JPH0763022A - 吸・排気バルブ開閉構造 - Google Patents
吸・排気バルブ開閉構造Info
- Publication number
- JPH0763022A JPH0763022A JP24588393A JP24588393A JPH0763022A JP H0763022 A JPH0763022 A JP H0763022A JP 24588393 A JP24588393 A JP 24588393A JP 24588393 A JP24588393 A JP 24588393A JP H0763022 A JPH0763022 A JP H0763022A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- cam
- exhaust
- valve
- intake valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内燃機関の吸排気バルブのカムにおいて、
バルブ開及び閉を別個のカムで行いバルブ開期間を連続
的に変化させ、負荷や回転数に応じた最高の効率を設定
する事を目的とする。 【構成】 従来のカム軸に加え位相を変える事の出来
る吸気閉カム軸を取り付ける事により、吸気バルブ開期
間を連続的に変化させる。
バルブ開及び閉を別個のカムで行いバルブ開期間を連続
的に変化させ、負荷や回転数に応じた最高の効率を設定
する事を目的とする。 【構成】 従来のカム軸に加え位相を変える事の出来
る吸気閉カム軸を取り付ける事により、吸気バルブ開期
間を連続的に変化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の動弁系にお
いて、吸気叉は排気バルブの開閉時期を連続的に変化さ
せることにより内燃機関の効率を改善するためのもので
ある。
いて、吸気叉は排気バルブの開閉時期を連続的に変化さ
せることにより内燃機関の効率を改善するためのもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、吸・排気バルブの可変機構は複数
のカムの切り替えもしくは一つのカムの位相を前後させ
るもので、これらの技術は公知となっているのである。
しかし従来技術の可変機構ではバルブの開閉を単一の
カムで行っているためバルブ開期間を連続的に設定する
ことは不可能な構造であった。
のカムの切り替えもしくは一つのカムの位相を前後させ
るもので、これらの技術は公知となっているのである。
しかし従来技術の可変機構ではバルブの開閉を単一の
カムで行っているためバルブ開期間を連続的に設定する
ことは不可能な構造であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は内燃機関の効
率の良い燃焼を得るためには、負荷や回転数に応じたバ
ルブの開閉時期が必要である。 その機構として従来は
複数のカムを切り替えたり、一つのカムの位相を前後さ
せる措置をとっていた。 しかしこれらの方法はある一
定の条件の基に於いては有効ではあるが、全ての条件を
満足させるためにはバルブの開時期、閉時期をそれぞれ
に変化させる事が可能な方法が望まれるのである。
率の良い燃焼を得るためには、負荷や回転数に応じたバ
ルブの開閉時期が必要である。 その機構として従来は
複数のカムを切り替えたり、一つのカムの位相を前後さ
せる措置をとっていた。 しかしこれらの方法はある一
定の条件の基に於いては有効ではあるが、全ての条件を
満足させるためにはバルブの開時期、閉時期をそれぞれ
に変化させる事が可能な方法が望まれるのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の課題は以上であ
り、次に、それを解決する手段について説明する。即
ち、内燃機関の吸気叉は排気バルブのカムにおいて、バ
ルブ開カムとバルブ閉カムを設けカムの位相を連続的に
変化させバルブの開時期、バルブの閉時期を任意に設定
するものであり、バルブの開期間を連続的に変化させる
事を可能とするカム軸構造である。
り、次に、それを解決する手段について説明する。即
ち、内燃機関の吸気叉は排気バルブのカムにおいて、バ
ルブ開カムとバルブ閉カムを設けカムの位相を連続的に
変化させバルブの開時期、バルブの閉時期を任意に設定
するものであり、バルブの開期間を連続的に変化させる
事を可能とするカム軸構造である。
【0005】
【実施例】本考案の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本考案の実施例を説
明する。 図1は、内燃機関のシリンダヘッド部カム軸
構成を示す断面図、図2は、カム軸の位相を変化させる
機構の構成を示す断面図。図3は、一軸上に2種類のカ
ムを設けた別案のシリンダヘッド部断面図。 図4は該
別案のカムの位相を変化させる機構の構成図である。
くであり、次に添付の図面に示した本考案の実施例を説
明する。 図1は、内燃機関のシリンダヘッド部カム軸
構成を示す断面図、図2は、カム軸の位相を変化させる
機構の構成を示す断面図。図3は、一軸上に2種類のカ
ムを設けた別案のシリンダヘッド部断面図。 図4は該
別案のカムの位相を変化させる機構の構成図である。
【0006】先ず、図1のシリンダヘッド部の図面によ
り全体の構成を説明する。 内燃機関の吸気行程におい
て、吸気バルブ3が吸気バルブ開カム7から吸気ロッカ
アーム5を経て開けられると、吸気マニホルド2より混
合気が燃焼室11に流入し負荷に応じた混合気量が流入
すると吸気バルブ閉カム4によって吸気ロッカアーム5
を経て吸気バルブ3が閉じられる。 この後、燃焼行程
を経て、排気行程では排気バルブ9が排気カム6から排
気ロッカアーム8を経て開けられ、排気マニホールド1
0を経て排気ガスは大気へ排出されて行くものである。
り全体の構成を説明する。 内燃機関の吸気行程におい
て、吸気バルブ3が吸気バルブ開カム7から吸気ロッカ
アーム5を経て開けられると、吸気マニホルド2より混
合気が燃焼室11に流入し負荷に応じた混合気量が流入
すると吸気バルブ閉カム4によって吸気ロッカアーム5
を経て吸気バルブ3が閉じられる。 この後、燃焼行程
を経て、排気行程では排気バルブ9が排気カム6から排
気ロッカアーム8を経て開けられ、排気マニホールド1
0を経て排気ガスは大気へ排出されて行くものである。
【0007】次に図1,2より吸気バルブ閉カム4の位
相の連続可変機構について説明する。吸気バルブ閉カム
軸15はタイミング歯車13を介してタイミング歯車1
2に固定されたカム軸14と同期して回転をする。 吸
気バルブ閉カム4の先端にははすば歯車22を設けその
外周にスリーブ21の内周に設けられた内はすば歯車で
接続する。 スリーブ21の外周にはスプライン23を
設けタイミング歯車13内周に設けられた内スプライン
と接続する。 該スリーブ21をカム軸15の軸長手方
向に移動する事によりカム軸15はタイミング歯車13
に対してスリーブ21の移動量に応じて連続的に位相を
変える、即ち吸気バルブ開カム6に対して吸気バルブ閉
カム4の位相を連続的に変化させる事ができるのであ
る。
相の連続可変機構について説明する。吸気バルブ閉カム
軸15はタイミング歯車13を介してタイミング歯車1
2に固定されたカム軸14と同期して回転をする。 吸
気バルブ閉カム4の先端にははすば歯車22を設けその
外周にスリーブ21の内周に設けられた内はすば歯車で
接続する。 スリーブ21の外周にはスプライン23を
設けタイミング歯車13内周に設けられた内スプライン
と接続する。 該スリーブ21をカム軸15の軸長手方
向に移動する事によりカム軸15はタイミング歯車13
に対してスリーブ21の移動量に応じて連続的に位相を
変える、即ち吸気バルブ開カム6に対して吸気バルブ閉
カム4の位相を連続的に変化させる事ができるのであ
る。
【0008】次に図3の実施例について説明する。 本
実施例の内燃機関では吸気バルブ開カム31と吸気バル
ブ閉カム32を同一吸気カム軸30上に配置している事
を示す断面図である。
実施例の内燃機関では吸気バルブ開カム31と吸気バル
ブ閉カム32を同一吸気カム軸30上に配置している事
を示す断面図である。
【0009】また図4より位相の連続可変機構について
説明する。 吸気カム軸30にはすば歯車40を設け、
吸気バルブ閉カム32の内周に設けた内はすば歯車に接
続する。 該吸気バルブ閉カム32を吸気カム軸30の
長手方向に移動する事により吸気バルブ開カム31に対
して吸気バルブ閉カム32の位相を連続的に変化させる
事ができるのである。
説明する。 吸気カム軸30にはすば歯車40を設け、
吸気バルブ閉カム32の内周に設けた内はすば歯車に接
続する。 該吸気バルブ閉カム32を吸気カム軸30の
長手方向に移動する事により吸気バルブ開カム31に対
して吸気バルブ閉カム32の位相を連続的に変化させる
事ができるのである。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上のように構成する事によ
り、次のような効果を奏するものである。即ち請求項1
の如く構成したので内燃機関の負荷や回転数に応じて吸
・排気バルブの開閉時期を連続的に変化させる事が可能
となり、最高の吸・排気効率を設定できるとともに、必
要に応じた混合気量を吸気バルブにより制御する事が可
能となったため。従来のガソリン内燃機関で装着してい
たスロットルバルブを必要としない。 このため低負荷
時に問題となるポンプ損失を減少させる事が可能となり
燃料消費効率を向上させる事が可能となるのである。
またディーゼル内燃機関に適用した場合あらゆる負荷に
おいて理論空燃比による燃焼が可能となるため、従来の
過剰空気による燃焼では対応が不可能であった排気ガス
の3元触媒による浄化が可能となり、大気汚染物質の低
減が可能となるのである。
り、次のような効果を奏するものである。即ち請求項1
の如く構成したので内燃機関の負荷や回転数に応じて吸
・排気バルブの開閉時期を連続的に変化させる事が可能
となり、最高の吸・排気効率を設定できるとともに、必
要に応じた混合気量を吸気バルブにより制御する事が可
能となったため。従来のガソリン内燃機関で装着してい
たスロットルバルブを必要としない。 このため低負荷
時に問題となるポンプ損失を減少させる事が可能となり
燃料消費効率を向上させる事が可能となるのである。
またディーゼル内燃機関に適用した場合あらゆる負荷に
おいて理論空燃比による燃焼が可能となるため、従来の
過剰空気による燃焼では対応が不可能であった排気ガス
の3元触媒による浄化が可能となり、大気汚染物質の低
減が可能となるのである。
【図1】吸排気カム軸と吸気バルブ閉カム軸で構成され
たシリンダヘッド断面図である。
たシリンダヘッド断面図である。
【図2】同じく吸気バルブ閉カム軸の位相可変機構図で
ある。
ある。
【図3】吸気カム軸に吸気バルブ開カムと吸気バルブ閉
カムを同軸上に配置したシリンダヘッド断面図である。
カムを同軸上に配置したシリンダヘッド断面図である。
【図4】同じく吸気バルブ閉カムの位相可変機構図であ
る。
る。
1 シリンダヘッド 3 吸気バルブ 4 吸気バルブ閉カム 5 吸気ロッカアーム 6 排気カム 7 吸気バルブ開カム 8 排気ロッカアーム 9 排気バルブ 12 タイミング歯車12 13 タイミング歯車13 14 カム軸 15 吸気バルブ閉カム軸 21 スリーブ
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関の吸気排気バルブのカムにおい
て、バルブ開及び閉を別個のカムで行い、また位相を可
変にすることにより、バルブ開期間を連続的に変化させ
ることを特徴とする動弁系構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24588393A JPH0763022A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 吸・排気バルブ開閉構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24588393A JPH0763022A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 吸・排気バルブ開閉構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0763022A true JPH0763022A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=17140229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24588393A Pending JPH0763022A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 吸・排気バルブ開閉構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0763022A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0909882A3 (de) * | 1997-10-16 | 1999-06-09 | DaimlerChrysler AG | Variable Ventilsteuerung für Hubkolben-Brennkraftmaschinen |
CN100464058C (zh) * | 2007-04-11 | 2009-02-25 | 苏州市吴中区双马机电有限公司 | 顶置凸轮轴发动机的气门开关控制装置 |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP24588393A patent/JPH0763022A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0909882A3 (de) * | 1997-10-16 | 1999-06-09 | DaimlerChrysler AG | Variable Ventilsteuerung für Hubkolben-Brennkraftmaschinen |
US6098581A (en) * | 1997-10-16 | 2000-08-08 | Daimlerchrysler Ag | Variable valve control for piston internal combustion engine |
CN100464058C (zh) * | 2007-04-11 | 2009-02-25 | 苏州市吴中区双马机电有限公司 | 顶置凸轮轴发动机的气门开关控制装置 |
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