JPH0763168A - ダイアフラムポンプ - Google Patents

ダイアフラムポンプ

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JPH0763168A
JPH0763168A JP5248431A JP24843193A JPH0763168A JP H0763168 A JPH0763168 A JP H0763168A JP 5248431 A JP5248431 A JP 5248431A JP 24843193 A JP24843193 A JP 24843193A JP H0763168 A JPH0763168 A JP H0763168A
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JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
pump
chamber
pressing plate
diaphragm pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP5248431A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Numata
和幸 沼田
Yuji Kenmochi
雄二 剣持
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anest Iwata Corp
Original Assignee
Anest Iwata Corp
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Publication date
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Publication of JPH0763168A publication Critical patent/JPH0763168A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ダイアフラム式塗料ポンプの耐久性を維持しつ
つ、吐出量を大としてポンプ効率を向上する。 【構成】 ダイアフラム式塗料ポンプは、ダイアフラム
押さえ板の径が大であるほど吐出量ないしポンプ効率が
高まるが、この反面作動時のダイアフラムの曲げ角度が
大きくなるために耐久性が低下する。そこで、径の異な
る2枚の押さえ板114,115でダイアフラム111
を押さえるようになし、ダイアフラム上、曲げが生じる
箇所を分散させて耐久性を高め、かつポンプ効率を向上
する。また、ポンプ室112側の押さえ板114より駆
動室113側の押さえ板115を大とし、液吐出動作時
に面積の大きい押さえ板115でダイアフラム111を
押圧してその波打ちを規制して、液吐出量を安定させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイアフラムポンプに
関し、例えば塗料圧送用のエア駆動式ダイアフラムポン
プに関するものである。
【0002】
【従来の技術】液を所定の目的のために、例えば塗料を
塗装のために移送する手段としてのポンプには、プラン
ジャポンプ、ギアポンプおよびダイアフラムポンプなど
種々のものが用いられているが、摺動部を有さないため
に長寿命化が図れること、価格が低廉であることから最
近ではダイアフラムポンプが注目されている。かかるダ
イアフラムポンプは、従来、同径の押さえ板をダイアフ
ラムの両側に配置し、かつ作動時のダイアフラムの曲げ
角度(中立すなわち非荷重状態でのダイアフラム平面に
対して、作動時すなわち荷重下にあるダイアフラムの押
さえ板外領域がなす角度)があまり大とならないよう
に、例えば最大でも40゜〜50゜程度であるようにポ
ンプストロークが設定され、繰り返し荷重に対するダイ
アフラムの耐久性を維持していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、ダイアフラムポ
ンプでは、加圧に伴って生じるダイアフラムの押さえ板
外領域の変形(たわみ)が大きいほど損失が増すため
に、1ポンプサイクルあたりの吐出量が減り、また駆動
用エアの消費量が増大する。これを避けようとすれば、
上記領域の面積を小さくすべく大面積の押さえ板を用い
れば良いとも言えるが、これに伴って曲げ角度が大とな
り、ダイアフラムの曲がり部分、すなわち押さえ板の外
周縁やハウジングの内周縁に沿った部分に作用する繰り
返し荷重により当該部分において破断が生じ易くなり、
ダイアフラムの耐久性を低下させることになる。本発明
は、かかる問題を解決し、ダイアフラムポンプの耐久性
を維持しつつ、ポンプ効率を向上することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
ダイアフラムによって区画された2つの室を有し、一方
の室に対して駆動用流体の導入/排出を行わせることに
より他方の室に液のポンピングを行わせるダイアフラム
ポンプにおいて、前記2つの室にそれぞれの側に配され
て前記ダイアフラムに接合する一対の部材の当該接合領
域を前記ダイアフラムの表裏において完全には重畳させ
ないようにしたことを特徴とする。ここで、前記一対の
部材は、外形寸法の異なる2枚の押さえ板とすることが
できる。また、前記一方の室側に配された部材の前記接
合面を前記他方の室側に配された部材の接合面より大と
することがロスを小さくし、吐出量を大とする上で好ま
しい。さらに、前記ダイアフラムに結合したシャフト
と、該シャフトに同軸に設けられ、駆動用流体の導入/
排出に応じて作動し、前記ポンピングの作動圧を向上さ
せる手段を備えることができる。
【0005】
【作用】本発明では、ダイアフラムに対して両側から接
合する2つの部材の接合領域をダイアフラム面に関して
非対称とし、例えば外形寸法(円盤状のものにあっては
直径)の異なる2枚の押さえ板でダイアフラムを押さえ
るようになして、ダイアフラム上の曲げが生じる箇所を
分散させる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明ダイアフラムポンプの一実施例とし
て、いわゆる倍圧式の構造を有するとともに、第1液
(例えば主剤たる塗料)および第2液(例えば硬化剤)
のそれぞれを1ストロークで交互に圧送できるようにし
た2連式(デュアルタイプ)のダイアフラムポンプの構
成を示す。図において、第1液圧送用の第1ポンプ部1
00および第2液圧送用の第2ポンプ部200は中間ロ
ッド300により連結され、それぞれその中間ロッドの
両端部に配置されたダイアフラムポンプユニット110
および210をそれぞれ有し、作動に応じて第1液およ
び第2液の交互の吐き出しおよび吸い込みがなされる。
また、各ポンプ部には、それぞれダイアフラムポンプユ
ニット110および210の内側に、各ポンプ圧を増大
するためのダイアフラムポンプ形態のポンプ駆動ユニッ
ト160および260をそれぞれ配し、ポンプ圧をほぼ
2倍にする構成(以下倍圧ポンプ構成という)を採用し
ている。ダイアフラムポンプユニット110,210
は、ダイアフラム111,211によって区画されたポ
ンプ室112,212と駆動室113,213とを有
し、ロッド300に固着してポンプ室112,212に
は円板上の押さえ板114,214を、騨動室113,
213にも同じく押さえ板115,215を配置してい
る。ダイアフラム111,211は、圧力の作用に応じ
て弾性変形する部材であって、例えばゴム部材と、その
ポンプ室112,212に面する側面に耐液性を考慮し
て貼着されたポリフッ化エチレン系樹脂製の部材とから
なるものとすることができる。
【0007】また、ダイアフラム111,211の押さ
え板114,214と押さえ板115,215とではそ
の径を異ならせ、本例ではポンプ室112,212側の
押さえ板114,214の径を小としてある。かかる構
成を採用することによって、両押さえ板114,21
4;115,215のダイアフラム111,211に対
する接合面がダイアフラムの表裏において完全には重畳
せず、従って図2に示すように、破線で示す液吸い込み
時と一点鎖線で示す液吐出時とでダイアフラム111,
211上の曲げが生じる箇所を分散させることができ、
かつ、液吐出動作時に面積の大きい押さえ板115,2
15でダイアフラム111,211を押圧してその波打
ちを規制することにより液吐出量を安定させることがで
きる。ここで、図1を用いて本例装置の倍圧ポンプ構成
について説明するに、本例では図1の左右端部付近に第
1液および第2液圧送用のポンプユニット110および
210が設けられるとともに、ガイド126および22
6にて区画されたそれぞれのポンプユニットの内側に、
それぞれポンプユニットと同径のポンプ駆動ユニット1
60,260がロッド300により液圧送用ダイアフラ
ム111、211の取付軸131,231と同軸に連結
されている。ポンプユニット110,210は、液圧送
用ダイアフラム111,211を境に、外側に液の吸い
込み,吐き出しを行うポンプ室112,212、内側に
駆動用流体たる空気の導入,排気を行う駆動室113,
213が形成される。また、ポンプ駆動ユニット16
0,260には、駆動用ダイアフラム161,261の
外側、すなわちガイド126,226側に大気と連通す
る空気室162,262が、内側に駆動用空気の導入,
排気を行う駆動室163,263が形成される。
【0008】また、ポンプユニット110,210およ
び駆動ユニット160,260を作動させるための駆動
用空気は、圧縮空気源412から方向制御弁413を介
してそれぞれの駆動室に交互に供給される。実施例装置
の動作を説明するに、圧縮空気源412より駆動用空気
が方向制御弁413を介して左右交互にポンプユニット
110,210の駆動室113,213とポンプ駆動ユ
ニット160,260の駆動室163,263とに供給
されると、液圧送用ダイアフラム111,211と駆動
用ダイアフラム161,261とはそれぞれ交互に図中
左右方向に変形し、これにともなってボール弁174,
274を介してのポンプ室112,212への液の吸い
込み、およびボール弁175,275を介しての塗装装
置(不図示)への液(塗料)の圧送が行われる。ここ
で、圧縮空気源412より例えば1Kgf/cmの圧
縮空気が交互にポンプユニットの駆動室と駆動ユニット
の駆動室とに供給されると、ロッド300に作用する力
は次のようになる。すなわち、PP1をポンプ圧、PA
1を駆動室に供給される空気圧力、PA2を駆動室に供
給される空気圧力、S1を液圧送用ダイアフラムの受圧
面積、S2を駆動用ダイアフラムの受圧面積とすると、
【0009】
【数1】 PA1・S1+PA2・S2−PP1・S1=0 のときロッドはつりあうことになる。そこで、
【数2】 PP1=(PA1・S1+PA2・S2)/S1 S1≒S2とすれば、
【数3】PP1≒PA1+PA2 PA1≒PA2≒1Kgf/cmであればPP1≒2
Kgf/cmとなり、ポンプ室には駆動用空気圧力の
ほぼ2倍の液供給圧が得られることになる。なお、本例
では駆動ユニットにもダイアフラムポンプ構造を採用し
ているが、プランジャポンプ形態のものを用いることも
できる。また、本例では駆動用空気圧のほぼ2倍の液供
給圧が得られるようにポンプユニットと同径のポンプ駆
動ユニットを設けたが、所望の液供給圧に応じて適宜ポ
ンプ駆動ユニットを設計できるのは言うまでもない。ダ
イアフラムの押さえ板の面積をポンプ室112,212
側と駆動室113,213側とで異ならせることは、ダ
イアフラムポンプにおいて比較的大きな液供給圧を得る
場合、すなわち本例のように供給空気圧力に対しほぼ2
倍の液圧力を得る倍圧ポンプ構成を採る場合において、
ダイアフラムの耐久性を高めるうえで非常に有効な構成
である。また、ポンプ室側の押さえ板より駆動室側の押
さえ板を大とすることは、液吐出動作時に面積の大きい
押さえ板115,215でダイアフラム111,211
を押圧してその波打ちを規制するので、液吐出量を安定
させる上で好ましい構成である。
【0010】なお、本発明は上述した実施例にのみ限ら
れることなく、種々の構成を採用することができる。例
えば、図1に示したような倍圧機構を用いる場合にあっ
て、ポンプ駆動ユニット側のダイアフラム接合部材にも
必要に応じてポンプユニット側と同様の構成を採用する
こともできるし、またそのような倍圧ポンプ構成を採用
しない場合にも本発明を適用することができる。さら
に、2液の交互圧送を行うデュアルタイプのものでなく
てもよい。また、吐出量の安定をさほど考慮しなくても
よいのであれば、ポンプ室側の押さえ板の面積を小とす
ることもできる。さらに、ダイアフラムの両側にあって
ダイアフラムに接触する部材の当該接触面が完全には重
畳しないようにして、折り返し部分を両側で分散させ、
もってダイアフラムの耐久性を向上させるという本発明
の技術思想から言えば、例えばダイアフラムを保持して
いる保持具150,250ないしガイド126,226
の内周縁部分151A,251Aに関しても適切な構成
を採用できるのは勿論である。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ダイアフラムに対して両側から接合する部材の接合領域
をダイアフラム面に関して非対称とし、例えば外形寸法
(円盤状のものにあっては直径)の異なる2枚の押さえ
板でダイアフラムを押さえるようにしたので、曲げが生
じる箇所を分散させることができ、従ってダイアフラム
の耐久性を高め、かつポンプ効率を向上することができ
る。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ダイアフラムポンプの一実施例を示す側
断面図である。
【図2】その動作を説明するための模式図である。
【0013】
【符号の説明】
110,210 ポンプユニット 111,161,211,261 ダイアフラム 112,212 ポンプ室 113,163,213,263 駆動室 114,115,214,215 押さえ板 126,226 ガイド 150,250 保持具 160,260 ポンプ駆動ユニット 162,262 空気室 174,175,274,275 ボール弁 300ロッド 412 圧縮空気源 413 方向制御弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイアフラムによって区画された2つの
    室を有し、一方の室に対して駆動用流体の導入/排出を
    行わせることにより他方の室に液のポンピングを行わせ
    るダイアフラムポンプにおいて、前記2つの室にそれぞ
    れの側に配されて前記ダイアフラムに接合する一対の部
    材の当該接合領域を前記ダイアフラムの表裏において完
    全には重畳させないようにしたことを特徴とするダイア
    フラムポンプ。
  2. 【請求項2】 前記一対の部材は、外形寸法の異なる2
    枚の押さえ板であることを特徴とする請求項1に記載の
    ダイアフラムポンプ。
  3. 【請求項3】 前記一方の室側に配された部材の前記接
    合面を前記他方の室側に配された部材の接合面より大と
    したことを特徴とする請求項1または2に記載のダイア
    フラムポンプ。
  4. 【請求項4】 前記ダイアフラムに結合したシャフト
    と、該シャフトに同軸に設けられ、駆動用流体の導入/
    排出に応じて作動し、前記ポンピングの作動圧を向上さ
    せる手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載のダイアフラムポンプ。
JP5248431A 1993-08-27 1993-08-27 ダイアフラムポンプ Pending JPH0763168A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017044178A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 フジクリーン工業株式会社 電磁式ポンプ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5598679A (en) * 1979-01-19 1980-07-26 Aisin Seiki Co Ltd Diaphragm type air pump
JPS6270678A (ja) * 1985-09-20 1987-04-01 Meiji Kikai Seisakusho:Kk ダイヤフラムポンプ

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WO2017038146A1 (ja) * 2015-08-28 2017-03-09 フジクリーン工業株式会社 電磁式ポンプ

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