JP2000312767A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000312767A
JP2000312767A JP11125357A JP12535799A JP2000312767A JP 2000312767 A JP2000312767 A JP 2000312767A JP 11125357 A JP11125357 A JP 11125357A JP 12535799 A JP12535799 A JP 12535799A JP 2000312767 A JP2000312767 A JP 2000312767A
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winning
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prize
signal transmission
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Sadao Ioki
定男 井置
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入賞口ごとに入賞センサを設けて配線コード
の数量が増大しても、これらの配線コードを整然と整理
する。 【解決手段】 遊技盤1の遊技領域内に入賞口を複数設
け、各入賞口には入賞センサ13を個々に備え、遊技盤
の裏面に入賞球集合部材22を設け、遊技制御装置に入
賞センサからの入賞信号を信号伝達部材21を介して送
る遊技機において、内部に配線収納空間を一連に形成し
た配線収納部材23,24を入賞球集合部材とは別個に
形成し、この配線収納部材の配線収納空間内に、入賞セ
ンサごとの信号伝達部材を複数本収納し、この状態で入
賞球集合部材に止着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤の遊技領域
内に入賞口を複数設け、各入賞口には入賞センサを個々
に備え、これら入賞口の入賞価値を複数種類設定し、遊
技の進行を制御する遊技制御装置に入賞センサからの入
賞信号を、信号伝達部材を介して送るパチンコ機などの
遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えばパチンコ遊技機
は、遊技盤面における遊技の進行を制御する遊技制御装
置から送信された賞球数情報に基づいて排出制御装置が
球排出装置を駆動制御することで、遊技者に賞球を排出
する。すなわち、遊技盤面に形成される遊技領域に遊技
球を発射し、この発射球が遊技領域内に設けられた各種
入賞口に入賞したことを条件として、遊技者に入賞に対
応した遊技価値の供給をすべく、排出制御装置に賞球数
情報(例えば、7個賞球、13個賞球というデータ)を
送信して、排出制御装置により遊技者に遊技価値として
の所定数の遊技球を賞球として供給している。
【0003】詳しくは、遊技性を高めるために、遊技領
域に複数の入賞口を設けるとともに、これら入賞口によ
って賞球数を異ならせ(例えば、始動入賞口に入賞する
と7個、他の入賞口に入賞すると13個)、これら入賞
口に入賞した入賞数を記憶する。具体的には、賞球数が
2種類の場合は、一方を記憶し、他方は記憶しないこと
によって、両者を区別する。そして、入賞した遊技球
(入賞球)は、セーフユニットに集合され、セーフユニ
ット内に設けた停留機構により一時的に停留されて、セ
ーフセンサによって1個宛検出される。
【0004】そして、遊技制御装置ではセーフセンサか
らの入賞球信号に基づいて、入賞球記憶を確認し、入賞
球記憶が有る場合は、対応する賞球数情報(例えば、7
個)を排出制御装置に送信し、また、入賞記憶が無い場
合は、設定された賞球数情報(例えば、13個)を送信
する。次いで、排出制御装置は、送信された賞球数情報
に基づいて、例えば、排出ユニットを駆動するととも
に、セーフユニットの停留機構を駆動させて当該賞球排
出に関わった入賞球を遊技機の外部に排出し、この排出
動作が終了すると、入賞球に基づく賞球排出処理が終了
する。この際、遊技制御装置においては、排出制御装置
に送信した入賞球記憶を減算するタイミングは、排出制
御装置への送信が終了した時、賞球排出処理が開始され
た時、あるいは、賞球排出処理が終了した時となってい
る。
【0005】また、賞球排出を高速にするために、上記
したセーフユニットを設けることなく、すなわち、セー
フユニットで1個宛検出したことに基づいて遊技制御装
置から排出制御装置へ賞球数情報を送信するシステムに
代えて、遊技盤面に設けられた入賞口すべてにセンサを
設け、これらセンサに遊技球が入賞したことに基づい
て、排出制御装置に順次賞球数情報を送信して賞球を排
出処理するシステムが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た新たなシステムによると、各入賞口ごとに入賞センサ
を設けて、これら入賞センサからの入賞信号を遊技制御
装置に送ることになるので、遊技制御装置への配線コー
ドの数が従来よりも増大し、機種によっては入賞センサ
からの配線コードの数が10本を越えることも少なくな
い。配線コードの数量が増大すると、遊技機の裏面にお
ける配線処理が一層煩雑化してしまう。配線コードを整
然と整理するために入賞球集合部材にコード止め具を設
けるなどの提案もあるが、これらは配線コードを1本ず
つ取り廻して順次接続しなければならないし、接続した
後の配線コードが露出したままであって、配線コードの
数が増大すると対処できない。
【0007】また、増大した配線コードを正確に接続し
ないと、正規の賞球数とは異なる数量の賞球が排出され
てしまい、遊技者あるいは遊技店の不利益を招き、トラ
ブルの原因となる。
【0008】また、遊技機の裏面に多数の配線コードが
縦横斜めに混在すると、点検や修理の作業を行うときに
配線が邪魔になるばかりでなく、配線コードに誤って引
っ掛かることがあり、これでコネクタが抜けたり、接触
不良、断線などのトラブルが発生する。そして、トラブ
ルが発生した場合にも、配線コードが複雑に混在する
と、修復に長い時間を要する。
【0009】本発明は上記した事情に鑑み提案されたも
ので、その目的は、入賞口ごとに入賞センサを設けて配
線コードの数量が増大しても、これらの配線コードを整
然と整理することができ、また、配線接続作業の容易化
を図ることができる遊技機を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、遊技盤の遊技領域内に入賞口を複数設け、各入賞口
には入賞センサを個々に備え、遊技盤の裏面には、各入
賞口から排出される入賞球を回収する入賞球集合部材を
設け、遊技の進行を制御する遊技制御装置に入賞センサ
からの入賞信号を、信号伝達部材を介して送る遊技機に
おいて、内部に長手方向の配線収納空間を一連に形成し
た配線収納部材を前記入賞球集合部材とは別個に形成
し、この配線収納部材の配線収納空間内に、前記入賞セ
ンサごとの信号伝達部材を複数本収納し、この状態で、
着脱可能な止着手段により配線収納部材を入賞球集合部
材に止着したことを特徴とする遊技機である。
【0011】請求項2に記載のものは、入賞センサに接
続した信号伝達部材が配線収納空間内に導入し得る配線
入口を、入賞センサの配置に対応させて配線収納部材に
複数箇所形成したことを特徴とする請求項1に記載の遊
技機である。
【0012】請求項3に記載のものは、前記入賞球集合
部材が複数に分割されて構成され、分割された部材ごと
に配線収納部材を別個に設けたことを特徴とする請求項
1または2に記載の遊技機である。
【0013】請求項4に記載のものは、一の配線収納部
材に、他の配線収納部材内を通した信号伝達部材が収納
されるサブ配線収納空間を形成したことを特徴とする請
求項3に記載の遊技機である。
【0014】請求項5に記載のものは、前記配線収納空
間に、信号伝達部材を保持する保持材を設け、且つ保持
材が、配線収納部材を入賞球集合部材に止着した状態で
配線収納部材によって覆い隠される位置に配設されたこ
とを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遊技
機である。
【0015】請求項6に記載のものは、配線収納部材を
クリア材で構成し、配線収納空間内の信号伝達部材を外
部から透視可能としたことを特徴とする請求項1から5
に記載の遊技機である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は代表的な遊技機であるパチ
ンコ遊技機(以下、パチンコ機という。)の遊技盤1の
正面図である。
【0017】遊技盤1は、図1に示すように、表面にガ
イドレール2等の区画部材により区画して遊技領域3を
形成し、本実施形態では遊技領域3内に、複数の入賞口
を設けるとともに、始動口4に入賞することを条件とし
て図柄合わせ遊技等の別遊技を行う特別図柄表示装置
5、別遊技で大当りになると開く大入賞口6を設け、こ
れら複数の入賞口には入賞価値を3種類設定してある。
すなわち入賞することにより7個の賞球(7個賞球)が
排出されると設定された第1種入賞口11および上記始
動口4、10個賞球と設定された第2種入賞口12、1
5個賞球と設定された上記大入賞口6を設けてある。そ
して、各入賞口4,6,11,12には、当該入賞口に
入賞した遊技球を1個宛検出可能な入賞センサ13を設
ける。なお、大入賞口6については、1ラウンド中の入
賞球数を検出するカウントセンサ14、大当り継続の条
件を検出する継続用センサ15がそれぞれ入賞センサ1
3を兼ねる。また、入賞センサ13は、入賞口ごとに設
けられるが、入賞具自体に直接取り付けてもよいし、入
賞した遊技球が流下する位置に配置してもよい。要する
に、当該入賞口に入賞した遊技球を1個宛確実に検出し
て入賞信号を送出できればよい。なお、入賞具は、遊技
領域内の遊技盤表面に取り付けられ、遊技球が入ると賞
球排出などの特典が付与されるものであり、具体的には
第1種,第2種入賞口11,12は勿論のこと始動口
4、大入賞口6、あるいはチャッカーなどである。
【0018】また、図2に示すように、遊技盤1の裏面
には、各入賞口に入賞して遊技盤1の裏側に排出される
遊技球(入賞球)を回収する入賞球集合部材を設け、こ
の入賞球集合部材のほぼ中央に特別図柄表示装置5を制
御する表示制御装置16を取り付けるとともに、表示制
御装置16の背面に、装飾ランプ等を制御する装飾制御
装置17を積層させて取り付け、両制御装置16,17
の一側に中継基板30を配置し、この中継基板30及び
両制御装置16,17の下方に、各入賞センサ13から
の信号伝達部材21を通す配線収納部材を入賞球集合部
材22に止着した状態で設ける。
【0019】入賞球集合部材22は、球寄せ部材あるい
は入賞球集合樋とも呼ばれ、本実施形態では上下に分割
された上分割部材22aと下分割部材22bを合わせて
構成されている。そして、配線収納部材も、分割された
上分割部材22aに止着する第1配線収納部材23と、
下分割部材22bに止着する第2配線収納部材24とを
別個に設ける。
【0020】上分割部材22aは、遊技盤1の背面に球
が流下し得る前後間隔Dを開けて延在する平板状のカバ
ー面部25と、このカバー面部25の下端縁を除く他の
端縁から前方に延出する側壁部26と、側壁部26の先
端縁にフランジ状に形成した固定部27とから概略構成
されており、カバー面部25のほぼ中央部分には、特別
図柄表示装置5を貫通させる開口窓29を開設し、該開
口窓29の左右に、特別図柄表示装置5を固定する固定
部30を設け、この固定部30の外側及び開口窓29の
下方中央に、入賞センサ13を取り付けるセンサ取付部
31を設け、最下のセンサ取付部31の左右及び図3中
右上のセンサ取付部31の上方に、第1配線収納部材2
3の止着基部32を設ける。なお、図3中の符号33
は、音制御装置(図示せず)などの制御装置を固定する
ために使用するボス状固定部である。
【0021】また、前記センサ取付部31は、図3
(a)に拡大して示すように、入賞センサ13を挿入可
能な開口部31aと、この開口部31aの開口縁から後
方に突設した係止爪材31bとからなり、近接センサ等
の入賞センサ13を上記開口部31aから挿入し、所定
位置まで十分に押し込むと係止爪材31bが入賞センサ
13を固定することができる。なお、このセンサ取付部
31は、入賞センサ13を取り付けることができればど
のような構成でもよい。
【0022】上分割部材22aに止着する第1配線収納
部材23は、内部が透視できるクリアなプラスチック
(クリア材)で成型され、図2,図3に示すように、水
平方向に延在する横長部と、この横長部の一端から上方
に屈曲した縦長部とを有する略L字状の樋材であり、内
部には、図4に示すように、横長部と縦長部とを一連に
連通して前面が開口した第1配線収納空間34が形成さ
れている。また、図4(a)、及び図5(a)に示すよ
うに、第1配線収納空間34の前面開口に臨ませて断面
略L字状の保持材35を設けて、該保持材35により第
1配線収納空間34内に収納した信号伝達部材21を保
持できるように構成してある。なお、図5(a)に示す
第1配線収納部材23の断面図では、第1配線収納空間
34の隣りにサブ配線収納空間36を形成してあるの
で、このサブ配線収納空間36を形成した縦長部では断
面形状が略W字状である。このサブ配線収納空間36に
ついては後述する。
【0023】前記した保持材35は、図5(a)に示す
ような短尺なものであっても、或は図5(b)に示すよ
うな長尺なものであってもよい。要するに、第1配線収
納部材23を入賞球集合部材22に止着した状態で第1
配線収納部材23によって覆い隠される位置に設けら
れ、第1配線収納空間34内に収納した信号伝達部材2
1がパチンコ機1の組立工程、例えば第1配線収納部材
23の固定作業中に外に出ないように保持できればどの
ような構成でもよい。
【0024】また、第1配線収納部材23の長手方向に
対する側面、具体的には横長部においては取付状態で下
面となる側面、縦長部においては中継基板30側の側面
に、止着孔を有する耳片状の止着片37を突設してあ
る。
【0025】そして、本実施形態では、遊技盤1の裏面
に取り付けられた状態における入賞センサ13の位置の
近傍に、入賞センサ13に接続した信号伝達部材21が
第1配線収納空間34内に導入し得る配線入口40を、
入賞センサ13の配置に対応させて複数箇所形成してあ
る。具体的には、縦長部とは反対側に位置する横長部の
端面を開放して配線入口40とし、また、横長部の下面
となる側面のほぼ中央の一部、屈曲部分よりも少し上方
に位置する縦長部の内側側面を一部切り欠いてそれぞれ
の切欠部を配線入口40として機能させている。なお、
保持材35が長尺である場合には、図5(b)に示すよ
うに、保持材35にも隙間を形成して信号伝達部材21
が通るように構成する。なお、本実施形態では、縦長部
の上端を開口して配線出口41としているが、中継基板
30など信号伝達部材21の接続先、すなわち信号を伝
達する先が側方に位置する場合には、第1配線収納部材
23の側面を一部切り欠くなどして配線出口41を形成
してもよい。
【0026】一方、下分割部材22bは、上分割部材2
2aと同様に、遊技盤1の背面に球が流下し得る前後間
隔Dを開けて延在する平板状のカバー面部25と、この
カバー面部25の左右の端縁から前方に延出する側壁部
26と、側壁部26の先端縁にフランジ状に形成した固
定部27とから概略構成された横長略四角形の部材であ
り、カバー面部25のほぼ中央下半部分には、大入賞口
6の凹室等を収納する収納部42を形成し、該収納部4
2の左右に第2配線収納部材の止着基部32を設けると
ともに、入賞センサ13を取り付けるセンサ取付部31
を設ける。
【0027】下分割部材22bに止着する第2配線収納
部材24は、内部が透視できるクリアなプラスチックで
成型され、内部には両端を一連に連通して前面が開口し
た第2配線収納空間43が形成されており、第2配線収
納空間43の前面開口に臨ませて保持材35を設けて、
該保持材35により第2配線収納空間43内に収納した
信号伝達部材21を保持できるように構成し、第2配線
収納部材24の側面、具体的には取付状態で下面となる
側面に、止着孔を有する耳片状の止着片37を突設して
ある。
【0028】そして、本実施形態では、遊技盤1の裏面
に取り付けられた状態における入賞センサ13の位置の
近傍に、入賞センサ13に接続した信号伝達部材21が
第2配線収納空間43内に導入し得る配線入口40を、
入賞センサ13の配置に対応させて複数箇所形成してあ
る。具体的には、一方の端面を開放して配線入口40と
し、また、他方の端面に近い途中の側面に切欠部を形成
して配線入口40としている。なお、本実施形態では、
他方の端面を開口して配線出口41としている。
【0029】次に、信号伝達部材21について説明す
る。各入賞センサ13から入賞信号を送出する信号伝達
部材21は、本実施形態では配線コード21aと、この
配線コード21aの端部に設けたコネクタ21bとによ
り構成し、このコネクタ21bを送信先である中継基板
30などのコネクタ受部44に接続する。そして、本実
施形態では、信号伝達部材21に、入賞価値ごと(賞球
数ごと)に異ならせた視覚的入賞価値識別要素を付加
し、同じ入賞価値の信号伝達部材21を視覚的入賞価値
識別要素に基づいて識別可能としてある。
【0030】図面に示す実施形態では、配線コード21
aの絶縁材表面の模様とコネクタ21bの色彩を入賞価
値ごとに異なせることにより識別可能としてある。すな
わち、入賞価値が7個賞球と設定された第1種入賞口1
1の入賞センサ13aから延びる第1種入賞口11用の
信号伝達部材21は、一方の配線コード21aの絶縁材
表面に小さな点の連続模様を付して他方を白色無地と
し、同じ7個賞球と設定された始動口4の入賞センサ1
3bから延びる始動口4用の信号伝達部材21について
は、両方の配線コード21aの絶縁材表面に、第1種入
賞口11用と同様に、小さな点の連続模様を付して識別
可能としてある。なお、第1種入賞口11用とは異なる
色彩を付して識別可能としてもよい。
【0031】そして、10個賞球と設定された第2種入
賞口12の入賞センサ13cに接続する第2種始動口4
用の信号伝達部材21は一方の配線コード21aの絶縁
材表面に、間隔の大きな縞模様を付し、15個賞球と設
定された大入賞口6の入賞センサ13(14,15)に
接続する15個賞球用の信号伝達部材21は一方の配線
コード21aの表面に、間隔の小さな縞模様を付し、配
線コード21aを見るだけで視覚を通して識別できるよ
うに構成してある。また、これらの配線コード21aの
先端に設けたコネクタ21bについても、大きさおよび
形式は同じであっても入賞価値(賞球数)ごとに色彩を
異なせてある。なお、図示していないが、遊技制御に関
わるカウントセンサ14と継続用センサ15からの信号
伝達部材21にも、始動口4からの信号伝達部材21と
同様に、見た目で容易に識別できるように異なる遊技制
御用視覚的入賞価値識別要素を付すことが望ましい。
【0032】そして、上記信号伝達部材21のコネクタ
21bを接続する中継基板30においても、接続先であ
るコネクタ受部44を入賞価値(賞球数)ごとに視覚を
通して識別できる識別要素を付してある。図7に示す中
継基板30においては、入賞価値ごとに領域を分けてコ
ネクタ受部を配置し、入賞価値が同じコネクタ21bに
ついては同一領域内に配置されたコネクタ受部のいずれ
にも接続可能としている。但し、始動口4の入賞センサ
13からの配線コード21aのコネクタ21bを接続す
る始動口4用コネクタ受部44′については、同じ入賞
価値の領域の端部に配置して区別できるようにし、ま
た、カウントセンサ14及び継続用センサ15からの配
線コード21aのコネクタ21bを接続するコネクタ受
部44も識別できるようにする。
【0033】具体的には、図7に示すように、中継基板
30の上部の領域に7個賞球用コネクタ受部44を3個
横並びに配置するとともに、始動口4用のコネクタ受部
44′を右端に配置し、中部の領域に10個賞球用のコ
ネクタ受部45を2行2列の4個配置し、下部の領域に
15個賞球用のコネクタ受部46を2個横並びに配置
し、最下部に、遊技制御装置への配線ケーブル47を接
続するコネクタ受部48を配置してある。
【0034】本実施形態におけるパチンコ機を組み立て
る場合には、第1,第2配線収納部材23,24の第
1,第2配線収納空間43内に予め配線コード21aを
収納しておく。この際、入賞口4,6,11,12の配
置に応じて配線コード21aの長さや各配線コード21
aを通す配線入口40が分かっているので、図3(b)
や図6(b)に示すように、第1,第2配線収納空間3
4,43内に配線コード21aを収納した状態で保持部
35により保持し、所定の配線コード21aの途中を所
定の配線入口40に通して一端に接続した入賞センサ1
3を第1,第2配線収納空間34,43外に出し、ま
た、配線出口41からコネクタ21b側の配線コード2
1aを外部に引き出して予め準備しておく。そして、こ
の状態で第1,第2配線収納部材23,24の各止着片
37を上分割部材22a、下分割部材22bの所定の止
着基部32にそれぞれ当てがって、止着片37の止着孔
内に差し込んだネジを止着基部32の止着孔内に締め込
み、これにより第1,第2配線収納部材23,24を入
賞球集合部材22に止着する。なお、配線収納部材2
3,24を入賞球集合部材22に着脱可能な状態で止着
する止着手段は、前記ネジに限定されるものではない。
【0035】この止着作業中、第1,第2配線収納部材
23,24の配線収納空間34,43内に収納された配
線コード21aは保持部35によりそれぞれ保持されい
るので、作業中に配線コード21aがはみ出て第1,第
2配線収納部材23,24と入賞球集合部材22との間
に挟まるなどのトラブルを未然に防止することができ
る。
【0036】そして、上分割部材22aに第1配線収納
部材23を、下分割部材22bに第2配線収納部材24
をそれぞれ止着したならば、第2配線収納部材24の配
線出口41から出た配線コード21aを第1配線収納部
材23のサブ配線収納空間36内に収納し、サブ配線収
納空間36の上端開口から出た配線コード21aを中継
基板30側に向けて先端のコネクタ21bを所定のコネ
クタ受部44,44′,45,46に接続する。なお、
このときに配線コード21aの模様やコネクタ21bの
色彩を確認して、接続すべきコネクタ受部44,4
4′,45と照合することが望ましい。これと同様にし
て、第1配線収納部材23の配線出口41から出ている
配線コード21aを中継基板30に向けて先端のコネク
タ21bを所定のコネクタ受部44,44′,45,4
6に接続する。
【0037】この様にして配線収納部材23,24を入
賞球集合部材22に止着して各コネクタ21bをコネク
タ受部44,44′,45,46に接続すると、配線コ
ード21aの反対側では、取り付けるべき入賞口の近傍
に所定の入賞センサ13が出てきているので、この入賞
センサ13を入賞球集合部材22の所定のセンサ取付部
31に取り付ける。この時、配線コード21aの模様を
見ると、当該信号伝達部材21の種類を確認することが
できる。なお、前記した組立手順では先にコネクタ21
bを接続し、その後で入賞センサ13を取り付けたが、
実際の組立作業では、いずれを先にしてよい。
【0038】この様に、入賞球集合部材22に別個の配
線収納部材を止着するように構成すると、配線コード2
1aの数が増大しても配線収納部材によってまとめられ
るので、配線コード21aが作業の邪魔にならないし、
入賞センサ13が取り付けるべき位置の近傍に出ている
ので取付作業の容易化を図ることができ、しかもコネク
タ21bの色、配線コード21aの模様等に基づいて信
号伝達部材21の種類を見分けて、その接続先であるコ
ネクタ受部44,44′,45,46についても、配置
された領域と色とにより見分けることができるので、信
号伝達部材21の数が増大しても、接続ミスすることな
く確実に接続することができ、しかも迷うことなく接続
できるので迅速に作業することができる。また、遊技店
においては、配線収納部材の内部を外部から透視できる
ので、不正な基板(いわゆるぶらさげ基板)や不正な配
線コード21aの有無を確認することができ、不正な改
造を容易に発見できる。
【0039】なお、前記実施形態では入賞球集合部材2
2について上下に分割した例を挙げて説明したが、本発
明はこれに限らず一体でもよいし、さらに分割したもの
でもよい。要するに、遊技盤1の裏面に排出される入賞
球を回収する部材であればよい。また、信号伝達部材2
1の接続先として中継基板30のコネクタ受部44を例
に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、例えば遊技制御装置に直接接続してもよい。そ
して、配線収納部材の配線収納空間内に収納するものは
入賞センサ13に接続した信号伝達部材21に限らず、
他の配線を収納してもよい。また、パチンコ機を例に挙
げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、アレンジボール式遊技機や雀球式遊技機などでもよ
い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏する。請求項1の発明によれば、遊技盤の
遊技領域内に入賞口を複数設け、各入賞口には入賞セン
サを個々に備え、遊技盤の裏面には、各入賞口から排出
される入賞球を回収する入賞球集合部材を設け、遊技の
進行を制御する遊技制御装置に入賞センサからの入賞信
号を、信号伝達部材を介して送る遊技機において、内部
に長手方向の配線収納空間を一連に形成した配線収納部
材を前記入賞球集合部材とは別個に形成し、この配線収
納部材の配線収納空間内に、前記入賞センサごとの信号
伝達部材を複数本収納し、この状態で、着脱可能な止着
手段により配線収納部材を入賞球集合部材に止着したの
で、入賞センサの配線コードなどの信号伝達部材を配線
収納部材内に予めまとめた状態で遊技盤の入賞球集合部
材に取り付けることができる。したがって、入賞センサ
の数が増大しても、多数の配線コード等が遊技盤の裏側
で複雑に錯綜することを防止でき、整然と整理した状態
で比較的短時間で簡単に配線処理することができる。こ
のため、組立作業の能率を高めることができるばかりで
なく、点検作業や修理作業において、作業者が配線コー
ドに引っ掛かる等の不都合を低減することができる。そ
して、修理作業の際には、必要に応じて取り外すことも
できるので、作業性が良い。また、配線が整然と整理さ
れていると、不正行為を発見し易い。
【0041】請求項2の発明によれば、入賞センサに接
続した信号伝達部材が配線収納空間内に導入し得る配線
入口を、入賞センサの配置に対応させて配線収納部材に
複数箇所形成したので、入賞センサのついた信号伝達部
材を収納した配線収納部材を入賞球集合部材に止着すれ
ば、各入賞センサが入賞センサの配置に対応して、すな
わち取り付けるべき位置に突出することとなり、これに
より入賞口と入賞センサとの位置関係を容易に把握する
ことができる。したがって、一層組立作業を能率良く行
なうことができる。また、外部に露出する信号伝達部材
が短くなるので、所謂ぶらさがり基板等の不正改造を困
難ならしめることができる。
【0042】請求項3の発明によれば、前記入賞球集合
部材が複数に分割されて構成され、分割された部材ごと
に配線収納部材を別個に設けたので、遊技盤の領域内に
配置する入賞口の位置が異なる機種であっても、容易に
対処することができ、機種の多様化による部品点数の増
加を抑制することができる。また、各々の入賞球集合部
材ごとに、予め信号伝達部材を内部に収納した配線収納
部材を止着しておけるので、入賞球集合部材の数が増加
しても、作業の簡素化が図れる。
【0043】請求項4の発明によれば、一の配線収納部
材に、他の配線収納部材内を通した信号伝達部材が収納
されるサブ配線収納空間を形成したので、配線収納部材
が複数になっても配線処理の容易化を確保でき、また、
他の配線をサブ配線収納空間内に収納して整理すること
ができる。したがって、入賞センサの配線コードばかり
でなく、他の配線処理も整然とできる。
【0044】請求項5の発明によれば、前記配線収納空
間に、信号伝達部材を保持する保持材を設け、且つ保持
材が、配線収納部材を入賞球集合部材に止着した状態で
配線収納部材によって覆い隠される位置に配設したの
で、作業中に信号伝達部材がはみ出て入賞球集合部材と
の間に挟まってしまったり、断線するなどの不都合を解
消することができる。そして、配線収納部材を取り付け
た後は保持材が外部からは見えないので、体裁が良好で
ある。
【0045】請求項6の発明によれば、配線収納部材を
クリア材で構成し、配線収納空間内の信号伝達部材を外
部から透視可能としたので、内部も容易に検査すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤の正面図である。
【図2】遊技盤の背面図である。
【図3】(a)は入賞球集合部材の上分割部材の正面
図、(b)は第1配線収納部材の正面図である。
【図4】(a)は第1配線収納部材の縦長部の断面図、
(b)は第1配線収納部材を入賞球集合部材に止着した
状態における縦長部の断面図である。
【図5】(a)は短尺な保持材を設けた配線収納部材の
一部欠截背面図、(b)は長尺な保持材を設けた配線収
納部材の一部欠截背面図である。
【図6】(a)は入賞球集合部材の下分割部材の正面
図、(b)は第2配線収納部材の正面図である。
【図7】中継基板の正面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 2 ガイドレール 3 遊技領域 4 始動口 5 特別図柄表示装置 6 大入賞口 11 第1種入賞口 12 第2種入賞口 13 入賞センサ 14 カウントセンサ 15 継続用センサ 16 表示制御装置 17 装飾制御装置 20 中継基板 21 信号伝達部材 22 入賞球集合部材 22a 上分割部材 22b 下分割部材 23 第1配線収納部材 24 第2配線収納部材 25 カバー面部 26 側壁部 27 固定部 29 開口窓 30 固定部 31 センサ取付部 31a 開口部 31b 係止爪部 32 止着基部 33 固定部 35 保持材 36 サブ配線収納空間 37 止着片 40 配線入口 41 配線出口 42 収納部 43 第2配線収納空間 44,44′,45,46 コネクタ受部 47 中継基板と遊技制御装置とを接続する配線ケーブ
ル 48 配線ケーブル用のコネクタ受部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の遊技領域内に入賞口を複数設
    け、各入賞口には入賞センサを個々に備え、遊技盤の裏
    面には、各入賞口から排出される入賞球を回収する入賞
    球集合部材を設け、遊技の進行を制御する遊技制御装置
    に入賞センサからの入賞信号を、信号伝達部材を介して
    送る遊技機において、 内部に長手方向の配線収納空間を一連に形成した配線収
    納部材を前記入賞球集合部材とは別個に形成し、 この配線収納部材の配線収納空間内に、前記入賞センサ
    ごとの信号伝達部材を複数本収納し、この状態で、着脱
    可能な止着手段により配線収納部材を入賞球集合部材に
    止着したことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 入賞センサに接続した信号伝達部材が配
    線収納空間内に導入し得る配線入口を、入賞センサの配
    置に対応させて配線収納部材に複数箇所形成したことを
    特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記入賞球集合部材が複数に分割されて
    構成され、分割された部材ごとに配線収納部材を別個に
    設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 一の配線収納部材に、他の配線収納部材
    内を通した信号伝達部材が収納されるサブ配線収納空間
    を形成したことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記配線収納空間に、信号伝達部材を保
    持する保持材を設け、且つ保持材が、配線収納部材を入
    賞球集合部材に止着した状態で配線収納部材によって覆
    い隠される位置に配設されたことを特徴とする請求項1
    から4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 配線収納部材をクリア材で構成し、配線
    収納空間内の信号伝達部材を外部から透視可能としたこ
    とを特徴とする請求項1から5に記載の遊技機。
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