JP3304750B2 - ロスレス符号装置とロスレス記録媒体とロスレス復号装置とロスレス符号復号装置 - Google Patents

ロスレス符号装置とロスレス記録媒体とロスレス復号装置とロスレス符号復号装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル信号を高品
質で劣化無く伝送するためのロスレス符号装置とロスレ
ス記録媒体とロスレス復号装置とロスレス符号復号装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクやDAT等デジタル
信号による音楽の記録再生が広く行なわれている。例え
ばコンパクトディスクはサンプリング周波数44.1kH
z、16ビットの直線符号方式で記録している。この方
式では22.05kHzを超える音の再生も、98dBを超
えるダイナミックレンジを得ることも原理的に不可能で
ある。生演奏の楽器から発生する音響信号には22.0
5kHzを超える成分を含んでいるにも関わらず、可聴帯
域外であることを理由にこの成分を再生する必要がない
とされていた。ところが近年、超高音が人間の脳波であ
るα波を活性化する可能性についての研究がなされてお
り、超高音が脳波に何らかの作用があると考えられ始め
てきた。人間に聴こえるかどうかは個体差もあって一概
には言えないが何らかの身体的生理的な影響や効果があ
ること、および将来の文化遺産としてより高音質なもの
を残すために再生信号における超高域成分が重要である
ことが指摘されている。また、実際の音のダイナミック
レンジは100dBを超え130dBに到るものが存在
することに対して、これを直線符号の16ビットで表現
した場合のクリップ歪が生じやすいこと、および特に信
号の小さい領域で量子化誤差による歪みが音の濁りとな
ることなどからダイナミックレンジが不足していること
が指摘されている。
【0003】そこで、誠文堂新光社発行、無線と実験誌
1995年2月号第100〜101頁に示されるよう
に、16ビットデータのLSBを用い、このビットに2
2.05kHz以上の音楽信号情報をADPCMを用いて記
録するという方法(方式1とする)や、アイエー出版社
発行、ラジオ技術誌1991年4月号第147〜150
頁に示されるように、ノイズシェーピングを用いて量子
化ノイズを15kHz〜22.05kHzに追いやり、聴感上
のダイナミックレンジを改善する方法(方式2とする)
が提案されている。
【0004】また、次世代のフォーマットとして、近年
高密度記録ディスクの実用化の開発が進み、DVD(デ
ジタル・ビデオ・ディスクまたはデジタル・バーサタイ
ル・ディスク)のベースとして検討されたSD(スーパ
ーデンシティ・ディスク)フォーマットがある。SDフ
ォーマットのオーディオ部については、AES(エー・
イー・エス)発行、99th Convention 1995 October 6-9
New York 予稿番号4121(D-9)「The Application of
a New High-Density Optical Disc for Audio」に概要
が発表され、その中で、サンプリング周波数48kHz・
16ビットリニアPCMからサンプリング周波数96k
Hz・24ビットリニアPCMと従来のCDの仕様を大き
く超えるSDフォーマット案の仕様が開示された。この
フォーマット案で再生周波数帯域約45kHz、ダイナ
ミックレンジ140dBが達成可能となる見通しが得ら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
研究 「大橋 力 他:LPとCDとの音質のちがいに
ついて−生理学的・感性科学的検討− 信学技報HC9
4−06(1994−06)電子情報通信学会」に見ら
れるように、LPには50kHzをうわまわり100k
Hzに達する信号が再生可能な状態で記録されているこ
とが確認され、民族楽器ガムランのフォルテシモのパー
トでは50kHzをうわまわり100kHzに達するス
ペクトルが観測された。この研究結果からは、SDフォ
ーマット案の約45kHzの帯域でも、これらの音楽を
忠実に再現するにはなお帯域不足であると言わざるを得
ない。SDフォーマット案においてサンプリング周波数
をさらに高く例えば仮に240kHzに拡張するとすれ
ば再生帯域が100kHz以上に伸びるが、そのために
必要な情報量はチャンネルあたり5.76(Mbps)、2c
hステレオでは11.52(Mbps)と膨大になる。そうす
るとDVDの容量4.7ギガバイトをもってしても約5
0分しか記録できず、さらにビットレートの暫定割り当
て上限の6.75(Mbps)を超え実用的でない。
【0006】本発明は上記の問題を解決するもので、広
帯域でしかも高ダイナミックレンジを有するロスレス符
号装置とロスレス記録媒体とロスレス復号装置とロスレ
ス符号復号装置とを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明によるロスレス符号装置は、広帯域オーディオ
データを基底バンドと高域の復数のサブバンドに分割す
るサブバンド分割フィルタで各サブバンドに分割し、各
サブバンド毎にノイズフロアが高い時は所定のノイズマ
ージンを確保してビット数を低減するようにした。ま
た、前記各サブバンドの全部またはその中のいくつかの
サブバンドにおいて可逆変換可能なデータ圧縮を行なう
冗長圧縮部と、前記複数の冗長圧縮部の出力データをそ
れぞれ多重化するマルチプレクサから符号化データを取
り出すようにした。
【0008】また、この目的を達成するために本発明に
よるロスレス復号装置は、入力符号化データから複数の
サブバンドデータと圧縮情報、タイムコードなどの付加
情報を再生するデマルチプレクサと、それぞれのサブバ
ンド毎にデータを復元する冗長復元部と、信号帯域情報
に応じてオーバサンプリング周波数を決定しオーバサン
プリングするオーバサンプリング部と、複数のサブバン
ドデータを合成して広帯域信号データを出力するサブバ
ンド合成フィルタとを備え広帯域オーディオデータを出
力するようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のロスレス符号装置(以
下、単に符号装置と称す場合がある)は、万一最大の帯
域に及ぶ広帯域で高出力のデータが入力された時にはサ
ブバンドを信号帯域120kHzまで広げかつ24ビッ
ト(144dB以上)まで割り当てる作用があり、超高
域ハイファイ信号として符号化できる潜在能力を持つ。
通常は各サブバンド毎にノイズフロアが高い時は所定の
ノイズマージンを確保してビット数を低減する作用があ
るのでノイズ成分ばかりのデータに無駄な情報を割り当
てないようにでき、収音時のシステムで決定されるノイ
ズフロアに応じた必要最少限のビットレートが割り当て
られる。また、各サブバンドの全部またはその中のいく
つかのサブバンドにおいて所定時間の信号ピークレベル
を検出してスケールファクタを決定し上位の冗長ランレ
ングスを除外して無駄なヘッドルームを無くして、入力
した広帯域オーディオデータをロスを全く発生させずに
必要最少限のビットレートに圧縮した符号が得られる。
また、各サブバンドごとに線形予測符号化およびエント
ロピー符号化によるロスレスデータ圧縮を行う。
【0010】また、本発明のロスレス記録媒体は、上記
した符号を信号として記録できる。また、本発明のロス
レス復号装置(以下、単に復号装置と称する場合があ
る)は、上記した符号を信号として受信して、入力符号
化データから複数のサブバンドデータと圧縮情報、タイ
ムコードなどの付加情報を再生し、サブバンド毎に復元
し、信号帯域情報に応じてオーバサンプリング周波数を
決定しオーバサンプリングし、複数のサブバンドデータ
を合成して広帯域信号データを出力するので、伝送信号
の品質によって万一最大の帯域に及ぶ広帯域で高出力の
データが入力された時にはサブバンドを信号帯域120
kHzまで広げかつ24ビット(144dB以上)まで
割り当てて超高域ハイファイ信号として符号化できる能
力を持ち、通常は各サブバンド毎にノイズフロアが高い
時は所定のノイズマージンを確保してビット数を低減す
る作用でノイズ成分ばかりのデータに無駄な情報を割り
当てないようにでき、サブバンドのスケールファクタを
決定し上位の冗長ランレングスを除外した高効率な広帯
域オーディオデータを出力できるものである。
【0011】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明を行う。図1は、本発明の実施の形
態におけるロスレス符号装置を表すブロック図である。
図中、10は入力した広帯域オーディオデータをn(n
は2以上の整数)のサブバンドに分割するサブバンド分
割フィルタ、20ないし24はサブサンプリング部、1
1は線形予測符号器、30は基底バンド符号処理部、3
1ないし34は冗長なランレングスデータを圧縮する冗
長圧縮部、16はエントロピー符号器またはΔΣ変調
器、12はマルチプレクサ、13は符号ディザ発生器、
14は符号システム制御部である。入力するオーディオ
データの性質を表す情報として、ノイズフロア情報をノ
イズフロア情報入力端42から、入力信号帯域情報を入
力信号帯域情報入力端43から入力し、符号のモード情
報をモード情報入力端44から入力する。広帯域オーデ
ィオデータを広帯域オーディオデータ入力端41から入
力し、符号化データを符号化データ出力端45から取り
出す。
【0012】符号化データは伝送装置(図示しないが、
ここでは高密度光ディスクの書き込み装置とする)へ出
力し、記録フォーマットを形成して高密度光ディスクの
媒体(図1におけるロスレス記録媒体15)に記録す
る。ロスレス記録媒体15を再生手段(図示せず)で再
生し符号化データを復号して取り出す。
【0013】図2は本発明の実施の形態におけるロスレ
ス復号装置を表すブロック図である。図中、50は入力
した符号化データから複数のサブバンドおよび付加情報
を再生し分離データを取り出すデマルチプレクサ、56
はエントロピー復号器またはΔΣ復調器、60は基底バ
ンド復号処理部、61ないし64は冗長復元部、51は
線形予測復号器、70ないし74はオーバーサンプリン
グ部、52はサブバンド合成フィルタ、54は復号シス
テム制御部である。ロスレス復号装置全体の動作を指令
するモード情報をモード情報入力端94から復号システ
ム制御部54に入力する。符号化データ入力端91から
入力するデータに多重されるノイズフロア情報と入力信
号帯域情報をデマルチプレクサ50で分離識別し、ノイ
ズフロア情報92、入力信号帯域情報93として復号シ
ステム制御部54に入力する。これらの情報で復号シス
テム制御部54は全体の動作を制御する。
【0014】以上のように全体を構成した実施の形態に
おいて、各種のモードの場合について図面を参照して詳
細に説明する。まず、本実施の形態における第1のモー
ドのロスレス符号装置について符号動作を説明する。図
1において、モード情報入力端44にモード情報を入力
して符号システム制御部14により全体動作のモードを
設定する。広帯域オーディオデータ入力端41より入力
信号(ここではサンプリング周波数を240kHz、語長
を24ビットとしている)を入力する。これとは別に、
広帯域オーディオデータ作成時のスタジオ暗騒音ノイ
ズ、マイクアンプのノイズレベルおよびAD変換器のス
ペック等の既知パラメータを基にして、有効な周波数帯
域とサブバンド24kHz毎にノイズフロアを別途計算し
て、ノイズフロア情報と入力信号帯域情報を得、これら
を適時キー手段またはスイッチ手段(図示せず)などに
よって、それぞれノイズフロア情報入力端42と入力信
号帯域情報入力端43から入力される。また、モード情
報入力端44には第1のモードすなわち広帯域オーディ
オモードの符号化要求を指令する情報が入力される。こ
れらの指令に基づいて符号システム制御部14はサブバ
ンド分割フィルタ10の設定を行う。サブバンド分割フ
ィルタ10は5バンドすなわち基底バンドB0とサブバ
ンドB1ないしサブバンドB4に広帯域オーディオデー
タを帯域分割する。
【0015】図3は第1のモードにおけるサブバンドの
分割およびサブサンプリング方法を示すスペクトル図で
ある。サブバンド分割フィルタ10は基底バンドB0を
信号周波数24kHzまで、サブバンドB1を信号周波数
24kHzないし48kHzの帯域、以降サブバンドB2か
らサブバンドB4までを順次120kHzまでの帯域に分
割する(図3(a))。好ましくは8倍以上のオーバー
サンプリング処理によるポリフェーズ・クォドラチャ・
ミラー・フィルタ(以下QMFという)で構成する。Q
MFとするのは、バンドのクロスオーバ付近で起こるエ
リアシング歪みをキャンセルできるようするためであ
る。
【0016】以下、図1と図3を用いて説明する。サブ
バンド分割フィルタ10の基底バンドB0の出力100
の信号スペクトルは図3(b)のB0となる。図3のfo
vsはQMFのオーバーサンプリング周波数で384kHz
とした。サブバンド分割フィルタ10の基底バンドB0
の出力100はサブサンプリング部20でサブサンプリ
ング周波数(fsub)48kHzでサブサンプリングする。サ
ブサンプリングした信号スペクトルは図3(c)の低域
データSB0に変換する。同様にサブバンドB1、B
2,B3およびB4の信号スペクトル図3(d)のB
1、同(f)のB2、同(h)のB3および同(j)の
B4を、低域へサブサンプリングして、それぞれ図3
(e)のSB1、同(g)のSB2、同(i)のSB3
および同(k)のSB4とする。各サブバンドのビット
レートは共にサブサンプリング周波数48kHzかつビッ
ト数24ビットであるので1.152(Mbps)であり、基
底バンドからサブバンドB4まで総合した最大ビットレ
ートは5.76(Mbps)である。
【0017】図5は第1のモードにおけるサブバンドの
分割方法を表す図であり、図5において水平軸は信号周
波数、左の垂直軸は信号レベル、右の垂直軸は符号ビッ
ト数を表す。上記のようにしたため、万一最大の帯域に
及ぶ広帯域で高出力のデータが入力された時にはサブバ
ンドを信号帯域120kHzまで広げかつ24ビット
(144dB以上)まで割り当てる作用があり、超高音
域に及ぶハイファイ信号を符号化できる能力を持つ。こ
の最大能力を保った上で、各サブバンド帯域の信号成分
に着目して、以下の3つないしは4つの方法手順により
ロスレス符号化を行う。
【0018】まず1つの方法は、入力信号のノイズフロ
アを予め知って無駄な情報割り当てをしないようにする
ことである。近年の優れたスタジオ環境でも暗騒音とマ
イクアンプ熱雑音のため、収音の総合ダイナミックレン
ジは聴感補正なしでは高々120dB程度である。ま
た、20kHzないし100kHzの周波数帯域ではADコ
ンバータの特性も厳しくなってダイナミックレンジがさ
らに狭くなり80dB程度の確保がせいぜいである。今
後の画期的な発明が期待されるが、当面は緩やかなペー
スで改善が成されると予測する。
【0019】図6は前記した当面の収音環境における広
帯域オーディオデータの収音ノイズフロアを示すととも
に、ノイズフロア情報入力端42から読み込んだ情報を
もとに符号量子化ノイズを設定した例についてこれらの
関係を示す図である。図6において軸は図5と同じとし
た。符号システム制御部14はノイズフロア情報入力端
42から入力した情報から各サブバンドに所要の量子化
ステップサイズを定めてサブサンプリング部20ないし
24を制御する。基底バンドB0はSDフォーマット案
の中から選択したフォーマットに合わせ量子化ステップ
サイズ24ビットとする。他に20ビットおよび16ビ
ットが選択可能である。サブバンドB1はこれに相当す
る帯域の収音ノイズフロアが−105ないし−115d
Bであるため符号化量子化ノイズ−132dB以下が得
られる量子化ステップサイズ22ビットとする。このよ
うに収音ノイズフロアに約20dBのマージンをとって
量子化ステップサイズのビット数を設定する。これは収
音ノイズフロアの下に埋もれた信号までをも忠実に符号
化するためである。同様にして、サブバンドB2ないし
サブバンドB4の量子化ステップサイズを決定し、それ
ぞれ量子化ビット数を20、18、16ビットとする。
【0020】量子化ステップサイズは収音システム固有
のものであるので、収音単位すなわちプログラムでは固
定にすることが好ましい。これらの量子化ステップサイ
ズ情報またはビット数情報を表す識別IDを信号データ
とともに多重する。サブサンプリング部20ないし24
は信号データをサブサンプリング周波数(fsub)48kHz
でサブサンプリングして低域変換を行うとともに、前記
所定の量子化ステップサイズで出力する。このようにマ
ージンを確保しつつノイズ成分ばかりのデータに無駄な
情報量を割り当てないようにすることで、収音システム
固有のノイズフロアに応じた必要最少限のビットレート
を割り当てる。図6における例で各サブバンドデータの
最大ビットレートは基底バンドB0が1.152(Mbp
s)、サブバンドB1は1.056(Mbps)、サブバンドB
2は0.960(Mbps)、サブバンドB3は0.864(M
bps)、サブバンドB4は0.768(Mbps)となる。総合
ビットレートは4.800(Mbps)であり、図5に示す元
のビットレート5.76(Mbps)の約83%に削減でき
る。
【0021】直線量子化の収音の場合には特に微小レベ
ルにおいて、信号の高調波成分と量子化雑音スペクトル
が干渉して耳障りな固有スペクトルを発生する恐れがあ
る。これを防止するため、符号ディザ発生器13からの
ディザを加算し、前記固有のノイズスペクトルを散らす
ようにすれば、聴感効果を高める上でさらに好ましいも
のとなし得る。このために符号ディザ発生器13の出力
を広帯域オーディオデータ入力端41のデータに加える
ようにしてもよい。サブサンプリング部20ないし24
の出力は、冗長圧縮部31ないし34の圧縮効果を高め
るための前処理として線形予測符号器11を介してもよ
い。線形予測符号器11は基本作用を得るには無くとも
よいが、線形予測符号器11を挿入して予測残差を符号
化すると、低域スペクトルのピークを抑える作用があ
り、信号スペクトル分布が低域集中かつ高域減衰型の場
合にスペクトルを平坦にすることができる。
【0022】サブサンプリング部20ないし24または
線形予測符号器11の出力は基底バンド符号処理部30
および冗長圧縮部31ないし34に供給する。基底バン
ド符号処理部30は入力データと同じ固定のスケールフ
ァクタとする。次に2つ目の方法について説明する。冗
長圧縮部31ないし34はサブバンドの信号レベルのピ
ークをプログラム単位であるいは所定時間毎に検出して
スケールファクタを設定し、上位ビットの冗長ランレン
グス部を削除し、上位ビットに代えてスケールファクタ
を伝送する。このようにして冗長なランレングスデータ
を圧縮する。
【0023】さらに3つ目ないし4つ目の方法について
説明する。エントロピー符号器またはΔΣ変調器16は
冗長圧縮部31ないし34からのサブバンドの信号デー
タを所定の時間区間で区切ってその中で現れるパターン
の出現頻度に応じて語長を設定した変換表を作りこの変
換表に基づいてデータ圧縮を行う。使用する変換表は複
数個作成し、圧縮率の高いものを選択使用するよう適応
処理を行う。このようにしてさらにデータ圧縮をする。
この圧縮も逆変換表により元のデータを再現できるロス
レス符号である。または、サブバンド毎にΔΣ変調をか
けるΔΣ変調器を介しても良く、この場合はサブバンド
データの語長をビットストリームに変換してΔΣ変調の
シェーピングフィルタで所要帯域のDレンジを確保する
ものとする。
【0024】次に実際の音楽を符号化する例について説
明する。図7は民族楽器ガムランのフォルテシモのパー
トで50kHzをうわまわり100kHzに達するスペクト
ルが観測されている例を示すものである。図7の太破線
はプログラム中でピークとなるレベルをプロットしたも
のである。このように自然界では100kHzまでの成分
が観測されるものの高域になるに従い音のエネルギが減
少する傾向にある。冗長圧縮部31ないし34はそれぞ
れのサブバンドにおけるピークレベルを基にスケールフ
ァクタを求め上位冗長ランレングスを削除圧縮する。
【0025】図7のようにサブバンドB1はスケールフ
ァクタ:4、以下順に8、12、13と設定する。この
結果、サブバンドB1は22ビット中の4ビット削除し
て18ビットで全情報を余すことなく表現できる。同様
に、サブバンドB2は12ビットで、サブバンドB3は
7ビットで、サブバンドB4は4ビットで全情報を全く
劣化なしに表現できる。劣化なしの符号化をロスレス符
号化という。このようにスケールファクタ付きでロスレ
ス符号化したデータは、伝送後の復号化によって全く劣
化なしに全情報の復元が可能である。
【0026】ここで、図7における各サブバンドデータ
の伝送ビットレートは基底バンドB0が1.152(Mbp
s)、サブバンドB1は0.864(Mbps)、サブバンドB
2は0.576(Mbps)、サブバンドB3は0.336(M
bps)、サブバンドB4は0.192(Mbps)となるので、
総合ビットレートは3.120(Mbps)である。これは図
5に示すノイズフロアおよびランレングス圧縮をしない
場合のビットレート5.76(Mbps)の約54%に削減で
きる。この結果、2チャンネルでも6.24(Mbps)とな
って、SDフォーマットの暫定割り当て上限である6.
75(Mbps)を超えない。
【0027】また、図8はクラシック音楽について符号
化する場合についてフォルテシモのパートのスペクトル
とビットレートの関係を示す図である。収音システム環
境は図7と同様としたのでノイズフロアおよび符号量子
化ステップサイズは同じにできるが、ガムラン音楽に比
較して高域のピークスペクトルが低いので冗長ランレン
グスの圧縮効果が一層大きい。図8において所要ビット
数とビットレートはそれぞれ、サブバンドB1は15ビ
ット/0.72(Mbps)、サブバンドB2は8ビット/
0.384(Mbps)、サブバンドB3は5ビット/0.2
4(Mbps)、サブバンドB4は4ビット/0.192(Mbp
s)となり、総合ビットレートは2.688(Mbps)とな
る。これは図5に示すノイズフロアおよびランレングス
圧縮をしない場合のビットレート5.76(Mbps)の約4
7%に削減できる。この結果、2チャンネルでも5.3
76(Mbps)となって、DVDの割り当て上限である約
6.75(Mbps)を超えないし、DVDに入れる場合には
記録時間が約2時間となり実用的にも優れる。
【0028】これまでの説明で基底バンドB0について
は圧縮せず1.152(Mbps)のままとしたのは、SDの
オーディオ信号フォーマットと共通とするためである。
SDフォーマットは、サンプリング周波数とビット数と
チャンネル数の組合せが次の通りである。 サンプリング周波数: 48kHz、96kHz ビット数 : 16ビット、20ビット、24ビット チャンネル数 : 2〜8チャンネル そこで互換性確保の点から、基底バンドB0をこの中か
ら選択するようにするのが好ましい。これによってSD
の基本フォーマットと基底バンドを共通のフォーマット
として扱い再生することができるようになり、共通部を
橋渡しとして相互互換性を確保することができる。すな
わち、SDの基本フォーマットだけに対応するビデオプ
レーヤでも超ハイファイオーディオディスクのデータか
ら共通部のデータを取り出して再生できる互換性が生ま
れる。また、超ハイファイディスクプレーヤにおいては
SDの基本フォーマットで記録されたAVディスクのオ
ーディオ信号再生部と基底バンド処理部を共通設計でき
る可能性が生まれコストダウンの面でも有利となる。
【0029】図4は第2のモードにおけるサブバンドの
分割方法を図示したものである。基底バンドB0を信号
周波数48kHzまで、サブバンドB1を信号周波数48
kHzないし72kHzの帯域、以降サブバンドB2からサ
ブバンドB3までを順次120kHzまでの帯域に分割す
る(図4(a))。QMFのオーバーサンプリング周波
数(fovs)を384kHzとする。サブバンド分割フィルタ
10の基底バンドB0の出力100の信号スペクトルは
図4(b)になる。これをサブサンプリング周波数(fsu
b0)96kHzでサブサンプリングした信号スペクトルは
図4(c)になる。このように低域データに変換する。
同様にサブバンドB1、B2およびB3の信号スペクト
ルは図4の(d)、(f)および(h)のようになり、
サブサンプリング周波数fsub1ないしfsub3で低域へサブ
サンプリングしたスペクトルはそれぞれ図4の(e)、
(g)および(i)のようになる。
【0030】図9は高音域のスペクトルが極めて大きい
ガムラン音楽のフォルテシモパートの信号を入力する場
合の第2のモードのロスレス符号装置における符号化特
性例を表す図である。図9の破線で示す広帯域オーディ
オデータを入力した場合、総合ビットレートは3.36
(Mbps)となる。この値も前記したSDフォーマットの暫
定割り当て上限である2チャンネルで6.75(Mbps)を
超えない。
【0031】また、図10は広帯域オーディオデータの
ビット数が20ビットである場合の符号化特性例を示す
図である。ノイズフロア情報入力端42からこの情報を
入力し、符号システム制御部14でサブバンドをそれぞ
れ設定する。この場合は基底バンドB0も含めて最大2
0ビットとする。この場合の総合ビットレートは2.8
32(Mbps)となる。
【0032】同様に図11は広帯域オーディオデータの
ビット数が16ビットである場合の符号化特性例を示す
図である。この場合は基底バンドB0も含めて最大16
ビットとする。この場合の総合ビットレートは2.20
8(Mbps)となる。次に、図12は広帯域オーディオデー
タの元のサンプリング周波数が96kHzであって信号周
波数帯域が48kHzである場合の符号化特性例を示す図
である。この場合は入力信号帯域情報入力端43からこ
の情報を入力して符号システム制御部14で所要サブバ
ンドを求め、サブバンド分割フィルタ10およびサブサ
ンプリング部20ないし24の動作を制御する。基底バ
ンドB0とサブバンドB1だけにビットを割り当てサブ
バンドB2ないしサブバンドB4にはビットを割り当て
ないようにする。この場合の総合ビットレートは2.0
16(Mbps)である。
【0033】図13は第3のモードのロスレス符号装置
における周波数分割方法を説明する図である。基底バン
ドB0の信号周波数帯域を48kHz、サブバンドB1の
帯域を48kHzないし120kHzの2つにして簡略化し
た実施の形態である。また、図14は第4のモードのロ
スレス符号装置における周波数分割方法を説明する図で
ある。基底バンドB0の信号周波数帯域を24kHz、サ
ブバンドB1の帯域を24kHzないし120kHzの2つ
にして簡略化した実施の形態である。詳細な説明は略
す。
【0034】また、以上の説明では、主に線形予測符号
化だけの場合であるがこれと同じくハフマン符号のエン
トロピー符号化を用いても圧縮効果があり、かつ可逆変
換であるのでロスレスのまま復号化できる。これらを任
意に組み合わせてもさらに好ましい圧縮効果が得られ
る。このようにして処理した基底バンドのデータ、n個
のサブバンドのそれぞれのデータ、n個のサブバンドに
おけるスケールファクタ、ディザを付加したか否かを表
すID、線形予測符号か否かを表すID、エントロピー
符号化をしたか否かを表すID、エントロピー符号器の
変換表の種類を示すIDおよびΔΣ変調をしたか否かを
表すIDなどをマルチプレクサ12の中で一旦メモリな
どに格納し、メモリから順次データを読み出して時間多
重化することでDVDに記録できるよう所定のデータフ
ォーマット(詳細な説明は省く)に変換した上で符号化
データ出力端45から出力する。
【0035】以上説明した各種モードの広帯域オーディ
オデータ出力は符号化データ出力端45から伝送装置、
ここでは高密度光ディスクの書き込み装置(図示せず)
へ出力し、DVD規格に合わせた記録フォーマットを形
成して高密度光ディスクの媒体(ロスレス記録媒体1
5)に記録する。この媒体を再生手段(図示せず)で再
生し復号信号を取り出す。
【0036】次にロスレス復号装置の動作について詳し
く説明する。図2において、ロスレス復号装置全体の動
作を指令するモード情報をモード情報入力端94から復
号システム制御部54に入力する。また、符号化データ
入力端91から入力するデータに多重されるノイズフロ
ア情報と入力信号帯域情報をデマルチプレクサ50で分
離識別し復号システム制御部54に入力する。これらの
情報で復号システム制御部54は全体の動作を制御す
る。デマルチプレクサ50は入力した符号化データから
複数のサブバンドおよびノイズフロア情報92や入力信
号帯域情報93などの各種IDを再生し分離データを取
り出し復号システム制御部54へ供給する。基底バンド
復号処理部60は基底バンド専用の処理を行う。基底バ
ンドを除くサブバンドにおいて、エントロピー復号器ま
たはΔΣ復調器56はこれらの符号圧縮処理の有無を表
すIDおよびパラメータにより動作を制御し、冗長復元
部61ないし64は冗長なランレングスデータを再生付
加して復元する。線形予測復号器51は線形予測処理の
有無を表すIDにより動作をオンオフし、オーバーサン
プリング部70ないし74はサブバンドのデータをオー
バーサンプリングして、サブバンド合成フィルタ52で
広帯域オーディオデータに合成し、広帯域オーディオデ
ータ出力端95から広帯域オーディオデータを出力す
る。この後は広帯域高ビットのDA変換器(図示せず)
で広帯域オーディオのアナログ信号を再生する。
【0037】図7に示す民族楽器ガムラン音楽を記録し
たロスレス記録媒体を再生してロスレス復号する場合に
ついて説明する。図7のようにサブバンドB1はスケー
ルファクタ:4、以下順に8、12、13である。サブ
バンドB1は22ビット中の4ビット削除して18ビッ
トで全情報を表現しているので、LSB側にノイズフロ
アの2ビットを付加しMSB側に冗長ヘッドールームの
4ビットをそれぞれ付加して24ビットデータに復元す
る。同様に、サブバンドB2は12ビット、サブバンド
B3は7ビット、サブバンドB4は4ビットで全情報を
表現しているのでそれぞれLSB側とMSB側にビット
を付加して24ビットデータに復元する。このようにス
ケールファクタ付きでロスレス符号化したデータは伝送
および復号装置によって全情報の復元を行うので、劣化
を全く生じることがない。このようにして、各サブバン
ドデータの伝送ビットレートは基底バンドB0が1.1
52(Mbps)、サブバンドB1は0.864(Mbps)、サブ
バンドB2は0.576(Mbps)、サブバンドB3は0.
336(Mbps)、サブバンドB4は0.192(Mbps)で総
合ビットレートは3.120(Mbps)であるが、これを図
5に示すようなビットレート5.76(Mbps)のフル帯域
フルビットのデータに復元する。この広帯域オーディオ
データをサンプリング周波数240kHz ・24ビット
の高性能DA変換器(図示せず)で広帯域オーディオア
ナログ信号に変換する。
【0038】オーディオ再生装置の中でもポータブル型
や車載型の用途も多い。このような用途には小型・軽量
化とともに特に省電力が重要である。再生環境のノイズ
フロアが高いので収音時の高ダイナミックレンジを再現
しても無意味であることを考え合わせて、必要最小限の
ダイナミックレンジと周波数特性となるように復号信号
処理およびDA変換器を所要性能のものとする。このよ
うな仕様の限定により処理量が減り、その結果として省
電力化できる。このために例えば省電力モードを選択設
定するキースイッチで省電力モードを設定する。省電力
モードでは有効周波数帯域72kHz、有効語長18ビッ
トを仕様とする。これらの仕様情報は復号システム制御
部54から各部を制御することで達成される。図7に示
す民族楽器ガムラン音楽を記録したロスレス記録媒体を
再生してロスレス復号する場合について具体例を説明す
る。サブバンドB3およびサブバンドB4の処理を割愛
する。すなわち120kHzまでのサブバンドの例えば7
2kHzまでを再生するようにする。これにより冗長復元
部61ないし64とオーバーサンプリング部70ないし
74とサブバンド合成フィルタ52の内、サブバンドB
3とサブバンドB4の部分が削減できる。またビット数
については最大ビット数を例えば18ビットとすること
で基底バンド復号処理部60、冗長復元部,オーバーサ
ンプリング部およびサブバンド合成フィルタ52の演算
語長をそれぞれ18ビット用に削減できる。これらの処
理レートと回路削減によってロスレス復号装置の消費電
力が抑えられる。
【0039】次に、SDフォーマットのAVディスクプ
レーヤすなわちサンプリング周波数とビット数の組合せ
が次の通りに限定した機器で本発明のロスレス記録媒体
を再生する場合について説明する。 サンプリング周波数: 48kHz、96kHz ビット数 : 16ビット、20ビット、24ビット チャンネル数 : 2〜8チャンネル 実施の形態の第1のモードの基底バンドB0をSDフォ
ーマットの48kHz・24ビット・2チャンネルと同様
とし、サブバンドB1ないしサブバンドB4をフレーム
化して残りの6チャンネルまでの領域に記録したロスレ
ス記録媒体とすることで、再生装置においてメインの2
チャンネルだけを再生することで基底バンドB0の再生
がSDフォーマットの仕様のみ対応する再生装置でもで
きるようになる。SDの基本フォーマットだけに対応す
るAVディスクプレーヤでも超ハイファイディスクのデ
ータから共通部のデータを取り出して再生できる互換性
を実現する可能性が生まれる。
【0040】さらに、本発明の実施の形態における復号
装置を搭載した再生機器において、SDの基本フォーマ
ットの音が記録されたディスクを再生する場合、第1の
モードまたは第2のモードの基底バンドB0の処理部を
共用することができるようになる。基底バンド復号処理
部60、オーバーサンプリング部70を共用化してオー
ディオデータを出力することができる。
【0041】図15は、以上説明したAVディスク、本
発明の超ハイファイディスク、AVディスクプレーヤお
よび本発明の超ハイファイディスクプレーヤの相互互換
性を図示したものである。本発明の実施の形態は、考え
うる最高の性能を実現するようその枠組みのフォーマッ
トと装置を構成したものである。この最大枠と当面実現
しうる環境の整備やデバイスおよび回路技術の到達仕様
との間には大きな距離がある。従って、当面は現実的な
仕様に基づくパラメータを設定して本発明のロスレス復
号装置、ロスレス記録媒体、ロスレス復号装置を生産販
売し、将来さらに良い環境で収音でき、さらに性能改善
したデバイスや回路が開発された時点で、基本フォーマ
ットはそのままにパラメータの変更をするだけで将来の
仕様改善ができる。従ってロスレス符号装置、ロスレス
記録媒体およびロスレス復号装置で独立してそれぞれの
仕様特性改善をすることができ、足並みを揃えて同時に
変更する必要がない。将来の仕様拡張性を織り込んだス
ケーラブルなフォーマットである。
【0042】なお、冗長圧縮部31ないし34および冗
長復元部61ないし64は所定時間のピークレベルから
スケーリングして伝送する方法としたが他の圧縮方法で
も良いことは言うまでもなく、更に高度なもの、例えば
テーブル参照型ベクトル量子化を用いても良い。オーバ
ーサンプリング周波数384kHzもこれに限定したもの
ではなく、サブバンド分割フィルタ10、サブバンド合
成フィルタ52の動作および特性が得られれば他の周波
数であっても同様に効果の得られるものである。同様に
サブサンプリング周波数、符号装置の入力、出力ビット
数なども限定するものではない。また、サブバンドのバ
ンド幅も一様でなくともよいが、回路構成の簡単さのた
めには一様とするのが好ましい。
【0043】また、本発明の実施の形態ではロスレス符
号装置とロスレス復号装置をそれぞれ分離したが、符号
時は、ディジタル信号プロセサとメモリでサブバンド分
割フィルタ10、サブサンプリング部20ないし24、
基底バンド符号処理部30、冗長圧縮部31ないし34
およびマルチプレクサ12を構成動作させて符号出力を
得るとともに、復号時は、システム制御部の切り替によ
り動作モードを変更して、前記ディジタル信号プロセサ
とメモリでデマルチプレクサ50、基底バンド復号処理
部60、冗長復元部61ないし64、オーバーサンプリ
ング部70ないし74およびサブバンド合成フィルタ5
2を構成動作させて復号出力を取り出すことで符号復号
装置を構成できる。こうすると、例えば記録再生装置に
適用する場合にほとんどの回路を記録と再生で共用で
き、回路が簡素化できる効果を奏する。
【0044】また、以上の説明では、主に線形予測符号
化だけの場合であるがこれと同じくハフマン符号のエン
トロピー符号化を用いても圧縮効果があり、かつ可逆変
換であるのでロスレスのまま復号化できる。これらを任
意に組み合わせてもさらに好ましい圧縮効果が得られ
る。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、ノイズフロ
ア情報と信号帯域情報の入力をもとに復数のサブバンド
分割とリニアPCMでのノイズフロアによるビット数低
減と、スケールファクタの決定による冗長ランレングス
の圧縮作用を働かせるようにしたので、万一最大の帯域
に及ぶ広帯域で高出力のデータが入力された時には自動
的に帯域を120kHzまで広げかつ24ビットまで割
り当てて超高域ハイファイ信号として符号化できる能力
を保有しつつ、一方で自然界の音を効率的にロスレス符
号化する作用効果が得られる。また、この符号を媒体に
記録できる。また、復号装置はこの符号が記録された媒
体を再生して、ノイズフロアと冗長ランレングス情報を
基にもとの広帯域オーディオデータを得るようにしたた
め、技術進展に合わせて符号化パラメータをロスレス記
録媒体に書き込むことで復号装置を連動させるようにで
き、または再生機の所要帯域とビット数に応じて再生仕
様を限定変更することにより、より省電力で経済性にす
ぐれた復号装置を提供できる効果を奏する。以上の効果
の他に、以下のような具体的な作用効果がある。
【0046】(イ)チャンネルあたり3.12(Mbps)の
低ビットレートで、140dB以上の高ダイナミックレ
ンジとナイキスト周波数120kHzの広帯域の両特性を
同時に実現できる。言い換えると、微小レベルでの歪み
率悪化を原因とする音の濁りが無くなり、20kHzか
ら120kHzまでの超高域信号の原音再生ができるよう
になり、44.1kHz16ビットの限られた空間から
脱却し、限りなく透明で高域まで再生する自然な記録再
生とこの信号を記録する媒体および再生音場を実現でき
る。
【0047】(ロ)音楽信号の中の超音波帯域のエネル
ギーは小さいので、冗長なランレングスを圧縮すること
により、信号が超高域のみまたは超高域成分が主の場合
には24ビット精度でロスレス符号化できる。このこと
により、平均ビットレートの上昇を抑えられる。 (ハ)さらに好ましくは、エントロピー符号またはΔΣ
変調およびこれらを組み合わせて所定のサブバンドデー
タを圧縮することにより、ランレングス圧縮との相乗作
用効果が得られ、平均ビットレートを低減する効果を一
層発揮できる。
【0048】(ニ)再生帯域とダイナミックレンジの積
により所要ビットレートが決まるスケーラブル符号のた
め、当面実現できる最高性能のデバイス・回路は低ビッ
トレートで符号化でき、将来性能が改善されたら進展に
応じて自在にビットレートを調節して対応できる。 (ホ)共通の媒体で、ポータブル型の省電力を狙った簡
略仕様の復号装置でも再生できる。
【0049】(ヘ)基底バンドを従来のフォーマットと
同様かつ共通にできるので基底バンドの周波数帯域にお
いて従来フォーマットとの互換性が得られ、これを橋渡
しのフォーマットとすることで新メディアの共通部分は
従来の機器またはDVDビデオプレーヤでも再生できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるロスレス符号装置
を表すブロック図
【図2】同実施の形態におけるロスレス復号装置を表す
ブロック図
【図3】第1のモードにおけるサブバンドの分割および
サブサンプリング方法を示すスペクトル図
【図4】第2のモードにおけるサブバンドの分割および
サブサンプリング方法を示すスペクトル図
【図5】第1のモードにおけるサブバンドの分割方法と
最大割り当てビット数を表す図
【図6】同第1のモードにおいて収音ノイズフロアおよ
び符号量子化ノイズの関係を示す図
【図7】同第1のモードにおいて民族楽器ガムランのフ
ォルテシモのパートで100kHzに達するスペクトル
が観測される例とこれを符号化する場合のビットレート
の関係を示す図
【図8】同第1のモードにおいてクラシック音楽につい
て符号化する場合のビットレートを示す図
【図9】第2のモードにおいて基底バンドB0を96k
Hz・24ビットとした場合サブバンドの分割方法と最大
割り当てビット数を表す図
【図10】広帯域オーディオデータのビット数が20ビ
ットである場合の符号化特性例を示す図
【図11】同、広帯域オーディオデータのビット数が1
6ビットである場合の符号化特性例を示す図
【図12】広帯域オーディオデータの元のサンプリング
周波数が96kHzであって信号周波数帯域が48kHzで
ある場合の符号化特性例を示す図
【図13】第3のモードのサブバンドの分割方法と最大
割り当てビット数を表す図
【図14】第4のモードのサブバンドの分割方法と最大
割り当てビット数を表す図
【図15】AVディスク、本発明の超ハイファイディス
ク、AVディスクプレーヤおよび本発明の超ハイファイ
ディスクプレーヤの相互動作の互換性を示す図
【符号の説明】
10 サブバンド分割フィルタ 11 線形予測符号器 12 マルチプレクサ 13 符号ディザ発生器 14 符号システム制御部 16 エントロピー符号器またはΔΣ変調器 20〜24 サブサンプリング部 30 基底バンド符号処理部 31〜34 冗長圧縮部 50 デマルチプレクサ 51 線形予測復号器 52 サブバンド合成フィルタ 54 復号システム制御部 56 エントロピー復号器またはΔΣ復調器 60 基底バンド復号処理部 61〜64 冗長復元部 70〜74 オーバーサンプリング部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/30 H03M 7/36

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広帯域オーディオデータを入力し、前記
    広帯域オーディオデータを所定数のサブバンドに分割す
    るサブバンド分割フィルタと、前記サブバンド分割フィ
    ルタの複数の出力をそれぞれサブサンプリングするサブ
    サンプリング部と、各サブサンプリング部の少なくとも
    1つにおいて可逆変換可能なデータ圧縮を行なう冗長圧
    縮部と、各サブバンドの出力データをそれぞれ多重化し
    て符号化データを出力するマルチプレクサとを備え、前
    記冗長圧縮部は線形予測符号またはエントロピー符号ま
    たはその両方を組み合わせることを特徴とするロスレス
    符号装置。
  2. 【請求項2】 広帯域オーディオデータを入力するとと
    もに、前記広帯域オーディオデータのノイズフロア情報
    と前記広帯域オーディオデータの信号帯域を表す情報を
    入力し、前記信号帯域情報をもとに帯域分割幅および分
    割数を決めかつ前記ノイズフロア情報を基にして各サブ
    サンプリング部におけるそれぞれの量子化ステップサイ
    ズを決定して全体動作を制御する符号システム制御部
    と、前記広帯域オーディオデータを前記分割幅および分
    割数のサブバンドに分割するサブバンド分割フィルタ
    と、前記サブバンド分割フィルタの複数の出力をそれぞ
    れサブサンプリングし前記量子化ステップサイズにする
    サブサンプリング部と、各サブサンプリング部において
    可逆変換可能なデータ圧縮を行なう冗長圧縮部と、各サ
    ブバンドの出力データおよび前記符号システム制御部で
    設定する符号化パラメータのデータをそれぞれ時間多重
    化し符号化データを出力するマルチプレクサとを備えた
    ロスレス符号装置。
  3. 【請求項3】 冗長圧縮部は線形予測符号またはエント
    ロピー符号またはその両方を組み合わせることを特徴と
    する請求項2に記載のロスレス符号装置。
  4. 【請求項4】 線形予測符号またはエントロピー符号ま
    たはその両方を組み合わせたことを示す識別用の符号化
    IDを符号化データ出力に多重化して付加した請求項1
    または3に記載のロスレス符号装置。
  5. 【請求項5】 複数のサブバンドの最下位のバンドであ
    る基底バンドの帯域幅を10kHzないし48kHzと
    した請求項1ないし4のいずれかに記載のロスレス符号
    装置。
  6. 【請求項6】 複数のサブバンドの最下位のバンドであ
    る基底バンドのサブサンプリング周波数を略32kH
    z,44.1kHz,48kHz,88.2kHzまた
    は96kHzとした請求項1ないし5のいずれかに記載
    のロスレス符号装置。
  7. 【請求項7】 サブバンドのサブサンプリング周波数を
    略32kHz,44.1kHz,48kHz,88.2
    kHzまたは96kHzとした請求項1ないし6のいず
    れかに記載のロスレス符号装置。
  8. 【請求項8】 複数のサブバンドの最下位のバンドであ
    る基底バンドのサブサンプリング周波数と他のサブバン
    ドのサブサンプリング周波数を同一とした請求項1ない
    し7のいずれかに記載のロスレス符号装置。
  9. 【請求項9】 複数のサブバンドの最下位のバンドであ
    る基底バンドは、冗長があっても冗長圧縮を行わずに1
    6ビットないし24ビットのリニアPCMとする請求項
    1ないし8のいずれかに記載のロスレス符号装置。
  10. 【請求項10】 ノイズフロア情報は、録音スタジオの
    暗騒音と収音マイクおよびマイクアンプのノイズ特性に
    関する情報を含み、またはデジタルオーディオ出力を直
    接接続する場合は前記デジタルオーディオ出力のサンプ
    リング周波数および語長に関する情報を含み、またはミ
    キシングコンソールや各種のエフェクタを使用する場合
    にそれらのノイズ特性に関する情報を含み、結果として
    符号システム制御部が入力データの総合のノイズ特性を
    導き得るものであることを特徴とする請求項2に記載の
    ロスレス符号装置。
  11. 【請求項11】 符号システム制御部は各サブバンドに
    おいて、入力した情報から求めたノイズフロアより所定
    のdB値だけ低い符号量子化ノイズとなるようそのサブ
    バンドの量子化ステップサイズを決定する請求項10
    記載のロスレス符号装置。
  12. 【請求項12】 収音の量子化ノイズと符号化の量子化
    ノイズが干渉するおそれのある場合、この干渉を散らし
    て軽減する符号ディザを発生する符号ディザ発生器を備
    える請求項1ないし11のいずれかに記載のロスレス符
    号装置。
  13. 【請求項13】 基底バンドとサブバンドをそれぞれ独
    立のチャンネルに割り当てるようにした請求項1ないし
    12のいずれかに記載のロスレス符号装置。
  14. 【請求項14】 基底バンドデータを割り付ける独立チ
    ャンネルをメインチャンネルとすることを特徴とする
    求項13に記載のロスレス符号装置。
  15. 【請求項15】 入力符号化データから複数のサブバン
    ドデータを再生するデマルチプレクサと、それぞれのサ
    ブバンド毎にデータを復元する冗長復元部と、前記サブ
    バンドデータをオーバーサンプリング処理するオーバー
    サンプリング部と、複数のサブバンドデータを合成して
    広帯域信号データを出力するサブバンド合成フィルタと
    を備え、前記冗長復元部は線形予測符号の復号またはエ
    ントロピー符号の復号またはその両方を組み合わせるこ
    とを特徴とするロスレス復号装置。
  16. 【請求項16】 入力符号化データから多重化されてい
    る複数のサブバンドデータとスケールファクタをそれぞ
    れ分離再生するデマルチプレクサと、それぞれのサブバ
    ンド毎に所定の時間区間のスケールファクタを基に冗長
    ランレングスを復元する冗長復元部と、信号帯域情報に
    応じてオーバサンプリング周波数を決定しオーバサンプ
    リングするオーバサンプリング部と、複数のサブバンド
    データを合成して広帯域信号データを出力するサブバン
    ド合成フィルタとを備えたロスレス復号装置。
  17. 【請求項17】 冗長復元部は線形予測符号の復号また
    はエントロピー符号の復号またはその両方を組み合わせ
    ることを特徴とする請求項16に記載のロスレス復号装
    置。
  18. 【請求項18】 複数のサブバンドの内最下位のバンド
    である基底バンドの帯域幅を10kHzないし48kH
    zとした請求項15ないし17のいずれかに記載のロス
    レス復号装置。
  19. 【請求項19】 基底バンドのサブサンプリング周波数
    を32kHz,44.1kHz,48kHz,88.2
    kHzまたは96kHzとした請求項15ないし17の
    いずれかに記記載のロスレス復号装置。
  20. 【請求項20】 基底バンドだけはスケールファクタに
    よる上位冗長ランレングスの復元を行わずに16ビット
    ないし24ビットのリニアPCMとする請求項15ない
    し17のいずれかに記載のロスレス復号装置。
  21. 【請求項21】 出力端の後に接続する再生システムの
    最高信号帯域またはサンプリング周波数の情報を入力
    し、この再生信号帯域情報を基に必要でないサブバンド
    の冗長復元部及びオーバサンプリング部の動作を休止す
    るなどして、不要のサブバンドの復元をしないよう制御
    する復号システム制御部を備える請求項15ないし17
    のいずれかに記載のロスレス復号装置。
  22. 【請求項22】 再生システム固有のノイズフロアに関
    する仕様情報を入力しこのノイズフロア仕様情報を基に
    冗長復元部及びまたはオーバサンプリング部における量
    子化ステップサイズを決定して全体を制御する復号シス
    テム制御部を備える請求項15ないし17のいずれか
    記載のロスレス復号装置。
  23. 【請求項23】 復号システム制御部は記録媒体から再
    生した符号化データの中から符号化の種類を表す符号化
    IDを認識して、前記符号化IDに基づいて線形予測復
    号器またはエントロピー復号器またはそれらの両方の復
    号器の動作を制御する請求項15ないし22のいずれか
    に記載のロスレス復号装置。
  24. 【請求項24】 符号時は、広帯域オーディオデータの
    サンプリング周波数など信号帯域を示す情報を入力し、
    前記信号帯域情報をもとに入力信号を複数のサブバンド
    に分割するサブバンド分割フィルタと、前記サブバンド
    分割フィルタの複数の出力のそれぞれをサブサンプリン
    グするサブサンプリング部と、前記各サブバンドの少な
    くとも1つにおいて可逆変換可能なデータ圧縮を行なう
    冗長圧縮部と、前記各サブバンドの圧縮パラメータを表
    す圧縮情報と前記冗長圧縮部の出力データを多重化する
    マルチプレクサとを備え、ロスレス符号化データ出力を
    得るとともに、復号時は、入力符号化データから複数の
    サブバンドデータと圧縮情報を分離再生するデマルチプ
    レクサと、それぞれのサブバンド毎に所定の時間区間の
    圧縮情報を基に元データを復元する冗長復元部と、信号
    帯域情報に応じてオーバサンプリング周波数を決定しオ
    ーバサンプリングするオーバサンプリング部と、複数の
    サブバンドデータを合成して広帯域信号データを出力す
    るサブバンド合成フィルタとを備え、前記サブバンド合
    成フィルタから出力信号を復号出力として取り出すよう
    構成したロスレス符号復号装置。
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