JPH0761597B2 - コアドリル自動送り装置 - Google Patents

コアドリル自動送り装置

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JPH0761597B2
JPH0761597B2 JP3207170A JP20717091A JPH0761597B2 JP H0761597 B2 JPH0761597 B2 JP H0761597B2 JP 3207170 A JP3207170 A JP 3207170A JP 20717091 A JP20717091 A JP 20717091A JP H0761597 B2 JPH0761597 B2 JP H0761597B2
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drill
load
motor
signal
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勉 三浦
義英 師岡
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株式会社ニフレックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷暖房工事や電気工事
の際に配管のためコンクリート構造物へ穿孔を施すとき
等に用いるコアドリル自動送り装置に関するものであ
り、詳しくは先端に穿孔用のビットを備えたコアドリル
を穿孔対象面に当て高速回転させることにより円柱状の
くり抜きを形成するコアドリル自動送り装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】(発明の背景) 穿孔機にコアドリル自動送り装置を装着して穿孔を行う
場合、自動送り装置には次のことが要求される。 (イ)ソフトスタートを可能とすること(スタート時、
負荷“0”が入力されるため、Duty Factor
が最大となり、穿孔機のドリル駆動用モータに過負荷が
かる)。 (ロ)穿孔作業以外の穿孔機の取付け条件による抵抗負
荷に対応できる基準値を設定できること。 (ハ)ドリル駆動用モータの負荷を安定させるため、誤
差増幅率を可能な限り低くできること。 (ニ)穿孔作業中に鉄筋等の異物に当たると急激な負荷
がかかるが、このような場合にも、速やかに対応できる
こと。 (ホ)負荷が解除された後、負荷解除信号が自動送り装
置のコントロールモータからドリル駆動用モータに伝わ
るのに時間差があるが、この場合にも緩やかなスタート
が可能なこと。 このため、自動送り装置への入力電圧と比較する基準電
圧を自動的に変化させる必要がある。又、この自動送り
装置を構成するカウンタ手段には次の乃至のことが
要求される。 電源投入時やビットが鉄筋に食い込むときには急激
な過大負荷がかかり、定格電流の数倍の電流が瞬間的に
ドリル駆動用モータに流れる。このため、ドリル駆動用
モータと電源を同じくするカウンタ手段が大きな電圧変
動やノイズに十分耐え得ること。 ビットの鉄筋への当たり方によっては激しい振動が
生じる場合がある。このためカウント手段を構成するカ
ウントセンサが、そのしきい値にあるときにおいてもカ
ウントミスを起こさないこと。 所望の穿孔作業量を、例えばcm単位の数値で任意
に設定し、穿孔作業を進める過程で、その数値分の穿孔
作業が行われた時点で、必ず穿孔作業が終了すること。 作業進度が確認できるように、任意設定数n→0ま
たは0→nのカウントダウンまたはカウントアップが正
確に行われること。 (従来技術) 従来、この種の穿孔機として、先端部に穿孔用ビット3
02を備えたコアドリル303をラック310を形成し
たレール311に支持し、このレール311先端に設け
た取付部材312を穿孔面に固定し、ハンドル313を
手動操作して、コアドリル303をレール311のラッ
ク310の沿って前進させながら穿孔する穿孔機300
が知られている(図1;実開昭63−133917
号)。また、この穿孔機300を自動送りしながら穿孔
する場合には、トランスを内蔵したコントロールボック
ス320によって、穿孔機300に装着した自動送り用
のギアボックス301を制御しながら行っている(図2
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
穿孔機にあっては、次の乃至の問題点を有してい
た。すなわち、 例えば鉄筋コンクリートにくり抜きを形成する場合
に、ドリル先端のビットが鉄筋に達すると、ドリル駆動
用モータに急激な負荷がかかり、コンクリート部分と鉄
筋部分では極端な負荷変動が生じる。このため、単にド
リル駆動用モータの負荷を測定し、作業者が設定する基
準電圧との偏差をとることにより行うフィードバック制
御では、再スタート時にドリル駆動用モータに過負荷が
かかり、又負荷が解除された時に負荷コントロール用モ
ータからドリル駆動用モータに負荷解除信号が伝わる時
間的な遅れが生じること等から、動作が不安定となり作
業効率が極めて悪いとともに、ハンティングを招来し、
更にドリル駆動用のモータ並びにビットの損傷を惹起す
る虞れがある; また前述のフィードバック制御では、誤差増幅手段の
誤差増幅率を大きくとらないと、鉄筋等の異物の切断か
ら小口径の穿孔に至るまでの幅広い負荷変動に対応しき
れない虞があるが、一般に誤差増幅率を大きくするとハ
ンティングが強くなり、ドリル駆動用のモータの負荷変
動も大きくなって、その分フューズ切れ、鉄筋への食い
込みが生じ易い; 深度が不明の孔あけを行うときには、通例正確でない
適当な初期値(状態)を設定して穿孔作業を行うため、
穿孔深度の分っている場合であっても、穿孔作業を進め
ていったときにくり抜きが済んだか否かが作業者には分
かりにくい; 穿孔に要した作業量を正確に知ることができないた
め、同じ深度のくり抜きを多数穿設する場合の作業能率
が悪い; 自動穿孔を行う場合には、通例自動送り用ギアボック
スをコントロールするコントロールボックスが必要とな
るが、一般にこのコントロールボックスは重量がありか
つ嵩張るため、高所での穿孔作業には不向きであるとと
もに、狭所や水溜りでの自動穿孔が困難で汎用性がな
い;といった問題点を有していた。
【0004】本発明は従来技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的は、穿孔機に
おけるコアドリルの自動送りを可能とするとともに、穿
孔面の性状(硬度、鉄筋等の異物の有無等)の如何に応
じて送り速度を自動的に調整して、極端な負荷変動が生
じた場合でもハンティングの生じにくいコアドリル自動
送り装置を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、非常時には穿孔機の
ドリル回転用のモータが自動的に停 止し、ドリル回転用
のモータ並びにビットを保護して穿孔機の寿命を永持ち
させるコアドリル自動送り装置を提供することにある。
【0006】本発明のもう一つ他の目的は、所望の穿孔
作業量を数値にて設定でき、穿孔作業を進める過程で、
その数値分の穿孔作業が行われた時点で、必ず穿孔作業
が終了し、作業終了の確認が容易なカウンタ手段を備え
たコアドリル自動送り装置を提供することにある。
【0007】本発明の更に他の目的は、穿孔作業進度が
確認できるカウンタ手段を備えたコアドリル自動送り装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコアドリル
自動送り装置は、穿孔機に装着し、先端部に穿孔用ビッ
トを備えた穿孔機のコアドリルを自動送りするコアドリ
ル自動送り装置であって、 穿孔時に、コアドリルを駆動
するドリル駆動用モータの負荷を検出し、検出した負荷
に応じた信号を出力する負荷検出手段と、 該負荷検出手
段から出力される信号に基づきドリル駆動用モータの負
荷状態を判定する負荷状態判定手段と、 前記負荷状態判
定手段に接続され、ドリル駆動用モータの負荷状態が過
大負荷状態、過小負荷状態以外の負荷状態にあるとき
に、ドリル駆動用モータの負荷変動に対応して、基準電
圧を調整出力する基準電圧調整出力手段と、 ドリル駆動
用モータの負荷に対応する電圧値と前記基準電圧調整出
力手段より出力される基準電圧値とを比較照合し、その
誤差信号を増幅し出力する誤差増幅手段と、 前記誤差増
幅手段より送出される誤差信号に三角波発生回路から送
られる三角波を与え、誤差信号をパルス幅を有する信号
に変換してモータ制御手段に出力するパルス幅変調回路
と、 ドリル駆動用モータ及びコントロールモータを制御
し、ドリル駆動用モータの 負荷が過大負荷または過小負
荷であるときにはドリル駆動用モータを停止させる信号
を出力し、前記基準電圧調整出力手段を経て前記パルス
幅変調回路から信号が送られるときにはコントロールモ
ータを制御する信号を出力するモータ制御手段と、 前記
モータ制御手段より出力される制御信号に応じて駆動
し、ドリル駆動用モータに連結して、ドリル駆動用モー
タを制動するコントロールモータと、 コアドリル自動送
り装置用のカウンタ手段を備え、 前記カウンタ手段が、
ドリル駆動用モータの送り軸に連結したセンサ用のスリ
ット円板と、該スリット円板が回転を開始すると穿孔作
業量のカウントを準備する信号を発生する第1のフォト
センサと、穿孔深度を測定するためドリル駆動用モータ
の送り軸の回転量をカウントしカウント信号を発生する
第2のフォトセンサとで構成されたカウントセンサと、
前記第1のフォトセンサと第2のフォトセンサが発する
信号をラッチするラッチ回路とを備えている。
【0009】また、本発明に係るコアドリル自動送り装
置は、穿孔機に装着し、先端部に穿孔用ビットを備えた
穿孔機のコアドリルを自動送りするコアドリル自動送り
装置であって、 穿孔時に、コアドリルを駆動するドリル
駆動用モータの負荷を検出し、検出した負荷に応じた信
号を出力する負荷検出手段と、 該負荷検出手段から出力
される信号に基づきドリル駆動用モータの負荷状態を判
定する負荷状態判定手段と、 前記負荷状態判定手段に接
続され、ドリル駆動用モータの負荷状態が過大負荷状
態、過小負荷状態以外の負荷状態にあるときに、ドリル
駆動用モータの負荷変動に対応して、基準電圧を調整出
力する基準電圧調整出力手段と、 ドリル駆動用モータの
負荷に対応する電圧値と前記基準電圧調整出力手段より
出力される基準電圧値とを比較照合し、その誤差信号を
増幅し出力する誤差増幅手段と、 前記誤差増幅手段より
送出される誤差信号に三角波発生回路から送られる三角
波を与え、誤差信号をパルス幅を有する信号に変換して
モータ制御手段に出力するパルス幅変調回路と、 ドリル
駆動用モータ及びコントロールモータを制御し、ドリル
駆動用モータの負荷が過大負荷または過小負荷であると
きにはドリル駆動用モータを停止させる信号を出力し、
前記基準電圧調整出力手段を経て前記パルス幅変調回路
から信号が送られるときにはコントロールモータを制御
する信号を出力するモータ制御手段と、 前記モータ制御
手段より出力される制御信号に応じて駆動し、ドリル駆
動用モータに連結して、ドリル駆動用モータを制動する
コントロールモータと、 コアドリル自動送り装置用のカ
ウンタ手段を備え、 前記カウンタ手段が、 ドリル駆動用
モータの送り軸に連結したセンサ用のスリット円板と、
該スリット円板が回転を開始すると穿孔作業量のカウン
トを準備する信号を発生する第1のフォトセンサと、穿
孔深度を測定するためドリル駆動用モータの送り軸の回
転量をカウントしカウント信号を発生する第2のフォト
センサとで構成されたカウントセンサと、 前記第1のフ
ォトセンサと第2のフォトセンサが発する信号をラッチ
するラッチ回路と、 所望する任意の穿孔作業量を設定し
記憶させる操作を行う作業量設定用の操作子とを備えて
いるとよい。
【0010】更に、本発明に係るコアドリル自動送り装
置は、穿孔機に装着し、先端部に穿孔用ビットを備えた
穿孔機のコアドリルを自動送りするコアドリル自動送り
装置であって、 穿孔時に、コアドリルを駆動するドリル
駆動用モータの負荷を検出し、検出した負荷に応じた信
号を出力する負荷検出手段と、 該負荷検出手段から出力
される信号に基づきドリル駆動用モータの負荷状態を判
定する負荷状態判定手段と、 前記負荷状態判定手段に接
続され、ドリル駆動用モータの負荷状態が過大負荷状
態、過小負荷状態以外の負荷状態にあるときに、ドリル
駆動用モータの負荷変動に対応して、基準電圧を調整出
力する基準電圧調整出力手段と、 ドリル駆動用モータの
負荷に対応する電圧値と前記基準電圧調整出力手段より
出力される基準電圧値とを比較照合し、その誤差信号を
増幅し出力する誤差増幅手段と、 前記誤差増幅手段より
送出される誤差信号に三角波発生回路から送られる三角
波を与え、誤差信号をパルス幅を有する信号に変換して
モータ制御手段に出力するパルス幅変調回路と、 ドリル
駆動用モータ及びコントロールモータを制御し、ドリル
駆動用モータの負荷が過大負荷または過小負荷であると
きにはドリル駆動用モータを停止させる信号を出力し、
前記基準電圧調整出力手段を経て前記パルス幅変調回路
から信号が送られるときにはコントロールモータを制御
する信号を出力するモータ制御手段と、 前記モータ制御
手段より出力される制御信号に応じて駆動し、ドリル駆
動用モータに連結して、ドリル駆動用モータを制動する
コントロールモータと、 コアドリル自動送り装置用のカ
ウンタ手段を備え、 前記カウンタ手段が、 ドリル駆動用
モータの送り軸に連結したセンサ用のスリット円板と、
該スリット円板が回転を開始すると穿孔作業量のカウン
トを準備する信号を発生する第1のフォトセンサと、穿
孔深度を測定するためドリル駆動用モータの送り軸の回
転量をカウントしカウント信号を発生する第2のフォト
センサとで構成されたカウントセンサと、 前記第1のフ
ォトセンサと第2のフォトセンサが発する信号をラッチ
するラッチ回路と、 所望する任意の穿孔作業量を設定し
記憶させる操作を行う作業量設定用の操作子と、 前記ラ
ッチ回路を介して前記カウントセンサに接続され、前記
ラッチ回路の出力信号と前記操作子を操作することによ
り送られる信号とが入力するとアップま たはダウンのカ
ウント信号を出力するアップダウンカウンタと、 該アッ
プダウンカウンタからの出力信号が0になったときにそ
のことを測定し所定幅のパルスを発する0出力判定パル
ス発生回路とを備えていると効果的である。
【0011】
【作 用】上記のように構成された自動送り装置を起動
すると、穿孔面の性状の如何に応じて送り速度を自動的
に調整し、ドリル駆動用モータに急激な負荷がかかる場
合には急速にコントロールモータを減速し、その後は徐
々に再スタートさせるとともに、ドリル駆動用モータに
適正な負荷がかかるように最適基準電圧値を設定して一
定の動力でドリル駆動用モータを動作させ、負荷に応じ
て電圧値を制御し最適なDutyFactorの値を設
定する。
【0012】また、ドリル駆動用モータの負荷が過大負
荷である場合には、穿孔機のドリル駆動用モータを自動
的に停止させる。
【0013】そして、所望の穿孔作業量を、例えばcm
単位の数値で任意に設定し、穿孔作業を進める過程で、
その数値分の穿孔作業が行なわれた時点で、穿孔作業は
終了する。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例とともに説明する。図
3は本発明に係るコアドリル自動送り装置の斜視図、図
4はコアドリル自動送り装置における各操作部が配設さ
れているフロントパネルを示す拡大斜視図、図5はコア
ドリル自動送り装置を装着する従来の穿孔機を示す斜視
図、図6は穿孔機にコアドリル自動送り装置を装着した
状態を示す斜視図、図7はコアドリル自動送り装置の基
本的構成を示す機能ブロック図、図8は図7の各要素を
具体的に示す回路構成図である。
【0015】これらの図において、Aは本発明に係る
アドリル自動送り装置を示し、穿孔機250に装着し
て、先端部に穿孔用ビット253を備えた穿孔機250
のコアドリル252の自動送りを行う(図5、図6参
照)。
【0016】参照番号2は穿孔機250に設けたドリル
駆動用モータであり、ビット253を備えたコアドリル
252を駆動する。
【0017】19は自動送り装置に配設したコントロー
ルモータを示し、前記ドリル駆動用モータ2にギア接続
され、後述のモータ制御手段18より出力される制御信
号に応じて前記ドリル駆動用モータ2を制御する。
【0018】3は穿孔時の前記ドリル駆動用モータ2の
負荷を検出し、検出した負荷に応じた信号を出力する負
荷検出手段、4は負荷検出手段3より出力される交流電
圧を直流電圧に変換する整流回路、5は整流回路4に接
続された平滑回路、6は前記第1のモータ2の負荷変動
に対応して前記平滑回路5から出力される電圧値を所定
の電圧レベルに変換するレベル変換回路をそれぞれ示
す。
【0019】7は負荷状態判定手段を示し、前記レベル
変換回路6を通じて与えられる前記負荷検出手段3の出
力信号に基づき、前記ドリル駆動用モータ2の負荷状態
が過大負荷状態、過小負荷状態、許容(適正)負荷状態
(設定値状態、設定値未満状態)のいずれにあるかを判
定するため、多段式コンパレータ8,9、10によって
構成されている(図8参照)。前記ドリル駆動用モータ
2の負荷信号は、前記レベル変換回路6を経てこの負荷
状態判定手段7に送出される。
【0020】このうち、8は過大負荷検知部を示し、前
記ドリル駆動用モータ2の負荷が過大負荷であるときに
その信号を検知する。また9は過小負荷検知部を示し、
前記ドリル駆動用モータ2の負荷が過小負荷であるとき
にその信号を検知する。そして、10は5段のコンパレ
ータ10a、10b、10c、10dそして10eによ
って構成された許容負荷検知部を示し、前記ドリル駆動
用モータ2の負荷が過大負荷、過小負荷以外の許容(適
正)範囲内の負荷であるときにその信号を検知する。
【0021】11は基準電圧調整出力手段を示し、前記
負荷状態判定手段7に接続され、前記ドリル駆動用モー
タ2の負荷状態が過大負荷状態、過小負荷状態以外の適
正負荷状態にあるときに、前期ドリル駆動用モータ2の
負荷変動に対応して、基準電圧を自動調整し(移行し
て)出力する。穿孔作業時には、対象物の性状によっ
て、前述の通り前記ドリル駆動用モータ2に負荷変動が
起る。尚、本発明では負荷量が増すと、図8のコンデン
サ40の電圧を下げ低い基準電圧が得られるように構成
してある。即ち、前ドリル駆動用モータ2の負荷が適
正負荷である場合、前基準電圧調整出力手段11を構
成しているコンデンサ40の両端の電圧は増幅器41で
ホールドされる。この基準電圧調整出力手段11の動作
により前コントロールモータ19に与えるDuty
Factorの幅を0〜100%までの適正負荷に合わ
せる。
【0022】又、15は誤差増幅手段を示し、前記ドリ
ル駆動用モータ2の負荷に対応する電圧値と前記基準電
圧調整出力回路11より出力される基準電圧値とを比較
照合し、その誤差信号を増幅し出力する。
【0023】16は三角波発生回路、17は前記誤差増
幅手段15より送出される誤差信号に三角波発生回路1
6から送られる三角波を与え、誤差信号をパルス幅を有
する信号に変換して出力するパルス幅変調回路である。
【0024】18はモータ制御手段を示し、前記ドリル
駆動用モータ2及びコントロールモータ19を制御す
る。前記過大負荷検知部8または前記過小負荷検知部9
からの信号が与えられるときには前記ドリル駆動用モー
タ2を停止させる信号を出力し、前期パルス幅変調回路
17からパルス信号が送られるときには前記コントロー
ルモータ19を制御する信号を出力する。前記過小負荷
検知部9から前記モータ制御手段18に信号が送られる
と前記コントロールモータ19は停止する。又前記コン
トロールモータ19には、後述する本発明に係るカウン
タ手段190が接続されている。このため、穿孔時の作
業量をディジタル表示により正確に知ることができ、穿
孔作業終了の確認が容易であるとともに、予め穿孔に要
する作業量(穿孔量)を設定できるため、同じ深度のく
り抜きを多数穿設する場合に好都合である。更に、前記
モータ制御手段18には、後述する電源回路150が接
続されている。このため、電源部にトランスを用いる場
合に比べて、自動穿孔装置をコンパクトにして軽量に構
成でき、トランスを置く場所がないような、例えば狭
所、高所においても穿孔作業を効率良く進めることがで
きる。
【0025】ここで、自動送り装置AのボックスB中の
フロントパネル50に配した各操作手段、表示手段につ
いて図3、図4を参照しながら説明する。
【0026】符号51はコントロールモータ19の前進
(F)、後退(R)を切換える切換スイッチを示し、ト
グルスイッチにより構成されている。穿孔機250の機
種により自動送り装置Aの取付け部が変わることがあ
る。その場合、コントロールモータ19の回転方向が逆
になることがあるので、このスイッチ51を操作してコ
ントロールモータ19の回転を変える。
【0027】52は設定された2桁の穿孔作業量をディ
ジタル表示する表示部であり、発行ダイオードにより構
成されている。53は所望する任意の2桁のカウント数
(穿孔作業量)を設定するための操作子であり、B.
C.D.Code スイッチにより構成されている。5
4は押圧操作することにより、前記操作子53で選択し
たカウント数(穿孔作業量)を前記表示部52に表示
(SET)する設定用押釦スイッチ、55は前記表示部
52における表示を解除(RESET)して“0”表示
にする解除用押釦スイッチを示す。58はコントロール
モータ19をスタートさせるための押釦スイッチ、59
はコントロールモータ19を停止させるための押釦スイ
ッチを示す。
【0028】60は自動停止、手動停止を選択するスイ
ッチを示し、トグルスイッチにより構成されている。手
動側に傾倒してあると、ドリル駆動用モータは手動によ
り停止する。自動側に傾倒してあると、穿孔作業を終了
したとき、過小負荷を検知したとき、そして過大負荷を
検知したとき、ドリル駆動用モータ2とコントロールモ
ータ19は連動して停止する。かくして、穿孔作業中作
業者が現場を離れるときは、このスイッチを自動側に傾
倒する。61はカウンタ手段190におけるカウントの
前進(進度;UP)、後進(残量;DOWN)のいずれ
かに切換えるためのアップダウン切換スイッチを示し、
トグルスイッチより構成されている。62は使用電源に
より穿孔作業の速度を選定(弱、中、強のいずれか)す
るための作業速度選定用のつまみを示し、ロータリスイ
ッチにより構成されている。穿孔機の電源を建築物(穿
孔場所)の電源に求める場合に、照明や他の作業にも同
じ電源が使用されているときに、穿孔作業中にドリル駆
動用モータに過負荷がかかり、規定より大きい電流が流
れると電源ボックスのブレーカにより回路が遮断される
虞れがあるが、このことを回避するために、当初つまみ
62は“弱”にセットすることが適当である。
【0029】57A,57B,57Cはドリル駆動用モ
ータ2の電流量により点灯する負荷表示ランプを示す。
これらの負荷表示ランプ57A,57B,57Cはドリ
ル駆動用モータ2の負荷状態を表示するよう発ダイオ
ード(例えば、負荷表示ランプ57Aは“橙”の発
イオード、負荷表示ランプ57Bは“青”の発ダイオ
ード、負荷表示ランプ57Cは“赤”の発ダイオー
ド)により構成されている。そして、負荷表示ランプ5
7Aのみが点灯するときは、ドリル駆動用モータ2の負
荷が想定した負荷より少ないことを表示している。又負
荷表示ランプ57Aと57Bが点灯するときは、ドリル
駆動用モータ2の負荷が想定した負荷にほぼ近い値をと
り適当な穿孔作業が行われていることを示している。そ
して、負荷表示ランプ57A,57B,57Cのすべて
が点灯表示するときは過負荷状態であることを示してい
る。
【0030】70はクラッチ断続用のノブであり、ドリ
ル駆動用モータ2の送り軸251を自動送り装置Aの軸
承口49に連結し、ドリル駆動用モータ2の回転をコン
トロールモータ19に伝えるためのクラッチを断続す
る。71A,71Bは自動送り装置Aを穿孔機250に
装着するときに用いる一対のステイである。
【0031】(自動送り装置Aの操作手順) 次に、自動送り装置Aの操作手順を簡単に説明する。 まずスイッチ60を手動側に傾倒させた状態でコンク
リートの切断を開始する。 ドリル駆動用モータ2の回転が安定した後、ノブ70
を操作してクラッチを入れる。 スイッチ60を自動側に傾倒させる。 スタート用押釦スイッチ58を押す。 設定用押釦スイッチ54を押す。操作子53で設定し
た数字が表示部52に表示される。この場合、カウント
“0”で作業を終了させるときはスイッチ61を後進側
に傾倒する。 以上乃至の操作を行う。
【0032】自動送り装置Aは穿孔時の作業量(穿孔深
度)を設定し正確にカウント(測定)するため、本発明
を構成するカウンタ手段190を具備している。図15
は本発明を構成するカウンタ手段の基本的構成を示す機
能ブロック図、図16はカウンタ手段を構成している第
1のフォトセンサがカウント準備を行うときの信号の流
れを示す回路図とそのときのラッチ回路の入出力を示す
波形図、図17はカウンタ手段の主要な構成を示す機能
ブロック図及び第2のフォトセンサがカウントを行うと
きの第1のフォトセンサの出力と、第2のフォトセンサ
の出力と、そのときのラッチ回路の入出力を示す波形図
である。
【0033】これらの図において、本発明を構成する
ウント手段190は、ドリル駆動用モータ2の送り軸2
51に連結したセンサ用のスリット円板203と、該ス
リット円板201が回転を開始すると穿孔作業量のカウ
ントを準備する信号を発生する第1のフォトセンサ20
2と、穿孔深度を測定するためドリル駆動用モータ2の
送り軸251の回転量をカウントしカウント信号を発生
する第2のフォトセンサ203とで構成されたカウント
センサ200と、前記第1のフォトセンサ202と第2
のフォトセンサ203が発する信号をラッチするラッチ
回路205と、所望する任意数の穿孔作業量を設定し記
憶させる操作を行う作業量設定用の操作子53と、前記
ラッチ回路205を介して前記カウントセンサ200に
接続され、前記ラッチ回路205の出力信号と前記操作
子53を操作することにより送られる信号とが入力する
とアップまたはダウンのカウント信号を出力するアップ
ダウンカウンタ207と、該アップダウンカウンタ20
7からの出力信号が“0”になったときにそのことを測
定し所定幅のパルスを発する0出力判定パルス発生回路
208とを備えている。
【0034】このうち、前記第1のフォトセンサ202
と第2のフォトセンサ203は透過形のフォトインタラ
プタにより構成されている。そして、前記カウントセン
サ200は、前記ドリル駆動用モータ2の送り軸(回転
軸)251の回転量を検知する。符号204は前記第1
のフォトセンサ202と第2のフォトセンサ203の波
形を整形する波形整形回路を示し、モノステーブルマル
チ回路により形成されている。211はDC10V電源
312がドリル駆動用モータ2の影響で電圧変動が生じ
るためそのバックアップをする電源バックアップ回路で
ある。209はB.C.D. to 7 segmen
tである。
【0035】前記カウンタ手段190は以上の如ごとく
構成され、設定作業量に達した時には作業の終了を知ら
せる信号が前記モータ制御手段18に送られる。又鉄筋
等にビット253が当たり、前記ドリル駆動用モータ2
の負荷変動が激しくなると、前記ドリル駆動用モータ2
とカウンタ手段190とは電源を共通にしているため、
カウンタ手段190には電圧変動によるノイズが生じ易
い。このため、電源投入後所定時間経過後、例えば0.
5秒経過後にオンされるようにして、急激な電源降下の
際にもメモリーが消えないようにするとともに、電源投
入時のノイズによる影響を極力避け得るようにしてい
る。又前記カウントセンサ200を構成するセンサ用の
スリット円板201は、ドリル252のビット253が
鉄筋等に当たった場合には激しい振動を受け、カウント
ミスをし易い(逆回転する場合もある)。このため、前
述の如くセンサ用のスリット円板201に間隔を設けて
第1のフォトセンサ202と第2のフォトセンサ203
の2個のフォトセンサを配し、前記第1のフォトセンサ
202で出力をラッチし、第2のフォトセンサ203で
カウントを出力する構成としてある。
【0036】自動送り装置Aは前述の如く電源回路15
0を具備しているが、長時間に及ぶ鉄筋切断後はビット
253のダイヤモンドが摩耗しすべりを生じることか
ら、切込みが停止状態でも大きな押込力を与えるよう構
成されていることが必要となる。従ってこの自動送り装
置の実用的な電源回路としては、コントロールモータ1
9がロックされても一定時間コントロールモータ19を
損焼することなく一定トルクを保持することが要求され
る。
【0037】この電源回路150を図13を参照しなが
ら説明する。電源回路150は、交流電源を直流電源に
変換する整流回路150Aと、該整流回路150Aに接
続され、整流された直流電圧をコントロールモータ19
の適正入力電圧に制御する電圧制御回路150Bと、該
電圧制御回路150Bに接続され、コントロールモータ
19が過大負荷状態で停止するときに、コントロールモ
ータ19が負荷に耐え得るようにするとともに、一定負
荷を保持するよう制御する負荷電流制御回路150C
と、該負荷電流制御回路150Cに接続され、この負荷
電流制御回路150Cの出力を平滑化する平滑コンデン
サ158を備えている。
【0038】このうち、前記整流回路150Aはブリッ
ジ整流回路により形成され、又前記電圧制御回路150
Bは、ツェナーダイオード156と、このツェナーダイ
オード156に流れる電流を制御する抵抗155と、ダ
ーリントン接続されたトランジスタ151、152とに
より構成されている。更に負荷電流制御回路150Cは
電流検知用のトランジスタ153と抵抗157とより構
成されている。159は逆流を防止するためのダイオー
ドである。かくして、平滑コンデンサ158に流れ込む
電流はダイオード159によって調節され、負荷が増え
るに従って電圧は降下する。
【0039】(自動送り装置の動作) 次に、自動送り装置Aの動作について説明する(図9乃
至図12参照)。自動送り装置Aのフロントパネル50
(図4参照)に設けた自動・手動の切換スイッチ60を
自動側に傾倒すると、ドリル駆動用モータ2は回転を開
始する。このドリル駆動用モータ2の回転が安定した
後、フロントパネル50に配したスタート用押釦スイッ
チ58を押圧操作し、スタート信号をラッチ回路20
(図8参照)に送るとラッチ回路20はON状態にラッ
チされ、モータ制御手段18にコントロールモータ19
及びドリル駆動用モータ2を始動させる信号を送出す
る。この状態になると穿孔機250のビット253が穿
孔面へ送り込み可能の状態になる。穿孔面へビット25
3の送り込みが開始するとドリル駆動用モータ2に負荷
電流が流れる。
【0040】図4、図8の状態では、フロントパネル5
0に設けた速度選定用のつまみ62は“弱”のポジショ
ンにあり、ドリル駆動用モータ2の負荷電流をC.T.
電流センサ(図示せず)でサンプリングする。そして平
滑回路5の出力電圧はレベル変換回路6と誤差増幅手段
15に送出される。誤差増幅手段15では、基準電圧と
ドリル駆動用モータの電流をサンプリングしたときの電
圧との誤差を増幅し、増幅した信号がパルス幅変調回路
17に送出されドリル駆動用モータ2の負荷が修正され
る。増幅率が大きいと応答性は良くなるが、急激にして
大幅な負荷変動がある場合には、ハンティングを惹起
し、ドリル駆動用モータ2及びビット253に損傷を与
えることになる。このため、このような負荷変動にも適
応できるように、誤差増幅手段15の基準電圧を例えば
鉄筋切断時には下げて誤差出力を大きくする。すなわ
ち、鉄筋切断時は、特にビット253にかかる負荷は大
きいので、大きく増幅された誤差出力により、パルス幅
変調回路17によってコントロールモータ19への入力
パルス幅を短くし、送り込みを遅くしてビット253の
負荷を軽減する。また鉄筋切断を終了し、ビット253
の負荷が軽くなると誤差増幅手段15の誤差出力を下げ
コントロールモータ19への入力パルス幅を広げ送り込
みを早める。この処理を基準電圧調整出力手段11にて
行う。
【0041】前記負荷状態判定手段7は、実施例では前
述の如く、9段のコンパレータから構成され、1段目の
コンパレータ9は作業終了動作時における過小電流値を
検出するために寄与し、9段目のコンパレータ8はドリ
ル駆動用モータがロックされた時の過大電流値を検出す
るために寄与する。このために、レベル変換回路6では
1段〜9段の範囲内にサンプリング値を納める。
【0042】今、速度設定用のつまみ62を“弱”の位
置にセットすると、3段目のコンパレータ10aの出力
が“L”そして4段目以上のコンパレータの出力が
“H”となる。しかして、フロントパネル50に配した
“橙”及び“青”の発光ダイオード57A、57Bが点
灯する。ビット253が鉄筋に当たっていないときには
コンデンサ40の電圧は高く、誤差増幅手段15の基準
電圧もその分高い。図10の状態では、当初コントロー
ルモータの入力波形がa’のときDuty Facto
rは70%にある。それが鉄筋に当たると、ドリル駆動
用モータ2の電流はb,c線分に急峻に移行しサンプリ
ング電圧高となるが、このときには、4段目及び5段目
の各コンパレータ10b、10cの出力が“L”となり
コンデンサ40は急速に放電し、誤差増幅手段15の誤
差増幅が大きくなる様に補正する。更に、図9におい
て、コントロールモータの入力波形がb’〜c’へ移行
した後鉄筋の切断終了までの間、波形d’のパルスをコ
ントロールモータ19へ出力する。
【0043】鉄筋の切断を終了すると、ドリル駆動用モ
ータ電流は、図9において、b点より電流が下がる。誤
差増幅手段15の誤差出力は先に与えられた基準電圧の
増幅でコントロールモータの入力波形をc’迄広げるが
ドリル駆動用モータ電流値はc点では不足する。この時
コンパレータ10dの出力は“H”になり抵抗25、発
ダイオード57B、抵抗30を介し、コンデンサ40
はゆるやかに充電し、コントロールモータの入力波形が
c’→e’点に達するまで誤差増幅手段15の基準電圧
を高める(図9)。この時、誤差増幅手段15の増幅率
を高めると入力波形c’はより早くe’に到達するが、
コントロールモータ19からギアを通しドリル駆動用モ
ータ2の送り軸251→ビット253→ドリル駆動用モ
ータ2に伝えられる間に時間的誤差があり、更に、送り
レール254では取り付け角度等による抵抗変化が大き
いので、増幅率を一定にするとハンティングが発生し、
更にヒューズ切れ、送り速度の不足が発生する。このた
め、t1の補正時間(図9)を考慮している。又鉄筋の
当たり角度によっては、時としてドリル駆動用モータ2
がロックされることがある。この時、コンパレータ8が
出力“L”となり、ラッチ回路20をOFF状態とし、
モータ制御手段18、リレー回路21をOFFにする。
図12のt3は短時間とする。穿孔作業終了後は図11
に示す波形図の様にドリル駆動用モータの電流が下がる
ことから、コンパレータ9の出力が“H”になる。この
電圧で、抵抗31を通して作業終了を確認できる一定時
間(図11のt2)の間コンデンサ32を充電し、イン
バータ33を通し、20のラッチ回路に送りドリル駆動
用モータ2を停止させる。
【0044】(カウンタ手段の動作) カウンタ手段190の動作を説明する(図16及び図1
7参照)。センサ用のスリット円板201が回転する
時、作業条件により10回転/秒から2回転/時間まで
幅広い回転差がある。特に、2回転/時間においては、
激しい振動が前進・後進方向に生じるため、スリット円
板201のスリットのしきい値が第1のフォトセンサ2
02のスリットに重なった時には比較的長時間(5〜1
0分程度)にわたり多量のパルスを前記第1のフォトセ
ンサ202及び第2のフォトセンサ203は発生する。
このため、先ず、第2のフォトセンサ203の発する最
初のパルスでラッチ回路205をラッチする。今、スリ
ット円板201のスリットが第1のフォトセンサ20
にかかるとラッチ回路205のR入力には図16に示す
波形のパルスが長時間発生する。この時、入力Sは
“H”入力になっており、出力Qは最初のパルスで
“L”にラッチされ、以後S入力が“L”になるまで変
わらない。またQ出力はアップダウンカウンタ207に
入力されるが、カウントは入力信号の立ち上がりで行う
ため、入力が“L”になったことで次のカウントの準備
を行う。スリット円板201のスリットが第2のフォト
センサ203にかかると、多量のパルスを発生させる。
その波形は先ず波形整形回路204で一定幅に波形整形
され、SRラッチ回路205に入力する。SRラッチ回
路205のR入力はこの時“H”入力で、Sに“L”信
号を送ると出力Qは“H”にラッチされ、以降S入力が
変化しても変わらない。この出力Qが“H”に変わる
と、立ち上がりでアップダウンカウンタ207が働く。
以上第1のフォトセンサ202、第2のフォトセンサ2
03、SRラッチ回路205の組合わせによって、スリ
ット円板201が激しく振動しても安定したカウントが
行われる。また穿孔するコンクリートの厚みが分かって
いる時やフェンス等の支柱の立込み用の穴を穿孔する場
合、任意の作業量を設定する必要がある。この場合に
は、前記操作子206を操作し、任意数であることを知
らせる信号をアップダウンカウンタ207に送る。アッ
プダウン切換スイッチ61をDOWNにしてカウントD
OWNを行う。0出力判定パルス発生回路208でカウ
ントが“0”になったことを判定し、一定幅のパルスを
発生させ、その出力をモータ制御手段18に送り作業を
停止させる。又アップダウン切換スイッチ61をUPに
して“0”からUPカウントを行うことにより作業量を
知ることができる。211の電源バッアップ回路は、作
業モータに過大負荷がかかった際の電圧変動を補う。
【0045】(電源回路の動作) 更に、電源回路150の動作について説明する(図14
参照)。AC100Vの交流電力をブリッジ整流回路1
50Aで整流すると、図13のP点の電圧の波形は図1
4に示す(イ)のようになる。ツェナーダイオード制限
抵抗155を介しモータ最大入力電圧をツェナーダイオ
ード電圧とする。この電圧を電圧制御回路150Bに与
えると、ツェナー電圧がQ点電圧より高い時にトタンジ
スタ151はONとなる。Q点電圧はコンデンサ158
により平滑される。Q点電圧は接続されたコントロール
モータ19の負荷により決定される。ここでは、コント
ロールモータ19がロックされた時に、コントロールモ
ータ19が一定時間耐え得る電圧及びその時に一定トル
クを保持できる電圧を55V、トランジスタ151がO
Nの時に流れる最大電流を1.3Aとし、抵抗157及
びトランジスタ153により1.3Aの電流制御回路を
形成する。図14の(ハ)はコントロールモータ19の
負荷が少なくQ点電位が98Vの時、中間負荷でQ点電
位が85Vの時、そしてコントロールモータ19がロッ
クされ最大負荷でQ点電位が55V時の電圧制御回路1
50Bの各導通角を表したものである。Q点電圧が98
Vの時は98Vより高い部分、すなわち導通角44〜1
36°の間、85Vの時は37〜143°の間、そして
55Vの時は23〜157°の間、トランジスタ151
はON状態となる。コンデンサ158への供給電流を制
限していることからコントロールモータ19の負荷が増
大するとコントロールモータ19への供給電圧が下が
る。このことから、コントロールモータ19を損焼から
保護し、更に電圧制御回路150Bの損失も軽減する。
この点、整流回路から直接平滑コンデンサへ入力する方
法の場合には、負荷電流が増大するとコンデンサの入力
電流も増大し、コントロールモータの入力電圧が下がら
ないまま供給されることになるため、ドリル駆動用モー
タがロックされる様な時には過大電流が流れて電源トラ
ンスの損焼及びドリル駆動用モータの損焼を惹起し易
い。又制御トランジスタの負荷も軽減できることから従
来のように重いトランスを必要とせずに穿孔作業が可能
であり、穿孔作業に必要な穿孔装置のその軽量化、小型
化を達成でき、高所、狭所とった作業条件の悪い場所
においても自動穿孔作業を極めて簡単に行い得る。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され次に述べる
効果を奏する。穿孔面の性状(硬度、鉄筋等の異物の有無等)の如何
に応じて送り速度を自動的に調整でき、極端な負荷変動
が生じた場合でもハンティングの生じにくいコアドリル
の自動送り装置が得られる。 コアドリルのビットが鉄筋等に当たりドリル駆動用モ
ータに急激な負荷がかかる場合には急速にコントロール
モータを減速しその後は徐々に再スタートさせるととも
に、ドリル駆動用モータに適正な負荷がかかるように最
適基準電圧値を設定して一定の動力でドリル駆動用モー
タを動作させ、負荷に応じて電圧値を制御し最適なDU
TY値を設定するため、連続したスムーズな作業が可能
となる。 非常時には穿孔機のドリル回転用のモータが自動的に
停止するため、ドリル駆動用のモータ並びにビットを保
護して穿孔機の寿命を永持ちさせることができる。 所望の穿孔作業量を、例えばcm単位の数値で任意に
設定し、穿孔作業を進める過程で、その数値分の穿孔作
業が行われた時点で、必ず穿孔作業が終了するため信頼
度の高いカウント手段を備えたコアドリル自動送り装置
が得られる。 作業進度が確認できるように、任意設定数n→0また
は0→nのカウントダウンまたはカウントアップを正確
に行なえる。 電源投入時やビットが鉄筋に食い込むときには急激な
過大負荷がかかり、定格電流の数倍の電流が瞬間的にド
リル駆動用モータに流れるが、この場合にも大きな電圧
変動やノイズに十分耐え、穿孔作業量のカウントを正確
に行なうことができる。 ビットの鉄筋への当たり方によっては激しい振動が生
じる場合があるが、カウントセンサが第1のフォトセン
サ及び第2のフォトセンサを具備しているため、カウン
トセンサが、そのしきい値にあるときにおいてもカウン
トミスを起こすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の穿孔機を示す正面図である。
【図2】従来の穿孔機の使用状態を示す斜視図である。
【図3】本発明に係るコアドリル自動送り装置の斜視図
である。
【図4】コアドリル自動送り装置における各操作部が配
設されているフロントパネルを示す拡大斜視図である。
【図5】コアドリル自動送り装置を装着する従来の穿孔
機を示す斜視図である。
【図6】穿孔機にコアドリル自動送り装置を装着した状
態を示す斜視図である。
【図7】コアドリル自動送り装置の基本的構成を示す機
能ブロック図である。
【図8】コアドリル自動送り装置の各要素を示す回路構
成図である。
【図9】鉄筋切断からコンクリートのみの切断に移行し
たときのドリル駆動用モータの負荷電流とコントロール
モータのDuty Factorの変化を示す図であ
る。
【図10】コンクリート切断から鉄筋切断に移行したと
きのドリル駆動用モータの負荷電流の変化とコントロー
ルモータのDuty Factorの変化を示す図であ
る。
【図11】穿孔終了時におけるドリル駆動用モータの負
荷電流の変化とコンデンサ32の変化を示す図である。
【図12】過大負荷状態におけるドリル駆動用モータの
負荷電流の変化とコンパレータ8の出力電圧の変化を示
す図である。
【図13】コアドリル自動送り装置における電源回路の
各要素を示す回路構成図である。
【図14】電源回路のP点電圧とQ点電圧とトランジス
タTr1の導通角の関係を示す図である。
【図15】コアドリル自動送り装置におけるカウンタ手
段の基本的構成を示す機能ブロック図である。
【図16】カウンタ手段を構成している第1のフォトセ
ンサがカウント準備を行うときの信号の流れを示す回路
図とそのときのラッチ回路の入出力を示す波形図であ
る。
【図17】カウンタ手段の主要な構成を示す機能ブロッ
ク図及び第2のフォトセンサがカウントを行うときの第
1のフォトセンサの出力と、第2のフォトセンサの出力
と、そのときのラッチ回路の入出力を示す波形図であ
る。
【符号の説明】
A コアドリル自動送り装置 2 ドリル駆動用モータ 3 負荷検出手段 4 整流回路 5 平滑回路 6 レベル変換回路 7 負荷状態判定手段 8 過大負荷検知部 9 過小負荷検知部 10 許容負荷検知部 11 基準電圧調整出力手段 15 誤差増幅手段 16 三角波発生回路 17 パルス幅変調回路 18 モータ制御手段 19 コントロールモータ 53 操作子 190 カウンタ手段 200 カウントセンサ 201 スリット円板 202 第1のフォトセンサ 203 第2のフォトセンサ 205 ラッチ回路 207 アップダウンカウンタ 208 0出力判定パルス発生回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】穿孔機に装着し、先端部に穿孔用ビットを
    備えた穿孔機のコアドリルを自動送りするコアドリル自
    動送り装置であって、 穿孔時に、コアドリルを駆動するドリル駆動用モータの
    負荷を検出し、検出した負荷に応じた信号を出力する負
    荷検出手段(3)と、 該負荷検出手段(3)から出力される信号に基づきドリ
    ル駆動用モータの負荷状態を判定する負荷状態判定手段
    (7)と、 前記負荷状態判定手段(7)に接続され、ドリル駆動用
    モータの負荷状態が過大負荷状態、過小負荷状態以外の
    負荷状態にあるときに、ドリル駆動用モータの負荷変動
    に対応して、基準電圧を調整出力する基準電圧調整出力
    手段(11)と、 ドリル駆動用モータの負荷に対応する電圧値と前記基準
    電圧調整出力手段(11)より出力される基準電圧値と
    を比較照合し、その誤差信号を増幅し出力する誤差増幅
    手段(15)と、 前記誤差増幅手段(15)より送出される誤差信号に三
    角波発生回路(16)から送られる三角波を与え、誤差
    信号をパルス幅を有する信号に変換してモータ制御手段
    (18)に出力するパルス幅変調回路(17)と、 ドリル駆動用モータ及びコントロールモータ(19)を
    制御し、ドリル駆動用モータの負荷が過大負荷または過
    小負荷であるときにはドリル駆動用モータを停止させる
    信号を出力し、前記基準電圧調整出力手段(11)を経
    て前記パルス幅変調回路(17)から信号が送られると
    きにはコントロールモータ(19)を制御する信号を出
    力するモータ制御手段(18)と、 前記モータ制御手段(18)より出力される制御信号に
    応じて駆動し、ドリル駆動用モータに連結して、ドリル
    駆動用モータを制動するコントロールモータ(19)
    と、 コアドリル自動送り装置用のカウンタ手段(190)を
    備え、 前記カウンタ手段(190)が、 ドリル駆動用モータの送り軸に連結したセンサ用のスリ
    ット円板(201)と、該スリット円板(201)が回
    転を開始すると穿孔作業量のカウントを準備する信号を
    発生する第1のフォトセンサ(202)と、穿孔深度を
    測定するためドリル駆動用モータの送り軸の回転量をカ
    ウントしカウント信号を発生する第2のフォトセンサ
    (203)とで構成されたカウントセンサ(200)
    と、 前記第1のフォトセンサ(202)と第2のフォトセン
    サ(203)が発する信号をラッチするラッチ回路(2
    05)とを備えてなるコアドリル自動送り装置。
  2. 【請求項2】穿孔機に装着し、先端部に穿孔用ビットを
    備えた穿孔機のコアドリルを自動送りするコアドリル自
    動送り装置であって、 穿孔時に、コアドリルを駆動するドリル駆動用モータの
    負荷を検出し、検出した負荷に応じた信号を出力する負
    荷検出手段(3)と、 該負荷検出手段(3)から出力される信号に基づきドリ
    ル駆動用モータの負荷状態を判定する負荷状態判定手段
    (7)と、 前記負荷状態判定手段(7)に接続され、ドリル駆動用
    モータの負荷状態が過大負荷状態、過小負荷状態以外の
    負荷状態にあるときに、ドリル駆動用モータの負荷変動
    に対応して、基準電圧を調整出力する基準電圧調整出力
    手段(11)と、 ドリル駆動用モータの負荷に対応する電圧値と前記基準
    電圧調整出力手段(11)より出力される基準電圧値と
    を比較照合し、その誤差信号を増幅し出力する誤差増幅
    手段(15)と、 前記誤差増幅手段(15)より送出される誤差信号に三
    角波発生回路(16)から送られる三角波を与え、誤差
    信号をパルス幅を有する信号に変換してモータ制御手段
    (18)に出力するパルス幅変調回路(17)と、 ドリル駆動用モータ及びコントロールモータ(19)を
    制御し、ドリル駆動用モータの負荷が過大負荷または過
    小負荷であるときにはドリル駆動用モータを停止させる
    信号を出力し、前記基準電圧調整出力手段(11)を経
    て前記パルス幅 変調回路(17)から信号が送られると
    きにはコントロールモータ(19)を制御する信号を出
    力するモータ制御手段(18)と、 前記モータ制御手段(18)より出力される制御信号に
    応じて駆動し、ドリル駆動用モータに連結して、ドリル
    駆動用モータを制動するコントロールモータ(19)
    と、 コアドリル自動送り装置用のカウンタ手段(190)を
    備え、 前記カウンタ手段(190)が、 ドリル駆動用モータの送り軸に連結したセンサ用のスリ
    ット円板(201)と、該スリット円板(201)が回
    転を開始すると穿孔作業量のカウントを準備する信号を
    発生する第1のフォトセンサ(202)と、穿孔深度を
    測定するためドリル駆動用モータの送り軸の回転量をカ
    ウントしカウント信号を発生する第2のフォトセンサ
    (203)とで構成されたカウントセンサ(200)
    と、 前記第1のフォトセンサ(202)と第2のフォトセン
    サ(203)が発する信号をラッチするラッチ回路(2
    05)と、 所望する任意の穿孔作業量を設定し記憶させる操作を行
    う作業量設定用の操作子(53)とを備えてなるコアド
    リル自動送り装置。
  3. 【請求項3】穿孔機に装着し、先端部に穿孔用ビットを
    備えた穿孔機のコアドリルを自動送りするコアドリル自
    動送り装置であって、 穿孔時に、コアドリルを駆動するドリル駆動用モータの
    負荷を検出し、検出した負荷に応じた信号を出力する負
    荷検出手段(3)と、 該負荷検出手段(3)から出力される信号に基づきドリ
    ル駆動用モータの負荷状態を判定する負荷状態判定手段
    (7)と、 前記負荷状態判定手段(7)に接続され、ドリル駆動用
    モータの負荷状態が過大負荷状態、過小負荷状態以外の
    負荷状態にあるときに、ドリル駆動用モータの負荷変動
    に対応して、基準電圧を調整出力する基準電圧調整出力
    手段(11)と、 ドリル駆動用モータの負荷に対応する電圧値と前記基準
    電圧調整出力手段(11)より出力される基準電圧値と
    を比較照合し、その誤差信号を増幅し出力する 誤差増幅
    手段(15)と、 前記誤差増幅手段(15)より送出される誤差信号に三
    角波発生回路(16)から送られる三角波を与え、誤差
    信号をパルス幅を有する信号に変換してモータ制御手段
    (18)に出力するパルス幅変調回路(17)と、 ドリル駆動用モータ及びコントロールモータ(19)を
    制御し、ドリル駆動用モータの負荷が過大負荷または過
    小負荷であるときにはドリル駆動用モータを停止させる
    信号を出力し、前記基準電圧調整出力手段(11)を経
    て前記パルス幅変調回路(17)から信号が送られると
    きにはコントロールモータ(19)を制御する信号を出
    力するモータ制御手段(18)と、 前記モータ制御手段(18)より出力される制御信号に
    応じて駆動し、ドリル駆動用モータに連結して、ドリル
    駆動用モータを制動するコントロールモータ(19)
    と、 コアドリル自動送り装置用のカウンタ手段(190)を
    備え、 前記カウンタ手段(190)が、 ドリル駆動用モータの送り軸に連結したセンサ用のスリ
    ット円板(201)と、該スリット円板(201)が回
    転を開始すると穿孔作業量のカウントを準備する信号を
    発生する第1のフォトセンサ(202)と、穿孔深度を
    測定するためドリル駆動用モータの送り軸の回転量をカ
    ウントしカウント信号を発生する第2のフォトセンサ
    (203)とで構成されたカウントセンサ(200)
    と、 前記第1のフォトセンサ(202)と第2のフォトセン
    サ(203)が発する信号をラッチするラッチ回路(2
    05)と、 所望する任意の穿孔作業量を設定し記憶させる操作を行
    う作業量設定用の操作子(53)と、 前記ラッチ回路(205)を介して前記カウントセンサ
    (200)に接続され、前記ラッチ回路(205)の出
    力信号と前記操作子(53)を操作することにより送ら
    れる信号とが入力するとアップまたはダウンのカウント
    信号を出力するアップダウンカウンタ(207)と、 該アップダウンカウンタ(207)からの出力信号が0
    になったときにそのことを測定し所定幅のパルスを発す
    る0出力判定パルス発生回路(208)とを備えてなる
    コアドリル自動送り装置。
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