JPH0761030B2 - ディジタル無線装置 - Google Patents

ディジタル無線装置

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JPH0761030B2
JPH0761030B2 JP4331804A JP33180492A JPH0761030B2 JP H0761030 B2 JPH0761030 B2 JP H0761030B2 JP 4331804 A JP4331804 A JP 4331804A JP 33180492 A JP33180492 A JP 33180492A JP H0761030 B2 JPH0761030 B2 JP H0761030B2
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signal
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mixer
oscillator
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル無線装置に関
し、特に、レイリーフェージングが発生する回線に適す
るディジタル無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のディジタル無線装置の構成
を示すブロック図である。従来装置は、送信部301、
受信部302、変調器303、送信周波数変換器30
4、発振器305、アンテナ306、受信周波数変換器
307、AGC(自動利得調整)増幅器308、判定帰
還型等化器309、復調器310、クロック再生回路3
11、および発振器312を備える。図4は従来例にお
ける送信信号のスペクトラムを示す図である。
【0003】送信部301では、変調器303にて発振
器305の搬送波出力を入力データにより変調する。こ
の変調信号を送信周波数変換器304にて送信周波数帯
の周波数に変換し、一定レベルまで増幅した後、アンテ
ナ306より送出する。
【0004】一方、受信部302では、アンテナ306
より受信した受信信号を受信周波数変換器307にて中
間周波数帯の周波数に変換し、AGC増幅器308によ
りフラットフェージングによるレベル変動を除去する。
これにより一定レベルとなった受信信号から判定帰還型
等化器309によりマルチパスフェージングのために生
じる符号間干渉を除去する。
【0005】この干渉除去後の受信信号からクロック再
生回路311にてクロック再生を行う。この再生された
クロックにより復調器310にて受信判定信号が得られ
る。ここで、クロック再生回路311では、符号間干渉
を除去した後の受信信号に非線形処理を施し、そのタイ
ミング情報を抽出し、内部の基準クロックをPLL(位
相ロックループ)回路により受信信号に同期させる方式
がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディジ
タル無線装置では、符号間干渉除去後の受信信号よりク
ロック再生回路にてクロック再生を行っているため、長
スパンでレイリーフェージングが発生する回線では受信
レベルの変動が激しく、データが断となる場合があり、
その際、クロック同期も外れ、再度同期状態となるまで
に時間がかかる問題があった。
【0007】本発明はこのような問題を解決するもの
で、受信レベルの変動を少なくし、データ断あるいはク
ロック同期外れをなくし、再度同期状態になるまでの時
間を短縮することができる装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信部に、搬
送波を出力する発振器と、この発振器からの搬送波出力
を入力データにより変調する変調器と、変調された信号
を送信周波数帯の周波数に変換し所定のレベルまで増幅
出力する送信周波数変換器とを備え、前記受信部に、前
記アンテナが受信した信号を中間周波数帯の周波数に変
換する受信周波数変換器と、受信中間周波数帯の信号か
らクロック再生を行うクロック再生回路と、搬送波周波
数を出力する発振器と、再生されたクロック信号および
前記発振器からの搬送波を受けて受信判定信号に復調す
る復調器とを備えたディジタル無線装置において、前記
送信部に、送信クロック信号に同期した正弦波を発生す
る正弦波発生回路と、この正弦波を中間周波数帯の周波
数に変換する第一のミキサと、この第一のミキサの出力
を前記変調器からの出力に重畳する合成器とを備え、前
記受信部に、中間周波数帯の信号からクロック周波数成
分を抽出する第一の帯域フィルタおよび第二の帯域フィ
ルタと、この第一の帯域フィルタおよび第二の帯域フィ
ルタのそれぞれの出力に前記発振器の出力を混合してベ
ースバンド周波数に変換する第二のミキサおよび第三の
ミキサとを備え、前記クロック再生回路は、この第二の
ミキサおよび第三のミキサの出力に同期する構成であ
り、前記復調器の前段に、受信信号の符号間干渉とクロ
ック周波数成分を除去するように基準タップの位置をシ
フトする手段を含む判定帰還型等化器を備えたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】送信部が送信クロックを正弦波として送信信号
に重畳する。受信部が受信信号からクロック周波数成分
を抽出し、その抽出したクロック周波数成分からクロッ
ク再生を行い、受信信号から判定帰還等化により符号間
干渉とクロック周波数成分とを除去する基準タップをシ
フトさせる。
【0010】すなわち、送信部では、変調器が発振器か
らの搬送波出力を外部からのデータにより変調する。一
方、分周器がクロック周波数成分を送信するために送信
クロックを分周し、正弦波発生回路がクロック周波数成
分を送信信号に重畳したときに基線スペクトラムとする
ためこの分周器からの出力に同期した正弦波を発生し、
第一のミキサがこの正弦波を中間周波数帯の周波数に変
換する。合成器が変調器および第一のミキサの出力を合
成し送信信号のスペクトラムの位置にクロック情報とし
て基線スペクトラムを重畳する。この変調信号を送信周
波数変換器が送信周波数帯の周波数に変換して一定レベ
ルまで増幅しアンテナに送出する。
【0011】受信部では、アンテナからの受信信号を受
信周波数変換器が中間周波数帯の周波数に変換し、AG
C増幅器が増幅して判定帰還型等化器がフェージングに
よるレベル変動を除去し復調器に送出する。一方、増幅
された信号を第一および第二のフィルタが周波数軸上で
所定の成分に分離し、第二および第三のミキサがベース
バンド信号に変換する。クロック再生回路がそれぞれの
ベースバンド信号を受けてクロック信号を再生し復調器
に送出する。
【0012】これにより、長スパンでレイリーフェージ
ングが発生し受信レベルの変動が激しい回線であっても
信号帯域を拡大することなく、比較的簡単な構成で安定
したクロック信号を供給することができ、さらに、同期
引き込み時間を短縮するとともに、回線品質を向上させ
ることができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の構成を示すブロック図、図2
は本発明実施例における送信信号の出力スペクトラムを
示す図である。
【0014】本発明実施例は、一つのアンテナ110に
送信部101および受信部102が接続され、送信部1
01に、搬送波を出力する発振器106と、この発振器
106からの搬送波出力を入力データにより変調する変
調器103と、変調された信号を送信周波数帯の周波数
に変換し所定のレベルまで増幅出力する送信周波数変換
器105とを備え、受信部102に、アンテナ110が
受信した信号を中間周波数帯の周波数に変換する受信周
波数変換器111と、変換された信号のフラットフェー
ジングによるレベル変動を除去するAGC(自動利得調
整)増幅器112と、受信中間周波数帯の信号からクロ
ック再生を行うクロック再生回路119と、搬送波周波
数を出力する発振器120と、再生されたクロック信号
および発振器120からの搬送波を受けて受信判定信号
に復調する復調器114とを備え、さらに、本発明の特
徴として、送信部101に、送信クロック信号を分周す
る分周器107と、この分周器107の出力に同期した
正弦波を発生する正弦波発生回路108と、この正弦波
を中間周波数帯の周波数に変換し出力する第一のミキサ
109と、この第一のミキサ109の出力を変調器10
3からの出力に重畳する合成器104とを備え、受信部
102に、中間周波数帯の信号からクロック周波数成分
を抽出する第一の帯域フィルタ115および第二の帯域
フィルタ116と、この第一の帯域フィルタ115およ
び第二の帯域フィルタ116のそれぞれの出力に発振器
120の出力を混合してベースバンド周波数に変換する
第二のミキサ117および第三のミキサ118とを備
え、クロック再生回路119は、この第二のミキサ11
7および第三のミキサ118からの出力に同期する構成
であり、復調器114の前段に、AGC増幅器112か
らの受信信号の符号間干渉とクロック周波数成分を除去
するための基準タップの位置をシフトする手段を含む判
定帰還型等化器113を備える。
【0015】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。
【0016】図3に示す従来装置と同様に、送信部10
1では、変調器103にて発振器106の搬送波出力を
外部から入力されるデータにより変調する。ここで、送
信するデータとは別にクロック周波数成分を送信するた
めに、分周器107にて送信クロック2fs(fs:シ
ンボル速度)を4分周し、正弦波発生回路108にて分
周器107の出力に同期したfs/2の正弦波を発生さ
せる。これはクロック周波数成分を送信信号に重畳した
際、基線スペクトラムとするためである。
【0017】次に、第一のミキサ109にて前記正弦波
を中間周波数帯の周波数に変換し、合成器104にて第
一のミキサ109の出力と変調器103の出力とを合成
する。この合成器104の出力スペクトラムは図2に示
すように、送信信号スペクトラム201の±fs/2の
位置にクロック情報としてクロック周波数スペクトラム
202、203が重畳されている。ここでは、伝送路で
の選択性フェージングにより基線スペクトラムのフェー
ドが発生することも考慮し、2個所に重畳している。こ
の変調信号を送信周波数変換器105にて送信周波数帯
の周波数に変換し、一定レベルまで増幅した後、アンテ
ナ110から送出する。
【0018】一方、受信部102では、アンテナ110
より受信した受信信号を受信周波数変換器111にて中
間周波数帯の周波数に変換し、AGC増幅器112にて
フラットフェージングによるレベル変動を除去する。こ
こで受信信号の出力スペクトラムは図2に示す通りとな
っている。従ってマルチパスフェージングのために生じ
る符号間干渉とともに、クロック周波数成分も伝送信号
からみれば2波のCW干渉波となるため除去する必要が
ある。この干渉除去に判定帰還型等化器113を用い
る。
【0019】一般に、判定帰還型等化器はトランスバー
サルフィルタ型の前方フィルタおよび後方フィルタによ
り構成され、基準タップの位置は前方フィルタの最終段
に固定されている。この基準タップの位置を前方フィル
タの入力側にシフトさせることで、符号間干渉の除去と
ともに、狭帯域の干渉波成分も同時に除去できることが
知られている。そこで、この基準タップをシフトさせた
判定帰還型等化器113にて符号間干渉およびクロック
周波数成分を除去し、復調器114にて受信判定信号を
得ることができる。
【0020】また、第一の帯域フィルタ115、第二の
帯域フィルタ116にて±fs/2の成分を周波数軸上
で分離し、それぞれ第二のミキサ117、第三のミキサ
118にてベースバンド信号に変換する。ここで得られ
る信号は、受信信号に同期したfs/2の正弦波であ
る。従って、これより受信信号に同期したクロック(2
fs)を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、長
スパンでレイリーフェージングが発生し受信レベルの変
動が激しい回線についても、信号帯域を拡大することな
く、比較的簡単な構成で安定したクロック信号の供給が
可能となり、また、フィードバック制御の必要がないた
めにPLL回路を用いたクロック再生方式よりも同期引
き込み時間が短縮され、回線品質を向上させることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本発明実施例における送信信号の出力スペクト
ラムを示す図。
【図3】従来例の構成を示すブロック図。
【図4】従来例における送信信号のスペクトラムを示す
図。
【符号の説明】
101、301 送信部 102、302 受信部 103、303 変調器 104 合成器 105、304 送信周波数変換器 106、120、305、312 発振器 107 分周器 108 正弦波発生回路 109 第一のミキサ 110、306 アンテナ 111、307 受信周波数変換器 112、308 AGC増幅器 113、309 判定帰還型等化器 114、310 復調器 115 第一の帯域フィルタ 116 第二の帯域フィルタ 117 第二のミキサ 118 第三のミキサ 119、311 クロック再生回路 201 送信信号スペクトラム 202、203 クロック周波数スペクトラム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信部に、 搬送波を出力する発振器と、 この発振器からの搬送波出力を入力データにより変調す
    る変調器と、 変調された信号を送信周波数帯の周波数に変換し所定の
    レベルまで増幅出力する送信周波数変換器とを備え、 受信部に、 アンテナが受信した信号を中間周波数帯の周波数に変換
    する受信周波数変換器と、 受信中間周波数帯の信号からクロック再生を行うクロッ
    ク再生回路と、 搬送波周波数を出力する発振器と、 再生されたクロック信号および前記発振器からの搬送波
    を受けて受信判定信号に復調する復調器とを備えたディ
    ジタル無線装置において、 前記送信部に、 送信クロック信号に同期した正弦波を発生する正弦波発
    生回路と、 この正弦波を中間周波数帯の周波数に変換する第一のミ
    キサと、 この第一のミキサの出力を前記変調器からの出力に重畳
    する合成器とを備え、 前記受信部に、 中間周波数帯の信号からクロック周波数成分を抽出する
    第一の帯域フィルタおよび第二の帯域フィルタと、 この第一の帯域フィルタおよび第二の帯域フィルタのそ
    れぞれの出力に前記発振器の出力を混合してベースバン
    ド周波数に変換する第二のミキサおよび第三のミキサと
    を備え前記クロック再生回路は、この第二のミキサおよ
    び第三のミキサの出力に同期する構成であり、 前記復調器の前段に、受信信号の符号間干渉とクロック
    周波数成分を除去するように基準タップの位置をシフト
    する手段を含む判定帰還型等化器を備えたことを特徴と
    するディジタル無線装置。
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JP3304683B2 (ja) 1995-05-02 2002-07-22 富士通株式会社 無線装置

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