JPH0762582A - フィルタプレス型配列電解槽 - Google Patents
フィルタプレス型配列電解槽Info
- Publication number
- JPH0762582A JPH0762582A JP6186841A JP18684194A JPH0762582A JP H0762582 A JPH0762582 A JP H0762582A JP 6186841 A JP6186841 A JP 6186841A JP 18684194 A JP18684194 A JP 18684194A JP H0762582 A JPH0762582 A JP H0762582A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic cell
- composite layer
- plate
- filter press
- bipolar
- Prior art date
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- Granted
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25B—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
- C25B9/00—Cells or assemblies of cells; Constructional parts of cells; Assemblies of constructional parts, e.g. electrode-diaphragm assemblies; Process-related cell features
- C25B9/60—Constructional parts of cells
- C25B9/65—Means for supplying current; Electrode connections; Electric inter-cell connections
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25B—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
- C25B9/00—Cells or assemblies of cells; Constructional parts of cells; Assemblies of constructional parts, e.g. electrode-diaphragm assemblies; Process-related cell features
- C25B9/70—Assemblies comprising two or more cells
- C25B9/73—Assemblies comprising two or more cells of the filter-press type
- C25B9/77—Assemblies comprising two or more cells of the filter-press type having diaphragms
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
- Electrodes For Compound Or Non-Metal Manufacture (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 （Ｅ）ＤＥ複合層の電気的接触と機械的安定
化とを比較的簡単に達成可能なフィルタプレス型配列電
解槽を提供する。 【構成】 複数の個別電解槽を多段配列したフィルタプ
レス型配列電解槽。個別電解槽は陽極液室と陰極液室と
その間に配置された隔膜とを有し、不透過性隔壁のバイ
ポーラ極板によって隣接槽から隔離される。個別電解槽
の陽極液室と陰極液室は電極と隔膜を積層した（Ｅ）Ｄ
Ｅ複合層によって互いに分離され、陽極側のバイポーラ
極板は陽極液室内の波形網とＥＤＥ複合層の陽極上に平
らに接する多孔板と一体接合されて平坦な剛性支持構体
を形成し、（Ｅ）ＤＥ複合層は陰極側のバイポーラ極板
との間の陰極液室内に配置された軟質導電要素によって
多孔板に押付けられている。
化とを比較的簡単に達成可能なフィルタプレス型配列電
解槽を提供する。 【構成】 複数の個別電解槽を多段配列したフィルタプ
レス型配列電解槽。個別電解槽は陽極液室と陰極液室と
その間に配置された隔膜とを有し、不透過性隔壁のバイ
ポーラ極板によって隣接槽から隔離される。個別電解槽
の陽極液室と陰極液室は電極と隔膜を積層した（Ｅ）Ｄ
Ｅ複合層によって互いに分離され、陽極側のバイポーラ
極板は陽極液室内の波形網とＥＤＥ複合層の陽極上に平
らに接する多孔板と一体接合されて平坦な剛性支持構体
を形成し、（Ｅ）ＤＥ複合層は陰極側のバイポーラ極板
との間の陰極液室内に配置された軟質導電要素によって
多孔板に押付けられている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はフィルタプレス型配列電
解槽に関し、さらに詳しくは多段配列された個々の電解
槽がそれぞれ陽極液室と陰極液室とこれら液室の間に配
置された隔膜とを有すると共に不透過性の隔壁を形成す
るバイポーラ極板によって隣接電解槽から隔離されてい
る形式のフィルタプレス型配列電解槽に関するものであ
る。
解槽に関し、さらに詳しくは多段配列された個々の電解
槽がそれぞれ陽極液室と陰極液室とこれら液室の間に配
置された隔膜とを有すると共に不透過性の隔壁を形成す
るバイポーラ極板によって隣接電解槽から隔離されてい
る形式のフィルタプレス型配列電解槽に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】この種の電解槽においては、電解室内で
バイポーラ極板と電極との間に導電的な接続が実現され
なければならない。陽極を取り囲む電解質は陽極液と呼
ばれ、陰極を取り囲む電解質は陰極液と呼ばれる。
バイポーラ極板と電極との間に導電的な接続が実現され
なければならない。陽極を取り囲む電解質は陽極液と呼
ばれ、陰極を取り囲む電解質は陰極液と呼ばれる。
【０００３】電気分解は、化合物の水溶液から特定の成
分を電気化学的に獲得する方法である。特に、水の電気
分解及びそれに結び付いた水素の獲得は、将来の水素エ
ネルギー管理の重要な課題である。そのため、適用事例
に応じて様々な構造の電解槽が検討され、例えば、液体
電極又は回転電極を備えた電解槽が知られている。多く
の場合、採算性の故に複数の個別槽が１つのユニットに
まとめられる。
分を電気化学的に獲得する方法である。特に、水の電気
分解及びそれに結び付いた水素の獲得は、将来の水素エ
ネルギー管理の重要な課題である。そのため、適用事例
に応じて様々な構造の電解槽が検討され、例えば、液体
電極又は回転電極を備えた電解槽が知られている。多く
の場合、採算性の故に複数の個別槽が１つのユニットに
まとめられる。
【０００４】フィルタプレス型の配列構造の電解槽は、
配列全体のなかで互いに固定される個々の要素を繰り返
し配列した層状の個別槽の多段配列を特徴としている。
そのため、槽ブロック内では、製造に起因する公差にも
拘らず、各槽間の十分な電気的接触が保証されなければ
ならない。この要求に答えるため、従来は剛性構造要素
と弾性構造要素を槽内で交互に配置することが行われて
いる。また、ウルマンの工業化学百科事典（Ullmanns E
nzyklopaedie der Technischen Chemie ）第24巻「“水
素”、槽構造の章」278 頁には、槽隔壁をハニカム状の
型押形状に構成することが開示されている。この場合、
好適には平坦であるべき槽隔壁の両面に型押しによる小
節状隆起部が生じてしまい、槽隔壁の外面を観察する
と、窪みと隆起部が規則的間隔で交互に存在している。
配列全体のなかで互いに固定される個々の要素を繰り返
し配列した層状の個別槽の多段配列を特徴としている。
そのため、槽ブロック内では、製造に起因する公差にも
拘らず、各槽間の十分な電気的接触が保証されなければ
ならない。この要求に答えるため、従来は剛性構造要素
と弾性構造要素を槽内で交互に配置することが行われて
いる。また、ウルマンの工業化学百科事典（Ullmanns E
nzyklopaedie der Technischen Chemie ）第24巻「“水
素”、槽構造の章」278 頁には、槽隔壁をハニカム状の
型押形状に構成することが開示されている。この場合、
好適には平坦であるべき槽隔壁の両面に型押しによる小
節状隆起部が生じてしまい、槽隔壁の外面を観察する
と、窪みと隆起部が規則的間隔で交互に存在している。
【０００５】ヨーロッパ特許公開第 0 297 315号公報に
は、サーメット層と、このサーメット層の片面又は両面
に形成された多孔質金属層とからなる電極（単または複
数）付き隔膜としての複合体を製造するための方法が開
示されている。この電極と隔膜との複合ユニットは簡略
名として（Ｅ）ＤＥ複合層と呼ばれ、隔膜はチタン酸カ
ルシウムを原料とする酸化物セラミックによって、また
電極は多孔質ニッケルによって構成され、この場合の使
用原料は酸化ニッケルである。すなわち、係る原料から
溶媒又は結合剤を用いて例えば３層フィルムを作り、次
いでこのフィルムを約1200℃の還元性雰囲気中で焼結す
る。このようにして表面が多孔質ニッケル電極となった
厚さ１mm未満の隔膜積層体が得られる。このような隔膜
積層体は「ゼロ間隔」を実現し、40重量％のＫＯＨ中で
温度150 ℃に至るまで安定している。このＥＤＥ複合層
は延性が小さいが、電解槽内では両面からの電気的接触
と機械的な安定化が必要である。
は、サーメット層と、このサーメット層の片面又は両面
に形成された多孔質金属層とからなる電極（単または複
数）付き隔膜としての複合体を製造するための方法が開
示されている。この電極と隔膜との複合ユニットは簡略
名として（Ｅ）ＤＥ複合層と呼ばれ、隔膜はチタン酸カ
ルシウムを原料とする酸化物セラミックによって、また
電極は多孔質ニッケルによって構成され、この場合の使
用原料は酸化ニッケルである。すなわち、係る原料から
溶媒又は結合剤を用いて例えば３層フィルムを作り、次
いでこのフィルムを約1200℃の還元性雰囲気中で焼結す
る。このようにして表面が多孔質ニッケル電極となった
厚さ１mm未満の隔膜積層体が得られる。このような隔膜
積層体は「ゼロ間隔」を実現し、40重量％のＫＯＨ中で
温度150 ℃に至るまで安定している。このＥＤＥ複合層
は延性が小さいが、電解槽内では両面からの電気的接触
と機械的な安定化が必要である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
の要求を満たす電解槽を提供することである。
の要求を満たす電解槽を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、多段配列された個々の電解槽がそれぞれ陽
極液室と陰極液室とこれら液室の間に配置された隔膜と
を有すると共に不透過性の隔壁を形成するバイポーラ極
板によって隣接電解槽から隔離されているフィルタプレ
ス型配列電解槽において、前記陽極液室と陰極液室は電
極と隔膜を重ねた複合層によって互いに分離せしめ、前
記複合層の陽極側に配置された一方のバイポーラ極板は
前記陽極液室内に配置された波形網と前記複合層の陽極
面上に平らに置かれた多孔板と共に焼結又は溶接による
接合によって平坦な剛性支持構体を形成せしめ、前記一
方のバイポーラ極板と波形網と多孔板は同じ材料から構
成し、前記複合層はその陰極面と他方のバイポーラ極板
との間に配置された軟質導電要素によって前記多孔板に
押圧せしめることによって達成される。
明によれば、多段配列された個々の電解槽がそれぞれ陽
極液室と陰極液室とこれら液室の間に配置された隔膜と
を有すると共に不透過性の隔壁を形成するバイポーラ極
板によって隣接電解槽から隔離されているフィルタプレ
ス型配列電解槽において、前記陽極液室と陰極液室は電
極と隔膜を重ねた複合層によって互いに分離せしめ、前
記複合層の陽極側に配置された一方のバイポーラ極板は
前記陽極液室内に配置された波形網と前記複合層の陽極
面上に平らに置かれた多孔板と共に焼結又は溶接による
接合によって平坦な剛性支持構体を形成せしめ、前記一
方のバイポーラ極板と波形網と多孔板は同じ材料から構
成し、前記複合層はその陰極面と他方のバイポーラ極板
との間に配置された軟質導電要素によって前記多孔板に
押圧せしめることによって達成される。
【０００８】
【作用】本発明による電解槽は、（Ｅ）ＤＥ複合層の電
気的接触と機械的安定化とを比較的簡単に達成可能であ
る。酸素による酸化作用を考慮して、陽極側における電
気的接触箇所は焼結又は溶接により接合しなければなら
ない。さもないと、酸化物生成によって接触抵抗が過度
に高くなることが予測されるからである。この場合、接
合するとバイポーラ極板と波形網と多孔板とからなる一
体の平坦な支持構体が形成され、これは充分な剛性を示
す。尚、本明細書では、（Ｅ）ＤＥ複合層という用語
は、隔膜（Ｄ）の両面に電極板（Ｅ）を備えたＥＤＥ積
層体および隔膜の片面にのみ電極板を備えたＤＥ積層体
を包含する意味で使用している。
気的接触と機械的安定化とを比較的簡単に達成可能であ
る。酸素による酸化作用を考慮して、陽極側における電
気的接触箇所は焼結又は溶接により接合しなければなら
ない。さもないと、酸化物生成によって接触抵抗が過度
に高くなることが予測されるからである。この場合、接
合するとバイポーラ極板と波形網と多孔板とからなる一
体の平坦な支持構体が形成され、これは充分な剛性を示
す。尚、本明細書では、（Ｅ）ＤＥ複合層という用語
は、隔膜（Ｄ）の両面に電極板（Ｅ）を備えたＥＤＥ積
層体および隔膜の片面にのみ電極板を備えたＤＥ積層体
を包含する意味で使用している。
【０００９】セラミックとニッケルとでは熱膨張率が異
なることから、（Ｅ）ＤＥ複合層が波形網と直接に焼結
又は溶接されるような大型の電解槽では、冷却後に槽ブ
ロック内に許容範囲を超える機械的応力を生じるような
立体的湾曲が生じる恐れがあるが、本発明による電解槽
の構造では、波形網と（Ｅ）ＤＥ複合層との間に配置さ
れた多孔板によってそのような変形が防止される。即
ち、多孔板は波形網とのみ焼結又は溶接によって接合さ
れ、（Ｅ）ＤＥ複合層とは焼結又は溶接による接合がさ
れず、単に接するだけである。このようにして、（Ｅ）
ＤＥ複合層と、バイポーラ極板、波形網及び多孔板から
なる剛性支持構体との熱膨張率の違いがあっても、槽ブ
ロックの内部で許容範囲を超えるような立体的湾曲は生
じることがない。また陰極側に配置された軟質導電要素
によって、（Ｅ）ＤＥ複合層を多孔板にしっかり押圧す
ることが達成される。
なることから、（Ｅ）ＤＥ複合層が波形網と直接に焼結
又は溶接されるような大型の電解槽では、冷却後に槽ブ
ロック内に許容範囲を超える機械的応力を生じるような
立体的湾曲が生じる恐れがあるが、本発明による電解槽
の構造では、波形網と（Ｅ）ＤＥ複合層との間に配置さ
れた多孔板によってそのような変形が防止される。即
ち、多孔板は波形網とのみ焼結又は溶接によって接合さ
れ、（Ｅ）ＤＥ複合層とは焼結又は溶接による接合がさ
れず、単に接するだけである。このようにして、（Ｅ）
ＤＥ複合層と、バイポーラ極板、波形網及び多孔板から
なる剛性支持構体との熱膨張率の違いがあっても、槽ブ
ロックの内部で許容範囲を超えるような立体的湾曲は生
じることがない。また陰極側に配置された軟質導電要素
によって、（Ｅ）ＤＥ複合層を多孔板にしっかり押圧す
ることが達成される。
【００１０】本発明のひとつの態様によれば、バイポー
ラ極板と波形網と多孔板は純ニッケルからなり、軟質導
電要素はニッケル金網からなることを特徴としている。
ラ極板と波形網と多孔板は純ニッケルからなり、軟質導
電要素はニッケル金網からなることを特徴としている。
【００１１】特に、バイポーラ極板、波形網及び多孔板
のために純ニッケルを使用し、また軟質導電要素のため
にニッケル金網を使用することは、比較的少ないコスト
で実現できるので実用上特に好ましいことが判明した。
のために純ニッケルを使用し、また軟質導電要素のため
にニッケル金網を使用することは、比較的少ないコスト
で実現できるので実用上特に好ましいことが判明した。
【００１２】本発明を更に展開して、前記複合層として
単に隔膜と陰極とで構成したＤＥ複合層を用いてもよ
い。
単に隔膜と陰極とで構成したＤＥ複合層を用いてもよ
い。
【００１３】本発明のこの構成では、陽極側で複合層に
平らに当接する多孔板が陽極の役目を果たす。
平らに当接する多孔板が陽極の役目を果たす。
【００１４】
【実施例】本発明によるフィルタプレス型配列電解槽の
実施例を図１と共に説明する。図１は配列を構成する個
別の電解槽を示し、個々の電解槽は、それぞれ２つのバ
イポーラ極板１によって画定されている。ＥＤＥ複合層
２の陽極側には純ニッケルからなる多孔板３が並置され
ている。ＥＤＥ複合層２の機械的安定化は波形網４によ
って果たされる。陰極側の軟質ニッケル金網５によって
ＥＤＥ複合層２が多孔板３に対して平らに押圧されてい
る。
実施例を図１と共に説明する。図１は配列を構成する個
別の電解槽を示し、個々の電解槽は、それぞれ２つのバ
イポーラ極板１によって画定されている。ＥＤＥ複合層
２の陽極側には純ニッケルからなる多孔板３が並置され
ている。ＥＤＥ複合層２の機械的安定化は波形網４によ
って果たされる。陰極側の軟質ニッケル金網５によって
ＥＤＥ複合層２が多孔板３に対して平らに押圧されてい
る。
【００１５】ＥＤＥ複合層２は、両側の電極板で隔膜を
サンドイッチした積層構造のものであり、図１では左側
の電極板が陽極板、右側の電極板が陰極板である。従っ
て、このＥＤＥ複合層２は、陽極側のバイポーラ極板１
との間に陽極液室を形成し、陰極側のバイポーラ極板と
の間に陰極液室を形成し、両液室の間を隔膜で分離して
いる。
サンドイッチした積層構造のものであり、図１では左側
の電極板が陽極板、右側の電極板が陰極板である。従っ
て、このＥＤＥ複合層２は、陽極側のバイポーラ極板１
との間に陽極液室を形成し、陰極側のバイポーラ極板と
の間に陰極液室を形成し、両液室の間を隔膜で分離して
いる。
【００１６】ＥＤＥ複合層２の陽極側に配置された一方
のバイポーラ極板１は前記陽極液室内に配置された波形
網４と前記複合層（ＥＤＥ）の陽極面上に平らに押圧さ
れる多孔板３と共に焼結又は溶接によって接合され、こ
れらで平坦な剛性支持構体を形成している。各バイポー
ラ極板１と波形網４と多孔板３は何れも純ニッケルから
なっている。
のバイポーラ極板１は前記陽極液室内に配置された波形
網４と前記複合層（ＥＤＥ）の陽極面上に平らに押圧さ
れる多孔板３と共に焼結又は溶接によって接合され、こ
れらで平坦な剛性支持構体を形成している。各バイポー
ラ極板１と波形網４と多孔板３は何れも純ニッケルから
なっている。
【００１７】ＥＤＥ複合層２の陰極面と右側のバイポー
ラ極板１との間に形成される陰極液室内には弾性をもつ
軟質ニッケル金網５が介装されており、これら陰極液室
内の各部材間は電気的な接続状態が得られるかぎり特に
接合する必要はない。この金網５の弾性反発力によりＥ
ＤＥ複合層２が多孔板３に押圧され、両者間の電気的接
触が与えられている。この場合、押圧の反力は、図示し
ない隣接電解槽で支持されることは述べるまでもない。
ラ極板１との間に形成される陰極液室内には弾性をもつ
軟質ニッケル金網５が介装されており、これら陰極液室
内の各部材間は電気的な接続状態が得られるかぎり特に
接合する必要はない。この金網５の弾性反発力によりＥ
ＤＥ複合層２が多孔板３に押圧され、両者間の電気的接
触が与えられている。この場合、押圧の反力は、図示し
ない隣接電解槽で支持されることは述べるまでもない。
【００１８】尚、本実施例では複合層２として両側に電
極を備えたＥＤＥ積層構造体を用いた場合を示したが、
陽極液室側に存在する多孔板３を陽極に利用することも
できるので、この場合には複合層２としては陰極側のみ
に電極板を備えたＤＥ積層構造体を用いれば良い。
極を備えたＥＤＥ積層構造体を用いた場合を示したが、
陽極液室側に存在する多孔板３を陽極に利用することも
できるので、この場合には複合層２としては陰極側のみ
に電極板を備えたＤＥ積層構造体を用いれば良い。
【００１９】以上に述べたような構成の個別電解槽が多
段配列されることによりフィルタプレス型配列電解槽が
構成され、この場合、個々の電解槽は、不透過性の隔壁
を形成する両側のバイポーラ極板によって隣接電解槽か
ら隔離されることになる。
段配列されることによりフィルタプレス型配列電解槽が
構成され、この場合、個々の電解槽は、不透過性の隔壁
を形成する両側のバイポーラ極板によって隣接電解槽か
ら隔離されることになる。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、（Ｅ）ＤＥ複合層の電
気的接触と機械的安定化とを比較的簡単に達成可能であ
る。即ち、陽極液室内でバイポーラ極板と波形網と多孔
板との一体接合構造の平坦な剛性支持構体が構成されて
いるので、電解中の酸酸化作用による接触抵抗の増加の
影響が少なくなり、また波形網と（Ｅ）ＤＥ複合層との
間に配置された多孔板が波形網とのみ接合され、（Ｅ）
ＤＥ複合層とは接触しているだけであるから、（Ｅ）Ｄ
Ｅ複合層と、前記剛性支持構体との熱膨張率の違いがあ
っても、個別電解槽ブロックの内部で許容範囲を超える
ような立体的湾曲を生じることがなく、しかも陰極側に
配置された軟質導電要素によって（Ｅ）ＤＥ複合層を多
孔板にしっかり押圧して充分な電気的接続を果たすこと
ができるものである。
気的接触と機械的安定化とを比較的簡単に達成可能であ
る。即ち、陽極液室内でバイポーラ極板と波形網と多孔
板との一体接合構造の平坦な剛性支持構体が構成されて
いるので、電解中の酸酸化作用による接触抵抗の増加の
影響が少なくなり、また波形網と（Ｅ）ＤＥ複合層との
間に配置された多孔板が波形網とのみ接合され、（Ｅ）
ＤＥ複合層とは接触しているだけであるから、（Ｅ）Ｄ
Ｅ複合層と、前記剛性支持構体との熱膨張率の違いがあ
っても、個別電解槽ブロックの内部で許容範囲を超える
ような立体的湾曲を生じることがなく、しかも陰極側に
配置された軟質導電要素によって（Ｅ）ＤＥ複合層を多
孔板にしっかり押圧して充分な電気的接続を果たすこと
ができるものである。
【図１】本発明の一実施例によるフィルタプレス型配列
電解槽の個別電解層の構造を模式的に示す断面図であ
る。
電解槽の個別電解層の構造を模式的に示す断面図であ
る。
１：バイポーラ極板 ２：ＥＤＥ複合層 ３：多孔板 ４：波形網 ５：軟質ニッケル金網（軟質導電要素）
Claims (3)
- 【請求項１】 多段配列された個々の電解槽がそれぞれ
陽極液室と陰極液室とこれら液室の間に配置された隔膜
とを有すると共に不透過性の隔壁を形成するバイポーラ
極板によって隣接電解槽から隔離されているフィルタプ
レス型配列電解槽において、前記陽極液室と陰極液室は
電極と隔膜を重ねた複合層によって互いに分離されてお
り、前記複合層の陽極側に配置された一方のバイポーラ
極板は前記陽極液室内に配置された波形網と前記複合層
の陽極面上に平らに接する多孔板と共に焼結又は溶接に
よる接合によって平坦な剛性支持構体を形成し、前記一
方のバイポーラ極板と波形網と多孔板は同じ材料からな
り、前記複合層はその陰極面と他方のバイポーラ極板と
の間に配置された軟質導電要素によって前記多孔板に押
圧されていることを特徴とするフィルタプレス型配列電
解槽。 - 【請求項２】 双極板と波形網と多孔板が純ニッケルか
らなり、軟質導電要素がニッケル金網からなることを特
徴とする請求項１に記載のフィルタプレス型配列電解
槽。 - 【請求項３】 前記複合層が単に隔膜と陰極とからなる
ことを特徴とする請求項１又は２に記載のフィルタプレ
ス型配列電解槽。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4325705.4 | 1993-07-30 | ||
| DE4325705A DE4325705C2 (de) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | Elektrolysezellenanordnung in Filterpressenbauart |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0762582A true JPH0762582A (ja) | 1995-03-07 |
| JP3360100B2 JP3360100B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=6494140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18684194A Expired - Fee Related JP3360100B2 (ja) | 1993-07-30 | 1994-07-18 | フィルタプレス型配列電解槽 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3360100B2 (ja) |
| CA (1) | CA2128980C (ja) |
| DE (1) | DE4325705C2 (ja) |
| FR (1) | FR2708629B1 (ja) |
| NO (1) | NO315712B1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014210974A (ja) * | 2013-04-19 | 2014-11-13 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングＲｏｂｅｒｔ Ｂｏｓｃｈ Ｇｍｂｈ | 電解槽用の電流分配部材を統合したバイポーラプレート構成 |
| JP2017526808A (ja) * | 2014-06-16 | 2017-09-14 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフトＳｉｅｍｅｎｓ Ａｋｔｉｅｎｇｅｓｅｌｌｓｃｈａｆｔ | ガス拡散層、当該ガス拡散層を備えた電気化学セル、及び電気分解装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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