JPH0760265A - 浴用循環処理装置 - Google Patents
浴用循環処理装置Info
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- JPH0760265A JPH0760265A JP23533493A JP23533493A JPH0760265A JP H0760265 A JPH0760265 A JP H0760265A JP 23533493 A JP23533493 A JP 23533493A JP 23533493 A JP23533493 A JP 23533493A JP H0760265 A JPH0760265 A JP H0760265A
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- JP
- Japan
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- bath
- ozone
- circulation
- gas
- filter
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- Bathtub Accessories (AREA)
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ジェットバス等において濾過槽内においても
オゾンの気液混合効率を高めて殺菌はもとより、浄化や
脱臭の効果が格段に優れた浴用循環処理装置を提供する
ことを目的とするものである。 【構成】 循環洗浄運転時には、浴槽16内の温水は吸
引口27から循環ポンプ17によって浴用循環処理装置
内へ吸引し、電磁弁による三方弁29,30においては
A方向へ導き、エジェクター18によって、オゾナイザ
ー19により発生させたオゾンガスを吸引し、濾過槽2
0内まで気液混合状態で循環される。濾過槽20内では
上から下へ温水が流れているため、濾材流出防止板22
は下側のストッパー23まで移動する。この移動によっ
て気液混合を充分行い得る空間が形成され、濾過槽20
内部でオゾンの気液混合を妨害することなく安定したオ
ゾン溶解を得ることが出来る。
オゾンの気液混合効率を高めて殺菌はもとより、浄化や
脱臭の効果が格段に優れた浴用循環処理装置を提供する
ことを目的とするものである。 【構成】 循環洗浄運転時には、浴槽16内の温水は吸
引口27から循環ポンプ17によって浴用循環処理装置
内へ吸引し、電磁弁による三方弁29,30においては
A方向へ導き、エジェクター18によって、オゾナイザ
ー19により発生させたオゾンガスを吸引し、濾過槽2
0内まで気液混合状態で循環される。濾過槽20内では
上から下へ温水が流れているため、濾材流出防止板22
は下側のストッパー23まで移動する。この移動によっ
て気液混合を充分行い得る空間が形成され、濾過槽20
内部でオゾンの気液混合を妨害することなく安定したオ
ゾン溶解を得ることが出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽内の温水を気液混
合状態にして循環させるように構成されたジェットバス
を始めとする気泡発生浴槽における温水の循環を行う浴
用循環処理装置に関するものである。
合状態にして循環させるように構成されたジェットバス
を始めとする気泡発生浴槽における温水の循環を行う浴
用循環処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ジェット噴流を発生させて浴槽水
を循環させるとともに、気液混合状態で濾過させる濾過
装置を整備させた浴用循環処理装置は、浴槽水が循環に
よって濾過されて汚濁物が取り除かれるため浴槽水の交
換が不要で24時間いつでも入浴でき、さらに湯垢の発
生を抑えて浴槽の掃除から解放されるため、その需要が
拡大してきている。また、これらの浴用循環処理装置
は、入浴による汚濁物質の濾過と同時に殺菌や脱臭を行
うために、生物処理を用いて浴槽の浄化、脱臭を行って
いるものがほとんどであるが、浴槽水の殺菌方法におい
ては、殺菌効果の確実性およびメンテナンスの容易性か
ら紫外線殺菌灯またはオゾン殺菌装置を用いたものが多
用されている。
を循環させるとともに、気液混合状態で濾過させる濾過
装置を整備させた浴用循環処理装置は、浴槽水が循環に
よって濾過されて汚濁物が取り除かれるため浴槽水の交
換が不要で24時間いつでも入浴でき、さらに湯垢の発
生を抑えて浴槽の掃除から解放されるため、その需要が
拡大してきている。また、これらの浴用循環処理装置
は、入浴による汚濁物質の濾過と同時に殺菌や脱臭を行
うために、生物処理を用いて浴槽の浄化、脱臭を行って
いるものがほとんどであるが、浴槽水の殺菌方法におい
ては、殺菌効果の確実性およびメンテナンスの容易性か
ら紫外線殺菌灯またはオゾン殺菌装置を用いたものが多
用されている。
【0003】以下にオゾン殺菌装置を用いた従来の浴用
循環処理装置について説明する。図2において、1は浴
槽、2は浴槽水を循環させるためのポンプ、3はオゾン
ガスを吸引するためのエジェクター、4はオゾナイザ
ー、5は浴槽水の濾過を行い、さらには殺菌、脱臭を行
う濾過槽である。上記濾過槽5の中には濾材6が装填さ
れており、濾過槽5内に上側には逆洗時に濾材の流出を
抑える濾材流出防止板7が固定されている。8はオゾン
ガスを排気するための空気抜き弁、9は排オゾンガスを
分解するためのオゾン分解触媒装置、10,11はそれ
ぞれ浴槽水の吸引口と吐出口、12,13,14は水流
の切り換えを行う三方弁、15は逆洗水を排水する排水
口である。
循環処理装置について説明する。図2において、1は浴
槽、2は浴槽水を循環させるためのポンプ、3はオゾン
ガスを吸引するためのエジェクター、4はオゾナイザ
ー、5は浴槽水の濾過を行い、さらには殺菌、脱臭を行
う濾過槽である。上記濾過槽5の中には濾材6が装填さ
れており、濾過槽5内に上側には逆洗時に濾材の流出を
抑える濾材流出防止板7が固定されている。8はオゾン
ガスを排気するための空気抜き弁、9は排オゾンガスを
分解するためのオゾン分解触媒装置、10,11はそれ
ぞれ浴槽水の吸引口と吐出口、12,13,14は水流
の切り換えを行う三方弁、15は逆洗水を排水する排水
口である。
【0004】次に、上記浴用循環処理装置における浴槽
水の循環時、および逆洗時の動作の説明を行う。まず、
浴槽水をジェット噴流によって循環させる時において
は、循環ポンプ2によって吸引口10より浴槽水が浴用
循環処理装置内に吸引される。この吸引された浴槽水
は、三方弁12によって水流がA方向に導かれ、この水
流の途中でインジェクター3によってオゾナイザー4で
発生したオゾンガスを配管内に吸引させ、浴槽水とオゾ
ンガスとが入り交じった気液混合の状態で循環し、三方
弁13によりA方向(循環時の流れ方向)、すなわち濾
過槽5内に導かれ、該濾過槽5内に装填された濾材6に
よって濾過される。しかる後、上記濾過された浴槽水は
三方弁14によってA方向に送られて吐出口11より、
再び浴槽1に戻される。
水の循環時、および逆洗時の動作の説明を行う。まず、
浴槽水をジェット噴流によって循環させる時において
は、循環ポンプ2によって吸引口10より浴槽水が浴用
循環処理装置内に吸引される。この吸引された浴槽水
は、三方弁12によって水流がA方向に導かれ、この水
流の途中でインジェクター3によってオゾナイザー4で
発生したオゾンガスを配管内に吸引させ、浴槽水とオゾ
ンガスとが入り交じった気液混合の状態で循環し、三方
弁13によりA方向(循環時の流れ方向)、すなわち濾
過槽5内に導かれ、該濾過槽5内に装填された濾材6に
よって濾過される。しかる後、上記濾過された浴槽水は
三方弁14によってA方向に送られて吐出口11より、
再び浴槽1に戻される。
【0005】一方、浴槽水から濾過させた汚濁物を排出
させる逆洗を行う時には、循環ポンプ2によって吸引口
10より浴槽水が浴用循環処理装置内に吸引され、この
時三方弁12,14は、水流をB方向(逆洗時の排出方
向)に導き、濾過槽5内の濾材中の汚濁物と共に良く槽
水を濾過槽上部へ移動し、三方弁13によりB方向へ導
かれ排水口15より、逆洗水として浴槽水および汚濁物
が排水される。
させる逆洗を行う時には、循環ポンプ2によって吸引口
10より浴槽水が浴用循環処理装置内に吸引され、この
時三方弁12,14は、水流をB方向(逆洗時の排出方
向)に導き、濾過槽5内の濾材中の汚濁物と共に良く槽
水を濾過槽上部へ移動し、三方弁13によりB方向へ導
かれ排水口15より、逆洗水として浴槽水および汚濁物
が排水される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の浴用循環処理装置によれば、濾過槽5内に固定式の
濾材流出防止板7を設置しておいて逆洗時に濾材6の流
出をおさえるようにしたものであるため、上記濾材流出
防止板7を濾過槽5の上部に装着する必要がある。しか
し、これでは逆洗時に濾材6の流出は抑えられるもの
の、循環時においては、濾過槽5内でのオゾンガスと浴
槽水との気液混合を抑制して、オゾンガスによる殺菌は
もとより、浄化や脱臭の効果が低減してしまい効率の良
いオゾン処理効果を期待できなかった。
来の浴用循環処理装置によれば、濾過槽5内に固定式の
濾材流出防止板7を設置しておいて逆洗時に濾材6の流
出をおさえるようにしたものであるため、上記濾材流出
防止板7を濾過槽5の上部に装着する必要がある。しか
し、これでは逆洗時に濾材6の流出は抑えられるもの
の、循環時においては、濾過槽5内でのオゾンガスと浴
槽水との気液混合を抑制して、オゾンガスによる殺菌は
もとより、浄化や脱臭の効果が低減してしまい効率の良
いオゾン処理効果を期待できなかった。
【0007】本発明は、上記従来の浴用循環処理装置の
問題点を解決したものであり、濾過槽内においてもオゾ
ンの気液混合効率を高めて殺菌はもとより、浄化や脱臭
の効果が格段に優れた浴用循環処理装置を提供すること
を目的とするものである。
問題点を解決したものであり、濾過槽内においてもオゾ
ンの気液混合効率を高めて殺菌はもとより、浄化や脱臭
の効果が格段に優れた浴用循環処理装置を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ジェットバスを始めとした浴用循環処理
装置において、浴槽水の殺菌、脱臭、浄化を行うオゾナ
イザーと、浴槽水を循環およびジェット噴流させるため
のポンプと、浴槽水の濁度成分を濾過するための濾材を
装填させた濾過槽を備え、該濾過槽内に上下動自在な濾
材流出防止板を設けたことを特徴とする浴用循環処理装
置である。
に、本発明は、ジェットバスを始めとした浴用循環処理
装置において、浴槽水の殺菌、脱臭、浄化を行うオゾナ
イザーと、浴槽水を循環およびジェット噴流させるため
のポンプと、浴槽水の濁度成分を濾過するための濾材を
装填させた濾過槽を備え、該濾過槽内に上下動自在な濾
材流出防止板を設けたことを特徴とする浴用循環処理装
置である。
【0009】また、請求項2の本発明は、上記浴用循環
処理装置において、循環時には濾過槽内の濾材流出防止
板が濾過槽内の下側へ移動してオゾンの気液混合率を高
め、逆洗時には濾過槽内の上側へ移動して濾材の流出を
防止するように濾過流出防止板の上下移動を制御したこ
とを特徴とする浴用循環処理装置である。
処理装置において、循環時には濾過槽内の濾材流出防止
板が濾過槽内の下側へ移動してオゾンの気液混合率を高
め、逆洗時には濾過槽内の上側へ移動して濾材の流出を
防止するように濾過流出防止板の上下移動を制御したこ
とを特徴とする浴用循環処理装置である。
【0009】即ち、本発明の浴用循環処理装置は、濾過
槽の内部に上下に可動する濾材流出防止板を設けた構成
によって、循環時には浴槽中の温水循環ポンプにより吸
引口から装置内へ導かれ三方弁においてはA方向に温水
を導く。濾過槽に導かれた温水は、濾材流出防止板を下
側に押すことにより、濾材上面から下方に位置するスト
ッパーまで押し下げて、濾過槽の上部でオゾンの気液混
合を阻害することがなくオゾンガスと浴槽水の気液混合
を円滑に行えるようにしたものである。一方、逆洗時に
おいては浴槽中の温水が循環ポンプにより吸引口から浴
用循環処理装置内へ導かれ、三方弁においてB方向へ導
かれ、濾過槽内においては、浴槽水の水流で濾材流出防
止板を上側ストッパーの位置まで押し上げて濾過槽から
濾材が流出しようとするのを防止するものである。
槽の内部に上下に可動する濾材流出防止板を設けた構成
によって、循環時には浴槽中の温水循環ポンプにより吸
引口から装置内へ導かれ三方弁においてはA方向に温水
を導く。濾過槽に導かれた温水は、濾材流出防止板を下
側に押すことにより、濾材上面から下方に位置するスト
ッパーまで押し下げて、濾過槽の上部でオゾンの気液混
合を阻害することがなくオゾンガスと浴槽水の気液混合
を円滑に行えるようにしたものである。一方、逆洗時に
おいては浴槽中の温水が循環ポンプにより吸引口から浴
用循環処理装置内へ導かれ、三方弁においてB方向へ導
かれ、濾過槽内においては、浴槽水の水流で濾材流出防
止板を上側ストッパーの位置まで押し上げて濾過槽から
濾材が流出しようとするのを防止するものである。
【0010】
【作用】従って、本発明の浴用循環処理装置によれば、
濾過槽内の濾材流出防止板が循環時に濾過槽の下方へ移
動して循環する浴槽水に対するオゾンガスの気液混合を
円滑に行えるだけの空間を確保できるとともに、逆洗時
には、上記濾材流出防止板を濾過槽内の上方位置へ移動
させることによって濾材の流出を防止して濾過機能を長
期間持続させるようにしている。この濾材流出防止板の
上下移動によって循環時にはオゾンの気液混合を阻害す
ることなく常に高い効率におけるオゾン溶解を維持し、
逆洗時には外部への濾材の流出を防止するという作用を
有するものである。
濾過槽内の濾材流出防止板が循環時に濾過槽の下方へ移
動して循環する浴槽水に対するオゾンガスの気液混合を
円滑に行えるだけの空間を確保できるとともに、逆洗時
には、上記濾材流出防止板を濾過槽内の上方位置へ移動
させることによって濾材の流出を防止して濾過機能を長
期間持続させるようにしている。この濾材流出防止板の
上下移動によって循環時にはオゾンの気液混合を阻害す
ることなく常に高い効率におけるオゾン溶解を維持し、
逆洗時には外部への濾材の流出を防止するという作用を
有するものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の浴用循環処理装置の一実施例
を図面に従って説明する。図1は、本発明の浴用循環処
理装置の概略図である。図1において、約300リット
ルの浴槽16には温水が満たしてある。また、この浴槽
内には温水の吸引口27と吐出口28を装備している。
一方、浴用循環処理装置は循環ポンプ17(出力60
W)、温水の殺菌と浄化を目的としたオゾンガスを発生
させるオゾナイザー19(オゾンガス濃度:175pp
m、ガス流量:2リットル/min)、発生させたオゾ
ンガスを温水中に吸引し、浴槽水と混合するためのエジ
ェクター18、さらに、温水の濾過に加え、オゾンガス
と温水との気液混合と気液分離を行うための濾過槽20
とで構成され、濾過槽の内部には濾材21が装填され、
上部には気液分離されたオゾンガスを外部へ排気するた
めのガス抜き弁25とオゾンガスを分解排出するオゾン
分解触媒26によって構成されている。
を図面に従って説明する。図1は、本発明の浴用循環処
理装置の概略図である。図1において、約300リット
ルの浴槽16には温水が満たしてある。また、この浴槽
内には温水の吸引口27と吐出口28を装備している。
一方、浴用循環処理装置は循環ポンプ17(出力60
W)、温水の殺菌と浄化を目的としたオゾンガスを発生
させるオゾナイザー19(オゾンガス濃度:175pp
m、ガス流量:2リットル/min)、発生させたオゾ
ンガスを温水中に吸引し、浴槽水と混合するためのエジ
ェクター18、さらに、温水の濾過に加え、オゾンガス
と温水との気液混合と気液分離を行うための濾過槽20
とで構成され、濾過槽の内部には濾材21が装填され、
上部には気液分離されたオゾンガスを外部へ排気するた
めのガス抜き弁25とオゾンガスを分解排出するオゾン
分解触媒26によって構成されている。
【0012】ここで、上記浴用循環処理装置の各運転時
(循環洗浄、逆洗)の動作の説明を行う。まず、循環洗
浄運転においては、浴槽16内の温水は吸引口27から
循環ポンプ17によって浴用循環処理装置内へ吸引し、
電磁弁による三方弁29,30においてはA方向へ導
き、途中、浄化殺菌を行うためにエジェクター18によ
って、オゾナイザー19により発生させたオゾンガスを
吸引し、濾過槽20内まで気液混合した状態で循環され
る。濾過槽20内では上から下へ温水が流れているた
め、濾材流出防止板22は下側のストッパー23の位置
まで移動する。このことによって濾過槽20の内部に気
液混合を充分行い得る空間が形成され、濾過槽20内部
でオゾンの気液混合を妨害することなく常に安定したオ
ゾン溶解を得ることが出来るようになる。その後、温水
は濾過槽20内で不溶オゾンガスと分離されると同時に
浄化殺菌され、さらに濾過された後、三方弁31におい
てA方向へ導かれ、装置内を循環し、吐出口28から再
び浴槽へ戻される。一方、分離されたオゾンガスはガス
抜き弁25を通じてオゾン分解触媒26によって分解さ
れ、外部に排気される。
(循環洗浄、逆洗)の動作の説明を行う。まず、循環洗
浄運転においては、浴槽16内の温水は吸引口27から
循環ポンプ17によって浴用循環処理装置内へ吸引し、
電磁弁による三方弁29,30においてはA方向へ導
き、途中、浄化殺菌を行うためにエジェクター18によ
って、オゾナイザー19により発生させたオゾンガスを
吸引し、濾過槽20内まで気液混合した状態で循環され
る。濾過槽20内では上から下へ温水が流れているた
め、濾材流出防止板22は下側のストッパー23の位置
まで移動する。このことによって濾過槽20の内部に気
液混合を充分行い得る空間が形成され、濾過槽20内部
でオゾンの気液混合を妨害することなく常に安定したオ
ゾン溶解を得ることが出来るようになる。その後、温水
は濾過槽20内で不溶オゾンガスと分離されると同時に
浄化殺菌され、さらに濾過された後、三方弁31におい
てA方向へ導かれ、装置内を循環し、吐出口28から再
び浴槽へ戻される。一方、分離されたオゾンガスはガス
抜き弁25を通じてオゾン分解触媒26によって分解さ
れ、外部に排気される。
【0013】また、逆洗運転は、1日に1回、1分間行
うようにセットされており、逆洗運転のタイミングは2
4時間タイマーにより管理されており、一日の最後のジ
ェット運転を確認した後18時間経過してから逆洗運転
を行うようにセットされている。この逆洗運転時の温水
の流れは浴槽16内の温水が吸引口27から循環ポンプ
17によって浴用循環処理装置内に吸引され、三方弁2
9,31,30を順番に通過し、いずれの三方弁におい
ても水流がB方向に導かれ、濾過槽20内の濾材21で
濾過された汚濁物質と共に排水口32より外部へ排出さ
れる。また濾過槽20内では温水の流れが下から上の方
向に流れることにより、濾材流出防止板22が上側のス
トッパー24の位置まで移動して、濾材21の流出を防
止するようになる。
うようにセットされており、逆洗運転のタイミングは2
4時間タイマーにより管理されており、一日の最後のジ
ェット運転を確認した後18時間経過してから逆洗運転
を行うようにセットされている。この逆洗運転時の温水
の流れは浴槽16内の温水が吸引口27から循環ポンプ
17によって浴用循環処理装置内に吸引され、三方弁2
9,31,30を順番に通過し、いずれの三方弁におい
ても水流がB方向に導かれ、濾過槽20内の濾材21で
濾過された汚濁物質と共に排水口32より外部へ排出さ
れる。また濾過槽20内では温水の流れが下から上の方
向に流れることにより、濾材流出防止板22が上側のス
トッパー24の位置まで移動して、濾材21の流出を防
止するようになる。
【0014】つぎに、上記本発明の浴用循環処理装置
と、図2に示した従来の浴用循環処理装置を温水循環試
験を実施して循環による殺菌特性の結果を表1に示す。
と、図2に示した従来の浴用循環処理装置を温水循環試
験を実施して循環による殺菌特性の結果を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】表1に示した温水循環試験は、毎日5人づ
つ入浴し、50日間実験を行った。オゾンの気液混合の
状態を示す尺度として濾過槽内のオゾン水濃度を測定
し、また、オゾンによる殺菌効果を調べるために、温水
中の一般細菌数を測定した。その結果を表1に示す。上
記表1から明らかなように、従来の浴用循環処理装置に
よる比較例では、オゾン濃度が0.01ppm〜0.0
2ppmで一般細菌数が110〜150コロニー/ml
である。この比較例に対して、本発明の実施例において
は、オゾン濃度が0.07ppm〜0.09ppmで一
般細菌数が30〜45コロニー/mlとなり、常に安定
したオゾン処理を行うことにより、温水中の一般細菌数
を低く抑えることが可能であることが確認された。
つ入浴し、50日間実験を行った。オゾンの気液混合の
状態を示す尺度として濾過槽内のオゾン水濃度を測定
し、また、オゾンによる殺菌効果を調べるために、温水
中の一般細菌数を測定した。その結果を表1に示す。上
記表1から明らかなように、従来の浴用循環処理装置に
よる比較例では、オゾン濃度が0.01ppm〜0.0
2ppmで一般細菌数が110〜150コロニー/ml
である。この比較例に対して、本発明の実施例において
は、オゾン濃度が0.07ppm〜0.09ppmで一
般細菌数が30〜45コロニー/mlとなり、常に安定
したオゾン処理を行うことにより、温水中の一般細菌数
を低く抑えることが可能であることが確認された。
【0017】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明は、ジェット
バスを始めとした浴用循環処理装置において、浴槽水の
殺菌、脱臭、浄化を行うオゾナイザーと、浴槽水を循環
およびジェット噴流させるためのポンプと、浴槽水の濁
度成分を濾過するための濾材を装填させた濾過槽を備
え、該濾過槽内に上下動自在な濾材流出防止板を設けた
ことを特徴とする浴用循環処理装置であるので、濾過槽
内においてオゾンの気液混合を阻害することなく常に、
安定した高い気液混合を阻害することなく常に、安定し
た高い気液混合率を示すようになり、高いオゾン水濃度
が得られると同時に逆洗時において濾材の流出を完全に
防止することができる。
バスを始めとした浴用循環処理装置において、浴槽水の
殺菌、脱臭、浄化を行うオゾナイザーと、浴槽水を循環
およびジェット噴流させるためのポンプと、浴槽水の濁
度成分を濾過するための濾材を装填させた濾過槽を備
え、該濾過槽内に上下動自在な濾材流出防止板を設けた
ことを特徴とする浴用循環処理装置であるので、濾過槽
内においてオゾンの気液混合を阻害することなく常に、
安定した高い気液混合を阻害することなく常に、安定し
た高い気液混合率を示すようになり、高いオゾン水濃度
が得られると同時に逆洗時において濾材の流出を完全に
防止することができる。
【0018】また、請求項2の発明は、上記浴用循環処
理装置において、循環時には濾過槽内の濾材流出防止板
が濾過槽の下側へ移動してオゾンの気液混合率を高め、
逆洗時には濾過槽の上側へ移動して濾材の流出を防止す
るように濾過流出防止板の上下移動を制御したことを特
徴とする浴用循環処理装置であるので、温水の流れによ
って濾材流出防止板が上下に移動して、循環時には濾過
流出防止板を下方に移動さすることによって、濾過槽内
部に気液混合させるに充分な空間が確保されてオゾンの
気液混合効率が高まり効率の高いオゾン処理が可能であ
る。さらに、逆洗時には上記濾材流出防止板の上方への
移動によって濾材の流出防止を行うことによって濾材交
換のノーメンテナンス化と高度なオゾン処理を実現し、
長期間に亘って安定した性能が得られるものである。
理装置において、循環時には濾過槽内の濾材流出防止板
が濾過槽の下側へ移動してオゾンの気液混合率を高め、
逆洗時には濾過槽の上側へ移動して濾材の流出を防止す
るように濾過流出防止板の上下移動を制御したことを特
徴とする浴用循環処理装置であるので、温水の流れによ
って濾材流出防止板が上下に移動して、循環時には濾過
流出防止板を下方に移動さすることによって、濾過槽内
部に気液混合させるに充分な空間が確保されてオゾンの
気液混合効率が高まり効率の高いオゾン処理が可能であ
る。さらに、逆洗時には上記濾材流出防止板の上方への
移動によって濾材の流出防止を行うことによって濾材交
換のノーメンテナンス化と高度なオゾン処理を実現し、
長期間に亘って安定した性能が得られるものである。
【0019】従って、24時間常に快適な入浴が可能で
あり、長期間常に安定した温水の浄化を行うことができ
ると同時に高い次元のオゾン処理が可能であるという利
点を有するものである。
あり、長期間常に安定した温水の浄化を行うことができ
ると同時に高い次元のオゾン処理が可能であるという利
点を有するものである。
【図1】本発明の浴用循環処理装置の実施例を示す側面
図
図
【図2】従来のオゾン処理装置による浴用循環処理装置
を示す側面図
を示す側面図
【符号の説明】 16 浴槽 17 循環ポンプ 18 エジェクター 19 オゾナイザー 20 濾過槽 21 濾材 22 濾材流出防止板 23,24 ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 510 A 9045−4D 520 L 9045−4D 540 A 9045−4D 550 B 9045−4D
Claims (2)
- 【請求項1】 ジェットバスを始めとした浴用循環処理
装置において、浴槽水の殺菌、脱臭、浄化を行うオゾナ
イザーと、浴槽水を循環およびジェット噴流させるため
のポンプと、浴槽水の濁度成分を濾過するための濾材を
装填させた濾過槽を備え、該濾過槽内に上下動自在な濾
材流出防止板を設けたことを特徴とする浴用循環処理装
置。 - 【請求項2】 上記浴用循環処理装置において、循環時
には濾過槽内の濾材流出防止板が濾過槽内の下側へ移動
してオゾンの気液混合率を高め、逆洗時には濾過槽内の
上側へ移動して濾材の流出を防止するように濾過流出防
止板の上下移動を制御したことを特徴とする浴用循環処
理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23533493A JPH0760265A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 浴用循環処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23533493A JPH0760265A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 浴用循環処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0760265A true JPH0760265A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16984571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23533493A Pending JPH0760265A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 浴用循環処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0760265A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9919939B2 (en) | 2011-12-06 | 2018-03-20 | Delta Faucet Company | Ozone distribution in a faucet |
WO2019156012A1 (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 水処理装置 |
US10640878B2 (en) | 2015-11-12 | 2020-05-05 | Delta Faucet Company | Ozone generator for a faucet |
US10767270B2 (en) | 2015-07-13 | 2020-09-08 | Delta Faucet Company | Electrode for an ozone generator |
-
1993
- 1993-08-26 JP JP23533493A patent/JPH0760265A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9919939B2 (en) | 2011-12-06 | 2018-03-20 | Delta Faucet Company | Ozone distribution in a faucet |
US10947138B2 (en) | 2011-12-06 | 2021-03-16 | Delta Faucet Company | Ozone distribution in a faucet |
US10767270B2 (en) | 2015-07-13 | 2020-09-08 | Delta Faucet Company | Electrode for an ozone generator |
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US11220754B2 (en) | 2015-11-12 | 2022-01-11 | Delta Faucet Company | Ozone generator for a faucet |
US11634828B2 (en) | 2015-11-12 | 2023-04-25 | Delta Faucet Company | Ozone generator for a faucet |
WO2019156012A1 (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 水処理装置 |
JPWO2019156012A1 (ja) * | 2018-02-09 | 2021-01-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 水処理装置 |
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