JPH0760937A - 印刷機用ロール - Google Patents
印刷機用ロールInfo
- Publication number
- JPH0760937A JPH0760937A JP5216066A JP21606693A JPH0760937A JP H0760937 A JPH0760937 A JP H0760937A JP 5216066 A JP5216066 A JP 5216066A JP 21606693 A JP21606693 A JP 21606693A JP H0760937 A JPH0760937 A JP H0760937A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- rotation axis
- heat pipe
- bearing
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロールの温度分布の均一化を図った。
【構成】 軸受2で支承されるロール3の回転軸4の軸
受部内に、一端が回転軸4の端部より外部に突出して冷
却媒体6を封入したヒートパイプ7を設けたことを特徴
としている。
受部内に、一端が回転軸4の端部より外部に突出して冷
却媒体6を封入したヒートパイプ7を設けたことを特徴
としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷機の版胴およびブラ
ンケット胴などの印刷機用ロールに関する。
ンケット胴などの印刷機用ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来版胴の冷却は例えば図6に示すよう
にフレーム1に軸受2を介して支承される版胴3の回転
軸4の駆動側に取付けた歯車5の駆動により版胴3を回
転してこれに接するインキローラ群中にある往復ローラ
6に通水される通水により版胴3は冷却されていた。
にフレーム1に軸受2を介して支承される版胴3の回転
軸4の駆動側に取付けた歯車5の駆動により版胴3を回
転してこれに接するインキローラ群中にある往復ローラ
6に通水される通水により版胴3は冷却されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし版胴の温度上昇
は、軸受部で発熱し、この熱が主として熱伝導により軸
を経由して版胴に伝わるものであるため、版胴の端部は
中央部よりも温度が高くなり、一方インキの粘度は、温
度に依存するため、版胴の端部のインキ粘度が低下しこ
のため版胴における印刷インキの転移(インキ着けロー
ラから版胴およびブランケット胴を経て紙へ転写される
インキの流れ)特性が版胴端部と中央部とで異なり最終
の印刷物に地汚れと称する印刷障害が発生する問題があ
った。
は、軸受部で発熱し、この熱が主として熱伝導により軸
を経由して版胴に伝わるものであるため、版胴の端部は
中央部よりも温度が高くなり、一方インキの粘度は、温
度に依存するため、版胴の端部のインキ粘度が低下しこ
のため版胴における印刷インキの転移(インキ着けロー
ラから版胴およびブランケット胴を経て紙へ転写される
インキの流れ)特性が版胴端部と中央部とで異なり最終
の印刷物に地汚れと称する印刷障害が発生する問題があ
った。
【0004】本発明は、かかる問題点に対処するため開
発されたもので軸受部の発熱を抑制させることを目的と
する。
発されたもので軸受部の発熱を抑制させることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成を実施例に対応する図1乃至図3を用
いて説明すると本発明は軸受2で支承されるロール3の
回転軸4の軸受部内に、一端が回転軸4の端部より外部
に突出して、冷却媒体6を封入したヒートパイプ7を設
けたことを特徴とする。
めの本発明の構成を実施例に対応する図1乃至図3を用
いて説明すると本発明は軸受2で支承されるロール3の
回転軸4の軸受部内に、一端が回転軸4の端部より外部
に突出して、冷却媒体6を封入したヒートパイプ7を設
けたことを特徴とする。
【0006】更に本発明は前記ヒートパイプ7の回転軸
端部より外部に突出する突出部に冷却用フイン9を設け
たことを特徴とする。
端部より外部に突出する突出部に冷却用フイン9を設け
たことを特徴とする。
【0007】
【作用】そして本発明は上記の手段によりロールの回転
軸の軸受で支承される軸受部に、一端が回転軸端部より
外部に突出して設けられるヒートパイプは、該パイプ内
に封入される冷却媒体を介して回転軸の軸受部で発生す
る熱を吸収して蒸発するため軸受部の発熱を防止し、そ
の冷却媒体の蒸気は、ヒートパイプの回転軸端部より外
部に突出する突出部に設けた冷却フインへ移動し、外気
あるいは強制的な冷却(空気或は水冷等)により冷却さ
れ凝縮して、ヒートパイプ中で冷却媒体は蒸発と凝縮を
繰返して軸部の発生熱を外部へ運び出す。
軸の軸受で支承される軸受部に、一端が回転軸端部より
外部に突出して設けられるヒートパイプは、該パイプ内
に封入される冷却媒体を介して回転軸の軸受部で発生す
る熱を吸収して蒸発するため軸受部の発熱を防止し、そ
の冷却媒体の蒸気は、ヒートパイプの回転軸端部より外
部に突出する突出部に設けた冷却フインへ移動し、外気
あるいは強制的な冷却(空気或は水冷等)により冷却さ
れ凝縮して、ヒートパイプ中で冷却媒体は蒸発と凝縮を
繰返して軸部の発生熱を外部へ運び出す。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1に基づいて説明
すると1はフレームを示し該フレーム1に軸受2を介し
て支承されるロール3の回転軸4には、その軸受部内に
中空部を形成し、該中空部に一端が回転軸4の端部より
外部に突出させて冷却媒体6を封入するヒートパイプ7
を設けた。ヒートパイプ7はパイプ単体を回転軸4の中
空部に挿入することも可能であるが、ここではヒートパ
イプ7の一部を構成するキャップ7aを回転軸4端に取
付けて該キャップ7aをもって回転軸端より突出する突
出部に形成した。
すると1はフレームを示し該フレーム1に軸受2を介し
て支承されるロール3の回転軸4には、その軸受部内に
中空部を形成し、該中空部に一端が回転軸4の端部より
外部に突出させて冷却媒体6を封入するヒートパイプ7
を設けた。ヒートパイプ7はパイプ単体を回転軸4の中
空部に挿入することも可能であるが、ここではヒートパ
イプ7の一部を構成するキャップ7aを回転軸4端に取
付けて該キャップ7aをもって回転軸端より突出する突
出部に形成した。
【0009】図2は本発明の他の実施例を示すもので回
転軸4の軸端より突出するヒートパイプ7の突出部即ち
キャップ7aには冷却媒体6の供給用の弁8と、放熱の
ための冷却フイン9とを設けた。図3は本発明の更に他
の実施例を示すもので凝縮した冷却媒体6を回転軸4の
回転による遠心力を有効に使って回転軸4の中空部即ち
蒸発部に供給すべくキャップ7aを円錐状に形成した。
転軸4の軸端より突出するヒートパイプ7の突出部即ち
キャップ7aには冷却媒体6の供給用の弁8と、放熱の
ための冷却フイン9とを設けた。図3は本発明の更に他
の実施例を示すもので凝縮した冷却媒体6を回転軸4の
回転による遠心力を有効に使って回転軸4の中空部即ち
蒸発部に供給すべくキャップ7aを円錐状に形成した。
【0010】なおヒートパイプ7の中は空気などの不凝
縮ガスは最初に排気して水等の冷却媒体は気液=相状態
として蒸発および凝縮時の水とヒートパイプ内表面との
熱伝達を(熱伝達係数で示すと104 W/m2 Kのオー
ダー)で良好にすることができ、従来の図5に示す温度
分布に比べて図4に示す如くロールの端部と中央部との
温度差は1℃以下にすることができる。
縮ガスは最初に排気して水等の冷却媒体は気液=相状態
として蒸発および凝縮時の水とヒートパイプ内表面との
熱伝達を(熱伝達係数で示すと104 W/m2 Kのオー
ダー)で良好にすることができ、従来の図5に示す温度
分布に比べて図4に示す如くロールの端部と中央部との
温度差は1℃以下にすることができる。
【0011】
【発明の効果】このように本発明によるときは軸受で支
承されるロールの回転軸の軸受部内に、一端が回転軸端
部より外部に突出して冷却媒体を封入したヒートパイプ
を設けたものであるからヒートパイプは回転軸軸受部の
発熱を防止してロールの幅方向の温度を均一化すること
ができ、従来の欠点であった印刷障害を低減して印刷の
生産性を向上することができ、特に水なし平版印刷機械
のように湿し水を使わないものでの回転軸部の発熱を有
効に防止できる等の効果を有する。
承されるロールの回転軸の軸受部内に、一端が回転軸端
部より外部に突出して冷却媒体を封入したヒートパイプ
を設けたものであるからヒートパイプは回転軸軸受部の
発熱を防止してロールの幅方向の温度を均一化すること
ができ、従来の欠点であった印刷障害を低減して印刷の
生産性を向上することができ、特に水なし平版印刷機械
のように湿し水を使わないものでの回転軸部の発熱を有
効に防止できる等の効果を有する。
【図1】本発明の一実施例を示す概略図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す概略図である。
【図3】本発明の更に他の実施例を示す概略図である。
【図4】本発明によるロールの温度分布を示す図であ
る。
る。
【図5】従来例によるロールの温度分布を示す図であ
る。
る。
【図6】従来例を示す概略図で(a)は正面図、(b)
は側面図である。
は側面図である。
2 軸受 3 ロール 4 回転軸 6 冷却媒体 7 ヒートパイプ 9 冷却フイン
Claims (2)
- 【請求項1】 軸受で支承されるロールの回転軸の軸受
部内に、一端が回転軸の端部より外部に突出して冷却媒
体を封入したヒートパイプを設けたことを特徴とする印
刷機用ロール。 - 【請求項2】 前記ヒートパイプの回転軸端部より外部
に突出した突出部に冷却用フインを設けたことを特徴と
する請求項1記載の印刷機用ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5216066A JPH0760937A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 印刷機用ロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5216066A JPH0760937A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 印刷機用ロール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0760937A true JPH0760937A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16682744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5216066A Withdrawn JPH0760937A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 印刷機用ロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0760937A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113400775A (zh) * | 2021-07-27 | 2021-09-17 | 杨震 | 一种用于印刷机的便于调温的印刷辊 |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP5216066A patent/JPH0760937A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113400775A (zh) * | 2021-07-27 | 2021-09-17 | 杨震 | 一种用于印刷机的便于调温的印刷辊 |
CN113400775B (zh) * | 2021-07-27 | 2022-12-09 | 山东达美新型材料有限公司 | 一种用于印刷机的便于调温的印刷辊 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |