JPH0591221A - 通信装置 - Google Patents
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- JPH0591221A JPH0591221A JP3277073A JP27707391A JPH0591221A JP H0591221 A JPH0591221 A JP H0591221A JP 3277073 A JP3277073 A JP 3277073A JP 27707391 A JP27707391 A JP 27707391A JP H0591221 A JPH0591221 A JP H0591221A
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- eye pattern
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な表示器によりアイパターンの分散の割
合を一目で観測することができる通信装置を提供する。 【構成】 等化器100により等化された同相成分と
直交成分のベースバンド信号と、判定器100により判
定された各信号は、それぞれスイッチング回路110、
111によりボーレート周波数信号で選択されてラッチ
回路108、109によりラッチされ、アイパターンデ
ータ又は判定値としてコントローラ200に入力する。
コントローラ200は、判定器101の出力信号が所定
の値Di、Dqに一致した場合の判定値P1と、等化器1
00の出力信号E1のアイパターンP2を、表示器20
3の画面に順次表示する。
合を一目で観測することができる通信装置を提供する。 【構成】 等化器100により等化された同相成分と
直交成分のベースバンド信号と、判定器100により判
定された各信号は、それぞれスイッチング回路110、
111によりボーレート周波数信号で選択されてラッチ
回路108、109によりラッチされ、アイパターンデ
ータ又は判定値としてコントローラ200に入力する。
コントローラ200は、判定器101の出力信号が所定
の値Di、Dqに一致した場合の判定値P1と、等化器1
00の出力信号E1のアイパターンP2を、表示器20
3の画面に順次表示する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回線の品質を示すアイ
パターンを表示する通信装置に関する。
パターンを表示する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信技術の発展に伴って高速
なデータ伝送が可能になり、この高速データ伝送を実現
する各種の通信装置が開発されている。尚、この高速デ
ータ伝送を実現する方式としては、例えばCCITT勧
告V.27ter,V.29,V.33により勧告さ
れ、変調方式としては、例えば位相変調(PSK)や直
交振幅変調(QAM)が知られている。
なデータ伝送が可能になり、この高速データ伝送を実現
する各種の通信装置が開発されている。尚、この高速デ
ータ伝送を実現する方式としては、例えばCCITT勧
告V.27ter,V.29,V.33により勧告さ
れ、変調方式としては、例えば位相変調(PSK)や直
交振幅変調(QAM)が知られている。
【0003】このような変調方式では、変復調装置(モ
デム)がデータ伝送の核になり、また、このモデムの性
能や、伝送路による雑音、歪等の影響を観察する方法と
してアイパターンが用いられている。図4(A)は、C
CITT勧告V.29により規定された9600bps
のアイパターンを示し、図4(B)は、CCITT勧告
V.33により規定された14400bpsのアイパタ
ーンを示す。ここで、PSK信号、QAM信号は数1で
表される。
デム)がデータ伝送の核になり、また、このモデムの性
能や、伝送路による雑音、歪等の影響を観察する方法と
してアイパターンが用いられている。図4(A)は、C
CITT勧告V.29により規定された9600bps
のアイパターンを示し、図4(B)は、CCITT勧告
V.33により規定された14400bpsのアイパタ
ーンを示す。ここで、PSK信号、QAM信号は数1で
表される。
【0004】
【数1】 s(t)=a1(t)・sin(ωct)+a2(t)・cos(ωct) s(t):時刻tにおける変調信号 ωc :搬送波(キャリア)の角周波数 a1(t):時刻tにおける同相成分の振幅 a2(t):時刻tにおける直交成分の振幅
【0005】一般に、アイパターンは、モデムの受信部
において伝送路上の歪を補償する等化器の出力信号を観
測するために用いられ、数1の同相成分の振幅a1(t)を
横軸とし、直交成分の振幅a2(t)を縦軸としてプロット
したものである。図4(A)(B)に示すように、アイ
パターンのポイント数は、勧告V.29、V.33では
それぞれ16ポイント、128ポイントであり、伝送速
度が速くなるにつれてポイント数が指数的に増加する。
において伝送路上の歪を補償する等化器の出力信号を観
測するために用いられ、数1の同相成分の振幅a1(t)を
横軸とし、直交成分の振幅a2(t)を縦軸としてプロット
したものである。図4(A)(B)に示すように、アイ
パターンのポイント数は、勧告V.29、V.33では
それぞれ16ポイント、128ポイントであり、伝送速
度が速くなるにつれてポイント数が指数的に増加する。
【0006】図5は、モデムの受信部の概略構成を示
し、モデムの内部回路は通常、DSP(Digital Signal
Processor)により構成される。尚、伝送路がアナログ
の場合には、アナログ伝送路からの受信信号は、図示し
ないA/D変換器によりいったんディジタル信号へ変換
され、そのディジタル信号は、等化器100により歪が
除去された後判定器101によりパターンの中心点であ
る正規のポイントにて判定され等化器10で除去しきれ
なかった雑音等の影響が除去される。アイパターンは、
等化器100の出力信号すなわち判定器101の入力信
号を観測するために用いられ、数1に示すディジタル信
号の同相成分と直交成分がそれぞれD/A変換器10
2、103によりアナログ信号に変換され、オシロスコ
ープ104によりアイパターンとして観測される。
し、モデムの内部回路は通常、DSP(Digital Signal
Processor)により構成される。尚、伝送路がアナログ
の場合には、アナログ伝送路からの受信信号は、図示し
ないA/D変換器によりいったんディジタル信号へ変換
され、そのディジタル信号は、等化器100により歪が
除去された後判定器101によりパターンの中心点であ
る正規のポイントにて判定され等化器10で除去しきれ
なかった雑音等の影響が除去される。アイパターンは、
等化器100の出力信号すなわち判定器101の入力信
号を観測するために用いられ、数1に示すディジタル信
号の同相成分と直交成分がそれぞれD/A変換器10
2、103によりアナログ信号に変換され、オシロスコ
ープ104によりアイパターンとして観測される。
【0007】図6(A)〜(C)はそれぞれ、勧告V.
29に依る雑音、位相ジッタ、インパルス雑音が伝送路
上で発生した場合のアイパターンを示す。したがって、
図6(A)〜(C)に示すようなアイパターンを観測す
ることにより、伝送路による影響と、モデムすなわち等
化器100がこの影響をどの程度吸収しているか等のモ
デムの性能を観測することができ、また、このようなモ
デムを有する例えばファクシミリ装置やコンピュータ等
の通信装置のメインテナンス時にその性能を評価するこ
とができる。
29に依る雑音、位相ジッタ、インパルス雑音が伝送路
上で発生した場合のアイパターンを示す。したがって、
図6(A)〜(C)に示すようなアイパターンを観測す
ることにより、伝送路による影響と、モデムすなわち等
化器100がこの影響をどの程度吸収しているか等のモ
デムの性能を観測することができ、また、このようなモ
デムを有する例えばファクシミリ装置やコンピュータ等
の通信装置のメインテナンス時にその性能を評価するこ
とができる。
【0008】ここで、アイパターンを観測するために
は、オシロスコープ104が必要になり、オシロスコー
プ104を接続等する手間がかかるので、近年では、通
信装置に設けられた液晶ディスプレイ等の既存の表示器
をアイパターンを表示するために用いる方法が提案され
ている。また、図7に示すように既存の表示器203が
低解像度である場合には、アイパターンの一部、例えば
任意の1点Pや複数点を表示する方法が提案されてい
る。
は、オシロスコープ104が必要になり、オシロスコー
プ104を接続等する手間がかかるので、近年では、通
信装置に設けられた液晶ディスプレイ等の既存の表示器
をアイパターンを表示するために用いる方法が提案され
ている。また、図7に示すように既存の表示器203が
低解像度である場合には、アイパターンの一部、例えば
任意の1点Pや複数点を表示する方法が提案されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアイパターンの観測方法では、図7に示すように簡
易な表示器203によりアイパターンの任意の1点Pや
複数点を表示した場合、パターンの分散程度をある程度
観測することができるが、パターンPの中心点すなわち
正規の判定ポイントを正確に把握することができないと
いう問題点がある。すなわち、雑音による分散か、ジッ
タによる分散か又は雑音による分散であっても分散方向
に片寄りがあるか否かのように、分散の割合を的確に把
握することができない。
来のアイパターンの観測方法では、図7に示すように簡
易な表示器203によりアイパターンの任意の1点Pや
複数点を表示した場合、パターンの分散程度をある程度
観測することができるが、パターンPの中心点すなわち
正規の判定ポイントを正確に把握することができないと
いう問題点がある。すなわち、雑音による分散か、ジッ
タによる分散か又は雑音による分散であっても分散方向
に片寄りがあるか否かのように、分散の割合を的確に把
握することができない。
【0010】本発明は上記従来の問題点に鑑み、簡易な
表示器によりアイパターンの分散の割合を一目で観測す
ることができる通信装置を提供することを目的とする。
表示器によりアイパターンの分散の割合を一目で観測す
ることができる通信装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、表示器と、該表示器に回線の品質を表わす
アイパターンの一部を限定表示する手段とを有する通信
装置において、前記アイパターンの一部を当該パターン
の判定値と共に表示するように前記表示器を制御する制
御手段を有することを特徴とする。
するために、表示器と、該表示器に回線の品質を表わす
アイパターンの一部を限定表示する手段とを有する通信
装置において、前記アイパターンの一部を当該パターン
の判定値と共に表示するように前記表示器を制御する制
御手段を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明は上記構成により、アイパターンのうち
任意の一部のパターンと共に、例えば該パターンの直前
に、その判定値が表示され、したがって、簡易な表示器
によりアイパターンの分散の割合を一目で観測すること
ができる。
任意の一部のパターンと共に、例えば該パターンの直前
に、その判定値が表示され、したがって、簡易な表示器
によりアイパターンの分散の割合を一目で観測すること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明に係る通信装置の一実施例の概略
構成を示すブロック図、図2は、図1の表示器の画面を
示す説明図、図3は、図1の通信装置の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。尚、従来例において
説明した構成部材と同一のものには同一の参照符号を付
す。
する。図1は、本発明に係る通信装置の一実施例の概略
構成を示すブロック図、図2は、図1の表示器の画面を
示す説明図、図3は、図1の通信装置の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。尚、従来例において
説明した構成部材と同一のものには同一の参照符号を付
す。
【0014】図1において、コントローラ200は、こ
の通信装置全体の制御を行い、また、後述するようにア
イパターンとその判定値の表示制御を行う。回線インタ
フェース201は、データ信号やダイヤル信号等を回線
に送出したり、回線からのデータ信号を受信する。送信
信号は、モデム202により変調されて回線インタフェ
ース201を介して回線に送出され、回線から回線イン
タフェース201を介して受信した信号はモデム202
により復調される。
の通信装置全体の制御を行い、また、後述するようにア
イパターンとその判定値の表示制御を行う。回線インタ
フェース201は、データ信号やダイヤル信号等を回線
に送出したり、回線からのデータ信号を受信する。送信
信号は、モデム202により変調されて回線インタフェ
ース201を介して回線に送出され、回線から回線イン
タフェース201を介して受信した信号はモデム202
により復調される。
【0015】表示器203は、図2に示すように相手側
電話番号のような設定値を表示したり、後述するように
アイパターンP2とその判定値P1を交互に表示するた
めに用いられる。尚、図1では省略されているが、この
通信装置には、図示しない復調器やディスクランブラ
等、送信の場合の変調回路、操作パネル、データ保存用
メモリ、データ読取部、プリンタ等のデータ出力部等が
設けられ、また、この通信装置は、データ通信用ボック
ス型モデム、通信用パーソナルコンピュータ、ファクシ
ミリ装置等の各種通信装置に適用される。
電話番号のような設定値を表示したり、後述するように
アイパターンP2とその判定値P1を交互に表示するた
めに用いられる。尚、図1では省略されているが、この
通信装置には、図示しない復調器やディスクランブラ
等、送信の場合の変調回路、操作パネル、データ保存用
メモリ、データ読取部、プリンタ等のデータ出力部等が
設けられ、また、この通信装置は、データ通信用ボック
ス型モデム、通信用パーソナルコンピュータ、ファクシ
ミリ装置等の各種通信装置に適用される。
【0016】回線上のデータは回線インタフェース20
1を介してモデム202に入力され、モデム202で、
復調回路により同相成分と直交成分とから成るベースバ
ンド信号に復調され、この同相成分と直交成分とから成
るベースバンド信号は、回線による歪成分が等化器10
0により除去されて等化され、次いで、等化器100に
より等化されない雑音等の成分が判定器100により除
去されて正規のポイントにて判定される。尚、この受信
信号は、ディスクランブラ等を介して受信データとして
コントローラ200に入力する。
1を介してモデム202に入力され、モデム202で、
復調回路により同相成分と直交成分とから成るベースバ
ンド信号に復調され、この同相成分と直交成分とから成
るベースバンド信号は、回線による歪成分が等化器10
0により除去されて等化され、次いで、等化器100に
より等化されない雑音等の成分が判定器100により除
去されて正規のポイントにて判定される。尚、この受信
信号は、ディスクランブラ等を介して受信データとして
コントローラ200に入力する。
【0017】等化器100により等化されたベースバン
ド信号の同相成分と判定器101により判定された該信
号の同相成分とはスイッチング回路110により、そし
て等化器100からのベースバンド信号の直交成分と判
定器101からの該信号の直交成分とはスイッチ回路1
11によりそれぞれボーレート周波数信号でいずれか一
方が選択されてラッチ回路108、109にラッチさ
れ、アイパターンデータ又は判定値としてコントローラ
200に入力する。
ド信号の同相成分と判定器101により判定された該信
号の同相成分とはスイッチング回路110により、そし
て等化器100からのベースバンド信号の直交成分と判
定器101からの該信号の直交成分とはスイッチ回路1
11によりそれぞれボーレート周波数信号でいずれか一
方が選択されてラッチ回路108、109にラッチさ
れ、アイパターンデータ又は判定値としてコントローラ
200に入力する。
【0018】比較器105、106はそれぞれ、判定器
100により判定された同相成分及び直交成分と、コン
トローラ200に設定されたアイパターンの任意の一点
における同相成分及び直交成分の所定の値Di、Dqを比
較し、一致する場合にハイレベルの信号をANDゲート
107に出力する。ANDゲート107は、比較器10
5、106の各出力信号が共にハイレベルのの場合、す
なわち判定器100により判定された同相成分及び直交
成分と、同相成分及び直交成分の所定の値Di、Dqが共
に一致した場合に、ラッチイネーブル信号LEをラッチ
回路108、109に出力し、ラッチ回路108、10
9はこのラッチイネーブル信号LEにより、それぞれス
イッチング回路110、111により選択された信号を
ラッチする。すなわち、比較器105,106,AND
ゲート107およびラッチ回路108,109はアイパ
ターン信号の任意な一部のパターンを制限的に抽出する
制限手段を構成する。このラッチされた信号はコントロ
ーラ200に入力され表示器203上に表示される。す
なわち、ラッチ回路108,109は、判定器101か
らの判定値が規格上の正規なポイントである所定値D
i,Dqと等しいときにのみ、入力信号をラッチする。
従って、このときスイッチング回路110,111が等
化器100の出力を選択していれば、ラッチ回路10
8,109から出力されるアイパターンは観測されるべ
きアイパターンの一部のパターンである。
100により判定された同相成分及び直交成分と、コン
トローラ200に設定されたアイパターンの任意の一点
における同相成分及び直交成分の所定の値Di、Dqを比
較し、一致する場合にハイレベルの信号をANDゲート
107に出力する。ANDゲート107は、比較器10
5、106の各出力信号が共にハイレベルのの場合、す
なわち判定器100により判定された同相成分及び直交
成分と、同相成分及び直交成分の所定の値Di、Dqが共
に一致した場合に、ラッチイネーブル信号LEをラッチ
回路108、109に出力し、ラッチ回路108、10
9はこのラッチイネーブル信号LEにより、それぞれス
イッチング回路110、111により選択された信号を
ラッチする。すなわち、比較器105,106,AND
ゲート107およびラッチ回路108,109はアイパ
ターン信号の任意な一部のパターンを制限的に抽出する
制限手段を構成する。このラッチされた信号はコントロ
ーラ200に入力され表示器203上に表示される。す
なわち、ラッチ回路108,109は、判定器101か
らの判定値が規格上の正規なポイントである所定値D
i,Dqと等しいときにのみ、入力信号をラッチする。
従って、このときスイッチング回路110,111が等
化器100の出力を選択していれば、ラッチ回路10
8,109から出力されるアイパターンは観測されるべ
きアイパターンの一部のパターンである。
【0019】次に、図3を参照して上記実施例の動作を
説明する。モデム202内ではデータがシンボル間隔T
secで処理されている。シンボル間隔Tsecは、データが
入出力間隔であり、例えば受信の場合にはデータの受信
間隔である。このシンボル間隔Tsecの逆数がボーレー
トであり信号送信のボー(baud)という単位となる。図
3(a)〜(c)にそれぞれ示すように、等化器100
の出力信号E1、E2、E3、…と判定器101の出力
信号D1、D2、D3、…は共にシンボル間隔Tsec毎
に出力される。尚、等化器100の出力信号E1、E
2、E3、…と判定器101の出力信号D1、D2、D
3、…は共にパラレルで出力される。
説明する。モデム202内ではデータがシンボル間隔T
secで処理されている。シンボル間隔Tsecは、データが
入出力間隔であり、例えば受信の場合にはデータの受信
間隔である。このシンボル間隔Tsecの逆数がボーレー
トであり信号送信のボー(baud)という単位となる。図
3(a)〜(c)にそれぞれ示すように、等化器100
の出力信号E1、E2、E3、…と判定器101の出力
信号D1、D2、D3、…は共にシンボル間隔Tsec毎
に出力される。尚、等化器100の出力信号E1、E
2、E3、…と判定器101の出力信号D1、D2、D
3、…は共にパラレルで出力される。
【0020】他方、スイッチング回路110、111
は、ボーレート周波数(=1/Tsec)の信号が例えば
ハイレベルの場合に判定器101の出力信号を選択し、
ボーレート周波数の信号がロウレベルの場合に等化器1
00の出力信号を選択するように制御される。図3
(d)に示すラッチイネーブル信号は、判定器101の
出力信号D1、D2、D3が所定の値Di、Dqに対して
それぞれ一致した場合、不一致の場合、一致した場合を
示す。このラッチイネーブル信号には無関係に、等化器
100及び判定器101の出力は、各シンボル間隔Tse
c毎に出され、さらにスイッチング回路110,111
の出力もラッチイネーブル信号には無関係に出力され、
ラッチの入力信号は各シンボル間隔Tsecの前半1/2
Tsecが判定器101出力、後半1/2Tsecが等化器1
00出力となる。
は、ボーレート周波数(=1/Tsec)の信号が例えば
ハイレベルの場合に判定器101の出力信号を選択し、
ボーレート周波数の信号がロウレベルの場合に等化器1
00の出力信号を選択するように制御される。図3
(d)に示すラッチイネーブル信号は、判定器101の
出力信号D1、D2、D3が所定の値Di、Dqに対して
それぞれ一致した場合、不一致の場合、一致した場合を
示す。このラッチイネーブル信号には無関係に、等化器
100及び判定器101の出力は、各シンボル間隔Tse
c毎に出され、さらにスイッチング回路110,111
の出力もラッチイネーブル信号には無関係に出力され、
ラッチの入力信号は各シンボル間隔Tsecの前半1/2
Tsecが判定器101出力、後半1/2Tsecが等化器1
00出力となる。
【0021】図3の最初のシンボル間隔Tsecではラッ
チがイネーブルの為、前半1/2Tsecで判定器101
出力D1がラッチされ、後半1/2Tsecで等化器10
0出力E1がラッチされる。これに続くシンボル間隔T
secではラッチ入力信号はラッチされず、前回のE1が
ラッチされ続け、その次のシンボル間隔Tsecでは、前
半1/2Tsec、後半1/2Tsecで夫々、判定器101
出力D3,等化器100出力E3がラッチされる。この
ラッチされた信号は、コントローラ200を通じて表示
器203へ表示される。
チがイネーブルの為、前半1/2Tsecで判定器101
出力D1がラッチされ、後半1/2Tsecで等化器10
0出力E1がラッチされる。これに続くシンボル間隔T
secではラッチ入力信号はラッチされず、前回のE1が
ラッチされ続け、その次のシンボル間隔Tsecでは、前
半1/2Tsec、後半1/2Tsecで夫々、判定器101
出力D3,等化器100出力E3がラッチされる。この
ラッチされた信号は、コントローラ200を通じて表示
器203へ表示される。
【0022】コントローラ200は、図2に示す表示器
203の右側に、判定器101の出力信号Dが所定の値
Di、Dqに一致した場合の判定値P1を、等化器100
の出力信号EのアイパターンP2が表示される直前に表
示する。この判定値P1は所定の値Di,Dqと一致し
ているので、表示器203の画面には毎回同じポイント
に表示される。尚、図2では、判定値P1とアイパター
ンP2の位置関係を説明するために共に示されている。
したがって、判定値Di、Dqと等化器100により等化
されたアイパターンの各一点が交互に表示されるので、
簡易な表示器203によりアイパターンの分散の割合を
一目で観測することができる。
203の右側に、判定器101の出力信号Dが所定の値
Di、Dqに一致した場合の判定値P1を、等化器100
の出力信号EのアイパターンP2が表示される直前に表
示する。この判定値P1は所定の値Di,Dqと一致し
ているので、表示器203の画面には毎回同じポイント
に表示される。尚、図2では、判定値P1とアイパター
ンP2の位置関係を説明するために共に示されている。
したがって、判定値Di、Dqと等化器100により等化
されたアイパターンの各一点が交互に表示されるので、
簡易な表示器203によりアイパターンの分散の割合を
一目で観測することができる。
【0023】尚、上記実施例では、アイパターンの一点
を表示するように構成したが、任意の複数の点を表示す
るように構成してもよい。この場合には、複数組の比較
器105、106とANDゲート107を設けて各点用
の判定値Di、Dqを各ANDゲート107に入力し、各
ANDゲート107の論理和信号によりラッチイネーブ
ル信号を生成することにより実現することができる。
を表示するように構成したが、任意の複数の点を表示す
るように構成してもよい。この場合には、複数組の比較
器105、106とANDゲート107を設けて各点用
の判定値Di、Dqを各ANDゲート107に入力し、各
ANDゲート107の論理和信号によりラッチイネーブ
ル信号を生成することにより実現することができる。
【0024】また、上記実施例では、スイッチング回路
110、111等の構成部材をハードウエアとして図示
したが、ソフトウエアにより構成してもよい。ここで、
モデム202内の処理はDSPのソフトウエアで実現さ
れることが一般的であるので、DSPのソフトウエアで
容易に構成することができる。更に、上記実施例では、
スイッチ回路110、111等の構成部材がモデム20
2内に設けられているが、これに限定されるものではな
い。
110、111等の構成部材をハードウエアとして図示
したが、ソフトウエアにより構成してもよい。ここで、
モデム202内の処理はDSPのソフトウエアで実現さ
れることが一般的であるので、DSPのソフトウエアで
容易に構成することができる。更に、上記実施例では、
スイッチ回路110、111等の構成部材がモデム20
2内に設けられているが、これに限定されるものではな
い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、表示器
と、該表示器に回線の品質を表わすアイパターンの一部
を限定表示する手段とを有する通信装置において、前記
アイパターンの一部を当該パターンの判定値と共に表示
するように前記表示器を制御する制御手段を有するの
で、アイパターンの前にその判定値が表示され、したが
って、簡易な表示器によりアイパターンの分散の割合を
一目で観測することができる。
と、該表示器に回線の品質を表わすアイパターンの一部
を限定表示する手段とを有する通信装置において、前記
アイパターンの一部を当該パターンの判定値と共に表示
するように前記表示器を制御する制御手段を有するの
で、アイパターンの前にその判定値が表示され、したが
って、簡易な表示器によりアイパターンの分散の割合を
一目で観測することができる。
【図1】本発明に係る通信装置の一実施例の概略構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】図1の表示器の画面を示す説明図である。
【図3】図1の通信装置の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図4】一般的なアイパターンを示す説明図である。
【図5】従来のアイパターン観測装置の概略構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図6】各種雑音が発生した場合のアイパターンを示す
説明図である。
説明図である。
【図7】従来の通信装置の表示器の画面を示す説明図で
ある。
ある。
100 等化器 101 判定器 105,106 比較器 107 ANDゲート 108,109 ラッチ回路 110,111 スイッチング回路 200 コントローラ 203 表示器 Di,Dq 判定値 P1 判定値 P2 アイパターン
Claims (2)
- 【請求項1】 表示器と、該表示器に回線の品質を表わ
すアイパターンの一部を限定表示する手段とを有する通
信装置において、 前記アイパターンの一部を当該パターンの判定値と共に
表示するように前記表示器を制御する制御手段を有する
ことを特徴とする通信装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記アイパターンの一
部を表示する直前に当該パターンの判定値を表示するよ
うに前記表示器を制御することを特徴とする請求項1記
載の通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3277073A JPH0591221A (ja) | 1991-09-28 | 1991-09-28 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3277073A JPH0591221A (ja) | 1991-09-28 | 1991-09-28 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0591221A true JPH0591221A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=17578406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3277073A Pending JPH0591221A (ja) | 1991-09-28 | 1991-09-28 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0591221A (ja) |
-
1991
- 1991-09-28 JP JP3277073A patent/JPH0591221A/ja active Pending
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