JPH0760902B2 - 半導体装置作製方法 - Google Patents

半導体装置作製方法

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JPH0760902B2
JPH0760902B2 JP60120881A JP12088185A JPH0760902B2 JP H0760902 B2 JPH0760902 B2 JP H0760902B2 JP 60120881 A JP60120881 A JP 60120881A JP 12088185 A JP12088185 A JP 12088185A JP H0760902 B2 JPH0760902 B2 JP H0760902B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、酸素及び窒素を極低濃度にした超高純度の水
素またはハロゲン元素を含む半導体材料及びかかる材料
を用いて半導体装置を作製する方法に関する。
本発明は、光照射により光起電力を発生する活性半導体
層である真性または実質的に真性(PまたはN型用不純
物を1×1014〜5×1017cm-3濃度に人為的に混入させ
た、またはバックグラウンドレベルで混入した)半導体
に対し、光劣化特性を誘発する酸素及び窒素を5×1018
cm-3以下好ましくは1×1018cm-3以下の極低濃度にする
ことを目的としている。
本発明は、かかる目的のため、基板上にプラズマCVD
法、光CVD法または光プラズマCVD法により水素またはハ
ロゲン元素を含む半導体を500℃以下の温度、一般には1
50〜300℃の減圧下にて形成した後、大気圧(760torr)
に戻すに際し、酸素及び窒素を含まないまたは十分含ま
ない雰囲気(即ち大気圧にするための気体中に酸素また
は窒素が好ましくは0.1%以下の量しか含まれない雰囲
気)を利用して戻すことを目的としている。さらに本発
明は基板としては好ましくは合成石英を用い、その中の
ナトリュームを十分脱ナトリューム処理を施すことによ
りナトリュームが形成される半導体中に酸素及び窒素と
同様に混入しないように努めるものである。
特に、この活性半導体層であるI層において、その酸素
及び窒素をその界面または表面近傍にて、より少ない含
有率とすることにより、I層に存在するこれらの不純物
の表面または界面での不純物濃度を低くすることを目的
とする。特に、表面付近で高い不純物濃度となるいわゆ
るU型とすることを防ぐのである。特に酸素または窒素
であってもSi−O−SiまたはSi−N−Siの結合を有して
いない吸着性の酸素および窒素元素または分子を除去す
ることを目的としている。そして半導体中に存在する酸
素の濃度(SIMSで測定した場合における最低濃度)を5
×1018cm-3以下好ましくは1×1018〜1×1016cm-3にま
で下げることにより、水素またはハロゲン元素が添加さ
れた非単結晶半導体(以下単に半導体という)例えばシ
リコン半導体の再結合中心の密度を、1×1018cm-3より
1×1017cm-3以下好ましくは概略5×1016cm-3以下にま
で下げるのに成功し、かつ光照射により光伝導度が劣化
するいわゆるステブラ・ロンスキ効果の変化量をAM1
(2時間)の条件下において1/2以下に軽減または除去
することを特徴としている。
以下に図面に従って示す。
第1図は本発明の半導体装置の作製に用いられた製造装
置の概要を示す。
第1図は本発明に用いられた超高真空装置(UHV装置)
のブロックダイヤグラム図を示す。
図面において、基板の挿入、脱着用の第1の予備室
(1)と、この予備室(1)にゲイト弁(3)により連
結された第2の予備室(2)とを有する。この第2の予
備室は第2のゲイト弁(5)によりクライオポンプ
(6)と分離され、第3のゲイト弁(7)によりターボ
分子ポンプ(8)とも分離されている。そして基板(図
面では(10)として示す)を第1の予備室に挿着後ゲイ
ト弁(3),(7)を開、ゲイト弁(5),(4)を閉
としターボ分子ポンプ(8)にて第1、第2の予備室を
真空引きする。さらに10-6torr以下とした後、ゲイト弁
(5)を開、ゲイト弁(7)を閉とし、クライオポンプ
にて10-10torrにまで真空引きをする。次に基板を第1
の予備室(1)より第2の予備室(2)に移す。そして
第4のゲイト弁(4)をへて反応室(11)を有する系に
基板(10)を移設することができる。反応室には高周波
電源(13)により一対の電極(14),(15)間にプラズ
マ放電を成さしめ得る。
反応性気体はドーピング系(21)より加えられ、気相反
応の結果生じる不要物は他のターボ分子ポンプ(9)に
より圧力をコントロールバルブ(22)により制御させつ
つ排気される。
基板(10)は、第1の予備室(1)の中にあるヒータ
(図面では(12)に示してある)の下側に配設する。こ
のヒータ(12)により、基板(10)は必要とされる温度
に加熱される。
この基板は予め一対の電気伝導度の測定用電極を(第2
図(A),(24),(24′)に示す)有している。
この電極に外部よりの一対のプローブ(17),(18)を
接触させることができ、光照射(20)の有無により光伝
導度と暗伝導度との測定を真空中でIN SITUの条件下に
て可能としている。
基板は予め第1の予備室に封入され、移動機構(19)に
より第2の予備室(2)に移設される。
さらに、他の移動機構(19′)によりここより反応室
(11)に移され、この反応室をクライオポンプ(6)に
より10-10torrにまで真空引きをし、背圧を10-10torrの
超高真空(UHV)にする。
さらに第4のゲイト弁(4)を閉とした後、ターボ分子
ポンプ(9)をオンとし、反応性気体をドーピング系
(21)より加え、また高周波エネルギ(13.56MHz,出力1
0W)を(13)より加え、プラズマCVD法により非単結晶
半導体被膜、ここでは水素の添加されたアモルファスシ
リコン膜を形成する。かくして基板上に0.5μmの厚さ
に不純物の添加のない非単結晶半導体を形成する。
反応性気体とキャリアガスとは、酸素、水の不純物を0.
1PPM以下、好ましくは1PPBにまで下げた高純度とする。
キャリアガスとしては超高純度の水素を(21)より導入
させる。
また、珪素膜を形成させようとする場合、超高純度に液
化精製した珪化物気体であるシランを(21)より導入す
る。また、光電返還装置を構成する場合はこのドーピン
グ数を増しP型用不純物であるジボランをシランにより
500〜5000PPMに希釈させて(21′)より導入すればよ
い。また、N型不純物であるフォスヒンをシランにより
5000PPMに希釈して(21″)より導入すればよい。
排気系はターボ分子ポンプ(9)およびコントロールバ
ルブ(18),真空ポンプを経て排気させる。
反応炉内の圧力はコントロールバルブ(18)により0.00
1〜10torr代表的には0.05〜0.1torrに制御する。
基板(10)はヒータ12によって所定の温度に加熱され
る。
500℃以下の温度例えば250℃によって得られる電気伝導
度測定用の基板(10)の縦断面図を第2図(A)に示
す。さらに光電変換装置の縦断面図を第2図(B)に示
す。
第2図(A)はガラス基板(10)上に一対の電極(ここ
ではクロムを使用)(21),(21′)を形成し、この上
面を覆って真性または実質的に真性のアモルファス半導
体(22)を形成した状態である。
この状態において、さらに光(14)を下側より照射す
る。その光伝導度及び暗伝導度はその測定を大気中で測
定したり、また第1図に示す第1の予備室にてIN SIT
U、即ち被膜形成後雰囲気を真空中より変えることなく
一対の電極(24),(24′)にプローブ(17),(18)
をたてて接触法で測定した。
第3図は第2図の構造で従来方法によって得られた電気
伝導度特性である。即ち、基板温度250℃、反応炉内の
圧力0.1torrとした条件で得られたアモルファス珪素被
膜の電気伝導特性である。
そして図3には、従来より公知の基板としての通常の白
板ガラス(曲線(27),(27′)),石英ガラス(曲線
(28),(28′))の場合のデータも示す。これらのデ
ータは、これらのガラス上に非単結晶シリコン半導体層
を0.6μmの厚さに形成した場合の光照射(AM1)伝導
度、暗伝導度である。特にこのデータは第2図(A)の
基板を第1図の装置より外部(大気中)に取り出し、大
気圧下にて測定したものである。なお、被膜を大気圧と
する時、第1の伝導度にて窒素を充填し、予備室内の圧
力を10-8torrより710torrとした。
図面より明らかな如く、通常の白板ガラス及び石英の基
板による違いを比較すると、明らかに石英ガラス上に形
成した方が高劣化特性が小さい。
その原因の1つとして不純物特にナトリューム不純物の
影響を考えることができる。
ちなみに、通常の白板ガラスの成分(単位重量%)を以
下の表に示す。
以上に示す如く、通常の板ガラス中には多量のナトリュ
ームが混入していることがわかる。
このため、光伝導度の曲線(27),暗伝導度の曲線(2
7′)のように劣化の激しいものとなってしまう。即
ち、初期状態の電気特性において、光伝導度(27−
1),暗伝導度(27′−1)を示す。これらはともに大
きく、このI型半導体層はN型化しており、ナトリュー
ムイオンがドナーとして働いていることを推定させる。
さらにここにAM1(100mW/cm2)の光を室温で2時間照射
すると、光伝導度は(27−2),暗伝導度(27′−2)
に低下する。この後、150℃2時間の大気中での熱アニ
ールを行うことにより、再び初期と同様の値(27−
3),(27′−3)を示す。即ち、可逆性を有する。こ
の特性はステブラ・ロンスキ効果として知られる。
さらに、かかる板ガラス基板を用いるのではなく、石英
基板を用いてその上に0.6μmの厚さにアモルファスシ
リコン膜を形成したものの電気特性として光伝導度(2
8),暗伝導度(28′)を得た。
即ち、光伝導度、新伝導度の同一条件下で低下の程度は
約1/3にまで少なくなり、た熱アニール(150℃、2時
間)による回析も初期値に回析している。
このことにより、ガラス基板を変えることにより光照射
効果を軽減できることが理解される。
この溶融石英ガラスは板ガラスに比べナトリュームの量
は以下の表に示すが、1/1000以下であることが知られて
いる。
珪素の一般の特性として日本石英製透明石英ガラスの成
分(単位PPM)を示す。
これより明らかな如く、溶融石英中には2PPMものナトリ
ュームが混入している。しかしこれを合成石英とする
と、その量をさらに1/500まで下げることができる。
さらに本発明に至るための実験データとして、第4図を
示すごとができる。即ち、曲線(29),(29′)であ
る。第1図に示す超高真空(UHV)装置にてサンプルを
作製した後、その基板を第1図の反応室(11)より第1
の予備室(1)に移し、さらにその基板を大気に触れさ
せることなく超高真空下において光照射(20)の有無に
よる電気伝導度の変化(29),(29′)を測定したもの
である。
即ち被膜形成後第1図において、ゲイト弁(7),
(4)を閉とし、ゲイト弁(5),(3)を開とし第1
の予備室(1)のクライオポンプ(6)にて真空引きし
た。するとこの第1の予備室内の真空度は10-8torr以下
に保持することができる。
そして形成された被膜をまったく大気に触れさせること
なく保持することができる。そしてこの基板に対し下側
からの光照射(20)により光伝導度及び暗伝導度の測定
を行った。
すると第4図を得ることができる。
即ち、温度25℃、真空度4×10-8torrの測定で初期の暗
伝導度(29′−1),光伝導度(29−1)(ハロゲンラ
ンプを使用)を求め、これにハロゲンランプ(100mW/cm
2)を8時間照射した。すると電気伝導度は(29−
2),(29′)へと光伝導度が9×10-5(Ωcm)-1より
5×10-5(Ωcm)-1に約1/2に低下した。この試料に対
し150℃3時間の加熱処理を行った。すると、一般には
第3図(28−3),(28′−3)に示す如く初期状態の
値にまで回復すべきであるが、超高真空下では第4図に
おいて(29−3),(29′−3)と殆ど一定または少し
減少している。さらにこの状態で25℃にて6時間放置し
た。すると(29−4),(29′−4)を得ることができ
た。さらに加えて170℃、7時間の超高真空中にて加熱
アニール処理を行うと、その光伝導度及び暗伝導度は
(29−5),(29′−5)とやはり一定である。
即ち、真空中のIN SITU測定ではいわゆるステプラ・ロ
ンスキ効果はまったく観察されないことが判明した。
この後この第3図における第1の予備室に窒素を導入
し、大気圧(750torr)とする。そしてその状態での測
定値は(29−6),(29′−6)を得る。即ち真空中の
値とほぼ同じである。しかしこの後、同じ第1の予備室
内で窒素雰囲気中にて150℃5時間アニールを行うと(2
9−6),(29′−6)と電気伝導度から明らかに増加
をする。
即ち、真空中で光照射により不対結合ができそれは一定
化に漸近するのみであり、この不対結合手は真空中の熱
アニールでは消滅しないことが判明した。
この同一サンプルに対し大気中での光−熱サイクルを試
みた。
第5図は大気中での光−熱サイクルの結果を示す。する
と第4図(29−7),(29′−7)に対応して初期値
(29−7),(29′−7)を得る。そして150℃、3時
間のアーニルにて(29−8),(29′−8)と電気伝導
度の増加を観察した。またハロゲンランプにて照射する
と(29−9),(29′−9)と電気伝導度が低下する。
さらに150℃、2時間大気中の熱アニールにより(29−1
9),(29′−10)と回復をする。さらにAM1(100mW/c
m)のソラーシュミレイタにて2時間照射すると(29−1
2),(29′−12)を得る。
以上の実験の結果よりいえることは、ステブラ・ロンス
キ効果は大気中においてのみみられる現象である。そし
て本発明人の発明したSEL(State excitation by Ligh
t)効果が超高真空中にてみられる。光照射、熱アニー
ルの条件にて非可逆過程を与えることができる。本発明
はかかる特性を利用したものである。即ち大気圧(760t
orr)にUHV状態より戻す場合、その使用する気体が窒素
及び酸素においては、いわゆるステブラ・ロンスキ効果
を有せしめる。しかしこの大気に戻す際、この気体をア
ルゴン、クリプトン、ヘリューム、水素またはこれらの
混入気体とするならば、半導体中に多数に存在する内部
表面への酸素、窒素の吸着を防ぐことができる。そして
吸着気体材料の熱、光処理によるミクロな移動がないた
め、電気伝導度での可逆性を防ぐことができる。
即ち、第4図において(29−5),(29′−5)の試料
に対し、酸素、窒素の含有しないまたは十分含有しない
気体であるアルゴン、クリプトン、キセノン、ヘリュー
ム、水素またはこれらの混合気体、さらにこれらにハロ
ゲン元素を添加した気体を導入する。すると半導体中に
はミクロなレベルでの多孔を多量に有しているため、こ
の多孔内に不活性気体が充填し、大気中に戻しても酸
素、窒素の吸着を防ぐことができる。そしてその後、15
0℃2時間の熱アニールを行っても第4図(29−7),
(29′−7)に示される如く、回復しないで一定値を作
ることができる。
さらにこの混合気体または水素を紫外光にて活性にし、
活性水素を用いて大気圧とするとともにこれらを100〜5
00℃代表的には250〜300℃にて熱処理を施す。すると電
気伝導度は(29−1),(29′−1)に再び復帰した。
しかしこの値に対しその後大気中で電熱サイクルを第5
図に示す如くに加えても、その変化率は初期値の1/2以
下であった。
上記熱処理は、半導体中の不対結合手を中和させるため
の水素を閉じ込めるために行われる。上記加熱処理を行
うことで、不対結合手を減少させ、半導体として安定性
を高めることができる。
た上記加熱処理は、図1に示す装置のヒータ12を用いて
基板(10)を加熱することによって行われる。従って、
上記加熱処理の温度は基板の温度として見ることができ
る。
第2図(B)は第1図の製造装置を用いて形成した光電
変換装置の縦断面図を示したもので、反応系に対し脱ナ
トリューム化処理を施した合成石英ガラス基板(32)上
にSnO2膜の透明導電膜(33),さらにP型炭化珪素(Si
xC1-X0<X<1)(例えばX=0.8)またはP型珪素半
導体(32)により100Åの厚さに形成した。さらにこの
後、第1図に示す如く、この反応系をターボ分子ポンプ
にて十分(10-8torr以下)真空引きをし、精製したシラ
ンにより真性半導体層を0.6μmの厚さに(31)として
形成した。さらに再び真空引きをしてN型半導体層(3
5)をシランにメタンを混入してSixC X=0.9とし、さら
にフォスヒンを1%の濃度に混入して300Åの厚さに形
成した。
この後、この基板を第1の予備室にまで移設し、ここで
水素が10%混合したアルゴン(純度4N以上)を導入し、
大気圧とした。またこの非酸化物窒化物雰囲気にてこの
基板を200℃に加熱した。その後、室温にした後、この
基板を大気中に引き出し、反射性電極例えばITOを0.1μ
mの厚さに形成し、さらにこの上に公知の銀またはアル
ミニュームを0.2μmの厚さに真空蒸着して設ける。
I型半導体層の形成条件は高周波出力は5W、基板温度21
0℃とした。すると変換効率11.8%を得ることができ
た。
第6図は、本発明方法を用いてPIN接合を有した半導体
装置の定エネルギ分光特性を示したものである。即ちも
ちろん酸素、窒素の濃度がU型分布の最低濃度において
5×1018cm-3以下、ここでは2×1018cm-3である。それ
に加えて、本発明方法、即ちPIN接合を第3図(B)に
示す如くに積層した後、大気圧にするのにアルゴンを用
いた。すると半導体中に多量に存在するマイクロ・ボン
ド表面即ち内部表面または空孔内にはアルゴンが充填さ
れる。その結果、従来より公知の方法にて空気を用いて
反応炉の圧力を大気圧にした場合の酸素の含有に比べ
て、十分表面に吸着(内部表面をも)する酸素量を少な
くすることができた。そしてその結果、光劣化特性をさ
らに小さくすることが可能となった。しかしこのアルゴ
ンは長時間の使用において少しづつ大気と置換し得る。
しかしその程度は、分子半径の大きいAr,Krを用いる方
がHe,H2等の小さい分子半径の気体を用いて真空中より
真空雰囲気を大気にするより長期使用における劣化の増
加をはるかに少なくすることができる。
第6図において、初期状態の曲線(50)に対し光照射
(AM1)を2時間行うとかえって特性が向上ぎみの曲線
(51)が得られた。さらに150℃、2時間の熱アニール
を行うと曲線(52)がわずかに変化したにすぎなかっ
た。
このことにより、酸素、窒素、ナトリューム等をより小
量の存在とすることがきわめて特性安定(劣化防止)化
に重要であることが判明した。
以上のごとく、本発明は酸素、窒素及びナトリュームを
少なくすること、特に被膜を形成した後被膜を大気圧に
戻す際アルゴン、ヘリューム、クリプトン水素及びそれ
らの混合気体とすることにより、半導体表面及び内部へ
の酸素、窒素の含浸を防ぐものである。そしてI型半導
体中にて不純物の最低濃度領域を5×1018cm-3以下とす
るのみならず、その界面及び半導体表面部分における酸
素、窒素の不純物濃度を下げたものである。そしてこれ
ら酸素及び窒素、不純物としてのナトリュームを少なく
していけばいくほど、光電変換装置としての変換効率の
低下を防ぐことができ、ひいては信頼性も向上すること
を見いだした。
本発明において形成される被膜はアモルファスシリコン
半導体を主として示した。しかしSixC1-X(0<X<
1),SixGe1-X(0<X<1),SixSn1-X(0<X<1)
を用いてもよいことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の半導体装置作製用のプラズマ気相反応
炉の概要を示す。 第2図は電気伝導度の測定用系の縦断面図(A)および
本発明の光電変換装置を示す。 第3図は従来より知られた真性半導体の電気特性を示
す。 第4図は本発明方法を見出すために得られた特性を示
す。 第5図は大気中で観察された真性半導体の電気特性の変
化を示す。 第6図は本発明の光電変換装置の定エネルギ分光特性を
示す。 〔符号の説明〕 1……第1の予備室 2……第2の予備室 3、4、5、7……ゲイト弁 6……クライオポンプ 8……ターボ分子ポンプ 9……ターボ分子ポンプ 10……基板 11……反応室 12……ヒータ 13……高周波電源 14、15……電極 17、18……プローブ 19……移動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−209114(JP,A) 日経エレクトロニクス 1982年12月20日 号、第168頁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に水素またはハロゲン元素を含む半
    導体被膜を500℃以下の温度で減圧下にて形成する工程
    と、該被膜を形成した後アルゴン、ヘリューム、水素、
    クリプトン、キセノンまたは該気体の混合物または該気
    体にハロゲン元素を含む気体雰囲気の中で大気圧にまで
    戻すことを特徴とした半導体装置作製方法。
JP60120881A 1985-06-03 1985-06-03 半導体装置作製方法 Expired - Lifetime JPH0760902B2 (ja)

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JP60120881A JPH0760902B2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03 半導体装置作製方法

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日経エレクトロニクス1982年12月20日号、第168頁

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