JPH0762281B2 - シールド取付装置 - Google Patents

シールド取付装置

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JPH0762281B2
JPH0762281B2 JP62336433A JP33643387A JPH0762281B2 JP H0762281 B2 JPH0762281 B2 JP H0762281B2 JP 62336433 A JP62336433 A JP 62336433A JP 33643387 A JP33643387 A JP 33643387A JP H0762281 B2 JPH0762281 B2 JP H0762281B2
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隆行 島崎
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はフルフェイス型ヘルメットのシールド取付装置
に関する。
[従来の技術] 主として、オートバイ使用者に利用されるフルフェイス
型ヘルメットでは、空気抵抗ができるだけ小さくなるよ
うに、帽体の窓孔の周縁部外面側に設けた凹部にシール
ドを嵌合させ、全閉時に、帽体の外周面と面一にしたも
のが知られている。
このような形式では、例えば特開昭61−174406号公報に
示されるように、面一にした状態からシールドを上下方
向へ回動調節可能とするため、回動と同時にシールドを
前方及び外側方へ移動させて凹部から脱出させるように
なっているものもある。
また、前後方向への直線運動と上下方向の回転角度の調
節とを独立して行い、かつ、これら操作をワイヤ部材を
介して遠隔的に行うものもある(特公昭61−6162号公報
参照)。
さらに、シールドの端部をネジ軸で帽体へ取付け、この
ネジ軸を回転式カム部材で一体に回転することによりシ
ールドの端部を拡縮幅させるとともに、カム部材によっ
てシールドを前後方向へ移動させたものも公知である
(特開昭61−207611号、実開昭55−33984号、実開昭55
−33985号:以下、ネジ・カム式という)。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、前者のシールド取付装置は、回転角度の調節
と前後並びに側方への移動とが独立していないため、シ
ールドの上方回動に従って、全閉状態から徐々に前に出
るとともに側方へ拡幅する動作が一緒に行われるように
なっている。したがってシールドを上方へ回動する初期
においては、まだシールドが完全には窓孔周縁部の凹部
から脱出していないので、ここに設けられている縁巻部
材等と摺接することになる。
また、後者の場合には、回動調節と直線移動とが分離さ
れる反面、遠隔操作するため、シールドを指一本でワン
タッチ的に操作することができない。しかし、このよう
な操作はあくまでワンタッチ式に行えることが望まし
い。
さらに、前記ネジ・カム式のものは、回転カム部材の操
作を必須とするので、まず、回転カム部材を操作してシ
ールド端部を帽体の凹部から脱出させ、その後シールド
を持って回動させるという二段アクションになる。かり
に回転カム部材だけで操作しようとすれば、シールドの
回動に必要なだけの大きな力を得るため、特開昭61−20
7611号に示されているような大きな操作ハンドルを別体
で設けるか、回転カム部材を極めて大型化してレバー比
を確保しなければならない。したがって、この形式でも
操作が面倒になったり装置が大型化しかつ体裁を損なう
という問題がある。
そこで本発明は、シールドを回動調節するとき帽体側と
摺接しないようにするとともに、シールドを凹部から脱
出させるとき、指一本でワンタッチ式の簡単迅速に操作
可能なシールド取付装置の提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明のシールド取付装置は、シールドを前後方向へ移
動させるための前後移動機構と、シールド端部を帽体の
外側方へ移動させるための拡縮幅機構と、シールドの回
動角を調節するための回動調節機構とを備え、シールド
が帽体の窓孔を全閉するときこの窓孔周縁部の外面側に
形成された凹部内に帽体外面と略面一に嵌合し、シール
ドを開放するとき凹部から脱出するよう構成されたもの
であって、前記回動調節機構と拡縮幅機構とは選択的に
作動するよう設けられ、前記シールドの前後方向移動時
には前記拡縮幅機構が作動して前記シールド端部が側方
へ拡縮幅され、一方前記シールドが最前方へ移動したと
きには前記凹部から脱出した開放状態となるとともに前
記回動調節機構が作動可能となるものにおいて、 前記前後移動機構は、内向きに突出してシールド端部へ
一体に設けられた回動軸と、この回動軸の嵌合案内部と
を備え、 この嵌合案内部は帽体側へ前後方向に長く形成され、 回動軸をシールドが押し込まれた後方位置とシールドが
引き出された前方位置とへ移動可能に嵌合し、 前記拡縮幅機構は、前記回動軸を前記嵌合案内部内で前
後へ移動するとき軸方向へ移動させるため前方かつ外側
に向って張り出す傾斜のついたカム面を備え、 このカム面は、回動軸が前後嵌合案内部の後方位置にあ
るときシールドの端部が前記窓孔周縁部の凹部内へ嵌合
するように回動軸を帽体内方へ最も深く移動させ、 回動軸が前記嵌合案内部の前方位置にあるときシールド
の端部が前記窓孔周縁部の凹部内から脱出するように回
動軸を帽体外方へ移動させ、 前記回動調節機構は、回動軸が嵌合案内部の前方位置へ
移動したとき回動軸側と係合して回動軸の回動角を調節
するための部材を備えたことを特徴とする。
[作用] シールドを全閉位置から指で前方へ移動させると、前後
移動機構を構成するシールドの端部に一体的に設けられ
た回動軸が同じく前後移動機構を構成する嵌合案内部に
よって前方へ案内移動されるとともに、拡縮幅機構を構
成するカム面によって回動軸が外方へ押し出されてシー
ルド端部が側方へ拡幅され、回動軸が嵌合案内部の前方
位置へ移動すると、シールド端部が窓孔周縁部の外面側
に形成された凹部から脱出し、シールドの端部は帽体側
と摺接することなく回動可能となる。
また、回動軸は嵌合案内部の前方位置へ到達すると、回
動調節機構の回動角を調節するための部材と係合する。
そこで、シールドを持って上下方向へ回動させて開閉す
ると、シールドと一体に回動する回動軸の回転角を回動
調節機構の回動角を調節するための部材により調節す
る。
逆に、帽体の窓孔をシールドで全閉するときは、まず、
シールドを下げてそのまま後方へ押し込めば、回動軸が
回動調節機構の回動角を調節するための部材から離脱
し、嵌合案内部の後方位置へ後退するとともに、カム面
により帽体内方へ最も深く移動するので、シールドの端
部が窓孔周縁部の外面側に形成された凹部へ帽体表面と
略面一に収容される。
この一連の操作は、シールドを持っただけの連続的なワ
ンタッチ式操作で行うことができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図に示すように、帽体1の窓孔部2の周縁外面側が
凹形に窪み、その凹部3に全閉状態のシールド4が嵌合
し、かつ帽体1外面と略面一な状態で取付けられてい
る。凹部3の端部は断面略U字状の縁巻部材3aが取付け
られている。この縁巻部材3aとシールド4の内面とは接
触点Pで密接している。なお、シールド端部4aは第1図
に符号lで示す帽体1が側方へ最も湾曲して突出してい
る部分(すなわち耳部分)を通る線よりも後方へ入り込
むように延長されている。第1図中の符号1aはあご紐の
端部を固定するリベットである。
このシールド4の取付装置は、第2図乃至第5図に示す
ように複数の取付用部材から構成される前後移動機構
5、拡縮幅機構6及び回動調節機構とを備え、さらにこ
の回動調節機構は枢支機構7及びクリック機構8を備え
ている。またこれら各機構の構成部材はシールド端部4a
内側面側に一体的に、かつ帽体1に着脱可能に取付けら
れている。
前後移動機構5は反転スプリング付きのものであり、帽
体1に対してシールド4を前後方向へ移動可能に位置決
め支持している。拡縮幅機構6は前後移動機構5に付設
され、シールド4の前方向移動時にシールド4側面部を
帽体1の外側方に拡幅移動させる。枢支機構7はシール
ド4の前方向移動位置でシールド4の上下方向回動中心
部を枢支する。クリック機構8は枢支機構7に付設され
ており、シールド4を所定回動角度に係止する。
以下、各機構について順次説明する。
前後移動機構5は、シールド4の両側部内面側に複数の
リベット9で固着したインナープレート10と、その内側
に位置して帽体1に一対の止めねじ11a、11bで着脱可能
に取付けたベースプレート12によって構成されている。
インナープレート10の内面にはシールド4の回動中心を
なす軸13が一体的に突設されており、ベースプレート12
には軸13を係合するための前後に長い軸受孔14が穿設さ
れている。軸受孔14は前部14a及び後部14bが大径でその
中間部14cがくびれた形状をなし、この軸受孔14の後部1
4b内に軸13が位置したときシールド4が窓孔部2を全閉
状態で固定され、軸受孔14の前部14aに軸13が位置した
とき、シールド4が前方移動状態で回動可能となる。
ベースプレート12には軸13を軸受孔14の前後各位置に弾
性保持する反転スプリング15が設けられている。この反
転スプリング15は支軸16に溝孔17を支持されて前後に首
振り可能なオルタナティブアーム18を前後各首振り位置
側に押圧する部材である。すなわち、オルタナティブア
ーム18の先端面18aは円弧状に形成されて、軸13の外周
面に反転スプリング15の弾性力で常時圧接するようにな
っており、その先端面18aが後方を向いたときには軸13
を後方に押圧し、逆に前方を向いたときには軸13を前方
に押圧する。これにより、シールド4の前後移動時の節
度感が得られるとともに、シールド4の固定位置2は回
動位置における不用意な移動を防止すべく位置決めされ
ている。
拡縮幅機構6は、ベースプレート12と帽体1との間に圧
接固定されたカム板20と、インナープレート10の軸13の
先端部13aと、カム板20を通して軸13の先端部13aに止着
したビス21とによって構成される。すなわち、第3A図及
び第3B図に示すようにカム板20には前方かつ外側に向っ
て張り出す傾斜のついたカム面20aが形成されており、
このカム面20aには前部が横長で後部が縦長な溝状のガ
イド孔22(第1図参照)が穿設されている。
インナープレート10の軸13の先端部13aは、ベースプレ
ート12の軸受孔14を通してカム面20aに当接し、その先
端部13aにガイド孔22を通してカム板20の裏側から突出
したビス21がねじ込まれ、これにより軸13の先端部13a
がカム面20aに当接状態で摺動可能に保持されている。
したがって、シールド4の前方移動時には、カム面20a
によって軸13が帽体1の外側方に押圧されてシールド4
の幅方向の拡幅作用が行われ、逆に後方移動時には縮幅
状態となる。なお、軸13はビス21を介してガイド孔22に
沿って移動することになる。このガイド孔22は後部が縦
長であるため、軸13の後方移動時には反転スプリング15
の作用で後部14bの上方に軸13が位置決めされ、これに
より定まる軸13の位置と、ベースプレート12の軸受孔14
の後部14bへの軸13の嵌合位置が一致するよう設定され
ている。
枢支機構7は、ベースプレート12の軸受孔14の前部14a
と、インナープレート10の軸13とから構成される。すな
わち、シールド4を前方に最大限移動した場合、軸13は
最前方位置すなわち軸受孔14の前部14aに嵌合する状態
となる(ビス21はカム板20のガイド孔22の前端に達す
る)。軸受孔14の前部14aの輪郭は軸13の外周面と一致
しており、これにより軸13は軸受孔14の前部14a内で回
転自在に支持されるものである。なお、第6図に示すよ
うに、シールド4が全閉状態にあるとき、ビス16と軸13
の中心とを結ぶ線分と、中間部14cをなす軸受孔14のく
びれ部分とを結ぶ線分のなす角αが35゜〜40゜程度に設
定されている。
クリック機構8は、ベースプレート12の軸受孔14の輪郭
を形どる枠部23と、この枠部23に回動自在に嵌合したラ
チェッター24と、ベースプレート12に形成されラチェッ
ター24の先端にラチェット爪24aが係止する係止溝25付
きの円弧状係止枠26とによって構成される。ラチェッタ
ー24にはインナープレート10の軸13の先端切欠部13bが
嵌合する嵌合孔24bが形成されており、この軸13がベー
スプレート12の軸受孔14の前部に移動したとき、その嵌
合孔24bに軸13の先端切欠部13bが嵌合して一体回動可能
となる。ラチェット爪24aはラチェッター24に出没可能
で、スプリング24cで突出方向に付勢されている。そし
て、軸13の回動時に係止枠26の係止溝25に選択的に係止
し得る。これにより、シールド4は所定の上方回動位置
で係止可能となる。なお、ラチェッター24の嵌合孔24b
部分の両先端にはV字状の切欠溝27a及び27bがそれぞれ
形成されている。この各切欠溝27a及び27bにラチェッタ
ー24の回動始点位置と終点位置とでオルタナティブアー
ム18の先端面18aの両側突縁18b又は18cがそれぞれ食い
込み、これによりラチェッター24の両先端の長さに比し
て回動角を大きくできるようになっており、コンパクト
化が図れるようになっている。
なお、ベースプレート12に設ける止めねじ挿通用の孔28
a、28bのうち、一方の孔28aは切欠開放孔、他方の孔28b
は閉じた長孔とされている。これにより、止めねじの一
方11aを若干緩めてから他方11bのみ着脱すれば、ベース
プレート12並びに各機構部品及びシールド4を一体のユ
ニットとして帽体1へ迅速に着脱できるようになってい
る。また、第3A図及び第4図に示すようにシールド端部
4aも凹部内にあって帽体と面一になっている。
次に本実施例の作用を説明する。なお、第6図乃至第9
図は軸13の移動を示すため拡縮幅機構6を除く他の機構
部を拡大して示す図である。
第5図に示すように、シールド4の全閉状態から、その
シールド4の前端下部を指Fで前方に引き出すことによ
り、インナープレート10の軸13を軸受孔14の最前方位置
すなわち前部14aに移動させてシールドを回動可能な開
放位置とすることができる。このとき、シールド4の上
端部が帽体1に接触しているので、接触点P(第1図)
を支点として、軸13を移動せるための各機構が作動す
る。軸13は第6図の全閉状態から、カム溝22にガイドさ
れながら、反転スプリング15に抗してオルタナティブア
ーム18を下方へ後退させることにより軸受孔14の中間部
14cへ移る(第7図の状態)。この状態では反転スプリ
ング15は圧縮され、オルタナティブアーム18は中立位置
となる。このとき、前記のようにオルタナティブアーム
18の傾斜をαに設定してあるので、軸13は下方移動量が
前方移動量よりも少くなるように調整される。そこで、
さらにシールド4を前方へ引き出せば、軸13の先端切欠
き部13bが嵌合孔24b内に嵌合し(第8図)、同時にオル
タナティブアーム18の先端面18aが反転スプリング15に
よって反転されかつその弾力により軸13を図の斜め上方
へ押圧する。このとき突縁18bが切欠溝27aに係合し、シ
ールド4は帽体1の凹部3から前方に脱出するととも
に、拡縮幅機構6によって側方にも拡幅して凹部3脱出
する。この状態では故意にシールド4を押し下げない限
り、オルタナティブアーム18によって軸13が後部14b側
に移らないよう規制される。また反転スプリング15によ
り良好な節度感(クリック感)が得られる。しかもこの
操作はシールド4を前方へ引き出す操作のみでワンタッ
チ式に行える。
次に、シールド4を任意に回動すれば、クリック機構8
により任意の回動位置に容易かつ確実に係止することが
できる。このとき端部4aがlよりも後方に位置するにも
かかわらず凹部3から全体が完全に脱出しているので、
縁巻部材3a並びにその他の帽体部分と摺接せず、スムー
ズな回動を行うことができる。また、シールド4を上方
へ回動し、回動終点位置になると切欠溝27bに突縁18cが
嵌合する(第9図)。ゆえに嵌合孔24bが下方を向いた
状態でも軸13は後部14b内に保持される。
なお、シールド4を閉じる場合、シールド4を下方へ回
動して第8図の状態とし、さらにシールド4を後方へ押
せば、軸13がオルタナティブアーム18を反転させながら
後部14bへ移動し、ここで反転スプリング15により図の
斜め右上方へ押圧位置決めされるとともに、カム溝22に
ガイドされて帽体1の内方へ移動するので、シールド4
の周囲並びにその端部4aが凹部3内へ嵌合した全閉状態
となる。このときシールド4の外表面は帽体1の外表面
と面一になる。
本実施例によれば、シールドの上下方向への回動と側方
への拡縮用の各機能要素を独立させ、かつ反転スプリン
グ15によって付勢されるオルタナティブアーム18を用い
たので、シールド4の操作時における快適性確保に特に
重要である全閉状態と開放状態との間における変化時の
節度感を付与することができ、また各段階の節度の設定
が容易となる。
また、シールド4が汚れた場合など、止めねじの一方11
aを緩め、他方11bを着脱するだけでシールド4とその回
動調節機構部品をユニットとして迅速かつ容易に交換で
きる。
そのうえ、各機構を構成する部材が全てシールド4の内
側部に設けられ、シールド4はそれだけ薄型となり、ヘ
ルメット外面への余分な突出部材がないことによって、
空気抵抗の低減、外観の向上等も図られる。
なお、軸13をシールド端部内側に一体に突出形成するこ
とによりインナープレート10を省略することも可能であ
る。さらにシールド端部4aを黒色等に着色することによ
り内部の機構部分を隠すこともできる。また、このよう
な取付装置は左右いずれか一方にだけ設けてもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、回動調節機構と拡縮幅機構とを独立し
て作動させるようにしたので、シールドを開放するとき
は、シールドを前方へ移動させことにより前後移動機構
並びにこれと連動する拡縮幅機構によって凹部から脱出
させることができ、しかもこの操作を指一本によるワン
タッチ式で簡易迅速に行うことができる。また、シール
ドを回動調節する場合には、回動調節機構の作動が必ず
シールドの凹部から脱出した後になるので、帽体側と摺
接することなくスムーズに行うことができる。
そのうえ、シールド端部の帽体凹部に対する収納と脱出
並びに開閉操作を、シールドを持っただけで連続的かつ
ワンタッチ式で簡易迅速に行うことができるので、極め
て操作性が良い。
さらに、回動軸をシールド側へ設け、かつ回動軸をその
前後移動に伴って内外へ移動させるカム面を帽体側へ設
けたので、シールドを前後移動させるだけでその端部を
拡縮幅させることができる。
したがって、従来のネジ・カム式のように二段階の操作
や体裁を損ないかねない大型の操作部材を必要としな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本発明の一実施例を示し、第1図は
全体側面図、第2図は要部斜視図、第3A図は第1図のII
IA−IIIA線拡大横断面図、第3B図は第2図のIIIB−IIIB
線拡大断面図、第4図は第1図のIV−IV線拡大断面図、
第5図乃至第9図は作用説明図である。 (符号の説明) 1……帽体、2……窓孔、3……凹部、3a……縁巻部
材、4……シールド、4a……シールド端部、5……前後
移動機構、6……拡縮幅機構、7……枢軸機構、8……
クリック機構、10……インナープレート、12……ベース
プレート、13……軸(回動中心部)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールドを前後方向へ移動させるための前
    後移動機構と、シールド端部を帽体の外側方へ移動させ
    るための拡縮幅機構と、シールドの回動角を調節するた
    めの回動調節機構とを備え、シールドが帽体の窓孔を全
    閉するときこの窓孔周縁部の外面側に形成された凹部内
    に帽体外面と略面一に嵌合し、シールドを開放するとき
    凹部から脱出するよう構成されたシールドの取付装置で
    あって、前記回動調節機構と拡縮幅機構とは選択的に作
    動するよう設けられ、前記シールドの前後方向移動時に
    は前記拡縮幅機構が作動して前記シールド端部が側方へ
    拡縮幅され、一方前記シールドが最前方へ移動したとき
    には前記凹部から脱出した開放状態となるとともに前記
    回動調節機構が作動可能となるものにおいて、 前記前後移動機構は、内向きに突出してシールド端部へ
    一体に設けられた回動軸と、この回動軸の嵌合案内部と
    を備え、 この嵌合案内部は帽体側へ前後方向に長く形成され、 回動軸をシールドが押し込まれた後方位置とシールドが
    引き出された前方位置とへ移動可能に嵌合し、 前記拡縮幅機構は、前記回動軸を前記嵌合案内部内で前
    後へ移動するとき軸方向へ移動させるため前方かつ外側
    に向って張り出す傾斜のついたカム面を備え、このカム
    面は、回動軸が前記嵌合案内部の後方位置にあるときシ
    ールドの端部が前記窓孔周縁部の凹部内へ嵌合するよう
    に回動軸を帽体内方へ最も深く移動させ、 回動軸が前記嵌合案内部の前方位置にあるときシールド
    の端部が前記窓孔周縁部の凹部内から脱出するように回
    動軸を帽体外方へ移動させ、 前記回動調節機構は、回動軸が嵌合案内部の前方位置へ
    移動したとき回動軸側と係合して回動軸の回動角を調節
    するための部材を備えた ことを特徴とするシールド取付装置。
JP62336433A 1987-12-30 1987-12-30 シールド取付装置 Expired - Lifetime JPH0762281B2 (ja)

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