JP2852862B2 - Pcmオーディオ信号の変換方法と装置 - Google Patents

Pcmオーディオ信号の変換方法と装置

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JP2852862B2 JP6029109A JP2910994A JP2852862B2 JP 2852862 B2 JP2852862 B2 JP 2852862B2 JP 6029109 A JP6029109 A JP 6029109A JP 2910994 A JP2910994 A JP 2910994A JP 2852862 B2 JP2852862 B2 JP 2852862B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPCMオーディオ信号の
変換方法と装置に関する。具体的には、多チャンネルの
サラウンド信号を2チャンネル16ビットのPCM信号
に変換し、または逆変換し、記録再生することのできる
新規な方法と装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】コンパクト・ディスク(CD)などの1
6ビットPCM方式のメディアが2チャンネルのステレ
オ装置として普及している。このような2チャンネルの
ステレオ装置と比較して、前方3チャンネル,後方2チ
ャンネルのサラウンドを含む5チャンネルのマルチチャ
ンネル・ステレオ方式は、表現力および臨場感が格段に
優れており、次期ステレオ方式としてEBU(ヨーロッ
パ放送連合)などで推奨されている。この5チャンネル
のステレオに特殊効果のための低音チャンネルを加えた
5.1チャンネルのマルチチャンネル方式は、現在、劇
場映画の再生に広く利用されているほか、次世代のテレ
ビ放送方式として、その導入が検討されている。
【0003】現在、国際標準であるMPEG(動画像符
号化専門グループ)、FCC(アメリカ連邦通信委員
会)などでマルチチャンネルである5.1チャンネル・
オーディオの圧縮符号化方式が標準化されており、今ま
で劇場映画でのみ実現されていた5.1チャンネル・ス
テレオがTV放送などでも可能になろうとしている。将
来5.1チャンネルが家庭へと浸透する場合に問題とな
るのは、他のソース・メディアとの互換性である。ディ
ジタルTV放送については新しい方式であるので、当初
から5.1チャンネルの機能を備えるかあるいは5.1
チャンネルへの移行が容易なように初めからフォーマッ
トを考えておけばよい。しかし、TVだけのために5.
1チャンネルのオーディオ装置を備える家庭がどの程度
あるかは、業界でも疑問視されている。そこで、もし従
来のメディアで5.1チャンネル・オーディオを再生す
る方法が実現できれば、大きなメリットがあると考えら
れる。
【0004】このような機能を実現する場合に問題とな
るのは、オーディオには現在2チャンネル16ビットP
CM符号化が使われているという点である。ディジタル
記録の性質から16ビットPCM方式のメディアに旧方
式から新方式への前方互換性および新方式から旧方式へ
の後方互換性を保った形でマルチチャンネル化を実現す
るのは難しい。実際にいままで提案されている5.1チ
ャンネルの符号化方式はすべて、コンパクト・ディス
ク,レーザー・ディスク,ディジタル・オーディオ・テ
ープや衛星放送に使われているPCMオーディオとの互
換性はない。
【0005】また、国際標準化会議ISO11172.
3オーディオ符号化(ステレオ)とISO13818.
3オーディオ符号化(マルチチャンネル)とは相互間に
互換性がある。しかし、これはISO11172.3方
式との間の互換性で、既存のPCM方式との相互間での
互換性はない。ほとんどのメディアはすでにPCM方式
で普及しており、これらをISO11172.3方式と
するのは5.1チャンネルであるマルチチャンネルの普
及以上に困難である。したがって、現在のPCM方式と
互換性のないISO13818.3(マルチチャンネ
ル)方式の16ビットPCMステレオ方式との互換性は
非常に限られた場合にしか適用できない。
【0006】20ビット以上の情報量を有する5.1チ
ャンネルのマルチ(多)チャンネル方式はチャンネル数
が増えるため、従来の2チャンネル16ビットPCM方
式に比べて伝送すべきディジタル情報量が倍以上に増加
する。このため、たとえば劇場映画などではディジタル
・オーディオ圧縮技術によって1/4程度に圧縮符号化
して、従来のコンパクト・ディスク(CD−ROM)に
記録する方式(DTS:Digital Theater System)、あ
るいは、さらに高い圧縮をして情報をフィルムの空きス
ペースに格納する方式(AC3)などがとられてきた。
しかしこれらの方式では、いずれもマルチチャンネル情
報は従来のステレオ・トラックとは全く別に追加的にと
られているにすぎない。現在多くのPCM方式を使用し
ている家庭用機器では、余分のディジタル情報を収納す
る機能的余裕はなく、マルチチャンネルのメディアと互
換性をもたせる方式はとり難い。
【0007】図3には従来の16ビットPCMのビット
数(0〜15)とレベル(dB)の関係が示され、最低
レベルの0ビットでは、−96dBのオーディオのレベ
ルを表わし、最大レベルの15ビットでは0dBを表わ
している。
【0008】図4には従来知られている聴覚心理モデル
が示されており、横軸には可聴帯域を32分割し、ある
音源からの各分割された帯域における原音成分のレベル
を長方形のグラフで、また、そのときの可聴限界レベル
を実線の折線で示している。すなわち、全体的にみると
低域および高域では可聴限界は大きなレベルを示し、原
音成分のレベルが大きいときには可聴限界のレベルも上
昇している。さらに、無音時の可聴限界が破線の折線で
示されており、静寂の中では可聴限界のレベルは小さく
なることを示している。このような聴覚心理モデルには
種々のものが発表されており、図4に示したものは、た
とえば、国際標準化会議(ISO)と国際電気標準会議
(IEC)による国際規格の1つであるISO/IEC
IS11172.3に記載されているものである。こ
のような聴覚心理モデルをみると、従来の16ビットP
CMでは、可聴限界以下のレベルのオーディオ情報も符
号化していることが判る。
【0009】図5には図4の可聴限界(太い実線の折
線)以下のレベルの成分のビットを斜線により示してい
る。たとえば、512サンプルの変形離散コサイン変換
符号化(MDCT:modified discrete cosine transfo
rm)で原音を圧縮符号化した場合、原音はフレームごと
に512の周波数成分に変換される。そのとき変換後の
512の各周波数成分は、ほぼ16ビットの精度をもっ
ている。
【0010】聴覚心理によれば、16ビットの精度は原
音再生のすべての場合に必要であるとはいえない。原音
が存在する場合にはマスキング効果とよばれる効果によ
り、一部の信号成分は他の信号成分にマスクされてしま
い、そのマスクされてしまった信号(図5の斜線の部
分)が欠如したり変形したりしても、聴覚に与える再生
音の品質には全く影響を与えない。この性質を利用し
て、このマスクされた部分の情報を省きデータを5分の
1から12分の1に圧縮したものがある。たとえば、ミ
ニディスク(MD),ディジタル・コンパクト・カセッ
ト(DCC)やISO11172.3オーディオがこの
圧縮符号化方式を採用している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の小さなビット数
ステレオ用2チャンネル16ビットPCM方式と20
ビット以上の大きなビット数の情報量を有する5.1チ
ャンネルのマルチチャンネル方式との間に相互の互換性
がないために、従来のステレオ用2チャンネル16ビッ
トPCMのメディアで蓄積されている膨大なソフトウェ
ア資産をそのまま継承することができないというマルチ
チャンネルのメディアの普及のためには解決されねばな
らない課題が残されていた。
【0012】また従来の16ビットPCMでは、中域を
除く部分の帯域において、可聴限界レベル以下の冗長性
を省いて情報の圧縮に利用はしていても、それをより積
極的に利用してはいないという解決されるべき課題があ
った。
【0013】
【課題を解決するための手段】大きなビット数の5.1
チャンネル信号のうちのフロント・チャンネルPCM信
号L(左),R(右)と、サラウンド・チャンネルPC
M信号LS(左サラウンド),RS(右サラウンド),
C(センター),LFE(低周波効果音)とを入力され
て、2チャンネル再生装置で再生されたときに左および
右の信号となる成分を含んだメインPCM信号Mとサラ
ウンド・チャンネルPCM信号S,LFE1 とをマトリ
ックス符号化によりとり出し、サラウンド・チャンネル
PCM信号S,LFE1 とを圧縮符号化してサラウンド
圧縮データXを得て、メインPCM信号Mを帯域分解し
て周波数成分Mf を得て、その周波数成分Mf から振幅
および波形を分解して振幅データAと波形データWを得
て、たとえば20 〜219の大きさをとり得る振幅データ
Aを24 〜215の範囲にダイナミック・レンジ圧縮のた
めに対数圧縮をして圧縮された振幅データA1 を得て、
その振幅データA1 からどのビットに割当てるべきかを
定めたビット割当情報Bを得て、対数圧縮された振幅デ
ータA1 と波形データWとから原音成分Mf1を合成し、
この合成された原音成分Mf1を帯域合成してフロント・
チャンネルPCM信号L2 (左),R2 (右)を得て、
このフロント・チャンネルPCM信号L2 2 をデコー
ドしてデコードされた振幅データAd とデコードされた
波形データWd とを得て、振幅データAからデコードさ
れた振幅データAd を減算して誤差である振幅の補正成
分Ae を得て、波形データWからデコードされた波形デ
ータWd を減算して誤差である波形の補正成分We を得
て、合成された原音成分Mf1と、拡張成分である振幅の
補正成分Ae ,波形の補正成分We ,サラウンド圧縮デ
ータX,ビット割当情報Bを受けて、ビット割当情報B
の指示で可聴レベル以下のビットに拡張成分を割当て、
合成された原音成分Mf1に付加したビット合成後の原音
成分Mf2を得るようにこのビット合成後の原音成分Mf2
を帯域合成して合成後の小さなビット数のフロント・チ
ャンネルPCM信号L1 (左),R1 (右)を得てエン
コードしている。デコードはエンコードの逆の処理をす
るようにしている。
【0014】
【作用】大きなビット数の5.1チャンネル信号のうち
のフロント・チャンネル符号L,RはメインPCM信号
Mとして原音再生がなされ、原音の可聴レベル以下のビ
ットには、拡張成分である対数圧縮による振幅の誤差が
振幅の補正成分Ae ,波形合成による波形の誤差が波形
の補正成分We ,サラウンド圧縮データX,どの可聴レ
ベル以下のビットに割当てるべきかを示すビット割当情
報Bが含まれているから、合成後の小さなビット数の
ロント・チャンネルPCM信号L1 ,R1を従来の2チ
ャンネル16ビットPCM装置で再生するならば、拡張
成分は可聴レベル以下であるから何等の問題もなく再生
できる。
【0015】この合成後のフロント・チャンネルPCM
信号L1 ,R1 には対数圧縮された原音と、その可聴レ
ベル以下のビットにビット割当情報Bと振幅の補正成分
cおよび波形の補正成分We とサブチャンネルを圧縮
符号化したサラウンド圧縮データXとが含まれているか
ら、これらのデータによってデコードするならば、5.
1チャンネル信号を、たとえば20ビット以上のダイナ
ミック・レンジに戻して原音を再生することができる。
16ビットの再生音を得るのであれば対数圧縮および対
数伸張が不要となるために補正成分Ae ,We も不要と
なり簡単な構成となる。マトリックス符号を使用しない
場合には、さらに簡単な構成になる。
【0016】
【実施例】図1には本発明によるチャンネル数変換のエ
ンコードを行う装置(エンコーダ)の一実施例の回路構
成を示している。
【0017】マトリックス符号化器11には5.1チャ
ンネル信号が印加されている。5.1チャンネル信号に
はフロント・チャンネルPCM信号L(左),R(右)
と、サラウンド・チャンネルPCM信号LS(左サラウ
ンド),RS(右サラウンド),C(センター),LF
E(低周波効果音)を含んでいる。フロント・チャンネ
ルPCM信号およびサラウンド・チャンネルPCM信号
は、16ビット以上の、たとえば20ビット,48kサ
ンプル/sの信号である。これらの信号は、たとえば5
12サンプルを1ブロックとする単位で処理がなされ
る。そこでサンプル番号をtで表わすと、t=0〜51
1であり、各信号は、 L=L[t] , R=R[t], LS=LS[t], RS=RS[t] C[t], LFE[t1] で表わされる。ここでLFE[t1]については、低周波信
号のみを表わせばよいので、他の信号よりも低いサンプ
リング・レートを用いて、他の信号に対するサンプル数
は1ブロックあたり512サンプルであったが、同じ1
ブロックの期間に、たとえば16サンプルする。したが
って、t1 =0〜15の値をとる。
【0018】マトリックス符号化器11では、印加され
た信号をマトリックス変換して、フロント・チャンネル
PCM信号L,Rからはメイン2チャンネルPCM信号
Mを、サラウンド・チャンネルPCM信号LS,RS,
CとLFEからはサブチャンネルPCM信号SとLFE
1 を作成する。ここでchをチャンネル番号とすると、マ
トリックス符号化器11より出力される各信号は、 M=M[ch][t] S=S[ch][t], LFE1 =LFE1 [t1] で表わされる。
【0019】マトリックス符号化器11におけるマトリ
ックス変換は、効率のよい符号化とメイン2チャンネル
PCM信号Mのみの再生に適するようになされ、入力さ
れた5.1チャンネル信号を各サンプルごとに線形の組
合わせにより個別の5.1チャンネル信号に変換する。
マトリックス変換により以下の利点が得られる。 1) 符号化効率の向上 2) 2チャンネル16ビットPCM再生との互換性 このうち、2)の2チャンネル16ビットPCM再生との
互換性について例をあげて説明する。たとえば次のよう
な変換で、LをM[1] に、RをM[2]に、LSをS[1]
にRSをS[2] に、CをS[3] に変換する。
【0020】[変換式群1] M[1][t]=L[t]+C[t]+LS[t]−RS[t] M[2][t]=R[t]+C[t]−LS[t]+RS[t] S[1][t]=C[t] S[2][t]=LS[t] S[3][t]=RS[t] LFE1[t1]=LFE[t1]
【0021】この、M:2チャンネル,S:3チャンネ
ルの信号は以下のようにして、もとの独立した(ディス
クリートな)5チャンネルの信号に戻すことができる。 [変換式群2] L[t]=M[1][t]−S[1][t]−S[2][t]+S[3][t] R[t]=M[2][t]−S[1][t]+S[2][t]−S[3][t] C[t]=S[1][t] LS[t]=S[2][t] RS[t]=S[3][t] LFE[t1]=LFE1 [t1]
【0022】このようにマトリックス変換した本装置の
出力を従来の2チャンネル16ビットPCM装置で再生
するとM[1],M[2]がL1 ,R1 として次のように再生
される。すなわち、 [マトリックス変換あり] L1[t]=L[t]+C[t]+LS[t]−RS[t] R1[t]=R[t]+C[t]−LS[t]+RS[t] として再生される。
【0023】一方マトリックス変換がない場合には変換
式群1および2はともに [マトリックス変換なし1] L[t]=M[1][t] R[t]=M[2][t] C[t]=S[1][t] LS[t]=S[2][t] RS[t]=S[3][t] LFE[t1]=LFE1 [t1] となる。また、2チャンネル16ビットPCM再生の場
合には、 [マトリックス変換なし2] L1[t]=L[t] R1[t]=R[t] として再生される。
【0024】これらを比較すると、[マトリックス変換
なし2]の場合は、C,LS,RSの信号は2チャンネ
ル再生時には全く再生されない。[マトリックス変換あ
り]は[マトリックス変換なし2]と比べ以下の利点が
ある。 1) Cチャンネルの成分がL1 ,R1 の中央に定位して
再生される。 2) LS−RSが、M[1],M[2] に逆相で加算される
のでステレオ再生でも広がり感のある音として再生され
る。 3) L1 ,R1 がドルビー・プロロジック(Dolby Pro-
logic)のようなサラウンド・プロセッサの働きにより
逆相成分の大きい信号は後方に定位する。したがって、
主にLS,RSにエネルギーが集中している場合は後方
から再生され、臨場感が得られて好都合である。
【0025】どちらの場合も5.1チャンネル再生時に
は、後述のデコーダによってエンコード時とは逆のマト
リックス逆変換が施されるので、入力と同じ5.1チャ
ンネル信号が再生される。言い換えれば、[マトリック
ス変換なし2]の場合でも従来の2チャンネル16ビッ
ト再生装置で再生する場合に再生される信号が5.1チ
ャンネル信号中のL,Rとなる以外は[マトリックス変
換あり]の場合と変わらない。したがってマトリックス
変換を省いても本発明の主な機能である5.1チャンネ
ル再生には何等支障がないからマトリックス符号化器1
1を省略することができる。
【0026】サラウンド・チャンネル圧縮符号化器12
では、サラウンド・チャンネルPCM信号SおよびLF
1 の入力信号をオーディオ圧縮手法によって12分の
1程度に圧縮する。このような圧縮手法としては、ドル
ビー(Dolby 社)AC3,ISO/IEC IS111
72.3,DCC,MDなどがあり、いずれも利用でき
る。たとえばISO/IEC IS11172.3の方
式を用いると、256kbpsのサラウンド圧縮データ
Xが出力され得る。このサラウンド圧縮データXはサラ
ウンド・チャンネル圧縮符号化器12で圧縮されたサラ
ウンド信号であり、本装置では圧縮アルゴリズムや圧縮
されたデータのフォーマットは問わないため、ここでは
サラウンド・チャンネル圧縮符号化器12の出力Xは単
なるバイナリー・データとして、X[i] で表わす。iは
ビット・インデックスで、たとえば256kビット/s
であれば、1ブロック分の圧縮データは256kビット
/s×1ブロック分の時間であり、1ブロック分の時間
は512サンプルを48kサンプル/sで除したもので
あるから、256k×512÷48k≒2730から約
2.73kビットとなるので、i=0〜2730とな
る。
【0027】前記の[マトリックス変換なし1および
2]の場合に、マトリックス符号化器11を省略したと
きには、サラウンド・チャンネルPCM信号SおよびL
FE1としてサラウンド・チャンネルPCM信号LS,
RS,CおよびLFEを直接サラウンド・チャンネル圧
縮符号化器12に印加すればよい。
【0028】マトリックス符号化器11からのメイン2
チャンネルPCM信号Mを受けた帯域分解器13では、
時間ごとの振幅を周波数帯域ごとの成分に分解する(図
4参照)。時間の関数である入力に対して、周波数成分
を得る関数が多く知られているので、それらの内の適当
な変換を使用する。たとえば、サブバンド・フィルタ
ー,変形離散コサイン変換MDCT(Modified Discret
e Cosine Transform ),QMF(Quadrature Mirror F
ilter )のいずれか、あるいはその組み合わせを使用す
ることが可能である。
【0029】たとえばQMFを用いて全帯域をチャンネ
ル番号ch=1および2において、32の等間隔のバン
ドfに分割する。すると、1つの帯域のサンプルは情報
を落とさずに1/32にサブサンプルすることができ
る。たとえば、512サンプルを32帯域において、そ
れぞれ16サンプルに変換することができる。すなわ
ち、 入力 M[ch][t] ch:1〜2, t:0〜51
1 に対して周波数成分である 出力 Mf[ch][f][s] ch:1〜2, f:0〜3
1,s:0〜15 が得られる。ここにfは分割された帯域の番号であり、
sはサンプル番号である。
【0030】前記の[マトリックス変換なし1および
2]の場合に、マトリックス符号化器11を省略したと
きには、メイン2チャンネルPCM信号としてフロント
・チャンネルPCM信号LおよびRを帯域分解器13に
直接印加すればよい。
【0031】帯域分解器13からの周波数成分Mf を受
けた振幅・波形分解器14では、Mf[ch][f][s] を以下
のようにブロック内の周波数帯域内の最大の振幅を示す
振幅データAと波形データWに分解して出力する。 A[ch][f]=max(|Mf[ch][f][s]|) W[ch][f][s]=Mf[ch][f][s]/A[ch][f] ここで、|Mf[ch][f][s]|はMf[ch][f][s]の絶対値を
表わし、チャンネル番号chは1〜2,fは0〜31,
サンプル番号sは0〜15,max は、s=0〜15に対
する最大値をとることを意味する。
【0032】振幅・波形分解器14からの最大の振幅デ
ータAを受けた対数圧縮器15では、20ビットのPC
M信号を16ビットのPCM信号とするために、振幅デ
ータA[ch][f] を対数圧縮して A1[ch][f]=nint(exp(2/3×log(A[ch][f])) )
×A0 を振幅データA1 として出力する。ここで、exp(x)
は指数関数,log は自然対数である。(すなわち、exp
( log(x))=x )、また、nintは最も近い整数を
とる関数、A0 は定数である。たとえば20ビットのP
CM信号の場合、A0 =4が適当で、入力1〜524287
(219 = 524288)を2/3 に対数圧縮すると、だいたい4
〜32767(215=32768)となる。たとえば、219を対数圧
縮すると215程度の値になり、20 を対数圧縮すると2
2 程度の値になる。この対数圧縮器15でnintを省略す
ることも可能であり、その場合には、その出力には小数
点以下の値も含まれ、たとえば64ビットの浮動小数点
を示すような値も使用することができる。
【0033】デコード時にはnintによる切捨てと、後段
の処理による誤差が加わるため振幅データA1 は対数伸
張したとしても、完全には元の振幅データAにはもどら
ない。このために原音と再生音に若干の差が生じるが、
これは聴感上は僅かな差であり実用上問題はない。ま
た、聴覚心理的に重要である帯域については、この誤差
は後述の振幅の補正成分Ae により補正する。
【0034】対数圧縮器15からの対数圧縮後の振幅デ
ータA1 と、振幅・波形分解器14からの波形データW
とを受けた振幅・波形合成器17では対数圧縮した振幅
と波形を再合成して、 Mf1[ch][f][s]=A1 [ch][f]×W[ch][f][s] を出力として得る。
【0035】振幅・波形分解器14とは逆の処理によっ
て振幅・波形合成器17からの対数圧縮して再合成した
原音成分Mf1を帯域合成器23が受けて、帯域分解器1
3とは逆の処理をして帯域合成をしてフロント・チャン
ネルPCM信号L2 (左)R2 (右)を出力する。この
フロント・チャンネルPCM信号L2 ,R2 は後述の拡
張成分を無視するならば、後述のフロント・チャンネル
PCM信号L1 ,R1と同じものとなる。このフロント
・チャンネルPCM信号L2 ,R2 を受けたローカル・
デコーダ18では後述のデコーダを使用してデコードさ
れた振幅データAd とデコードされた波形データWd
出力する。この振幅データAd と波形データWd は若干
の誤差(Ae ,We )を認めるならば、帯域分解器13
の出力である周波数成分Mf を振幅・波形分解して得た
振幅データAおよび波形データWに同じである。対数圧
縮器15において圧縮し、それを振幅・波形合成器17
において合成して、帯域合成器23で帯域合成したフロ
ント・チャンネルPCM信号L 2 ,R 2 (16ビット)
は、フロント・チャンネルPCM信号L,R(20ビッ
ト)とは若干の誤差を生ずる。ここにいう若干の誤差
(A e ,W e )はこの対数圧縮によりビット数を減少し
たことによって生ずるものである。
【0036】振幅・波形分解器14から受けた20ビッ
トの振幅データAからローカル・デコーダ18からのデ
コードされた20ビットの振幅データAd を減算器19
において減算し、振幅の誤差を示す補正成分Ae を出力
する。また、振幅・波形分解器14から受けた波形デー
タWからローカル・デコーダ18からのデコードされた
波形データWd を減算器20において減算し、波形の誤
差を示す補正成分Weを出力する。ローカル・デコーダ
18は補正成分Ae ,We を無視すれば、デコーダ側
(図2)と同じ構成をもつので、この誤差である補正成
分Ae ,We をデコーダ側で補正すれば誤差は相殺され
る。このローカル・デコーダ18の機能は後述の図2に
示したデコーダの機能を果すもので、図1のフロント・
チャンネルPCM信号L 2 ,R 2 は図2のフロント・チ
ャンネルPCM信号L 1 ,R 1 に対応し、図1の振幅デ
ータA d ,波形データW d は図2の振幅データA d ,波
形データW d に対応している。
【0037】対数圧縮器15からの対数圧縮された振幅
データA1 を受けたビット割当器16では、聴覚心理モ
デルから得られた原音成分Mf1の可聴レベル以下のビッ
ト(図5の斜線部)を振幅の補正成分Ae ,波形の補正
成分We とサラウンド圧縮データXとに割当てるための
ビット割当情報B=B[ch][f] を出力する。
【0038】このビット割当器16の機能を、さらに具
体的に図5を用いて説明すると、振幅・波形分解器14
の出力である波形データW[ch][f][s]は図5に示すよう
に32の帯域からなっているが、各サンプルは、それぞ
れ16ビットから成り立っている。ビット割当器16は
各帯域、各ビットを、それぞれ拡張成分と原音成分に割
当てる。ビット割当情報Bにより拡張成分に割当てられ
た図5の斜線を施した可聴レベル以下の成分の部分のビ
ットは、原音とは関係のないデータが入るために、再生
時にはノイズとなるが、原音より小さいレベルの信号で
あるため聴感上の劣化は実質的に生じない。
【0039】この拡張成分には、サラウンド圧縮データ
Xとビット割当情報Bと補正成分Ad ,Wd が合成され
ており、ディジタル・データとして伝送される。また拡
張成分は、単純にディジタル・データとして伝送される
だけであるから、補正成分Ae ,We やサラウンド圧縮
データX以外の全くオーディオ信号と関係ないディジタ
ル・データZを含めることもできることは言うまでもな
い。
【0040】本装置は、マトリックス符号化器11に
力される大きなビット数(20ビット)に比べて帯域合
成器22から出力されるビット数が少ない、すなわち小
さなビット数(16ビット)で出力されるから、補正成
分Ae ,We を全く省かずに伝送することは不可能であ
る。しかし聴覚心理上重要な成分はAe ,We の中でも
ごく一部であるから、その部分のみであれば伝送するこ
とが可能である。したがって、補正成分のうち重要な部
分は省かずに、元の信号のかわりに図5の斜線を施した
可聴レベル以下の部分に挿入する。この部分に挿入され
た情報は従来の16ビット2チャンネルPCM再生装置
で再生する場合はノイズとして再生されるが、マスキン
グされる部分なので再生上支障はない。PCM信号に戻
した場合には、この信号はノイズ・シェーピングされた
ノイズとなり、人間の耳では感知できない。
【0041】原音には常にマスクされる部分があるわけ
ではない。非常に静寂な部分では、すべての周波数成分
のレベルが低いためマスクされる部分が全くない場合が
あり得る。このような場合には以下の2つの方法で対応
できる。
【0042】1) 原音のダイナミック・レンジを対数圧
縮器15で約20%〜50%圧縮してPCM信号として
いる。
【0043】これにより入力が16ビットの場合、PC
M1チャンネルあたり下位の3ビット、2チャンネルで
合計6ビットの余裕が常に生じる。これは240kbp
sに相当する。これはマルチチャンネル信号を始め各種
の情報をマルチプレックスするのに十分な伝送容量であ
る。圧縮されたダイナミック・レンジは再生時に容易に
復元できる。またダイナミック・レンジの圧縮により波
形信号はより多くのビットを使って忠実に再現されるた
め、音質が向上するという作用もある。通常の機器を使
って再生した場合はダイナミック・レンジは復元しない
が、20%〜50%程度の圧縮であれば廉価な装置の場
合には、むしろ聞き易い音となって好都合である。
【0044】2) チャンネル間インテンシティ・ステレ
(国際標準化会議ISO/IEC11172.3用語
一覧)を併用することができる。
【0045】可聴レベル以下の部分の符号化容量が少な
い場合は、チャンネル間インテンシティ・ステレオを併
用する。このチャンネル間インテンシティ・ステレオと
は、複数のチャンネルの信号を表わすのに、波形自体は
単一のものをモノラルで伝送し、チャンネル間のレベル
差のみを別途に送る方法である。たとえば、全体のレベ
ルが小さくLS,RSの中間に音が集中している場合、
L+R+C+LS+RSをL,Rに記録する。そしてL
S(左サラウンド),RS(右サラウンド),L
(左),R(右),C(センター)のレベルを拡張成分
として記録する。このような方式をとることで、メイン
・チャンネルには最低でも各チャンネルの最大レベル程
度の音が記録されることになり、どれかのチャンネルに
音が存在するかぎりマスキング効果が存在することにな
る。
【0046】2つの減算器19,20からの補正成分A
e およびWe は、演算誤差等を補正する成分であり、帯
域合成器23およびローカル・デコーダ18によってデ
コーダ側で再生される信号を予測し、補正成分Ae ,W
e を作って符号化することにより高い精度を実現する。
本装置(図1のエンコーダ)の入力信号(マトリックス
符号化器11への入力信号)が20ビット/サンプルで
本装置(図1のエンコーダ)の出力信号(帯域合成器2
2の出力信号)が16ビット/サンプルであるから、そ
の誤差成分であるこれらの補正成分をすべて送ることは
不可能である。しかし誤差の中で聴感上重要なものはそ
の一部にすぎないから、聴感上重要なものを選択するこ
とにより、16ビットPCM信号で聴感上20ビットP
CM相当の品質を実現する。振幅および波形の両方の補
正成分Ae ,We の算出は次のようになされる。 Ae [ch][f]=A[ch][f]−Ad [ch][f] We [ch][f][s]=W[ch][f][s]−Wd [ch][f]
【0047】振幅・波形合成器17からの原音成分
f1,減算器19,20からの補正成分Ae ,We ,サ
ラウンド圧縮データXとビット割当情報Bを受けてビッ
ト合成器21ではビット割当情報B=B[ch][f] の指示
により原音成分Mf1=Mf1[ch][f][s]に補正成分Ae
e とサラウンド圧縮データXからなる拡張成分を組合
せて、拡張成分を含んだ原音成分Mf2=Mf2[ch][f][s]
を1ブロックのサンプル数s=0〜511について合成
してビット割当情報Bも含めて出力する。
【0048】この拡張成分を含んだ原音成分Mf2は帯域
合成器22において、帯域分解器13とは逆の操作を行
って、信号を周波数ごとの成分から、時間ごとのサンプ
ルに戻した2チャンネル16ビットPCMのフロント・
チャンネルPCM信号L1 (左),R1 (右)を出力す
る。すなわち、本装置(エンコーダ)の入力であるマト
リックス符号化器11に入力された大きなビット数(2
0ビット)に比べて、本装置の出力を得る帯域合成器2
2からは、小さなビット数(16ビット)で出力され
る。このフロント・チャンネルPCM信号L1 ,R1
従来の2チャンネル16ビットPCM装置に入力すれ
ば、再生が可能となる。
【0049】図2には、フロント・チャンネルPCM信
号L1 ,R1 から5.1チャンネル信号を再生するため
のデコードを行う装置(デコーダ)の一実施例の回路構
成が示されている。
【0050】入力信号としては小さなビット数である
6ビット,48kサンプル/sのフロント・チャンネル
PCM信号L1 ,R1 が用いられ、図1のローカル・デ
コーダ18として使用されるときには、フロント・チャ
ンネルPCM信号L2 ,R2が用いられる。この信号は
拡張成分を無視するならばフロント・チャンネルPCM
信号L1 ,R1 に等しい。フロント・チャンネルPCM
信号L1 ,R1 は図1の帯域分解器13に同じ機能を有
する帯域分解器51で帯域を分解して周波数成分Mdf2
を出力し、そこからビット割当情報抽出器52において
ビット割当情報Bを抽出する。このビット割当情報B=
B[ch][f]は図1のビット割当器16の出力Bと同じ情
報である。
【0051】ビット分離器53においてはビット割当情
報Bにより、周波数成分Mdf2 =Mdf2 [ch][f][s]から
拡張成分である振幅の補正成分Ae ,波形の補正成分W
e ,サラウンド圧縮データXおよび周波数成分Mdf1
分離してとり出す。ここに、周波数成分Mdf1 =M
df1[ch][f][s]は図1の原音成分Mf1に誤差を無視すれ
ば同じ値になる。補正成分Ae ,We は図1の補正成分
e ,We に等しく、サラウンド圧縮データXは図1の
サラウンド圧縮データXに同じ値を示している。
【0052】周波数成分Mdf1 を受けた振幅・波形分解
器55は図1の振幅・波形分解器14に同じ機能を有
し、対数圧縮されたままの16ビットの振幅データAd1
と波形データWd を出力する。この波形データWd =W
d [ch][f][s]は図1のローカル・デコーダ18の出力で
ある波形データWd として使用することができる。
【0053】対数圧縮されたままの16ビットの振幅デ
ータAd1は対数伸張器56において20ビットの振幅デ
ータAd に対数伸張される。この振幅データAd は図1
のローカル・デコーダ18の出力である振幅データAd
として使用することができる。対数伸張器56の入力で
ある振幅データAd1と出力である振幅データAd の関係
は、 Ad [ch][f]=exp(3/2×log(Ad1[ch][f]A0 )) となる。ここで、A0 は対数圧縮器15で使用した定数
である。
【0054】対数伸張器56から得られた振幅データA
d は図1の振幅・波形分解器14の出力である振幅デー
タAと誤差を無視すれば同じである。その誤差は振幅・
波形分解器14におけるnintを得るときに切り捨てられ
た整数未満の誤差と、演算誤差である。
【0055】対数伸張器56からの20ビットに対数伸
張された振幅データAd にビット分離器53からの振幅
の補正成分Ae を加算器57において加算し、20ビッ
トの振幅データA=A[ch][f]を得る。すなわち、 A[ch][f]=Ad [ch][f]+Ae [ch][f] によって補正された振幅データAが再生される。この振
幅データAは図1の振幅・波形分解器14の出力である
振幅データAに同じである。
【0056】振幅・波形分解器55からの波形データW
d にビット分解器53からの波形の補正成分We を加算
器58において加算し、波形データWd1=Wd1[ch][f]
[s]を得る。すなわち、 Wd1[ch][f][s]=Wd [ch][f][s]+We [ch][f][s] によって補正された波形データWd1が再生される。この
波形データWd1は図1の振幅・波形分解器14の出力で
ある波形データWに同じである。この補正成分We の加
算がなければ僅かな差を生ずることになる。
【0057】加算器57,58からの振幅データAおよ
び波形データWd1を受けた振幅・波形合成器59は、図
1の振幅・波形合成器17と同じ機能により、周波数成
分Mdfを出力する。このMdf=Mdf[ch][f][s]は、図1
の帯域分解器13の出力である周波数成分Mf に誤差を
無視すれば同じとなる。
【0058】振幅・波形合成器59の出力である周波数
成分Mdfを受けた帯域合成器60は、図1の帯域合成器
22と同じ機能を有しており、メイン2チャンネルPC
M信号Md を出力する。このメイン2チャンネルPCM
信号Md =Md[ch][t]は図1のマトリックス符号化器1
1の出力であるメイン2チャンネルPCM信号Mに誤差
を無視すれば同じである。
【0059】ビット分離器53からのサラウンド圧縮デ
ータXを受けたサラウンド信号復号器54では、サラウ
ンド圧縮データX[i] をデコードして、サラウンド・チ
ャンネルPCM信号Sd [1] ,Sd [2],Sd [3] からな
るSd とLFEd1[t1]を復号する。ここで、サラウンド
・チャンネルPCM信号Sd およびLFEd1は、圧縮お
よび伸張による聴感上は知覚できない程度の劣化を無視
するならば、図1のマトリックス符号化器11の出力で
あるサラウンド・チャンネルPCM信号SおよびLFE
1 に等しい。
【0060】帯域合成器60からのメイン2チャンネル
PCM信号Md と、サラウンド信号復号器54からのサ
ラウンド・チャンネルPCM信号SおよびLFEd1を受
けたマトリックス復号器61では、図1のマトリックス
符号化器11が、たとえば変換式群1によりマトリック
ス変換を行っている場合には、それとは逆の操作すなわ
ち、変換式群2により、復号して、デコードされた5.
1チャンネル信号であり大きなビット数である20ビッ
トのフロント・チャンネルPCM信号Ld (左),Rd
(右)とサラウンド・チャンネルPCM信号LSd (左
サラウンド),RSd (右サラウンド),Cd (センタ
ー),LFEd (低周波効果音)を再生する。再生され
たこれらのPCM信号は、それぞれ図1のマトリックス
符号化器11へ入力される各PCM信号L,R,LS,
RS,C,LFEに誤差を無視すれば同じである。
【0061】エンコーダ側のマトリックス符号化器11
(図1)を省略する前記の[マトリックス変換なし]の
場合には、デコーダ側の図2においてもマトリックス復
号器61を省略して帯域合成器60の出力であるメイン
2チャンネルPCM信号Mdとサラウンド信号復号器5
4の出力であるサラウンド・チャンネルPCM信号
d ,LFEd1を直接出力すればよい。
【0062】図1のエンコーダ側における振幅波形分解
器14,対数圧縮器15,振幅・波形合成器17,帯域
合成器23,ローカル・デコーダ18,減算器19およ
び20は、たとえば大きなビット数である20ビットの
PCM信号をそのダイナミック・レンジを実質上犠牲に
せずに、対数圧縮して小さなビット数である16ビット
PCM信号とし、補正成分Ae ,We を得て、それを図
2のデコーダ側の振幅・波形分解器55,対数伸張器5
6,加算器57,58および振幅・波形合成器59によ
って、対数伸張してたとえば大きなビット数である20
ビットの原音を高い忠実度で再生しようとするものであ
る。
【0063】したがって、それ程の忠実度を必要とせ
ず、16ビット程度で十分であるような装置では、エン
コーダおよびデコーダにおいてこれらの構成要素(1
4,15,17,23,18,19,20,55,5
6,57,58,59)を省略して20ビットの原音の
下位のビットを削除して16ビットのPCM信号を得る
ことができる。その場合には、図1において振幅・波形
分解器14,対数圧縮器15,振幅・波形合成器17,
帯域合成器23,ローカル・デコーダ18,減算器19
および20を省略して、帯域分解器13の出力である周
波数成分Mf が直接にビット割当器16とビット合成器
21に印加される。すなわち、ビット合成器21には帯
域分解器13の出力である周波数成分Mf とサラウンド
・チャンネル圧縮符号化器12の出力であるサラウンド
圧縮データXと、ビット割当器16の出力であるビット
割当情報Bが印加され、20ビットの原信号の下位のビ
ットが削除されて16ビットのPCM信号を得ることに
なる。これに対応して、図2においては、振幅・波形分
解器55,対数伸張器56,加算器57,58および振
幅・波形合成器59を省略してビット分離器53の出力
である周波数成分Mdf1 が直接に帯域合成器60に印加
される。このとき、ビット合成器21(図1)には補正
成分Ae ,We が入力されていないから、ビット分離器
53からも補正成分Ae ,We の出力は無い。
【0064】簡易な2チャンネルPCMステレオ装置に
おいては、サラウンド・チャンネルPCM信号LS,R
S,C,LFEをエンコードあるいはデコードする必要
性がない場合がある。このような場合には、サラウンド
・チャンネル圧縮符号化器12(図1)あるいはサラウ
ンド信号復号器54(図2)を省略すればよい。
【0065】
【発明の効果】
主な効果 1) 本発明のエンコーダ(図1)で符号化されたマルチ
チャンネル信号は完全ディジタル・ディスクリートの
5.1チャンネル・マルチチャンネル・オーディオの再
生が可能となる。 2) 本発明のエンコーダの出力は、従来の16ビットP
CMの再生装置で2チャンネル・ステレオとして再生が
可能である。
【0066】以上の主な効果の他に本方式には以下のよ
うな副次的効果ももっている。 副次的効果 3) 拡張情報の中にメイン情報を補完する成分をいれて
いるから、マルチチャンネル再生装置による再生品質は
聴覚心理上は20ビット以上に向上できる。 4) マルチチャンネル再生装置による再生音のダイナミ
ック・レンジは24ビット相当まで広げることができ
る。 5) マルチチャンネル再生装置による再生音のダイナミ
ック・レンジを広げても従来の装置によるダイナミック
・レンジは聞き易いレベルに保てる。 6) 5.1チャンネルのPCM信号のダイナミック・レ
ンジが圧縮されることにより、波形再生の忠実度は従来
のPCM機器でも向上する。 7) 2)ないし 6)に示した効果は、サラウンド・チャンネ
ルPCM信号LS,RS,C,LFEとは関係のないも
のであるから、フロント・チャンネルPCM信号L,R
の2チャンネルのみの入力信号に対しても有効である。 8) 1)ないし 7)の機能に加えて、図1のエンコーダで符
号化されたマルチ・チャンネル符号化された信号は従来
の16ビット2チャンネルPCM再生装置で再生される
ばかりか、従来のマトリックス符号化方式の5チャンネ
ルのサラウンド・デコーダによるならばサラウンド音の
再生が可能となる。 9) 1)ないし 8)の機能を保有したまま、オーディオ信号
とは全く関係のない(たとえば、録音時刻などの)ディ
ジタル・データを16ビットPCM信号中に合成し、デ
コーダにおいて取り出すことができる。 したがって、
本発明の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンコーダの一実施例を示す回路
構成図である。
【図2】本発明によるデコーダの一実施例を示す回路構
成図である。
【図3】従来の16ビットPCMのビットとレベルの関
係を示すレベル図である。
【図4】従来の聴覚帯域における可聴限界を示す聴覚心
理モデル図である。
【図5】従来の可聴レベル以下のビットを示す符号成分
図である。
【符号の説明】
11 マトリックス符号化器 12 サラウンド・チャンネル圧縮符号化器 13 帯域分解器 14 振幅・波形分解器 15 対数圧縮器 16 ビット割当器 17 振幅・波形合成器 18 ローカル・デコーダ 19,20 減算器 21 ビット合成器 22,23 帯域合成器 51 帯域分解器 52 ビット割当情報抽出器 53 ビット分離器 54 サラウンド信号復号器 55 振幅・波形分解器 56 対数伸張器 57,58 加算器 59 振幅・波形合成器 60 帯域合成器 61 マトリックス復号器 A,A1 ,Ad ,Ad1 振幅データ Ae 補正成分 B ビット割当情報 C,Cd サラウンド・チャンネルPCM信号 L,L1 ,L2 ,Ld フロント・チャンネルPCM信
号 LFE,LFE1 サラウンド・チャンネルPCM信号 LS,LSd サラウンド・チャンネルPCM信号 M,Md メイン2チャンネルPCM信号 Mf ,Mdf ,Mdf1 ,Mdf2 周波数成分 Mf1 原音成分 R,R1 ,R2 フロント・チャンネルPCM信号 RS,RSd サラウンド・チャンネルPCM信号 S,Sd サラウンド・チャンネルPCM信号 W,Wd ,Wd1 波形データ We 補正成分 X サラウンド圧縮データ

Claims (36)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロント・チャンネルPCM信号である
    左のL信号,右のR信号と、サラウンド・チャンネルP
    CM信号である左サラウンドのLS信号,右サラウンド
    のRS信号,センターのC信号,低周波効果音のLFE
    信号のうちの少なくとも1つのサラウンド・チャンネル
    PCM信号とを含む大きなビット数を有する多チャンネ
    ルPCM信号を入力されて、マトリックス符号化によ
    り、2チャンネル再生装置によって左の信号および右の
    信号として再生可能な成分を表わすメイン2チャンネル
    PCM信号であるM信号と、サラウンド効果を得るため
    多チャンネル再生装置によって左サラウンドの信号,
    右サラウンドの信号,センター信号および低周波効果音
    として再生に使用する成分を表わすS信号およびLFE
    1 信号であるサラウンド効果信号のうちの少なくとも1
    つの信号をマトリックス処理されたサラウンド・チャン
    ネルPCM信号として得るためのマトリックス符号化処
    理をし(11)、 前記M信号を対数圧縮して圧縮された振幅データA1
    原音成分をあらわすMf1信号を得るための圧縮処理をし
    (13,14,15,17)、 前記原音成分をあらわすMf1信号を帯域合成して得た帯
    域合成後のフロント・チャンネルPCM信号である帯域
    合成後の左のL 2 信号および右のR 2 信号をデコードし
    て前記M信号の成分と比較して、誤差である補正成分
    (Ae ,We )を得るための補正成分検出処理をし(2
    3,18,19,20)、 前記マトリックス処理されたサラウンド・チャンネルP
    CM信号(S,LFE1 )を圧縮符号化してサラウンド
    圧縮データXを得るためのサラウンド圧縮処理をし(1
    2)、 前記圧縮された振幅データA1 から、前記原音成分をあ
    らわすMf1信号の可聴レベル以下のビットを、前記補正
    成分(Ae ,We )およびサラウンド圧縮データXとを
    表わすためのビットに割当てて使用するビット割当情報
    Bを得るためのビット割当処理をし(16)、 前記ビット割当情報Bにもとづいてビットを割当てられ
    た前記補正成分(Ae,We )およびサラウンド圧縮デ
    ータXを前記可聴レベル以下のビットに合成した前記原
    音成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信号であ
    る小さなビット数の左のL1 信号および右のR1 信号を
    得るためのビット合成処理をする(21,22)PCM
    オーディオ信号の変換方法。
  2. 【請求項2】 フロント・チャンネルPCM信号である
    左のL信号,右のR信号と、サラウンド・チャンネルP
    CM信号である左サラウンドのLS信号,右サラウンド
    のRS信号,センターのC信号,低周波効果音のLFE
    信号のうちの少なくとも1つのサラウンド・チャンネル
    PCM信号とを含む大きなビット数を有する多チャンネ
    ルPCM信号のうちの前記フロント・チャンネルPCM
    信号であるL信号とR信号とからなるM信号を対数圧縮
    して圧縮された振幅データA1と原音成分をあらわすM
    f1信号を得るための圧縮処理をし(13,14,15,
    17)、 前記原音成分をあらわすMf1信号を帯域合成して得た帯
    域合成後のフロント・チャンネルPCM信号である帯域
    合成後の左のL 2 信号および右のR 2 信号をデコードし
    て前記M信号の成分と比較して、誤差である補正成分
    (Ae ,We )を得るための補正成分検出処理をし(2
    3,18,19,20)、 前記サラウンド・チャンネルPCM信号(LS,RS,
    C,LFE)を圧縮符号化してサラウンド圧縮データX
    を得るためのサラウンド圧縮処理をし(12)、 前記圧縮された振幅データA1 から、前記原音成分をあ
    らわすMf1信号の可聴レベル以下のビットを、前記補正
    成分(Ae ,We )およびサラウンド圧縮データXとを
    表わすためのビットに割当てて使用するビット割当情報
    Bを得るためのビット割当処理をし(16)、 前記ビット割当情報Bにもとづいてビットを割当てられ
    た前記補正成分(Ae,We )およびサラウンド圧縮デ
    ータXを前記可聴レベル以下のビットに合成した前記原
    音成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信号であ
    る小さなビット数の左のL1 信号および右のR1 信号を
    得るためのビット合成処理をする(21,22)PCM
    オーディオ信号の変換方法。
  3. 【請求項3】 大きなビット数を有する多チャンネル信
    号のうちのフロント・チャンネルPCM信号である左の
    L信号と右のR信号とからなるM信号から対数圧縮して
    圧縮された振幅データA1 と原音成分をあらわすMf1
    号を得るための圧縮処理をし(13,14,15,1
    7)、 前記原音成分をあらわすMf1信号を帯域合成して得た帯
    域合成後のフロント・チャンネルPCM信号である帯域
    合成後の左のL 2 信号および右のR 2 信号をデコードし
    て前記M信号の成分と比較して、誤差である補正成分
    (Ae ,We )を得るための補正成分検出処理をし(2
    3,18,19,20)、 前記圧縮された振幅データA1 から、前記原音成分をあ
    らわすMf1信号の可聴レベル以下のビットを、前記補正
    成分(Ae ,We )を表わすためのビットに割当てて使
    用するビット割当情報Bを得るためのビット割当処理を
    し(16)、 前記ビット割当情報Bにもとづいてビットを割当てられ
    た前記補正成分(Ae,We )を前記可聴レベル以下の
    ビットに割当てた前記原音成分をあらわすフロント・チ
    ャンネルPCM信号である小さなビット数の左のL1
    号および右のR1 信号を得るためのビット合成処理をす
    る(21,22)PCMオーディオ信号の変換方法。
  4. 【請求項4】 前記圧縮処理において、 前記M信号を多くの帯域に分解して周波数成分をあらわ
    すMf 信号を得るための帯域分解処理をし(13)、 前記周波数成分をあらわすMf 信号を分解して前記振幅
    データAと波形データWとを得るための振幅・波形分解
    処理をし(14)、 前記振幅データAを対数圧縮して振幅データA1 を得る
    ための振幅圧縮処理をし(15)、 前記振幅データA1 と前記波形データWとから前記原音
    成分をあらわすMf1信号を合成するための振幅波形合成
    処理をする(17)請求項1,2または3のPCMオー
    ディオ信号の変換方法。
  5. 【請求項5】 前記補正成分検出処理において、 前記原音成分をあらわすMf1信号を帯域合成してフロン
    ト・チャンネルPCM信号である前記帯域合成後の左の
    2 信号および右のR2 信号を得るための帯域合成処理
    をし(23)、 前記左のL2 信号および右のR2 信号をデコードして
    コード後の振幅データAd と波形データWd とを得るた
    めのデコード処理をし(18)、 前記圧縮前の振幅データAと前記デコード後の振幅デー
    タAd とを比較してその誤差を振幅の補正成分Ae とし
    て得るための振幅比較処理をし(19)、 前記波形データWと前記デコード処理後の波形データW
    d とを比較してその誤差を波形の補正成分We として得
    るための波形比較処理をする(20)請求項4のPCM
    オーディオ信号の変換方法。
  6. 【請求項6】 フロント・チャンネルPCM信号である
    左のL信号,右のR信号と、サラウンド・チャンネルP
    CM信号である左サラウンドのLS信号,右サラウンド
    のRS信号,センターのC信号,低周波効果音のLFE
    信号のうちの少なくとも1つのサラウンド・チャンネル
    PCM信号とを含む大きなビット数を有する多チャンネ
    ルPCM信号を入力されて、マトリックス符号化によ
    り、2チャンネル再生装置によって左の信号および右の
    信号として再生可能な成分を表わすメイン2チャンネル
    PCM信号であるM信号と、サラウンド効果を得るため
    多チャンネル再生装置によって左サラウンドの信号,
    右サラウンドの信号,センター信号および低周波効果音
    として再生に使用する成分を表わすS信号およびLFE
    1 信号であるサラウンド効果信号のうちの少なくとも1
    つの信号をマトリックス処理されたサラウンド・チャン
    ネルPCM信号として得るためのマトリックス符号化処
    理をし(11)、 前記M信号を多くの帯域に分解して周波数成分をあらわ
    すMf信号を得るための帯域分解処理をし(13)、 前記マトリックス処理されたサラウンド・チャンネルP
    CM信号(S,LFE1 )を圧縮符号化してサラウンド
    圧縮データXを得るためのサラウンド圧縮処理をし(1
    2)、 前記周波数成分をあらわすMf 信号の可聴レベル以下の
    ビットを、サラウンド圧縮データXを表わすためのビッ
    トに割当てて使用するビット割当情報Bを得るためのビ
    ット割当処理をし(16)、 前記ビット割当情報Bにもとづいてビットを割当てられ
    た前記補正成分(Ae,We )およびサラウンド圧縮デ
    ータXを前記M信号の可聴レベル以下のビットに割当て
    て原音成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信号
    である小さなビット数の左のL1 信号および右のR1
    号を得るためのビット合成処理をする(21,22)P
    CMオーディオ信号の変換方法。
  7. 【請求項7】 大きなビット数を有する多チャンネル信
    号のうちの左のL信号,右のR信号を含むフロント・チ
    ャンネルPCM信号と、左サラウンドのLS信号,右サ
    ラウンドのRS信号,センターのC信号,低周波効果音
    のLFE信号のうちの少なくとも1つのサラウンド・チ
    ャンネルPCM信号とを含むサラウンド・チャンネルP
    CM信号のうちの前記フロント・チャンネルPCM信号
    であるL信号とR信号とからなるM信号を多くの帯域に
    分解して周波数成分をあらわすMf 信号を得るための帯
    域分解処理をし(13)、 前記少なくとも1つのサラウンド・チャンネルPCM信
    号(LS,RS,C,LFE)を圧縮符号化してサラウ
    ンド圧縮データXを得るためのサラウンド圧縮処理をし
    (12)、 前記周波数成分をあらわすMf 信号の可聴レベル以下の
    ビットを、前記サラウンド圧縮データXを表わすための
    ビットに割当てて使用するビット割当情報Bを得るため
    のビット割当処理をし(16)、 前記ビット割当情報Bにもとづいてビットを割当てられ
    た前記サラウンド圧縮データXを前記M信号の下位の前
    記可聴レベル以下のビットに割当てて原音成分をあらわ
    すフロント・チャンネルPCM信号である小さなビット
    数の左のL1 信号および右のR1 信号を得るためのビッ
    ト合成処理をする(21,22)PCMオーディオ信号
    の変換方法。
  8. 【請求項8】 大きなビット数を有する多チャンネル信
    号のうちの左のL信号と右のR信号を含むフロント・チ
    ャンネルPCM信号を表わすM信号を多くの帯域に分解
    して周波数成分をあらわすMf 信号を得るための帯域分
    解処理をし(13)、 前記周波数成分をあらわすMf 信号の可聴レベル以下の
    ビットを、任意の情報を表わすためのビットに割当てて
    使用するビット割当情報Bを得るためのビット割当処理
    をし(16)、 前記ビット割当情報Bにもとづいてビットを割当てられ
    た前記任意の情報を前記M信号の下位の前記可聴レベル
    以下のビットに割当てて原音成分をあらわすフロント・
    チャンネルPCM信号である小さなビット数の左のL1
    信号および右のR1 信号を得るためのビット合成処理を
    する(21,22)PCMオーディオ信号の変換方法。
  9. 【請求項9】 フロント・チャンネルPCM信号である
    左のL信号,右のR信号と、サラウンド・チャンネルP
    CM信号である左サラウンドのLS信号,右サラウンド
    のRS信号,センターのC信号,低周波効果音のLFE
    信号のうちの少なくとも1つのサラウンド・チャンネル
    PCM信号とを含む大きなビット数を有する多チャンネ
    ルPCM信号を入力されて、マトリックス符号化により
    2チャンネル再生装置によって左の信号および右の信号
    として再生可能な成分を表わすメイン2チャンネルPC
    M信号であるM信号と、サラウンド効果を得るために
    チャンネル再生装置によって左サラウンドの信号,右サ
    ラウンドの信号,センター信号および低周波効果音とし
    て再生に使用する成分を表わすS信号およびLFE1
    であるサラウンド効果信号のうちの少なくとも1つの
    信号をマトリックス処理されたサラウンド・チャンネル
    PCM信号として得るためのマトリックス符号化手段
    (11)と、 前記M信号を対数圧縮して圧縮された振幅データA1
    原音成分をあらわすMf1信号を得るための圧縮手段(1
    3,14,15,17)と、 前記原音成分をあらわすMf1信号を帯域合成して得た帯
    域合成後のフロント・チャンネルPCM信号である帯域
    合成後の左のL 2 信号および右のR 2 信号をデコードし
    て前記M信号の成分と比較して、誤差である補正成分
    (Ae ,We )を得るための補正成分検出手段(23,
    18,19,20)と、 前記マトリックス処理されたサラウンド・チャンネルP
    CM信号(S,LFE1 )を圧縮符号化してサラウンド
    圧縮データXを得るためのサラウンド圧縮手段(12)
    と、 前記圧縮された振幅データA1 から、前記原音成分をあ
    らわすMf1信号の可聴レベル以下のビットを、前記補正
    成分(Ae ,We )およびサラウンド圧縮データXとを
    表わすためのビットに割当てて使用するビット割当情報
    Bを得るためのビット割当手段(16)と、 前記ビット割当情報Bにもとづいてビットを割当てられ
    た前記補正成分(Ae,We )およびサラウンド圧縮デ
    ータXを前記可聴レベル以下のビットに合成した前記原
    音成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信号であ
    る小さなビット数の左のL1 信号および右のR1 信号を
    得るためのビット合成手段(21,22)とを含むPC
    Mオーディオ信号の変換装置。
  10. 【請求項10】 フロント・チャンネルPCM信号であ
    る左のL信号,右のR信号と、サラウンド・チャンネル
    PCM信号である左サラウンドのLS信号,右サラウン
    ドのRS信号,センターのC信号,低周波効果音のLF
    E信号のうちの少なくとも1つのサラウンド・チャンネ
    ルPCM信号とを含む大きなビット数を有する多チャン
    ネルPCM信号のうちの前記フロント・チャンネルPC
    M信号であるL信号とR信号とからなるM信号を対数圧
    縮して圧縮された振幅データA1 と原音成分をあらわす
    f1信号を得るための圧縮手段(13,14,15,1
    7)と、 前記原音成分をあらわすMf1信号を帯域合成して得た帯
    域合成後のフロント・チャンネルPCM信号である帯域
    合成後の左のL 2 信号および右のR 2 信号をデコードし
    て前記M信号の成分と比較して、誤差である補正成分
    (Ae ,We )を得るための補正成分検出手段(23,
    18,19,20)と、 前記少なくとも1つのサラウンド・チャンネルPCM信
    号(LS,RS,C,LFE)を圧縮符号化してサラウ
    ンド圧縮データXを得るためのサラウンド圧縮手段(1
    2)と、 前記圧縮された振幅データA1 から、前記原音成分をあ
    らわすMf1信号の可聴レベル以下のビットを、前記補正
    成分(Ae ,We )およびサラウンド圧縮データXとを
    表わすためのビットに割当てて使用するビット割当情報
    Bを得るためのビット割当手段(16)と、 前記ビット割当情報Bにもとづいてビットを割当てられ
    た前記補正成分(Ae,We )およびサラウンド圧縮デ
    ータXを前記可聴レベル以下のビットに合成した前記原
    音成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信号であ
    る小さなビット数の左のL1 信号および右のR1 信号を
    得るためのビット合成手段(21,22)とを含むPC
    Mオーディオ信号の変換装置。
  11. 【請求項11】 大きなビット数を有する多チャンネル
    信号のうちのフロント・チャンネルPCM信号である左
    のL信号と右のR信号とからなるM信号から対数圧縮し
    て圧縮された振幅データA1 と原音成分をあらわすMf1
    信号を得るための圧縮手段(13,14,15,17)
    と、 前記原音成分をあらわすMf1信号を帯域合成して得た帯
    域合成後のフロント・チャンネルPCM信号である帯域
    合成後の左のL 2 信号および右のR 2 信号をデコードし
    て前記M信号の成分と比較して、誤差である補正成分
    (Ae ,We )を得るための補正成分検出手段(23,
    18,19,20)と、 前記圧縮された振幅データA1 から、前記原音成分をあ
    らわすMf1信号の可聴レベル以下のビットを、前記補正
    成分(Ae ,We )を表わすためのビットに割当てて使
    用するビット割当情報Bを得るためのビット割当手段
    (16)と、 前記ビット割当情報Bにもとづいてビットを割当てられ
    た前記補正成分(Ae,We )を前記可聴レベル以下の
    ビットに割当てた前記原音成分をあらわすフロント・チ
    ャンネルPCM信号である小さなビット数の左のL1
    号および右のR1 信号を得るためのビット合成手段(2
    1,22)とを含むPCMオーディオ信号の変換装置。
  12. 【請求項12】 前記圧縮手段が、 前記M信号を多くの帯域に分解して周波数成分をあらわ
    すMf 信号を得るための帯域分解手段(13)と、 前記周波数成分をあらわすMf 信号を分解して前記振幅
    データAと波形データWとを得るための振幅波形分解手
    段(14)と、 前記振幅データAを対数圧縮して振幅データA1 を得る
    ための振幅圧縮手段(15)と、 前記振幅データA1 と前記波形データWとから前記原音
    成分をあらわすMf1信号を合成するための振幅波形合成
    手段(17)とを含んでいる請求項9,10または11
    のPCMオーディオ信号の変換装置。
  13. 【請求項13】 前記補正成分検出手段が、 前記原音成分をあらわすMf1信号を帯域合成してフロン
    ト・チャンネルPCM信号である前記帯域合成後の左の
    2 信号および右のR2 信号を得るための帯域合成手段
    (23)と、 前記左のL2 信号および右のR2 信号をデコードして
    コード後の振幅データAd と波形データWd とを得るた
    めのデコード手段(18)と、 前記圧縮前の振幅データAと前記デコード後の振幅デー
    タAd とを比較してその誤差を振幅の補正成分Ae とし
    て得るための振幅比較手段(19)と、 前記波形データWと前記デコード処理後の波形データW
    d とを比較してその誤差を波形の補正成分We として得
    るための波形比較手段(20)とを含んでいる請求項1
    2のPCMオーディオ信号の変換装置。
  14. 【請求項14】 フロント・チャンネルPCM信号であ
    る左のL信号,右のR信号と、サラウンド・チャンネル
    PCM信号である左サラウンドのLS信号,右サラウン
    ドのRS信号,センターのC信号,低周波効果音のLF
    E信号のうちの少なくとも1つのサラウンド・チャンネ
    ルPCM信号とを含む大きなビット数を有する多チャン
    ネルPCM信号を入力されて、マトリックス符号化によ
    り2チャンネル再生装置によって左の信号および右の信
    号として再生可能な成分を表わすメイン2チャンネルP
    CM信号であるM信号と、サラウンド効果を得るために
    多チャンネル再生装置によって左サラウンドの信号,右
    サラウンドの信号,センター信号および低周波効果音と
    して再生に使用する成分を表わすS信号およびLFE1
    信号であるサラウンド効果信号のうちの少なくとも1つ
    の信号をマトリックス処理されたサラウンド・チャンネ
    ルPCM信号として得るためのマトリックス符号化手段
    (11)と、 前記M信号を多くの帯域に分解して周波数成分をあらわ
    すMf信号を得るための帯域分解手段(13)と、 前記マトリックス処理されたサラウンド・チャンネルP
    CM信号(S,LFE1 )を圧縮符号化してサラウンド
    圧縮データXを得るためのサラウンド圧縮手段(12)
    と、 前記周波数成分をあらわすMf 信号の可聴レベル以下の
    ビットを、サラウンド圧縮データXを表わすためのビッ
    トに割当てて使用するビット割当情報Bを得るためのビ
    ット割当手段(16)と、 前記ビット割当情報Bにもとづいてビットを割当てられ
    た前記補正成分(Ae,We )およびサラウンド圧縮デ
    ータXを前記M信号の可聴レベル以下のビットに割当て
    て原音成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信号
    である小さなビット数の左のL1 信号および右のR1
    号を得るためのビット合成手段(21,22)とを含む
    PCMオーディオ信号の変換装置。
  15. 【請求項15】 大きなビット数を有する多チャンネル
    信号のうちの左のL信号,右のR信号を含むフロント・
    チャンネルPCM信号と、左サラウンドのLS信号,右
    サラウンドのRS信号,センターのC信号,低周波効果
    音のLFE信号のうちの少なくとも1つのサラウンド・
    チャンネルPCM信号とを含むサラウンド・チャンネル
    PCM信号のうちの前記フロント・チャンネルPCM信
    号であるL信号とR信号とからなるM信号を多くの帯域
    に分解して周波数成分をあらわすMf 信号を得るための
    帯域分解手段(13)と、 前記少なくとも1つのサラウンド・チャンネルPCM信
    号(LS,RS,C,LFE)を圧縮符号化してサラウ
    ンド圧縮データXを得るためのサラウンド圧縮手段(1
    2)と、 前記周波数成分をあらわすMf 信号の可聴レベル以下の
    ビットを、前記サラウンド圧縮データXを表わすための
    ビットに割当てて使用するビット割当情報Bを得るため
    のビット割当手段(16)と、 前記ビット割当情報Bにもとづいてビットを割当てられ
    た前記サラウンド圧縮データXを前記M信号の下位の前
    記可聴レベル以下のビットに割当てて原音成分をあらわ
    すフロント・チャンネルPCM信号である小さなビット
    数の左のL1 信号および右のR1 信号を得るためのビッ
    ト合成手段(21,22)とを含むPCMオーディオ信
    号の変換装置。
  16. 【請求項16】 大きなビット数を有する多チャンネル
    信号のうちの左のL信号と右のR信号を含むフロント・
    チャンネルPCM信号を表わすM信号を多くの帯域に分
    解して周波数成分をあらわすMf 信号を得るための帯域
    分解手段(13)と、 前記周波数成分をあらわすMf 信号の可聴レベル以下の
    ビットを、任意の情報を表わすためのビットに割当てて
    使用するビット割当情報Bを得るためのビット割当手段
    (16)と、 前記ビット割当情報Bにもとづいてビットを割当てられ
    た前記任意の情報を前記M信号の下位の前記可聴レベル
    以下のビットに割当てて原音成分をあらわすフロント・
    チャンネルPCM信号である小さなビット数の左のL1
    信号および右のR1 信号を得るためのビット合成手段
    (21,22)とを含むPCMオーディオ信号の変換装
    置。
  17. 【請求項17】 ビット割当情報Bにもとづいてビット
    を割当られた補正成分(Ae ,We )およびサラウンド
    圧縮データXを可聴レベル以下のビットに合成した原音
    成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信号である
    小さなビット数の左のL1 信号および右のR1 信号を印
    加されて、前記ビット割当情報Bにもとづいて前記L1
    信号およびR1 信号を帯域分解した周波数成分Mdf1
    前記補正成分(Ae ,We )およびサラウンド圧縮デー
    タXを得るための帯域分解ビット分離処理をし(51,
    52,53)、 前記原音成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信
    号であるL1 信号およびR1 信号を帯域分解して得られ
    た前記周波数成分Mdf1 を分解し対数伸張して振幅デー
    タAd および波形データWd とを得るための分解伸張処
    理をし(55,56)、 前記振幅データAd および前記波形データWd を前記補
    正成分(Ae ,We )により補正して補正後の振幅デー
    タAおよび波形データWd1を得るための補正処理をし
    (57,58)、 前記補正後の振幅データAおよび波形データWd1と、前
    記サラウンド圧縮データXとから大きなビット数を有す
    る多チャンネル信号のうちの左のLd 信号,右のRd
    号を含むフロント・チャンネルPCM信号と左サラウン
    ドのLSd 信号,右サラウンドのRSd 信号,センター
    のCd 信号,低周波効果音のLFEd 信号のうちの少な
    くとも1つを含むサラウンド・チャンネルPCM信号と
    を振幅波形合成および復号して得るための合成マトリッ
    クス復号処理をする(54,59,60,61)PCM
    オーディオ信号の変換方法。
  18. 【請求項18】 ビット割当情報Bにもとづいてビット
    を割当られた補正成分(Ae ,We )およびサラウンド
    圧縮データXを可聴レベル以下のビットに合成した原音
    成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信号である
    小さなビット数の左のL1 信号および右のR1 信号を印
    加されて、前記ビット割当情報Bにもとづいて前記L1
    信号およびR1 信号を帯域分解した周波数成分Mdf1
    前記補正成分(Ae ,We )およびサラウンド圧縮デー
    タXを得るための帯域分解ビット分離処理をし(51,
    52,53)、 前記原音成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信
    号であるL1 信号およびR1 信号を帯域分解して得られ
    た前記周波数成分Mdf1 を分解して対数伸張して振幅デ
    ータAd および波形データWd とを得るための分解伸張
    処理をし(55,56)、 前記振幅データAd および前記波形データWd を前記補
    正成分(Ae ,We )により補正して補正後の振幅デー
    タAおよび波形データWd1を得るための補正処理をし
    (57,58)、 前記補正後の振幅データAおよび波形データWd1と、前
    記サラウンド圧縮データXとから多チャンネル信号のう
    ちの大きなビット数の左のLd 信号,右のRd信号を含
    むフロント・チャンネルPCM信号と左サラウンドのL
    d 信号,右サラウンドのRSd 信号,センターのCd
    信号,低周波効果音のLFEd 信号のうちの少なくとも
    1つを含むサラウンド・チャンネルPCM信号とを振幅
    波形合成および復号して得るための合成復号処理をする
    (54,59,60)PCMオーディオ信号の変換方
    法。
  19. 【請求項19】 ビット割当情報Bにもとづいてビット
    を割当られた補正成分(Ae ,We )を可聴レベル以下
    のビットに割当てた原音成分をあらわすフロント・チャ
    ンネルPCM信号である小さなビット数の左のL1 信号
    および右のR1 信号を印加されて、前記ビット割当情報
    Bにもとづいて前記L1 信号およびR1 信号を帯域分解
    した周波数成分Mdf1 および前記補正成分(Ae
    e )を得るための帯域分解ビット分離処理をし(5
    1,52,53)、 前記原音成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信
    号であるL1 信号およびR1 信号を帯域分解して得られ
    た前記周波数成分Mdf1 を分解し対数伸張して振幅デー
    タAd および波形データWd とを得るための分解伸張処
    理をし(55,56)、 前記振幅データAd および前記波形データWd を前記補
    正成分(Ae ,We )により補正して補正後の振幅デー
    タAおよび波形データWd1を得るための補正処理をし
    (57,58)、 前記補正後の振幅データAおよび波形データWd1から大
    きなビット数を有する多チャンネル信号のうちのフロン
    ト・チャンネルPCM信号である左のLd 信号および右
    のRd 信号を振幅波形合成および復号して得るための合
    成復号処理をする(59,60)PCMオーディオ信号
    の変換方法。
  20. 【請求項20】 ビット割当情報Bにもとづいてビット
    を割当られたサラウンド圧縮データXを可聴レベル以下
    のビットに割当てた原音成分をあらわすフロント・チャ
    ンネルPCM信号である小さなビット数の左のL1 信号
    および右のR1 信号を印加されて、前記ビット割当情報
    Bにもとづいて前記L1 信号およびR1 信号を帯域分解
    した周波数成分Mdf1 およびサラウンド圧縮データXを
    得るための帯域分解ビット分離処理をし(51,52,
    53)、 前記帯域分解した周波数成分Mdf1 と前記サラウンド圧
    縮データXとから、多チャンネル信号のうちの大きな
    ット数を有する左のLd 信号,右のRd 信号を含むフロ
    ント・チャンネルPCM信号と左サラウンドのLSd
    号,右サラウンドのRSd 信号,センターのCd 信号,
    低周波効果音のLFEd 信号のうちの少なくとも1つを
    含むサラウンド・チャンネルPCM信号とを帯域合成お
    よび復号して得るための帯域合成マトリックス復号処理
    をする(54,60,61)PCMオーディオ信号の変
    換方法。
  21. 【請求項21】 ビット割当情報Bにもとづいてビット
    を割当られたサラウンド圧縮データXを可聴レベル以下
    のビットに割当てた原音成分をあらわすフロント・チャ
    ンネルPCM信号である小さなビット数の左のL1 信号
    および右のR1 信号を印加されて、前記ビット割当情報
    Bにもとづいて前記L1 信号およびR1 信号を帯域分解
    した周波数成分Mdf1 およびサラウンド圧縮データXを
    得るための帯域分解ビット分離処理をし(51,52,
    53)、 前記帯域分解した周波数成分Mdf1 と前記サラウンド圧
    縮データXとから、大きなビット数を有する多チャンネ
    ル信号のうちの左のLd 信号,右のRd 信号を含むフロ
    ント・チャンネルPCM信号と左サラウンドのLSd
    号,右サラウンドのRSd 信号,センターのCd 信号,
    低周波効果音のLFEd 信号のうちの少なくとも1つを
    含むサラウンド・チャンネルPCM信号とを帯域合成し
    て得るための帯域合成復号処理をする(54,60)P
    CMオーディオ信号の変換方法。
  22. 【請求項22】 ビット割当情報Bにもとづいてビット
    を割当られた任意の情報を可聴レベル以下のビットに割
    当てた原音成分をあらわす小さなビット数の左のL1
    号および右のR1 信号を含むフロント・チャンネルPC
    M信号を印加されて、前記ビット割当情報Bにもとづい
    て前記L1 信号およびR1 信号を帯域分解した周波数成
    分Mdf1 および前記任意の情報を得るための帯域分解ビ
    ット分離処理をし(51,52,53)、 前記帯域分解した周波数成分Mdf1 から、大きなビット
    数を有する多チャンネル信号のうちの左のLd 信号およ
    び右のRd 信号を含むフロント・チャンネルPCM信号
    を帯域合成して得るための帯域合成処理をする(60)
    PCMオーディオ信号の変換方法。
  23. 【請求項23】 前記帯域分解ビット分離処理におい
    て、 前記ビット割当情報Bにもとづいてビットを割当られた
    補正成分(Ae ,We)およびサラウンド圧縮データX
    を可聴レベル以下のビットに割当てた原音成分をあらわ
    す小さなビット数の左のL1 信号および右のR1 信号を
    含むフロント・チャンネルPCM信号を印加されて、多
    くの帯域に分解して周波数成分をあらわすMdf2 信号を
    得るための帯域分解処理をし(51)、 前記周波数成分をあらわすMdf2 信号から前記ビット割
    当情報Bを抽出するためのビット割当情報抽出処理をし
    (52)、 前記ビット割当情報Bにもとづいて前記L1 信号および
    1 信号を前記周波数成分Mdf1 ,振幅補正成分Ae
    波形の補正成分We および前記サラウンド圧縮データX
    を得るためのビット分離処理をする(53)請求項17
    ないし22のPCMオーディオ信号の変換方法。
  24. 【請求項24】 前記分解伸張処理において、 前記原音成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信
    号であるL1 信号およびR1 信号を帯域分解して得られ
    た前記周波数成分Mdf1 を分解して振幅データAd1と前
    記波形データWd とを得るための振幅波形分解処理をし
    (55)、 前記振幅データAd1を対数伸張して振幅データAd を得
    るための対数伸張処理をし(56)、 前記補正処理において、 前記振幅データAd を前記振幅の補正成分Ae により補
    正して前記補正後の振幅データAを得るための振幅補正
    処理をし(57)、 前記波形データWd を前記波形の補正成分We により補
    正して前記補正後の波形データWd1を得るための波形補
    正処理をする(58)請求項17,18または19のP
    CMオーディオ信号の変換方法。
  25. 【請求項25】 前記合成マトリックス復号処理におい
    て、 前記補正後の振幅データAおよび波形データWd1を受け
    て振幅波形合成をして合成後の周波数成分Mdfを得るた
    めの振幅波形合成処理をし(59)、 前記合成後の周波数成分Mdfを帯域合成してメイン2チ
    ャンネルPCM信号Md を得るための帯域合成処理をし
    (60)、 前記サラウンド圧縮データXから復号してサラウンド・
    チャンネルPCM信号Sd ,LFEd1を得るためのサラ
    ウンド信号復号処理をし(54)、 前記メイン2チャンネルPCM信号Md と前記サラウン
    ド・チャンネルPCM信号Sd およびLFEd1から左の
    d 信号,右のRd 信号を含むフロント・チャンネルP
    CM信号と左サラウンドのLSd 信号,右サラウンドの
    RSd 信号,センターのCd 信号,低周波効果音のLF
    d 信号のうちの少なくとも1つを含むサラウンド・チ
    ャンネルPCM信号を復号するためにマトリックス復号
    処理をする(61)請求項17のPCMオーディオ信号
    の変換方法。
  26. 【請求項26】 ビット割当情報Bにもとづいてビット
    を割当られた補正成分(Ae ,We )およびサラウンド
    圧縮データXを可聴レベル以下のビットに合成した原音
    成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信号である
    小さなビット数の左のL1 信号および右のR1 信号を印
    加されて、前記ビット割当情報Bにもとづいて前記L1
    信号およびR1 信号を帯域分解した周波数成分Mdf1
    前記補正成分(Ae ,We )およびサラウンド圧縮デー
    タXを得るための帯域分解ビット分離手段(51,5
    2,53)と、 前記原音成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信
    号であるL1 信号およびR1 信号を帯域分解して得られ
    た前記周波数成分Mdf1 を分解し対数伸張して振幅デー
    タAd および波形データWd とを得るための分解伸張手
    段(55,56)と、 前記振幅データAd および前記波形データWd を前記補
    正成分(Ae ,We )により補正して補正後の振幅デー
    タAおよび波形データWd1を得るための補正手段(5
    7,58)と、 前記補正後の振幅データAおよび波形データWd1と、前
    記サラウンド圧縮データXとから大きなビット数を有す
    る多チャンネル信号のうちの左のLd 信号,右のRd
    号を含むフロント・チャンネルPCM信号と左サラウン
    ドのLSd 信号,右サラウンドのRSd 信号,センター
    のCd 信号,低周波効果音のLFEd 信号のうちの少な
    くとも1つを含むサラウンド・チャンネルPCM信号と
    を振幅波形合成および復号して得るための合成マトリッ
    クス復号手段(54,59,60,61)とを含むPC
    Mオーディオ信号の変換装置。
  27. 【請求項27】 ビット割当情報Bにもとづいてビット
    を割当られた補正成分(Ae ,We )およびサラウンド
    圧縮データXを可聴レベル以下のビットに合成した原音
    成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信号である
    小さなビット数の左のL1 信号および右のR1 信号を印
    加されて、前記ビット割当情報Bにもとづいて前記L1
    信号およびR1 信号を帯域分解した周波数成分Mdf1
    前記補正成分(Ae ,We )およびサラウンド圧縮デー
    タXを得るための帯域分解ビット分離手段(51,5
    2,53)と、 前記原音成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信
    号であるL1 信号およびR1 信号を帯域分解して得られ
    た前記周波数成分Mdf1 を分解し対数伸張して振幅デー
    タAd および波形データWd とを得るための分解伸張手
    段(55,56)と、 前記振幅データAd および前記波形データWd を前記補
    正成分(Ae ,We )により補正して補正後の振幅デー
    タAおよび波形データWd1を得るための補正手段(5
    7,58)と、 前記補正後の振幅データAおよび波形データWd1と、前
    記サラウンド圧縮データXとから多チャンネル信号のう
    ちの大きなビット数の左のLd 信号,右のRd信号を含
    むフロント・チャンネルPCM信号と左サラウンドのL
    d 信号,右サラウンドのRSd 信号,センターのCd
    信号,低周波効果音のLFEd 信号のうちの少なくとも
    1つを含むサラウンド・チャンネルPCM信号とを振幅
    波形合成および復号して得るための合成復号手段(5
    4,59,60)とを含むPCMオーディオ信号の変換
    装置。
  28. 【請求項28】 ビット割当情報Bにもとづいてビット
    を割当られた補正成分(Ae ,We )を可聴レベル以下
    のビットに割当てた原音成分をあらわすフロント・チャ
    ンネルPCM信号である小さなビット数の左のL1 信号
    および右のR1 信号を印加されて、前記ビット割当情報
    Bにもとづいて前記L1 信号およびR1 信号を帯域分解
    した周波数成分Mdf1 および前記補正成分(Ae
    e )を得るための帯域分解ビット分離手段(51,5
    2,53)と、 前記原音成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信
    号であるL1 信号およびR1 信号を帯域分解して得られ
    た前記周波数成分Mdf1 を分解し対数伸張して振幅デー
    タAd および波形データWd とを得るための分解伸張手
    段(55,56)と、 前記振幅データAd および前記波形データWd を前記補
    正成分(Ae ,We )により補正して補正後の振幅デー
    タAおよび波形データWd1を得るための補正手段(5
    7,58)と、 前記補正後の振幅データAおよび波形データWd1から大
    きなビット数を有する多チャンネル信号のうちのフロン
    ト・チャンネルPCM信号である左のLd 信号および右
    のRd 信号を振幅波形合成および復号して得るための合
    成復号手段(59,60)とを含むPCMオーディオ信
    号の変換装置。
  29. 【請求項29】 ビット割当情報Bにもとづいてビット
    を割当られたサラウンド圧縮データXを可聴レベル以下
    のビットに割当てた原音成分をあらわすフロント・チャ
    ンネルPCM信号である小さなビット数の左のL1 信号
    および右のR1 信号を印加されて、前記ビット割当情報
    Bにもとづいて前記L1 信号およびR1 信号を帯域分解
    した周波数成分Mdf1 およびサラウンド圧縮データXを
    得るための帯域分解ビット分離手段(51,52,5
    3)と、 前記帯域分解した周波数成分Mdf1 と前記サラウンド圧
    縮データXとから、多チャンネル信号のうちの大きな
    ット数を有する左のLd 信号,右のRd 信号を含むフロ
    ント・チャンネルPCM信号と左サラウンドのLSd
    号,右サラウンドのRSd 信号,センターのCd 信号,
    低周波効果音のLFEd 信号のうちの少なくとも1つを
    含むサラウンド・チャンネルPCM信号とを帯域合成お
    よび復号して得るための帯域合成マトリックス復号手段
    (54,60,61)とを含むPCMオーディオ信号の
    変換装置。
  30. 【請求項30】 ビット割当情報Bにもとづいてビット
    を割当られたサラウンド圧縮データXを可聴レベル以下
    のビットに割当てた原音成分をあらわすフロント・チャ
    ンネルPCM信号である小さなビット数の左のL1 信号
    および右のR1 信号を印加されて、前記ビット割当情報
    Bにもとづいて前記L1 信号およびR1 信号を帯域分解
    した周波数成分Mdf1 およびサラウンド圧縮データXを
    得るための帯域分解ビット分離手段(51,52,5
    3)と、 前記帯域分解した周波数成分Mdf1 と前記サラウンド圧
    縮データXとから、大きなビット数を有する多チャンネ
    ル信号のうちの左のLd 信号,右のRd 信号を含むフロ
    ント・チャンネルPCM信号と左サラウンドのLSd
    号,右サラウンドのRSd 信号,センターのCd 信号,
    低周波効果音のLFEd 信号のうちの少なくとも1つを
    含むサラウンド・チャンネルPCM信号とを帯域合成し
    て得るための帯域合成復号手段(54,60)とを含む
    PCMオーディオ信号の変換装置。
  31. 【請求項31】 ビット割当情報Bにもとづいてビット
    を割当られた任意の情報を可聴レベル以下のビットに割
    当てた原音成分をあらわす小さなビット数の左のL1
    号および右のR1 信号を含むフロント・チャンネルPC
    M信号を印加されて、前記ビット割当情報Bにもとづい
    て前記L1 信号およびR1 信号を帯域分解した周波数成
    分Mdf1 および前記任意の情報を得るための帯域分解ビ
    ット分離手段(51,52,53)と、 前記帯域分解した周波数成分Mdf1 から、大きなビット
    数を有する多チャンネル信号のうちの左のLd 信号およ
    び右のRd 信号を含むフロント・チャンネルPCM信号
    を帯域合成して得るための帯域合成手段(60)とを含
    むPCMオーディオ信号の変換装置。
  32. 【請求項32】 前記帯域分解ビット分離手段が、 前記ビット割当情報Bにもとづいてビットを割当られた
    補正成分(Ae ,We)およびサラウンド圧縮データX
    を可聴レベル以下のビットに割当てた原音成分をあらわ
    す小さなビット数の左のL1 信号および右のR1 信号を
    含むフロント・チャンネルPCM信号を印加されて、多
    くの帯域に分解して周波数成分をあらわすMdf2 信号を
    得るための帯域分解手段(51)と、 前記周波数成分をあらわすMdf2 信号から前記ビット割
    当情報Bを抽出するためのビット割当情報抽出手段(5
    2)と、 前記ビット割当情報Bにもとづいて前記L1 信号および
    1 信号を前記周波数成分Mdf1 ,振幅補正成分Ae
    波形の補正成分We および前記サラウンド圧縮データX
    を得るためのビット分離手段(53)とを含んでいる請
    求項26ないし31のPCMオーディオ信号の変換装
    置。
  33. 【請求項33】 前記分解伸張手段が、 前記原音成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信
    号であるL1 信号およびR1 信号を帯域分解して得られ
    た前記周波数成分Mdf1 を分解して振幅データAd1と前
    記波形データWd とを得るための振幅波形分解手段(5
    5)と、 前記振幅データAd1を対数伸張して振幅データAd を得
    るための対数伸張手段(56)とを含み、 前記補正手段が、 前記振幅データAd を前記振幅の補正成分Ae により補
    正して前記補正後の振幅データAを得るための振幅補正
    手段(57)と、 前記波形データWd を前記波形の補正成分We により補
    正して前記補正後の波形データWd1を得るための波形補
    正手段(58)とを含んでいる請求項26,27または
    28のPCMオーディオ信号の変換装置。
  34. 【請求項34】 前記合成マトリックス復号手段が、 前記補正後の振幅データAおよび波形データWd1を受け
    て振幅波形合成をして合成後の周波数成分Mdfを得るた
    めの振幅波形合成手段(59)と、 前記合成後の周波数成分Mdfを帯域合成してメイン2チ
    ャンネルPCM信号Md を得るための帯域合成手段(6
    0)と、 前記サラウンド圧縮データXから復号してサラウンド・
    チャンネルPCM信号Sd ,LFEd1を得るためのサラ
    ウンド信号復号手段(54)と、 前記メイン2チャンネルPCM信号Md と前記サラウン
    ド・チャンネルPCM信号Sd およびLFEd1から左の
    d 信号,右のRd 信号を含むフロント・チャンネルP
    CM信号と左サラウンドのLSd 信号,右サラウンドの
    RSd 信号,センターのCd 信号,低周波効果音のLF
    d 信号のうちの少なくとも1つを含むサラウンド・チ
    ャンネルPCM信号を復号するためにマトリックス復号
    手段(61)とを含む請求項26のPCMオーディオ信
    号の変換装置。
  35. 【請求項35】 ビット割当情報Bにもとづいてビット
    を割当られた補正成分(Ae ,We )およびサラウンド
    圧縮データXを可聴レベル以下のビットに割当てた原音
    成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信号である
    小さなビット数の左のL1 信号および右のR1 信号を印
    加されて、前記L1 信号およびR1 信号を振幅データA
    d1と出力すべき波形データWd とに分解する分解処理を
    し(51,53,55)、 前記振幅データAd1を対数伸張して振幅データAd を出
    力するための伸張処理をする(56)PCMオーディオ
    信号の変換方法。
  36. 【請求項36】 ビット割当情報Bにもとづいてビット
    を割当られた補正成分(Ae ,We )およびサラウンド
    圧縮データXを可聴レベル以下のビットに割当てた原音
    成分をあらわすフロント・チャンネルPCM信号である
    小さなビット数の左のL1 信号および右のR1 信号を印
    加されて、前記L1 信号およびR1 信号を振幅データA
    d1と出力すべき波形データWd とに分解する分解手段
    (51,53,55)と、 前記振幅データAd1を対数伸張して振幅データAd を出
    力するための伸張手段(56)とを含むPCMオーディ
    オ信号の変換装置。
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