JPH0758785A - アイパターンモニタ装置 - Google Patents

アイパターンモニタ装置

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JPH0758785A
JPH0758785A JP21708193A JP21708193A JPH0758785A JP H0758785 A JPH0758785 A JP H0758785A JP 21708193 A JP21708193 A JP 21708193A JP 21708193 A JP21708193 A JP 21708193A JP H0758785 A JPH0758785 A JP H0758785A
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JP
Japan
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eye pattern
output
signal
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mapped
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JP21708193A
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Inventor
Yutaka Inoue
豊 井上
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確かつ俊敏にパターン観測を行うことがで
きるアイパターンモニタ装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 アイパターン信号およびそれに対応する判定
信号を2次元座標の1または2つの象現へ写像する写像
器と、写像した上記判定信号の出力輝度を、写像した上
記アイパターン信号に比べて高める輝度高度化器を設け
たことにより、アイパターンの各観測ポイント距離を拡
大し、かつ同時に全ポイントの観測を可能とし、同時に
正規な判定ポイントの輝度を高めることにより、より正
確かつ俊敏にアイパターンの分散要因を観測可能にした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相変調や直交振幅変
調に対する変復調装置のアイパターンモニタ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の情報通信技術の発展に伴って、よ
り高速なデータ伝送が実現してきている。
【0003】この高速データ伝送の方式として、CCI
TT勧告V.27ter、V.29、V.33等で規格
化されている位相変調(PSK)や直交振幅変調(QA
M)がある。そして、このような変調方式を用いたデー
タ伝送の核となるのが、変復調装置(モデム)である。
【0004】このモデムを有する伝送系において、モデ
ム自身の性能や伝送路による雑音、歪等の影響を観察す
る手段として、従来からアイパターンが用いられてい
る。
【0005】このアイパターンの例を図3(A)および
(B)に示す。
【0006】(A)は、CCITT勧告V.29で規定
される9600bpsのアイパターンを示し、(B)は
CCITT勧告V.33で規定される14400bps
のアイパターンを示している。
【0007】PSK信号、QAM信号は、以下の式で与
えられる。
【0008】 s(t)=a1 (t)sin(wC t)+a2 (t)cos(wC t) …(1)式 なお、s(t)は、時刻tにおける変調信号、wC は、
搬送波(キャリア)角周波数、a1 (t)は、時刻tに
おける同相成分の振幅、a2 (t)は、時刻tにおける
直交成分の振幅である。
【0009】アイパターンとは、(1)式の同相成分の
振幅a1 (t)を横軸に、直交成分の振幅a2 (t)を
縦軸にプロットしたものである。
【0010】図から分かるように、アイパターンのポイ
ント数は、V.29時には16ポイントであり、V.3
3時には128ポイントである。そして、伝送速度が増
すにつれて、ポイント数は指数的に増える。
【0011】また、このアイパターンとは、モデム受信
部の心臓部に当たる伝送路上の歪を補償する等化器の出
力信号を観測するもので、その部分の構成を図4に示
す。
【0012】通常モデムの内部はDSP(Digita
l Signal Processor)等によるディ
ジタル信号処理により構成され、伝送路がアナログの場
合、モデム送信部の出口において、D/A変換され、モ
デム受信部の入り口で、A/D変換される。図は、これ
を想定したものである。
【0013】等化器100は、入力信号から伝送路によ
り歪の影響を除去し、本来の送信信号を得るものであ
り、この出力信号は等化器で除去しきれなかった雑音等
の影響を除去するために、正規なポイントに判定器10
1で判定される。
【0014】アイパターンは、この等化器出力信号(判
定器入力信号)を観測するもので、ディジタル信号であ
る上記信号の同相成分および直交成分を、D/A変換器
102および103でアナログ信号とし、オシロスコー
プ104で図示のように観測するものである。
【0015】図5(A)〜(C)は、V.29時の雑
音、位相ジッタおよびインパルス雑音が伝送路上で生じ
た場合のアイパターンを示している。
【0016】すなわち、(A)は雑音、(B)は位相ジ
ッタ、(C)はインパルス雑音が生じたものである。図
示のように、アイパターンを観測すれば、伝送路上での
影響およびその影響をモデムがどこまで吸収しているか
等のモデムの性能を観測することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示したように、例えばV.33等の、より高速なデータ
伝送を考えた場合、観測すべきポイント数は、膨大なも
のとなり、その全体を観測しながらの雑音、インパルス
雑音、ジッタ等の影響を判断することは、困難となって
いた。
【0018】また、さらにモニタポイントの増大に伴
い、となり合うポイントとの距離が短くなり、正規の判
定ポイントが判断しずらくなることも、正確な観測を困
難にしていた。
【0019】すなわち、従来においては、正確かつ迅速
なパターン観測が困難であるという欠点を有していた。
【0020】そこで、本発明は、正確かつ俊敏にパター
ン観測を行うことができるアイパターンモニタ装置を提
供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、アイパターン
信号およびそれに対応する判定信号を2次元座標の1ま
たは2つの象現へ写像する写像手段と、写像した上記判
定信号の出力輝度を、写像した上記アイパターン信号に
比べて高める輝度高度化手段を設けたことにより、アイ
パターンの各観測ポイント距離を拡大し、かつ同時に全
ポイントの観測を可能とし、同時に正規な判定ポイント
の輝度を高める手段を設けることにより、より正確かつ
俊敏にアイパターンの分散要因を観測可能にしたもので
ある。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の一実施例による構成を示す
ブロック図であり、図2は、本実施例により観測したア
イパターンを示す説明図である。
【0023】なお、図1は、従来例の図4に対比したも
ので、従来例と同一の構成については同一符号を付して
いる。
【0024】等化器100は、通常は、復調されたベー
スバンド信号、同相および直交の2成分からなる受信信
号を入力し、その信号より、伝送路で付加された歪成分
を推定し、その成分を除去し、本来送信されたであろう
送信信号を出力するものである。なお、自動的に等化す
るものを適応等化器ともいう。
【0025】判定器101は、等化器100で除去しき
れなかった雑音等の影響を取り除くためのものであり、
通常のアイパターン観測とは従来例で示したように、こ
の信号を直接D/A変換してオシロスコープ等で観測す
るものである。
【0026】また、写像器105、106は、本発明の
写像手段を実現するものである。写像器105、106
は、等化器100の出力信号の同相成分と直交成分を各
々入力し、各成分を任意の決められた象現へ写像した信
号を出力するものであり、例えば第1象現へ写像する場
合は、入力の絶対値を出力するものである。
【0027】例えば、上記絶対値法によれば、第2〜第
4象現上のポイントは、図3に示したアイパターンを各
々縦軸、横軸を中心に折り曲げ、全ポイントを第1象現
へ写像したものとなる。
【0028】さらに、本発明における正規な判定ポイン
トの高輝度出力手段は、前述の写像器105、106と
同様の働きをする写像器107、108とシンボルレー
トクロック毎に入力信号を切り変えるセレクタ109、
110で構成される。
【0029】アイパターンの正規なポイントである判定
器101の出力信号の同相成分、直交成分は各々写像器
107、108で任意の象現へ写像される。この写像器
107、108は、前述の写像器105、106と全く
同様なもので、例えば第1象現への写像器であれば、入
力の絶対値を出力するものである。
【0030】さらに、等化器100の出力信号の同相成
分の写像器105の出力信号と、判定器101の出力信
号の同相成分の写像器107の出力信号は、セレクタ1
09へ入力される。
【0031】同様に、等化器100の出力信号の直交成
分の写像器106の出力信号と、判定出力信号の直交成
分の写像器108の出力信号は、セレクタ110に入力
される。
【0032】このセレクタ109、110は、等化器1
00の出力および判定器101の出力を入力とし、選択
信号により、入力信号を選択的に出力するものであり、
この選択信号としてシンボルインターバル(間隔)を周
期とするシンボルレートクロックを用い、例えば、同ク
ロックが‘High’期間の時、セレクタ109、11
0は、等化器100の出力信号を出力とし、同クロック
が‘Low’の期間は、判定器101の出力信号を出力
するものである。
【0033】このようにして、セレクタ109、110
の出力信号は、1シンボルインターバル毎に、等化器1
00の出力信号と正規なポイントを表す判定器101の
出力信号を交互に出力することになり、その出力信号
を、D/A変換器102および103でアナログ信号へ
変換し、図1においては、図示しないオシロスコープで
観測する。
【0034】ここで、等化器100の出力信号と判定器
101の出力信号のとり得る値を考えてみる。
【0035】前述したように、等化器100の出力信号
は、雑音、位相ジッタ等の成分が加わったもので、表示
するパターンの2次元平面におけるほとんど全てのポイ
ントを出力する、すなわち出力値は、無限大に近い場合
が考えれる。これに対し、判定器101の出力信号は、
図3に示したように、V.29およびV.33で各々1
6点、128点しかもたない。
【0036】従って、オシロスコープで観測した場合、
当然判定器101の出力である正規へポイントが出力さ
れる率が高く、相対的に輝度が高く見える。
【0037】図2は、この様子を示したものであり、写
像する象現として第1象現を選択した場合の観測例を示
したものである。
【0038】図示のように、正規なポイント(判定器出
力信号)の部分の輝度が増し、さらに第2〜第4象現の
ポイントが第1象現に写像されていることが分かり、こ
れにより、全アイパターンの分散程度が正確に判断でき
るようになる。
【0039】なお、以上の実施例においては、写像象現
として、第1象現を選択したが、例えば、写像手段によ
る入力信号の絶対値化を、等化器出力、判定器出力の直
交成分のみとし、同信号の同相成分では、写像せずに入
力そのものを出力するようにすれば、結果として観測さ
れるパターンは、元来のパターンを横軸で折り返した第
1、第2象現のみのものとなる。
【0040】この場合、隣接ポイントとの距離は短くな
るが、より全体のパターン分散を観測する場合には有効
である。
【0041】さらに、上記実施例においては、本発明の
手段(写像手段、輝度高度化手段)は、ハードウェア
で、かつモデム装置の外部にあるイメージで説明した
が、本発明は、これに限るわけでは無く、同手段を装置
内部に設けても良い。
【0042】例えばモデム装置の場合、内部の処理は通
常ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)を用いたソ
フトウェアで行われる場合が多く、この場合、本発明の
手段の一部または全てがソフトウェアで構成される。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オシロスコープ等によるアイパターン観測時に観測され
るポイント間の距離を拡げ、全てのポイントを、その正
規なポイントの輝度を高めて表示することを可能とした
ので、例えばCCITT勧告のV.33のような、多く
のポイントを有するアイパターンを確実に観測できる効
果がある。
【0044】このため、多ポイントのアイパターンの観
測においても、パターンの分散度合い(正規なポイント
との距離)を確実に観測でき、分散の原因(雑音、位相
ジッタ、インパルス雑音等)を的確かつ俊敏に把握する
ことができ、例えばモデム製造時の評価やフィールド上
でのモデム評価を、より容易かつ的確に行うことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるアイパターンモニタ装
置を示すブロック図である。
【図2】上記実施例により観測したアイパターンを示す
説明図である。
【図3】モデム伝送系におけるアイパターンの例を示す
説明図である。
【図4】従来のアイパターンモニタ装置を示すブロック
図である。
【図5】雑音、位相ジッタおよびインパルス雑音が伝送
路上で生じた場合のアイパターンを示す説明図である。
【符号の説明】
100…等化器、 101…判定器、 102、103…D/A変換器、 104…オシロスコープ、 105〜108…写像器、 109、110…セレクタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値変調のアイパターンモニタ装置であ
    って、 アイパターン信号およびそれに対応する判定信号を2次
    元座標の1または2つの象現へ写像する写像手段と;写
    像した上記判定信号の出力輝度を、写像した上記アイパ
    ターン信号に比べて高める輝度高度化手段と;を設けた
    ことを特徴とするアイパターンモニタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記多値変調は、多値位相変調または多値直交振幅変調
    であることを特徴とするアイパターンモニタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記写像手段は、モニタすべき信号の同相成分、直交成
    分の双方または片方の符号を変換する手段であることを
    特徴とするアイパターンモニタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 輝度の高度化手段は、1データのシンボル間隔内に各々
    写像したアイパターン信号と判定信号とを交互に出力す
    る手段であることを特徴とするアイパターンモニタ装
    置。
JP21708193A 1993-08-09 1993-08-09 アイパターンモニタ装置 Pending JPH0758785A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272831A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Tektronix Japan Ltd コンスタレーション表示方法及び装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272831A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Tektronix Japan Ltd コンスタレーション表示方法及び装置
JP4512835B2 (ja) * 2008-05-02 2010-07-28 テクトロニクス・インターナショナル・セールス・ゲーエムベーハー コンスタレーション表示方法及び装置

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