JPH0762050A - 無発泡ウレタンエラストマー組成物 - Google Patents

無発泡ウレタンエラストマー組成物

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JPH0762050A
JPH0762050A JP5230819A JP23081993A JPH0762050A JP H0762050 A JPH0762050 A JP H0762050A JP 5230819 A JP5230819 A JP 5230819A JP 23081993 A JP23081993 A JP 23081993A JP H0762050 A JPH0762050 A JP H0762050A
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Kazutoshi Yamamoto
和俊 山本
Akiyoshi Yano
哲祥 矢野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた作業性と物性を有する無発泡ウレタン
エラストマーを提供する。 【構成】 NCO含量が12〜26重量%のNCO基末
端プレポリマーと硬化剤として長鎖ポリオール、短鎖グ
リコール、官能基数3以上の短鎖ポリオール及び必要に
応じ触媒とから成るウレタンエラストマー組成物におい
て、全官能基数3以上の短鎖ポリオールのうち30重量
%以上がトリエタノールアミンであることを特徴とする
無発泡ウレタンエラストマー組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無発泡ウレタンエラス
トマー組成物に関する。更に詳しくは、NCO基末端プ
レポリマーと長鎖ポリオール、短鎖グリコール、官能基
数3以上の短鎖ポリオールとから成る優れた作業性と物
性を有する無発泡ウレタンエラストマーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の無発泡ウレタンエラストマーの成
型技術を大別すると、通常ワンショット法とプレポリマ
ー法の2種類に区分される。ワンショット法は、すべて
の反応素原料を一度に反応器内で混合攪拌した後、注型
し一次キュアによりほぼ反応を完了させた後に離型し、
その後二次キュアを行う方法で、素原料をそのまま用い
るので最も経済的な方法である。しかしながら、ウレタ
ン化等の高分子化反応が一度に進行するため多量の発熱
があり、安定した物理特性が得られにくい。
【0003】一方、プレポリマー法は、ポリオールと過
剰の有機ジイソシアネートを前もって反応させてプレポ
リマーを合成する工程と、このプレポリマーを他の不足
原料と反応させて最終的にエラストマーをつくる工程の
2段法をとる。プレポリマー法の場合、ウレタン化反応
に伴う熱がプレポリマー化時に既に放出されており、以
下に述べる利点を持つためほとんどの注型ウレタンエラ
ストマーはこの方法によって製造されている。
【0004】(イ)均一に反応が進行するため、高物性
のエラストマーが得られる。(ロ)総発熱量が小さく、
大型成型が可能。(ハ)グリコール、アミンなど硬化剤
を自由に選択したセグメント化ポリウレタンを製造でき
る。但し、この方法は一般にゴム化反応に長時間の加熱
を要し、製品の脱型までに長時間が必要なため生産性に
劣るのが欠点である。プレポリマー法における脱型性改
良の方法としては(ニ)ウレタン化反応触媒を添加し反
応を促進させる方法や、(ホ)イソシアネートプレポリ
マーのプレポリマー化率を低く調整し反応熱を増大せし
め反応を促進する方法が知られている。しかしながら、
一般に使用されるトリエチレンジアミンのようなウレタ
ン化触媒を多量に使用すると成型品の耐候性を損なう。
また、プレポリマー化率を低く調整する方法では十分な
脱型時間の短縮ができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、従来の
注型技術、特にプレポリマー法の欠点を解決するために
鋭意研究を重ねた結果、官能基数3以上の短鎖トリオー
ルの一部としてトリエタノールアミンを使用することに
より、成型品の長期耐久性を損なうことなく、型内での
樹脂液の充填性を確保しつつ、脱型時間の短縮及び作業
性改善をはかれることを見出だし本発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、(A)
NCO含量が12〜26重量%のNCO基末端プレポリ
マーと(B)硬化剤として長鎖ポリオール、短鎖グリコ
ール、官能基数3以上の短鎖ポリオール及び必要に応じ
触媒とから成るウレタンエラストマー組成物において、
全官能基数3以上の短鎖ポリオールのうち30重量%以
上がトリエタノールアミンであることを特徴とする無発
泡ウレタンエラストマー組成物である。
【0007】本発明の(A)成分であるNCO基末端プ
レポリマーを構成するポリイソシアネートとしては、
4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレ
ンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネ
ート、トリジンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、ドデカンジイソシアネート、イソホロジ
イソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、t
rans−シクロヘキサンジイソシアネート、キシリレ
ンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネー
ト、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、リジンジ
イソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネ
ート等、それらの異性体及びそれらポリイソシアネート
の一部をビュレット、アロフアネート、カルボジイミ
ド、オキサゾリドン、アミド、イミド、イソシアヌレー
ト等に変性した誘導体も単独または2種以上の混合で用
いることができる。好ましいポリイソシアネートは4,
4´−ジフェニルメタンジイソシアネートである。
【0008】本発明の(A)成分であるNCO基末端プ
レポリマーを構成する長鎖ポリオールとしては、ポリエ
ーテルポリオ−ル、及びポリエステルポリオールがあ
り、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレ
ングリコール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,
4−シクロヘキサンジメタノール、デカメチレングリコ
ール等の1種又は2種以上と、マロン酸、マレイン酸、
コハク酸、アジピン酸、グルタル酸、ピメリン酸、セバ
シン酸、シュウ酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、ヘキサヒドロフタル酸等の1種又は2種以上とか
らのポリエステルポリオールである。好ましいポリエス
テルポリオールは、分子量1000〜3000のヒドロ
キシ末端基をもつポリ(エチレンアジペート)ジオール
及びポリ(3−メチル−1、5−ペンタンアジペート)
ジオールである。特にポリ(エチレンアジペート)ジオ
ールを使用したポリオールは引張強さ、伸び等の物理特
性が優れており、ポリ(3−メチル−1、5−ペンタン
アジペート)ジオールを使用したポリオールは得られる
イソシアネート末端プレポリマーの貯蔵安定性が良好で
あり、脱型時の作業性が優れている。
【0009】本発明の(A)成分であるNCO基末端プ
レポリマーの調製は、NCO含量が12〜26重量%の
範囲内になるように行われる。更に好ましくはNCO含
量が14〜20重量%の範囲内に調製される。ポリイソ
シアネートとポリオールとの反応は常法によればよく、
通常50〜100℃の温度で反応させてNCO基末端の
プレポリマーを得る。
【0010】本発明の(B)成分を構成する長鎖ポリオ
ールは、ポリエーテルポリオ−ル、及びポリエステルポ
リオールであり、好ましくはエチレングリコールとアジ
ピン酸の縮合反応によって得られる分子量1000〜3
000のヒドロキシ末端基をもつポリ(エチレンアジペ
ート)ジオール、及び3−メチル−1、5−ペンタンジ
オールと、アジピン酸の縮合反応によって得られる分子
量1000〜3000のヒドロキシ末端基をもつポリ
(3ーメチル−1、5−ペンタンアジペート)ジオール
である。これらは求められる特性によって任意の混合物
を使用することができる。
【0011】本発明の(B)成分を構成する短鎖グリコ
ールとしては、分子量62〜250の例えばエチレング
リコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタ
ンジオール、ヘキサンジオール、メチルペンタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノ
ール、ヒドロキノン−ビス(2−ヒドロキシエチル)エ
ーテル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル等が挙げられる。
【0012】本発明の(B)成分を構成する官能基数3
以上の短鎖ポリオールとしては、例えば、トリエタノー
ルアミン単独もしくは、分子量92〜350の例えば、
グリセリン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘ
キサントリオール、1,2,4−ブタントリオール、ジ
グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールエ
タン、トリイソプロパノールアミン、ジイソプロパノー
ルアミン等を1種または2種以上とトリエタノールアミ
ンを混合して用いることができる。官能基数3以上の全
短鎖ポリオール中のトリエタノールアミン含有量は、3
0〜100重量%で用いることができ、好ましくは50
〜100重量%である。トリエタノールアミン含有量が
30%以下では脱型性改良効果が認められない。
【0013】本発明の(B)成分における長鎖ポリオー
ル/短鎖グリコール/官能基数3以上の短鎖ポリオール
の混合比率は、各々75〜95/5〜25/3〜20の
範囲で用いられ、更に好ましい混合比率は、各々85〜
95/5〜15/3〜10の範囲である。短鎖ポリオー
ルの混合比が5%以下では脱型性改良の効果が小さく、
15%以上では型内での充填性が低下する。
【0014】本発明の(A)成分と(B)成分の使用は
当量比で活性水素基/NCO基を0.7〜1.2であ
る。必要に応じて反応触媒、添加剤等を用いても良い。
注型は(A)/(B)混合液を予め加熱した型に注入
し、室温〜160℃の温度にて一次架橋させる。適切な
条件においては3分以下の一次架橋時間で脱型すること
ができる。この一次架橋の後、100〜170℃で二次
架橋させ、熟成した後ウレタンエラストマーが得られ
る。
【0015】
【発明の効果】本発明は、短鎖トリオールの一部又は全
部にトリエタノールアミンを使用することにより型内で
の樹脂液の充填性を低下させることなく成形時の脱型時
間を大幅に短縮することができる。また得られる硬化物
は、従来のプレポリマー法と比較して、硬さ、引張強
さ、伸び、圧縮ひずみ特性等の一般的な物理特性を低下
させることなく物理強度の発現性が早く、成形時の脱型
時間が短く、作業性も良好である。これらの特性は薄肉
長尺のエラストマー部品、例えば、ワイパー、スイーパ
ー、スクレーパー等の製造において有効である。
【0016】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。実施例中の「部」及び「%」はそれぞれ「重量
部」、「重量%」を示す。
【0017】実施例1 ポリイソシアネートとして4,4´−ジフェニルメタン
ジイソシアネート(MDI)(ミリオネートMT、日本
ポリウレタン工業製)127部を四つ口フラスコに仕込
み、50℃に保持した。次いでポリ(3−メチル−1,
5−ペンテンアジペート)(平均分子量1500,水酸
基価74.8)100部を窒素気流下、攪拌しつつ、6
0〜70℃の温度で3時間反応させて、透明且つ粘性を
持ったプレポリマーA液を得た。NCO基含量は16.
3%であった。プレポリマーAは25℃恒温室内で6時
間放置しても透明な液状であった。結果を表1に示す。
【0018】得られたプレポリマーA液と(B)成分と
してポリ(3−メチル−1,5−ペンテンアジペート)
(平均分子量1500、水酸基化74.8)/1,4−
ブタンジオール/トリエタノールアミン/トリエチレン
ジアミン(重量比86.8/7.40/5.80/0.
05)の混合液B液とを水酸基/イソシアネート基のモ
ル比が0.94となるように混合し、真空ポンプ10T
orr以下で脱泡を行った。このA/B混合液を130
℃に予熱した300×300×2mmアルミ製金型に流
し込み130℃の温風乾燥器内で1次キュアーを行っ
た。その後、樹脂表面の粘着性が無くなった時点で製品
を金型より取り出した。得られた板状ポリウレタンを、
120℃で2時間、二次架橋させた後、更に室温で1週
間熟成し、ポリウレタンエラストマーを得た。結果を表
4に示す。
【0019】実施例2 実施例1と同様なプレポリマーA液の製造において、M
DIを127部、ポリ(エチレンアジペート)(平均分
子量1500、水酸基価74.8)100部を用いた以
外は実施例1と同様に行なった。NCO基含量は16.
3%であった。プレポリマーA液は25℃恒温室内で6
時間放置すると白色の固体となった。得られたプレポリ
マーA液に水酸基/NCO基のモル比が0.94となる
ように(B)成分としてポリ(エチレンアジペート)
(平均分子量1500、水酸基価74.8)/1,4−
ブタンジオール/トリエタノールアミン/トリエチレン
ジアミン(重量比86.8/7.40/5.80/0.
05)の混合物B液を用いた以外は、実施例1と同様に
行った。結果を表1及び表4に示す。
【0020】実施例3 実施例1で使用したプレポリマーA液と(B)成分とし
てポリ(3−メチル−1,5−ペンテンアジペート)
(平均分子量1500、水酸基価74.8)/1,4−
ブタンジオール/トリエタノールアミン/トリメチロー
ルプロパン/トリエチレンジアミン(重量比86.8/
7.40/2.40/2.40/0.05)の混合液B
液を用いた以外は、実施例1と同様に行った。結果を表
1及び表4に示す。
【0021】実施例4 実施例1で使用したプレポリマーA液と(B)成分とし
てポリ(3−メチル−1,5−ペンテンアジペート)
(平均分子量1500、水酸基価74.8)/1,4−
ブタンジオール/トリエタノールアミン/トリメチロー
ルプロパン/トリエチレンジアミン(重量比86.8/
7.40/3.20/1.60/0.05)の混合液B
液を用いた以外は、実施例1と同様に行った。結果を表
1及び表4に示す。
【0022】実施例5 実施例1と同様なプレポリマーA液の製造において、M
DIを82部、ポリ(3−メチル−1,5−ペンテンア
ジペート)(平均分子量1500、水酸基価74.8)
100部を用いた以外は実施例1と同様に行なった。N
CO基含量は12.0%であった。プレポリマーA液は
25℃恒室内で6時間放置しても透明な液状であった。
得られたプレポリマーA液と(B)成分としてポリ(3
−メチル−1,5−ペンテンアジペート)(平均分子量
1500、水酸基化74.8)/1,4−ブタンジオー
ル/トリエタノールアミン/トリエチレンジアミン(重
量比83.7/9.80/6.30/0.07)の混合
液B液を用いた以外は、実施例1と同様に行った。結果
を表1及び表4に示す。
【0023】実施例6 実施例1と同様なプレポリマーA液の製造において、M
DIを189部、ポリ(3−メチル−1,5−ペンテン
アジペート)(平均分子量1500、水酸基価74.
8)100部を用いた以外は実施例1と同様に行なっ
た。NCO基含量は12.0%であった。プレポリマー
A液は25℃恒室内で6時間放置しても透明な液状であ
った。得られたプレポリマーA液と(B)成分としてポ
リ(3−メチル−1,5−ペンテンアジペート)(平均
分子量1500、水酸基価74.8)/1,4−ブタン
ジオール/トリエタノールアミン/トリエチレンジアミ
ン(重量比89.3/6.50/4.20/0.05)
の混合液B液を用いた以外は、実施例1と同様に行っ
た。結果を表2及び表5に示す。
【0024】実施例7 実施例1と同様なプレポリマーA液の製造において、M
DIを189部、ポリ(3−メチル−1,5−ペンテン
アジペート)(平均分子量1500、水酸基価74.
8)100部を用いた以外は実施例1と同様に行なっ
た。NCO基含量は12.0%であった。プレポリマー
A液は25℃恒室内で6時間放置しても透明な液状であ
った。得られたプレポリマーA液と(B)成分としてポ
リ(3−メチル−1,5−ペンテンアジペート)(平均
分子量1500、水酸基価74.8)/1,4−ブタン
ジオール/トリエタノールアミン/トリエチレンジアミ
ン(重量比90.6/5.70/3.70/0.04)
の混合液B液を用いた以外は、実施例1と同様に行っ
た。結果を表2及び表5に示す。
【0025】実施例8 実施例1と同様なプレポリマーA液の製造において、M
DIを167部、ポリ(3−メチル−1,5−ペンテン
アジペート)(平均分子量1000、水酸基価112.
2)100部を用いた以外は実施例1と同様に行なっ
た。NCO基含量は17.8%であった。プレポリマー
A液は25℃恒室内で6時間放置しても透明な液状であ
った。得られたプレポリマーA液と(B)成分としてポ
リ(3−メチル−1,5−ペンテンアジペート)(平均
分子量1000、水酸基価74.8)/1,4−ブタン
ジオール/トリエタノールアミン/トリエチレンジアミ
ン(重量比88.2/8.00/3.80/0.05)
の混合液B液を用いた以外は、実施例1と同様に行っ
た。結果を表2及び表5に示す。
【0026】実施例9 実施例1と同様なプレポリマーA液の製造において、M
DIを109部、ポリ(3−メチル−1,5−ペンテン
アジペート)(平均分子量3000、水酸基価37.
4)100部を用いた以外は実施例1と同様に行なっ
た。NCO基含量は16.3%であった。プレポリマー
A液は25℃恒室内で6時間放置しても透明な液状であ
った。得られたプレポリマーA液と(B)成分としてポ
リ(3−メチル−1,5−ペンテンアジペート)(平均
分子量3000、水酸基価37.4)/1,4−ブタン
ジオール/トリエタノールアミン/トリエチレンジアミ
ン(重量比82.8/9.40/7.80/0.05)
の混合液B液を用いた以外は、実施例1と同様に行っ
た。結果を表2及び表5に示す。
【0027】実施例10 実施例1で使用したプレポリマーA液と(B)成分とし
て/1,4−ブタンジオール/トリエタノールアミン/
トリエチレンジアミン(重量比80.2/10.9/
8.90/0.05)の混合液B液を用いた以外は、実
施例1と同様に行った。結果を表2及び表5に示す。
【0028】比較例1 ポリイソシアネートとしてMDI 43.6部を四つ口
フラスコに仕込み、50℃に保持した。次いでポリ(エ
チレンアジペート)(平均分子量1500、水酸基価7
4.8)100部を窒素気流下、攪拌しつつ、60〜7
0℃の温度で3時間反応させて、透明且つ粘性を持った
プレポリマーA液を得た。NCO基含量は6.3%であ
った。プレポリマーA液は25℃恒室内で6時間放置す
ると白色固体となった。プレポリマーA液と(B)/
1,4−ブタンジオール/トリメチロールプロパン/エ
チレンジアミン(重量比65.0/35.0/0.1
3)の混合液B液を用いた以外は、実施例1と同様に行
った。結果を表3及び表6に示す。
【0029】比較例2 実施例2で使用したプレポリマーA液と(B)成分とし
てポリ(エチレンアジペート(平均分子量1500、水
酸基価74.8)/1,4−ブタンジオール//トリメ
チロールプロパン/トリ エチレンジアミン(重量比8
9.3/7.00/3.70/0.05)の混合液B液
を用いた以外は、実施例1と同様に行った。結果を表3
及び表6に示す。
【0030】比較例3 実施例2で使用したプレポリマーA液と(B)成分とし
てポリ(エチレンアジペート(平均分子量1500、水
酸価74.8)/1,4−ブタンジオール/トリメチロ
ールプロパン/トリエチレンジアミン(重量比89.3
/7.00/3.70/0.50)の混合液B液を用い
た以外は、実施例1と同様に行った。結果を表3及び表
6に示す。
【0031】表1〜表3の注 1) ポリエステルポリオールの種類の項のアルファベッ
トは、それぞれ以下のポリエステルポリオールを意味す
る。 A:ポリ(3−メチル−1,5−ペンテンアジペート)
(平均分子量1500、水酸基価74.8) B:ポリ(エチレンアジペート(平均分子量1500、
水酸基価74.8) C:ポリ(3−メチル−1,5−ペンテンアジペート)
(平均分子量1000、水酸基価112.2) D:ポリ(3−メチル−1,5−ペンテンアジペート)
(平均分子量3000、水酸基価37.4) 2) プレポリマーA液の貯蔵安定性。 ○:25℃雰囲気下6時間放置後透明液体 ×:25℃雰囲気下で白濁液体、又は固体
【0032】表4〜表6の注 3) 硬さ(JIS A) 二次架橋終了後1日後及び1週間後にそれぞれ測定し
た。また脱型時間については、成型物に粘着性がなく、
一次キュア温度(130℃)において容易に型から外す
ことのできる時間とした。 4) 物性(引張強さ、伸び) JIS K 6301に準拠した。 5) 耐ブリード性 成型品の80℃温水7日間浸漬後の表面状態を観察し
た。 ○:曇りなし ×:曇り有り
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】
【表6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)NCO含量が12〜26重量%の
    NCO基末端プレポリマーと(B)硬化剤として長鎖ポ
    リオール、短鎖グリコール、官能基数3以上の短鎖ポリ
    オール及び必要に応じ触媒とから成るウレタンエラスト
    マー組成物において、全官能基数3以上の短鎖ポリオー
    ルのうち30重量%以上がトリエタノールアミンである
    ことを特徴とする無発泡ウレタンエラストマー組成物。
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