JPH076214Y2 - 不凍給水栓の弁構造 - Google Patents

不凍給水栓の弁構造

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JPH076214Y2
JPH076214Y2 JP14736488U JP14736488U JPH076214Y2 JP H076214 Y2 JPH076214 Y2 JP H076214Y2 JP 14736488 U JP14736488 U JP 14736488U JP 14736488 U JP14736488 U JP 14736488U JP H076214 Y2 JPH076214 Y2 JP H076214Y2
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cylinder
water
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valve
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JP14736488U
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Inventor
紀生 小泉
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株式会社光合金製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は不凍給水栓の弁構造に関し、特に地下水の高い
地域において外套管に上がった水を、ピストンを往復動
させ、ポンプ作用により排出するようにした不凍給水栓
の弁構造に関する。
第1図に従来の不凍給水栓の代表例を示すが、環状パッ
キンの故障等によりピストンbを引抜いたときには、外
套管aに一時的に水が上昇する。通常は、その水は排水
口cから逆流防止弁dを通り、地中に排出される。しか
し、場所によっては地下水が高い所もあり、そのような
所では地下水の位置までは外套管a内の水は下がるが、
それ以下にはならない。これはピストンbを挿入しても
同じことである。寒いときには、地下水は流動している
から凍らないが、外套管a内の水が凍結し、その為ピス
トンbが動かなくなる、という事故につながる。
以上の点に鑑み、本考案においては、地下水の高いよう
な所でも外套管に上昇した水を地中に排出できるように
した不凍給水栓を提供することを目的としており、その
ため、ピストン内に比重が1より小さい止水ボールを収
容し、ピストンを上下動させて開閉動作を繰り返すこと
により、ポンプ作用で外套管内の水を排出させるように
するとともに、できるだけ少ない回数で排出できるよ
う、一番上のシリンダを他のシリンダより大径にし、か
つ、上記シリンダに密着する環状パッキンをシリンダか
ら離脱させないようにしたものである。
以下、本考案を図面に掲げる実施例に即して説明する。
第2図に本考案の一実施例を示しているが、1は地中凍
結深度以下に埋設された弁箱であり、外套管2により延
長されて、図示しないが、地上の操作部分に接続されて
いる。3は上下2つに分割されたピストンであり、ロッ
ド4により延長され、やはり図示しないがハンドルに連
結されている。弁箱1には上から大径の第1シリンダ
5、小径の第2、第3、第4シリンダ6、7、8をそれ
ぞれもうけており、第3シリンダ7と第4シリンダ8間
に流入口9を、第2シリンダ6と第3シリンダ7間に流
出口10を、第1シリンダ5と第2シリンダ6間に排水口
11をそれぞれ開口する。排水口11には地中の汚水が弁箱
1内に入り込まないよう、公知の逆流防止弁12を接続す
る。ピストン3は外周に、上記第1乃至第4シリンダ
5、6、7、8のそれぞれに密着する4本の第1乃至第
4環状パッキン13、14、15、16を装着しており、この
内、第1環状パッキン13と第4環状パッキン16は開閉い
ずれの状態においても第1シリンダ5、第4シリンダ8
から離脱しないようにしている。ピストン3は内部に、
ピストン下端室17に開口する縦穴18を穿設し、第1環状
パッキン13の上方と、第1、第2環状パッキン間に開口
する2個の横穴19、20に連通させている。縦穴18は上記
2個の横穴19、20間を一部拡開して弁室21を形成し、弁
室21は上端に下向きの弁座22を設け、上記弁座22に密着
する、比重が1より小さいプラスチック製の止水ボール
23を収容する。
次に本考案の作動態様を第2、第3図の実施例に即して
説明する。
第2図は通水状態を示しており、流入口9からの水は流
出口10を通り、図示しないが流出口10に接続される立上
管を通って末端の蛇口に至っている。この時には第2環
状パッキン14と第4環状パッキン16により他処への漏水
はない。冬、水を抜きたいときには、ハンドル操作によ
りピストンを上昇させて第3図の状態にすれば良く、第
3環状パッキン15が第3シリンダ7に密着して流入口9
からの水を遮断し、第2環状パッキン14が第3シリンダ
6から離脱して、立上管内の水は排水口11から逆流防止
弁12を通って地中に排出される。この時、環状パッキン
13および止水ボール23により、外套管2内に水が上昇す
ることはない。次に、地下水が高い所でピストン3を引
き抜いたようなときには外套管2内に地下水の高さまで
水が上昇し、ピストン3を挿入してもその水位を保ちつ
づけ、前述したように外套管2内の水が凍結してハンド
ル操作が不能になる、という事故につながるが、本考案
によればピストン3の上下動を繰り返すことにより外套
管2内の水は次第に排水口11から地中に排出され、減少
することになる。それを第2、第3図により説明する
と、まず第2図の開栓状態からピストン3を上昇させて
第3図の閉栓状態にしていくと、ピストン下端室17、お
よび第1シリンダ5と第2シリンダ6との径差にもとず
く面積差によりピストン下端室17および縦穴18、横穴20
によりピストン下端室17と導通する排水口11側も負圧に
なろうとする。一方、外套管2内は図示しないが上部部
分で大気に開放されているため、外套管2内の水は横穴
19からピストンに入り込み、止水ボール23を押し下げて
縦穴18、横穴20を通り、ピストン下端室17および排水口
11側へと流れ込む。つまり、第1シリンダ5の面積にピ
ストンのストロークを掛けた体積分の水が外套管2から
ピストン3側へと移動する。次に、第3図の閉栓状態か
らピストン3を押し下げて第2図の開栓状態にしていく
と、ピストン下端室17および排水口11側に流れ込んだ水
は、止水ボール23が今度は弁座22に密着するため、逃げ
場を失い、やはり、第1シリンダ5の面積にピストンの
ストロークを掛けた体積分だけ逆流防止弁12から地下水
に逆らって地中へと押し出される。そのために、開閉い
ずれの状態においても、第1環状パッキン13は第1シリ
ンダ5から離脱しないようにしておく。なお、ピストン
3の上下動中、流入口9の水が直接ピストン下端室17お
よび排水口11に流れ込むことはないので、流出口10側の
末端の蛇口を閉じたままピストンの上下動を行ないさえ
すれば、流出口側立上管内の水がピストン下端室17内に
入り込むことはなく、ピストン3の一往復、すなわち1
回の開閉で確実にシリンダ5の面積にストロークを乗じ
た体積分の外套管2内の水が地中に排出されることにな
る。このように、ピストン3に上下動を繰り返し行なわ
せれば、ポンプ作用により外套管2内の水は全て地中に
排出されることになる。開閉いずれの状態においても、
逆流防止弁12の働きにより弁箱1内に地中の汚水が入り
込むことはないが、万一、微量の漏水が生じたような場
合にも、止水ボール23は比重が1より小さいプラスチッ
クのボールを使用しているため、水位が上昇すると止水
ボール23が弁座22に密着し、従って外套管2内に水が上
昇することはない。なお、弁座22にパッキンを使用して
密封をより完璧ならしめることもできる。また、逆流防
止弁12からの一回の排水量は、第1環状パッキン13が第
1シリンダ5から離脱しないかぎりにおいて、不凍給水
栓のストロークと第1シリンダ5の径によってきまり、
第2乃至第4シリンダ6、7、8は小径に構成しても構
わない。そのためコストの低減もはかれる。
以上のように本考案においては、ピストンにポンプ作用
を有せしめたので、地下水の高い所で何らかの原因によ
り外套管内に水が溜まった場合においても、何回かピス
トンの開閉作用を行なえば確実に外套管内の水を抜くこ
とができるので、凍結によりハンドル操作が不能になる
という事故を防止できる効果があり、さらに最上端のシ
リンダを大径に構成しているので、それだけ一回の排出
量が多くなり、ハンドル操作回数も少なくて済む上、他
のシリンダを小径にしているのでそれだけコストが安く
なり、止水ボール23を浮弁にしているので、万一、逆流
防止弁に微量の漏水が生じても、外套管に水が上昇しな
いという効果も併せ有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例における縦断面図であり、第2図は本考
案の一実施例を示す、開栓状態における縦断面図であ
り、第3図は同じく閉栓状態における縦断面図である。 1は弁箱、2は外套管、3はピストン、5、6、7、8
は第1、第2、第3、第4シリンダ、9は流入口、10は
流出口、11は排水口、13、14、15、16は第1、第2、第
3、第4環状パッキン、18は縦穴、19、20は横穴、21は
弁室、22は弁座、23は止水ボールである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端に設けた大径の第1シリンダとその下
    方の小径の第2シリンダ間に排水口を、上記第2シリン
    ダとその下方の小径の第3シリンダ間に流出口を、上記
    第3シリンダとその下方の小径の第4シリンダ間に流入
    口を開口してなる弁箱内を往復運動するピストンには、
    上記第1シリンダ、第4シリンダに常時密着する第1、
    第4環状パッキンと、第2、第3シリンダに密着、離脱
    する第2、第3環状パッキンと4本の環状パッキンを外
    周に装着し、内部には第1、第2環状パッキン間と、第
    1環状パッキン上方の2箇所の横穴に連通する縦穴を下
    端から穿設し、さらに上記2箇所の横穴間に弁座を有す
    る大径の弁室を形成するとともに、上記弁室内に、上記
    弁座に密着する、比重が1より小さい止水ボールを収容
    したことを特徴とする不凍給水栓の弁構造。
JP14736488U 1988-11-11 1988-11-11 不凍給水栓の弁構造 Expired - Lifetime JPH076214Y2 (ja)

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JP14736488U JPH076214Y2 (ja) 1988-11-11 1988-11-11 不凍給水栓の弁構造

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JPH0270058U JPH0270058U (ja) 1990-05-28
JPH076214Y2 true JPH076214Y2 (ja) 1995-02-15

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