JPH076341Y2 - 床配線用ピット - Google Patents

床配線用ピット

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JPH076341Y2
JPH076341Y2 JP1988143003U JP14300388U JPH076341Y2 JP H076341 Y2 JPH076341 Y2 JP H076341Y2 JP 1988143003 U JP1988143003 U JP 1988143003U JP 14300388 U JP14300388 U JP 14300388U JP H076341 Y2 JPH076341 Y2 JP H076341Y2
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wiring
pit
lid
floor
wiring pit
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JP1988143003U
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勝三 遠藤
壮文 多田
孝 内田
邦雄 小林
博徳 佐藤
行雄 原
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Takenaka Corp
Nitto Boseki Co Ltd
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Takenaka Corp
Nitto Boseki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、一般ビルの電気室とか機械室、あるいは事
務所ビルなどのコンクリート床に屋内配線用として、又
はオフィスオートメーション(OA)機器やファクトリー
オートメーション(FA)機器の配線用として実施される
床配線用ピットに関する。
従来の技術 従来の床配線用ピットは、第4図に例示したように、コ
ンクリート床Aに配線用ピットBを設け、この配線用ピ
ットBの両側壁開口部に蓋取り付け用の受け枠Cを設置
し、その上に蓋板Dを開閉可能に取り付けた構成とされ
ている。配線用ピットB内に各種用途の配線Eが敷設さ
れている。
蓋板Dは、第5図のように取手Fだけをもつもの(D1
と、長手辺や短手辺に沿って配線取り出し用の切欠きG
をもつもの(D2、D3)とを、通線の必要に応じて適当な
配置に組み合わせて使用し、もって配線Hを必要な箇所
に引き出す構成とされている。
本考案が解決しようとする課題 上記従来の床配線用ピットは、受け枠Cが硬質アルミニ
ウムの押出成形品(サッシュ)であり、また、蓋板Dも
ステンレス鋼板などを使った製品であるため、それぞれ
非常に高価である。
しかも蓋板Dに関しては、配線取り出しが必要な位置に
応じて取手だけもつもの(D1)と、配線取り出し用の切
欠きGをもつもの(D2)又は(D3)とを取り混ぜて用意
し、それぞれを設計図に従って設置しなければならない
という施工上の面倒さ、わずらわしさがある。勿論、施
工後に配線取り出しの要不要の変更が生まれると、その
都度蓋板Dを交換しなければならないという面倒さもあ
った。
さらに、コンクリート床Aに型枠で配線用ピットBを形
成するに際しては、受け枠Cを設置するための差筋Jを
予め埋設しておく必要がある。差筋Jは正確な墨出しを
して通り心を出さねばならない。しかも受け枠Cは差筋
Jへ溶接用アンカーKを溶接して取り付けるに際し、水
準器や治具を使用して予め蓋合わせ(調整)をして取り
付けねばならない。そして、この受け枠Cは最終的にコ
ンクリート床Aの段部へ後打ちモルタルを充填し隙間を
埋めて仕上げねばならないので、施工に大変手間がかか
り工費も嵩むという欠点があり、これらの点が解決すべ
き課題となっている。
したがって、本考案の目的は、施工が簡単で安価であ
り、配線取り出しとその変更、改変あるいは保守点検に
至便な構成に改良した床配線用ピットを提供することで
ある。
課題を解決するための手段 上記従来技術の課題を解決するための手段として、この
考案に係る床配線用ピットは、図面の第1図〜第3図に
好適な実施例を示したとおり、 コンクリート床1に配線用ピット2を設け、この配線用
ピット2の開口面に床面と同一レベルの平面を形成する
蓋をしてあり、蓋には配線取出し口が設けられている床
配線用ピットにおいて、 コンクリート床1に埋設したピット枠9によって配線用
ピット2及び同ピットの両側壁に沿って蓋取付け台3が
形成され、 蓋板4は、前記ピット枠9で形成された蓋取付け台3の
上に載り前記配線用ピットの開口面へぴったり納まる大
きさ、形状にモジュール化され、且つガラス繊維強化コ
ンクリートを使用して無鉄筋で軽量な薄板構造に形成さ
れていると共に配線用ピット2の長手方向と直角な向き
の2辺に配線取り出し口と取手兼用の切欠きが設けら
れ、更に少なくとも1個の配線取り出し用の孔7が設け
られており、少なくとも四隅には前記蓋取付け台3の上
に載る位置にねじ機構によって高さの調節が自在な複数
の足6を有しており、 蓋板4は前記足6の高さを個々に調節して各々の足を配
線用ピット2の前記蓋取付け台3の上に載せ、配線用ピ
ットの開口面に床面と同一レベルの平面を形成するよう
に設置されていることを特徴とする。
作用 足6の高さを個別に自在に調節できるので、蓋取付け台
3の高さに多少の施工誤差や凹凸があっても、簡単に精
度良く対応でき、ガタつきや段違いなどを生じさせない
で済む。
蓋板4の切欠き5又は孔7を通じて配線を床上へ取り出
すことが自由にできる。勿論、通線の必要がない切欠き
5又は孔7については、キャップで閉じることにより床
機能に支障をきたさないものとされる。
また、2辺の切欠き5,5を掴むことにより、蓋板4を配
線用ピット2から持ち上げて外すこと、又は逆に蓋板4
で配線用ピット2の開口面を閉じる作業を、場所を問わ
ず至極簡単にできる。したがって、配線用ピット2内に
敷設した配線類の保守点検、あるいは配線取り出しの変
更や改変などは簡単にできる。
実施例 次に、図示した本考案の実施例を説明する。
まず、第1図において2がコンクリート床1の所定位置
に凹溝状に設けられた配線用ピットである。この配線用
ピット2は、例えば電気室における配線盤や変電装置等
の配列に沿ってその通路位置に、または事務室のOA機器
などの並びに沿う位置に設けられている。この配線用ピ
ット2は、床1のコンクリート打設に際して、予め床型
枠へ例えば亜鉛鍍鉄板等を成形加工して簡易に安価に製
造されたピット枠9を取り付けてからコンクリートを打
設しピット枠9を埋設することによって形成されてい
る。もっとも、配線用ピット2は、ピット枠9を使用せ
ずコンクリートの打設のみによって形成することもでき
る。ちなみに、この配線用ピット2の深さLは110mm
位、底幅Tは450mm位である。
配線用ピット2の両側壁に沿って蓋取付台3,3が浅く形
成されている。この蓋取付け台3は、配線用ピット2の
開口面(床面)からの深さl1が約40mmぐらいの位置に幅
寸T1が30mm弱ぐらいの規模で形成されている。
次に、第1図中4が蓋板である。この蓋板4の平面形状
は、第2図のように一辺の長さが第1図のように配線用
ピット2の開口面の幅寸法(502mm)とほぼ同じ大きさ
(500mm)にモジュール化した正方形に形成されてい
る。但し、蓋板4は配線用ピット2の長手方向に長い長
方形として製作してもよい。また、この蓋板4は、ガラ
ス繊維強化コンクリート(GRC)の使用により、厚さ20m
mくらい無鉄筋で軽量な薄板構造とされている。
蓋板4における特に配線用ピット2の長手方向と直角を
なす向きの平行2辺(第3図参照)に、第2図のように
対称的位置に対称形状(但し、対称形状には限らない)
の切欠き5,5が配線取り出し(通線用)と取手を兼ねる
ものとして設けられている。ちなみに切欠き5の大きさ
は、奥行きが42mm、開口85mmくらいに形成されている。
蓋板1にはまた、前記切欠き5を設けた2辺と直角な2
辺の一方の辺に近寄った辺中央の位置に、やはり配線取
り出し用として直径がφ52ぐらいの丸孔7が設けられて
いる。
さらに、この蓋板4の四隅位置には、特に配線用ピット
2の長手方向と平行な2辺に沿って前記蓋取付台3の上
に載る位置に、高さ調節が自在な足6が設けられてい
る。その詳細は第1図に示したように、蓋板1の成形時
に予め用意された孔10へ同蓋板4の下面側からベースプ
レート11に固着されたナットスリーブ12を挿入し、同ベ
ースプレート11が蓋板4の下面へ接着剤で接着されてい
る。このナットスリーブ12へねじ軸構造の足6がねじ込
まれている。したがって、同足6を正逆方向へ回すこと
により足6の高さが最大10mm位は調節可能である。
この床配線用ピットは、配線用ピット2内へ所定の配線
類を敷設した後、同配線用ピット2の開口面へ蓋板4を
順に第3図のように敷きつめて設置し使用される。蓋板
4は、その設置に際し、設置位置の蓋取付け台3の仕上
がり具合いや凹凸の有無に応じて足6の高さを個別に調
節し、もって蓋板4をコンクリート床1の床面と同一レ
ベルに、かつガタつきを生じない安定状態に設置する。
そして、配線類を床上へ取り出す必要のある場合では、
第3図のように切欠き5または丸孔7から配線8を取り
出して直近位置のOA機器などと接続する。
一方、配線取り出しの必要がない切欠き5及び丸孔7
は、第3図中に点線で例示したように、薄い金属製又は
プラスチック製等のキャップ5′又は7′で塞いでお
く。配線8を取り出した切欠き5又は丸孔7には、別途
配線取り出し専用の保護キャップを使用することもよ
い。
一方、配線敷設後に点検の必要が生じた場合、又は配線
取り出し位置の変更とか取り出し配線の数量とか種類の
改変等々の必要が生じたときは、まず該当位置の上記キ
ャップ又は保護キャップを取り外し、該当する蓋板4を
その平行2辺の切欠き5,5へ手を入れて掴むことにより
持ち上げて外す。また、改修後には同じく切欠き5,5の
位置を掴んではめ込み設置する。
異なる実施態様 上記の実施例では、第1図のように蓋取付け台3を配線
用ピット2の両側壁に沿って、かつ開口面から浅い位置
に段状に形成し、蓋板4には比較的短い足6を付設した
構成であるが、この限りではない。第1図に点線で図示
した如く、蓋取付け台3を配線用ピット2の底面と同一
レベルに形成し、蓋板4にはやはり第1図中に2点鎖線
で示したように必要十分に長い足6′を付設した構成で
実施することもできる。
本考案が奏する効果 以上に実施例と併せて詳述したとおりであって、この考
案に係る床配線用ピットは、配線用ピット2の蓋取付け
台3の上に蓋板4を載置しただけの至極簡単な構成であ
るから、施工が極めて容易であり、安価に実施できる。
それでいて、蓋板4は、足6の高さを調節して設置でき
るので、床面と同一レベルに精度よく設置でき、即ち段
違いやガタつきのない安定状態に設置できて床機能が害
されない。
また、蓋板4は、その形状、大きさが同じものに統一し
て実施でき、施工管理が容易(但し、大きさ、形状が異
なるものと混ぜて使用することも可)である。しかも個
々の蓋板4が配線取り出し用の切欠き5や丸孔7を有す
るので配線8の取り出しや改変に対する自由度が高い。
さらに蓋板4は、それが設置された場所の如何を問わず
個々にその切欠き5,5を掴んで配線用ピット2から持ち
上げて外すこと、あるいは再び配線用ピット2の開口面
へはめ込む作業が容易にでき、この意味でも配線8の取
出しや改変に便利であり、かつ配線用ピット2内に敷設
した配線類の保守点検にも至便である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る床配線用ピットの実施例を示し
た断面図、第2図は蓋板の平面図、第3図は床に施工さ
れた配線用ピットの平面図、第4図は従来の床配線用ピ
ットを示した斜視図、第5図は従来の床配線用ピットを
床に施工した場合の平面図である。 1…コンクリート床、2…配線用ピット 3…蓋取付け台、4…蓋板 5…切欠き、6…足
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 内田 孝 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)考案者 小林 邦雄 東京都中央区日本橋富沢町9―10 日東紡 績株式会社内 (72)考案者 佐藤 博徳 東京都中央区日本橋富沢町9―10 日東紡 績株式会社内 (72)考案者 原 行雄 東京都中央区日本橋富沢町9―10 日東紡 績株式会社内 (56)参考文献 実開 昭55−47545(JP,U) 実開 昭61−26782(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート床に配線用ピットを設け、こ
    の配線用ピットの開口面に床面と同一レベルの平面を形
    成する蓋をしてあり、蓋には配線取出し口が設けられて
    いる床配線用ピットにおいて、 コンクリート床に埋設したピット枠によって配線用ピッ
    ト及び同ピットの両側壁に沿って蓋取付け台が形成さ
    れ、 蓋板は、前記ピット枠で形成された蓋取付け台の上に載
    り前記配線用ピットの開口面へぴったり納まる大きさ、
    形状にモジュール化され、且つガラス繊維強化コンクリ
    ートを使用して無鉄筋で軽量な薄板構造に形成されてい
    ると共に配線用ピットの長手方向と直角な向きの2辺に
    配線取り出し口と取手兼用の切欠きが設けられ、更に少
    なくとも1個の配線取り出し用の孔が設けられており、
    少なくとも四隅には前記蓋取付け台の上に載る位置にね
    じ機構によって高さの調節が自在な複数の足を有してお
    り、 蓋板は前記足の高さを個々に調節して各々の足を配線用
    ピットの前記蓋取付け台の上に載せ、配線用ピットの開
    口面に床面と同一レベルの平面を形成するように設置さ
    れていること、 をそれぞれ特徴とする床配線用ピット。
JP1988143003U 1988-11-01 1988-11-01 床配線用ピット Expired - Lifetime JPH076341Y2 (ja)

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JP1988143003U JPH076341Y2 (ja) 1988-11-01 1988-11-01 床配線用ピット

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JPH0264643U JPH0264643U (ja) 1990-05-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5830905Y2 (ja) * 1978-09-21 1983-07-08 日本ビット工業有限会社 ピツト枠用型枠材
JPS6126782U (ja) * 1984-07-23 1986-02-18 力 佐々木 スライド式アマグレ−ド

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