JPH076211Y2 - 排土バケット昇降用ワイヤロープの切断防止装置 - Google Patents

排土バケット昇降用ワイヤロープの切断防止装置

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JPH076211Y2
JPH076211Y2 JP1987181000U JP18100087U JPH076211Y2 JP H076211 Y2 JPH076211 Y2 JP H076211Y2 JP 1987181000 U JP1987181000 U JP 1987181000U JP 18100087 U JP18100087 U JP 18100087U JP H076211 Y2 JPH076211 Y2 JP H076211Y2
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JP
Japan
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wire rope
bucket
sheaves
movable frame
lowering
Prior art date
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Application number
JP1987181000U
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JPH0190860U (ja
Inventor
敏夫 佐久間
義人 原
正之 池田
Original Assignee
株式会社白石
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ケーソンの下部地盤あるいは立坑等を掘削
する際に、掘削土砂を排出するのに使用する排土バケッ
トの昇降用ワイヤロープが切断するのを防止する装置に
関するものである。
〔従来技術〕
ケーソンの作業室内で掘削された土砂は、円筒箱状の排
土バケットに積込まれ、その排土用バケットはウインチ
により昇降用シャフトおよびエアロック装置内を順次通
過して巻上げられ、次いで排土バケット内の土砂がケー
ソンの周辺に設置された土砂貯溜ホッパー内に排出され
る。
従来、前記排土バケットの昇降に用いられるウインチと
しては、手動式摩擦クラッチを有するウインチが用いら
れ、このウインチによると、クラッチ操作により巻上力
を任意に調整できるので、下記の利点を有する。
(1)徐々に巻上力を増加できるので、ウインチのワイ
ヤロープに無理な力や衝撃力が作用しない。
(2)ケーソンが急激に沈下したとき、あるいは排土バ
ケットを巻上げるとき、その排土バケットが昇降用シャ
フト内の継手等の突出部あるいはエアロック装置内の突
出部に引掛かっても、摩擦クラッチがスリップするので
ワイヤロープに作用する衝撃を吸収してワイヤロープを
保護する。
しかしながら、近年、オペレータの減少,手動式摩擦ク
ラッチを有するウインチの運転操作の難しさなどの理由
から、遠隔位置で押ボタン操作により運転できる電動ウ
インチを使用する例が多くなっている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
電動ウインチの場合は、電動機と歯車減速機とドラムと
が直結されているので、ケーソンが急激に沈下したと
き、あるいは排土バケットを巻上げるとき、その排土バ
ケットが昇降用シャフト内の継手部等の突出部あるいは
エアロック装置内の突出部に引掛かると、ワイヤロープ
に過大な張力あるいは衝撃力が作用し、そのためワイヤ
ロープが切断する恐れがある。
〔考案の目的、構成〕
この考案は前述の問題を有利に解決できる排土用バケッ
ト昇降用ワイヤロープの切断防止装置を提供することを
目的とするものであって、この考案の要旨とするところ
は、3箇のシーブ1を取付けた固定フレーム2と2箇の
シーブ3を取付けた可動フレーム4とが、伸長された液
圧シリンダ5を介して連結され、揚重機6の電動ウイン
チ7から繰り出されたワイヤロープ8は、固定フレーム
2のシーブ1と可動フレーム4のシーブ3とに交互にジ
グザグ状に巻掛けられ、前記ワイヤロープ8の端部は排
土バケット9に連結され、前記液圧シリンダ5の液圧回
路にリリーフ弁10が接続されていることを特徴とする排
土バケット昇降用ワイヤロープの切断防止装置にある。
〔実施例〕
次にこの考案を図示の例によって詳細に説明する。
第1図ないし第7図はこの考案の一実施例を示すもので
あって、水平な固定フレーム2の両端部に垂直なガイド
部材11の下端部が固定され、かつ各ガイド部材11の上端
部にわたって水平な連結部材12が架設固定され、前記固
定フレーム2と一対のガイド部材11と連結部材12とによ
り支持フレーム13が構成されている。
水平な可動フレーム4の両端部は各ガイド部材11に摺動
自在に嵌設され、かつ固定フレーム2の中央部と可動フ
レーム4の中央部とは垂直な液圧シリンダ5を介して連
結され、前記固定フレーム2の長手方向の中央部および
長手方向の両側にシーブ1が回転自在に取付けられ、さ
らに前記可動フレーム4の長手方向の両側にシーブ3が
回転自在に取付けられ、電動ウインチ7および俯仰自在
なブーム14を有する揚重機6のフレーム15に、前記支持
フレーム13が固定されている。
前記電動ウインチ7のドラムから繰り出されたワイヤロ
ープ8は、固定フレーム2に取付けられたシーブ1と可
動フレーム4に取付けられたシーブ3とに交互にジグザ
グ状に巻掛けられると共に、ブーム14の先端の吊下用シ
ーブ16から垂下し、前記ワイヤロープ8の垂下端部に排
土バケット9が連結され、かつ前記可動フレーム4は液
圧シリンダ5により上昇位置に支持され、その液圧シリ
ンダ5におけるシリンダ17の両端部にポンプ18と切換弁
19とを有する圧液回路が接続され、さらにシリンダ17の
下端部に接続された管路にリリーフ弁10が接続され、ま
たリリーフ弁10の排出側に接続された排液管20の排出端
部は貯液タンク21内に配置されている。
ポンプ18の吐出口と切換弁19とを接続する給液管に、ポ
ンプ18を保護するための上限圧力設定用リリーフ弁26が
接続され、かつシリンダ17の上端部と切換弁19とを接続
する管路に、チェック弁27の出口が接続され、そのチェ
ック弁27の入口に一端部が接続されている吸液管28の他
端部は貯液タンク21内に配置されている。
液圧シリンダ5がこれに作用する圧力により短縮する場
合、シリンダ17の下部室内の圧液がリリーフ弁10を通っ
て貯液タンク21内に排出され、かつ貯液タンク21内の液
体が吸液管28,チェック弁27および切換弁19とシリンダ1
7との間の管を通ってシリンダ17の上部室内に吸込まれ
る。
前記可動フレーム4の下方においてガイド部材11に、リ
ミットスイッチからなる制御用スイッチ22が取付けら
れ、その制御用スイッチ22は電動ウインチ7の運転停止
制御回路と点滅式警報ランプや警報ブザー等の警報装置
に接続される。
前記排土バケット9は電動ウインチ7によりワイヤロー
プ8を介してケーソン23の昇降用シャフト24およびエア
ロック装置25内を昇降移動される。なおエアロック装置
25は公知であるのでその詳細構造の説明を省略する。
前述のように構成された排土バケット昇降用ワイヤロー
プの切断防止装置において、ケーソンが急激に沈下した
とき、あるいは排土バケット9を巻上げるとき、その排
土バケット9が昇降用シャフト24内の突出部あるいはエ
アロック装置25内の突出部に引掛かると、ワイヤロープ
8に比較的大きな張力が作用するので、液圧シリンダ5
に比較的大きな短縮力が作用して、リリーフ弁10にその
設定圧よりも高い圧力が作用し、そのためシリンダ17内
のピストンの下側の圧液がリリーフ弁10および排液管20
を通って排出されるので、2箇のシーブ3を支持してい
る可動フレーム4が液圧シリンダ5を短縮させながら下
降し、切断防止装置からワイヤロープ8が繰り出されて
いく。
可動フレーム4が所定位置まで下降すると、その可動フ
レーム4により制御用スイッチ22が操作され、その制御
用スイッチ22の信号により、電動ウインチ7の運転が停
止され、かつ点滅式警報ランプや警報ブザー等の警報装
置が作動される。
この考案を実施する場合、制御用スイッチ22としては近
接スイッチを使用してもよく、また第8図に示すよう
に、固定フレーム2に2箇のシーブ1を取付けると共
に、可動フレーム4に2箇のシーブ3を取付け、ワイヤ
ロープ8を一方のシーブ1と各シーブ3と他方のシーブ
1とに順次巻掛けてもよい。
〔考案の効果〕
この考案によれば、3箇のシーブ1を取付けた固定フレ
ーム2と2箇のシーブ3を取付けた可動フレーム4と
が、伸長された液圧シリンダ5を介して連結され、揚重
機6の電動ウインチ7から繰り出されたワイヤロープ8
は、固定フレーム2の3箇のシーブ1と可動フレーム4
の2箇のシーブ3とに交互にジグザグ状に巻掛けられ、
前記ワイヤロープ8の端部は排土バケット9に連結さ
れ、前記液圧シリンダ5の液圧回路にリリーフ弁10が接
続されているので、ケーソンが急激に沈下したとき、あ
るいは排土バケット9を巻上げるとき、排土バケット9
が昇降用シャフト24内の突出部あるいはエアロック装置
25内の突出部等に突き当たった場合は、ワイヤロープ8
に比較的大きな張力が作用するので、液圧シリンダ5に
比較的大きな短縮力が作用し、そのため前記リリーフ弁
10が開放されて複数のシーブ3を支持している可動フレ
ーム4が、液圧シリンダ5を短縮させながら固定フレー
ム2に向かって接近移動して、切断防止装置からワイヤ
ロープ8が繰り出されていくので、ワイヤロープ8に過
大な張力が作用してそのワイヤロープ8が切断するのを
防止することができ、さらに前記ワイヤロープ8は、固
定フレーム2に取付けられた3箇のシーブ1と可動フレ
ーム4に取付けられた2箇のシーブ3とに交互にジグザ
グ状に巻掛けられているので、切断防止装置から可動フ
レーム4の移動量の整数倍の長さのワイヤロープ8を繰
り出すことができ、そのため異常発生時のワイヤロープ
8の自動繰り出し量を長く設定して、安全性を向上させ
ることができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すものであって、第1図
は切断防止装置の正面図、第2図はその縦断正面図、第
3図は切断防止装置の側面図、第4図は第1図のA−A
線断面図、第5図は第1図のB−B線断面図、第6図は
液圧シリンダに接続されたリリーフ弁付き液圧回路を示
す図、第7図は切断防止装置の使用例を示す一部縦断正
面図である。第8図はワイヤロープ切断防止装置の他の
例を示す縦断正面図である。 図において、1はシーブ、2は固定フレーム、3はシー
ブ、4は可動フレーム、5は液圧シリンダ、6は揚重
機、7は電動ウインチ、8はワイヤロープ、9は排土バ
ケット、10はリリーフ弁、11はガイド部材、12は連結部
材、13は支持フレーム、14はブーム、15はフレーム、16
は吊下用シーブ、19は切換弁、20は排液管、21は貯液タ
ンク、22は制御用スイッチ、23はケーソン、24は昇降用
シャフト、25はエアロック装置である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】3箇のシーブ1を取付けた固定フレーム2
    と2箇のシーブ3を取付けた可動フレーム4とが、伸長
    された液圧シリンダ5を介して連結され、揚重機6の電
    動ウインチ7から繰り出されたワイヤロープ8は、固定
    フレーム2のシーブ1と可動フレーム4のシーブ3とに
    交互にジグザグ状に巻掛けられ、前記ワイヤロープ8の
    端部は排土バケット9に連結され、前記液圧シリンダ5
    の液圧回路にリリーフ弁10が接続されていることを特徴
    とする排土バケット昇降用ワイヤロープの切断防止装
    置。
JP1987181000U 1987-11-30 1987-11-30 排土バケット昇降用ワイヤロープの切断防止装置 Expired - Lifetime JPH076211Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0190860U JPH0190860U (ja) 1989-06-14
JPH076211Y2 true JPH076211Y2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=31472499

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JP1987181000U Expired - Lifetime JPH076211Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30 排土バケット昇降用ワイヤロープの切断防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5332594A (en) * 1976-09-07 1978-03-27 Hitachi Zosen Corp Ship

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JPH0190860U (ja) 1989-06-14

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