音速よりも速い
プラスチック材料(例えばTPX)によって形成された凹
面状の第2の収束用音響レンズである。各々のレンズ
は、単独で用いても収束用レンズとして作用する。この
2つのレンズを組合みせることによって得られる特徴を
各々を単独に用いる場合と比較して以下に述べる。
今シリコーンゴム(音速v11000m/s)により、生体内
(音速v01530m/s)で焦点距離F=60mmに超音波ビー
ムを収束する口径D=15mmの単独レンズを構成すると、
このレンズ曲率R1は、 R1=(1−v1/v0)F=0.34F よりR1=20.4mmとなり、レンズの厚さd1は、 より、d1=1.43mmとなる。
一方、プラスチックレンズで同じ目的の単独の収束用レ
ンズを構成する場合、音速v22000m/sのプラスチック
(例えばTPX)を用いると、その曲率R2は、 R2=(1−v0/v2)F=0.25F よりR2=15mmとなる。従って凹部分の深さd2は、 より、d2≒35.4mmとなり、レンズの厚さは、d=0.8mm
となる。従ってこの場合、中央部分の超音波の減衰は5M
Hzで4.8〜6.4dBとなりシリコーンゴム単独のレンズに比
べ3.8〜5.1dB減衰が少なくなる。
第2図にこの複合レンズを使用した超音波プローブの実
施例を示す。
1は上述のような複合レンズであり、プローブ本体2の
先端部に装着されている。複合レンズ1は第3図に示す
ように、プスチック材料によって形成された第2の収束
用音響レンズ11にフランジ12が形成されており、このフ
ランジ12がプローブ本体2の先端部と係合することによ
り、確実に装着されていて、且つプラスチック製第2の
収束用音響レンズ11を外側に配置することによってプロ
ーブ外部から内部への水の侵入を一層確実に防止するよ
うになっている。3は複合音響レンズ1の背部に配設し
た超音波振動子であり、該超音波振動子3にはこれに電
圧を印加して駆動するための電極5及びアース電極6と
を備えている。4は前記超音波振動子3の背部に配設し
たバッキング材であり、振動子3の背面方向に向う超音
波を吸収するようになっている。
以上のような複合レンズ1及び調音波プローブは次のよ
うな作用効果を奏する。即ち、 本実施例の複合レンズ1は第1,第2両レンズ10,11
の凹凸面を合せて合体させることにより、一枚の平坦な
形状としており、第1,第2両レンズ10,11とも収束作用
を有するため、複合レンズ1一枚の厚さdは小さくな
り、これによって超音波の減衰が小さくなる。
また、第2の収束用音響レンズ11を防水性のあるプ
ラスチックで形成しているので水分の透過を少なくする
ことができる。
従ってこのような複合レンズ1を用いた超音波プロ
ーブは、複合レンズ1の超音波減衰が小さいのでS/Nが
良く、またレンズ面の形状が平坦であるため体表への密
着性が良くて使い安く、そして複合レンズ1の第2の収
束用音響レンズ11は防水性を有する水分が超音波プロー
ブの内部に侵入して振動子3等内部材料の劣化を引き起
すということがなく、長期的信頼性に優れたものとな
る。更に第2の収束用音響レンズ11を外側に配置してい
るので、プローブ外部から内部への水の侵入を一層確実
に防止することができる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲
内において適宜変形実施可能であることは言うまでもな
い。
例えば、複合レンズの形状は平坦形状に限らず、多少の
凸形状とすることもできる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、従来の単独のレン
ズに比べて複合レンズの厚さは小さくなるので、超音波
の減衰は少なくなってS/N比が改善され、複合レンズの
生体当接面を平坦に形成し得るので生体体表への密着性
が良好となって使い易くなり、防水性を有する第2の収
束用音響レンズを外側に配置してプローブ外部から内部
への水の侵入を一層確実に防止しているので、振動子等
の内部材料の劣化を引き起すということがなくなり、長
期的信頼性に優れた超音波プローブを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明複合レンズの作用説明図、同図
(b)は同上正面図と、縦断面図と、底面図とをそれぞ
れ示した図、第2図は本発明超音波プローブの断面図、
第3図は同上複合レンズの正面図と、縦断面図と、横断
面図とをそれぞれ示した図、第4図(a),(b)は各
々従来の音響レンズの作用説明図である。 1……複合レンズ、3……振動子、 4……バッキング材、10……第1の収束用音響レンズ、 11……第2の収束用音響レンズ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体に向けて超音波を送波し、かつ、その
    反射エコーを受波する超音波振動子と、この超音波振動
    子の送受波面側に配設された音響レンズとを備えた超音
    波プローブにおいて、 前記音響レンズは、超音波の伝播速度が生体中の伝播速
    度よりも遅い材料から成る凸面状の第1の収束用音響レ
    ンズを前記超音波振動子側に配置し、超音波の伝播速度
    が生体中の伝播速度よりも速い防水性材料から成る凹面
    状の第2の収束用音響レンズを生体当接面側に配置し、
    前記凸面,凹面を接合して複合一体化した複合音響レン
    ズで構成したことを特徴とする超音波プローブ。
JP61094239A 1986-04-22 1986-04-22 超音波プローブ Expired - Lifetime JPH0763465B2 (ja)

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JP61094239A JPH0763465B2 (ja) 1986-04-22 1986-04-22 超音波プローブ

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JP61094239A JPH0763465B2 (ja) 1986-04-22 1986-04-22 超音波プローブ

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JP61094239A Expired - Lifetime JPH0763465B2 (ja) 1986-04-22 1986-04-22 超音波プローブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5179836B2 (ja) * 2007-11-02 2013-04-10 富士フイルム株式会社 超音波探触子
JP2009247416A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 超音波探触子用の音響レンズ及びこれを用いた超音波探触子

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