JP2002162996A - オーディオ信号符号化方法、オーディオ信号符号化装置、音楽配信方法、および、音楽配信システム - Google Patents

オーディオ信号符号化方法、オーディオ信号符号化装置、音楽配信方法、および、音楽配信システム

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JP2002162996A JP2000358070A JP2000358070A JP2002162996A JP 2002162996 A JP2002162996 A JP 2002162996A JP 2000358070 A JP2000358070 A JP 2000358070A JP 2000358070 A JP2000358070 A JP 2000358070A JP 2002162996 A JP2002162996 A JP 2002162996A
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  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音質の劣化が少なく高音質の符号化を行うこ
とができるオーディオ信号符合化方法およびオーディオ
信号符号化装置を提供すること。 【解決手段】 オーディオ信号の圧縮率に基づいて、強
度ステレオ処理、和差ステレオ処理を行うか否かを判定
するステップ(S104)と、前記判定の結果に基づい
て強度ステレオ処理、和差ステレオ処理を行うステップ
(S105、S106)を備えるよう構成した。また、
左チャンネル信号および右チャンネル信号の差信号のエ
ネルギと和信号のエネルギの比に基づいて、強度ステレ
オ処理、和差ステレオ処理を行うか否かを判定するステ
ップ(S104)と、前記判定の結果に基づいて強度ス
テレオ処理、和差ステレオ処理を行うステップ(S10
5、S106)を備えるよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ信号を
伝送するための符号化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すような方法でオーディ
オ信号符号化を行っていた。このオーディオ信号符号化
はMPEG(Motion Picture Experts Group)が策定し
たMPEG2AAC(Advanced Audio Coding)にした
がって符号化を行っている。図8において、窓長選択処
理ステップ(S801)は入力したオーディオ信号の時
間的変動を監視し、時間分解能と周波数分解能のいずれ
を重視するかを判定する。聴覚心理モデルステップ(S
802)は入力オーディオ信号を人間の聴覚特性に従っ
て分析し、量子化ノイズの許容量を算出する。MDCT
フィルタステップ(S803)は入力したオーディオ信
号を所定の帯域に分割する。なお、MDCT(Modified
Discrete Cosine Transfer)は、変形離散コサイン変
換である。強度ステレオ処理ステップ(S804)は大
きい帯域における信号を音の定位方向と強さの情報のみ
に圧縮する。和差ステレオ処理ステップ(S805)は
小さい帯域における左チャンネル信号と右チャンネル信
号の和信号および差信号を、左チャンネル信号および右
チャンネル信号に置き換える。量子化ステップ(S80
6)は以上の処理が施された信号を量子化する。ストリ
ーム生成ステップ(S807)は量子化処理の出力と制
御情報を多重化し、ビットストリームとして整形する。
以上のようなステップを備えたオーディオ信号符号化方
法によって、入力されたオーディオ信号を符号化し、伝
送するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のオーディオ信号符号化方法は、圧縮率が低く
ても構わない場合においても、強度ステレオ処理および
和差ステレオ処理を行うようになっていたため、音像定
位が劣化するという問題があった。
【0004】また、強度ステレオ処理および和差ステレ
オ処理の効果は入力信号の特性に依存するため、音像定
位が揺れてしまうという問題があった。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、音質の劣化が少ない優れたオーディ
オ信号符号化方法およびオーディオ信号符号化装置を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のオーディオ信号
符号化方法は、オーディオ信号のビットレートとサンプ
リング周波数とに基づいて圧縮率を算出するステップ
と、前記圧縮率を所定の値と比較するステップと、前記
圧縮率が所定の値より大きいときにのみ強度ステレオ処
理を行うステップとを備えた構成を有している。この構
成により、圧縮率が大きいときにのみ強度ステレオ処理
を行うので、圧縮率が小さいときの音像定位の劣化を抑
えることができることとなる。
【0007】本発明のオーディオ信号符号化方法は、オ
ーディオ信号のビットレートとサンプリング周波数とに
基づいて圧縮率を算出するステップと、前記圧縮率を所
定の値と比較するステップと、前記圧縮率が所定の値よ
り大きいときにのみ和差ステレオ処理を行うステップと
を備えた構成を有している。この構成により、圧縮率が
大きいときにのみ和差ステレオ処理を行うので、圧縮率
が小さいときの音像定位の劣化を抑えることができるこ
ととなる。
【0008】本発明のオーディオ信号符号化方法は、オ
ーディオ信号の左チャンネル信号および右チャンネル信
号について和信号および差信号を生成するステップと、
前記差信号のエネルギに対する前記和信号のエネルギの
比を算出するステップと、前記エネルギの比を所定の値
と比較するステップと、前記エネルギの比が所定の値よ
り大きいときにのみ強度ステレオ処理を行うステップと
を備えた構成を有している。この構成により、左チャン
ネル信号と右チャンネル信号の相関が大きいときにのみ
強度ステレオ処理を行うので、音像定位の揺れを抑える
ことができることとなる。
【0009】本発明のオーディオ信号符号化方法は、オ
ーディオ信号の左チャンネル信号および右チャンネル信
号について和信号および差信号を生成するステップと、
前記差信号のエネルギに対する前記和信号のエネルギの
比を算出するステップと、前記エネルギの比を所定の値
と比較するステップと、前記エネルギの比が所定の値よ
り大きいときにのみ和差ステレオ処理を行うステップと
を備えた構成を有している。この構成により、左チャン
ネル信号と右チャンネル信号の相関が大きいときにのみ
和差ステレオ処理を行うので、音像定位の揺れを抑える
ことができることとなる。
【0010】本発明のオーディオ信号符号化方法は、オ
ーディオ信号のビットレートとサンプリング周波数とに
基づいて圧縮率を算出するステップと、前記オーディオ
信号の左チャンネル信号および右チャンネル信号につい
て和信号および差信号を生成するステップと、前記差信
号のエネルギに対する前記和信号のエネルギの比を算出
するステップと、前記エネルギの比を、前記圧縮率に基
づいて決定した閾値と比較するステップと、前記エネル
ギの比が前記閾値より大きいときにのみ強度ステレオ処
理を行うステップとを備えた構成を有している。この構
成により、左チャンネル信号と右チャンネル信号の相関
が大きいときにのみ強度ステレオ処理を行うので、音像
定位の揺れを抑えることができることとなる。
【0011】本発明のオーディオ信号符号化方法は、オ
ーディオ信号のビットレートとサンプリング周波数とに
基づいて圧縮率を算出するステップと、前記オーディオ
信号の左チャンネル信号および右チャンネル信号につい
て和信号および差信号を生成するステップと、前記差信
号のエネルギに対する前記和信号のエネルギの比を算出
するステップと、前記エネルギの比を、前記圧縮率に基
づいて決定した閾値と比較するステップと、前記エネル
ギの比が前記閾値より大きいときにのみ和差ステレオ処
理を行うステップとを備えた構成を有している。この構
成により、左チャンネル信号と右チャンネル信号の相関
が大きいときにのみ和差ステレオ処理を行うので、音像
定位の揺れを抑えることができることとなる。
【0012】本発明のオーディオ信号符号化装置は、オ
ーディオ信号のビットレートとサンプリング周波数とに
基づいて圧縮率を算出する圧縮率算出手段と、前記圧縮
率に基づいて強度ステレオ処理を行うか否かを判定する
判定手段と、前記判定の結果に基づいて強度ステレオ処
理を行う強度ステレオ処理手段とを備えた構成を有して
いる。この構成により、圧縮率に基づいて強度ステレオ
処理を行うので、圧縮率が小さいときの音像定位の劣化
を抑えるようにすることができることとなる。
【0013】本発明のオーディオ信号符号化装置は、オ
ーディオ信号のビットレートとサンプリング周波数とに
基づいて圧縮率を算出する圧縮率算出手段と、前記圧縮
率に基づいて和差ステレオ処理を行うか否かを判定する
判定手段と、前記判定の結果に基づいて和差ステレオ処
理を行う和差ステレオ処理手段とを備えた構成を有して
いる。この構成により、圧縮率に基づいて和差ステレオ
処理を行うので、圧縮率が小さいときの音像定位の劣化
を抑えるようにすることができることとなる。
【0014】本発明のオーディオ信号符号化装置は、オ
ーディオ信号の左チャンネル信号と右チャンネル信号の
和信号を生成する和信号生成手段と、前記オーディオ信
号の左チャンネル信号と右チャンネル信号の差信号を生
成する差信号生成手段と、前記和信号のエネルギを算出
する和信号エネルギ算出手段と、前記差信号のエネルギ
を算出する差信号エネルギ算出手段と、前記和信号のエ
ネルギと前記差信号のエネルギの比を算出するエネルギ
比算出手段と、前記エネルギの比に基づいて強度ステレ
オ処理を行うか否かを判定する判定手段と、前記判定の
結果に基づいて強度ステレオ処理を行う強度ステレオ処
理手段とを備えた構成を有している。この構成により、
左チャンネル信号と右チャンネル信号の相関に基づいて
強度ステレオ処理を行うので、音像定位の揺れを抑える
ようにすることができることとなる。
【0015】本発明のオーディオ信号符号化装置は、オ
ーディオ信号の左チャンネル信号と右チャンネル信号の
和信号を生成する和信号生成手段と、前記オーディオ信
号の左チャンネル信号と右チャンネル信号の差信号を生
成する差信号生成手段と、前記和信号のエネルギを算出
する和信号エネルギ算出手段と、前記差信号のエネルギ
を算出する差信号エネルギ算出手段と、前記和信号のエ
ネルギと前記差信号のエネルギの比を算出するエネルギ
比算出手段と、前記エネルギの比に基づいて和差ステレ
オ処理を行うか否かを判定する判定手段と、前記判定の
結果に基づいて和差ステレオ処理を行う和差ステレオ処
理手段とを備えた構成を有している。この構成により、
左チャンネル信号と右チャンネル信号の相関に基づいて
和差ステレオ処理を行うので、音像定位の揺れを抑える
ようにすることができることとなる。
【0016】本発明のオーディオ信号符号化装置は、オ
ーディオ信号のビットレートとサンプリング周波数とに
基づいて圧縮率を算出する圧縮率算出手段と、前記オー
ディオ信号の左チャンネル信号と右チャンネル信号の和
信号を生成する和信号生成手段と、前記オーディオ信号
の左チャンネル信号と右チャンネル信号の差信号を生成
する差信号生成手段と、前記和信号のエネルギを算出す
る和信号エネルギ算出手段と、前記差信号のエネルギを
算出する差信号エネルギ算出手段と、前記和信号のエネ
ルギと前記差信号のエネルギの比を算出するエネルギ比
算出手段と、前記エネルギの比を前記圧縮率に基づいて
決定した閾値と比較し、強度ステレオ処理を行うか否か
を判定する判定手段と、前記判定の結果に基づいて強度
ステレオ処理を行う強度ステレオ処理手段とを備えた構
成を有している。この構成により、左チャンネル信号と
右チャンネル信号の相関に基づいて強度ステレオ処理を
行うので、音像定位の揺れを抑えるようにすることがで
きることとなる。
【0017】本発明のオーディオ信号符号化装置は、オ
ーディオ信号のビットレートとサンプリング周波数とに
基づいて圧縮率を算出する圧縮率算出手段と、前記オー
ディオ信号の左チャンネル信号と右チャンネル信号の和
信号を生成する和信号生成手段と、前記オーディオ信号
の左チャンネル信号と右チャンネル信号の差信号を生成
する差信号生成手段と、前記和信号のエネルギを算出す
る和信号エネルギ算出手段と、前記差信号のエネルギを
算出する差信号エネルギ算出手段と、前記和信号のエネ
ルギと前記差信号のエネルギの比を算出するエネルギ比
算出手段と、前記エネルギの比を前記圧縮率に基づいて
決定した閾値と比較し、和差ステレオ処理を行うか否か
を判定する判定手段と、前記判定の結果に基づいて和差
ステレオ処理を行う和差ステレオ処理手段とを備えた構
成を有している。この構成により、左チャンネル信号と
右チャンネル信号の相関に基づいて和差ステレオ処理を
行うので、音像定位の揺れを抑えるようにすることがで
きることとなる。
【0018】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態について、
図面を用いて説明する。
【0019】(第1実施形態)図1は本実施形態におけ
るオーディオ信号符号化方法を示すフローチャートであ
る。図1において、窓長選択処理ステップ(S101)
は入力したオーディオ信号の時間的変動を監視し、時間
分解能と周波数分解能のいずれを重視するかを判定す
る。聴覚心理モデルステップ(S102)は入力オーデ
ィオ信号を人間の聴覚特性に従って分析し、量子化ノイ
ズの許容量を算出する。MDCTフィルタステップ(S
103)は入力したオーディオ信号を所定の帯域に分割
する。なお、MDCT(Modified Discrete Cosine Tra
nsfer)は、変形離散コサイン変換である。負荷判定ス
テップ(S104)は負荷を判定する。強度ステレオ処
理ステップ(S105)は大きい帯域における信号を音
の定位方向と強さの情報のみに圧縮する。和差ステレオ
処理ステップ(S106)は小さい帯域における左チャ
ンネル信号と右チャンネル信号の和信号および差信号
を、左チャンネル信号および右チャンネル信号に置き換
える。量子化ステップ(S107)は以上の処理が施さ
れた信号を量子化する。ストリーム生成ステップ(S1
08)は量子化ステップの出力と制御情報を多重化し、
ビットストリームとして整形する。
【0020】本実施形態におけるオーディオ信号符号化
方法の負荷判定について、図2を用いてその動作を説明
する。まず、オーディオ信号のビットレートに対するサ
ンプリング周波数の比を算出する(S201)。ここ
で、具体的には、圧縮率を算出するようになっており、
圧縮率=量子化ビット数×サンプリング周波数×チャン
ネル数/ビットレートである。ここで、サンプリング周
波数は、図1の窓長選択処理(S101)が入力したオ
ーディオ信号のサンプリング周波数である。また、ビッ
トレートは、生成されるビットストリームのビットレー
トであって、すなわち、図1のストリーム生成処理(S
108)が出力するビットストリームの所定のビットレ
ートである。なお、量子化ビット数(例えば16bi
t)、および、チャンネル数(左チャンネルと右チャン
ネルで合計が2)は固定値であるから、量子化ビット数
およびチャンネル数は無視し、圧縮率=サンプリング周
波数/ビットレートとして算出するようにしてもよい。
次に、算出した圧縮率と予め記憶した所定の値とを比較
する(S202)。ここで、ビットレートに対するサン
プリング周波数の比が、所定の値より大きいとき、強度
ステレオフラグを立てて強度ステレオ処理を許可し(S
204)、所定の値より小さいとき、強度ステレオフラ
グを消して強度ステレオ処理を禁止する(S203)。
したがって、図1の強度ステレオ処理ステップ(S10
5)は、オーディオ信号の圧縮率が所定の値より大きい
ときのみ強度ステレオ処理を行う。
【0021】以上のように、本実施形態は、圧縮率が大
きいときにのみ強度ステレオ処理を行うようになってい
るので、高音質の符号化を行うことができることとな
る。
【0022】(第2実施形態)図1は本実施形態におけ
るオーディオ信号符号化方法を示すフローチャート図で
ある。なお、本実施形態において、負荷判定ステップ
(S104)以外の構成要件は、第1実施形態と名称お
よび動作が同じであり、第1実施形態において説明した
ので、説明を省略する。
【0023】本実施形態におけるオーディオ信号符号化
方法の負荷判定について、図3を用いてその動作を説明
する。まず、オーディオ信号のビットレートに対するサ
ンプリング周波数の比を算出する(S301)。ここ
で、具体的には、圧縮率を算出するようになっており、
圧縮率=量子化ビット数×サンプリング周波数×チャン
ネル数/ビットレートである。ここで、サンプリング周
波数は、図1の窓長選択処理(S101)が入力したオ
ーディオ信号のサンプリング周波数である。また、ビッ
トレートは、生成されるビットストリームのビットレー
トであって、すなわち、図1のストリーム生成処理(S
108)が出力するビットストリームの所定のビットレ
ートである。なお、量子化ビット数(例えば16bi
t)、および、チャンネル数(左チャンネルと右チャン
ネルで合計が2)は固定値であるから、量子化ビット数
およびチャンネル数は無視し、圧縮率=サンプリング周
波数/ビットレートとして算出するようにしてもよい。
次に、算出した圧縮率と予め記憶した所定の値とを比較
する(S302)。ここで、ビットレートに対するサン
プリング周波数の比が、所定の値より大きいとき、和差
ステレオフラグを立てて和差ステレオ処理を許可し(S
303)、所定の値より小さいとき、和差ステレオフラ
グを消して和差ステレオ処理を禁止する(S304)。
したがって、図1の和差ステレオ処理ステップ(S10
6)は、オーディオ信号の圧縮率が所定の値より大きい
ときのみ和差ステレオ処理を行う。
【0024】以上のように、本実施形態は、圧縮率が大
きいときにのみ和差ステレオ処理を行うようになってい
るので、高音質の符号化を行うことができることとな
る。
【0025】(第3実施形態)図1は本実施形態におけ
るオーディオ信号符号化方法を示すフローチャートであ
る。なお、本実施形態において、負荷判定ステップ(S
104)以外の構成要件は、第1実施形態と名称および
動作が同じであり、第1実施形態において説明したの
で、説明を省略する。
【0026】本実施形態におけるオーディオ信号符号化
方法の負荷判定について、図4を用いてその動作を説明
する。まず、左チャンネル信号と右チャンネル信号の和
信号および差信号を生成する(S401)。次に、和信
号のエネルギおよび差信号のエネルギを算出する(S4
02)。ここで、エネルギは、スペクトルにおける各成
分の振幅の二乗を総和し、算出する。次に、差信号のエ
ネルギに対する和信号のエネルギの比(エネルギ比)を
算出し(S403)、エネルギ比を所定の値と比較する
(S404)。ここで、エネルギ比が所定の値より大き
いとき、強度ステレオフラグを立てて強度ステレオ処理
を許可し(S406)、エネルギ比が所定の値より大き
くないとき、強度ステレオフラグを消して強度ステレオ
処理を禁止する(S405)。したがって、図1の強度
ステレオ処理ステップ(S105)は、左右の信号の相
関が大きいときのみ強度ステレオ処理を行う。
【0027】以上のように、本実施形態は、左右の信号
の相関が大きいときにのみ強度ステレオ処理を行うよう
になっているので、高音質の符号化を行うことができる
こととなる。
【0028】(第4実施形態)図1は本実施形態におけ
るオーディオ信号符号化方法を示すフローチャートであ
る。なお、本実施形態において、負荷判定ステップ(S
104)以外の構成要件は、第1実施形態と名称および
動作が同じであり、第1実施形態において説明したの
で、説明を省略する。
【0029】本実施形態におけるオーディオ信号符号化
方法の負荷判定について、図5を用いてその動作を説明
する。まず、左チャンネル信号と右チャンネル信号の和
信号および差信号を生成する(S501)。次に、和信
号のエネルギおよび差信号のエネルギを算出する(S5
02)。ここで、エネルギは、スペクトルにおける各成
分の振幅の二乗を総和し、算出する。次に、差信号のエ
ネルギに対する和信号のエネルギの比(エネルギ比)を
算出し(S503)、エネルギ比を所定の値と比較す
る。ここで、エネルギ比が所定の値より大きいとき、和
差ステレオフラグを立てて和差ステレオ処理を許可し
(S506)、エネルギ比が所定の値より大きくないと
き、和差ステレオフラグを消して和差ステレオ処理を禁
止する(S505)。したがって、図1の和差ステレオ
処理ステップ(S106)は、左右の信号の相関が大き
いときのみ和差ステレオ処理を行う。
【0030】以上のように、本実施形態は、左右の信号
の相関が大きいときにのみ和差ステレオ処理を行うよう
になっているので、高音質の符号化を行うことができる
こととなる。
【0031】(第5実施形態)図1は本実施形態におけ
るオーディオ信号符号化方法を示すフローチャートであ
る。なお、本実施形態において、負荷判定ステップ(S
104)以外の構成要件は、第1実施形態と名称および
動作が同じであり、第1実施形態において説明したの
で、説明を省略する。
【0032】本実施形態におけるオーディオ信号符号化
方法の負荷判定について、図6を用いてその動作を説明
する。まず、オーディオ信号のビットレートに対するサ
ンプリング周波数の比を算出する(S601)。ここ
で、具体的には、圧縮率を算出するようになっており、
圧縮率=量子化ビット数×サンプリング周波数×チャン
ネル数/ビットレートである。ここで、サンプリング周
波数は、図1の窓長選択処理(S101)が入力したオ
ーディオ信号のサンプリング周波数である。また、ビッ
トレートは、生成されるビットストリームのビットレー
トであって、すなわち、図1のストリーム生成処理(S
108)が出力するビットストリームの所定のビットレ
ートである。なお、量子化ビット数(例えば16bi
t)、および、チャンネル数(左チャンネルと右チャン
ネルで合計が2)は固定値であるから、量子化ビット数
およびチャンネル数は無視し、圧縮率=サンプリング周
波数/ビットレートとして算出するようにしてもよい。
次に、ビットレートに対するサンプリング周波数の比か
ら判定閾値を決定する(S602)。なお、判定閾値
は、圧縮率が所定の値より小さいときの閾値(第1の閾
値)を、圧縮率が所定の値より大きいときの閾値(第2
の閾値)より大きくする。また、オーディオ信号の左チ
ャンネル信号と右チャンネル信号の和信号および差信号
を生成する(S603)。次に、和信号と差信号のエネ
ルギを算出する(S604)。ここで、エネルギは、ス
ペクトルにおける各成分の振幅の二乗を総和し、算出す
る。次に、差信号のエネルギに対する和信号のエネルギ
の比(エネルギ比)を算出し(S605)、算出したエ
ネルギ比を、S602のステップが圧縮率に基づいて決
定した判定閾値と比較する(S606)。ここで、エネ
ルギ比が判定閾値より大きいとき、強度ステレオフラグ
を立てて強度ステレオ処理を許可し(S607)、エネ
ルギ比が判定閾値より大きくないとき、強度ステレオフ
ラグを消して強度ステレオ処理を禁止する(S60
8)。したがって、図1の強度ステレオ処理ステップ
(S105)は、差信号のエネルギに対する和信号のエ
ネルギの比が閾値より大きいときのみ強度ステレオ処理
を行う。
【0033】以上のように、本実施形態は、差信号のエ
ネルギに対する和信号のエネルギの比を、圧縮率に基づ
いて決定した閾値と比較するようになっているので、圧
縮率が小さい場合、エネルギ比が非常に大きいときのみ
強度ステレオ処理を行い、圧縮率が大きい場合、エネル
ギ比が多少小さくても強度ステレオ処理を行うようにす
ることができ、高音質の符号化を行うことができること
となる。
【0034】(第6実施形態)図1は本実施形態におけ
るオーディオ信号符号化方法を示すフローチャートであ
る。なお、本実施形態において、負荷判定ステップ(S
104)以外の構成要件は、第1実施形態と名称および
動作が同じであり、第1実施形態において説明したの
で、説明を省略する。
【0035】本実施形態におけるオーディオ信号符号化
方法の負荷判定について、図7を用いてその動作を説明
する。まず、オーディオ信号のビットレートに対するサ
ンプリング周波数の比を算出する(S701)。ここ
で、具体的には、圧縮率を算出するようになっており、
圧縮率=量子化ビット数×サンプリング周波数×チャン
ネル数/ビットレートである。ここで、サンプリング周
波数は、図1の窓長選択処理(S101)が入力したオ
ーディオ信号のサンプリング周波数である。また、ビッ
トレートは、生成されるビットストリームのビットレー
トであって、すなわち、図1のストリーム生成処理(S
108)が出力するビットストリームの所定のビットレ
ートである。なお、量子化ビット数(例えば16bi
t)、および、チャンネル数(左チャンネルと右チャン
ネルで合計が2)は固定値であるから、量子化ビット数
およびチャンネル数は無視し、圧縮率=サンプリング周
波数/ビットレートとして算出するようにしてもよい。
次に、ビットレートに対するサンプリング周波数の比か
ら判定閾値を決定する(S702)。なお、判定閾値
は、圧縮率が所定の値より小さいときの閾値(第1の閾
値)を、圧縮率が所定の値より大きいときの閾値(第2
の閾値)より大きくする。また、オーディオ信号の左チ
ャンネル信号と右チャンネル信号の和信号および差信号
を生成する(S703)。次に、和信号と差信号のエネ
ルギを算出する(S704)。ここで、エネルギは、ス
ペクトルにおける各成分の振幅の二乗を総和し、算出す
る。次に、差信号のエネルギに対する和信号のエネルギ
の比(エネルギ比)を算出し(S705)、算出したエ
ネルギ比を、S702のステップが圧縮率に基づいて決
定した判定閾値と比較する(S706)。ここで、エネ
ルギ比が判定閾値より大きいとき、和差ステレオフラグ
を立てて和差ステレオ処理を許可し(S707)、エネ
ルギ比が判定閾値より大きくないとき、和差ステレオフ
ラグを消して和差ステレオ処理を禁止する(S70
8)。したがって、図1の和差ステレオ処理ステップ
(S106)は、差信号のエネルギに対する和信号のエ
ネルギの比が閾値より大きいときのみ和差ステレオ処理
を行う。
【0036】以上のように、本実施形態は、差信号のエ
ネルギに対する和信号のエネルギの比を、圧縮率に基づ
いて決定した閾値と比較するようになっているので、圧
縮率が小さい場合、エネルギ比が非常に大きいときのみ
強度ステレオ処理を行い、圧縮率が大きい場合、エネル
ギ比が多少小さくても強度ステレオ処理を行うようにす
ることができ、高音質の符号化を行うことができること
となる。
【0037】(第7実施形態)図9は本実施形態におけ
るオーディオ信号符号化装置を示すブロック図である。
図9において、窓長選択手段901は入力したオーディ
オ信号の時間的変動を監視し、時間分解能と周波数分解
能のいずれを重視するかを判定するものである。聴覚心
理モデル902は入力オーディオ信号を人間の聴覚特性
に従って分析し、量子化ノイズの許容量を算出するもの
である。MDCTフィルタ903は入力したオーディオ
信号を所定の帯域に分割するものである。なお、MDC
T(Modified Discrete Cosine Transfer)は、変形離
散コサイン変換である。負荷判定手段904は負荷を判
定するものである。強度ステレオ処理手段905は大き
い帯域における信号を音の定位方向と強さの情報のみに
圧縮するものである。和差ステレオ処理手段906は小
さい帯域における左チャンネル信号と右チャンネル信号
の和信号および差信号を、左チャンネル信号および右チ
ャンネル信号に置き換えるものである。量子化手段90
7は以上の処理が施された信号を量子化するものであ
る。ストリーム生成手段908は量子化手段の出力と制
御情報を多重化し、ビットストリームとして整形するも
のである。
【0038】図10は図9の負荷判定手段904を示す
ブロック図である。図10において、圧縮率算出手段1
001はオーディオ信号のビットレートに対するサンプ
リング周波数の比(圧縮率)を算出するものである。判
定手段1002は圧縮率算出手段1001が算出した圧
縮率と閾値記憶手段1004が予め記憶した所定の値と
を比較して強度ステレオ処理を実行するか否かを判定す
るものである。強度ステレオフラグ制御手段1003は
強度ステレオ処理の動作を制御する強度ステレオフラグ
(強度ステレオ処理を行うか行わないかを示すフラグ)
を操作するものである。
【0039】以上のように構成された本実施形態のオー
ディオ信号符号化装置の負荷判定について、図10を用
いてその動作を説明する。まず、圧縮率算出手段110
1は、オーディオ信号のビットレートとサンプリング周
波数の値を入力し、ビットレートとサンプリング周波数
とに基づいて圧縮率を算出する。具体的には、圧縮率=
量子化ビット数×サンプリング周波数×チャンネル数/
ビットレートとして算出する。ここで、サンプリング周
波数は、オーディオ信号符号化装置が外部から入力する
オーディオ信号のサンプリングの周波数であって、すな
わち、図9の窓長選択手段901が入力するオーディオ
信号のサンプリング周波数である。また、ビットレート
は、生成されるビットストリームのビットレートであっ
て、すなわち、図9のストリーム生成手段908が出力
するビットストリームの所定のビットレートである。な
お、量子化ビット数(例えば16bit)、および、チ
ャンネル数(左チャンネルと右チャンネルで合計が2)
は固定値であるから、量子化ビット数およびチャンネル
数は無視し、圧縮率=サンプリング周波数/ビットレー
トとして算出するようにしてもよい。次に、判定手段1
002は圧縮率算出手段1001が算出した圧縮率に基
づいて強度ステレオ処理を実行するか否かを判定する。
具体的には、圧縮率が所定の値より大きいとき、強度ス
テレオ処理を実行すると判定し、所定の値より大きくな
いとき、強度ステレオ処理を実行しないと判定する。次
に、強度ステレオフラグ制御手段1003は、強度ステ
レオ処理を実行するときは強度ステレオフラグを立て、
実行しないときは強度ステレオフラグを消す。したがっ
て、図9の強度ステレオ処理手段905は、オーディオ
信号の圧縮率が所定の値より大きいときのみ強度ステレ
オ処理を行う。
【0040】以上のように、本実施形態は、圧縮率が大
きいときにのみ強度ステレオ処理を行うようになってい
るので、高音質の符号化を行うことができることとな
る。
【0041】(第8実施形態)図9は本実施形態におけ
るオーディオ信号符号化装置を示すブロック図である。
なお、本実施形態において、負荷判定手段904以外の
構成要件は、第7実施形態と名称および動作が同じであ
り、第7実施形態において説明したので、説明を省略す
る。
【0042】図11は図9の負荷判定手段904を示す
ブロック図である。図11において、圧縮率算出手段1
101はオーディオ信号のビットレートに対するサンプ
リング周波数の比(圧縮率)を算出するものである。判
定手段1102は圧縮率算出手段1001が算出した圧
縮率と閾値記憶手段1104が予め記憶した所定の値と
を比較して和差ステレオ処理を実行するか否かを判定す
るものである。和差ステレオフラグ制御手段1103は
和差ステレオ処理の動作を制御する和差ステレオフラグ
(和差ステレオ処理を行うか行わないかを示すフラグ)
を操作するものである。
【0043】以上のように構成された本実施形態のオー
ディオ信号符号化装置の負荷判定について、図11を用
いてその動作を説明する。まず、圧縮率算出手段100
1は、オーディオ信号のビットレートとサンプリング周
波数の値を入力し、ビットレートとサンプリング周波数
とに基づいて圧縮率を算出する。具体的には、圧縮率=
量子化ビット数×サンプリング周波数×チャンネル数/
ビットレートとして算出する。ここで、サンプリング周
波数は、オーディオ信号符号化装置が外部から入力する
オーディオ信号のサンプリングの周波数であって、すな
わち、図9の窓長選択手段901が入力するオーディオ
信号のサンプリング周波数である。また、ビットレート
は、生成されるビットストリームのビットレートであっ
て、すなわち、図9のストリーム生成手段108が出力
するビットストリームの所定のビットレートである。な
お、量子化ビット数(例えば16bit)、および、チ
ャンネル数(左チャンネルと右チャンネルで合計が2)
は固定値であるから、量子化ビット数およびチャンネル
数は無視し、圧縮率=サンプリング周波数/ビットレー
トとして算出するようにしてもよい。次に、判定手段1
102は圧縮率算出手段1101が算出した圧縮率に基
づいて和差ステレオ処理を実行するか否かを判定する。
具体的には、圧縮率が所定の値より大きいとき、和差ス
テレオ処理を実行すると判定し、所定の値より大きくな
いとき、和差ステレオ処理を実行しないと判定する。次
に、和差ステレオフラグ制御手段1103は、和差ステ
レオ処理を実行するときは和差ステレオフラグを立て、
実行しないときは和差ステレオフラグを消す。したがっ
て、図9の和差ステレオ処理手段906は、オーディオ
信号の圧縮率が所定の値より大きいときのみ和差ステレ
オ処理を行う。
【0044】以上のように、本実施形態は、圧縮率が大
きいときにのみ和差ステレオ処理を行うようになってい
るので、高音質の符号化を行うことができることとな
る。
【0045】(第9実施形態)図9は本実施形態におけ
るオーディオ信号符号化装置を示すブロック図である。
なお、本実施形態において、負荷判定手段904以外の
構成要件は、第7実施形態と名称および動作が同じであ
り、第7実施形態において説明したので、説明を省略す
る。
【0046】図12は図9の負荷判定手段904を示す
ブロック図である。図12において、和信号生成手段1
201は左チャンネル信号と右チャンネル信号の和信号
を生成するものである。差信号生成手段1202は左チ
ャンネル信号と右チャンネル信号の差信号を生成するも
のである。和信号エネルギ算出手段1203は和信号の
エネルギを算出するものである。差信号エネルギ算出手
段1204は差信号のエネルギを算出するものである。
エネルギ比算出手段1205は和信号と差信号のエネル
ギの比を算出するものである。判定手段1206はエネ
ルギ比算出手段1205が算出したエネルギ比と閾値記
憶手段1208が予め記憶した所定の値とを比較して強
度ステレオ処理を実行するか否かを判定するものであ
る。強度ステレオフラグ制御手段1207は強度ステレ
オ処理の動作を制御する強度ステレオフラグ(強度ステ
レオ処理を行うか行わないかを示すフラグ)を操作する
ものである。
【0047】以上のように構成された本実施形態のオー
ディオ信号符号化装置の負荷判定について、図12を用
いてその動作を説明する。まず、和信号生成手段120
1は左チャンネル信号と右チャンネル信号について加算
を行い、和信号を出力する。また、差信号生成手段12
02は左チャンネル信号と右チャンネル信号について減
算を行い、差信号を出力する。次に、和信号エネルギ算
出手段1203は和信号生成手段1201が生成した和
信号のエネルギを算出する。また、差信号エネルギ算出
手段1204は差信号生成手段1202が生成した差信
号のエネルギを算出する。ここで、エネルギは、スペク
トルにおける各成分の振幅の二乗を総和し、算出する。
次に、エネルギ比算出手段1205は差信号のエネルギ
に対する和信号のエネルギの比(エネルギ比)を算出す
る。次に、判定手段1206はエネルギ比算出手段12
05が算出したエネルギ比を所定の値と比較し、エネル
ギ比が所定の値より大きいとき、強度ステレオ処理を実
行すると判定し、エネルギ比が所定の値より大きくない
とき、強度ステレオ処理を実行しないと判定する。次
に、強度ステレオフラグ制御手段1207は強度ステレ
オ処理を実行するときは強度ステレオフラグを立て、実
行しないときは強度ステレオフラグを消す。したがっ
て、図9の強度ステレオ処理手段905は、差信号のエ
ネルギに対する和信号のエネルギの比が所定の値より大
きいときのみ強度ステレオ処理を行う。
【0048】以上のように、本実施形態は、左右の信号
の相関が大きいときにのみ強度ステレオ処理を行うよう
になっているので、高音質の符号化を行うことができる
こととなる。
【0049】(第10実施形態)図9は本実施形態にお
けるオーディオ信号符号化装置を示すブロック図であ
る。なお、本実施形態において、負荷判定手段904以
外の構成要件は、第7実施形態と名称および動作が同じ
であり、第7実施形態において説明したので、説明を省
略する。
【0050】図13は図9の負荷判定手段904を示す
ブロック図である。図13において、和信号生成手段1
301は左チャンネル信号と右チャンネル信号の和信号
を生成するものである。差信号生成手段1302は左チ
ャンネル信号と右チャンネル信号の差信号を生成するも
のである。和信号エネルギ算出手段1303は和信号の
エネルギを算出するものである。差信号エネルギ算出手
段1304は差信号のエネルギを算出するものである。
エネルギ比算出手段1305は和信号と差信号のエネル
ギの比を算出するものである。判定手段1306はエネ
ルギ比算出手段1305が算出したエネルギ比と閾値記
憶手段1308が予め記憶した所定の値とを比較して和
差ステレオ処理を実行するか否かを判定するものであ
る。和差ステレオフラグ制御手段1307は和差ステレ
オ処理の動作を制御する和差ステレオフラグ(和差ステ
レオ処理を行うか行わないかを示すフラグ)を操作する
ものである。
【0051】以上のように構成された本実施形態のオー
ディオ信号符号化装置の負荷判定について、図13を用
いてその動作を説明する。まず、和信号生成手段130
1は左チャンネル信号と右チャンネル信号について加算
を行い、和信号を出力する。また、差信号生成手段13
02は左チャンネル信号と右チャンネル信号について減
算を行い、差信号を出力する。次に、和信号エネルギ算
出手段1303は和信号生成手段1301が生成した和
信号のエネルギを算出する。また、差信号エネルギ算出
手段1304は差信号生成手段1302が生成した差信
号のエネルギを算出する。ここで、エネルギは、スペク
トルにおける各成分の振幅の二乗を総和し、算出する。
次に、エネルギ比算出手段1305は差信号のエネルギ
に対する和信号のエネルギの比(エネルギ比)を算出す
る。次に、判定手段1306はエネルギ比算出手段13
05が算出したエネルギ比を所定の値と比較し、エネル
ギ比が所定の値より大きいとき、和差ステレオ処理を実
行すると判定し、エネルギ比が所定の値より大きくない
とき、和差ステレオ処理を実行しないと判定する。次
に、和差ステレオフラグ制御手段1307は和差ステレ
オ処理を実行するときは和差ステレオフラグを立て、実
行しないときは和差ステレオフラグを消す。したがっ
て、図9の和差ステレオ処理手段906は、差信号のエ
ネルギに対する和信号のエネルギの比が所定の値より大
きいときのみ和差ステレオ処理を行う。
【0052】以上のように、本実施形態は、左右の信号
の相関が大きいときにのみ和差ステレオ処理を行うよう
になっているので、高音質の符号化を行うことができる
こととなる。
【0053】(第11実施形態)図9は本実施形態にお
けるオーディオ信号符号化装置を示すブロック図であ
る。なお、本実施形態において、負荷判定手段904以
外の構成要件は、第7実施形態と名称および動作が同じ
であり、第7実施形態において説明したので、説明を省
略する。
【0054】図14は図9の負荷判定手段904を示す
ブロック図である。図14において、圧縮率算出手段1
401はオーディオ信号のビットレートに対するサンプ
リング周波数の比(圧縮率)を算出するものである。閾
値決定手段1402は圧縮率に基づいて後述の相関の判
定に用いる閾値を決定するものである。和信号生成手段
1403は左チャンネル信号と右チャンネル信号の和信
号を生成するものである。差信号生成手段1404は左
チャンネル信号と右チャンネル信号の差信号を生成する
ものである。和信号エネルギ算出手段1405は和信号
のエネルギを算出するものである。差信号エネルギ算出
手段1406は差信号のエネルギを算出するものであ
る。エネルギ比算出手段1407は和信号と差信号のエ
ネルギの比を算出するものである。判定手段1408は
エネルギ比算出手段1407が算出したエネルギ比を閾
値決定手段1402が決定した閾値と比較して強度ステ
レオ処理を実行するか否かを判定するものである。強度
ステレオフラグ制御手段1409は強度ステレオ処理の
動作を制御する強度ステレオフラグ(強度ステレオ処理
を行うか行わないかを示すフラグ)を操作するものであ
る。
【0055】以上のように構成された本実施形態のオー
ディオ信号符号化装置の負荷判定について、図14を用
いてその動作を説明する。まず、圧縮率算出手段140
1は、オーディオ信号のビットレートとサンプリング周
波数の値を入力し、ビットレートとサンプリング周波数
とに基づいて圧縮率を算出する。具体的には、圧縮率=
量子化ビット数×サンプリング周波数×チャンネル数/
ビットレートとして算出する。ここで、サンプリング周
波数は、オーディオ信号符号化装置が外部から入力する
オーディオ信号のサンプリングの周波数であって、すな
わち、図9の窓長選択手段901が入力するオーディオ
信号のサンプリング周波数である。また、ビットレート
は、生成されるビットストリームのビットレートであっ
て、すなわち、図9のストリーム生成手段908が出力
するビットストリームの所定のビットレートである。な
お、量子化ビット数(例えば16bit)、および、チ
ャンネル数(左チャンネルと右チャンネルで合計が2)
は固定値であるから、量子化ビット数およびチャンネル
数は無視し、圧縮率=サンプリング周波数/ビットレー
トとして算出するようにしてもよい。次に、閾値決定手
段1402は、圧縮率算出手段1401が算出した圧縮
率に基づいて、判定手段1408で使用する閾値を決定
する。なお、閾値は、圧縮率が所定の値より小さいとき
の閾値(第1の閾値)を、圧縮率が所定の値より大きい
ときの閾値(第2の閾値)より大きくする。次に、和信
号生成手段1403は左チャンネル信号と右チャンネル
信号について加算を行い、和信号を出力する。また、差
信号生成手段1404は左チャンネル信号と右チャンネ
ル信号について減算を行い、差信号を出力する。次に、
和信号エネルギ算出手段1405は和信号生成手段14
03が生成した和信号のエネルギを算出する。また、差
信号エネルギ算出手段1406は差信号生成手段140
4が生成した差信号のエネルギを算出する。ここで、エ
ネルギは、スペクトルにおける各成分の振幅の二乗を総
和し、算出する。次に、エネルギ比算出手段1407は
差信号のエネルギに対する和信号のエネルギの比(エネ
ルギ比)を算出する。次に、判定手段1408は、エネ
ルギ比算出手段1407が算出したエネルギ比を閾値決
定手段1402が決定した閾値と比較し、エネルギ比が
閾値より大きいとき、強度ステレオ処理を実行すると判
定し、エネルギ比が閾値より大きくないとき、強度ステ
レオ処理を実行しないと判定する。次に、強度ステレオ
フラグ制御手段1409は強度ステレオ処理を実行する
ときは強度ステレオフラグを立て、実行しないときは強
度ステレオフラグを消す。したがって、図9の強度ステ
レオ処理手段905は、差信号のエネルギに対する和信
号のエネルギの比が閾値より大きいときのみ強度ステレ
オ処理を行う。
【0056】以上のように、本実施形態は、圧縮率が小
さい場合、エネルギ比が非常に大きいときのみ強度ステ
レオ処理を行い、圧縮率が大きい場合、エネルギ比が多
少小さくても強度ステレオ処理を行うようにすることが
でき、高音質の符号化を行うことができることとなる。
【0057】(第12実施形態)図9は本実施形態にお
けるオーディオ信号符号化装置を示すブロック図であ
る。なお、本実施形態において、負荷判定手段904以
外の構成要件は、第7実施形態と名称および動作が同じ
であり、第7実施形態において説明したので、説明を省
略する。
【0058】図15は図9の負荷判定手段904を示す
ブロック図である。図15において、圧縮率算出手段1
501はオーディオ信号のビットレートに対するサンプ
リング周波数の比(圧縮率)を算出するものである。閾
値決定手段1502は圧縮率に基づいて後述の相関の判
定に用いる閾値を決定するものである。和信号生成手段
1503は左チャンネル信号と右チャンネル信号の和信
号を生成するものである。差信号生成手段1504は左
チャンネル信号と右チャンネル信号の差信号を生成する
ものである。和信号エネルギ算出手段1505は和信号
のエネルギを算出するものである。差信号エネルギ算出
手段1506は差信号のエネルギを算出するものであ
る。エネルギ比算出手段1507は和信号と差信号のエ
ネルギの比を算出するものである。判定手段1508は
エネルギ比算出手段1507が算出したエネルギ比を閾
値決定手段1502が決定した閾値と比較して和差ステ
レオ処理を実行するか否かを判定するものである。和差
ステレオフラグ制御手段1509は和差ステレオ処理の
動作を制御する和差ステレオフラグ(和差ステレオ処理
を行うか行わないかを示すフラグ)を操作するものであ
る。
【0059】以上のように構成された本実施形態のオー
ディオ信号符号化装置の負荷判定について、図15を用
いてその動作を説明する。まず、圧縮率算出手段150
1は、オーディオ信号のビットレートとサンプリング周
波数の値を入力し、ビットレートとサンプリング周波数
とに基づいて圧縮率を算出する。具体的には、圧縮率=
量子化ビット数×サンプリング周波数×チャンネル数/
ビットレートとして算出する。ここで、サンプリング周
波数は、オーディオ信号符号化装置が外部から入力する
オーディオ信号のサンプリングの周波数であって、すな
わち、図9の窓長選択手段901が入力するオーディオ
信号のサンプリング周波数である。また、ビットレート
は、生成されるビットストリームのビットレートであっ
て、すなわち、図9のストリーム生成手段908が出力
するビットストリームの所定のビットレートである。な
お、量子化ビット数(例えば16bit)、および、チ
ャンネル数(左チャンネルと右チャンネルで合計が2)
は固定値であるから、量子化ビット数およびチャンネル
数は無視し、圧縮率=サンプリング周波数/ビットレー
トとして算出するようにしてもよい。次に、閾値決定手
段1502は、圧縮率算出手段1501が算出した圧縮
率に基づいて、判定手段1508で使用する閾値を決定
する。なお、閾値は、圧縮率が所定の値より小さいとき
の閾値(第1の閾値)を、圧縮率が所定の値より大きい
ときの閾値(第2の閾値)より大きくする。次に、和信
号生成手段1503は左チャンネル信号と右チャンネル
信号について加算を行い、和信号を出力する。また、差
信号生成手段1504は左チャンネル信号と右チャンネ
ル信号について減算を行い、差信号を出力する。次に、
和信号エネルギ算出手段1505は和信号生成手段15
03が生成した和信号のエネルギを算出する。また、差
信号エネルギ算出手段1506は差信号生成手段150
4が生成した差信号のエネルギを算出する。ここで、エ
ネルギは、スペクトルにおける各成分の振幅の二乗を総
和し、算出する。次に、エネルギ比算出手段1507は
差信号のエネルギに対する和信号のエネルギの比(エネ
ルギ比)を算出する。次に、判定手段1508は、エネ
ルギ比算出手段1507が算出したエネルギ比を閾値決
定手段1502が決定した閾値と比較し、エネルギ比が
閾値より大きいとき、和差ステレオ処理を実行すると判
定し、エネルギ比が閾値より大きくないとき、和差ステ
レオ処理を実行しないと判定する。次に、和差ステレオ
フラグ制御手段1509は和差ステレオ処理を実行する
ときは和差ステレオフラグを立て、実行しないときは和
差ステレオフラグを消す。したがって、図9の和差ステ
レオ処理手段906は、差信号のエネルギに対する和信
号のエネルギの比が閾値より大きいときのみ和差ステレ
オ処理を行う。
【0060】以上のように、本実施形態は、圧縮率が小
さい場合、エネルギ比が非常に大きいときのみ強度ステ
レオ処理を行い、圧縮率が大きい場合、エネルギ比が多
少小さくても強度ステレオ処理を行うようにすることが
でき、高音質の符号化を行うことができることとなる。
【0061】また、以上説明した第1実施形態から第1
2実施形態のオーディオ信号符号化方法およびオーディ
オ信号符号化装置を用いて音楽配信を行う。本発明の音
楽配信方法は、前述のオーディオ信号符号化方法によっ
てオーディオ信号を符号化し、生成されたビットストリ
ームからなる音楽データを、インターネット、移動体通
信網、その他のネットワークを介して配信する。また、
本発明の音楽配信システムは、少なくとも、前述のオー
ディオ信号符号化装置と、前述のオーディオ信号符号化
装置がオーディオ信号を符号化して生成したビットスト
リームからなる音楽データをインターネット、移動通信
網、その他のネットワークに送出(配信)する通信装置
とを備える。
【0062】
【発明の効果】本発明は、音質の劣化が少なく高音質の
符号化を行うことができるという優れた効果を有するオ
ーディオ信号符合化方法およびオーディオ信号符号化装
置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオーディオ信号符号化方法を示す
フローチャート
【図2】第1実施形態における負荷判定処理を示すフロ
ーチャート
【図3】第2実施形態における負荷判定処理を示すフロ
ーチャート
【図4】第3実施形態における負荷判定処理を示すフロ
ーチャート
【図5】第4実施形態における負荷判定処理を示すフロ
ーチャート
【図6】第5実施形態における負荷判定処理を示すフロ
ーチャート
【図7】第6実施形態における負荷判定処理を示すフロ
ーチャート
【図8】従来のオーディオ信号符号化方法を示すフロー
チャート
【図9】本発明に係るオーディオ信号符号化装置を示す
ブロック図
【図10】第7実施形態における負荷判定手段を示すブ
ロック図
【図11】第8実施形態における負荷判定手段を示すブ
ロック図
【図12】第9実施形態における負荷判定手段を示すブ
ロック図
【図13】第10実施形態における負荷判定手段を示す
ブロック図
【図14】第11実施形態における負荷判定手段を示す
ブロック図
【図15】第12実施形態における負荷判定手段を示す
ブロック図
【符号の説明】
901 窓長選択手段 902 聴覚心理モデル 903 MDCTフィルタ 904 負荷判定手段 905 強度ステレオ処理手段 906 和差ステレオ処理手段 907 量子化手段 908 ストリーム生成手段 1001 圧縮率算出手段 1002 判定手段 1003 強度ステレオフラグ制御手段 1004 閾値記憶手段 1101 圧縮率算出手段 1102 判定手段 1103 和差ステレオフラグ制御手段 1104 閾値記憶手段 1201 和信号生成手段 1202 差信号生成手段 1203 和信号エネルギ算出手段 1204 差信号エネルギ算出手段 1205 エネルギ比算出手段 1206 判定手段 1207 強度ステレオフラグ制御手段 1208 閾値記憶手段 1301 和信号生成手段 1302 差信号生成手段 1303 和信号エネルギ算出手段 1304 差信号エネルギ算出手段 1305 エネルギ比算出手段 1306 判定手段 1307 和差ステレオフラグ制御手段 1308 閾値記憶手段 1401 圧縮率算出手段 1402 閾値決定手段 1403 和信号生成手段 1404 差信号生成手段 1405 和信号エネルギ算出手段 1406 差信号エネルギ算出手段 1407 エネルギ比算出手段 1408 判定手段 1409 強度ステレオフラグ制御手段 1501 圧縮率算出手段 1502 閾値決定手段 1503 和信号生成手段 1504 差信号生成手段 1505 和信号エネルギ算出手段 1506 差信号エネルギ算出手段 1507 エネルギ比算出手段 1508 判定手段 1509 和差ステレオフラグ制御手段
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Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号のビットレートとサンプ
    リング周波数とに基づいて圧縮率を算出するステップ
    と、前記圧縮率を所定の値と比較するステップと、前記
    圧縮率が所定の値より大きいときにのみ強度ステレオ処
    理を行うステップとを備えたことを特徴とするオーディ
    オ信号符号化方法。
  2. 【請求項2】 オーディオ信号のビットレートとサンプ
    リング周波数とに基づいて圧縮率を算出するステップ
    と、前記圧縮率を所定の値と比較するステップと、前記
    圧縮率が所定の値より大きいときにのみ和差ステレオ処
    理を行うステップとを備えたことを特徴とするオーディ
    オ信号符号化方法。
  3. 【請求項3】 オーディオ信号の左チャンネル信号およ
    び右チャンネル信号について和信号および差信号を生成
    するステップと、前記差信号のエネルギに対する前記和
    信号のエネルギの比を算出するステップと、前記エネル
    ギの比を所定の値と比較するステップと、前記エネルギ
    の比が所定の値より大きいときにのみ強度ステレオ処理
    を行うステップとを備えたことを特徴とするオーディオ
    信号符号化方法。
  4. 【請求項4】 オーディオ信号の左チャンネル信号およ
    び右チャンネル信号について和信号および差信号を生成
    するステップと、前記差信号のエネルギに対する前記和
    信号のエネルギの比を算出するステップと、前記エネル
    ギの比を所定の値と比較するステップと、前記エネルギ
    の比が所定の値より大きいときにのみ和差ステレオ処理
    を行うステップとを備えたことを特徴とするオーディオ
    信号符号化方法。
  5. 【請求項5】 オーディオ信号のビットレートとサンプ
    リング周波数とに基づいて圧縮率を算出するステップ
    と、前記オーディオ信号の左チャンネル信号および右チ
    ャンネル信号について和信号および差信号を生成するス
    テップと、前記差信号のエネルギに対する前記和信号の
    エネルギの比を算出するステップと、前記エネルギの比
    を、前記圧縮率に基づいて決定した閾値と比較するステ
    ップと、前記エネルギの比が前記閾値より大きいときに
    のみ強度ステレオ処理を行うステップとを備えたことを
    特徴とするオーディオ信号符号化方法。
  6. 【請求項6】 オーディオ信号のビットレートとサンプ
    リング周波数とに基づいて圧縮率を算出するステップ
    と、前記オーディオ信号の左チャンネル信号および右チ
    ャンネル信号について和信号および差信号を生成するス
    テップと、前記差信号のエネルギに対する前記和信号の
    エネルギの比を算出するステップと、前記エネルギの比
    を、前記圧縮率に基づいて決定した閾値と比較するステ
    ップと、前記エネルギの比が前記閾値より大きいときに
    のみ和差ステレオ処理を行うステップとを備えたことを
    特徴とするオーディオ信号符号化方法。
  7. 【請求項7】 オーディオ信号のビットレートとサンプ
    リング周波数とに基づいて圧縮率を算出する圧縮率算出
    手段と、前記圧縮率に基づいて強度ステレオ処理を行う
    か否かを判定する判定手段と、前記判定の結果に基づい
    て強度ステレオ処理を行う強度ステレオ処理手段とを備
    えたことを特徴とするオーディオ信号符号化装置。
  8. 【請求項8】 オーディオ信号のビットレートとサンプ
    リング周波数とに基づいて圧縮率を算出する圧縮率算出
    手段と、前記圧縮率に基づいて和差ステレオ処理を行う
    か否かを判定する判定手段と、前記判定の結果に基づい
    て和差ステレオ処理を行う和差ステレオ処理手段とを備
    えたことを特徴とするオーディオ信号符号化装置。
  9. 【請求項9】 オーディオ信号の左チャンネル信号と右
    チャンネル信号の和信号を生成する和信号生成手段と、
    前記オーディオ信号の左チャンネル信号と右チャンネル
    信号の差信号を生成する差信号生成手段と、前記和信号
    のエネルギを算出する和信号エネルギ算出手段と、前記
    差信号のエネルギを算出する差信号エネルギ算出手段
    と、前記和信号のエネルギと前記差信号のエネルギの比
    を算出するエネルギ比算出手段と、前記エネルギの比に
    基づいて強度ステレオ処理を行うか否かを判定する判定
    手段と、前記判定の結果に基づいて強度ステレオ処理を
    行う強度ステレオ処理手段とを備えたことを特徴とする
    オーディオ信号符号化装置。
  10. 【請求項10】 オーディオ信号の左チャンネル信号と
    右チャンネル信号の和信号を生成する和信号生成手段
    と、前記オーディオ信号の左チャンネル信号と右チャン
    ネル信号の差信号を生成する差信号生成手段と、前記和
    信号のエネルギを算出する和信号エネルギ算出手段と、
    前記差信号のエネルギを算出する差信号エネルギ算出手
    段と、前記和信号のエネルギと前記差信号のエネルギの
    比を算出するエネルギ比算出手段と、前記エネルギの比
    に基づいて和差ステレオ処理を行うか否かを判定する判
    定手段と、前記判定の結果に基づいて和差ステレオ処理
    を行う和差ステレオ処理手段とを備えたことを特徴とす
    るオーディオ信号符号化装置。
  11. 【請求項11】 オーディオ信号のビットレートとサン
    プリング周波数とに基づいて圧縮率を算出する圧縮率算
    出手段と、前記オーディオ信号の左チャンネル信号と右
    チャンネル信号の和信号を生成する和信号生成手段と、
    前記オーディオ信号の左チャンネル信号と右チャンネル
    信号の差信号を生成する差信号生成手段と、前記和信号
    のエネルギを算出する和信号エネルギ算出手段と、前記
    差信号のエネルギを算出する差信号エネルギ算出手段
    と、前記和信号のエネルギと前記差信号のエネルギの比
    を算出するエネルギ比算出手段と、前記エネルギの比を
    前記圧縮率に基づいて決定した閾値と比較し、強度ステ
    レオ処理を行うか否かを判定する判定手段と、前記判定
    の結果に基づいて強度ステレオ処理を行う強度ステレオ
    処理手段とを備えたことを特徴とするオーディオ信号符
    号化装置。
  12. 【請求項12】 オーディオ信号のビットレートとサン
    プリング周波数とに基づいて圧縮率を算出する圧縮率算
    出手段と、前記オーディオ信号の左チャンネル信号と右
    チャンネル信号の和信号を生成する和信号生成手段と、
    前記オーディオ信号の左チャンネル信号と右チャンネル
    信号の差信号を生成する差信号生成手段と、前記和信号
    のエネルギを算出する和信号エネルギ算出手段と、前記
    差信号のエネルギを算出する差信号エネルギ算出手段
    と、前記和信号のエネルギと前記差信号のエネルギの比
    を算出するエネルギ比算出手段と、前記エネルギの比を
    前記圧縮率に基づいて決定した閾値と比較し、和差ステ
    レオ処理を行うか否かを判定する判定手段と、前記判定
    の結果に基づいて和差ステレオ処理を行う和差ステレオ
    処理手段とを備えたことを特徴とするオーディオ信号符
    号化装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項6いずれかに記載
    のオーディオ信号符号化方法によってオーディオ信号を
    符号化し、生成された音楽データを配信することを特徴
    とする音楽配信方法。
  14. 【請求項14】 請求項7乃至請求項12いずれかに記
    載のオーディオ信号符号化装置と、前記オーディオ信号
    符号化装置がオーディオ信号を符号化して生成した音楽
    データを配信する通信装置とを備えたことと特徴とする
    音楽配信システム。
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