JPH0762898A - 既設タンクの補強工法 - Google Patents
既設タンクの補強工法Info
- Publication number
- JPH0762898A JPH0762898A JP4111948A JP11194892A JPH0762898A JP H0762898 A JPH0762898 A JP H0762898A JP 4111948 A JP4111948 A JP 4111948A JP 11194892 A JP11194892 A JP 11194892A JP H0762898 A JPH0762898 A JP H0762898A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- existing
- new
- existing tank
- gantry
- Prior art date
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- Pending
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 既設タンクの補強を行う際、従来工法より
も、労力の軽減、工期の短縮、工事スペースの縮小、コ
ストの低減を図る。 【構成】 既設タンク1の上に組み立てた架台5の上
で、プレストレスキャストコンクリートブロック12a
を連結して新規タンク12を構築し、架台5を移動させ
て既設タンク1の開口1aをあけ、ウインチ装置7によ
って新規タンク12を既設タンク1内に吊り下ろし収容
する。この後、打設コンクリートにより底版14を形成
し、両タンク1、12の間の隙間15、16にモルタル
を注入して、既設タンク1に新規タンク12を接合す
る。
も、労力の軽減、工期の短縮、工事スペースの縮小、コ
ストの低減を図る。 【構成】 既設タンク1の上に組み立てた架台5の上
で、プレストレスキャストコンクリートブロック12a
を連結して新規タンク12を構築し、架台5を移動させ
て既設タンク1の開口1aをあけ、ウインチ装置7によ
って新規タンク12を既設タンク1内に吊り下ろし収容
する。この後、打設コンクリートにより底版14を形成
し、両タンク1、12の間の隙間15、16にモルタル
を注入して、既設タンク1に新規タンク12を接合す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、地下貯水槽
等の既設タンクにおいて、老朽化等が原因で補強を要す
る場合に適用して好適な、既設タンクの補強工法に関す
る。
等の既設タンクにおいて、老朽化等が原因で補強を要す
る場合に適用して好適な、既設タンクの補強工法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】地下に埋設された貯水槽等のタンクが老
朽化し、そのままの状態では使用が困難になった場合に
は、そのタンクを全て取り壊して除去した後、新たなタ
ンクを地中に構築しているのが現状である。
朽化し、そのままの状態では使用が困難になった場合に
は、そのタンクを全て取り壊して除去した後、新たなタ
ンクを地中に構築しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、既設の古い
タンクを取り壊すには多大な労力と手間がかかり、新た
なタンクを構築するまでを含めると、工事規模が大きく
なるとともに工期が長くかかり、コストも高くつくとい
った種々の不具合があった。
タンクを取り壊すには多大な労力と手間がかかり、新た
なタンクを構築するまでを含めると、工事規模が大きく
なるとともに工期が長くかかり、コストも高くつくとい
った種々の不具合があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、労力が軽減され、かつ工期が短縮するととも
に、工事スペースの縮小と、コストの低減が図れる、既
設タンクの補強工法を提供することを目的としている。
あって、労力が軽減され、かつ工期が短縮するととも
に、工事スペースの縮小と、コストの低減が図れる、既
設タンクの補強工法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、既設タンクの上方に架台を
組み立て、この架台上で、既設タンク内に収容可能で、
その容量が既設タンクと同様の、プレキャストコンクリ
ートブロックからなる新規タンクを構築し、次いで、こ
の新規タンクをウインチ等の揚上装置で一旦吊り上げて
から、前記架台を、上から見た場合前記既設タンクの開
口よりも外側に移動させ、この後、前記揚上装置により
前記新規タンクを前記既設タンク内に吊り下ろし、次い
で、既設タンクに新規タンクを接合することを特徴とし
ている。
するためになされたもので、既設タンクの上方に架台を
組み立て、この架台上で、既設タンク内に収容可能で、
その容量が既設タンクと同様の、プレキャストコンクリ
ートブロックからなる新規タンクを構築し、次いで、こ
の新規タンクをウインチ等の揚上装置で一旦吊り上げて
から、前記架台を、上から見た場合前記既設タンクの開
口よりも外側に移動させ、この後、前記揚上装置により
前記新規タンクを前記既設タンク内に吊り下ろし、次い
で、既設タンクに新規タンクを接合することを特徴とし
ている。
【0006】
【作用】本発明の既設タンクの補強工法によれば、既設
タンクを全て取り壊すことなくその既設タンク内に新規
タンクを収容して接合するだけでよいので、労力の軽減
と工期の短縮が図れる。新規タンクは、既設タンクの上
に組み立てた架台の上において、プレストレスキャスト
コンクリートブロックを連結して構築するようにし、し
かも、この新規タンクを、架台を移動し揚上装置によっ
て吊り下ろすだけで、既設タンク内に収容できる。揚上
装置は簡単な構成のもので済むから、工事スペースが大
きくならず、コストも低減する。
タンクを全て取り壊すことなくその既設タンク内に新規
タンクを収容して接合するだけでよいので、労力の軽減
と工期の短縮が図れる。新規タンクは、既設タンクの上
に組み立てた架台の上において、プレストレスキャスト
コンクリートブロックを連結して構築するようにし、し
かも、この新規タンクを、架台を移動し揚上装置によっ
て吊り下ろすだけで、既設タンク内に収容できる。揚上
装置は簡単な構成のもので済むから、工事スペースが大
きくならず、コストも低減する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を、
手順を追って説明する。
手順を追って説明する。
【0008】図1の符号1は、地盤G中に埋設されてい
る打設コンクリート製の既設タンクであり、この既設タ
ンク1は、円筒状の側壁部2、底版部3および頂版部4
から構成されたものである。
る打設コンクリート製の既設タンクであり、この既設タ
ンク1は、円筒状の側壁部2、底版部3および頂版部4
から構成されたものである。
【0009】工程の最初として、図2に示すように、ま
ず、この既設タンク1内の貯水を排水した後、既設タン
ク1の上部およびその周辺の土砂を除去し、次いで、頂
版部4を除去する。頂版部4を除去するには、頂版部4
における側壁部2の内面に沿った環状部分を切断すると
ともに、地上に引き上げる。
ず、この既設タンク1内の貯水を排水した後、既設タン
ク1の上部およびその周辺の土砂を除去し、次いで、頂
版部4を除去する。頂版部4を除去するには、頂版部4
における側壁部2の内面に沿った環状部分を切断すると
ともに、地上に引き上げる。
【0010】次に、図3および図4に示すように、既設
タンク1の上方において、架台5を組み立てる。この架
台5は、互いに平行な2本の架台桁5aから構成される
が、これら架台桁5aは、支持台6の上に設置される。
タンク1の上方において、架台5を組み立てる。この架
台5は、互いに平行な2本の架台桁5aから構成される
が、これら架台桁5aは、支持台6の上に設置される。
【0011】この支持台6から説明すると、この支持台
6は、上記のように土砂を除去した際に形成された掘削
穴G1の周囲の地盤G上にわたり、互いに平行な状態
で、かつ図4に示すように、上から見ると、既設タンク
1の上部開口1aよりもやや外側に位置するよう配され
た一対の張出し材6aから構成されている。
6は、上記のように土砂を除去した際に形成された掘削
穴G1の周囲の地盤G上にわたり、互いに平行な状態
で、かつ図4に示すように、上から見ると、既設タンク
1の上部開口1aよりもやや外側に位置するよう配され
た一対の張出し材6aから構成されている。
【0012】そして、架台5の各架台桁5aは、各張出
し材6aに直交してその両端が各張出し材6a上に載置
されて組み立てられる。
し材6aに直交してその両端が各張出し材6a上に載置
されて組み立てられる。
【0013】支持台6を構成する各張出し材6aには、
ウインチ装置(揚上装置)7が、それぞれ2基ずつ設置
されている。このウインチ装置7は、補強材8aが添え
られたクランク形状のポスト8の上端に、吊りワイヤ9
を巻き上げるウインチ10が取り付けられてなるもの
で、図4に示すように、上から見ると、既設タンク1の
上部開口1aよりもやや外側であって、設置位置を結ぶ
と、正方形となる位置に設置されている。そして、対角
位置ある一対が互いに向かい合い、ウインチ10の吊り
ワイヤ9のたぐり口は、内側となっている。
ウインチ装置(揚上装置)7が、それぞれ2基ずつ設置
されている。このウインチ装置7は、補強材8aが添え
られたクランク形状のポスト8の上端に、吊りワイヤ9
を巻き上げるウインチ10が取り付けられてなるもの
で、図4に示すように、上から見ると、既設タンク1の
上部開口1aよりもやや外側であって、設置位置を結ぶ
と、正方形となる位置に設置されている。そして、対角
位置ある一対が互いに向かい合い、ウインチ10の吊り
ワイヤ9のたぐり口は、内側となっている。
【0014】前記架台5を構成する各架台桁5aは、各
ウインチ装置7のポスト8の下端部に取り付けられたジ
ャッキ11により、架台桁5aの長さ方向に沿って架台
桁5a上を移動するよう構成されている。
ウインチ装置7のポスト8の下端部に取り付けられたジ
ャッキ11により、架台桁5aの長さ方向に沿って架台
桁5a上を移動するよう構成されている。
【0015】このように組み立てた架台5の上におい
て、既設タンク1の容量と同様の新規タンク12を構築
する。
て、既設タンク1の容量と同様の新規タンク12を構築
する。
【0016】それには、まず、各架台桁5aを、ジャッ
キ11により既設タンク1の開口1aの上方において、
相互の間がある程度離れた場所に移動させ、これら各架
台5aの上に、新規タンク12を構築する。この新規タ
ンク12は、円弧板状の分割体であるプレキャストコン
クリートブロック12aを、周方向に複数(この場合4
つ)連結したリング12Aを、複数段(この場合2段)
積み上げて連結して構築される。すなわち、この新規タ
ンク12は、円筒状の側壁である。このとき、既設タン
ク1に対しほぼ同軸的に構築する。また、各リング12
Aにおけるプレキャストコンクリートブロック12aの
縦に延びる継ぎ目が一直線状にならないように千鳥状に
組むと、強度上好ましい。
キ11により既設タンク1の開口1aの上方において、
相互の間がある程度離れた場所に移動させ、これら各架
台5aの上に、新規タンク12を構築する。この新規タ
ンク12は、円弧板状の分割体であるプレキャストコン
クリートブロック12aを、周方向に複数(この場合4
つ)連結したリング12Aを、複数段(この場合2段)
積み上げて連結して構築される。すなわち、この新規タ
ンク12は、円筒状の側壁である。このとき、既設タン
ク1に対しほぼ同軸的に構築する。また、各リング12
Aにおけるプレキャストコンクリートブロック12aの
縦に延びる継ぎ目が一直線状にならないように千鳥状に
組むと、強度上好ましい。
【0017】新規タンク12は、その外径が既設タンク
1の内径よりもやや小さく、また、上側のリング12A
を構成する、各プレキャストコンクリートブロック12
aには、既設タンク1の外径とほぼ同径のフランジ12
bが形成されている。このフランジ12bの下面には、
図5に示すように、下に延びるレベルボルト13がねじ
込まれ、そのねじ込み量によりレベルボルト13の突出
長さを調節できるようになっている。新規タンク12
は、既設タンク1内に収容した状態で、レベルボルト1
3の先端が既設タンク1の開口縁1bに載り、レベルボ
ルト13の突出長さを調節することによって、下側のリ
ング12Aの下端が既設タンク1の底版部3に接する
か、あるいはやや離れるくらいの高さ(深さ)に設定さ
れている。
1の内径よりもやや小さく、また、上側のリング12A
を構成する、各プレキャストコンクリートブロック12
aには、既設タンク1の外径とほぼ同径のフランジ12
bが形成されている。このフランジ12bの下面には、
図5に示すように、下に延びるレベルボルト13がねじ
込まれ、そのねじ込み量によりレベルボルト13の突出
長さを調節できるようになっている。新規タンク12
は、既設タンク1内に収容した状態で、レベルボルト1
3の先端が既設タンク1の開口縁1bに載り、レベルボ
ルト13の突出長さを調節することによって、下側のリ
ング12Aの下端が既設タンク1の底版部3に接する
か、あるいはやや離れるくらいの高さ(深さ)に設定さ
れている。
【0018】なお、レベルボルト13は、上記のように
新規タンク12のフランジ12bに設ける代わりに、既
設タンク1の開口縁1bに、上方に延びる状態で設けて
もよい。
新規タンク12のフランジ12bに設ける代わりに、既
設タンク1の開口縁1bに、上方に延びる状態で設けて
もよい。
【0019】次に、各ウインチ装置7の、ウインチ10
に巻かれている吊りワイヤ9の先端を、前記フランジ1
2bに上から貫通させるとともに係止させ、新規タンク
12を少し吊り上げて各架台5aから新規タンク12を
離す。そして、各架台5a、ジャッキ11により、上か
ら見た場合既設タンク1の開口1aよりも外側に移動さ
せてから、ウインチ10により吊りワイヤ9を巻き下ろ
して新規タンク12を既設タンク1内に吊り下ろし、予
め突出長さを調節したレベルボルト13の先端を既設タ
ンク1の開口縁1bに載せる。図6はその状態を示して
いるが、この場合、レベルボルト13の突出長さは、新
規タンク12の下端が既設タンク1の底版部3に付くよ
うに調節されている。
に巻かれている吊りワイヤ9の先端を、前記フランジ1
2bに上から貫通させるとともに係止させ、新規タンク
12を少し吊り上げて各架台5aから新規タンク12を
離す。そして、各架台5a、ジャッキ11により、上か
ら見た場合既設タンク1の開口1aよりも外側に移動さ
せてから、ウインチ10により吊りワイヤ9を巻き下ろ
して新規タンク12を既設タンク1内に吊り下ろし、予
め突出長さを調節したレベルボルト13の先端を既設タ
ンク1の開口縁1bに載せる。図6はその状態を示して
いるが、この場合、レベルボルト13の突出長さは、新
規タンク12の下端が既設タンク1の底版部3に付くよ
うに調節されている。
【0020】次いで、新規タンク12内の底、つまり既
設タンク1の底版部3上にコンクリートを打設して底版
14を形成し、新規タンク12の外周面と既設タンク1
の内周面との間の隙間15に、前記フランジ12bと前
記開口縁1bとの間の隙間16からモルタル等のグラウ
ト材を注入し、両隙間15、16をグラウト材で埋め
る。これにより、既設タンク1に新規タンク12が接合
される。底版14が形成された状態で、最終的な新規タ
ンク12の容量が決まるが、この容量が、前述のごとく
既設タンク1のsれと同様なわけである。
設タンク1の底版部3上にコンクリートを打設して底版
14を形成し、新規タンク12の外周面と既設タンク1
の内周面との間の隙間15に、前記フランジ12bと前
記開口縁1bとの間の隙間16からモルタル等のグラウ
ト材を注入し、両隙間15、16をグラウト材で埋め
る。これにより、既設タンク1に新規タンク12が接合
される。底版14が形成された状態で、最終的な新規タ
ンク12の容量が決まるが、この容量が、前述のごとく
既設タンク1のsれと同様なわけである。
【0021】前記底版14および前記グラウト材の養生
をさせたら、図7に示すように、フランジ12bの上に
頂版17を接合した後、その上に土砂を戻して、既設タ
ンク1の補強工事を完了する。頂版17は、図8のごと
く、複数(この場合3つ)のプレキャストコンクリート
ブロック12aを接合してなるもので、そのうちの1つ
には、マンホール18が備えられている。
をさせたら、図7に示すように、フランジ12bの上に
頂版17を接合した後、その上に土砂を戻して、既設タ
ンク1の補強工事を完了する。頂版17は、図8のごと
く、複数(この場合3つ)のプレキャストコンクリート
ブロック12aを接合してなるもので、そのうちの1つ
には、マンホール18が備えられている。
【0022】上記本実施例の既設タンクの補強工法によ
れば、既設タンク1を全て取り壊すことなく頂版部4の
みを除去し、その既設タンク1内に新規タンク12を収
容して接合するだけでよい。
れば、既設タンク1を全て取り壊すことなく頂版部4の
みを除去し、その既設タンク1内に新規タンク12を収
容して接合するだけでよい。
【0023】また、新規タンク12は、既設タンク1の
上に組み立てた架台5の上で、プレストレスキャストコ
ンクリートブロック12aを連結して構築するように
し、しかも、この新規タンク12を、架台5を構成する
各架台桁5aを外側にずらし、簡単な構成のウインチ装
置7により吊り下ろすだけで、既設タンク1内にこの新
規タンク12を収容できる。
上に組み立てた架台5の上で、プレストレスキャストコ
ンクリートブロック12aを連結して構築するように
し、しかも、この新規タンク12を、架台5を構成する
各架台桁5aを外側にずらし、簡単な構成のウインチ装
置7により吊り下ろすだけで、既設タンク1内にこの新
規タンク12を収容できる。
【0024】さらに、掘削穴G1にまたがって設置され
る前記支持台6が工事スペースの最大部分となるので、
その工事スペースは小さくて済む。
る前記支持台6が工事スペースの最大部分となるので、
その工事スペースは小さくて済む。
【0025】また、新規タンク12を吊り下ろす揚上装
置としては、大型のものは不要で、ポスト8の上部にウ
インチ10を取り付けた簡単な構成のウインチ装置7で
充分であり、コストもかからない。
置としては、大型のものは不要で、ポスト8の上部にウ
インチ10を取り付けた簡単な構成のウインチ装置7で
充分であり、コストもかからない。
【0026】したがって、既設タンク1を新たに使用で
きるようにする本実施例の補強工法によれば、それにか
かる労力が軽減され、かつ工期が短縮するとともに、工
事スペースは小さくて済み、しかもコストの低減が図れ
る。
きるようにする本実施例の補強工法によれば、それにか
かる労力が軽減され、かつ工期が短縮するとともに、工
事スペースは小さくて済み、しかもコストの低減が図れ
る。
【0027】なお、上記本実施例では、複数のプレキャ
ストコンクリートブロック12aを連結した円筒状の側
壁を新規タンクとしたが、これに、底版あるいは頂版を
予め連結したものを新規タンクとし、これを既設タンク
1内に収容するようにしてもよい。
ストコンクリートブロック12aを連結した円筒状の側
壁を新規タンクとしたが、これに、底版あるいは頂版を
予め連結したものを新規タンクとし、これを既設タンク
1内に収容するようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の既設タンク
の補強工法によれば、既設タンクの上方に架台を組み立
て、この架台上で、既設タンク内に収容可能で、その容
量が既設タンクと同様の、プレキャストコンクリートブ
ロックからなる新規タンクを構築し、次いで、この新規
タンクをウインチ等の揚上装置で一旦吊り上げてから、
前記架台を、上から見た場合前記既設タンクの開口より
も外側に移動させ、この後、前記揚上装置により前記新
規タンクを前記既設タンク内に吊り下ろし、次いで、既
設タンクに新規タンクを接合することを特徴とするか
ら、工事に要する労力が軽減され、かつ工期が短縮する
とともに、工事スペースの縮小と、コストの低減が図れ
るといった効果を奏する。
の補強工法によれば、既設タンクの上方に架台を組み立
て、この架台上で、既設タンク内に収容可能で、その容
量が既設タンクと同様の、プレキャストコンクリートブ
ロックからなる新規タンクを構築し、次いで、この新規
タンクをウインチ等の揚上装置で一旦吊り上げてから、
前記架台を、上から見た場合前記既設タンクの開口より
も外側に移動させ、この後、前記揚上装置により前記新
規タンクを前記既設タンク内に吊り下ろし、次いで、既
設タンクに新規タンクを接合することを特徴とするか
ら、工事に要する労力が軽減され、かつ工期が短縮する
とともに、工事スペースの縮小と、コストの低減が図れ
るといった効果を奏する。
【図1】補強を要する既設タンクの側断面図である。
【図2】同既設タンクの頂版部を除去した状態の側断面
図である。
図である。
【図3】新規タンクを既設タンク上で構築した状態の側
面図である。
面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】レベルボルトを説明するための側断面図であ
る。
る。
【図6】新規タンクを既設タンク内に収容した状態の側
面図である。
面図である。
【図7】補強が完了した状態の側断面図である。
【図8】同平面図である。
1 既設タンク 5 架台 7 ウインチ装置(揚上装置) 12 新規タンク 12a プレキャストコンクリートブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E21D 13/00
Claims (1)
- 【請求項1】 既設タンクの上方に架台を組み立て、こ
の架台上で、既設タンク内に収容可能で、その容量が既
設タンクと同様の、プレキャストコンクリートブロック
からなる新規タンクを構築し、 次いで、この新規タンクをウインチ等の揚上装置で一旦
吊り上げてから、前記架台を、上から見た場合前記既設
タンクの開口よりも外側に移動させ、 この後、前記揚上装置により、前記新規タンクを前記既
設タンク内に吊り下ろし、 次いで、既設タンクに新規タンクを接合することを特徴
とする既設タンクの補強工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4111948A JPH0762898A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 既設タンクの補強工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4111948A JPH0762898A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 既設タンクの補強工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0762898A true JPH0762898A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=14574165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4111948A Pending JPH0762898A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 既設タンクの補強工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0762898A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101293683B1 (ko) * | 2012-05-02 | 2013-08-06 | 쌍용건설 주식회사 | 날개부재를 이용한 지장물 매달기 공법 |
KR101293682B1 (ko) * | 2012-05-02 | 2013-08-06 | 쌍용건설 주식회사 | 지장물 매달기 공법 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP4111948A patent/JPH0762898A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101293683B1 (ko) * | 2012-05-02 | 2013-08-06 | 쌍용건설 주식회사 | 날개부재를 이용한 지장물 매달기 공법 |
KR101293682B1 (ko) * | 2012-05-02 | 2013-08-06 | 쌍용건설 주식회사 | 지장물 매달기 공법 |
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A02 | Decision of refusal |
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