JPH0760281B2 - ブラシ帯電器およびその製造方法 - Google Patents

ブラシ帯電器およびその製造方法

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JPH0760281B2
JPH0760281B2 JP4296935A JP29693592A JPH0760281B2 JP H0760281 B2 JPH0760281 B2 JP H0760281B2 JP 4296935 A JP4296935 A JP 4296935A JP 29693592 A JP29693592 A JP 29693592A JP H0760281 B2 JPH0760281 B2 JP H0760281B2
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JP
Japan
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brush
base cloth
bristles
flocked
charger
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JP4296935A
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JPH06149011A (ja
Inventor
晶二 平野
Original Assignee
東英産業株式会社
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Brushes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として複写機、プリ
ンター等の電子写真方式の画像形成装置に用いられるブ
ラシ帯電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般的に
複写機、プリンター等の電子写真方式の画像形成装置で
は、感光体のような静電潜像担持体の表面を帯電装置に
よって帯電させ、この帯電した表面に露光して静電潜像
を形成させ、この静電潜像を現像して可視化し、被転写
体に転写、定着することにより画像が形成される。
【0003】前記帯電装置には接触式と非接触式があ
り、接触式帯電装置の一つとして固定型、回転型などの
ブラシ帯電器が知られている。このうち、固定型ブラシ
帯電器は、有害なガスが発生せず、構造が簡単であるこ
となどから、広く用いられている。
【0004】従来、このブラシ帯電器は、基布にブラシ
毛を一面に植毛し、その植毛部の周辺部を切断したもの
が用いられていたが、切断端部のブラシ毛が脱毛し易
く、印刷不良の原因となっていた。そのため、この脱毛
を防止するために、切断端部のブラシ毛を刈り込み、刈
り込んだ部分に接着剤を塗布する方法等が用いられてい
るが、これらの方法によるとブラシパイルに接着剤が付
着するという問題や、コストと手間が掛り、大量生産が
困難であるという問題があった。
【0005】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、ブラシ毛の脱毛が起こらず、大量生産が容易なブラ
シ帯電器とその製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載されたブ
ラシ帯電器は、上記の課題を解決するために、基布にブ
ラシ毛をパイル織りして形成された植毛部を有するブラ
シ帯電器であって、前記植毛部の周囲全体に前記基布が
延長された側辺部を有し、前記植毛部を挟んで相対向す
る二方の前記側辺部において前記ブラシ毛が前記基布に
織り込まれていることを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載されたブラシ帯電器
の製造方法は、基布にブラシ毛をパイル織りした植毛部
と前記ブラシ毛を織り込んだ織り込み部とを交互に連続
して形成し、前記植毛部と植毛部の間の前記織り込み部
で前記基布を切断することにより、一枚の基布から複数
のブラシ帯電器を製造することを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成よりなる請求項1に記載されたブラ
シ帯電器は、ブラシ毛が側辺部で基布に織り込まれてい
るので、基布の繊維としっかり絡み合っており、脱毛し
ない。
【0009】また、請求項2に記載されたブラシ帯電器
の製造方法によると、請求項1に記載の、ブラシ毛が側
辺部で基布に織り込まれており、脱毛の起こらないブラ
シ帯電器が得られる。特に、ブラシ帯電器を複数製造す
る場合には、基布に植毛部を複数形成し、この植毛部相
互の間を単に切断するだけでよく、切断端部に接着剤を
塗布するなどの脱毛防止処理が不要であるので、容易に
大量生産ができる。
【0010】
【実施例】以下に図を用いて本発明のブラシ帯電器をさ
らに詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例であるブラシ帯
電器Aの構造を示す図であり、(a)が参考端面図、
(b)が平面図である。
【0012】ブラシ帯電器Aは、約100本の導電性フ
ィラメントからなるブラシ毛11、ブラシ毛12が基布
20に植毛されたものであり、本平面図に示すように植
毛部21の周囲には、植毛されていない側辺部が存在す
る。この側辺部には、植毛部21をはさんで織り込み部
22が形成されている。
【0013】参考端面図は、ブラシ帯電器Aの植毛部2
1および織り込み部22の構造を模式的に示したもので
ある。例えば、植毛部21におけるブラシ毛11は、ブ
ラシ毛11の中央部が基布20を構成する糸1に絡み合
っており、ブラシ毛11の両端部(毛先)が基布20の
表面からほぼ垂直に立ち上がった状態になっている。一
方、織り込み部22では、ブラシ毛12は切断端部に至
るまで、基布20を構成する糸1と絡み合っており、基
布20に密着している。なお本明細書においては、「織
り込む」とは、本参考端面図に示したようにブラシ毛で
基布を縫うようにして、ブラシ毛を基布を構成する糸に
絡ませることを意味し、「織る」とは、植毛部を形成す
るためにパイル織りを行うことと、前記「織り込む」こ
との双方を意味する。
【0014】ブラシ帯電器Aの製造方法としては様々な
方法が可能であるが、特に図2に示すように、二枚の基
布を相対向させて、双方の基布にブラシ毛10が渡り合
うようにパイル織りを行い、二枚の基布の間のブラシ毛
10を切断線2で切断する方法を用いると、ブラシ帯電
器Aを経済的に大量生産することができる。
【0015】また、ブラシ帯電器Aを大量生産するに
は、一本のブラシ毛10でパイル織りと織り込みとを繰
り返し連続して行うが、それには様々な方法がある。
【0016】以下に、その製造方法の例を図3および図
4に基いて説明する。また、図5に基いて、それ以外の
製造方法についても触れる。図5は、植毛部3の側辺部
でブラシ毛がどのように織り込まれているかを模式的に
示すものであり、複数の線によって織り込み部4を示し
ているが、これらの線の方向がブラシ毛の織り込まれて
いる方向に一致する。
【0017】図3は、基布20に植毛部21が横方向に
12列形成されたものの平面図、正面図および側面図で
ある。
【0018】ブラシ毛10は、図中の矢印の方向に織ら
れており、織り上がった後、切断線5に沿って切断する
と、図1に示したブラシ帯電器Aが得られる。また、こ
れは図5の(a)に該当する。
【0019】本発明のブラシ帯電器は、ブラシ毛の脱毛
防止をさらに完全にし、また、各ブラシ毛の導通を確保
するために、導電性バックコート材が基布の裏面に塗布
されていることが望ましく、本実施例でも、基布にブラ
シ毛を織った後、切断線5で切断する前に、バックコー
ト材の塗布を行っている。
【0020】図3において、基布20の幅を示すr
1400mmであり、植毛部3の幅を示すrおよびr
は、順に220mm、8mmであり、植毛部3相互の
間隔を示すrおよびrは、順に4mm、5mmであ
る。また、植毛部のブラシ毛の高さrは6mmであ
る。
【0021】図4は、基布30に植毛部31が横方向に
5列形成されたものの平面図、正面図および側面図であ
る。
【0022】本実施例でも図中の矢印の方向にブラシ毛
10が織られており、裏面にバックコート材を塗布し
て、これを切断線6で切断すると図5の(b)に該当す
るブラシ帯電器Bが得られる。
【0023】図4において、基布30の幅を示すs
1400mmであり、植毛部31の幅を示すsおよび
は、順に5mm、220mmであり、植毛部31相
互の間隔を示すsおよびsは、順に4mm、5mm
である。また、植毛部のブラシ毛の高さsは5mmで
ある。
【0024】ブラシ帯電器Aおよびブラシ帯電器Bに用
いられているブラシ毛10は、前述のとおり約100本
の導電性フィラメントが束ねられたものであり、一本の
フィラメントの太さは6デニールであり、これが約10
0本集まったブラシ毛10の太さは約600デニールで
ある。しかし、本発明のブラシ帯電器に用いられるブラ
シ毛を構成する導電性フィラメントの本数や太さはこれ
に限定されるものではない。
【0025】また、ブラシ帯電器Aおよびブラシ帯電器
Bに用いられている基布20、基布30は、縦糸、横糸
ともにポリエステル糸を用いて、平織りにより形成され
たものであるが、本発明に用いられる基布は、これに限
定されるものではない。
【0026】さらに、ブラシ帯電器Aおよびブラシ帯電
器Bでは上記のように、植毛部の二方の側辺部に織り込
み部が存在するが、これら以外にも、例えば、図5の
(c)に示したように側辺部全体が織り込み部になった
ものや、(d)のように一方、あるいは(e)のように
三方が織り込み部になったものも可能である。(d)お
よび(e)は、植毛部3の端部の一辺が基布の端部に一
致する場合であり、このような場合でも、基布の端部が
ほつれないように処理されていれば、ブラシ毛の脱毛は
生じない。
【0027】
【発明の効果】上記したように、本発明のブラシ帯電器
によれば、ブラシ毛の脱毛が起こらず、印字不良等が防
止できる。また、本発明の製造方法によれば、脱毛の起
こらないブラシ帯電器が容易に大量生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は参考端面
図、(b)は平面図である。
【図2】同上の植毛方法を示す参考端面図である。
【図3】同上の製造方法の一実施例を示す平面図、正面
図、および側面図である。
【図4】製造方法の別の実施例を示す平面図、正面図、
および側面図である。
【図5】種々の織り込み部分をもつブラシ帯電器を示す
平面図である。
【符号の説明】
A、B……ブラシ帯電器 1 ……糸 2 ……切断線 3 ……植毛部 4 ……織り込み部 5、6……切断線 10……ブラシ毛 11、12……ブラシ毛 20……基布 21……植毛部 22……織り込み部 30……基布 31……植毛部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基布にブラシ毛をパイル織りして形成され
    た植毛部を有するブラシ帯電器であって、前記植毛部の
    周囲全体に前記基布が延長された側辺部を有し、前記植
    毛部を挟んで相対向する二方の前記側辺部において前記
    ブラシ毛が前記基布に織り込まれていることを特徴とす
    るブラシ帯電器。
  2. 【請求項2】基布にブラシ毛をパイル織りした植毛部と
    前記ブラシ毛を織り込んだ織り込み部とを交互に連続し
    て形成し、前記植毛部と植毛部の間の前記織り込み部で
    前記基布を切断することにより、一枚の基布から複数の
    ブラシ帯電器を製造することを特徴とする、請求項1に
    記載のブラシ帯電器の製造方法。
JP4296935A 1992-11-06 1992-11-06 ブラシ帯電器およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0760281B2 (ja)

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JPH06149011A JPH06149011A (ja) 1994-05-27
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JP4622333B2 (ja) * 2004-06-22 2011-02-02 ブラザー工業株式会社 カートリッジ、および画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61115503A (ja) * 1984-11-09 1986-06-03 富士ゼロックス株式会社 複写機用ブラシの製造方法
JPH01271782A (ja) * 1988-04-25 1989-10-30 Fujitsu Ltd 転写搬送装置

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