JPH0759199A - ヘッドホン受聴用オーディオ・ソフトウェアの作成に用いる音響信号記録方法、音響信号記録システム、及び音響信号記録媒体 - Google Patents

ヘッドホン受聴用オーディオ・ソフトウェアの作成に用いる音響信号記録方法、音響信号記録システム、及び音響信号記録媒体

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JPH0759199A
JPH0759199A JP5219070A JP21907093A JPH0759199A JP H0759199 A JPH0759199 A JP H0759199A JP 5219070 A JP5219070 A JP 5219070A JP 21907093 A JP21907093 A JP 21907093A JP H0759199 A JPH0759199 A JP H0759199A
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signal
acoustic signal
stereo
signals
acoustic
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JP5219070A
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Hedoru Robaato
ヘドル ロバート
Hiroshi Suzuki
浩 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーディオ・ソフトウェアのヘッドホン受聴
時の知覚音質を向上させる音響信号記録方法を提供す
る。 【構成】 左右混合器21によって左右のステレオ入力
信号を所定の割合で混合して、ヘッドホン受聴時に適切
なステレオ効果が得られるような2つのヘッドホン受聴
用信号を生成し、それらヘッドホン受聴用信号を符号化
して記録する。ヘッドホン受聴用信号の符号化を、ステ
レオ音響信号符号器61を用いて行なうことによって高
いデータ圧縮効率が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広くは音響信号の符号
化及び復号化に関し、より詳しくは、ヘッドホン受聴用
オーディオ・ソフトウェアの作成に用いる音響信号記録
方法、音響信号記録システム、及び音響信号記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】市販のオーディオ・システムには、ステ
レオ・フォーマットを用いて高音質の音響信号の記録及
び再生を行なうようにしたものが多く存在している。ス
テレオ・サウンドは、左右のチャンネルを利用し、それ
らチャンネルは、受聴者の前方左方と前方右方とに置か
れた2個のスピーカを用いて再生するように設計されて
いる。このように2個のスピーカを用いた再生方式で
は、どちらの耳にも左右両チャンネルの音が聞こえる。
また、ステレオ・サウンドは、通常はいわゆるステレオ
音像効果を発生するように録音してあり、このステレオ
音像効果によれば、音場が2つのスピーカに限局されて
知覚されるのではなく、より広く拡散しているかのよう
に知覚される。これは優れた効果であり、ステレオ・サ
ウンドが適切な受聴条件で再生されるときには、そのス
テレオ効果が受聴者へ忠実に伝達される。
【0003】しかしながら、ヘッドホンを使用してステ
レオ・サウンドを受聴するときには、各々の耳に一方の
チャンネルの音だけしか聞こえないため、再生された音
は、その音質が劣化して聞こえることになる。この場合
の音質の劣化を軽減するためには、左右混合システムを
用いて左チャンネルと右チャンネルとを混合することに
より、2つのスピーカを使用したときに聞こえる音を近
似的に作り出せるようにした2つの信号を発生させるよ
うにすれば良く、この方法によれば、その音質の劣化を
顕著に軽減することができる。尚、このような左右混合
装置を組み込んだヘッドホンは既に提案されている。
【0004】ところで、オーディオ産業の分野では、音
響信号を記録するための安価な記録媒体として、コンパ
クトディスク(CD)やミニディスク(MD)、ディジ
タル・コンパクト・カセット(DCC)が一般に利用さ
れるようになってきた。これら記録媒体は、ポータブル
型再生装置で再生できるように、データ圧縮法を用い
て、知覚音質を著しく劣化させることなく音響信号のデ
ータ・ビットのビット・レートを低下させてある。
【0005】在来のステレオ音響信号記録システムで
は、一般的に、PCM符号化ステレオ信号を処理して、
ピット・レートを低下させた符号化信号を発生させ、そ
の符号化信号を記録媒体に記録するようにしており、ま
た、ステレオ出力を発生させるときには、復号器におい
てこのプロセスの逆プロセスを行なうようにしている。
ただし、この種の記録媒体は、個人的使用のための記録
媒体として設計されており、従って、この種の記録媒体
が再生時にヘッドホン受聴されるであろうことは当然の
こととして予想される。従って、ヘッドホン受聴用オー
ディオ・ソフトウェアの作成に適した、より優れた音響
信号記録方法及びシステムを提供することが望まれてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の主たる
目的の1つは、ヘッドホン受聴用オーディオ・ソフトウ
ェアの作成に用いる、改良した音響信号記録方法及びシ
ステムを提供することにある。
【0007】本発明の更なる目的の1つは、改良した符
号化アルゴリズムを用いた、ヘッドホン受聴用オーディ
オ・ソフトウェアの作成に用いる音響信号記録方法及び
システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る音響信号記録方法ないしシステムで
は、先ず、左右のステレオ入力信号を所定の割合で混合
する左右混合を行なって2つのヘッドホン受聴用信号を
発生させ、その後に、それら2つのヘッドホン受聴用信
号を符号化するようにしている。また、その符号化に際
しては、使用可能な個数のビットを、所定の心理音響学
的規則に従って前記2つのヘッドホン受聴用信号に割振
るようにしている。
【0009】本発明に用いることのできる改良した符号
化アルゴリズムは、その一実施例においては、2つのチ
ャンネルのヘッドホン受聴用信号に対して個別に符号化
を施すのではなく、それらヘッドホン受聴用信号の和信
号と差信号に対して符号化を施すようにしたものであ
る。ステレオ符号化法は、2つのチャンネルの信号が高
度に類似しているときには高い効率で符号化を行なえ、
2つのチャンネルの信号が類似していないときには効率
が低くなる。左右混合を行なって得られる2つのチャン
ネルのヘッドホン受聴用信号どうしの間の類似性は、元
の左右のステレオ入力信号どうしの間の類似性よりも更
に類似性の程度が高いため、この実施例の符号化アルゴ
リズムでは、左右混合を行なわずにステレオ信号を記録
する符号器と比較して、より高い符号化効率を達成する
ことができる。また、本発明に用いることのできる改良
した符号化アルゴリズムは、その別実施例においては、
強度信号形ステレオ符号化法を用いたアルゴリズムとし
てある。
【0010】
【作用】本発明によれば、ヘッドホン受聴時のオーディ
オ・ソフトウェアの知覚音質を向上させ得ることに加
え、音響信号を記録媒体に記録する際のデータ圧縮効率
を向上させることもでき、更には、復号器ないし再生装
置を簡明に構成することも可能である。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明して行く。図1は、本発明の方法ないしシステムを
適用することのできる、音響信号を符号化し、符号化し
た音響信号のデータを伝送ないし記録し、そのデータを
復号化して再び音響信号とするシステムの全体を、ブロ
ック図の形で表わしたシステム図である。この図1に示
したシステムは、音響信号符号化サブシステム11と、
伝送媒体ないし記録媒体と、音響信号復号化サブシステ
ム12とから構成されている。これらのうち本発明にと
って特に重要な部分は、音響信号符号化サブシステム1
1の部分であり、この音響信号符号化サブシステム11
について、以下に図2以降を参照しつつ更に詳細に説明
して行く。
【0012】図2は、図1の中の音響信号符号化サブシ
ステム11を更に詳細に示したブロック図であり、本発
明の第1実施例に係る構成を示している。図2の構成で
は、左チャンネル信号と右チャンネル信号とから成る2
つのステレオ入力信号を受け取る。そして、それら左右
両チャンネルのステレオ入力信号を、左右混合器21に
よって所定の割合で混合することによって、左チャンネ
ルヘッドホン受聴用信号と、右チャンネルヘッドホン受
聴用信号とを発生させる。続いて、これら左右両チャン
ネルのヘッドホン受聴用信号を2チャンネル音響信号符
号器22を用いて符号化する。この符号器22には、高
音質で低ビット・レートの符号化音響信号を生成するこ
とのできるものを使用している。こうして符号化された
出力が、記録媒体に記録され、或いは伝送媒体へ送られ
る。
【0013】図3は、図2の実施例に使用している左右
混合器21のブロック図である。図示の如く、この左右
混合器21では、各々のチャンネルのステレオ入力信号
に、クロストーク・フィルタ31によってフィルタ処理
を施した信号を発生させて利用しており、このクロスト
ーク・フィルタ31は、左右のスピーカからの音を夫々
反対側の耳で聞いたときの減衰量をシミュレートするた
めのフィルタである。続いて、左右のステレオ入力信号
の各々にフィルタ処理を施して得られた夫々の信号を、
加算器32によって、フィルタ処理していないままの反
対側のステレオ入力信号に加えている。こうして得られ
る左右混合器21の出力が一対のヘッドホン受聴用信号
であり、それら一対のヘッドホン受聴用信号は、ヘッド
ホンで再生して受聴したときに、元のステレオ入力信号
をスピーカで再生して受聴した場合に左右の耳に聞こえ
る音と同様の音が聞こえるような信号となっている。
尚、図4に、この左右混合器21に使用することのでき
る、一具体例のクロストーク・フィルタの特性線図を示
した。
【0014】図5は、図2の実施例に使用することので
きる、2チャンネル音響信号符号器の一具体例のブロッ
ク図であり、この2チャンネル音響信号符号器は、単一
チャンネル符号器を2組単純に組み合せた構成のもので
ある。この2チャンネル音響信号符号器は、いわゆる心
理音響学的符号器であって、使用可能な個数の記録ビッ
トを人間の耳の聴覚特性に従って割振るようにしたもの
である。この2チャンネル音響信号符号器においては、
先ず最初に、入力信号を、時間−周波数解析器51で、
複数の時間−周波数成分に分割する。続いて、この分割
によって得られた複数のスペクトル成分を、ビット割振
りアルゴリズム52によって発生されたビット割振り方
式に従って、スペクトル量子化器53で量子化する。最
後に、それらスペクトル成分を量子化したものと、ビッ
ト割振り方式のパラメータとを、記録媒体に書き込む。
スペクトル量子化器53で発生する量子化ノイズを、人
間の耳には聞こえないレベルに抑えるか、或いは、たと
え聞こえてもできる限り低いレベルに抑えるために、ビ
ット割振りアルゴリズム52を、心理音響学的モデル5
4に基づいたアルゴリズムとしてあり、この心理音響学
的モデル54には、一般的に、例えば、音の強さの弁別
閾曲線、音の大きさの等感曲線、同時マスキング特性、
それに、継時マスキング特性等のデータが含まれてい
る。
【0015】ステレオ音響信号を以上の方法で記録し、
その記録した音響信号を再生してヘッドホン受聴すると
きには、従来のステレオ音響信号記録方式で記録した音
響信号をヘッドホン受聴する場合と比べて、より優れた
音質が得られる。無論、従来のステレオ音響信号記録方
式で記録した音響信号を、左右混合装置を組込んだヘッ
ドホンを用いて受聴した場合にも、本発明によって得ら
れる音質と同様の音質が得られるが、しかしながら、そ
のような場合には、復号器ないしヘッドホンに余分な回
路を組込まねばならないという不都合があり、符号器よ
りも復号器の方がはるかに多く使用されていることを考
えれば、そのような方式では全体としてのコストがはる
かに大きくなる。更には、復号器がポータブル型機器の
ものである場合には、その余分な回路を組み込むことに
よって生じる寸法及び重量の増大もまた、重大な不都合
となる。
【0016】次に、本発明の第2実施例の音響信号記録
システムについて説明する。図6は、図1の中の音響信
号符号化サブシステム11を更に詳細に示したブロック
図であり、本発明の第2実施例に係る構成を示してい
る。図6の構成では、左右混合器21によって発生させ
た左右両チャンネルのヘッドホン受聴用信号を、図2の
2チャンネル音響信号符号器22に代えて、ステレオ音
響信号符号器61によって符号化するようにしたもので
ある。この符号器61にも、符号器22と同様に、高音
質で低ビット・レートの符号化音響信号を生成すること
のできるものを使用している。ステレオ符号化法を採用
することによって、2つの入力チャンネルの間の冗長性
を心理音響学的に利用して符号化効率を向上させてい
る。この方式では、左チャンネルと右チャンネルとの相
関度が高い場合に、それらチャンネルの各々を個別に符
号化する方式と比べてより高い効率が得られる。2つの
チャンネルのステレオ音響信号は、元々同時に受聴すべ
き音響信号であるため、一般的に、最初からある程度の
相関度を有している。ただし、上述の如く左右混合器2
1によって左右混合を実行すると、通常はそれによって
得られる左右2つのチャンネルのヘッドホン受聴用信号
の間の相関度が、元の左右2つのチャンネルのステレオ
入力信号の間の相関度よりも高くなる。このように左右
混合によって相関度が高まることから、ステレオ符号化
法を採用すれば符号化効率を高めることができ、そのた
め本発明の第2実施例に従って構成した音響信号記録シ
ステムでは、各々のチャンネルを個別に符号化して圧縮
する音響信号記録システムと比較して、データ・ビット
のビット・レートが同じであれば、より高音質を得るこ
とができ、音質が同じであれば、より大きな圧縮率を達
成することができるのである。
【0017】ステレオ符号化法にも幾つかの異なった種
類がある。図7は、図6の第2実施例のシステムに使用
することのできる、和/差信号形ステレオ符号器のブロ
ック図である。この図7の符号器61では、加算器71
において2つの入力信号を加え合わせて和信号を生成す
ると共に、減算器72においてそれら2つの入力信号の
差を取って差信号を生成している。続いて、それら2つ
の信号の各々を一般的な構成の単一チャンネル用の符号
器73及び74で符号化している(符号器73は和信号
用符号器、符号器74は差信号用符号器である)。左右
のチャンネルの相関度が高い場合には、差信号のエネル
ギが和信号のエネルギよりもはるかに小さいため、差信
号に割振るビットの個数を和信号に割振るビットの個数
よりも少なくすることができ、そのようしても差信号の
量子化ノイズは大して増大せず、一方、そうすることに
よって和信号の量子化ノイズを有効に低減することがで
きる。和/差信号形ステレオ符号化法を採用した場合に
は、左右のチャンネルの間の相関度が高くなるほど符号
化効率が高くなる。
【0018】図8は、図6の第2実施例のシステムに使
用することのできる、強度信号形ステレオ符号器のブロ
ック図である。強度信号形ステレオ符号化法は、あるス
レショルド周波数以上の周波数の音に対しては、人間の
耳が音源の方向に関する感覚を消失するという事実を利
用したステレオ符号化法である。強度信号形ステレオ符
号器においては、スレショルド周波数以上の高い周波数
に対応した量子化スペクトル係数は、1チャンネル分だ
けが伝送される。これに対して、2つのチャンネルの低
い周波数の成分は、通常、個々のチャンネルごとに個別
に保存される。図8のステレオ符号器では、まず最初
に、左右のチャンネルの入力信号を、各々に対応した時
間−周波数変換器81で処理する。続いて、低い周波数
の成分は、夫々のチャンネルごとに、通常の心理音響学
的量子化アルゴリズムを用いた夫々の低周波数成分量子
化器82によって量子化する。一方、高い周波数の成分
については、高周波数成分合成量子化器83によって、
2つのチャンネルの成分を1本のチャンネルに合成した
上で量子化する。強度信号形ステレオ符号化法は、人間
の耳の心理音響学的特性を部分的に利用したものであ
り、2つのチャンネルの信号の間の相関度を利用したも
のではないため、2つのチャンネルの信号の間の相関度
が低い場合でも高能率のデータ圧縮を達成することがで
きる。ただし、2つのチャンネルの信号が高度に相関し
ている場合には、強度信号形ステレオ符号器では、入力
信号に僅かなひずみしか発生させることなく、より高い
圧縮効率を達成することができる。
【0019】どのようなステレオ符号化法によれば最も
高い効率が得られるかは、入力信号の性質によって異な
る。そのため、図6の第2実施例に使用することのでき
るステレオ符号化の更に別の方式として、強度信号形符
号化法と和/差信号形符号化法とのうちから、所与の入
力信号に対して、より高い符号化効率を発生する方の符
号化法を選択するようにした適合性システムを用いると
いう方式がある。図9は、この方式による具体的な強度
信号形−和/差信号形組合せ符号器のブロック図であ
る。図示の符号器において、左右のヘッドホン受聴用チ
ャンネルは、和/差信号形ステレオ符号器91によって
も、また、強度信号形ステレオ符号器92によっても符
号化することができるようにしてあり、実際にどちらの
符号器を用いるかは、どちらの符号化法によって得られ
る符号化効率の方が高いかに従って符号器モード判定ブ
ロック93が決定するようにしている。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、左
右のステレオ入力信号を所定の割合で混合する左右混合
を行なうことによって、2つのヘッドホン受聴用信号を
発生させ、その後に、それら2つのヘッドホン受聴用信
号を符号化するようにし、またその符号化に際しては、
使用可能な個数のビットを、所定の心理音響学的規則に
従って前記2つのヘッドホン受聴用信号に割振るように
したため、ヘッドホン受聴時のオーディオ・ソフトウェ
アの知覚音質を向上させ得ることに加え、音響信号を記
録媒体に記録する際のデータ圧縮効率を向上させること
もでき、更には、復号器ないし再生装置を簡明に構成す
ることもできるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法ないしシステムを適用することの
できる、音響信号を符号化し、符号化した音響信号のデ
ータを伝送ないし記録し、そのデータを復号化して再び
音響信号とするシステムの全体を、ブロック図の形で表
わしたシステム図である。
【図2】本発明の第1実施例に係り、図1の中の音響信
号符号化サブシステムを更に詳細に示したブロック図で
ある。
【図3】図2の実施例のシステムに使用している左右混
合サブシステムのブロック図である。
【図4】図3の左右混合サブシステムに使用することの
できる、一具体例のクロストーク・フィルタの特性線図
である。
【図5】図2の実施例に使用することのできる、2チャ
ンネル音響信号符号器の一具体例のブロック図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る音響信号記録システ
ムのブロック図である。
【図7】図6の実施例のシステムに使用することのでき
る、和/差信号形ステレオ符号器のブロック図である。
【図8】図6の実施例のシステムに使用することのでき
る、強度信号形ステレオ符号器のブロック図である。
【図9】図6の実施例のシステムに使用することのでき
る、強度信号形−和/差信号形組合せ符号器のブロック
図である。
【符号の説明】
11 音響信号符号化サブシステム 12 音響信号復号化サブシステム 21 左右混合器 22 2チャンネル音響信号符号器 31 クロストーク・フィルタ 32 加算器 51 時間−周波数解析器 52 ビット割振りアルゴリズム 53 スペクトル量子化器 54 心理音響学的モデル 61 ステレオ音響信号符号器 71 加算器 72 減算器 73 和信号用符号器 74 差信号用符号器 81 時間−周波数変換器 82 低周波数成分量子化器 83 高周波数成分合成量子化器 91 和/差信号形ステレオ符号器 92 強度信号形ステレオ符号器 93 符号器モード判定ブロック

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドホン受聴用オーディオ・ソフトウ
    ェアの作成に用いる音響信号記録方法において、 左右のステレオ入力信号を受け取るステップと、 前記左右のステレオ入力信号を所定の割合で混合して2
    つのヘッドホン受聴用信号を生成する信号混合ステップ
    と、 使用可能な個数のビットを所定の心理音響学的規則に従
    い前記2つのヘッドホン受聴用信号に割振って符号化音
    響信号を生成する音響信号符号化ステップと、 を含んでいることを特徴とする音響信号記録方法。
  2. 【請求項2】 前記信号混合ステップにおいて、前記2
    つのヘッドホン受聴用信号が、ヘッドホンを用いて受聴
    したときに適切なステレオ効果が得られるような信号と
    なるように、前記左右のステレオ入力信号の混合を行な
    うことを特徴とする請求項1記載の音響信号記録方法。
  3. 【請求項3】 前記信号混合ステップを、左右のスピー
    カからの音を夫々反対側の耳で聞いたときの減衰量を反
    映した特性を有するクロストーク・フィルタを備えた左
    右混合器を用いて実行することを特徴とする請求項1又
    は2記載の音響信号記録方法。
  4. 【請求項4】 前記音響信号符号化ステップを、ステレ
    オ符号化法を用いて実行することを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の音響信号記録方法。
  5. 【請求項5】 前記音響信号符号化ステップを、前記2
    つのヘッドホン受聴用信号の和信号を符号化する和信号
    用符号器と、前記2つのヘッドホン受聴用信号の差信号
    を符号化する差信号用符号器とを用いて実行することを
    特徴とする請求項4記載の音響信号記録方法。
  6. 【請求項6】 前記音響信号符号化ステップを、所与の
    スレショルド周波数以上の周波数については前記2つの
    ヘッドホン受聴用信号に対して1組のスペクトル係数だ
    けを伝送するようにした強度信号形ステレオ符号化法を
    用いて実行することを特徴とする請求項4記載の音響信
    号記録方法。
  7. 【請求項7】 前記音響信号符号化ステップを、和/差
    信号形ステレオ符号化法と強度信号形ステレオ符号化法
    とを組み合わせ、入力信号の各々の時間ブロックごと
    に、それら2通りのステレオ符号化法のうちのより適し
    た方の符号化法を選択して用いるようにした適合性方式
    によって実行することを特徴とする請求項4、5又は6
    記載の音響信号記録方法。
  8. 【請求項8】 前記音響信号符号化ステップを、高音質
    で低ビット・レートの符号化音響信号を生成することの
    できる符号器を用いて実行することを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6又は7記載の音響信号記録方
    法。
  9. 【請求項9】 前記符号化音響信号のデータを復号化し
    て音響信号を再生する音響信号復号化ステップを更に含
    んでいることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7、又は8記載の音響信号記録方法。
  10. 【請求項10】 前記符号化音響信号のデータを、後刻
    再生するためにデータ記録媒体に記録することを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載
    の音響信号記録方法。
  11. 【請求項11】 前記符号化音響信号のデータを、ポー
    タブル型記録媒体に記録することを特徴とする請求項1
    0記載の音響信号記録方法。
  12. 【請求項12】 ヘッドホン受聴用オーディオ・ソフト
    ウェアの作成に用いる音響信号記録システムにおいて、 左右のステレオ入力信号を受け取る手段と、 前記左右のステレオ入力信号を所定の割合で混合して2
    つのヘッドホン受聴用信号を生成する信号混合手段と、 使用可能な個数のビットを所定の心理音響学的規則に従
    い前記2つのヘッドホン受聴用信号に割振って符号化音
    響信号を生成する音響信号符号化手段と、 を備えたことを特徴とする音響信号記録システム。
  13. 【請求項13】 前記信号混合手段を、前記2つのヘッ
    ドホン受聴用信号がヘッドホンを用いて受聴したときに
    適切なステレオ効果が得られるような信号となるよう
    に、前記左右のステレオ入力信号の混合を行なう手段と
    してあることを特徴とする請求項12記載の音響信号記
    録システム。
  14. 【請求項14】 前記信号混合手段が、左右のスピーカ
    からの音を夫々反対側の耳で聞いたときの減衰量を反映
    した特性を有するクロストーク・フィルタを含んでいる
    ことを特徴とする請求項12又は13記載の音響信号記
    録システム。
  15. 【請求項15】 前記音響信号符号化手段を、ステレオ
    符号化法を採用した手段としてあることを特徴とする請
    求項12、13又は14記載の音響信号記録システム。
  16. 【請求項16】 前記音響信号符号化手段が、前記2つ
    のヘッドホン受聴用信号の和信号を符号化する和信号用
    符号器と、前記2つのヘッドホン受聴用信号の差信号を
    符号化する差信号用符号器とを含んでいることを特徴と
    する請求項15記載の音響信号記録システム。
  17. 【請求項17】 前記音響信号符号化手段を、所与のス
    レショルド周波数以上の周波数については前記2つのヘ
    ッドホン受聴用信号に対して1組のスペクトル係数だけ
    を伝送するようにした強度信号形ステレオ符号化法を採
    用した手段としてあることを特徴とする請求項15記載
    の音響信号記録システム。
  18. 【請求項18】 前記音響信号符号化手段を、和/差信
    号形ステレオ符号化法と強度信号形ステレオ符号化法と
    を組み合わせ、入力信号の各々の時間ブロックごとに、
    それら2通りのステレオ符号化法のうちのより適した方
    の符号化法を選択して用いるようにした適合性方式を採
    用した手段としてあることを特徴とする請求項15、1
    6又は17記載の音響信号記録システム。
  19. 【請求項19】 前記音響信号符号化手段が、高音質で
    低ビット・レートの符号化音響信号を生成することので
    きる符号器を含んでいることを特徴とする請求項12、
    13、14、15、16、17又は18記載の音響信号
    記録システム。
  20. 【請求項20】 前記符号化音響信号のデータを復号化
    して音響信号を再生することのできる復号器を更に備え
    たことを特徴とする請求項12、13、14、15、1
    6、17、18又は19記載の音響信号記録システム。
  21. 【請求項21】 前記符号化音響信号のデータを、後刻
    再生するためにデータ記録媒体に記録するようにしてあ
    ることを特徴とする、請求項12、13、14、15、
    16、17、18、19又は20記載の音響信号記録シ
    ステム。
  22. 【請求項22】 前記符号化音響信号のデータを、ポー
    タブル型記録媒体に記録するようにしてあることを特徴
    とする請求項21記載の音響信号記録システム。
  23. 【請求項23】 ヘッドホン受聴用オーディオ・ソフト
    ウェアの作成に用いる音響信号記録媒体において、 左右のステレオ入力信号を受け取り、 前記左右のステレオ入力信号を所定の割合で混合して2
    つのヘッドホン受聴用信号を生成し、 使用可能な個数のビットを所定の心理音響学的規則に従
    って前記2つのヘッドホン受聴用信号に割振ることによ
    って音響信号を記録するようにした、 ことを特徴とする音響信号記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002159100A (ja) * 2000-09-29 2002-05-31 Nokia Mobile Phones Ltd 2チャネル・ステレオ・フォーマットの左及び右のチャネル入力信号を左及び右のチャネル出力信号に変換する方法及び信号処理装置
JP2002162996A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd オーディオ信号符号化方法、オーディオ信号符号化装置、音楽配信方法、および、音楽配信システム

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