JPH076023Y2 - ダンプカー荷台用ライニング - Google Patents
ダンプカー荷台用ライニングInfo
- Publication number
- JPH076023Y2 JPH076023Y2 JP14835488U JP14835488U JPH076023Y2 JP H076023 Y2 JPH076023 Y2 JP H076023Y2 JP 14835488 U JP14835488 U JP 14835488U JP 14835488 U JP14835488 U JP 14835488U JP H076023 Y2 JPH076023 Y2 JP H076023Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dump truck
- holes
- rubber
- iron plate
- lining
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はダンプカー荷台用ライニングに関し、詳しく
は鉱山砕石場等における大型ダンプカーの荷台に用いら
れるゴムライニングの改良に関する。
は鉱山砕石場等における大型ダンプカーの荷台に用いら
れるゴムライニングの改良に関する。
（従来の技術） 鉱山、砕石場等における土砕石運搬車輌として、積載重
量が100トンにも及び非常に大型のダンプカーが使用さ
れる。
量が100トンにも及び非常に大型のダンプカーが使用さ
れる。
この種ダンプカーは、土砕石を荷台に積載する際、非常
に大きな衝撃が加わるので荷台保護のためのライナーが
一般に敷設され、このライナーとして、従来、金属板、
ゴム板、あるいは金属とゴムとの複合層から成るライナ
ー（例えば実開昭61−21709号）が公知である。
に大きな衝撃が加わるので荷台保護のためのライナーが
一般に敷設され、このライナーとして、従来、金属板、
ゴム板、あるいは金属とゴムとの複合層から成るライナ
ー（例えば実開昭61−21709号）が公知である。
ところで、上記ライナーのうち、鋼板など金属板製のも
のは、湿潤した土砕石の付着が著しく、これらを防止す
るため、荷台を排気ガス等で加熱する必要があり、荷台
の構造を非常に複雑にする必要が生じる欠点が有り、ま
た、ゴム板から成るライナーは、土砕石の付着の問題は
無い反面、強大な衝撃、及び荷重に起因する、いわゆる
へたりの問題が有る他、ゴム板裏面側に微小土砕石が侵
入して堆積するのを防止するための止着構造が複雑とな
る欠点が有った。
のは、湿潤した土砕石の付着が著しく、これらを防止す
るため、荷台を排気ガス等で加熱する必要があり、荷台
の構造を非常に複雑にする必要が生じる欠点が有り、ま
た、ゴム板から成るライナーは、土砕石の付着の問題は
無い反面、強大な衝撃、及び荷重に起因する、いわゆる
へたりの問題が有る他、ゴム板裏面側に微小土砕石が侵
入して堆積するのを防止するための止着構造が複雑とな
る欠点が有った。
金属とゴムとの複合層から成るものは、止着強度、並び
に耐久強度の両者共にかなり改善されるが、例えば、既
述の加熱装置の設けられたダンプカー荷台に金属板ライ
ナーに代えて取付けると、熱に起因してゴムと金属板と
の層間剥離を生じ、耐用寿命が早期に尽きる欠点が有っ
た。
に耐久強度の両者共にかなり改善されるが、例えば、既
述の加熱装置の設けられたダンプカー荷台に金属板ライ
ナーに代えて取付けると、熱に起因してゴムと金属板と
の層間剥離を生じ、耐用寿命が早期に尽きる欠点が有っ
た。
この考案は上記問題点に鑑み、加熱装置を有するダンプ
カー荷台に敷設しても層間剥離を生じることなく、長期
耐用寿命を有する改良された金属板、及びゴムの複合層
から成るダンプカー荷台用ライニングを提供することを
目的としてなされたものである。
カー荷台に敷設しても層間剥離を生じることなく、長期
耐用寿命を有する改良された金属板、及びゴムの複合層
から成るダンプカー荷台用ライニングを提供することを
目的としてなされたものである。
即ち、この考案のダンプカー荷台用ライニングはボルト
挿通孔及び多数の貫通孔が穿設された鉄板の表裏面にゴ
ム層が設けられ、該ゴム層は前記多数の貫通孔を介して
表裏面層が一体化されていると共に、前記鉄板の周囲端
面部においても表裏一体化され、前記貫通孔は前記ボル
ト挿通孔周囲部分又は前記鉄板周囲部での分布が密とさ
れて成ることを特徴とするものである。
挿通孔及び多数の貫通孔が穿設された鉄板の表裏面にゴ
ム層が設けられ、該ゴム層は前記多数の貫通孔を介して
表裏面層が一体化されていると共に、前記鉄板の周囲端
面部においても表裏一体化され、前記貫通孔は前記ボル
ト挿通孔周囲部分又は前記鉄板周囲部での分布が密とさ
れて成ることを特徴とするものである。
次に、この考案の実施例を説明する。
第１図はこの考案の実施例の断面図、第２図は実施例の
一部破断平面図、第３図は他の実施例の要部断面図であ
る。
一部破断平面図、第３図は他の実施例の要部断面図であ
る。
この考案のダンプカー荷台用ライニング（以下単に「ラ
イニング」と言う）１は、ボルト挿通孔２及び多数の貫
通孔３…３が穿設された鉄板４の表裏面にゴム層5A,5B
が設けられ、このゴム層5A,5Bは貫通孔３…３を介して
表裏面層が一体化されていると共に、鉄板４の周囲端面
部4A,4Aにおいても表裏一体化され、鉄板４が表裏ゴム
層5A,5Bにより鋳ぐるむ状態とされたブロック状体とさ
れており、さらに、上記貫通孔３…３はボルト挿通孔２
周囲部分での分布が第２図図示のように密とされて構成
されている。
イニング」と言う）１は、ボルト挿通孔２及び多数の貫
通孔３…３が穿設された鉄板４の表裏面にゴム層5A,5B
が設けられ、このゴム層5A,5Bは貫通孔３…３を介して
表裏面層が一体化されていると共に、鉄板４の周囲端面
部4A,4Aにおいても表裏一体化され、鉄板４が表裏ゴム
層5A,5Bにより鋳ぐるむ状態とされたブロック状体とさ
れており、さらに、上記貫通孔３…３はボルト挿通孔２
周囲部分での分布が第２図図示のように密とされて構成
されている。
上記において、鉄板４の厚さは、土砕石の衝撃度、荷重
にもよるが、大略4.5mm〜25mmの厚さとされ、また、ゴ
ム層5A,5Bの厚さは表面層5Aが40mm以上、裏面層5Bが３
〜20mmとされる。
にもよるが、大略4.5mm〜25mmの厚さとされ、また、ゴ
ム層5A,5Bの厚さは表面層5Aが40mm以上、裏面層5Bが３
〜20mmとされる。
また、ボルト挿通孔２の周囲部分には、第３図に示すよ
うにリブ部材6,6を溶接等により立設し、このリブ部材
6,6にも貫通孔7,7を設ける他、切り欠き部8,8を形成
し、ゴム層5Aとの係合性を高めても良い。
うにリブ部材6,6を溶接等により立設し、このリブ部材
6,6にも貫通孔7,7を設ける他、切り欠き部8,8を形成
し、ゴム層5Aとの係合性を高めても良い。
この考案のライニング１は、ボルト挿通孔２に挿通した
ボルトＶにより荷台Ｂに止着され、ゴムキャップＣによ
り止着部がカバーされる。
ボルトＶにより荷台Ｂに止着され、ゴムキャップＣによ
り止着部がカバーされる。
この状態において、ゴム層5A,5Bは鉄板５の貫通孔３…
３及び周囲部分4A,4Aで表裏一体とされているから、仮
にダンプカー荷台が高熱化されていても、層間剥離は生
じない。
３及び周囲部分4A,4Aで表裏一体とされているから、仮
にダンプカー荷台が高熱化されていても、層間剥離は生
じない。
特に、ボルト止着部周囲では貫通孔３…３の分布が密と
され、この部分での表裏ゴム層5A,5Bの密着性が強化さ
れているので、止着部分よりの熱、又は応力に起因する
剥離が防止される。
され、この部分での表裏ゴム層5A,5Bの密着性が強化さ
れているので、止着部分よりの熱、又は応力に起因する
剥離が防止される。
また、ゴム層5A,5Bは鉄板４により剛性が付与されてい
るので、衝撃強度、曲げ強度も付与され、このため、ボ
ルト止着でも十分な耐用強度を発揮する。
るので、衝撃強度、曲げ強度も付与され、このため、ボ
ルト止着でも十分な耐用強度を発揮する。
また、第３図に示したようにリブ部材6,6を立設した場
合、リブ部材6,6の貫通孔7,又は切り欠き８部分でもゴ
ム層5Aと鉄板４との止着性が発揮されるので、相互のよ
り強固な密着性となし得る。
合、リブ部材6,6の貫通孔7,又は切り欠き８部分でもゴ
ム層5Aと鉄板４との止着性が発揮されるので、相互のよ
り強固な密着性となし得る。
この考案は以上説明したように、加熱装置の設けられた
ダンプカー荷台であっても、層間剥離のおそれなくゴム
ライニングを敷設することができ、従来品が大略１年程
度の耐用寿命であったものを、２〜３年にまで延長で
き、長期耐用寿命とすることが出来る効果を有する。
ダンプカー荷台であっても、層間剥離のおそれなくゴム
ライニングを敷設することができ、従来品が大略１年程
度の耐用寿命であったものを、２〜３年にまで延長で
き、長期耐用寿命とすることが出来る効果を有する。
第１図はこの考案の実施例の断面図、第２図は実施例の
一部破断平面図、第３図は他の実施例の要部断面図であ
る。
一部破断平面図、第３図は他の実施例の要部断面図であ
る。
Claims (1)
- 【請求項１】ボルト挿通孔及び多数の貫通孔が穿設され
た鉄板の表裏面にゴム層が設けられ、該ゴム層は前記多
数の貫通孔を介して表裏面層が一体化されていると共
に、前記鉄板の周囲端面部においても表裏一体化され、
前記貫通孔は前記ボルト挿通孔周囲部分又は前記鉄板周
囲部分での分布が密とされて成ることを特徴とするダン
プカー荷台用ライニング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14835488U JPH076023Y2 (ja) | 1988-11-14 | 1988-11-14 | ダンプカー荷台用ライニング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14835488U JPH076023Y2 (ja) | 1988-11-14 | 1988-11-14 | ダンプカー荷台用ライニング |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02141546U JPH02141546U (ja) | 1990-11-28 |
| JPH076023Y2 true JPH076023Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31694809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14835488U Expired - Lifetime JPH076023Y2 (ja) | 1988-11-14 | 1988-11-14 | ダンプカー荷台用ライニング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076023Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-14 JP JP14835488U patent/JPH076023Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02141546U (ja) | 1990-11-28 |
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