JPH0760090A - 蒸気と水の混合器 - Google Patents

蒸気と水の混合器

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JPH0760090A
JPH0760090A JP22832093A JP22832093A JPH0760090A JP H0760090 A JPH0760090 A JP H0760090A JP 22832093 A JP22832093 A JP 22832093A JP 22832093 A JP22832093 A JP 22832093A JP H0760090 A JPH0760090 A JP H0760090A
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JP
Japan
Prior art keywords
steam
water
mixing chamber
introducing port
hot water
Prior art date
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Pending
Application number
JP22832093A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Oraku
秀夫 大楽
Masao Okamura
真佐雄 岡村
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YUNISUN KK
Original Assignee
YUNISUN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水と蒸気とを混合して温水を作る混合器にお
いて、蒸気供給が停止されたとき、混合室21内の水が
蒸気導入口25側に逆流するのを阻止して、蒸気供給再
開時におけるハンマー音や振動の発生を阻止する。 【構成】 混合室21の内部に蒸気導入口25からの導
入蒸気を噴出する蒸気噴出器32を設け、この噴出器3
2と蒸気導入口25との間に、混合室21内の水が蒸気
導入口25に逆流するのを阻止する逆止弁35を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば自動給湯シ
ステムなどに用いられ、蒸気と水とを直接混合させて温
水を製造する混合器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、蒸気と水とを直接混合させ
て、温水を効率的に製造する混合器が知られている。こ
の種混合器の一例を図3に示す。
【0003】図3に示す混合器20においては、蒸気と
水とを混合する混合室21内に、水導入口22から水W
が導入される。前記混合室21には、多数の小孔23を
もつパイプ状の蒸気吹出装置30が挿入され、蒸気導入
口25から導入された蒸気Sが前記小孔23から混合室
21に気泡状態で吹出される。そして、この混合室21
内で水Wと蒸気Sとが混合されて昇温し、温水Hとなっ
て温水排出口26から外部に取出される。また、前記蒸
気導入口25の上流側には蒸気量調整弁8が設けられ、
この弁8で前記蒸気吹出装置30内への蒸気吹出量を調
整することにより、前記温水排出口26から取出される
温水Hの温度がユーザーの設定する設定温度に調整され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上の混合
器20においては、前記温水排出口26から取出される
温水Hが設定温度に保持されている場合、前記調整弁8
が閉鎖されて前記蒸気吹出装置30内への蒸気供給が停
止されることから、この蒸気吹出装置30内の圧力が低
下する。このため、前記混合室21内の温水の一部が、
前記小孔23から蒸気吹出装置30の内部を経て蒸気導
入口25へと逆流して、蒸気量調整弁8の出口側に滞留
する。
【0005】この状態で、温水Hの温度が設定温度以下
となって前記調整弁8が開かれ、前記蒸気導入口25か
らの蒸気供給が開始されたとき、この蒸気が蒸気導入口
25に滞留する水と接触して凝縮し、これによりハンマ
ー音や大きな振動が発生して、前記調整弁8などの周辺
機器や配管系に悪影響を与え、その耐久性を損なう問題
があった。
【0006】この発明は、以上のような問題に鑑みてな
されたもので、その目的は、ハンマー音や振動の発生を
なくして、配管系や周辺機器類の耐久性を高めることが
できる蒸気と水との混合器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の混合器に用いる蒸気吹出装置は、混合室
内に位置して蒸気導入口に連通し、この蒸気導入口から
導入された蒸気を前記混合室に噴出する蒸気噴出孔が設
けられた蒸気噴出器を備え、前記蒸気導入口に混合室内
の水が蒸気導入口に逆流するのを阻止する逆止弁を設け
ている。
【0008】
【作用】この発明によれば、蒸気導入口への蒸気供給が
停止されたとき、逆止弁により混合室内の水が蒸気導入
口側に逆流するのが阻止される。従って、前記蒸気導入
口への蒸気供給を開始したとき、ハンマー音や振動が発
生することはなく、配管系や周辺機器類に悪影響を与え
ることがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は、この発明の混合器を適用する自動給湯シ
ステムの一例を示しており、同図では、タンク1の内部
に、その水位を一定に保持する浮止弁2を備え、この浮
止弁2により給水管3から前記タンク1への冷水Cの流
量を制御するようにしている。また、前記タンク1には
循環路4が設けられ、この循環路4には混合器20に水
Wを供給するポンプ5を介装している。
【0010】さらに、前記混合器20には温度センサ6
が設けられ、その検出結果に基づくコントローラ7から
の出力により、蒸気量調整弁8の開度を調整して、蒸気
管9から前記混合器20への蒸気Sの供給量を制御する
ようにしている。また、前記混合器20には温水排出管
10が設けられ、この排出管10に温水Hを外部に取出
す取出管11が分岐接続されるとともに、前記排出管1
0の先端部12は前記タンク1内に挿入されている。
【0011】前記混合器20は、図1で明らかなよう
に、本体ケース24と蒸気吹出装置30とからなり、前
記本体ケース24は、水導入口22と蒸気導入口25と
を備えた導入パイプ部27と、混合室21と温水排出口
26とを備えた混合パイプ部28とをボルト(図示せ
ず)で組付けてなり、かかる本体ケース24の内部に前
記蒸気吹出装置30を設ける。
【0012】前記蒸気吹出装置30は、上下の長さ方向
両端が開口され、周壁に多数の蒸気噴出孔31を設けた
筒状の蒸気噴出器32と、この噴出器32の内部に前記
蒸気噴出孔31と対向状に配設された筒状の多孔質部材
33とから構成され、この多孔質部材33は、たとえば
ステンレス製のポーラスメッシュなどで形成され、蒸気
通過可能な多数の細孔を有している。
【0013】また、前記蒸気噴出器32は、その開口一
端側が前記導入パイプ部27の蒸気導入口25と連通す
るエルボー部27aにねじ32aにより固定され、前記
噴出器32の全体が前記混合パイプ部28内の混合室2
1内に位置しており、また、前記噴出器32の他端側に
はキャップ34が取付けられている。
【0014】前記各蒸気噴出孔31は、同図に示したよ
うに、前記保護管32の長さ方向に一定間隔で形成して
もよいのであるが、その場合、蒸気は上流側(図の下
側)から蒸気吹出装置30内へ導入されるから、上流側
(図の下側)の蒸気噴出孔31から噴出する蒸気量の方
が、下流側(上側)の蒸気噴出孔31から噴出する蒸気
量よりも多くなる。そこで、前記各蒸気噴出孔31を、
上流側で間隔が大となり、下流側で間隔が小となるよう
に形成するか、又は、上流側で開口径が小となり、下流
側で開口径が大となるように形成すれば、前記各蒸気噴
出孔31から混合室21内に吹出される蒸気量を前記保
護管32の長さ方向において均一となし、前記混合室2
1内で蒸気Sと水Wとを均一に混合して温度上昇をスム
ーズに行うことができる。
【0015】また、前記導入パイプ部28の内周壁に
は、螺旋状の突起28aが形成され、前記混合室21内
に供給された蒸気Sと水Wとの混合効率を高めるように
している。
【0016】そして、前記導入パイプ部27のエルボー
部27aと前記蒸気噴出器32との連結部位に、前記混
合室21内の水が蒸気導入口25側に逆流するのを阻止
する逆止弁35を設ける。
【0017】前記逆止弁35は、バルブシート35a
と、このバルブシート35aの背面側に固定されて周壁
に複数の連通孔35bをもつ弁箱35cと、この弁箱3
5c内に設けられ、スプリング35dを介して前記バル
ブシート35aの背面側に形成したシート面に接触する
ように付勢された球状バルブ35eとから構成されてい
る。
【0018】そして、前記バルブシート35aの上部
を、蒸気噴出器32の基端内部にねじ35fにより固定
して、前記バルブシート35aの前面側を蒸気導入口2
5に開口させ、かつ、前記弁箱35cを蒸気噴出器32
内に位置させて、これら弁箱35cの内部と蒸気噴出器
32の内部とを前記各連通孔35bを介して互いに連通
させている。また、前記スプリング35dは、前記蒸気
導入口25から蒸気Sが導入されたとき、前記球状バル
ブ35eを前記バルブシート35aのシート面から離間
させ、かつ、前記蒸気導入口25への蒸気供給が停止さ
れたとき、前記球状バルブ35eを前記シート面に接触
させ得るようなばね力に調整されている。なお、35g
は前記弁箱35cの背面側に取付けられたスプリング3
5dの受け部材である。
【0019】次に、以上の構成による作用について説明
する。先ず、図2の給水管3からタンク1内に流入され
た冷水Cは、前記ポンプ5により循環路4から図1の混
合器20の水導入口22を経て混合室21内に送られ
る。一方、図2の蒸気管9からは蒸気量調整弁8を介し
て蒸気Sが、図1の混合器20の蒸気導入口25内に導
入される。この導入蒸気Sにより前記逆止弁35の球状
バルブ35eが、前記スプリング35dに抗してバルブ
シート35aのシート面から離間し、前記弁箱35eに
設けた各連通孔35bを通って導入蒸気Sが前記噴出器
32内に供給される。また、前記導入蒸気Sは、前記多
孔質部材33の各細孔から前記噴出器32の各蒸気噴出
孔31を経て前記混合室21の内部に吹き出され、蒸気
Sと水Wとが混合される。
【0020】ここで、蒸気Sは前記多孔質部材33の細
孔を通過して徐々に混合室21へと吹き出されるため、
蒸気吹出速度の過度な増大を招くことがなく、熱効率が
向上する。また、前記多孔質部材33の細孔を通過する
とき、蒸気Sは小さな気泡に分割され、小さな気泡状態
で蒸気Sと水Wとの接触が行われるため、ハンマー音や
振動などの発生が阻止される。
【0021】そして、水Wが昇温されて、温水Hの一部
が図2の取出管11から外部に取出され、余剰の温水H
は前記タンク1に回収される。ここで、温度センサ6に
よる検出温度がユーザーが設定する設定温度に達してい
ない場合は、コントローラ7からの出力で蒸気量調整弁
8の開度が調整され、蒸気Sの供給量を増大させること
により、温水Hの温度が設定温度となるように制御され
る。
【0022】また、温水Hの温度が設定温度に保持され
ている場合には、前記蒸気量調整弁8が閉止されて、図
1の蒸気導入口25への蒸気供給が停止され、温水Hは
設定温度に保持されたままの状態で前記混合室21から
取出管11を経て外部に取出される。このとき、前記逆
止弁35の球状バルブ35eに付加されていた蒸気によ
る押圧力が解消されるため、この球状バルブ35eがス
プリング35dのばね力でバルブシート35aのシート
面側に押圧されて接触する。これにより前記混合室21
から噴出器32の内部を経て蒸気導入口25側へと温水
が逆流するのが阻止され、この蒸気導入口25側に水が
滞留することはない。
【0023】従って、温水Hの温度が設定温度以下とな
ったような場合で、前記蒸気量調整弁8を開いて前記蒸
気導入口25への蒸気供給を開始したとき、この蒸気S
が水と接触して凝縮することはなくなり、ハンマー音や
大きな振動の発生が防止される。
【0024】なお、以上の実施例では、前記蒸気噴出器
32内に、その各噴出孔31と対向状に多孔質部材33
を設けたが、この多孔質部材33は必ずしも設ける必要
はない。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる混合器
によれば、蒸気導入口に設けた逆止弁により、前記蒸気
導入口への蒸気供給が停止されたとき、混合室内の水が
蒸気導入口側に逆流するのを阻止できる。従って、前記
蒸気導入口への蒸気供給を開始したとき、ハンマー音や
振動の発生を阻止できて、配管系や周辺機器類に悪影響
を与えることなく、これらの耐久性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る混合器の一例を示す断面図であ
る。
【図2】同混合器を用いた自動給湯システムを示す配管
図である。
【図3】従来の混合器を示す正面図である。
【符号の説明】
21…混合室、22…水導入口、25…蒸気導入口、2
6…温水排出口、30…蒸気吹出装置、31…蒸気噴出
孔、32…蒸気噴出器、35…逆止弁、H…温水、S…
蒸気、W…水。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気と水との混合室に水を導入する水導
    入口と、前記混合室に挿入され、蒸気導入口から導入さ
    れた蒸気を前記混合室に吹き出す蒸気吹出装置と、混合
    されて昇温した温水を排出する温水排出口とを備え、 前記蒸気吹出装置は、前記混合室内に位置して前記蒸気
    導入口に連通し、この蒸気導入口から導入された蒸気を
    前記混合室に噴出する蒸気噴出孔が設けられた蒸気噴出
    器を備え、 前記蒸気導入口に、前記混合室内の水が蒸気導入口に逆
    流するのを阻止する逆止弁が設けられている蒸気と水の
    混合器。
JP22832093A 1993-08-20 1993-08-20 蒸気と水の混合器 Pending JPH0760090A (ja)

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JP22832093A JPH0760090A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 蒸気と水の混合器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038067A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Noritake Co Ltd 流体混合装置及び流体混合方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038067A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Noritake Co Ltd 流体混合装置及び流体混合方法
JP4648792B2 (ja) * 2005-08-01 2011-03-09 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 流体混合装置及び流体混合方法

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