JPH0758942A

JPH0758942A - 電子複写印刷システム

Info

Publication number: JPH0758942A
Application number: JP6140118A
Authority: JP
Inventors: Randall R Hube; アール．ヒューブランダル
Original assignee: Xerox Corp
Current assignee: Xerox Corp
Priority date: 1993-06-30
Filing date: 1994-06-22
Publication date: 1995-03-03
Also published as: US5337161A

Abstract

(57)【要約】【目的】タブストックに位置決めして印刷するための
印刷ジョブから画像を抽出し、タブ上に正確に配置する
ために抽出画像を線形的、回転的、寸法的に変換する。【構成】抽出タブ画像はタブの寸法と方向、さらにユ
ーザの必要条件に従って変換される。タブ画像を変換す
るための情報はシステムメモリに記憶される。さらに必
要であれば、タブシーケンスの編集をすることもでき
る。タブストックの適切なシート上に印刷されているタ
ブ画像を含む全体の印刷ジョブを印刷することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、タブストックに印刷す
るための印刷ジョブから画像を抽出することの可能な電
子複写印刷システムに関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般の
印刷システムでは、印刷ジョブの出力ストックに印刷す
る前に画像をシフトすることができる。これらの印刷シ
ステムは一般的に、例えば、最終製品を綴じるための十
分なマージンを生成するため、印刷ジョブ内の文書（ド
キュメント）の走査画像を標準距離だけシフトする。複
写機はまた、デュアル（両面）ページの両面に印刷する
場合、設定マージンを形成することができる。そのプロ
セスは、第１の面では一方向に画像をシフトし、第２の
面では反対方向に画像をシフトすることを含む。画像シ
フト装置はさらに、コピー用紙の搬送方向によって、コ
ピー用紙上に文書の走査画像をシフトすることができ
る。これらのシステムでは一般的に、全体の印刷ジョブ
に対する所定の標準距離だけ画像をシフトする。画像を
シフトすることの可能な一般的な印刷システムのすべて
においては、シフトのために位置付けられる画像を含む
マスタを生成しなければならない。

【０００３】一般的に、全体の印刷ジョブにわたる画像
シフト、又は特殊化画像シフトでさえ、入力及び出力ス
トックのサイズの差に基づいて可変的に画像をシフトす
るものであり、タブを作るのに使用される場合に柔軟性
に欠け、また効率的ではない。一つの問題は、所望の位
置に画像を印刷するために、ユーザが画像を走査する前
にタブの画像を正確に位置決めしなければならないこと
である。例えば、タブマスタは、シフトの前にタブ画像
のみを含む別のシート上に作成され、位置付けられ且つ
方向付けられて、出力タブストック上にシフト且つ印刷
されなければならない。もう一つの問題は、画像がペー
ジとして走査されるので、タブ画像がシフトされると全
体のページ画像もシフトされることである。特殊化画像
シフトについての別の問題は、画像シフトの量が入力及
び出力シートのサイズの差を検出することによって決定
されることである。

【０００４】なおまた、連続するタブの印刷において別
の問題が生じる。連続するタブの再順序付けは、他のす
べてのタブマスタと同様にタブマスタを変更することを
含む。さらにまた、文書がタブなしで作成され、そして
タブが再考されて付加されるものとすると、タブマスタ
の作成の全プロセスを戻って、タブジョブを再作成しな
ければならない。

【０００５】関連技術は印刷ジョブ内におけるタブの作
成のための画像シフトを認識するものであるが、一方、
印刷ジョブ、文書又は記憶画像のメモリ内のどの場所か
らも画像を選択的に抽出することができ、所望の出力位
置及び特定のタブストック（シート又は媒体）の方向付
け（オリエンテーション）に従って画像を可変的に回転
し、基準化し、さらに適用するフレキシブルな改良シス
テムが必要とされる。さらにまた、選択されたタブ画像
をメモリ内で連続的に記憶することによってユーザがタ
ブ画像を容易に挿入且つ削除できるようにするシステム
が必要とされる。最後に、印刷ジョブにおいてタブスト
ックを要求するページは、タブ（又はタブ延長）にそれ
らにタブ画像を備えた印刷ジョブ内で適切な順序で自動
的に印刷される。

【０００６】従って、本発明の一つの目的は、オペレー
タがタブストックに位置決め、且つ印刷するためにソー
スから画像を抽出することのできる電子複写印刷システ
ムを提供することである。

【０００７】本発明の別の目的は、タブ上に正確に配置
するために抽出画像を変換することができる電子複写印
刷システムを提供することである。

【０００８】本発明のさらに別の目的は、タブ上に正確
に配置するために抽出画像を線形的、回転的、且つ寸法
的に変換することができる電子複写印刷システムを提供
することである。

【０００９】本発明のさらにまた別の目的は、単純入力
情報に基づいてタブ上に配置するために、抽出画像の最
終位置、画像サイズ、及び方向付けを予想する電子複写
印刷システムを提供することである。

【００１０】本発明のまた別の目的は、標準タブストッ
ク及びカスタム（特注）タブストックの双方に対してタ
ブ上に配置するための抽出画像を位置決めすることがで
きる電子複写印刷システムを提供することである。

【００１１】本発明のまた別の目的は、抽出画像がタブ
ストックに印刷するために連続しており、容易にシャフ
リングしたり、又は再順序付けすることができる電子複
写印刷システムを提供することである。

【００１２】本発明のなおまた別の目的は、タブの寸法
よりも大きな寸法を有するタブ画像を抽出することので
きる電子複写印刷システムを提供することである。

【００１３】本発明のまた別の目的は、タブ上で所望と
される寸法とは異なる寸法を有するタブ画像を抽出する
ことのできる電子複写印刷システムを提供することであ
る。

【００１４】本発明のさらにまた別の目的は、例えば、
個々のタブページマスタの作成を進めることなくタブラ
ベルを生成することができる電子複写印刷システムを提
供することである。

【００１５】

【課題を解決するための手段】本発明は、タブストック
のタブ部分に印刷するのに望ましいとされる画像を画像
データの供給から選択することによってタブ画像を作成
することに関する。抽出タブ画像は、タブの寸法及び方
向、ならびにユーザの必要条件に従って変換される。タ
ブ画像を変換するための情報はシステムメモリに記憶さ
れる。本発明はさらにタブシーケンスの編集能力をも含
んでいる。このシステムは、タブストックの適切なシー
ト上に印刷されているタブ画像を含む全体の印刷ジョブ
を印刷する。

【００１６】本発明の一態様は、タブストック上にタブ
画像を印刷するための電子複写印刷システムであって、
画像データを供給する手段と、タブ画像パラメータを供
給する手段と、画像データからタブ画像を選択する手段
と、タブ画像パラメータに従ってタブ画像を処理する手
段と、を有することを特徴とする。

【００１７】

【実施例】図１及び図２を参照すると、本発明の教示に
従って印刷ジョブを処理するための典型的なレーザベー
スの印刷システム２が示されている。印刷システム２は
説明上、スキャナ部６、コントローラ部７、及びプリン
タ部８に分けられている。特定の印刷システムを説明す
るが、本発明は、インクジェット、イオングラフィック
式等の他の種類の印刷システムにも使用可能である。

【００１８】図２乃至４について詳細に説明する。スキ
ャナ部６は、走査される文書２２が置かれる透明なプラ
テン２０を組み込む。１個以上のリニアアレイ２４はプ
ラテン２０の下で走査運動を往復実施するために支持さ
れる。レンズ２６とミラー２８、２９、３０は共動する
ことによって、プラテン２０のセグメントのようなライ
ン上、及びその上で走査される文書上にアレイ２４の焦
点を合わせる。アレイ２４は、画像信号、又は、プロセ
ッサ２５による適切な処理後にコントローラ部７へ出力
される走査済みの画像を表示する画素を提供する。

【００１９】プロセッサ２５は、アレイ２４から出力さ
れるアナログ画像信号をディジタル信号に変換し、シス
テム２がプログラムされるジョブを実行するために要求
される形式で画像データを記憶し且つ処理することがで
きるように画像信号を処理する。プロセッサ２５はさら
に、フィルタリング、しきい値分け（処理）、スクリー
ニング、クロッピング、又は縮小／拡大等の画像信号へ
の拡張（強調）及び変化を提供することもできる。ジョ
ブプログラムにおける変化及び調整の後で、文書を再走
査する必要がある。

【００２０】走査される文書２２は、リサーキュレイテ
ィングドキュメントハンドリング（ＲＤＨ／再循環式文
書処理）モード、又はセミオートマチックドキュメント
ハンドリング（ＳＡＤＨ／半自動文書処理）モードの何
れか一方で作動可能な自動文書ハンドラ（ＡＤＦ）３５
による走査のために、プラテン２０上に置かれることも
ある。ブックモードとコンピュータフォームズフィーダ
（ＣＦＦ）モードを含むマニュアルモードも実施され、
後者のＣＦＦモードは、コンピュータファンフォールド
の形式で文書を収容する。ＲＤＨモードオペレーション
では、文書ハンドラ３５は、文書２２がスタック式又は
バッチ式に配列されている文書トレイ３７を有する。ト
レイ３７の中の文書２２は、アレイ２４によって文書が
走査されるプラテン２０上に、バキュームフィードベル
ト４０、文書フィードロール４１、文書フィードベルト
４２によって前進される。走査の後に、文書はベルト４
２によってプラテン２０から取り除かれて、文書フィー
ドロール４４によってトレイ３７に戻される。

【００２１】ＳＡＤＨモードの動作では、文書エントリ
スロット４６は、トレイ３７及びプラテン２０の間の文
書フィードベルト４２にアクセスし、個々の文書は文書
フィードベルト４２を介してプラテン２０へ転送すべく
手動で挿入することもできる。スロット４６の後方のフ
ィードロール４９は、フィードベルト４２とプラテン２
０に文書を係合且つ供給するためのニップを形成する。
走査の後に、文書はプラテン２０から取り除かれて、キ
ャッチトレイ４８に排出される。

【００２２】ＣＦＦモードの動作では、コンピュータフ
ォームズ材料はスロット４６を通って供給され、フィー
ドロール４９によって文書フィードベルト４２に進めら
れ、さらに文書フィードベルト４２はファンフォールド
（折りたたみ紙）材料のページをプレート２０上の位置
に前進させる。

【００２３】図２及び図３について詳細に説明する。プ
リンタ部８はレーザ型プリンタを含み、説明上、ラスタ
出力スキャナ（ＲＯＳ）部８７、プリントモジュール部
９５、ペーパーサプライ（用紙供給）部１０７、及びフ
ィニッシャ（仕上げ部）１２０に分けられる。ＲＯＳ８
７はレーザ９１を有し、そのビームは、二つの画像形成
ビーム９４に分割される。各ビーム９４は、２つの画像
形成ビームを供給するため音響−光学的変調器９２によ
って入力される画像信号の内容にしたがって変調され
る。ビーム９４は回転ポリゴン１００に鏡面によってプ
リントモジュール９５の可動受光体９８にわたって走査
されることによって、各走査ごとに受光体９８上で二本
の画像ラインを露光し、また変調器９２に入力された画
像信号によって表示される静電潛像を生成する。受光体
９８は、画像形成ビーム９４による露光準備として、帯
電部においてコロトロン１０２によって均一に帯電され
る。静電潛像は、現像剤１０４によって現像され、転写
部１０６においてペーパーサプライ部１０７によって転
送される印刷媒体１０８に転写される。媒体１０８は明
らかに、種々のシートサイズ、型、色の何れのものでも
よい。転写について、印刷媒体は、メインペーパートレ
イ１１０、もしくは予備のペーパートレイ１１２又は１
１４からの受光体９８上の現像済み画像と時間的に位置
合わせされて前方へ進められる。印刷媒体１０８に転写
された現像済み画像は、フューザ（定着装置）１１６に
よって永久的に付着又は定着されて、結果として得られ
るプリントは出力トレイ１１８又はフィニッシャ１２０
に排出される。フィニッシャ１２０は、本を作成した
り、プリントを接合して製本するためのサーマルバイン
ダ１２４を作成するためにプリントをステッチング又は
ステープルで綴じるためのステッチャー１２２を含む。

【００２４】図１、図２、図５乃至図７について詳細に
説明する。コントローラ部７は、説明上、画像入力コン
トローラ５０、ユーザインターフェース（ＵＩ）５２、
システムコントローラ５４、主記憶装置５６、画像処理
部５８、及び画像出力コントローラ６０に分けられる。

【００２５】特に図５Ａ乃至図７を参照すると、制御部
７は、印刷配線板（Printed Wiring Boards 、／ＰＷ
Ｂ）７０を含む。ＰＷＢ７０は、一対のメモリバス７
２、７４によって相互に結合され且つシステムメモリ６
１に結合される。メモリコントローラ７６は、システム
メモリ６１をバス７２、７４に結合する。ＰＷＢ７０
は、複数のシステムプロセッサ７８を有するシステムプ
ロセッサＰＷＢ７０−１と、ＵＩ５２との間でデータ転
送を行なうためのＵＩ通信コントローラ８０を有する低
速Ｉ／ＯプログラムＰＷＢ７０−２と、主記憶装置５６
のディスク９０−１、９０−２、９０−３のそれぞれの
間でデータ転送を行なうためのディスクドライブコント
ローラ／プロセッサ８２を有するＰＷＢ７０−３、７０
−４及び７０−５（画像データの圧縮のための画像圧縮
器／プロセッサはＰＷＢ７０−３上にある）と、画像処
理部５８の画像処理プロセッサを備えた画像処理ＰＷＢ
７０−６と、プリンタ部８による印刷のために画像デー
タを処理するための画像生成プロセッサ８６を備えた画
像生成プロセッサＰＷＢ７０−７及び７０−８と、プリ
ンタ部８との間のデータの転送を制御するためのディス
パッチプロセッサ８８と８９を有するディスパッチプロ
セッサＰＷＢ７０−９、及びブート制御アービトレイシ
ョンスケジュラーＰＷＢ７０−１０を含む。

【００２６】スキャナ部６のプロセッサ２５からコント
ローラ部７へ入力される走査画像データは、ＰＷＢ７０
−３上で、画像入力コントローラ５０の画像圧縮器／プ
ロセッサ５１によって圧縮される。画像データは圧縮器
／プロセッサー５１を通過するとともに、Ｎ本の走査線
幅によりスライスにセグメントされ、各スライスはスラ
イスポインタを有する。スライスポインタ、及び画像特
定情報を提供する関連画像記述子（例えば、画素内の文
書の高さと幅、使用される圧縮方法、圧縮画像データへ
のポインタ、画像スライスポインタへのポインタ等）と
ともに、圧縮画像データは画像ファイルに配置される。
異なる印刷ジョブを表示する画像ファイルは、使用まで
データが保持される主記憶装置５６への転送を保留する
ランダムアクセスメモリ又はＲＡＭを含むシステムメモ
リ６１に一時的に記憶される。

【００２７】図１において最もよく理解されるように、
ＵＩ５２は、対話型タッチスクリーン６２、キーボード
６４、及びマウス６６からなる複合型オペレータ・コン
トローラ／ＣＲＴディスプレイを含む。ＵＩ５２は、オ
ペレータを印刷システム２とインタフェースさせて、オ
ペレータが印刷ジョブと他の命令をプログラムし、シス
テムオペーティング情報、命令、プログラミング情報、
診断情報等を獲得することを可能にする。ファイル及び
アイコン等のタッチスクリーン６２に表示される項目
は、指でスクリーン６２上に表示された項目をタッチし
たり、又は、マウス６６を使用してカーソル６７を選択
項目に指し示してマウスをキー入力することにより起動
される。

【００２８】主記憶装置５６は、マシン操作システムソ
フトウェア、マシン操作データ、及び現在処理中の画像
データを記憶するための複数のハードディスク９０−
１、９０−２、９０−３を有する。

【００２９】主記憶装置５６内の圧縮画像データがなお
一層の処理を必要とする場合、同圧縮画像データがＵＩ
５２のタッチスクリーン６２上のディスプレイに必要と
される場合、又はプリンタ部８によって必要とされる場
合、そのデータは主記憶装置５６においてアクセスされ
る。プロセッサ２５によって実行される以外の更なる処
理が要求される場合、データは、照合、準備、分解等の
追加の処理ステップが実行される、ＰＷＢ７０−６上の
画像処理部５８に転送される。処理の後に、データは、
主記憶装置５６に戻されたり、タッチスクリーン６２上
での表示のためにＵＩ５２に送られたり、又は画像出力
コントローラ６０に送られたりする。

【００３０】画像出力コントローラ６０に出力される画
像データは圧縮解除されて、ＰＷＢ７０−７、７０−８
（図５参照）の画像生成プロセッサ８６により印刷され
るために準備される。この後、データは、ＰＷＢ７０−
９上のディスパッチプロセッサ８８、８９によって、プ
リンタ部８へ出力される。印刷のためにプリンタ部８へ
送信される画像データは通常、メモリ５６から消去（パ
ージ）されて新しいデータのために場所をあける。

【００３１】特に図８を参照すると、システム制御信号
は複数の印刷配線板（ＰＷＢ）を介して分散される。こ
れらは、種々の入出力（Ｉ／Ｏ）ＰＷＢＳ１３８ととも
に、ＥＤＮコアＰＷＢ１３０、マーキング画像形成コア
ＰＷＢ１３２、用紙処理コアＰＷＢ１３４、及び仕上げ
バインダコアＰＷＢ１３２を有する。システムバス１４
０はコアＰＷＢｓ１３０、１３２、１３４、１３６を相
互に、またコントローラ部７に結合し、一方、ローカル
バス１４２は、入出力ＰＷＢ１３８を相互に、またそれ
らの関連コアＰＷＢと結合させる働きをする。

【００３２】マシンがパワーアップされると同時に、オ
ペレーティングシステムソフトウェアは、メモリ５６か
らＥＤＮコアＰＷＢ１３０へ、またメモリ５６から残り
のコアＰＷＢｓ１３２、１３４、１３６へバス１４０を
介してロードされ、各コアＰＷＢ１３０、１３２、１３
４、１３６は、オペレーティングシステムソフトウェア
のＰＥＢへのダウンロード、故障検出等を制御するため
のブートＲＯＭ１４７を有する。ブートＲＯＭ１４７は
さらに、オペレーティングシステムソフトウェアの伝送
と、バス１４０を介したＰＷＢｓ１３０、１３２、１３
４、１３６間におけるデータの制御と、ローカルバス１
４２を介した複数の入出力ＰＷＢ１３８間のデータの制
御を可能にする。追加のＲＯＭ、ＲＡＭ、及びＮＶＭメ
モリ型は、システム２内の種々の位置に存在している。

【００３３】図９を参照すると、ジョブはジョブプログ
ラムモードにおいてプログラムされ、このモードでは、
プログラミング中のジョブチケット１５０とジョブスコ
アカード１５２がタッチスクリーン６２上に表示されて
いる。ジョブチケット１５０はプログラムされる種々の
ジョブ選択を表示し、一方、ジョブスコアカード１５２
は、ジョブを印刷するためのシステムに対する基本的な
命令を表示する。図１０は、図示の便宜上、ユーザイン
ターフェース５２からのタッチスクリーン６２の一例を
示す。この用紙供給スクリーンにおいては、印刷ジョブ
のためのサイズ、色、及びストックの種類を選択するこ
とができる。

【００３４】図１１は、本発明にしたがってタブ画像を
有する印刷ジョブの作成の実施例を示す。ユーザは、例
えば、ユーザインタフェース５２において、タブ画像を
含む印刷ジョブを作成することを選択する（Ｓ１）。従
って、少なくとも一部分においては、タブ画像なしに印
刷ジョブが得られる（Ｓ２）。この点において、ユーザ
は、タブストックとしてプログラムされる印刷ジョブに
おいてページを指定することができる（Ｓ３）。図１２
は、タブストックに対してプログラムされる印刷ジョブ
におけるページを指定する操作を示す（Ｓ３／Ｓ２
０）。ユーザは、メニューからタブタイプを選択する。
例えば、ユーザは、第５カットレター又は第３カットレ
ターのタブストックを選択することになる。タブのカッ
トは、個々のタブのサイズを示し、一般的に、タブが繰
り返される前において連続のタブの数を指示する。例え
ば、第５カットレタータブは通常、タブが位置を繰り返
し始める前に連続した５個のタブを有する。次に、既に
記憶済みのタブパラメータファイルが開かれる（Ｓ２
２）。ユーザがカスタムタブストックを作成し、パラメ
ータファイルがユーザによって指定されるカスタムタブ
ストックのパラメータを含むようにすることは、本発明
の範囲内にある。指定されたタブタイプに対するパラメ
ータは検索されて、メモリに記憶される（Ｓ２４）。タ
ブパラメータファイルは、モジュラスパラメータ等の必
要なタブタイプ情報を有し、この情報は、パターンが繰
り返す前のタブシーケンスに見られるタブストックの例
の数と、最大タブ画像幅、最大タブ画像高さ、各タブ位
置に対する垂直中心線、及び各タブ位置に対する水平方
向中心線を表示する。

【００３５】一般的に、パターンの一つのランに見られ
るタブストックの固有の例の数は、モジュラスに等し
い。例えば、第３カットタブストックは通常、３枚ごと
に（例えば、第１の三分の一の位置、第２の三分の一の
位置、第３の三分の一の位置）に繰り返されるパターン
の中かに順次提示される存在するタブストックの３つの
固有の例を含む。しかしながら、標準カットタブストッ
クを使用することにより、連続するより少数のタブを利
用するタブストックパターンを組み立てることもでき
る。例えば、第３カットタブを使用すると、タブの３つ
の位置から２つのみを使用することによりタブパターン
が繰り返される前に連続した２つタブのみを有するパタ
ーンを作成することもできる。単一の連続するタブパタ
ーンにおいて、特定のタブ位置の多数の発生を含むタブ
数列を生成することも可能である。例えば、モジュラス
が６に等しい場合の標準の第３カットタブを使用して、
順序が第１の三分の一、第１の三分の一、第２の三分の
一、第２の三分の一、第３の三分の一、第３の三分の一
である数列を生成する。

【００３６】図示の便宜上、タブパラメータファイルの
例が以下に示される。

【００３７】

【表１】例：タブパラメータファイルタイプ＝第５カットレターモジュール＝５ −−パターン中の５個
のタブＸＭＡＸ＝０．５００ −−最大タブ画像幅ＹＭＡＸ＝２．２００ −−最大タブ画像高さＸＣＬ（１）＝８．２５０ −−第１のタブの垂直
中心線ＹＣＬ（１）＝９．９００ −−第１のタブの水平
中心線ＸＣＬ（２）＝８．２５０ −−第２のタブの垂直
中心線ＹＣＬ（２）＝７．７００ −−第２のタブの水平
中心線ＸＣＬ（３）＝８．２５０ −−第３のタブの垂直
中心線ＹＣＬ（３）＝５．５００ −−第３のタブの水平
中心線ＸＣＬ（４）＝８．２５０ −−第４のタブの垂直
中心線ＹＣＬ（４）＝３．３００ −−第４のタブの水平
中心線ＸＣＬ（５）＝８．２５０ −−第５のタブの垂直
中心線ＹＣＬ（５）＝１．１００ −−第５のタブの水平
中心線タイプ＝第３カットレターモジュール＝３ −−パターン中の３個
のタブＹＭＡＸ＝０．５００ −−最大タブ画像幅ＹＭＡＸ＝３．６６６ −−最大タブ画像高さＸＣＬ（１）＝８．２５０ −−第１のタブの垂直
中心線ＹＣＬ（１）＝９．１６６ −−第１のタブの水平
中心線ＸＣＬ（２）＝８．２５０ −−第２のタブの垂直
中心線ＹＣＬ（２）＝５．５００ −−第２のタブの水平
中心線ＸＣＬ（３）＝８．２５０ −−第３のタブの垂直
中心線ＸＣＬ（３）＝１．８３３ −−第３のタブの水平
中心線

【００３８】タブストックに対してプログラムされる印
刷ジョブがオープンされる（Ｓ２５）。いったん印刷ジ
ョブがオープンされると、ユーザは、タブストックを要
求する印刷ジョブにおいてページ数を指定する（Ｓ２
６）。さらに、指定ページ画像のページチケットに記録
されるストックタイプは、特定タブタイプに一致するよ
うに修正される（Ｓ２７）。ページチケットは、ストッ
クのタイプ、ストックの色、ページレベル画像シフト、
及び、片面／両面印刷等のページレベルプログラミング
パラメータを含むデータ構造を参照する。そのため、印
刷ジョブのすべてのページは各自、特有のページチケッ
トを有することもある。タブが要求される各ページにつ
いて（Ｄ２８）、ステップＳ２６及びステップＳ２７が
繰り返される。終了すると、印刷ジョブのページチケッ
トになされた修正がセーブ（保管）される（Ｓ２９）。

【００３９】タブ画像が既にタブページ上にあり（Ｄ
４）、タブ画像が既にタブ延長上にある場合（Ｄ１
３）、ジョブは印刷の準備ができている。同様に、タブ
画像が既にタブページの上にあって（Ｄ４）、但し、タ
ブ画像がタブ延長上に既にない場合（Ｄ１３）、画像シ
フトはタブ延長上にタブ画像を置くために使用される
（Ｓ１４とＳ１５）。画像をシフトする一つの好ましい
方法は、米国特許第５、２１０、６２２号に開示されて
いるように、走査される入力ストックのサイズと画像が
転写される出力ストックのサイズの差に基づいて画像を
シフトすることである。なお、前記米国特許の開示内容
は参照によってこの中に組み込まれる。図１８は、タブ
を適用するための方法を示す。この方法では、タブマス
タ２１０は、タブマスタのエッジに沿ってその最終垂直
位置におけるタブ画像について使用されなければならな
い。さらに、タブ延長２１２にタブ画像を印刷するため
に必要な画像シフト（ｘ）が適用される。

【００４０】図１９に示される本発明にしたがって、ユ
ーザは指定タブ延長（２１９乃至２２３）に印刷するた
めのタブ画像（２１４乃至２１８）を選択して抽出する
ことができる。図１９で再び示されるように、印刷ジョ
ブ内のページ（２２６）又はページの組み合わせからの
タブ画像は、連続するタブ延長内で特別に指示されたタ
ブ延長に印刷するために選択且つ位置付けることができ
る。これを実行するために、タブ抽出パラメータを決定
しなければならない（Ｓ５）。図１１のステップＳ５か
らの拡張として、図１３は、タブ画像の抽出のためのパ
ラメータを決定するためのステップを示す（Ｓ３５）。
ユーザはメニューからタブ画像の入力方向を選択する
（Ｓ３６）。この方向は、座標のＸ、Ｙ軸に対するタブ
画像の位置に基づいている。システムにより定義付けら
れる座標軸に関して、タブ画像の入出力方向は０°、９
０°、１８０°、又は２７０°を含むことが好ましい。
図２０は図示の便宜上、０°方向の入力タブ画像を示
す。この入力方向はＯＲＩＥＮＴ１として記憶される
（Ｓ３７）。ユーザはタブ画像の最終方向を選択し（Ｓ
３８）、それはＯＲＩＥＮＴ２として記憶される（Ｓ３
９）。図２０はこの変換の具体例を示している。この実
施例において、入力タブ画像２００は印刷ジョブから選
択されたタブ画像を表示する。また、同図に示されるよ
うに、ＯＲＩＥＮＴ１は０°に等しい。最終タブ画像２
０２は、最終方向、即ち、９０°の方向のＯＲＩＥＮＴ
２に基づくタブに配置するために変換される。ユーザは
スケールファクタの選択を促される（Ｓ４０ａ）。例え
ば、１．０のスケールファクタは、入力タブ画像（即
ち、スケーリングを必要としない）と同じ寸法を保持す
ることになる。図２０において、スケールファクタは
０．６７に選択され、それによって最終タブ画像を３３
％縮小する。スケールファクタはＳＣＡＬＥとして記憶
される（Ｓ４０ｂ）。

【００４１】タブ上に最終タブ画像を配置するのに必要
な回転量を決定するために、その回転を計算し記憶する
（Ｓ４１）。回転はＯＲＩＥＮＴ２−ＯＲＩＥＮＴ１に
等しい。回転が０°＋１８０°、又は０°−１８０°で
ある場合（Ｄ４２）、入力画像の最大ｘ、ｙサイズ（Ｘ
ＩＮ、ＹＩＮ）は次のように計算されて記憶される。

【００４２】ＸＩＮ＝ＸＭＡＸ／ＳＣＡＬＥＹＩＮ＝ＹＭＡＸ／ＳＣＡＬＥ回転が０°＋１８０°、又は０°−１８０°でない場
合、入力画像の最大Ｘサイズと最大Ｙサイズ（ＸＩＮ，
ＹＩＮ）は次のように計算されて蓄積される。

【００４３】ＸＩＮ＝ＸＭＡＸ／ＳＣＡＬＥＹＩＮ＝ＹＭＡＸ／ＳＣＡＬＥタブ画像抽出パラメータの決定はそのあと終了する（Ｓ
４５）。

【００４４】ユーザがタブ画像領域を決定することによ
って、タブ画像は印刷ジョブから抽出される（Ｓ６）。
一実施例において、ユーザは、タブ画像領域を囲むボッ
クスを画定するために二つの対向するコーナーを選択す
る。さらにシステムは、例えば、アウトライン（枠取
り）、陰影付け、着色背景、他の視覚的区別を選択され
る領域に適用することによって、選択されたタブ画像領
域を強調表示する。これは、ステップ５０から開始され
る図１４においてさらに詳細に説明される。最初に、ユ
ーザは印刷ジョブからソースページ画像を選択し表示す
る（Ｓ５１）。ユーザは、例えばマウスボタンを使用す
ることにより、タブ画像の上部左側コーナーを選択する
ことによりタブ画像を定義する（Ｓ５２）。図２０はこ
の選択を座標（ＸＵＬ，ＹＵＬ）として説明する。左ボ
タンが選択されたことを確かめるためにユーザ選択を検
査することができる（Ｄ５４）。左ボタンが選択されな
かった場合、再びユーザはタブ画像の上部左側コーナー
を選択することができる。いったんタブ画像の上部左側
コーナーが選択されると、マウス座標を使用して、ペー
ジ画像に対する座標を計算する（Ｓ５５）。その座標
は、ＸＵＬとＹＵＬとして記憶される（Ｓ５６）。次
に、ユーザは好ましくはプロンプト（指示メッセージ）
によって、右マウスボタンを使用してタブ画像の下部右
側コーナーを選択する（Ｓ５７）。次に、ＸＬＡＳＴ及
びＹＬＡＳＴの値は、上部左側コーナー、ＸＵＬ及びＹ
ＵＬ、と同一の値に初期化される（Ｓ５８）。

【００４５】図１５に連続するように、カレント（現在
の）マウス座標は検索され（Ｓ５９）、（ＸＣＵＲ、Ｙ
ＣＵＲ）として次に記憶されるページ画像上の座標を計
算するために使用される（Ｓ６０）。座標（ＸＣＵＲ、
ＹＣＵＲ）は、マウスが移動したかどうかを決定するた
めに、（ＸＬＡＳＴ、ＹＬＡＳＴ）座標と比較される。
マウスが前のマウス位置から移動した場合（Ｄ６２）、
コーナー（ＸＵＬ、ＹＵＬ）と（ＸＣＵＲ、ＹＣＵＲ）
により定義されるボックスの寸法は最大タブ入力寸法Ｘ
ＩＮとＹＩＮと比較されて（Ｓ６３）、ボックスが最大
許容タブ入力画像寸法を越えるかどうかを決定する（Ｄ
６４）。ボックスが最大タブ寸法を越えない場合、ＸＬ
ＡＳＴはＸＣＵＲに等しく設定され、ＹＬＡＳＴはＹＣ
ＵＲに等しく設定される（Ｓ６５）。（ＸＵＬ、ＹＵ
Ｌ）と（ＸＬＡＳＴ、ＹＬＡＳＴ）によって定義される
ボックスの画像領域は、現在定義されている画像領域を
ユーザに示すために強調表示される（Ｓ６６）。しかし
ながら、ボックスが最大許容タブ画像入力寸法を越える
場合（Ｄ６４）、システムはユーザ定義のボックスをタ
ブ画像領域とし、ステップＳ６５及びＳ６６を飛ばす。
マウス座標が得られるたびに（Ｓ５９）、システムはユ
ーザが選択を行なったかどうか（マウスボタンが押され
たかどうか）を検査する（Ｓ６７）。この検査（Ｓ６
７）は、マウスが移動しなかったと判断した後（Ｄ６
２）や、最大タブ寸法を越えたと判断した後（Ｄ６４）
や、又は最大タブ寸法を越えなかった場合に新しく定義
された領域を強調表示した後（Ｓ６６）に生じる。右の
マウスボタンが選択されなかった場合（Ｓ６８）、ユー
ザはステップ５９に戻って、右のマウスボタンが選ばれ
るまで処理（Ｓ５９乃至Ｄ６８）を繰り返す。いったん
右のボタンが選択されると（Ｄ６８）、ユーザは強調表
示されたタブ画像の選択を確認することを促される（Ｓ
６９）。確認されなかった場合（Ｄ７０）、ユーザは、
もう一度ボックス定義プロセスを開始するためにステッ
プＳ５２に戻される。しかしながら、選択が確認される
場合（Ｄ７０）、ボックスコーナー（ＸＵＬ、ＹＵＬ）
と（ＸＬＡＳＴ、ＹＬＡＳＴ）によって定義されたタブ
画像は、タブ画像（ｉ）としてにメモリに複写されて
（Ｓ７１）、タブ画像抽出はステップＳ７２で終了す
る。

【００４６】いったんタブ画像が抽出されると、タブ画
像は、図１６でさらに詳述されるように、画像形成パラ
メータ（Ｓ７）に従って変換される。タブ画像の変換
（Ｓ８０）は、例えば、スケールファクタが１．０でな
い場合（Ｄ８４）、スケーリングが要求されるかどうか
決定することによって開始する。スケールファクタが
１．０でない場合（即ち、１．０より大きいか、又はそ
れより小さい場合）、タブ画像（ｉ）はスケールファク
タに従ってスケーリングされ（Ｓ８２）、結果画像は新
しいタブ画像（ｉ）としてメモリに記憶される（Ｓ８
３）。スケールファクタが１．０の場合、スケーリング
ステップＳ８２とＳ８３は回避される。タブ画像のスケ
ーリングの有無に関わらず、回転が要求されたかどうか
が付加的に決定される。回転ファクタの値が０°に等し
い場合（Ｄ８４）、タブ画像変換は完了する（Ｓ８
７）。しかしながら、回転が０°でない場合、タブ画像
（ｉ）は回転ファクタに従って回転される（Ｓ８５）。
結果画像は新しいタブ画像（ｉ）としてメモリーに記憶
され（Ｓ８６）、タブ画像変換は完了する（Ｓ８７）。

【００４７】図１１において、抽出されて変換される各
タブ画像は連続的にシステムメモリに記憶される（Ｓ
８）。タブ抽出及びタブ変換を続いて行なうために、ス
テップＳ６、Ｓ７及びＳ８は、所望量のタブが抽出、変
換且つ記憶されるまで繰り返される。タブ画像が（ｉ）
によって表示されると（ここで、ｉは１乃至「ｎ」個の
タブに等しい）、関連するタブ画像の数は限定されな
い。好ましい実施例において、図１１に示されるよう
に、タブシーケンスの順序は、その順序が正確でない場
合（Ｄ１０）、タブシーケンスの順序を編集する（Ｓ１
６）ことによって修正される。しかしながら、他の具体
例ではステップＤ１０とＳ１６は任意である。タブシー
ケンスの順序が正しいときは、タブ画像はメモリから検
索されて、印刷ジョブ内のタブページに順次適用される
（Ｓ１１）。

【００４８】図１７は、タブ画像の検索と、印刷ジョブ
内のタブページへのタブ画像の適用を示す（Ｓ９０）。
これを実行するために、印刷ジョブをオープンしなけれ
ばならない（Ｓ９１）。図１７において示される実施例
は、タブストックがシステムのペーパートレイにロード
されるパターンに順次タブストックを適用するものであ
るが、ユーザが特定のタブページのパターンにおいて特
定の例を指定できることは理解される。例えば、一実施
例においては、システムは、タブ位置を適切に一致させ
ることが所望の時に獲得できるようにするためにタブス
トックの不必要な例をパージ又は回避する手段を有する
ことになる。いったんジョブがオープンされると、タブ
カウンタ、即ちＴＣＯＵＮＴ、及びページカウンタ、即
ちＰＣＯＵＮＴは、ゼロに初期化される（Ｓ９２）。ペ
ージカウンタ、即ちＰＣＯＵＮＴ、は１だけ増加される
（Ｓ９３）。ページカウンタ、ＰＣＯＵＮＴによって指
示される特定のページ画像のページチケットパラメータ
は、ステップＳ９４に示されるようにメモリから読みだ
される。ステップＤ９５において、タブストックがペー
ジ画像ＰＡＧＥ（ＰＣＯＵＮＴ）に対して指定されるこ
とをページチケットパラメータによって指示される場
合、タブカウンタ、ＴＣＯＵＮＴ、は１だけ増加される
（Ｓ１００）。モジュラスのパターン内の順序付けられ
た位置を表現するインデックス（ＩＮＤＥＸ）が計算さ
れる。インデックスは、ＴＣＯＵＮＴをモジュラス（Ｍ
ＯＤＵＬＵＳ）で割り算した演算結果の剰余に設定され
る（Ｓ１００）。ページ画像（ＰＣＯＵＮＴ）（Ｓ１０
２）とタブ画像（ＴＣＯＵＮＴ）（Ｓ１０３）は、メモ
リーから検索される。タブ画像（ＴＣＯＵＮＴ）は、ス
テップＳ１０４においてタブパラメータファイルにした
がって、位置ＸＣＬ（ＩＮＤＥＸ）、ＹＣＬ（ＩＮＤＥ
Ｘ）におけるページ画像上のタブ画像をセンタリングす
ることによってページ画像（ＰＣＯＵＮＴ）上に組み込
まれる。この結果のページ画像はステップＳ１０５にお
いて新しいページ画像（ＰＣＯＵＮＴ）としてメモリに
保管される。しかしながら、ステップＤ９５において、
タブストックがＰＡＧＥ（ＰＣＯＵＮＴ）に対して指定
されない場合、ページ画像はそれに応じて処理される
（Ｓ９６）。さらに多くのページ画像がジョブの中にあ
る場合、ステップＳ９３からＳ９６は繰り返される。し
かしながら、ジョブの中にページ画像がない場合、ジョ
ブはクローズされ、ページ画像を含む印刷ジョブは保管
され（Ｓ９８）、タブ画像の検索及び適用が完了する
（Ｓ９９）。

【００４９】

【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、タブストックに位置決めして印刷するための印刷ジ
ョブから画像を抽出することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のタブ画像選択、抽出、変換、記憶、及
び配置システムを組み込んだ電子印刷システムを示す図
である。

【図２】図１に示される印刷システムの主要構成要素を
表わすブロック図である。

【図３】図１に示される印刷システムの主要な機械的構
成要素を示す平面図である。

【図４】第１図に示される印刷システムの文書スキャナ
の特定の構成詳細を示した概略図である。

【図５】図１に示される印刷システムの制御部の主要部
分を示す概略ブロック図の一部を示す図である。

【図６】図１に示される印刷システムの制御部の主要部
分を示す概略ブロック図の一部を示す図である。

【図７】図１に示される印刷システムの制御部の主要部
分を示す概略ブロック図の一部を示す図である。

【図８】図１に示される印刷システムの印刷配線板と共
用ライン接続による、オペレーティングシステムのブロ
ック図である。

【図９】図１に示される印刷システムのユーザインタフ
ェース（ＵＩ）タッチスクリーン上に表示された典型的
なジョブプログラミングチケット及びジョブスコアカー
ドを表わした図である。

【図１０】出力ストックを選択するためのユーザインタ
フェースタッチスクリーンの実施例を示す図である。

【図１１】本発明に従ってタブ画像を備えた印刷ジョブ
の作成を示すフローチャートである。

【図１２】図１１に示されるＳ３ステップを拡張した図
である。

【図１３】図１１に示されるＳ５ステップを拡張した図
である。

【図１４】図１１に示されるＳ６ステップを拡張した図
である。

【図１５】図１１に示されるＳ６ステップの拡張図であ
る図１４の続きの図である。

【図１６】図１１に示されるＳ７ステップを拡張した図
である。

【図１７】図１１に示されるＳ１１ステップを拡張した
図である。

【図１８】タブストックに印刷するための従来の画像シ
フトを示す図である。

【図１９】本発明に従ってタブの適用を示す図である。

【図２０】本発明によるタブ画像の選択、変換、配置を
示す図である。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】タブストック上にタブ画像を印刷するた
めの電子複写印刷システムであって、画像データを供給する手段と、タブ画像パラメータを供給する手段と、画像データからタブ画像を選択する手段と、タブ画像パラメータに従ってタブ画像を処理する手段
と、を有する電子複写印刷システム。