JPH0760406A - 無枠式鋳型造型機用金枠 - Google Patents

無枠式鋳型造型機用金枠

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JPH0760406A
JPH0760406A JP21273393A JP21273393A JPH0760406A JP H0760406 A JPH0760406 A JP H0760406A JP 21273393 A JP21273393 A JP 21273393A JP 21273393 A JP21273393 A JP 21273393A JP H0760406 A JPH0760406 A JP H0760406A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 砂供給口に残留した鋳物砂の砂塊に起因す
る、造型空間への鋳物砂の充填性の悪化を防止するこ
と。 【構成】 金枠10の砂供給口36に、仕切部材50を
着脱可能に取り付けることにより、かかる砂供給口36
を複数の分割口60に仕切った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、型枠を有しない無枠式の鋳型を
造型する際に用いられる金枠に係り、特に小物鋳造品用
の鋳型の造型等に有利に適用されて、鋳物砂の充填性の
向上が図られ得る無枠式鋳型造型機用金枠に関するもの
である。
【0002】
【背景技術】従来から、鋳型造型機の一種として、模型
が一体的に形成されたパターンプレートを挟んで一対の
金枠を重ね合わせることにより、それら両金枠内にそれ
ぞれ所定の造型空間を形成し、この造型空間内に鋳物砂
を充填して締め固めることによって、所定の鋳型を造型
せしめた後、かかる鋳型を金枠から抜き取ることにより
無枠式の鋳型を得るようにした無枠式鋳型造型機が、知
られている。
【0003】ところで、このような無枠式鋳型造型機に
おける金枠には、一般に、その周壁部に一つまたは複数
の砂供給口が設けられており、かかる砂供給口を通じ
て、鋳物砂が圧縮空気により充填されるようになってい
る。また、鋳物砂は、鋳型を金枠から抜き取った後、金
枠の砂供給口に残されるが、通常、上述の如き造型操作
は、繰り返して連続的に行なわれることから、かかる砂
供給口に残された砂は、次の鋳型を造型するために鋳物
砂を供給する際、造型空間に供給されることとなる。
【0004】ところが、この金枠の砂供給口に残された
鋳物砂は、砂供給用に吹き込まれる圧縮空気の作用や締
め固め時に及ぼされる加圧力などによって、鋳型と同等
か少し低い程度の充填密度で締め固められた砂塊となっ
ている。そのために、この砂塊が、次の鋳型造型時に造
型空間に供給されることによって、鋳物砂の充填性に悪
影響を及ぼすおそれがあったのであり、特に、かかる砂
塊が鋳造キャビティを形成する模型表面に位置せしめら
れると、目的とする鋳造キャビティ形状が得られず、鋳
造不良等の原因となるといった大きな問題があった。
【0005】そこで、このような問題に対処すべく、従
来では、例えば、金枠の砂供給口に残された砂塊を、一
造型サイクル毎に除去することが行なわれていた。しか
しながら、かかる砂塊の除去は、作業が極めて面倒であ
ると共に、造型速度の遅延が避けられない等という問題
があった。
【0006】また、砂供給時における吹き込み用圧縮空
気の圧力を上げ、金枠の砂供給口に残された砂塊を、造
型空間内面にぶつけて衝撃力により破砕することも考え
られる。しかしながら、吹き込み用圧縮空気の圧力を上
げると砂塊の充填密度も上がり、また、破砕された砂塊
の大きさも一定とならないために、安定した破砕効果が
得られ難く、得られる鋳型の品質が安定しないという問
題があった。更に、吹き込み用圧縮空気の圧力を上げる
と、砂供給口や模型等の磨耗量が大きくなるために、寸
法精度の低下や造型コストの上昇などといった問題が避
けられず、決して有効な方法ではなかったのである。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、砂供給口に残された砂塊による悪影響が防
止されて、造型空間への鋳物砂の優れた充填性を安定し
て得ることのできる無枠式鋳型造型機用金枠を提供する
ことにある。
【0008】また、本発明は、砂供給口に残された砂塊
による悪影響の防止が、作業の複雑化や造型速度の遅
延、或いは吹き込み用圧縮空気の大幅な圧力増大などを
伴うことなく、有利に且つ安定して達成され得る無枠式
鋳型造型機用金枠を提供することも、目的とする。
【0009】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、本発明の特徴とするところは、前述の如き、周壁部
に一つまたは複数の砂供給口が設けられた無枠式鋳型造
型機用金枠において、砂供給口を複数の分割口に仕切る
仕切部材を、かかる砂供給口に着脱可能に取り付けたこ
とにある。
【0010】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明する。
【0011】先ず、図1には、本発明に従う構造とされ
た金枠としての上枠10および下枠12を備えて成る無
枠式鋳型造型機が、概略的に示されている。かかる無枠
式鋳型造型機において、上枠10および下枠12は、略
矩形枠体形状を呈しており、支持台16に設けられたガ
イドバー14によって、互いに接近/離隔方向に移動可
能に支持せしめられている。また、これら上枠10およ
び下枠12を支持する支持台16は、反転シリンダ18
によって、図中の矢印方向において略90度、回動せし
められるようになっている。また、図中に仮想線で示さ
れている如く、上枠10と下枠12とが水平方向に重ね
合わされることとなる支持台16の回動位置において、
それら上枠10と下枠12の重ね合わせ方向両側に位置
して、それぞれ圧縮盤としてのスクイズヘッド19を備
えた上スクイズ装置20および下スクイズ装置22が、
それぞれ配設されていると共に、それら上枠10および
下枠12の上方に位置して、ブロー装置23が配設され
ている。また一方、図中に実線で示されている如く、上
枠10と下枠12とが鉛直方向に重ね合わされることと
なる支持台16の回動位置において、それら上枠10と
下枠12との重ね合わせ方向両側に位置して、鋳型抜装
置24および鋳型受装置26が、それぞれ配設されてい
る。
【0012】そして、このような構造の無枠式鋳型造型
機によって、鋳型を造型するに際しては、先ず、図1中
に実線で示されている如き支持台16の回動位置におい
て、図2に示されているように、上枠10と下枠12と
の対向面間に、図示しないパターン移行装置により、要
求される鋳造品形状に成型された模型28が中央部分に
一体的に形成されてなるパターンプレート30が、導か
れて位置せしめられ、該パターンプレート30を挟ん
で、上枠10と下枠12とが重ね合わされる。
【0013】その後、図3に示されている如く、支持台
16が、図1中に仮想線で示されている如き回動位置に
回動せしめられ、更に、上枠10および下枠12の外側
開口部に対して、それぞれ上スクイズ装置20および下
スクイズ装置22のスクイズヘッド19、19が嵌め込
まれて、かかる開口部が覆蓋されることにより、それら
上枠10および下枠12の内部に所定の造型空間34、
34が形成される。また、そこにおいて、上スクイズ装
置20のスクイズヘッド19には、湯口棒35が立設さ
れており、造型空間34内において、その先端面がパタ
ーンプレート30に対して当接せしめられる。
【0014】そうして、かかる状態下、上枠10および
下枠12に設けられた砂供給口36、36を通じて、そ
れらの造型空間34、34内に、ブロー装置23から、
鋳物砂38が供給、充填される。更に、この鋳物砂38
の充填後、上下のスクイズ装置20、22における両ス
クイズヘッド19、19が、所定の圧力をもって互いに
接近方向に変位せしめられて、鋳物砂38が圧縮型込め
されることにより、鋳型としての上型40および下型4
2が、それぞれ、造型されるのである(図4参照)。
【0015】そして、上型40および下型42の造型
後、上下のスクイズ装置20、22におけるスクイズヘ
ッド19、19が離型せしめられる。また、かかるスク
イズヘッド19、19の離型と同時に、前記湯口棒35
も型抜きされ、それによって、上型40の内部に、該湯
口棒35に対応した形状の湯口43が形成される(図4
参照)。
【0016】さらに、スクイズヘッド19、19の離型
後、支持台16が、第1図中に実線で示されている如き
回動位置に回動せしめられて、図4に示されている如
く、上枠10と下枠12とが離隔せしめられることによ
り、前記模型28を有するパターンプレート30が、上
型40および下型42から型抜きされる。
【0017】そして、パターンプレート30を取り去
り、更に必要に応じて、中子を納めた後、図5及び図6
に示されているように、再び、上枠10と下枠12とを
重ね合わせ、前記鋳型抜装置24にて、上型40および
下型42を重ね合わせた状態で、これら上枠10および
下枠12から、造型された鋳型を、鋳型受装置26上に
抜き取る。これによって、図7に示されている如く、所
定形状の鋳造キャビティ44と、該鋳造キャビティ44
に連通する湯口43が、それぞれ、内部に形成されて成
る、目的とする無枠式の鋳型が得られるのである。
【0018】ところで、このような構造とされた鋳型造
型機に装着された上枠10および下枠12における砂供
給口36は、それぞれ、図8乃至図10に示されている
如く、図1中に仮想線で示されている回動位置で上方に
位置せしめられる周壁部において、周方向に延びる長手
矩形窓形状をもって形成されている。なお、上枠10と
下枠12における砂供給口36の構造は、略同一であ
り、図8乃至図10には、上枠10のみを示す。
【0019】また、かかる砂供給口36には、仕切部材
50が嵌め込まれて取り付けられている。この仕切部材
50は、砂供給口36の長辺部寸法と略同じ長さを有す
る長手平板状の連結部52に対して、砂供給口36の短
辺部寸法と略同じ長さを有する棒状の区画部54が、所
定間隔を隔てて複数本立設されてなる構造とされてお
り、全体として粗い櫛の歯形状を呈している。また、区
画部54は、連結部52の幅方向(図8中、左右方向)
一方の端縁部に位置して形成されていると共に、連結部
52の幅方向他方の端縁部には、区画部54の突出方向
とは反対側に屈曲した取付片56が一体的に形成されて
いる。
【0020】そして、かかる仕切部材50は、上枠10
の砂供給口36に挿入されて、その連結部52が、砂供
給口36の一方の長辺部内面に重ね合わされた状態で、
取付片56に挿通されたボルト58によって、上枠10
に固着されている。また、かくの如き配設状態下、仕切
部材50の各区画部54は、砂供給口36の内側開口部
に位置せしめられて、該砂供給口36の一方の長辺部か
ら他方の長辺部に向かって短辺方向に突出し、その突出
先端面が、かかる砂供給口36の他方の長辺部の内面に
当接せしめられている。
【0021】これにより、砂供給口36が、内側開口部
において、仕切部材の区画部54によって仕切られてお
り、以て、かかる砂供給口36の内側開口部に、長辺方
向に並んで位置せしめられた複数個(本実施例では、1
0個)の分割口60が形成されている。なお、仕切部材
50の材質は、特に限定されるものではないが、鋳物砂
の枠内供給時に及ぼされる圧縮空気圧に耐える強度と耐
久性を確保するために、金属製のものが好適に採用され
得る。
【0022】従って、このような構造とされた上下枠1
0,12においては、前述の如き、枠内に形成された造
型空間34への鋳物砂38の供給,充填時に、かかる鋳
物砂38が、砂供給口36内に形成された各分割口60
を通じて、枠10,12内に供給されることから、前の
造型サイクルで砂供給口36内に残された鋳物砂の砂塊
も、枠内に供給される際に、最大でも分割口60の大き
に切断乃至は破砕されることとなる。
【0023】そして、かくの如く、砂供給口36内に残
された鋳物砂の砂塊が小型化されることから、かかる砂
塊に起因する、鋳物砂の造型空間34への充填性の悪化
が有利に軽減乃至は防止され得るのであり、かかる砂塊
が鋳造キャビティを形成する模型表面に位置せしめられ
た際にも鋳物砂の未充填部の発生が防止されて、目的と
する鋳造キャビティ形状を有利に且つ安定して得ること
が可能となるのである。
【0024】なお、仕切部材50における区画部54の
立設間隔は、模型28の形状(目的とする鋳造キャビテ
ィの形状)や使用するエア圧、鋳物砂の種類等に応じて
決定されるべきであり、限定されるものではないが、有
効な鋳物砂の充填性の向上効果を得るためには、一般
に、50mm以下に設定することが望ましく、一方、鋳物
砂と仕切部材50との接触抵抗の増大を考慮すると、1
0mm以上に設定することが望ましい。
【0025】また、本実施例では、仕切部材50の区画
部54が、砂供給口36の内側開口部に配設されている
ことから、砂供給口36内に残された鋳物砂の砂塊が、
造型空間34内への鋳物砂の供給時において、少なくと
も分割口60の大きさまで完全に破砕乃至は切断され得
て、安定した効果が発揮され得るのである。
【0026】更にまた、本実施例においては、仕切部材
50の区画部54が、砂供給口36内において、上下枠
10,12の厚さ方向全長に亘って位置せしめられてお
らず、砂供給口36の内側開口部にのみ配設されている
ことから、かかる区画部54と供給される鋳物砂との接
触に起因する摩擦抵抗の増大も有効に抑えられるといっ
た効果もある。
【0027】さらに、仕切部材50は、上下枠10,1
2に対して着脱可能に取り付けられていることから、造
型空間34に供給される鋳物砂との接触によって磨耗し
た場合にも、仕切部材50だけを容易に交換することが
できるのであり、作業性および経済性にも極めて優れて
いるのである。
【0028】加えて、仕切部材50が上下枠10,12
に対して着脱可能とされていることから、模型28の形
状や使用する鋳物砂の材質等に応じて、仕切部材50
を、区画部54の配設間隔の異なるものに交換し、適当
な切断乃至は破砕的効果を選択的に得ることもできる。
【0029】次に、図11乃至図13には、それぞれ、
上述の如き上下枠10,12において採用され得る仕切
部材の、別の具体例が示されている。なお、これら図1
1〜13に示された具体例においては、前記実施例のも
のと同様な部位について、それぞれ、前記実施例と同一
の符号を付することにより、詳細な説明を省略すること
とする。
【0030】すなわち、図11に示された仕切部材64
は、その区画部54が、連結部52上に立設された複数
本の縦棒部66と、それらの縦棒部66の中央部分を相
互に連結して長手方向に延びる一本の横棒部68とによ
って構成されている。このような仕切部材64を採用す
れば、砂供給口36の短辺方向寸法が大きい場合にも、
砂塊の小型化が有利に達成され得るのである。
【0031】また、図12に示された仕切部材70は、
互いに所定距離を隔てて対向配置された一対の連結部5
2,52を備えており、それらの連結部52,52間に
跨がって、ピアノ線の如き細線72が所定間隔を隔てて
配設されている。そして、これら複数本の細線72によ
って、区画部54が構成されている。このような仕切部
材70を採用すれば、鋳物砂と区画部54との接触抵抗
が更に軽減され得るのであり、それ故、細線72の配設
間隔を10mm以下にまで狭くして、上下枠10,12の
砂供給口36に残留する砂塊をより小さく切断乃至は破
砕することが容易となるのである。
【0032】更にまた、図13に示された仕切部材74
においては、その区画部54が、複数個の貫通孔76が
穿孔されたプレート78によって構成されている。この
ような仕切部材74によっても、前記実施例と同様な効
果が有効に発揮され得る。
【0033】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、これらは文字通りの例示であって、本発明は、か
かる具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0034】例えば、仕切部材の金枠への取り付け構造
は、何等限定されるものではなく、ボルト締結や嵌合締
結など、着脱可能な各種の取付構造が適宜に採用され得
る。
【0035】また、仕切部材によって形成される分割口
の形状も、矩形状や円形状に限定されるものではなく、
各種の分割口形状が採用可能である。例えば、図12に
示されている如く、細線を用いて仕切部材を形成する場
合には、多数本の細線によって網目状の分割口を形成す
ることも可能である。
【0036】更にまた、金枠の砂供給口に配設される仕
切部材は、一体構造である必要はなく、複数の分割構造
の仕切部材を用いても良い。
【0037】また、仕切部材によって形成される分割口
は、互いに完全に独立している必要はなく、部分的に連
続していても良い。即ち、そのように部分的に連続した
分割口であっても、実質的に分割されていれば、そこに
残留する鋳物砂の小塊は、造型空間に供給される際に及
ぼされる僅かな衝撃によって破砕されることから、本発
明の効果は、十分に発揮され得る。
【0038】更にまた、複数の砂供給口を備えた金枠に
対しても、本発明は、同様に適用され得る。
【0039】加えて、前記実施例に例示の無枠式鋳型造
型機においては、金枠の砂供給口に対して、鉛直方向上
方から鋳物砂が供給、充填されるようになっていたが、
その他、金枠の砂供給口に対して、水平方向から鋳物砂
を供給、充填するようにした水平吹込式の鋳型造型機用
の金枠にも、本発明は、同様に適用され得るものであ
る。
【0040】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、いずれも、本発明の範囲内に含まれるものであるこ
とは、言うまでもないところである。
【0041】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた無枠式鋳型造型機用金枠において
は、砂供給口に残留した鋳物砂の砂塊が、造型空間への
供給時に、仕切部材による切断乃至は破砕的な作用によ
って、分割口の大きさにまで小さくされることから、か
かる砂塊を一々取り除いたり、高いエア圧で破砕する必
要もなく、鋳物砂の造型空間への充填性が容易に且つ有
利に向上され得るのである。
【0042】しかも、かかる無枠式鋳型造型機用金枠に
おいては、仕切部材が金枠に着脱可能に取り付けられて
おり、その交換が容易であることから、鋳物砂との接触
等で磨耗した際にも容易に対処できると共に、目的とす
るキャビティ形状や使用する鋳物砂の材質等に応じて、
適当な分割口形状を与える仕切部材に適宜に交換するこ
ともできるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての上枠および下枠を備
えた無枠式鋳型造型機を概略的に示す説明図である。
【図2】図1に示された無枠式鋳型造型機による造型の
一工程を説明するための説明図である。
【図3】図2に示された工程に続く造型工程を説明する
ための説明図である。
【図4】図3に示された工程に続く造型工程を説明する
ための説明図である。
【図5】図4に示された工程に続く造型工程を説明する
ための説明図である。
【図6】図5に示された工程に続く造型工程を説明する
ための説明図である。
【図7】図6に示された工程に続く造型工程を説明する
ための説明図である。
【図8】図1に示された無枠式鋳型造型機に用いられて
いる上枠を示す、図9におけるVIII−VIII断面に相当す
る縦断面図である。
【図9】図8におけるIX−IX断面図である。
【図10】図8における左側面図である。
【図11】本発明に係る無枠式鋳型造型機用金枠におい
て用いられ得る仕切部材の別の具体例を示す正面図であ
る。
【図12】本発明に係る無枠式鋳型造型機用金枠におい
て用いられ得る仕切部材の更に別の具体例を示す正面図
である。
【図13】本発明に係る無枠式鋳型造型機用金枠におい
て用いられ得る仕切部材の更に別の具体例を示す正面図
である。
【符号の説明】
10 上枠 12 下枠 28 模型 34 造型空間 36 砂供給口 38 鋳物砂 40 上型 42 下型 50,64,70,74 仕切部材 58 ボルト 60 分割口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁部に一つまたは複数の砂供給口を有
    すると共に、かかる砂供給口を通じて充填される鋳物砂
    によって造型された鋳型が抜き取り可能とされた無枠式
    鋳型造型機用金枠において、 前記砂供給口を複数の分割口に仕切る仕切部材を、かか
    る砂供給口に着脱可能に取り付けたことを特徴とする無
    枠式鋳型造型機用金枠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7267157B2 (en) * 2003-06-02 2007-09-11 Kabushiki Kaisha Koyo Molding and transporting apparatus and method therefor

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US7267157B2 (en) * 2003-06-02 2007-09-11 Kabushiki Kaisha Koyo Molding and transporting apparatus and method therefor

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