JPH0762154B2 - 漂白組成物 - Google Patents

漂白組成物

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JPH0762154B2
JPH0762154B2 JP3505307A JP50530791A JPH0762154B2 JP H0762154 B2 JPH0762154 B2 JP H0762154B2 JP 3505307 A JP3505307 A JP 3505307A JP 50530791 A JP50530791 A JP 50530791A JP H0762154 B2 JPH0762154 B2 JP H0762154B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、次亜塩素酸塩を主成分とする水性液体漂白組
成物に関する。
これらの組成物中に次亜塩素酸塩漂白剤及び表面活性剤
の両方が含まれることは公知である。
本発明者等は、有用な特性、詳しくは特性の有用な組み
合わせが、特定の陰イオン表面活性剤の混合物を用いて
得られることを見い出した。本発明者等は、表面活性剤
に含まれるアルキルエーテルサルフェート及び/又は石
鹸が、香料を溶解する組成物の能力を増強することを見
い出した。家庭用用途を意図する組成物にとって香料の
配合は、一般的に好ましいものである。又、本発明者等
は、ある種のアルキルエーテルサルフェートの配合によ
り、組成物の能力を改善し多くの汚れを除去できること
を見い出した。
本発明は、 (i)式R−SO3M(ここで、Rは炭素原子8個から22個
のアルキル基を表す)で表されるアルカンスルホネー
ト、及び、 (ii)式R1-(OC2H4)nSO4M(ここで、R1は炭素原子8個
から20個のアルキル基を表し、nは0.5から12までの範
囲の値を有する)で表されるアルキルエーテルサルフェ
ート、及び/又は、 (iii)式R2CO2M(ここで、R2は炭素原子7個から19個
のアルキル基又はアルケニル基を表す)で表される石
鹸、但し、各Mは可溶性陽イオンを表す、から成る表面
活性剤混合物をも含有する次亜塩素酸アルカル金属塩溶
液である香料含有水性液体組成物(perfumed aqueous l
iquid composition)であって、 該組成物が少なくとも0.1重量%の香料を含有する透明
液体溶液であること、並びに、該表面活性剤の量が、組
成物全体の重量の、 i)アルカンスルホネート 1〜10% ii)アルキルエーテルサルフェート 0〜3% iii)石鹸 0〜3% であるが、(ii)及び(iii)の合計は0.1%から4%で
あり、組成物中の酸化アミン(存在する場合)の量は、
酸化アミン以外の表面活性剤の含有量の半分未満である
ことを特徴とする組成物を提供する。
市販の次亜塩素酸アルカリ金属塩溶液は、種々の量の塩
化ナトリウムを含有する。本発明においては、かなり低
含量の塩化ナトリウムを有する次亜塩素酸塩溶液を用い
ることが好ましい。また、相当の割合の表面活性剤を含
有する組成物が製造可能であることが分かった。
(濃)次亜塩素酸塩組成物に広範に用いられてきた表面
活性剤の一つに酸化アミン類がある。これらの使用につ
いては、(酸化アミン類は、通常、表面活性剤と見なさ
れるが)酸化アミン類がヒドロトロピー剤の如く機能す
ることができることを説明した、本発明者等の英国特許
第1329086号明細書で述べられている。本発明者等は、
酸化アミン又はヒドロトロピー剤の含有は必要であるこ
とを見い出した。酸化アミンの重量割合が、他の表面活
性剤の量の半分未満であることが、本発明の特徴の一つ
である。酸化アミンは、全く無いことが好ましい。又、
本発明の組成物は、尿素、炭素原子4個迄を有するアル
コール類、又は、例えばアルキル基中に4個以下の炭素
原子を有する短鎖のアルキルアリールスルホネート類の
如きヒドロトロピー剤を含有しないことが好ましい。か
かるヒドロトロピー剤が存在する場合、その重量割合
は、(酸化アミン(存在する場合)以外の)表面活性剤
の量より少なくてもよく、好ましくは、酸化アミン以外
の表面活性剤の量の半分未満である。いずれにしろ、尿
素及び1級アルコール類又は2級アルコール類が、次亜
塩素酸塩存在下で安定でないことから、これらを含まな
いことが好ましい。
本発明で用いるアルカンスルホネートは、式R−SO3M
(ここで、Rは炭素原子8個から22個のアルキル基を表
す)を有する。好ましくは、Rは炭素原子12個から22個
を有し、可溶性陽オンMは、好ましくはアルカリ金属で
ある。好ましくは、Rは2級アルキル基である。分枝状
であってもよいが、好ましくは非分枝状である。
アルカンスルホネートの量は、組成物の1重量%から10
重量%の範囲である。好ましくは8重量%以下、例えば
2重量%から6重量%である。
本発明に於いて有用なアルキルエーテルサルフェート
は、式R1-(OC2H4)nOSO3M(ここで、Mは可溶性陽イオ
ン、特にアルカリ金属を表し、R1は炭素原子8個から20
個、好ましくは10個から16個のアルキル基を表し、nは
0.5から12の範囲、好ましくは1から6、更に好ましく
は2から5の範囲の平均値を有する)を有する。R1は1
級又は2級であっても良く、好ましくは非分枝状であ
る。
本発明に於いて有用な石鹸は、式R2CO2M(ここで、Mは
可溶性陽イオン、特にアルカリ金属を表し、R2は炭素原
子7個から19個、好ましくは9個から15個のアルキル基
を表す)を有する。次亜塩素酸塩存在下での安定性のた
めには、好ましくは、オレフィン性不飽和は無い方が良
い。
石鹸及びアルキルエーテルサルフェートの合計量は、組
成物の0.1重量%から4重量%、好ましくは0.2重量%か
ら4重量%の範囲である。アルキルエーテルサルフェー
トが存在する場合、通常その量は少なくとも0.1重量%
である。同様に、石鹸が存在する場合、通常その量は少
なくとも0.1重量%である。アルカンスルホネート対ア
ルキルエーテルサルフェートと石鹸との合計量の重量比
は、好ましくは1:1から10:1、更に好ましくは2:1から6:
1である。
R、R1及びR2は、同じであっても良く、同じでなくても
良いが、好ましくは、R1及びR2CO2の両者は炭素原子10
個から16個の平均炭素鎖長、更に好ましくは12個の炭素
鎖長を有し得る。
好ましくは、次亜塩素酸塩は、組成物全体に対し0.1重
量%から8重量%、好ましくは0.5重量%から3重量%
又は5重量%の有効塩素(available chlorine)を与え
る量で含有される。有効塩素量が、存在する塩化ナトリ
ウム量の少なくとも2倍である次亜塩素酸塩の使用が好
ましい。好適な次亜塩素酸塩の供給元の一つは、Tahn a
nd Muihouseである。
本発明の組成物は、通常アルカリ性である。そのため、
アルカリ金属酸化物を、組成物の0.1重量%から1.5重量
%の範囲の量で含有させることが出来る。
アルキルエーテルサツフェート及び/又は石鹸の存在に
より可溶性となった、本発明組成物中に溶解する香料の
量は、組成物の0.1重量%から1.0重量%の範囲であり得
る。好ましくは、香料の量は0.6重量%又は0.7重量%ま
でである。
本発明の好ましい組成物は、下記に示す如き構成成分及
び量を有することが出来る。
活性物質の好適配合割
2級アルカンスルホネート 1〜6% アルキルエーテルサルフェート 0.2〜2% 石鹸 0.2〜2% 次亜塩素酸アルカリ金属塩 0.5〜2% (有効塩素として表した) 塩化ナトリウム 1%未満、又、有効塩
素 重量の半分未満 水酸化ナトリウム 0.2〜1.0% 香料 0.1〜0.6% 水 100%にする残量 種々の他の構成成分を含有させることも可能である。特
筆すべきものとしては、0.1%から0.5%のアルカリ金属
珪酸塩がある。組成物のpHは、好ましくは11よりも大で
ある。これは、希釈時、特に硬水の水道水で希釈した場
合、それより低いアルカリ性pHを生じさせるだろう。
以下の実施例により本発明を説明するが、ここで、パー
センテージは特に断らない限り重量で表す。
実施例1 下記の構成成分を用いて多数の組成物を製造した。
2級アルカンスルホネート(SAS) (炭素原子平均16-18個を有する) 直鎖アルキルエーテルサルフェート(LES) (ここで、アルキル基は平均12-13個の炭素原子を有
し、平均エトキシル化度は3である) ラウリン酸系石鹸 水酸化ナトリウム 香料 下記の特徴を有する次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用し
た。
有効塩素 315g/リットル以上 NaOH 10-20g/リットル 比重 1.315〜1.320 NaCl 80〜120g/リットル 種々の組成物を蒸留水中で製造した。全ての組成物に
は、1%の有効塩素を得るのに充分な次亜塩素酸塩を含
有させた。また、組成物が濁っているか清澄かを調べ
た。組成物及び結果を下記表1及び2に示した。
組成物2、3及び4の比較から、SAS量を2.0%から2.8
%に増加しても香料を溶解させるには不充分であるが、
0.26%の石鹸の添加が香料の溶解をもたらしたことが分
かる。組成物12は、0.26%のLESの添加もまた香料の溶
解をもたらしたことを示している。組成物5、6及び7
は、より高い濃度に於いて同じ効果を示している。SAS
量を2.0%から3.9%に増加しても0.3%の香料の溶解を
もたらすには不充分であるが、0.58%の石鹸の添加によ
り香料の溶解が起こった。
組成物1によって示される如く水酸化ナトリウムを添加
した場合、香料の溶解性は低い。組成物8及び9の比較
から、SAS量を5%に増加しても香料の溶解をもたらす
には不充分であることが分かる。組成物19及び11の比較
から、0.5%のLES又は0.5%の石鹸の添加が香料を溶解
させたことが分かる。
実施例2 種々の組成物を、実施例1と同じ構成成分を用い、更に
全ての組成物に0.2%の珪酸ナトリウムを添加すること
により製造した。組成物及び結果を下記表3に示す。
組成物15、16、18及び20は、石鹸及びLESを一緒に用い
ると香料の溶解が起きることを実証している。
実施例3 実施例1と同じ材料を用い、珪酸ナトリウム無添加で、
下記表4に記載の材料の量で、組成物を製造した。
これらの組成物は、全て清澄溶液であった。
実施例4 実施例1と同じ材料を用い、珪酸ナトリウム無添加で、
下記表5に記載の材料の量で、組成物を蒸留水中で製造
した。
組成物を用いて標準手法により種々の汚れを除去した。
汚れが付着しているプラスチックタイルに1mlの組成物
を塗布した。タイルをこする機械を使用して、タイルを
組成物で200回こすった。各組成物を用いてそれぞれの
汚れが付着している3個のタイルを洗浄した。この方法
でタイルを洗浄した後、洗浄効果を、5人の審査員の評
価を平均することにより評価した。組成物Dは、油、2
種類の接着剤、植物性脂肪及び赤鉛筆の汚れに対し、C
より効果が有ることが分かった。
実施例5 実施例2の組成物を蒸留水で希釈し、これらを用いてプ
ラスチックタイルを洗浄した。これを乾燥させ、タイル
上の筋模様(streaks)の存在が審査員によって評価さ
れた。1リットルになるように水で希釈した組成物の量
は、20グラム、25グラム及び50グラムであった。各希釈
に於いて、組成物Dでは、組成物Cよりも生じた筋模様
が少なかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C11B 9/00 Z 2115−4H

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次亜塩素酸アルカリ金属塩溶液を含有し、
    さらに、 (i)式R−SO3M(ここで、Rは炭素原子数8〜22のア
    ルキル基である)で表されるアルカンスルホネート、及
    び、 (ii)式R1‐(OC2H4)nSO4M(ここで、R1は炭素原子数8
    〜20のアルキル基であり、nは0.5〜12の範囲の値を有
    する)で表されるアルキルエーテルサルフェート、及び
    /又は、 (iii)式R2CO2M(ここで、R2は炭素原子数7〜19のア
    ルキル基又はアルケニル基である)で表される石鹸、但
    し、各Mは可溶性陽イオンを表す、から成る表面活性剤
    混合物を含有してなる香料含有水性液体組成物であっ
    て、 該組成物が少なくとも0.1重量%の香料を含有する透明
    液体溶液であること、並びに、該表面活性剤の量が、組
    成物全体の重量の、 i)アルカンスルホネート 1〜10% ii)アルキルエーテルサルフェート 0〜3% iii)石鹸 0〜3% であるが、(ii)及び(iii)の合計は0.1%〜4%であ
    り、組成物中の酸化アミン(存在する場合)の量は、酸
    化アミン以外の表面活性剤の含量の半分未満であること
    を特徴とする前記組成物。
  2. 【請求項2】R1及びR2CO2−が、それぞれ平均10〜16個
    の炭素原子を有することを特徴とする、請求項1に記載
    の組成物。
  3. 【請求項3】塩化ナトリウム(存在する場合)の含有量
    が、重量で、有効塩素量の半分以下であることを特徴と
    する、請求項1又は請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】組成物全体の重量の、 i)アルカンスルホネート 1〜6% ii)アルキルエーテルサルフェート 0〜2% iii)石鹸 0〜2% (ii)及び(iii)の合計 0.2%から3% を含有することを特徴とする、請求項1又は請求項2に
    記載の組成物。
  5. 【請求項5】塩化ナトリウム(存在する場合)の含有量
    が、重量で、有効塩素量の半分以下であることを特徴と
    する、請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】0.1〜0.6重量%の香料を含有することを特
    徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成
    物。
  7. 【請求項7】ヒドロトロピー剤(存在する場合)の含有
    量が、酸化アミン以外の表面活性剤含有量の半分未満で
    あることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に
    記載の組成物。
JP3505307A 1990-03-15 1991-03-15 漂白組成物 Expired - Lifetime JPH0762154B2 (ja)

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DE (1) DE69106908T2 (ja)
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