JPH0758615A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH0758615A
JPH0758615A JP5201548A JP20154893A JPH0758615A JP H0758615 A JPH0758615 A JP H0758615A JP 5201548 A JP5201548 A JP 5201548A JP 20154893 A JP20154893 A JP 20154893A JP H0758615 A JPH0758615 A JP H0758615A
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drive circuit
drive
integrated circuit
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JP5201548A
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Inventor
Yoshiyuki Sano
嘉之 佐野
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高耐圧パワー集積回路に内蔵される出力駆動回
路の高耐圧素子の使用数を最小限に削減し、チップサイ
ズの増大、チップコストの上昇を防止し、回路構成上の
制限を極力緩和する。 【構成】集積回路外部の高電源13から電源が印加され
る電源端子12と、集積回路外部の負荷10が接続され
る出力端子14と、電源端子と出力端子との間に接続さ
れた出力スイッチ素子17と、駆動制御信号入力に応じ
て出力スイッチ素子に駆動信号を供給する駆動回路18
とを具備し、駆動回路の基準電位となるコモン電位が出
力端子と同一電位に設定されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラットパネル(プラ
ズマディスプレイなど)駆動用集積回路、陰極線管水平
偏向駆動用集積回路、モータ駆動用集積回路などのよう
な高耐圧高電力出力を必要とする半導体集積回路に係
り、特に出力駆動回路の回路方式および分離構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の高耐圧パワー集積回路に
内蔵された出力駆動回路およびこれにより駆動される外
部負荷の一例を示している。この出力駆動回路は、集積
回路外部の高電源90から電源電圧が印加される電源端
子91と出力端子92との間に接続された出力スイッチ
素子(例えばMOSトランジスタ)93およびこれを駆
動するための駆動回路94を有する。
【0003】上記出力スイッチ素子93は、例えばモー
タ駆動用ハーフブリッジ回路の一部をなし、出力端子9
2を通して外部負荷95(本例ではモータコイル)に駆
動電流を供給する。
【0004】前記駆動回路94は、前記出力用トランジ
スタ93のゲートと接地ノードとの間に駆動制御用のM
OSトランジスタ96が接続されてなり、上記出力用ト
ランジスタ93のゲートに昇圧回路97の出力電圧が供
給されている。
【0005】図10は、従来の出力駆動回路の他の例を
示している。この出力駆動回路において、駆動回路10
0は、電源端子91と接地ノードとの間に抵抗101お
よび駆動用のMOSトランジスタ102が直列に接続さ
れ、この直列接続ノードの電位が出力用トランジスタ9
3のゲートに供給され、このMOSトランジスタ93の
ゲート・ソース(出力端子92)間にゲート電荷放電用
の抵抗103が接続されている。
【0006】図11は、図10の出力駆動回路の変形例
を示している。この出力駆動回路において、駆動回路1
10は、電源端子91と出力端子92との間に駆動用の
PMOSトランジスタ111および抵抗103が直列に
接続され、前記電源端子91と接地ノードとの間に抵抗
101および駆動制御用のMOSトランジスタ102が
直列に接続され、この直列接続ノードが上記PMOSト
ランジスタ111のゲートに接続されている。
【0007】上記した従来の出力駆動回路を構成する
際、高耐圧素子を使用するが、高耐圧素子および低耐圧
素子を使用する場合には、低耐圧素子には高電圧が印加
されないように回路を工夫する必要がある。
【0008】また、通常は、出力駆動回路を他の回路か
ら電気的に分離するために、PN接合を設けて逆バイア
スを印加する構造を採用している。図12は、従来の出
力駆動回路を内蔵した高耐圧パワー集積回路における分
離構造の一例を概略的に示している。
【0009】ここで、120はP型半導体基板、121
はN+ 埋込み層、122は島状に形成されたN型拡散層
領域、123はNウェル、124はPウェル、125は
P型拡散層領域、126はN+ 拡散層領域、127はゲ
ート電極である。
【0010】上記N型拡散層領域122にはNPNトラ
ンジスタが形成され、上記Pウェル124にはNチャネ
ルMOSトランジスタが形成されている。なお、128
は寄生トランジスタである。
【0011】しかし、従来の出力駆動回路は、高耐圧素
子の使用数が多く、次に述べるような問題がある。 (a)高耐圧素子は低耐圧素子と比較してパターン面積
がかなり大きいので、同一半導体チップ上に多数の高耐
圧素子を形成する場合には、チップサイズの増大をまね
き、チップコストの上昇をまねく。
【0012】(b)一般に、高耐圧素子を他の素子と同
一の半導体チップ上に形成する際、使用可能な高耐圧素
子の種類が低耐圧素子の種類と比較して少ないので、回
路構成上の制限が多い。
【0013】(c)出力駆動回路をPN接合により他の
回路から分離するためには、出力駆動回路と半導体基板
との耐圧を確保するための対策が必要であり、PN接合
分離構造に特有の寄生素子による影響は避けられない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
高耐圧パワー集積回路に内蔵された出力駆動回路は、高
耐圧素子の使用数が多く、チップサイズの増大、チップ
コストの上昇をまねき、回路構成上の制限が多いという
問題があった。
【0015】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、内蔵する出力駆動回路における高耐圧素子の
使用数を最小限に削減でき、チップサイズの増大、チッ
プコストの上昇を防止し、回路構成上の制限を極力緩和
し得る半導体集積回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
は、集積回路外部の高電源から電源が印加される電源端
子と、集積回路外部の負荷が接続される出力端子と、前
記電源端子と前記出力端子との間に接続された出力スイ
ッチ素子と、駆動制御信号入力に応じて前記出力スイッ
チ素子に駆動信号を供給する駆動回路とを具備し、上記
駆動回路の基準電位となるコモン電位が前記出力端子と
同一電位に設定されていることを特徴とする。
【0017】
【作用】駆動回路の基準電位となるコモン電位が出力端
子と同一電位に設定されているので、出力スイッチ素子
は高耐圧素子を用いる必要があるが、駆動回路は低耐圧
素子を用いて構成することが可能になる。
【0018】従って、内蔵する出力駆動回路における高
耐圧素子の使用数を最小限に削減でき、チップサイズの
増大、チップコストの上昇を防止し、回路構成上の制限
を極力緩和することが可能になる。
【0019】また、出力スイッチ素子の形成領域、駆動
回路の形成領域、駆動回路に制御信号を供給する制御回
路の形成領域をそれぞれ誘電体で囲む構造の分離領域を
設けることにより、各領域相互の影響や寄生素子による
影響を軽減することが可能になる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の第1実施例に係る高耐圧
パワー集積回路の一部のブロック構成および集積回路外
部との接続関係を示している。
【0021】図1において、11は高耐圧パワー集積回
路に内蔵された出力駆動回路、12は集積回路外部の高
電源13から出力スイッチ素子用の電源が印加される第
1の電源端子、14は集積回路外部の負荷10が接続さ
れる出力端子、15は集積回路外部から制御回路用電源
16が印加される第2の電源端子である。
【0022】上記出力駆動回路11は、前記第1の電源
端子12と前記出力端子14との間に接続された出力ス
イッチ素子17と、駆動制御信号入力に応じて前記出力
スイッチ素子17に駆動信号を供給するための駆動回路
18を有する。
【0023】上記駆動回路18は、前記第2の電源端子
15に印加される電源電圧がブートストラップ回路19
により昇圧された電源が動作電源として供給され、基準
電位となるコモン電位が前記出力端子14と同一電位に
設定されており、前記ブートストラップ回路19により
昇圧された電源の電圧幅の間で振幅する駆動制御信号を
出力する。この場合、上記昇圧された電源として、上記
駆動制御信号出力が前記出力スイッチ素子17を十分に
駆動し得る能力を持たせる必要がある。
【0024】前記出力スイッチ素子17は、バイポーラ
トランジスタ、MOSトランジスタ、絶縁ゲート型バイ
ポーラトランジスタ(IGBT)、サイリスタなどが使
用され、例えばモータ駆動用ハーフブリッジ回路の一部
をなし、出力端子14を通して外部負荷10に駆動電流
を供給する。
【0025】図2は、図1の出力駆動回路の変形例を示
している。この出力駆動回路21は、図1に示した出力
駆動回路11と比べて、前記駆動回路18の動作電源と
して、前記出力スイッチ素子用の高電源13とは異なる
外部電源20が供給されており、この電源20は負極側
が前記出力端子14に接続され、フローティング状態に
なっている(つまり、駆動回路18の基準電位となるコ
モン電位が前記出力端子14と同一電位に設定されてい
る)点が異なり、その他は同じであるので図1中と同一
符号を付している。
【0026】図3は、図1の出力駆動回路の他の変形例
を示している。この出力駆動回路31は、図1に示した
出力駆動回路11と比べて、第2の出力スイッチ素子3
2およびこれを駆動するための第2の駆動回路33が付
加されている点が異なり、その他は同じであるので図1
中と同一符号を付している。なお、34は接地端子であ
る。
【0027】上記第2の出力スイッチ素子32は前記出
力端子14と接地ノードの間に接続されている。換言す
れば、第1の電源端子12と接地ノードの間に第1の出
力スイッチ素子(電流吐き出し用のハイサイドスイッ
チ)17および第2の出力スイッチ素子(電流吸い込み
用のローサイドスイッチ)32がトーテムポール接続さ
れ、上記2つの出力スイッチ素子17、32の接続点が
前記出力端子14に接続されている。
【0028】前記第2の駆動回路33は、前記制御回路
用電源16から動作電源が供給され、第2の駆動制御信
号入力に応じて第2の出力スイッチ素子32を駆動す
る。これに対して、前記駆動回路18(第1の駆動回
路)は第1の駆動制御信号入力に応じて前記第1の出力
スイッチ素子17を駆動する。この場合、上記2つの駆
動回路18および33は、前記2つの出力スイッチ素子
17および32が同時にオン状態になることがないよう
に駆動する。
【0029】図4は、図1の出力駆動回路のさらに他の
変形例を示している。この出力駆動回路41は、図3に
示した出力駆動回路31と比べて、前記第1の駆動回路
18の動作電源として図2に示したようなフローティン
グ電源20が使用されている点が異なり、その他は同じ
であるので図3中と同一符号を付している。
【0030】次に、本発明の第1実施例に係る高耐圧パ
ワー集積回路における素子・回路ブロック間分離構造に
ついて説明する。この場合、本発明は、特にハイサイド
スイッチ17用の駆動回路18を改善したものであるの
で、説明の簡単化のために、図2に示した出力駆動回路
を参照しながら説明する。
【0031】図5は、図2に示した出力駆動回路を内蔵
した高耐圧パワー集積回路における素子・回路ブロック
間分離構造の一例を概略的に示す断面図である。図5に
おいて、50は半導体基板であり、例えば2枚の半導体
ウェハが誘電体(例えばSiO2 )51を介して接着さ
れてなる接着ウェハの一部を示している。
【0032】上記接着ウェハの片面側の半導体基板に
は、前記出力駆動回路21およびその他の制御回路が形
成されている。図5中、17aは前記出力スイッチ素子
17の形成領域、18aは前記駆動回路18の形成領
域、52aはその他の制御回路の形成領域、53は上記
各形成領域を互いに仕切る(分離する)ように誘電体
(例えばSiO2 )が埋め込まれて形成された分離領域
を示している。
【0033】なお、13は高電源、14は出力端子、1
6は制御回路用電源、20はフローティング電源であ
る。18bは駆動回路形成領域18aの駆動制御信号入
力線、18cは駆動回路形成領域18aの駆動信号出力
線、54は駆動回路18の基準電位ラインと出力スイッ
チ素子17の一端と出力端子14とを接続する配線を示
している。
【0034】また、上記駆動回路形成領域18aおよび
制御回路形成領域52aは、バイポーラ、CMOS、バ
イCMOS構造などを任意に用いて構成し得る。また、
図5に図示しない他の回路の形成領域相互間は、前記し
たような誘電体分離構造あるいは従来と同様のPN接合
分離構造を使用している。
【0035】図6は、図5に示した分離構造の他の例を
概略的に示す断面図である。図6に示す構造は、図5に
示した構造と比べて、分離領域の形成プロセスおよびそ
の構造が異なり、その他は同じであるので図5中と同一
符号を付している。即ち、前記半導体基板50の分離領
域形成予定領域に断面V字状の溝を形成し、この溝の表
面に誘電体(例えばSiO2 )61を形成した後、上記
溝の内部に例えば多結晶シリコン62を埋め込み形成し
たものである。
【0036】なお、上記したような分離構造を有する半
導体集積回路を形成するためには、接着ウェハ型基板上
に限らず、絶縁基板上に形成された半導体基板(SO
I)上に形成してもよい。
【0037】次に、図2に示した出力駆動回路21の一
具体例について、図7を参照しながら説明する。この出
力駆動回路21において、12は電源端子、13は上記
電源端子12に接続されている集積回路外部の高電源
(例えば100V)、14は出力端子、10は集積回路
外部で前記出力端子14と接地ノードとの間に接続され
ている負荷回路、17は出力スイッチ素子用のNチャネ
ルMOS(NMOS)トランジスタ、18は駆動回路、
20は駆動回路用のフローティング電源、70は前記駆
動回路18に駆動制御信号を供給する制御回路である。
上記出力スイッチ素子17、駆動回路18および制御回
路70はそれぞれ誘電体により分離されている。
【0038】前記駆動回路18は、抵抗72および7
3、PチャネルMOS(PMOS)トランジスタ74お
よびCMOSインバータ回路75を有し、CMOSイン
バータ回路75の出力を前記NMOSトランジスタ17
のゲートに供給する。
【0039】また、前記制御回路70は、前記駆動回路
18の入力ノードと接地ノードとの間に接続されたNM
OSトランジスタ70aからなり、そのゲートに接地ノ
ードを基準電位とする制御信号が入力する。
【0040】なお、上記NMOSトランジスタ70a、
前記抵抗72および73、PMOSトランジスタ74
は、制御信号入力をレベルシフトして前記CMOSイン
バータ回路75に駆動制御信号を供給するためのレベル
シフト回路を形成している。
【0041】次に、図7の出力駆動回路21の動作につ
いて簡単に説明する。いま、制御信号入力が“H”レベ
ルの時、NMOSトランジスタ70aがオン状態にな
り、定電流領域で動作する。これにより、抵抗72に電
流が流れ、電圧降下が生じ、PMOSトランジスタ74
がオン状態になり、CMOSインバータ回路75の入力
ノードの電位は出力端子14の電位から電源20の電圧
分だけ高くなる。これにより、前記PMOSトランジス
タ74がオフ状態になり、CMOSインバータ回路75
のNMOSトランジスタ75bがオン状態になり、出力
スイッチ素子用のNMOSトランジスタ17はオフ状態
になる。
【0042】上記とは逆に、制御信号入力が“L”レベ
ルの時、NMOSトランジスタ70aがオフ状態にな
り、PMOSトランジスタ74がオフ状態になり、CM
OSインバータ回路75の入力ノードの電位は出力端子
14の電位と同じになり、CMOSインバータ回路75
のPMOSトランジスタ75aがオン状態になり、出力
スイッチ素子用のNMOSトランジスタ17はオン状態
になる。
【0043】上記した図7の出力駆動回路21において
は、駆動回路18の基準電位となるコモン電位が出力端
子14と同一電位に設定されており、出力端子14の電
位は接地電位あるいは高電源電位になるので、駆動回路
18として例えば10V以下の低耐圧素子を用いて構成
することが可能になる。
【0044】換言すれば、出力スイッチ素子用のNMO
Sトランジスタ17および制御信号入力用のNMOSト
ランジスタ70aのみ高耐圧素子を用いる必要がある。
即ち、第1実施例に係る高耐圧パワー集積回路によれ
ば、図1乃至図4、図7に示したように、出力駆動回路
11、21、31、41における高耐圧素子の使用数を
最小限に削減でき、チップサイズの増大、チップコスト
の上昇を防止し、回路構成上の制限を極力緩和すること
が可能になる。
【0045】また、図5あるいは図6に示したように、
出力スイッチ素子形成領域17a、駆動回路形成領域1
8a、制御回路形成領域52aをそれぞれ誘電体で囲む
構造の分離領域を設けているので、各領域相互の影響や
寄生素子による影響を軽減することが可能になる。
【0046】この場合、上記駆動回路形成領域17a、
制御回路形成領域52aの全体を誘電体で囲む構造の分
離領域を設けているので、駆動回路17や制御回路の内
部の個々の素子を誘電体で囲む構造よりも、分離領域が
小さくて済み、チップサイズ、チップコストの点で有利
になる。
【0047】図8は、図3に示した出力駆動回路31の
一具体例を示している。この出力駆動回路31におい
て、12は電源端子、13は集積回路外部の高電源、1
4は出力端子、17は第1の出力スイッチ素子用のNP
N型のIGBT、32は第2の出力スイッチ素子用のN
PN型のIGBT、18は第1の駆動回路、33は第2
の駆動回路、16は第2の駆動回路用の電源、81およ
び82は上記電源16の電圧をブートストラップして前
記第1の駆動回路18の動作電源として供給するための
ダイオードおよび容量である。上記第1の駆動回路1
8、第2の駆動回路33は、前記第1のIGBT17、
第2のIGBT32が同時にオン状態になることがない
ように駆動する。
【0048】上記2つのIGBT17および32、2つ
の駆動回路18および33、ダイオード81はそれぞれ
誘電体により分離されている。前記第2の駆動回路33
は、前記第2のIGBT32のゲートに駆動制御信号を
供給すると共に2個のNMOSトランジスタ83aおよ
び83bのゲートに対応して接地ノードを基準電位とす
る第1の制御信号および第2の制御信号を供給する。上
記2個のNMOSトランジスタ83aおよび83bは、
前記第1の駆動回路18の2つの入力ノードと接地ノー
ドとの間にそれぞれ対応して接続されている。
【0049】前記第1の駆動回路18は、第1の組をな
す抵抗R1a、R2a、PMOSトランジスタP1a
と、第2の組をなす抵抗R2b、R2b、PMOSトラ
ンジスタP1bと、第1のナンド回路NA1と、第2の
ナンド回路NA2と、CMOSインバータ回路IVを有
し、上記CMOSインバータ回路IVの出力を前記第1
のIGBT17のゲートに供給する。
【0050】上記第1の組をなす抵抗R1a、R2a、
PMOSトランジスタP1aと前記NMOSトランジス
タ83aは、前記第2の駆動回路33からの第1の制御
信号入力をレベルシフトするための第1のレベルシフト
回路を形成している。
【0051】同様に、前記第2の組をなす抵抗R1b、
R2b、PMOSトランジスタP1bと前記NMOSト
ランジスタ83bは、前記第2の駆動回路33からの第
2の制御信号入力をレベルシフトするための第2のレベ
ルシフト回路を形成している。
【0052】前記第1のナンド回路NA1は、2個のP
MOSトランジスタP2a、P3aと2個のNMOSト
ランジスタN2a、N3aとからなり、前記第2のナン
ド回路NA2は、2個のPMOSトランジスタP2b、
P3bと2個のNMOSトランジスタN2b、N3bと
からなり、上記2つのナンド回路NA1およびNA2
は、R−S型フリップフロップ回路を形成するように接
続されている。
【0053】そして、上記フリップフロップ回路の2つ
の入力として前記第1のレベルシフト回路の出力および
第2のレベルシフト回路の出力が入力し、上記フリップ
フロップ回路の出力(第2のナンド回路NA2の出力)
は前記CMOSインバータ回路IVに駆動制御信号とし
て供給される。
【0054】次に、図8の出力駆動回路の動作について
簡単に説明する。いま、第1の制御信号入力が“L”レ
ベル、第2の制御信号入力が“H”レベルの時、PMO
SトランジスタP1aがオフ状態、PMOSトランジス
タP1bがオン状態になり、第1のレベルシフト回路の
出力ノードが“H”レベル、第2のレベルシフト回路の
出力ノードが“L”レベルになる。これにより、R−S
型フリップフロップ回路はリセットされ、その出力ノー
ドは“L”レベルになり、CMOSインバータ回路IV
のPMOSトランジスタP4がオン状態になり、第1の
IGBT17はオン状態になる。
【0055】上記とは逆に、第1の制御信号入力が
“H”レベル、第2の制御信号入力が“L”レベルの
時、PMOSトランジスタP1aがオン状態、PMOS
トランジスタP1bがオフ状態になり、第1のレベルシ
フト回路の出力ノードが“L”レベル、第2のレベルシ
フト回路の出力ノードが“H”レベルになる。これによ
り、R−S型フリップフロップ回路はセットされ、その
出力ノードは“H”レベルになり、CMOSインバータ
回路IVのNMOSトランジスタN4がオン状態にな
り、第1のIGBT17はオフ状態になる。
【0056】これに対して、第1の制御信号入力および
第2の制御信号入力が共に“H”レベルの時、第1のレ
ベルシフト回路の出力ノードおよび第2のレベルシフト
回路の出力ノードが共に“L”レベルになり、R−S型
フリップフロップ回路の出力は変化せず、CMOSイン
バータ回路IVの出力も変化しない。
【0057】上記した図8の出力駆動回路31において
は、出力スイッチ素子用の2つのIGBT17、32、
制御信号入力用の2つのNMOSトランジスタ83a、
83bおよびブートストラップ用のダイオード81に高
耐圧素子を用いる必要があるが、その他の素子は低耐圧
素子を用いて構成することが可能になる。
【0058】
【発明の効果】上述したように本発明の半導体集積回路
によれば、内蔵する出力駆動回路における高耐圧素子の
使用数を最小限に削減でき、チップサイズの増大、チッ
プコストの上昇を防止し、回路構成上の制限を極力緩和
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る高耐圧パワー集積回
路の一部のブロック構成および集積回路外部との接続関
係を示す回路図。
【図2】図1中の出力駆動回路の変形例を示すブロック
図。
【図3】図1中の出力駆動回路の他の変形例をブロック
図。
【図4】図1中の出力駆動回路のさらに他の変形例を示
すブロック図。
【図5】図2に示した出力駆動回路を内蔵した高耐圧パ
ワー集積回路における素子・回路ブロック間分離構造の
一例を概略的に示す断面図。
【図6】図5に示した分離構造の他の例を概略的に示す
断面図。
【図7】図2に示した出力駆動回路の一具体例を示す回
路図。
【図8】図3に示した出力駆動回路の一具体例を示す回
路図。
【図9】従来の高耐圧パワー集積回路に内蔵された出力
駆動回路の一例を示す回路図。
【図10】従来の出力駆動回路の他の例を示を示す回路
図。
【図11】図10の出力駆動回路の変形例を示す回路
図。
【図12】従来の出力駆動回路を内蔵した高耐圧パワー
集積回路における分離構造の一例を概略的に示す断面
図。
【符号の説明】
10…外部負荷、11、21、31、41…出力駆動回
路、12…第1の電源端子、13…高電源、14…出力
端子、15…第2の電源端子、16…制御回路用電源、
17…第1の出力スイッチ素子、18…第1の駆動回
路、19…ブートストラップ回路、20…フローティン
グ電源、32…第2の出力スイッチ素子、33…第2の
駆動回路、34…接地端子、50…半導体基板、51…
誘電体、17a…出力スイッチ素子形成領域、18a…
駆動回路形成領域、52a…制御回路形成領域、53…
誘電体分離領域、54…配線、61…誘電体、62…多
結晶シリコン、70…制御回路、70a…NMOSトラ
ンジスタ、72、73…抵抗、74…PMOSトランジ
スタ、75…CMOSインバータ回路、75a…PMO
Sトランジスタ、75b…NMOSトランジスタ、81
…ブートストラップ用のダイオード、82…ブートスト
ラップ用の容量。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/695

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路外部の高電源から電源が印加さ
    れる電源端子と、 集積回路外部の負荷が接続される出力端子と、 前記電源端子と前記出力端子との間に接続された第1の
    出力スイッチ素子と、 第1の駆動制御信号入力に応じて上記第1の出力スイッ
    チ素子に駆動信号を供給する第1の駆動回路とを具備
    し、 上記第1の駆動回路の基準電位となるコモン電位が前記
    出力端子と同一電位に設定されていることを特徴とする
    半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、 前記第1の出力スイッチ素子の形成領域および前記第1
    の駆動回路の形成領域は、それぞれ他の回路の形成領域
    との間が誘電体により仕切られていることを特徴とする
    半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体集積回路におい
    て、 さらに、前記第1の駆動制御信号入力を供給するための
    制御回路を具備し、 この制御回路の形成領域と他の回路の形成領域との間が
    誘電体により仕切られていることを特徴とする半導体集
    積回路。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導
    体集積回路において、 前記第1の駆動回路は、集積回路の電源電圧がブートス
    トラップ回路により昇圧された電源が動作電源として供
    給される、あるいは前記高電源とは異なる外部電源が動
    作電源が供給されることを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、 前記出力端子と接地ノードとの間に接続された第2の出
    力スイッチ素子と、 第2の駆動制御信号入力に応じて上記第2の出力スイッ
    チ素子に駆動信号を供給する第2の駆動回路とをさらに
    具備することを特徴とする半導体集積回路。
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