JPH0669811A - 符号化回路及び復号化回路 - Google Patents

符号化回路及び復号化回路

Info

Publication number
JPH0669811A
JPH0669811A JP4222569A JP22256992A JPH0669811A JP H0669811 A JPH0669811 A JP H0669811A JP 4222569 A JP4222569 A JP 4222569A JP 22256992 A JP22256992 A JP 22256992A JP H0669811 A JPH0669811 A JP H0669811A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit
signal
bit rate
encoding
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4222569A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Takeo
幸次 武尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP4222569A priority Critical patent/JPH0669811A/ja
Publication of JPH0669811A publication Critical patent/JPH0669811A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送路網のデータ伝送量や相手復号化装置な
どからの伝送品質要求情報に基づき、最適な符号化ビッ
ト数及び符号化データ量にさせることができる。 【構成】 ビットレート制御部5は交換機7bからの現
在のビットレート情報及び復号化装置からの要求ビット
レート情報が供給されると、現在のビットレートと要求
ビットレートとの比較を行う。現在のビットレートが要
求ビットレートに対して余裕があれば、要求ビットレー
トを上げるためにスケールファクタ閾値を小さくさせる
制御をビット配分算出部3a、3bに対して行う。ビッ
ト配分算出部3a、3bは小さく変更制御されたスケー
ルファクタ閾値によって削除する配分ビット数を決め
る。例えば、小さいスケールファクタ閾値にされると、
ビット削除部4a、4bで削除するビット数が少なくな
り、合成器6に供給される符号化データ量は大きくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は符号化回路及び復号化
回路に関し、適応予測符号化方式に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、適応予測符号化方式を使用して、
音声信号や音響信号や、画像信号などを圧縮して伝送す
ることが行われている。
【0003】図2は従来例の適応予測符号化(ADPC
M)回路の機能ブロック図であり、図3は従来例の適応
予測復号化(ADPCM)回路の機能ブロック図であ
る。
【0004】この図2において、音響信号はA/D変換
器79でデジタル信号に変換され、直交ミラーフィルタ
(QMF)80に供給される。直交ミラーフィルタ(Q
MF)80は帯域2分割を行い、例えば低域信号をAD
PCM符号化部81aに供給して符号化を行う。その他
高域信号をADPCM符号化部82bに供給して符号化
を行う。ADPCM符号化部81aの符号化データはビ
ット削除部(BD)83aに供給する。ADPCM符号
化部82bの符号化データはビット削除部(BD)83
bに供給する。
【0005】また、ADPCM符号化部81aはスケー
ルファクタ(SF)(量子化ステップサイズ、量子化ス
テップ幅)を検出してビット配分算出部82aに供給す
る。ADPCM符号化部81bもスケールファクタ(S
F)を検出してビット配分算出部82bに供給する。ビ
ット配分算出部82aはスケールファクタ閾値(SFt
h)と比較して、エンベテッド方式により削除するビッ
ト配分IBを算出してビット削除部(BD)83aと合
成器(MUX)84に供給する。ビット配分算出部82
bもスケールファクタ閾値(SFth)と比較して、エ
ンベテッド方式によって削除するビット配分IBを算出
してビット削除部(BD)83bと合成器(MUX)8
4に供給する。
【0006】ビット削除部(BD)83aは符号化デー
タからビット配分IB、例えば2ビット分削除して合成
器(MUX)84に供給する。また、ビット削除部(B
D)83bも符号化データからビット配分IB、例えば
2ビット分削除して合成器(MUX)84に供給する。
合成器(MUX)84は、上記によってビット削除され
た符号化データと削除したビット配分IBとを合成した
符号化データを伝送路網に出力する。
【0007】図3の復号化回路において、伝送路網から
符号化データが分離器(DEMUX)86に供給される
と符号化データは低域信号と高域信号に分離されて、ビ
ット付加器(BA)87aと87bに供給される。ビッ
ト付加器(BA)87aは、エンベテッド方式によって
ビット配分算出部89aからの情報によって削除された
ビット数分付加してADPCM復号化部88aに供給す
る。ビット付加器(BA)87aもエンベテッド方式に
よってビット配分算出部89bからの情報によって削除
されたビット数分付加してADPCM復号化部88bに
供給する。
【0008】ADPCM復号化部88aはADPCM復
号化を行い復号化データを直交ミラーフィルタ(QM
F)90に供給すると共に、スケールファクタ(SF)
をビット配分算出部(BAC)89aに供給する。AD
PCM復号化部88bもADPCM復号化を行い復号化
データを直交ミラーフィルタ(QMF)90に供給する
と共に、スケールファクタ(SF)をビット配分算出部
(BAC)89bに供給する。ビット配分算出部(BA
C)89aは供給されるスケールファクタ(SF)とス
ケールファクタ閾値(SFth)との比較を行い、ビッ
ト配分IBを算出し、ビット付加部(BA)87aに供
給する。また、ビット配分算出部(BAC)89bも供
給されるスケールファクタ(SF)とスケールファクタ
閾値(SFth)との比較を行い、ビット配分IBを算
出し、ビット付加部(BA)87bに供給する。
【0009】直交ミラーフィルタ(QMF)90は、低
域の復号化データと高域の復号化データとの帯域合成を
行い復号化データを出力して、D/A変換器91に供給
して音響信号を再生出力することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の符号化回
路及び復号化回路では、ADPCM符号化部81及びA
DPCM復号化部88の量子化及び逆量子化ビットの量
子化ステップサイズを変化わせて入力音響信号に適応さ
せている。
【0011】しかしながら、符号化回路から伝送路網に
出力された符号化データは、伝送路網の公衆電話回線又
はISDN回線などの交換機を介して相手側復号化回路
に供給される場合に、伝送路網が他の端末装置の符号化
回路などから出力された符号化データなどによって回線
が混雑していても現在の符号化によって符号化データを
出力することがあるので、伝送路網を一層混雑させる。
【0012】また、伝送路網が混雑していない場合に
は、上述の符号化回路でエンベテッド方式を使用するこ
とによって、符号化データの伝送情報が削られることに
よって、復号化回路で音響信号を再生した場合の信号品
質が悪くなるという問題もある。
【0013】また、復号化回路で再生された音響信号の
品質が悪い場合であっても、送信側の符号化回路に対し
て符号化の品質を上げさせる様なことができないという
問題もある。
【0014】また、受信信号品質が過剰品質にも関わら
ず、符号化データの伝送量が変更されない場合には、伝
送量に対応して課せられる課金が大きくなるという問題
もある。
【0015】従って、伝送路網の伝送量などの混雑状況
や相手復号化回路による受信信号品質によっては、符号
化の品質を変更できる符号化回路及び復号化回路が要請
されている。
【0016】この発明は、以上の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的とするところは、伝送路網のデータ
伝送量や相手復号化装置などからの伝送品質要求情報に
基づき、最適な符号化ビット数及び符号化データ量にさ
せることができる符号化回路及び復号化回路を提供する
ことである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の符号化回路
は、以上の目的を達成するために、入力信号を適応符号
化して適応符号化信号を得る符号化回路において、以下
の特徴的な各手段を備えて実現した。
【0018】つまり、伝送路網状況情報(例えば、伝送
路網の伝送量の混雑状況を表す情報、例えば、伝送量、
伝送トラフィック量、回線使用状況の情報など)又は相
手復号化回路から伝送品質要求情報(例えば、符号化伝
送品質を上げさせる旨の要求情報、または、過剰符号化
伝送品質を抑制させる旨の要求情報など)を与えられ、
上記情報に基づき上記適応符号化の符号化ビット数を可
変制御する符号化制御手段と、上記可変制御における符
号化制御情報を上記適応符号化信号と共に出力する出力
手段とを備えることを特徴とする。
【0019】また、この発明の復号化回路は、符号化回
路からの適応符号化信号を復号化する復号化回路におい
て、以下の特徴的な各手段を備えて実現した。
【0020】つまり、上記復号化によって得られた復号
化信号の品質を検出する信号品質検出手段と、上記信号
品質検出手段によって得られる信号品質を判断し、信号
品質の変更が必要であると判断されると相手符号化回路
に対し伝送品質要求情報を出力する伝送品質要求情報出
力手段とを備えることを特徴とする。
【0021】
【作用】この発明の符号化回路によれば、符号化制御手
段は伝送路網からの伝送路網状況情報又は相手復号化回
路からの伝送品質要求情報を与えられると、これらのい
ずれかの情報に応じて、符号化ビット数を上げたり、下
げたりさせることができるので、伝送路の状況や相手復
号化回路の復号化信号品質などに応じて柔軟に符号化デ
ータ量を変更させることができる。
【0022】また、この発明の復号化回路によれば、信
号品質検出手段で復号化信号の信号品質を検出して、例
えば、この信号品質が悪い場合には、符号化回路に対し
て伝送品質要求情報を出力することができるので、符号
化回路の符号化制御手段は符号化データ数を最適に変更
させることができる。
【0023】従って、伝送路状況や相手復号化品質に応
じて柔軟に符号化ビット数及び符号化データ量を変更さ
せることができる。
【0024】
【実施例】次にこの発明に係る符号化装置及び復号化装
置の好適な一実施例を図面を用いて説明する。
【0025】以下の一実施例においても上述の従来の様
にADPCM符号化方式とエンベテッド方式を使用した
符号化装置及び復号化装置を例に説明する。
【0026】図1はこの一実施例の符号化装置の機能ブ
ロック図である。
【0027】この図1において、符号化装置は従来の図
2の機能構成に加え、ビットレート制御部(BRC)5
と、伝送路網7aに接続されている交換機7bとから構
成されている。
【0028】図5はこの一実施例のADPCM符号化部
2a、2bの機能ブロック図である。
【0029】この図5において、ADPCM符号化部2
a、2bは、減算器26と、量子化器21と、ビット削
除器22と、逆量子化器24と、スケールファクタ算出
器23と、予測器25と、加算器27とから構成されて
いる。
【0030】上記図1及び図5による符号化装置の動作
は図7の動作フローチャートを用いて説明する。
【0031】図7はこの一実施例の符号化装置の動作フ
ローチャートである。
【0032】この図7において、直交ミラーフィルタ
(QMF)1から各帯域信号Sg1、Sg2がそれぞれ
ADPCM符号化部2a、2bに供給されると(S4
0)、減算器26において帯域信号と予測信号との差を
残差信号を求める(S41)。この残差信号は量子化器
21に供給され、ここで6ビットで量子化される(S4
2)。この量子化信号はビット削除器22とビット削除
部(BD)4a、4bに供給される。
【0033】ビット削除器22では6ビット量子化信号
から2ビット削除して(S43)、4ビット量子化信号
を逆量子化器24とスケールファクタ算出器23に供給
される。逆量子化器24は4ビットで逆量子化を行い逆
量子化信号を加算器27と予測器25とに供給する(S
44)。予測器25は加算器27の加算出力と4ビット
逆量子化信号を用いて次の信号の予測を行う(S4
5)。
【0034】一方、スケールファクタ算出器23は、2
ビット削除して得られた4ビット量子化信号からスケー
ルファクタ(SF)を求めて、量子化器21と逆量子化
器24とビット配分算出部30に供給する(S48)。
このスケールファクタ(SF)は、適応化された量子化
幅による量子化結果が、絶対値的に常に許容レベルの中
央付近にあるようにスケールファクタを1以上のにさせ
たり、1以下にさせたりして最適に変更される。そし
て、ビット配分算出部30は次サンプル信号のビット配
分を算出して配分ビット数情報をビット削除部(BD)
4a、4bと合成器(MUX)6に供給する(S4
9)。
【0035】合成器(MUX)6は、供給される低域及
び高域の符号化データと配分ビット情報IBとを合成し
た符号化伝送データを伝送路網7aに出力する。
【0036】また、上記ビットレート制御部(BRC)
5の動作については、図8の動作フローチャートを用い
て説明する。
【0037】図8はこの一実施例のビットレート制御部
(BRC)5、12によるスケールファクタ閾値(SF
th)制御の動作フローチャートである。
【0038】この図8において、ビットレート制御部
(BRC)5、12は合成器(MUX)6又は分離器
(DEMUX)8から現在の伝送ビットレート情報と相
手からの要求伝送ビットレート情報を与えられると(S
54)、次の3つの内のいずれかの判断を行う。現在
の伝送ビットレートに対して要求伝送ビットレートが超
過状態(大きい状態)であれば、スケールファクタ閾値
(SFth)を大きくさせる制御を行うため(S5
5)、ビット配分算出部(BAC)3a、3b、10
a、10bに大きく変更させる指示命令を行う(S5
8)。
【0039】また、現在の伝送ビットレートに対して
要求伝送ビットレートが小さい状態であれば、スケール
ファクタ閾値(SFth)を小さくさせる制御を行うた
め(S56)、ビット配分算出部(BAC)3a、3
b、10a、10bに小さく変更させる指示命令を行う
(S58)。
【0040】また、リセット状態(初期状態)にさせ
る場合は、スケールファクタ閾値(SFth)を初期値
に設定させる制御を行うため(S57)、ビット配分算
出部(BAC)3a、3b、10a、10bに初期値に
させる指示命令を行う(S58)。
【0041】図9はこの一実施例のビット配分算出部
(BAC)3a、3b、10a、10bの動作フローチ
ャートである。
【0042】この図9において、まず初期設定として、
スケールファクタ閾値(SFth)、最低配分ビット数
IBmin、最高配分ビット数IBmaxを決めて設定
する(S60)。尚、最低配分ビット数IBmin、最
高配分ビット数IBmaxは、扱う帯域の量子化器とエ
ンベテッドで何ビット削除するかによって決められる。
また、スケールファクタ閾値(SFth)は伝送品質や
伝送ビットレートなどを考慮して決められる。
【0043】次にビット配分算出部(BAC)3a、3
b、10a、10bは、スケールファクタ(SF)をA
DPCM符号化部2a、2bのスケールファクタ算出器
23又はADPCM復号化部11a、11bのスケール
ファクタ算出器35から与えられる(S61)。
【0044】次にビットレート制御部(BRC)5又は
12よりスケールファクタ閾値(SFth)に対する変
更要求の指示命令が供給されると、この命令に従い変更
を行う(S63)。
【0045】次に配分ビットIBを最低配分ビット数I
Bminに設定する(S64)。そして、与えられたス
ケールファクタ(SF)がスケールファクタ閾値(SF
th)未満であれば(S65)、そのまま配分ビット数
IBを最低配分ビット数IBminとして出力する(S
69)。
【0046】また、一方、上記S65において、スケー
ルファクタ(SF)がスケールファクタ閾値(SFt
h)以上であると判断されると、スケールファクタ(S
F)を1/2にし(S66)、そして配分ビット数IB
を1加算して(S67)、再び上記S65に戻る。ここ
で、スケールファクタ(SF)がスケールファクタ閾値
(SFth)未満であると判断されると、次に配分ビッ
ト数IBが最高配分ビット数IBmax以上と判断され
ると(S68)、最高配分ビット数IBmaxを配分ビ
ット数IBとしてビット削除部(BD)4a、4b又は
ビット追加部(BA)9a、9bに供給する。
【0047】図4はこの一実施例の復号化装置の機能ブ
ロック図である。
【0048】この図4において、復号化装置は従来の図
3の機能構成に加え、ビットレート制御部(BRC)1
2と、信号品質検出部16と、伝送品質要求情報入力部
17とから構成されている。
【0049】ビットレート制御部(BRC)12の動作
については、上述の図8の動作フローチャートで説明し
た動作と同じである。
【0050】また、ビット配分算出部(BAC)10
a、10bの動作については、上述の図9の動作フロー
チャートで説明した動作と同じである。
【0051】図6はこの一実施例のADPCM復号化部
11a、11bの機能ブロック図である。
【0052】この図6において、ADPCM復号化部1
1a、11bは、加算器32と、逆量子化器33と、ビ
ット削除器34と、スケールファクタ算出器35と、逆
量子化器36と、加算器30と、予測器37とから構成
されている。
【0053】次に復号化装置の動作を説明する。まず分
離器(DEMUX)8からの符号化データはビット追加
部(BA)9a、9bに供給される。ビット配分算出部
(BAC)10a、10bはビットレート制御部(BR
C)12から供給されるスケールファクタ閾値(SFt
h)の変更指示命令に基づき、スケールファクタ閾値
(SF)を変更して、この変更に対応して配分ビット数
IBを求めてビット追加(BA)9a、9bに供給す
る。
【0054】そして、ビット追加(BA)9a、9bは
配分ビット数IBを追加して、ADPCM復号化部11
a、11bに供給する。ここで追加された6ビット量子
化信号はADPCM復号化部11a、11bの逆量子化
器33とビット削除器34に供給される。逆量子化器3
3は6ビットの逆量子化を行い、逆量子化信号を加算器
32に供給する。加算器32は予測器37からの予測信
号と逆量子化信号との換算を行い、低域信号及び高域信
号を再生し、直交ミラーフィルタ(QMF)13に供給
する。
【0055】そして、ビット削除器34は、量子化信号
から2ビット削除した信号を逆量子化器36とスケール
ファクタ算出器35に供給する。スケールファクタ算出
器35は、スケールファクタ閾値(SFth)を変更し
て逆量子化器33、36及びビット配分算出部(BA
C)10a、10bに供給する。逆量子化器36は4ビ
ットの逆量子化を行って逆量子化信号を予測器37と加
算器30に供給する。加算器30は前回の予測信号と逆
量子化信号との加算を行って加算信号を予測器37に供
給する。予測器37は逆量子化信号と加算信号とから次
のサンプル信号の予測信号を出力して加算器32に供給
する。
【0056】そして、直交ミラーフィルタ(QMF)1
3は、低域信号と高域信号との帯域合成を行って合成信
号を得てD/A変換器14に供給する。D/A変換器1
4はアナログの復号信号を得て出力すると共に、信号品
質検出部16に供給する。信号品質検出部16は、復号
信号の品質を検出するために、例えば、S/Nや歪みな
どを検出して信号の品質情報を得て、伝送品質要求情報
入力部17に供給する。伝送品質要求情報入力部17は
入力された品質情報から要求ビットレート情報を求めて
出力し、分離器(DEMUX)8を介して伝送路網7a
に出力される。図10はこの一実施例の符号化伝送ビッ
トレートの特性図である。
【0057】この図10において、(a)はスケールフ
ァクタ(SF)を1200一定の場合の符号化伝送ビッ
トレートの特性図を表している。(b)はスケールファ
クタ(SF)をAの期間はSF=1200であり、Bの
期間はSF=2400であるので、(a)のSF=12
00のときに比べ符号化伝送ビットレートが最大240
kbps以下に抑えられている。また、Cの期間はSF
=600であるので、(a)のSF=1200のときに
比べ符号化伝送ビットレートが大きくなっている。
【0058】以上の一実施例によれば、伝送路網7aか
らの符号化伝送ビットレート情報及び相手復号化装置か
らの伝送品質要求情報である要求ビットレート情報など
を符号化装置に与えられると、ビットレート制御部(B
RC)12が現在の符号化ビットレートと要求されてい
るビットレートとの比較を行い、要求にあったスケール
ファクタ閾値(SFth)にさせる制御をビット配分算
出部(BAC)3に行うので、このスケールファクタ閾
値(SFth)に応じてビット配分算出部(BAC)3
は削除ビット数を変更してビット削除部(BD)4を削
除制御することができる。
【0059】つまり、伝送路網7aからの符号化伝送ビ
ットレート情報及び相手復号化装置からの要求ビットレ
ート情報が与えられると、この要求ビットレートに応じ
た符号化ビットレートにさせることができる。
【0060】また、復号化装置の信号品質検出部16で
復号化信号の品質を判断し、品質が悪ければ、伝送品質
要求情報入力部17から品質を上げるための要求ビット
レート情報を入力させて相手符号化装置に与えることが
できるので、符号化装置はこの要求ビットレート情報に
基づき符号化ビットレート情報を変更させることができ
る。
【0061】従って、伝送料金や要求伝送品質を考慮し
て伝送ビットレートが変更される。また、伝送路網の伝
送ビットレート状況及び要求ビットレート情報に基づ
き、符号化伝送ビットレートを変更させるタイミングと
しては、伝送中いかなるタイミングにおいても変更可能
である。
【0062】以上の一実施例の図1及び図4〜図10に
おいては、ビット配分算出部(BAC)3、10と、ビ
ット削除部(BD)4と、ビット追加部(BA)9とに
よる可変ビット削除によるエンベテッド方式を使用して
可変符号化ビットレートを実現したが、これに限るもの
ではない。エンベテッド方式を使用しない、単にADP
CM符号化部のスケールファクタ閾値(SFth)をビ
ットレート制御部(BRC)5から制御して符号化ビッ
ト数を可変して符号化ビットレートを変更することであ
ってもよい。
【0063】また、以上の一実施例においては、入力信
号として音響信号を対象として説明したが、これに限る
ものではない。例えば、音声信号でも良いことは当然で
あり、更に、画像信号を対象とする装置に適用すること
ができる。尚、画像信号を対象とした符号化・復号化装
置においては、画像信号の符号化・復号化に適した符号
化方式を使用する構成とすれば、上述と同様に適用する
ことができる。
【0064】その他に、以上の一実施例の図1において
は、入力音響信号を直交ミラーフィルタ(QMF)1で
低域信号と高域信号に分けてそれぞれADPCM符号化
とエンベテッドを行ったが、この様な帯域の分け方に限
定するものではない。例えば、帯域分割しない構成であ
ったも良いし、3分割以上に分ける構成であってもい。
更に、以上の一実施例の図1において、伝送路網7a
に接続されている交換機7bから現在の符号化伝送ビッ
トレート情報を与えられているが、この構成に限るもの
ではない。例えば、他の伝送路網装置から与えられても
良いし、また、合成器(MUX)6自身が検出する構成
であってもよい。
【0065】また、以上の一実施例の図4の復号化装置
において、伝送品質要求情報入力部17は、要求ビット
レート情報を出力しているが、これに限るものではな
い。例えば、符号化品質を上げる旨の命令情報を出力す
るものであってもよい。尚、このときには、この符号化
品質を上げる旨の命令情報を符号化装置が取り込むと、
これを翻訳して定量的にスケールファクタ閾値(SFt
h)をどの値に変更するかを対照させるテーブルなどを
ビットレート制御部(BRC)5に備えて行うことであ
ってもよい。
【0066】更に、以上の一実施例の図5のADPCM
符号化部の機能ブロック及び図6のADPCM復号化部
の機能ブロックは一例であり、この構成に限るものでは
ない。
【0067】
【発明の効果】以上述べた様にこの発明の符号化回路に
よれば、符号化制御手段と、出力手段とを備えているの
で、伝送路の状況や相手復号化回路の復号化信号品質な
どに応じて柔軟に符号化データ量を変更させることがで
きる。
【0068】また、この発明の復号化回路によれば、信
号品質検出手段と、伝送品質要求情報出力手段とを備え
ているので、信号品質の変更が必要であると判断される
と相手符号化回路に対して伝送品質要求情報を出力する
ことができるので、符号化回路の符号化制御手段は符号
化データ数を最適に変更させることができる。
【0069】従って、伝送路状況や相手復号化品質に応
じて柔軟に符号化ビット数及び符号化データ量を変更さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の符号化装置の機能ブロッ
ク図である。
【図2】従来例の符号化回路の機能ブロック図である。
【図3】従来例の復号化回路の機能ブロック図である。
【図4】一実施例の符号化装置の機能ブロック図であ
る。
【図5】一実施例のADPCM符号化部の機能ブロック
図である。
【図6】一実施例のADPCM復号化部の機能ブロック
図である。
【図7】一実施例の符号化装置の動作フローチャートで
ある。
【図8】一実施例のビットレート制御部(BRC)によ
るスケールファクタ閾値(SFth)制御の動作フロー
チャートである。
【図9】一実施例のビット配分制御部(BAC)の動作
フローチャートである。
【図10】一実施例の符号化伝送ビットレートの特性図
である。
【符号の説明】
2…ADPCM符号化部、3…ビット配分算出部(BA
C)、5…ビットレート制御部(BRC)、6…合成器
(MUX)、7a…伝送路網、16…信号品質検出部、
17…伝送品質要求情報入力部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/137 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を適応符号化して適応符号化信
    号を得る符号化回路において、 伝送路網状況情報又は相手復号化回路から伝送品質要求
    情報を与えられ、上記情報に基づき上記適応符号化の符
    号化ビット数を可変制御する符号化制御手段と、 上記可変制御における符号化制御情報を上記適応符号化
    信号と共に出力する出力手段とを備えることを特徴とす
    る符号化回路。
  2. 【請求項2】 符号化回路からの適応符号化信号を復号
    化する復号化回路において、 上記復号化によって得られた復号化信号の品質を検出す
    る信号品質検出手段と、 上記信号品質検出手段によって得られる信号品質を判断
    し、信号品質の変更が必要であると判断されると相手符
    号化回路に対し伝送品質要求情報を出力する伝送品質要
    求情報出力手段とを備えることを特徴とする復号化回路
JP4222569A 1992-08-21 1992-08-21 符号化回路及び復号化回路 Pending JPH0669811A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4222569A JPH0669811A (ja) 1992-08-21 1992-08-21 符号化回路及び復号化回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4222569A JPH0669811A (ja) 1992-08-21 1992-08-21 符号化回路及び復号化回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0669811A true JPH0669811A (ja) 1994-03-11

Family

ID=16784522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4222569A Pending JPH0669811A (ja) 1992-08-21 1992-08-21 符号化回路及び復号化回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0669811A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002344941A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Sony Corp コンテンツ品質制御システム
US6754267B1 (en) * 1998-07-08 2004-06-22 Nec Corporation Image processing apparatus
JP2005341076A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像通信システム,通信会議システム,階層符号化装置,サーバ装置,画像通信方法,画像通信プログラムおよび画像通信プログラム記録媒体
US7155384B2 (en) 2001-11-13 2006-12-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Speech coding and decoding apparatus and method with number of bits determination
JP2018508047A (ja) * 2015-03-09 2018-03-22 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. チャネル間時間差パラメータを決定するための方法および装置
WO2022173337A1 (en) * 2021-02-11 2022-08-18 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Methods, wireless device and network node for efficient usage of downlink transmission resources

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6754267B1 (en) * 1998-07-08 2004-06-22 Nec Corporation Image processing apparatus
JP2002344941A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Sony Corp コンテンツ品質制御システム
US7155384B2 (en) 2001-11-13 2006-12-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Speech coding and decoding apparatus and method with number of bits determination
JP2005341076A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像通信システム,通信会議システム,階層符号化装置,サーバ装置,画像通信方法,画像通信プログラムおよび画像通信プログラム記録媒体
JP2018508047A (ja) * 2015-03-09 2018-03-22 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. チャネル間時間差パラメータを決定するための方法および装置
US10388288B2 (en) 2015-03-09 2019-08-20 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and apparatus for determining inter-channel time difference parameter
WO2022173337A1 (en) * 2021-02-11 2022-08-18 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Methods, wireless device and network node for efficient usage of downlink transmission resources

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080111897A1 (en) Encoding Apparatus, Video Camera
KR20050084400A (ko) 디지털 다중매체 정보의 적응적 인코딩
JP4063508B2 (ja) ビットレート変換装置およびビットレート変換方法
US5506623A (en) Data compression methods and systems with quantization distortion measurement means
JPH0669811A (ja) 符号化回路及び復号化回路
JP3061039B2 (ja) 無音圧縮符号復号化方法及びその装置
JPH05260458A (ja) ビデオシグナルのイメージコーディングのための方法及び装置
KR20050087366A (ko) 오디오 신호의 인코딩 방법
JP2000151413A (ja) オーディオ符号化における適応ダイナミック可変ビット割り当て方法
JPH01256278A (ja) 予測符号化システム
JP2655063B2 (ja) 音声符号化装置
JP3152148B2 (ja) 画像符号化装置
JPH0316489A (ja) 画像符号化方式
JPH0420539B2 (ja)
JP4579379B2 (ja) 制御装置及び制御方法
KR0144935B1 (ko) 비트율 조정이 가능한 부호화 및 복호화장치
JPH03263927A (ja) 符号化出力データ量制御方式及びその復号装置
JPH10210475A (ja) 画像符号化装置
JPH1042293A (ja) 符号化制御装置および符号化装置および符号化制御方法
JP3587713B2 (ja) 適応差分パルス符号変調システム及びそのための送信機及び受信機
JPH10260699A (ja) 音声符号化方法および装置
JPH06164409A (ja) 帯域分割符号化方法
KR960012477B1 (ko) 인지 정보량을 이용한 적응적 스테레오 디지탈 오디오 부호화 및 복호화장치
JP3930596B2 (ja) 音声信号符号化方法
JPH06217297A (ja) 適応型dpcmコーダー