JPH0760548A - 放電加工装置の制御装置 - Google Patents

放電加工装置の制御装置

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JPH0760548A
JPH0760548A JP20964293A JP20964293A JPH0760548A JP H0760548 A JPH0760548 A JP H0760548A JP 20964293 A JP20964293 A JP 20964293A JP 20964293 A JP20964293 A JP 20964293A JP H0760548 A JPH0760548 A JP H0760548A
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久 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工状態に応じて確実にワイヤ電極の断線や
アークの発生を防止し、高精度で生産性の高い放電加工
を実現する。 【構成】 複数の通電経路の電流値を測定する電流測定
手段13aおよび13bと、複数の電流測定手段の測定
結果から放電位置を求める放電位置判定手段14と、放
電位置判定手段の判定履歴から加工領域を認識する加工
領域認識手段15と、加工領域認識手段の結果から、加
工電気条件、加工液圧力または流量、ワイヤ電極送り条
件等を変更制御する制御手段10を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放電加工機に関し、
放電加工中におけるワイヤ電極の断線の防止、加工効率
の向上、アークなどの異常加工の回避に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図20は従来のワイヤ放電加工装置を示
す図である。図において、1はワイヤ電極、2は被加工
物、3はワイヤ電極1と被加工物2との加工間隙に放電
電流パルスを供給する加工用電源、4a、4bはワイヤ
電極1に接触している給電点、5a、5bはそれぞれ加
工用電源3と給電点4a、4bを接続する給電線、6
a,6bはワイヤガイド、7a,7bは加工液ノズル、
8は加工用電源のスイッチング動作を制御するパルス発
振器、9は極間における加工電圧を検出する極間電圧検
出回路、10は加工条件パラメータをパルス発振器8に
出力することにより、加工電気条件をセットする制御装
置、11は極間の平均電圧を検出する平均電圧検出回
路、12は平均電圧検出回路11の出力によりワイヤ電
極1と被加工物2との相対位置を位置決めする駆動装置
(図示せず)に対する指令値を演算する数値制御装置で
ある。
【0003】次に動作について説明する。制御装置10
に予めセットされた加工電気条件パラメータに基づき、
制御装置10はこのパラメータ情報をパルス発振器8に
出力する。パルス発振器8はこのパラメータに基づき、
所定の電流ピーク、パルス幅、休止時間を持った駆動信
号を加工用電源3に出力する。加工用電源3はこの駆動
信号によって駆動され、所定の電流パルスが被加工物2
の上部及び下部でワイヤガイド6a、6bにより保持さ
れたワイヤ電極1と被加工物2との加工間隙に供給され
るとともに、加工液ノズル7a、7bから一般には水ま
たは水系の加工液が供給されることによって放電加工が
行われる。
【0004】図21は図20の動作を示すタイミングチ
ャートである。図において、S1のタイミングにより比
較的低電圧の電源により加工間隙に電圧を印加した後、
極間電圧検出回路9は加工間隙における電圧波形により
放電の発生を検出するとともに(S2)、電圧が加工間
隙に印加されてから放電が発生するまでの遅れ時間(以
下、無負荷時間とする)を計測し(S3)、この結果を
パルス発振器8に出力する。パルス発振器8は図3のS
3(b)のように電圧印加から放電が発生するまでの無
負荷時間が小さい場合(即放電)には、極間の状態が短
絡またはアークなどの異常状態に近いと判断し、S4の
タイミングで高電流の電源によりW2(b)のようなパ
ルス幅が小さくピークの低い電流波形を供給する。ま
た、逆に無負荷時間がS3(a)のように比較的長い場
合には正常放電と判断し、W2(a)のようなパルス幅
が大きくピークの高い電流波形を供給する。こうした、
ピークの異なる三角波形は特にワイヤ放電加工において
多く用いられ、放電の状態に応じて電流波形(ピーク値
など)を制御することにより、ワイヤ電極の断線などを
防止することができ、加工速度が大幅に向上する。平均
電圧検出回路11は加工中の平均電圧を検出し、この電
圧に基づいてワイヤ電極1と被加工物2との相対位置を
一定に維持するようにワイヤ電極1または被加工物2の
送り制御を行う。即ち、検出した平均電圧が所定値以上
の場合にはワイヤ電極1または被加工物2の送り速度を
増大させ、平均電圧が所定値以下の場合にはワイヤ電極
1または被加工物2の送り速度を減少させるよう、数値
制御装置12により送り速度の演算を行い、位置決め制
御が行われる。なお、図中W1は放電電圧を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のワイヤ放電加工
装置は、上記のように構成されており、加工中における
状態変化はワイヤ電極と被加工物の間の平均加工電圧に
よって検出し、ワイヤ電極の送り速度を制御していたた
め、急激な加工面積の変化、または加工形状の変化のあ
る場合にはワイヤ電極の断線や集中アークなどの異常加
工を的確に防止し、かつ加工間隙を一定に制御すること
は不可能であった。このため、自動加工を行う際には予
め被加工物の形状の変化する個所を加工プログラム中に
入力して加工条件を変更するか、全ての加工範囲でワイ
ヤ断線が発生しないような加工エネルギーの低い加工条
件を設定する必要があり、非能率的であり、生産性が低
かった。
【0006】こうした問題に対し、従来技術として特公
昭62−47133号公報、特開平3−111121号
公報等には、放電位置の検出手段を用いて、放電点の位
置的集中を検出してワイヤ断線を回避する方法が示され
ている。
【0007】しかしながら、上記の方法は何らかの加工
状態の変化で位置的に放電がある箇所に集中した場合を
回避するための手段であるために、加工状態が変化した
際に加工エネルギーが過大となり、放電が集中する以前
にワイヤが溶断してしまう場合などはワイヤ断線を防止
できず、信頼性に問題があった。また、形彫り放電加工
装置においても同様に、集中アークや電極の異常消耗等
の問題があった。
【0008】この発明は上記のような従来のものの課題
を解消するためになされたもので、自動的に加工状態を
認識し加工条件を最適化することで、確実にワイヤ電極
の断線や集中アークの発生を防止し、高精度で生産性の
高い放電加工を実現するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる放電加
工装置の制御装置は、電極と被加工物間にパルス電圧を
印加し、電極と被加工物との間隙に加工液を供給しつつ
加工を行い、複数の通電経路の電流値を測定する電流測
定手段と、複数の電流測定手段の測定結果から放電位置
を求める放電位置判定手段と、放電位置判定手段の判定
履歴から加工領域を認識する加工領域認識手段と、加工
領域認識手段の結果から、加工電気条件、加工液圧力ま
たは流量、電極送り条件等を変更制御する制御手段を設
けた。
【0010】また、この発明に係わる放電加工装置の制
御装置は、電極と被加工物間にパルス電圧を印加し、電
極と前記被加工物との間隙に加工液を供給しつつ加工を
行い、複数の通電経路の電圧値を測定する電圧測定手段
と、複数の電圧測定手段の測定結果から放電位置を求め
る放電位置判定手段と、放電位置判定手段の判定履歴か
ら加工領域を認識する加工領域認識手段と、加工領域認
識手段の結果から、加工電気条件、加工液圧力または流
量、電極送り条件等を変更制御する制御手段を設けた。
【0011】また、この発明に係わる放電加工装置の制
御装置における加工領域認識手段は、電極と被加工物と
の対向する面積を認識するようにした。
【0012】また、この発明に係わる放電加工装置の制
御装置における加工領域認識手段は、加工液供給手段と
加工領域との相対位置を認識するようにした。
【0013】更にまた、この発明に係わる放電加工装置
の制御装置における加工領域認識手段は、加工領域が複
数に分割されていることを認識するようにした。
【0014】
【作用】この発明に係わる放電加工装置の制御装置は、
放電位置により変化する複数の通電経路の電流値から放
電位置を判別し、放電位置の履歴から加工領域を認識す
るともに、加工領域に応じて加工電気条件、加工液圧ま
たは流量、電極送り条件を変更制御する。
【0015】また、この発明に係わる放電加工装置の制
御装置は、放電位置により変化する複数の通電経路の電
圧値から放電位置を判別し、放電位置の履歴から加工領
域を認識するともに、加工領域に応じて加工電気条件、
加工液圧または流量、電極送り条件を変更制御する。
【0016】また、この発明に係わる放電加工装置の制
御装置は、電極と被加工物との対向する面積に応じて加
工電気条件、加工液圧または流量、電極送り条件を変更
制御する。
【0017】また、この発明に係わる放電加工装置の制
御装置は、加工液供給手段と加工領域の相対位置に応じ
て加工電気条件、加工液圧または流量、電極送り条件を
変更制御する。
【0018】更にまた、この発明に係わる放電加工装置
の制御装置は、加工領域の分割に応じて加工電気条件、
加工液圧または流量、電極送り条件を変更制御する。
【0019】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の実施例1を図1〜図9に基づ
き説明する。図1は本発明の実施例1を示すワイヤ放電
加工装置のブロック図であり、図において、1〜12は
従来例と同一または同等であるため説明を省略する。1
3a、13bはそれぞれ極間の電流波形を検出するカー
レント・トランス等の電流センサであり、加工用電源3
と給電点4a、4bとの間に接続されている給電線5
a、5bにそれぞれ取り付けられている。14は電流セ
ンサ13a、13bの出力結果によりワイヤ電極1にお
ける放電位置を判別する放電位置演算回路、15は放電
位置判別回路14の出力から被加工物2の板厚を認識
し、制御装置10に加工用電源3の加工条件パラメータ
を設定する信号を出力する加工領域認識装置である。
【0020】図2は、放電位置判定回路14、加工領域
認識装置15及び制御装置10の詳細を示す回路図であ
る。図において、放電位置判定回路14における141
a、141bはそれぞれ入力信号1、2を発振器8から
の信号ΔTのタイミングでサンプルホールドするサンプ
ルホールド回路、142はサンプルホールド回路141
a、141bの出力から放電位置を演算する演算回路で
ある。また、加工領域認識装置15における151は演
算回路142のアナログ出力をデジタル値に変換するA
/D変換器、152は入力回路、153はメモリ、15
4はCPU及びその周辺機器、155はインターバルタ
イマであり、156は出力回路である。制御装置10に
おける101は出力回路156からの信号により加工条
件を設定する加工条件設定部、102はそれぞれの板厚
情報に対応する加工条件が格納されているデータテーブ
ルである。
【0021】図3は図1及び図2の動作を示すタイミン
グチャートを示す図であり、以下、図1〜図3により実
施例1の動作について説明する。図1において、図3の
S1のタイミングにより比較的低電圧の電源により加工
間隙に電圧を印加した後、極間電圧検出回路9は加工間
隙における電圧波形により放電の発生を検出するととも
に(図3、S2)、無負荷時間を計測し(図3、S
3)、この結果をパルス発振器8に出力する。パルス発
振器8は図3におけるS3(b)のように即放電の場合
には、極間の状態が短絡またはアークなどの異常状態に
近いと判断し、S4のタイミングで高電流の電源をスイ
ッチングさせW2(b)のようなパルス幅が小さくピー
クの低い電流波形を供給し、加工を行う。また、逆に無
負荷時間がS3(a)のように比較的長い場合には正常
放電と判断し、W2(a)のようなパルス幅が大きくピ
ークの高い電流波形を供給する。図3におけるW3はこ
のときの電流センサ13aにより上部給電点4aに流れ
る電流波形、W4はこのときの電流センサ13bにより
下部給電点4bに流れる電流波形をそれぞれ観察した結
果である。放電位置判定回路14においては、入力1よ
りW3、入力2よりW4をΔT(S5)のタイミングで
サンプルホールド回路141a、141bによってホー
ルドし(W5、W6)、この2つの出力波形から演算回
路142により給電点からの距離を演算した結果を出力
する。なお、図中W1は放電電圧を示す。
【0022】ここで、演算回路142の動作について詳
細を説明する。図4は加工中の等価回路を示す図であ
り、図4においてR1及びR2はそれぞれ上部給電点4
a及び下部給電点4bから放電点までのワイヤ電極1内
部の抵抗値、R0は給電点における給電線とワイヤ電極
1との接触抵抗及び給電線の内部抵抗であり、l1及び
l2はそれぞれ上部給電点4a及び下部給電点4bから
放電点までのワイヤ電極1内部のインダクタンス、l0
は給電線のインダクタンスであり、V0は加工用電源3
の解放電圧、Vgは加工間隙における放電電圧、rは電
源の電気抵抗である。加工電源3によりワイヤ電極1と
被加工物2との加工間隙にパルス状電圧を印加するとワ
イヤ電極1と被加工物2との間で放電が発生し、加工間
隙には加工電流Iが流れる。また、図のように2カ所で
給電した場合には、放電の発生した位置によりR1、l
1及びR2、l2が変化するため、上部給電点4a側の
回路及び下部給電点4b側の回路にはそれぞれi1、i
2が流れることになり、次式で示される。 (l1+l0)di1/dt+(R1+R0)i1 =(l2+l0)di2/dt+(R2+R0)i2 =V0−Vg 一般に加工用電源3の電流パルス幅が短く、回路の電気
抵抗に比較してインダクタンスの大きいワイヤ放電加工
装置の場合、回路中の電気抵抗による電圧降下はインダ
クタンスによる電圧降下に比較して無視できるほど小さ
いため電流値i1、i2は次式で近似できる。 i1=(V0−Vg)/(l1+l0)・t i2=(V0−Vg)/(l2+l0)・t ここで、i1+i2=Iは放電位置によらず一定であ
り、t=Tのときi1+i2=I0(=aT)としてt
=Tの時の電流値を求めると、 i1=(l2+l0)/(l1+l2+2・l0)・I
0 i2=(l1+l0)/(l1+l2+2・l0)・I
0 さらに、 L1/L2=l1/l2、L1+L2=L の関係が成り立つから、t=Tのときのi1、i2によ
りL1を表すと、 L1={(l1+l2+2・l0)・(i1+i2)・
i2−l0}/(l1+l2) 従って、l1+l2、及びl0を予め測定しておくこと
によって、演算回路142はt=Tにおける電流値i
1、i2から上部給電子4aと放電位置までの距離L1
を算出できる。
【0023】図5〜図7は加工領域認識装置15の処理
の一例を示すフローチャートであり、加工領域認識装置
15の処理動作の詳細を図2及び図5〜図8により説明
する。図5に示すように、加工開始とともに演算が開始
され、まず、インターバルタイマ154は放電周波数
(一般に数十〜数百kHz)以下の任意の周波数で発振
するようになっており、このインターバルタイマ154
の発振周期で放電位置L1のデータを入力回路152か
ら読みとってメモリ153に書き込み、所定のサンプル
数Nとなるまで前記動作を続ける。図8はメモリ153
の一例を示す図であり、メモリの放電位置データ領域6
01がm等分されており、放電位置L1の上部給電位置
4aと下部給電位置4bとの距離Lに対する比率にmを
乗じた値を求めて書き込むアドレスを決定し、該当アド
レスの値に”1”を加算した値を書き込む。前記動作を
繰り返すことにより上下給電位置間の各々の位置におけ
る放電回数をメモリ153の放電位置データ領域601
に割り付けることができる。
【0024】次に、入力カウンタ値がサンプル数以上に
なると、図6に示すように、メモリ153の位置データ
領域601において、先頭アドレス602から0より大
きいデータの格納されているアドレスの上限を求め、放
電位置L1の最小値L1minを求める。同様に、末尾
アドレス603から0より大きいデータの格納されてい
るアドレスの下限を求め、放電位置L1の最大値L1m
axを求める。次に図7に示すように、前記L1max
とL1minの差から放電が発生する長さ即ち、被加工
物2のn番目の測定値として板厚H(n)を求める。こ
の際、正確な板厚H(n)を求めるためには、被加工物
2の板厚方向に放電が全加工領域に一様に分布できる時
間を設定する必要がある。そのため、サンプル数Nをば
らつき幅δLとして、 −δL≦L1max≦δL または、 −δL≦L1min≦δL となるようサンプル数Nを予め求めておくか、または、
所定個数のL1maxまたはL1minの分散値がある
値以下となるようにサンプル数Nを予め求めておく。
【0025】次に、被加工物2の板厚の演算結果H
(n)と前回出力結果H(n−1)が、ΔHを所定値と
して、 |H(n−1)−H(n)|>ΔH を満たした場合には板厚が変化したものと認識して、制
御装置10に板厚情報を出力する。または、ワイヤ電極
1の直径をdとすると、ワイヤ電極1と被加工物2との
対向面積S(n)は、 S(n)≒πdH(n)/2 で近似できるため、同様に制御装置10にワイヤ電極1
と被加工物2との対向面積情報を出力してもよい。制御
装置10においては、加工条件設定器101によりH
(n)またはS(n)に対応した加工電気条件、加工液
圧力または流量、電極送り条件等の最適な加工条件をデ
ータテーブル102から参照し、被加工物2の板厚また
は対向面積に応じた加工電気条件、加工液圧力または流
量、電極送り条件等の加工条件を設定する。また、H
(n)またはS(n)が0に近い値であるときは放電が
一箇所に集中していると考えられるから、Hminまた
はSminを所定の値として、 H(n)<Hmin または、 S(n)<Smin を満たす場合には、制御装置10にワイヤ断線の予告信
号を出力し、制御装置10の加工条件設定器101によ
り加工電気条件、加工液圧力または流量、電極送り条件
等加工条件を変更することによりワイヤ断線を防止する
ことができる。
【0026】図9に示すような加工断面を有する被加工
物を加工する場合、最も板厚が厚い個所で最適な加工条
件を設定すると、板厚が減少する個所で加工エネルギー
が過大となり断線し易くなったり、加工間隙が大きくな
ることになる。従って、前記のように被加工物2の加工
中の放電位置の分布の履歴から板厚変化を認識し、加工
電源3の加工条件パラメータを最適値に設定することに
より、図9のような板厚の変化する断面形状を有する被
加工物の加工においてもワイヤ断線や集中アーク等の異
常加工を未然に防止できる。また、予め加工間隙が所定
の一定な値となる加工条件パラメータを設定することに
より、板厚変化時の加工間隙の変化による精度不良を防
止できる。
【0027】実施例2.実施例1の加工領域認識装置1
5において被加工物2の板厚を認識する一実施例につい
て説明したが、加工領域認識装置15により上下給電点
間の被加工物2の位置を認識するようにしてもよい。図
10は被加工物2と給電点4a及び4b、ワイヤガイド
6a及び6b、加工液ノズル7a及び7bの位置関係を
示す図、図11〜図13は実施例2の動作を示すフロー
チャートである。図10において、A1は上部給電点4
aと上部ワイヤガイド6aとの距離、A2は下部給電点
4bと下部ワイヤガイド6bとの距離、A3は上部ワイ
ヤガイド6aと上部加工液ノズル7aの下端面との距
離、A4は下部ワイヤガイド6bと下部加工液ノズル7
bの上端面との距離である。また、D1は上部ワイヤガ
イド6aと被加工物2の上面との距離、D2は下部ワイ
ヤガイド6bと被加工物2の下面との距離、D3は上部
加工液ノズル7aの下端面と被加工物2の上面との距
離、D4は下部加工液ノズル7bの上端面と被加工物2
の下面との距離である。
【0028】以下、実施例2の動作を図2、図8及び図
10〜図13に基づき説明する。図11に示すように、
加工開始とともに演算が開始され、まず、インターバル
タイマ154は放電周波数(一般に数十〜数百kHz)
以下の任意の周波数で発振するようになっており、この
インターバルタイマ154の発振周期で放電位置L1の
データを入力回路152から読みとってメモリ153に
書き込み、所定のサンプル数Nとなるまで前記動作を続
ける。図8はメモリ153の一例を示す図であり、メモ
リの放電位置データ領域601がm等分されており、放
電位置L1の上部給電位置4aと下部給電位置4bとの
距離Lに対する比率にmを乗じた値を求めて書き込むア
ドレスを決定し、該当アドレスの値に”1”を加算した
値を書き込む。前記動作を繰り返すことにより上下給電
位置間の各々の位置における放電回数をメモリ153の
放電位置データ領域601に割り付けることができる。
【0029】次に、入力カウンタ値がサンプル数以上に
なると、図12に示すように、メモリ153の位置デー
タ領域601において、先頭アドレス602から0より
大きいデータの格納されているアドレスの上限を求める
ことにより、放電位置L1の最小値L1minを算出で
きる。従って、図10において、上部ワイヤガイド6a
から被加工物2までの距離D1は、 D1=L1min−A1 となる。また、上部加工液ノズル7aの下端面から被加
工物2までの距離D3は、 D3=L1min−(A1+A3) となる。同様に、末尾アドレス603から0より大きい
データの格納されているアドレスの下限を求めることに
より、放電位置L1の最大値L1maxを算出できる。
従って、図13に示すように、下部ワイヤガイド6bか
ら被加工物2までの距離D2は、 D2=L−L1max−A2 となる。また、下部加工液ノズル7bの上端面から被加
工物2までの距離D4は、 D4=L−L1max−(A2+A4) となる。
【0030】次に、上記のD1及びD2に対して、出力
結果をそれぞれD1(n)、D2(n)で表すと前回出
力結果D1(n−1)、D2(n−1)が、ΔDを所定
値として、 |D1(n−1)−D1(n)|>ΔD を満たす場合には上部ワイヤガイド6aと被加工物2と
の間の距離が変化したものと認識して制御装置10に信
号を出力する。また、 |D2(n−1)−D2(n)|>ΔD を満たす場合には下部ワイヤガイド6bと被加工物2と
の間の距離が変化したものと認識して制御装置10に信
号を出力する。制御装置10においては、加工条件設定
部11によりD1またはD2の変化量に応じて電気エネ
ルギーまたは加工液圧、流量等の加工条件を変更するよ
うにする。また、D3及びD4により距離変化を認識す
るようにしても同様な動作となる。
【0031】図14に示すような加工断面を有する被加
工物を加工する場合、最も板厚が厚い個所で最適な加工
条件を設定すると、ワイヤガイドまたは加工液ノズルと
被加工物の距離が離れる個所で加工エネルギーが過大と
なったり、加工液の液圧が減少するためワイヤ電極1の
冷却効率の低下や二次放電によりワイヤ断線が発生し易
くなる。こうした場合、前記のように被加工物2の加工
中の放電位置の分布のからワイヤガイドまたは加工液ノ
ズルと被加工物の距離変化の履歴を認識し、加工電源3
の電気エネルギーを低下させるか、加工液圧を増大させ
ることにより、図14のようにワイヤガイドまたは加工
液ノズルと被加工物の距離が変化する断面形状を有する
被加工物の加工においてもワイヤ断線や集中アーク等の
異常加工を未然に防止できる。
【0032】実施例3.さらに、実施例1の加工領域認
識装置15において上下給電点間の被加工物2の形状を
認識するようにしてもよい。図15〜図17は実施例3
の動作を示すフローチャートである。以下、本発明の実
施例3の動作を図2、図8及び図15〜図17に基づき
説明する。図15に示すように、加工開始とともに演算
が開始され、まず、インターバルタイマ154は放電周
波数(一般に数十〜数百kHz)以下の任意の周波数で
発振するようになっており、このインターバルタイマ1
54の発振周期で放電位置L1のデータを入力回路15
2から読みとってメモリ153に書き込み、所定のサン
プル数Nとなるまで前記動作を続ける。図8はメモリ1
53の一例を示す図であり、メモリの放電位置データ領
域601がm等分されており、放電位置L1の上部給電
位置4aと下部給電位置4bとの距離Lに対する比率に
mを乗じた値を求めて書き込むアドレスを決定し、該当
アドレスの値に”1”を加算した値を書き込む。前記動
作を繰り返すことにより上下給電位置間の各々の位置に
おける放電回数をメモリ153の放電位置データ領域6
01に割り付けることができる。
【0033】次に、入力カウンタ値がサンプル数以上に
なると、図16に示すように、メモリ153の位置デー
タ領域601において、0が格納されているアドレスを
カウントするカウンタ1と0が格納されているアドレス
が所定個数連続するエリアをカウントするカウンタ2を
リセットする。先頭アドレス602からデータの読み込
みを開始し、該当アドレスのデータが0であればカウン
タ1に”1”を加算する。また、該当アドレスのデータ
が0でなければカウンタ1の値が所定値Nより大きいか
判断し、大きければ所定個数連続して放電の発生しなか
った領域があると判断して、カウンタ2に”1”を加算
する。上記の動作を末尾アドレスまで行うことにより、
最終的にカウンタ2のカウント値から上下給電点間で所
定個数連続して放電が発生しなかった領域の個数を求め
ることができる。ここで、図17に示すように、上部給
電点4aと被加工物2の間及び下部給電点4bと被加工
物2の間は放電が発生しないからカウンタ2の値より2
を差し引いた値が被加工物2の加工部分における放電の
発生しない領域の個数となる。
【0034】さらに、上記のカウンタ2の出力結果をC
2(n)で表すと前回出力結果C2(n−1)が、ΔC
2を所定値として、 C2(n−1)=C2(n) を満たす場合にはカウンタ3に”1”を加算する。以上
の動作によりカウンタ3の値が所定値以上になった際に
被加工物2の加工断面に放電の発生しない領域が(C2
(n)−2)個所あることを認識して制御装置10に信
号を出力する。制御装置10においては、加工条件設定
部11によりC2の変化量に応じて電気エネルギーまた
は加工液圧、流量等の加工条件を変更するようにする。
【0035】図18に示すような加工断面を有する被加
工物を加工する場合、空洞のない個所で最適な加工条件
を設定すると、空洞部が現れる離れる個所で加工エネル
ギーが過大となったり、加工液の液圧が減少するためワ
イヤ電極1の冷却効率の低下や二次放電によりワイヤ断
線が発生し易くなる。こうした場合、前記のように被加
工物2の加工中の放電位置の分布のから加工形状の変化
の履歴を認識し、加工電源3の電気エネルギーを低下さ
せるか、加工液圧を増大させることにより、加工断面形
状が変化する断面形状を有する被加工物の加工において
もワイヤ断線や集中アーク等の異常加工を未然に防止で
きる。
【0036】実施例4.上記の実施例1〜3は、各々ま
たは全てを組み合わせることができ、それぞれの実施例
の効果を得ることができる。
【0037】実施例5.図1における実施例1の放電位
置認識回路14において入力値として給電位置4aに流
れる電流値i1及び給電位置4bに流れる電流値i2を
用いたが、一般に、回路のインダクタンスに比較して電
気抵抗の大きい形彫り放電加工装置や使用するワイヤ電
極の電気抵抗が大きいワイヤ放電加工装置の場合、回路
中のインダクタンスによる電圧降下は電気抵抗による電
圧降下に比較して無視できるほど小さく、放電中の電流
値は一定であるため、給電位置4aと被加工物2との間
の電圧値V1及び給電位置4bと被加工物2との間の電
圧値V2を用い放電位置を測定した方が適している。
【0038】図4において、上部給電点4a及び下部給
電点4bにおける電位をそれぞれV1、V2とするとV
1、V2は、 V1=l1・di1/dt+i1・R1+Vg V2=l2・di2/dt+i2・R2+Vg で示される。電気抵抗による電圧降下はインダクタンス
による電圧降下に比較して無視できるほど小さいため電
位V1、V2は次式で近似できる。 V1=i1・R1+Vg V2=i2・R2+Vg Vgを消去すると、 V1−V2=i1・R1−i2・R2 さらに、i1、i2は次式で近似できる。 i1=(V0−Vg)/(R1+R0) i2=(V0−Vg)/(R2+R0) また、i1+i2=I=V0/rであるから、i1、i
2について解くと、 i1=(R2+R0)/(R1+R2+2R0)・V0
/r i2=(R1+R0)/(R1+R2+2R0)・V0
/r よって、 V1−V2=(R1−R2)・R0・V0/r/(R1
+R2+2R0) ここでR=R1+R2とおくと、 R1=(V1−V2)・(R+2R0)/(2R0・V
0/r)−R また、 R1/R2=L1/L2 L=L1+L2 の関係が成り立つから、 L1=L/R・R1 となり、先に求めたR1を代入することによりL1が求
められる。即ち、L、R、V0、rR0は定数であり、
V1−V2を測定することによってL1を求めることが
できる。図19は動作を示すタイミングチャートであ
り、図3において入力1、入力2からそれぞれV1、V
2を入力し、演算回路142で上記の演算を実行するこ
とにより、図19におけるW7のように上部給電点4a
から放電位置までの距離L1を求めることができる。
【0039】実施例6.なお、前記実施例1〜5はワイ
ヤ放電加工装置の例を述べたが、形彫り放電加工装置に
適用できる。
【0040】
【発明の効果】この発明による放電加工装置の制御装置
は、複数の通電経路の電流値を測定する電流測定手段
と、複数の電流測定手段の測定結果から放電位置を求め
る放電位置判定手段と、放電位置判定手段の判定履歴か
ら加工領域を認識する加工領域認識手段と、加工領域認
識手段の結果から、加工電気条件、加工液圧力または流
量、電極送り条件等を変更制御する制御手段から構成さ
れているので、特に通電経路の電気抵抗に比較してイン
ダクタンスの大きい場合に適しており、自動的に加工領
域を認識し、加工精度や加工速度を犠牲にすることな
く、ワイヤ断線や集中アークを防止しながら加工できる
効果がある。
【0041】また、この発明による放電加工装置の制御
装置は、複数の通電経路の電圧値を測定する電圧測定手
段と、複数の電圧測定手段の測定結果から放電位置を求
める放電位置判定手段と、放電位置判定手段の判定履歴
から加工領域を認識する加工領域認識手段と、加工領域
認識手段の結果から、加工電気条件、加工液圧力または
流量、電極送り条件等を変更制御する制御手段から構成
されているので、特に通電経路のインダクタンスに比較
して電気抵抗の大きい場合に適しており、自動的に加工
領域を認識し、加工精度や加工速度を犠牲にすることな
く、ワイヤ断線や集中アークを防止しながら加工できる
効果がある。
【0042】さらに、加工領域認識手段は、電極と被加
工物との対向する面積を認識するようにしたので、加工
中に被加工物の板厚等の加工面積が変化する部分を瞬時
に検出し、ワイヤ断線や精度劣化を防止する効果があ
る。
【0043】また、加工領域認識手段は、加工液供給手
段と加工領域との相対位置を認識するよう構成されてい
るので、加工中に上下ガイド部分と加工領域との距離が
変化する部分を瞬時に検出し、ワイヤ断線や精度劣化を
防止する効果がある。
【0044】さらに、加工領域認識手段は、加工領域が
複数に分割されていることを認識するように構成されて
いるので、加工中に加工領域が複数に分割されている部
分を瞬時に検出し、ワイヤ断線や集中アーク及び精度劣
化を防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のワイヤ放電加工装置の実施例1を示
す全体図である。
【図2】この発明の実施例1における放電位置判定回路
及び加工領域認識装置の回路図である。
【図3】この発明の実施例1におけるワイヤ放電加工装
置の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】この発明の実施例1におけるワイヤ放電加工回
路の等価回路を示す図である。
【図5】この発明の実施例1における加工領域認識装置
の処理を示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施例1における加工領域認識装置
の処理を示すフローチャートである。
【図7】この発明の実施例1における加工領域認識装置
の処理を示すフローチャートである。
【図8】この発明の実施例1における加工領域認識装置
におけるメモリを示す構成図である。
【図9】この発明の実施例1の動作を説明する図であ
る。
【図10】この発明の実施例2の構成を説明する図であ
る。
【図11】この発明の実施例2における加工領域認識装
置の処理を示すフローチャートである。
【図12】この発明の実施例2における加工領域認識装
置の処理を示すフローチャートである。
【図13】この発明の実施例2における加工領域認識装
置の処理を示すフローチャートである。
【図14】この発明の実施例2の動作を説明する図であ
る。
【図15】この発明の実施例3における加工領域認識装
置の処理を示すフローチャートである。
【図16】この発明の実施例3における加工領域認識装
置の処理を示すフローチャートである。
【図17】この発明の実施例3における加工領域認識装
置の処理を示すフローチャートである。
【図18】この発明の実施例3の動作を説明する図であ
る。
【図19】この発明の実施例5におけるワイヤ放電加工
装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図20】従来のワイヤ放電加工装置の一実施例を示す
全体図である。
【図21】従来のワイヤ放電加工装置の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1 ワイヤ電極 2 被加工物 4a 上部給電点 4b 下部給電点 10 制御装置 13a 電流センサ 13b 電流センサ 14 放電位置判定回路 15 加工領域認識装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極と被加工物間にパルス電圧を印加
    し、前記電極と前記被加工物との間隙に加工液を供給し
    つつ加工を行う放電加工装置の制御装置において、複数
    の通電経路の電流値を測定する電流測定手段と、前記複
    数の電流測定手段の測定結果から放電位置を求める放電
    位置判定手段と、前記放電位置判定手段の判定履歴から
    加工領域を認識する加工領域認識手段と、前記加工領域
    認識手段の結果から、加工条件を変更制御する制御手段
    を設けたことを特徴とする放電加工装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 電極と被加工物間にパルス電圧を印加
    し、前記電極と前記被加工物との間隙に加工液を供給し
    つつ加工を行う放電加工装置の制御装置において、複数
    の通電経路の電圧値を測定する電圧測定手段と、前記複
    数の電圧測定手段の測定結果から放電位置を求める放電
    位置判定手段と、前記放電位置判定手段の判定履歴から
    加工領域を認識する加工領域認識手段と、前記加工領域
    認識手段の結果から、加工条件を変更制御する制御手段
    を設けたことを特徴とする放電加工装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記加工領域認識手段は、前記電極と前
    記被加工物との対向する面積を認識するものであること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の放電加工
    装置の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記加工領域認識手段は、前記加工液を
    供給する手段と加工領域との相対位置を認識するもので
    あることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    放電加工装置の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記加工領域認識手段は、加工領域が複
    数に分割されていることを認識するものであることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の放電加工装置
    の制御装置。
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