JPH0759930A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH0759930A
JPH0759930A JP22672493A JP22672493A JPH0759930A JP H0759930 A JPH0759930 A JP H0759930A JP 22672493 A JP22672493 A JP 22672493A JP 22672493 A JP22672493 A JP 22672493A JP H0759930 A JPH0759930 A JP H0759930A
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JP
Japan
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JP22672493A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線作業を効率良く行なえるとともに、配線
の挟み込みによる断線トラブルを防止する。 【構成】 遊技部内に中央遊技装置20及び入賞具を設
け、区画部材の周辺にサイドランプ22等の電飾装置を
設けた遊技盤15と、球排出機構等の裏機構を設けた裏
機構盤17とを備えたパチンコ機11において、遊技盤
の裏面には、入賞具の入賞球出口を覆い、且つ遊技盤裏
面と一定間隔を保持して取り付けられる入賞球集合カバ
ー部材25を設け、裏機構盤には、遊技盤裏面との間に
所定間隔を保持して形成した基板に入賞球集合カバー部
材が臨む開口窓部38をほぼ中央に開設し、開口窓部と
上記入賞球集合カバー部材周縁の所定部分とには、球径
より小さい寸法であって少なくとも上記電飾装置から延
びたリード線34を引き出して電子制御回路側に配線処
理可能なフリーアクセス空間部42を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機に関するもので
あり、特に、遊技盤に配設された電気的遊技装置や電飾
装置から延在する配線の処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8および図9に示すように、パチンコ
機の遊技盤1の表側には変動入賞装置、可変表示装置な
どの電気的遊技装置や装飾ランプなどの電飾装置が配設
されており、また、遊技盤1の裏面には入賞した球を回
収する入賞球集合カバー2が設けられている。また、遊
技盤1の裏側には上タンク3や球排出装置4等を装着し
た裏機構盤5が入賞球集合カバー2を取り囲むようにし
て設けられており、入賞球集合カバー2と裏機構盤5と
の間は隣接状態にして球が入らないように構成してい
た。そして、電気的遊技装置や電飾装置から延在するリ
ード線6…を通すために、入賞球集合カバー2に穴,
溝,切欠き7…等を、それぞれの電気的遊技装置や電飾
装置の配置に対応する位置に後加工で形成し、入賞球集
合カバー2を遊技盤1に固定する際には、各リード線6
をそれぞれの穴や溝や切欠き7に通していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年は遊技盤に配設さ
れる電気的遊技装置や電飾装置の数が増え、また、これ
らの作動制御内容が複雑化したことに伴ってリード線の
数も増えている。そして、遊技機の機種が異なると電気
的遊技装置や電飾装置の配置も異なるため、入賞球集合
カバーに後加工で形成する穴や溝の加工位置も異なる。
したがって、従来はそれぞれの機種に対応した細部構造
が異なる入賞球集合カバーを製作することが必要であ
り、このため治具も機種ごとにことなる物を用意してお
くことが必要であった。そして、組立作業の際、或は保
守点検を行なう場合に、多数のリード線を機種毎に異な
る後加工を施した入賞球集合カバーの穴,溝,切欠きに
収納する作業が必要となり、穴,溝,切欠きは機種ごと
に位置などが異なるので配線作業が煩雑となり時間もか
かる。また、入賞球集合カバーと遊技盤との間などにリ
ード線を挟んで断線するトラブルも発生するし、多数の
配線を接続処理するので誤配線の発生率も配線数の増加
に伴って高まる。更に、リード線を所定の穴や溝に収納
するためには配線の長さを、穴や溝に収納してから接続
先に過不足なく到達する所定長さに設定する必要があっ
た。さらにまた、穴,溝,切欠きを形成した部分には配
線が在るので他の部品を取り付けることができず、入賞
球集合カバーの部品搭載範囲が狭くなってしまう。この
ため、近年の配線の増加した遊技盤においても、配線作
業を効率良く行なえるとともに、配線の挟み込みによる
断線トラブルを防止し、且つ、電気的遊技装置及び電飾
装置から延在する配線の長さを統一し、汎用的に使用可
能な遊技機の配線処理方式を持った遊技機の開発が望ま
れている。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記に
鑑み提案されたもので、区画部材により囲んで遊技部を
形成し、該遊技部内に中央遊技装置及び入賞具を設け、
上記区画部材の周辺に電飾装置を設けた遊技盤と、球を
貯留する上タンク、該上タンクから球を導出する導出
樋、該導出樋で導出した球を所定数排出する球排出機構
等の裏機構を設けた裏機構盤とを備えた遊技機におい
て、上記遊技盤の裏面には、該遊技盤に設けられた入賞
具の入賞球出口を覆い、且つ遊技盤裏面と一定間隔を保
持して取り付けられる入賞球集合カバー部材を設け、上
記裏機構盤には、上記遊技盤裏面との間に所定間隔を保
持して形成した基板に上記入賞球集合カバー部材が臨む
開口窓部を開設し、上記基板の背面側であって開口窓部
の上方から一側に導出樋及び球排出機構を略倒L字状に
配設し、上記開口窓部と上記入賞球集合カバー部材周縁
の所定部分とには、球径より小さい寸法であって少なく
とも上記電飾装置から延びたリード線を引き出して電子
制御回路側に配線処理可能なフリーアクセス空間部を形
成したものである。
【0005】
【作用】遊技機の組立作業を行なう場合や遊技盤の交換
作業を行なう場合に、遊技盤に取り付けられている電飾
装置や電気的遊技装置から延びたリード線をフリーアク
セス空間部内に通して遊技機の裏側に引き出し、リード
線の先端を電子制御回路側に接続して配線処理すること
ができ、リード線を通すフリーアクセス空間部は入賞球
集合カバー部材の外周と裏機構盤の開口窓部との間に細
長く開口しているので、特定の狭い範囲を狙って通す必
要もなく広い範囲の何処でも通すことができる。そし
て、遊技店内に設置された遊技機においては、フリーア
クセス空間部の寸法が球径よりも小さい寸法に設定され
ているので、店員が球を遊技機の内部に不正に投入する
行為を阻止できる。また、上タンクなどから落下した球
がフリーアクセス空間部から遊技機の内部に飛び込むこ
とも阻止することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は代表的な遊技機であるパチンコ機11の
正面図であり、図2はその背面図である。このパチンコ
機11は、機枠12に対して開閉可能に蝶着した額縁状
前面枠13の裏面に金属製のフレーム14を固定し、該
フレーム14内に遊技盤15を装着して前面枠13の窓
部を裏側から塞ぎ、フレーム14の裏側に球排出機構1
6等の裏機構を設けた裏機構盤17をフレーム14に対
して開閉可能な状態で設けてある。
【0007】遊技盤15の表面にはガイドレールやサイ
ドケース等の区画部材18により囲んだ遊技部19を形
成し、該遊技部19内のほぼ中央に特別図柄表示装置,
普通図柄表示装置,大入賞口,普通電動役物等の中央遊
技装置20を、その他の遊技部19内に一般入賞口21
a,ランプ付風車21b,一般風車21c,始動口21
d,チャッカ等を配設し、遊技部19内の左右に電飾装
置の一種であるサイドランプ22を取り付け、区画部材
18の外側近傍にリーチランプ23,打止ランプ24等
の各種電飾装置を取り付ける。また、遊技盤15の裏面
には大入賞口21e,一般入賞口21a,始動口21d
などの入賞具の入賞球出口を覆い、該遊技盤15裏面と
の間を球が流下し得る一定間隔を保持して各入賞球出口
からの入賞球を回収する入賞球集合カバー部材25を設
ける。
【0008】入賞球集合カバー部材25は、図4に示す
ように、遊技盤15裏面に対して平行に延在して遊技盤
15裏面よりも小さな平面部26と該平面部26の左右
側縁に形成した側面部27とを有し、前面が開放したプ
ラスチック製の部材であり、平面部26には中央遊技装
置20の後部を挿通する開口部28が開口している。な
お、入賞球集合カバー部材25の平面部26と遊技盤1
5裏面との間隔は、球径よりも大きく設定してあるの
で、入賞具の入賞球出口から排出された入賞球が円滑に
流下して回収される。
【0009】また、図4に示す入賞球集合カバー部材2
5の背面には所定間隔で一対の壁29,29を平行に立
設すると共に壁29から間隔内に向いた爪30を一体成
形した第1リード線留め部31と鈎形の爪を一体成形し
てなる第2リード線留め部32をバインド手段として設
け、入賞球集合カバー部材25の背面に設けた第1中継
基板33に接続するリード線34の途中を上記第1リー
ド線留め部31や第2リード線留め部32によって固定
することができるように構成してある。なお、本実施例
では中央遊技装置20の背面に第2中継基板35を設
け、中央遊技装置20のリード線34やランプ風車等の
リード線34を第2中継基板35に一旦接続し、ここか
ら別途第1中継基板33等に結線するようにしてある。
【0010】上記した構成からなる遊技盤15をフレー
ム14の内部に装着すると、遊技盤15裏面の周縁部分
がフレーム14の内面に当接し、入賞球集合カバー部材
25がフレーム14の開口部14′内を貫通してフレー
ム14の後方に突出し、次に説明する裏機構盤17の開
口窓部内に入り込む。
【0011】裏機構盤17は、フレーム14背面のほぼ
全面を覆う大きさのプラスチック製であり、遊技盤15
裏面と所定間隔を保持して遊技盤15裏面に平行な垂直
方向に延在する基板36と該基板36に対して直交する
壁部37とを有し、上記基板36には入賞球集合カバー
部材25が臨む範囲にほぼ矩形の開口窓部38を開設
し、該開口窓部38の上方に上タンク39を装着すると
ともに、該上タンク39から球を導出する導出樋40を
僅かに傾斜させた状態で横方向に装着し、導出樋40の
傾斜下端が位置する開口窓部38の一側に球排出機構1
6を装着してある。即ち、裏機構盤17には、開口窓部
38の上方から一側に導出樋40及び球排出機構16を
略倒L字状に配置し、上タンク39内に貯留した球を導
出樋40により整列しながら導出し、球排出機構16の
作動により所定数に流下制御し、球排出機構16から流
下した球が裏機構盤17の一側から中央部分に亙って形
成した球流下樋内を流下し、上皿41内に排出されるよ
うに構成してある。なお、裏機構盤17の基板36と遊
技盤15裏面或はフレーム14裏面との間隔は、装着す
る上タンク39や球排出機構16などの裏機構に応じて
異なるが、開口窓部38近傍においては入賞球集合カバ
ー部材25の前後寸法よりも大きく設定する。
【0012】また、裏機構盤17の基板36に開設した
開口窓部38は、図3に示すように、入賞球集合カバー
部材25の外形に対して開口縁を小さく設定するととも
に、入賞球集合カバー部材25よりも後方に位置する寸
法に設定してあり、入賞球集合カバー部材25と開口窓
部38の開口縁との前後位置の差は球径(11mm)より
も小さく設定してある。
【0013】したがって、裏機構盤17をフレーム14
裏面側に押圧することにより閉じた状態にすると、図3
に示すように、開口窓部38の開口縁と入賞球集合カバ
ー部材25の周縁との間には球径よりも小さな幅の間隙
がフリーアクセス空間部42として内側(中央遊技装置
20側)に開口した状態で形成される。そして、サイド
ランプ22等の電飾装置から延びたリード線34は球径
よりも遥かに細いし当該リード線34のコネクタの厚さ
も薄いので、上記フリーアクセス空間部42内に何等支
障なく通すことができる。なお、フリーアクセス空間部
42内から引き出した電飾装置や中央遊技装置20等の
リード線34は、一旦中継基板33を介して、或は直接
に電子制御回路43側に接続することができる。
【0014】上記した様に裏機構盤17の開口窓部38
の開口縁と入賞球集合カバー部材25の外周縁との間に
形成した横向きのフリーアクセス空間部42内に電飾装
置や遊技装置からのリード線34を通すように構成する
と、リード線34を電子制御回路43や中継基板33に
接続する際、穴や切欠きに通す従来に比較して、リード
線34を通過させ得る範囲が広いので、遊技盤15を装
着或は取り外す作業を行なう場合に容易に作業すること
ができるし、裏機構盤17の開口窓部38と入賞球集合
カバー部材25との間に予めリード線34が通る間隔の
フリーアクセス空間部42が開口しているので、遊技盤
15を脱着したり裏機構盤17を開閉したとしてもリー
ド線34を挟んで断線してしまう虞れもない。
【0015】また、リード線34を通すフリーアクセス
空間部42が横方向に向いていると、球詰まりを直すた
めに作業者が前面枠13を開いて万一リード線34に引
っ掛かって引っ張った場合に、リード線34の途中がフ
リーアクセス空間部42の両側、即ち裏機構盤17の開
口窓部38の開口縁と入賞球集合カバー部材25の外周
隅角縁に擦り付けられてこの摩擦が抵抗力或は減衰力と
して機能するので、引っ張られたリード線34の終端、
即ち電飾装置等とリード線34との接続部に強い引っ張
り力が作用することがない。したがって、接続不良や断
線を未然に防止することができる。特に、図3上部に示
すフリーアクセス空間部42においては、該空間部42
の近くに第1中継基板33を囲む壁部44があってリー
ド線34を通す空間がクランク形を呈しているので、リ
ード線34が引っ張られた際の摩擦抵抗力乃至減衰力が
顕著に作用する。したがって、クランク形配線空部内を
通したリード線34は、電飾装置等との接続部の接続不
良や断線が確実に防止されることになる。なお、図面に
示す実施例では第1中継基板33を囲む壁44を裏機構
盤17とは別体に成形して裏機構盤17の基板36背面
に固定したが、この壁44は裏機構盤17の基板36か
ら一体に立設した壁でもよい。
【0016】また、フリーアクセス空間部42は球径よ
りも幅狭に開口しているだけなので、遊技店の店員が球
をパチンコ機11の内部に投入する不正行為を未然に防
止することができるし、上タンク39などから落下した
球がフリーアクセス空間部42からパチンコ機11の内
部に飛び込むことも防止することができる。
【0017】次に、図6に示す第2の実施例について説
明する。この実施例における入賞球集合カバー部材25
及び裏機構盤17の基本的構造は前記した第1実施例と
同様であるが、裏機構盤17の基板36に開設した開口
窓部38は、入賞球集合カバー部材25の外形に対して
開口縁を大きく設定するとともに、入賞球集合カバー部
材25の平面部26と基板36とがほぼ同一平面上で面
一に位置する前後寸法に設定してあり、入賞球集合カバ
ー部材25の外周縁と開口窓部38の開口縁との隙間、
即ちフリーアクセス空間部42の幅は球径よりも小さく
設定してある。
【0018】したがって、裏機構盤17をフレーム14
裏面側に押圧することにより閉じた状態にすると、図6
に示すように、開口窓部38の開口縁と入賞球集合カバ
ー部材25の周縁との間には球径よりも小さな幅の間隙
がフリーアクセス空間部42としてほぼ同一平面上に開
口した状態で形成される。そして、サイドランプ22等
の電飾装置から延びたリード線34は球径よりも遥かに
細いので、上記フリーアクセス空間部42内に何等支障
なく通すことができ、フリーアクセス空間部42内から
引き出した電飾装置や中央遊技装置20等のリード線3
4は、一旦中継基板を介して、或は直接に電子制御回路
43側に接続することができる。
【0019】上記した様に裏機構盤17の開口窓部38
の開口縁と入賞球集合カバー部材25の外周縁との間に
形成した後向きのフリーアクセス空間部42内に電飾装
置や遊技装置からのリード線34を通すように構成する
と、リード線34を電子制御回路43や中継基板33に
接続する際、穴や切欠きに通す従来に比較して、リード
線34を通過させ得る範囲が広いので、遊技盤15を装
着或は取り外す作業を行なう場合に容易に作業すること
ができる。また、裏機構盤17の開口窓部38と入賞球
集合カバー部材25との間に予めリード線34が通る間
隔のフリーアクセス空間部42が開口しているので、遊
技盤15を脱着したり裏機構盤17を開閉したとしても
リード線34を挟んで断線してしまう虞れもない。
【0020】なお、本発明におけるフリーアクセス空間
部42は、入賞球集合カバー部材25と裏機構盤17の
開口窓部38との間の周囲全部に形成してもよいが、全
周ではなく所定の部分にだけ形成しても良い。
【0021】また、図5および図7に示すように、裏機
構盤17の開口窓部38に、後方に膨出した中央カバー
45を開閉可能に設け、該中央カバー45により開口窓
部38を塞ぐとともに中央遊技装置20の後部を覆って
保護するように構成してもよい。
【0022】さらには、図7に示すように、中央遊技装
置20等を制御する電子制御回路43を入賞球集合カバ
ー部材25の背面に取り付け、中央カバー45により電
子制御回路43までも覆って保護するように構成しても
よい。この様にすると、パチンコ機11の裏側にリード
線34が殆ど露出することはないので、メンテナンス修
理作業等でリード線34に引っ掛かることもなくなり、
リード線34に関する接続不良や断線等のトラブルを一
層確実に防止することができる。
【0023】なお、これまで説明した各実施例は遊技機
の代表例であるパチンコ機11についてであるが、本発
明はこれに限定されるものではなく、球を使用する遊技
機であればどのような遊技内容或は構造の遊技機でも良
く、例えばアレンジボール式遊技機などでもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、裏
機構盤に開設したの開口窓部と遊技盤裏面の入賞球集合
カバー部材との間にフリーアクセス空間部を形成したの
で、遊技盤に取り付けられた遊技装置や電飾装置から延
びたリード線を当該遊技装置用電子制御回路側に接続し
たり、或は中継基板に接続する際に、各リード線をフリ
ーアクセス空間部内に極めて簡単に通すことができる。
しかも、フリーアクセス空間部は開口窓部と入賞球集合
カバー部材との両縁に沿って細長く開口した空間であ
り、従来の穴や溝や切欠きなどの様に特定の狭い範囲内
にリード線を通すことと比較すると、リード線を通す範
囲が細長くて遥かに広い範囲で支障なく許容されるの
で、リード線挿通作業を誰でも手軽に且つ確実に行なう
ことができ、作業者の熟練度に影響されることがない。
したがって、遊技盤に配設される電気的遊技装置や電飾
装置の数が増え、また、これらの作動制御内容が複雑化
したことに伴ってリード線の数も増えたとしても、リー
ド線を通す作業に要する時間や手間が比例して増えるこ
とはないし、リード線を挟んで断線するトラブルも解消
でき、多数の配線を接続処理しても誤配線の発生率が低
く抑えることができる。更に、リード線を所定の穴や溝
に収納する必要がないので、配線の長さを一定にしても
多くの機種に対応することが可能となり、電気的遊技装
置や電飾装置の汎用性を高めることができる。また、リ
ード線を通す位置に制限がないので、遊技機の機種が異
なって電気的遊技装置や電飾装置の配置も異なっても、
リード線の配線処理に支障がない。したがって、穴,
溝,切欠きなどを後加工で形成してそれぞれの機種に合
わせた入賞球集合カバーを製作することが必要なくな
り、このため治具も機種ごとにことなる物を用意してお
くことも不要である。このため、製造工程を少なくして
生産効率を高めることができるばかりでなく、裏機構盤
や入賞球集合カバー部材など部品の生産管理および在庫
管理も簡略化することが可能となる。また、本発明にお
けるフリーアクセス空間部は球径よりも小さい寸法に設
定されているので、従業員が球を遊技機の内部に投入し
て不正行為を行なうことを確実に防止することができ、
また、上から落下してきた球がフリーアクセス空間部か
ら中に入って故障の原因になることも未然に防止するこ
とができる。そして、裏機構盤の開口窓部に対して入賞
球集合カバー部材の大きさを大きく設定することによ
り、例えば中継基板の基板部分など高さが低い部品であ
ればフリーアクセス空間部に存在させることが可能とな
り、入賞球集合カバー部材の背面における部品搭載面積
の割合を増加することができ、これにより設計の自由度
が増す。また、入賞球集合カバー部材の背面側にバイン
ド手段を設けると、フリーアクセス空間部から引き出し
たリード線の途中部分をバインド手段によって留めるこ
とができ、これにより遊技盤を着脱する際にリード線に
引っ掛かったり断線することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】代表的な遊技機であるパチンコ機の正面図であ
る。
【図2】パチンコ機の背面図である。
【図3】パチンコ機の横断面図である。
【図4】遊技盤の裏側から見た斜視図である。
【図5】中央カバーを開いた状態におけるパチンコ機の
裏側から見た斜視図である。
【図6】入賞球集合カバー部材の平面部と裏機構盤の基
板との前後位置を揃えたパチンコ機の第2実施例の横断
面図である。
【図7】中央遊技装置を制御する電子制御回路を入賞球
集合カバー部材の背面に取り付けたパチンコ機の裏側か
ら見た斜視図である。
【図8】従来のパチンコ機の背面図である。
【図9】従来の遊技盤の裏側から見た斜視図である。
【符号の説明】
11 パチンコ機 14 フレーム 15 遊技盤 16 球排出機構 17 裏機構盤 18 区画部材 19 遊技部 20 中央遊技装置 22 電飾装置であるサイドランプ 23 電飾装置であるリーチランプ 24 電飾装置である打止ランプ 25 入賞球集合カバー部材 31 バインド手段である第1リード線留め部 32 バインド手段である第2リード線留め部 33 第1中継基板 34 リード線 35 第2中継基板 36 裏機構盤の基板 38 裏機構盤に開設した開口窓部 39 裏タンク 40 導出樋 42 フリーアクセス空間部 43 電子制御回路 45 中央カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 区画部材により囲んで遊技部を形成し、
    該遊技部内に中央遊技装置及び入賞具を設け、上記区画
    部材の周辺に電飾装置を設けた遊技盤と、 球を貯留する上タンク、該上タンクから球を導出する導
    出樋、該導出樋で導出した球を所定数排出する球排出機
    構等の裏機構を設けた裏機構盤とを備えた遊技機におい
    て、 上記遊技盤の裏面には、該遊技盤に設けられた入賞具の
    入賞球出口を覆い、且つ遊技盤裏面と一定間隔を保持し
    て取り付けられる入賞球集合カバー部材を設け、 上記裏機構盤には、上記遊技盤裏面との間に所定間隔を
    保持して形成した基板に上記入賞球集合カバー部材が臨
    む開口窓部を開設し、上記基板の背面側であって開口窓
    部の上方から一側に導出樋及び球排出機構を略倒L字状
    に配設し、 上記開口窓部と上記入賞球集合カバー部材周縁の所定部
    分とには、球径より小さい寸法であって少なくとも上記
    電飾装置から延びたリード線を引き出して電子制御回路
    側に配線処理可能なフリーアクセス空間部を形成したこ
    とを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 フリーアクセス空間部は、入賞球集合カ
    バー部材の外形に対して対応する開口窓部を大きく開口
    したものであることを特徴とする請求項1に記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 フリーアクセス空間部は、入賞球集合カ
    バー部材の外形に対して開口窓部を小さく開設し、前方
    に位置する入賞球集合カバー部材背面とこれよりも後方
    に位置する開口窓部の基板との間に設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 入賞球集合カバー部材の背面側の所定部
    分には、フリーアクセス空間部から引き出されたリード
    線を固定するバインド手段を設けたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
JP22672493A 1993-08-20 1993-08-20 遊技機 Pending JPH0759930A (ja)

Priority Applications (1)

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JP22672493A JPH0759930A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 遊技機

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